JP4811039B2 - 音声切換装置 - Google Patents

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本発明は、集合住宅のインターホンシステムなどに用いられる拡声通話端末において使用される音声切換装置に関するものである。
従来より、通話時にハンドセットを持つ必要がなく、通話端末から離れた通話者に対して相手側の通話端末から伝送されてくる音声信号をスピーカにより送出し、かつ、上記通話者の発する音声をマイクロホンにより集音して相手側通話端末へ伝送することで半二重通話を可能とする拡声通話システムが提供されている。このような拡声通話システムにおいては、その構成要素であるスピーカ−マイクロホン間の音響結合や、音声信号の伝送路が2線の形態で構成される場合に必要となる2線−4線変換ハイブリッド回路におけるインピーダンスの不整合により生じる送話信号路から受話信号路への回り込み、及び相手側の通話端末におけるスピーカ−マイクロホン間の音響結合等によって通話路上に閉ループが形成され、この閉ループの一巡利得が1倍以上になるとハウリングが生じ、ハウリングが生じた場合には通話を継続することができないため、これを抑圧する手段が必要となる。
そこで従来は、送話信号及び受話信号を監視することにより通話状態が受話状態または送話状態の何れであるかを判別し、判別された通話状態に応じて送話信号路又は受話信号路の少なくとも一方に損失を挿入することにより、閉ループの一巡利得を低減させてハウリングを防止する音声切換装置(いわゆる音声スイッチ)が拡声通話端末に広く用いられてきた。音声切換装置の基本的な動作は、送話信号及び受話信号のパワーを推定し、これらの大小関係を比較して瞬時パワーの小さい側に対して所定量の損失を挿入するというものである。
図4は特許文献1に開示されている従来の音声切換装置を示すブロック図である。この従来例は、拡声通話端末のマイクロホン(図示せず)で集音する送話信号を回線へ伝送するための送話側信号経路L1に損失を挿入する送話側損失挿入手段1と、回線から受信した受話信号を拡声通話端末のスピーカ(図示せず)へ伝送するための受話側信号経路L2に損失を挿入する受話側損失挿入手段2と、送話側損失挿入手段1に入力される送話信号を取り出して増幅する送話偏重モード設定用増幅器6と、受話側損失挿入手段2に入力される受話信号を取り出して増幅する受話偏重モード設定用増幅器7と、送話偏重モード設定用増幅器6並びに受話偏重モード設定用増幅器7で増幅された送話信号及び受話信号に基づいて通話モードを推定するとともに該推定結果に応じて送話側損失挿入手段1並びに受話側損失挿入手段2が各経路L1,L2に挿入する損失量を制御して通話モードを送話モード、受話モード並びに中立モードに切り換える挿入損失量制御手段3と、送話信号に含まれる近端側の雑音パワーを推定する近端側背景雑音パワー推定手段4と、受話信号に含まれる遠端側の雑音パワーを推定する遠端側背景雑音パワー推定手段5と、遠端側背景雑音パワー並びに近端側背景雑音パワーの各推定値PFn,PNnに応じて送話偏重モード設定用増幅器6並びに受話偏重モード設定用増幅器7の各利得を調整する偏重モード制御手段8’とを備えている。
遠端側背景雑音パワー推定手段5並びに近端側背景雑音パワー推定手段4は、何れも立ち上がりが緩やかであり且つ立ち下がりが急峻な特性をもつ積分回路又はデジタルフィルタ等によって実現され、遠端側背景雑音パワー推定手段5では受話信号中に定常的に存在する暗騒音(背景雑音)パワーを推定し、近端側背景雑音パワー推定手段4では送話信号中に定常的に存在する雑音パワーを推定する。
偏重モード制御手段8’は、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnが近端側背景雑音パワーの推定値PNnよりも充分に大きい値であれば(PFn≫PNn)、送話偏重モード設定用増幅器6の利得GTをG(>0)[dB]、受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRを0[dB]とすることで通話モードを送話偏重モードに設定し、近端側背景雑音パワーの推定値PNnが遠端側背景雑音パワーの推定値PFnよりも充分に大きい値であれば(PNn≫PFn)、受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRをG[dB]、送話偏重モード設定用増幅器6の利得GTを0[dB]とすることで通話モードを受話偏重モードに設定し、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnと近端側背景雑音パワーの推定値PNnの差が充分に大きい値でなければ、受話偏重モード設定用増幅器7並びに送話偏重モード設定用増幅器6の各利得GR,GTを0[dB]として中立モードに設定する。
すなわち、遠端側の背景雑音レベルと近端側の背景雑音レベルとの差が大きい場合、送話信号及び受話信号を監視して通話状態を推定する挿入損失量制御手段3では、例えば遠端側の背景雑音レベルが大きい状況においては常に受話状態と判定し、近端側の背景雑音レベルが大きい状況においては常に送話状態と判定してしまい、実際の通話状態に関係なく、受話状態又は送話状態の何れか一方に通話状態を固定してしまう現象(所謂片倒れ)が生じることがある。
これに対して上記従来例では、上述のように偏重モード制御手段8’が遠端側背景雑音パワーの推定値PFnと近端側背景雑音パワーの推定値PNnを比較し、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnの方が充分に大きい場合は挿入損失量制御手段3で監視する送話信号を送話偏重モード設定用増幅器6で利得G[dB]だけ増幅することにより、挿入損失量制御手段3が送話状態と判定し易い状態(送話偏重モード)に設定し、反対に近端側背景雑音パワーの推定値PNnの方が充分に大きい場合は挿入損失量制御手段3で監視する受話信号を受話偏重モード設定用増幅器7で利得G[dB]だけ増幅することにより、挿入損失量制御手段3が受話状態と判定し易い状態(受話偏重モード)に設定することにより、上記片倒れを抑制して良好な切換特性を得ることができるようになっている。
しかしながら、上記特許文献1に記載されている従来例において、例えば送話偏重モードのときには送話偏重モード設定用増幅器6の利得を増大させているために所謂受話ブロッキングが生じ易くなり、あるいは受話偏重モードのときには受話偏重モード設定用増幅器7の利得を増大させているために所謂送話ブロッキングが生じ易くなってしまう。ここで受話ブロッキングとは、近端側が無音の状態で遠端側より音声が入力されたときに、近端側のスピーカ−マイクロホン間の音響結合によって生じる音響エコー信号の送話偏重モード設定用増幅器6の出力点におけるパワーレベルが、原信号(受話信号)の受話偏重モード設定用増幅器7の出力点におけるパワーレベルよりも大きくなって音声切換装置が送話状態に切り換わってしまうことにより、遠端側から入力された音声が近端側で受聴できなくなる現象を言う。また送話ブロッキングとは、遠端側が無音の状態で近端側より音声が入力されたときに、遠端側における音響結合又は伝送処理手段における信号の回り込みによって生じる回線エコー信号の受話偏重モード設定用増幅器の出力点におけるパワーレベルが、原信号(送話信号)の送話偏重モード設定用増幅器の出力点におけるパワーレベルよりも大きくなって音声切換装置が受話状態に切り換わってしまうことにより、近端側から入力された音声が遠端側で受聴できなくなる現象を言う。
これに対して、偏重モード制御手段8’が遠端側背景雑音パワーの推定値PFnと近端側背景雑音パワーの推定値PNnの差だけでなく、音響側帰還利得並びに回線側帰還利得の各推定値も考慮して送話偏重モード、受話偏重モード、中立モードに設定することにより、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnと近端側背景雑音パワーの推定値PNnの差が充分に大きい状況が一定時間以上継続しても、音響側帰還利得の推定値が所定値を上回ったり、回線側帰還利得の推定値が所定値を上回るときには送話偏重モードや受話偏重モードに移行しないようにして、送話ブロッキング及び受話ブロッキングを生じることなく、片倒れを防止したものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−359580公報(段落0081−段落0085、第21図) 特開2003−324369公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された従来例においても、例えば、近端側の背景雑音が非常に少ない場合に遠端側の僅かな背景雑音によって偏重モード制御手段8’が送話偏重モードに設定してしまい、その結果、受話ブロッキングが生じるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、片倒れ並びに送話ブロッキング及び受話ブロッキングを確実に防止することができる音声切換装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、マイクロホン及びスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に有線で接続される拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、前記マイクロホンで集音する送話信号を回線へ伝送するための送話側信号経路に損失を挿入する送話側損失挿入手段と、回線から受信した受話信号を前記スピーカへ伝送するための受話側信号経路に損失を挿入する受話側損失挿入手段と、前記送話側損失挿入手段に入力される送話信号を取り出して増幅する送話偏重モード設定用増幅手段と、前記受話側損失挿入手段に入力される受話信号を取り出して増幅する受話偏重モード設定用増幅手段と、前記送話偏重モード設定用増幅手段並びに受話偏重モード設定用増幅手段で増幅された送話信号及び受話信号に基づいて通話モードを推定するとともに該推定結果に応じて前記送話側損失挿入手段並びに受話側損失挿入手段が前記経路に挿入する損失量を制御して前記通話モードを送話モードと受話モードに切り換える挿入損失量制御手段と、送話信号に含まれる近端側の雑音パワーを推定する近端側背景雑音パワー推定手段と、受話信号に含まれる遠端側の雑音パワーを推定する遠端側背景雑音パワー推定手段と、遠端側背景雑音パワー並びに近端側背景雑音パワーの各推定値に応じて前記送話偏重モード設定用増幅手段並びに受話偏重モード設定用増幅手段の各利得を調整する偏重モード制御手段とを備え、前記挿入損失量制御手段が、前記送話側損失挿入手段への入力信号の瞬時パワーを推定する第1の瞬時パワー推定部と、前記受話側損失挿入手段への入力信号の瞬時パワーを推定する第2の瞬時パワー推定部と、前記送話側損失挿入手段への入力点から前記送話側損失挿入手段並びに回線側での回り込みを経て前記受話側損失挿入手段への入力点へ帰還する系の利得に応じて決定される値を係数にもつ回線帰還利得乗算部と、前記受話側損失挿入手段への入力点から前記受話側損失挿入手段並びに音響側での回り込みを経て前記送話側損失挿入手段への入力点へ到る経路の利得に応じて決定される値を係数にもつ音響帰還利得乗算部と、第2の瞬時パワー推定部の出力信号を音響帰還利得乗算部へ入力して得られる出力信号と第1の瞬時パワー推定部の出力信号との大小関係を比較する第1の比較器と、第1の瞬時パワー推定部の出力信号を回線帰還利得乗算部へ入力して得られる出力信号と第2の瞬時パワー推定部の出力信号との大小関係を比較する第2の比較器と、送話信号の音声区間を検出する送話信号音声区間検出部と、受話信号の音声区間を検出する受話信号音声区間検出部と、第1の比較器及び第2の比較器の比較結果と送話信号音声区間検出部及び受話信号音声区間検出部の検出結果とに基づいて通話状態を判定し送話側損失挿入手段及び受話側損失挿入手段の挿入損失量を制御する挿入損失量分配処理部とを具備し、前記偏重モード制御手段は、遠端側背景雑音パワーの推定値が近端側背景雑音パワーの推定値よりも大きく且つ前記受話信号音声区間検出部によって音声区間が検出されず、近端側背景雑音パワーの推定値が所定値よりも大きい状態が一定時間以上継続すれば送話偏重モード設定用増幅手段の利得を受話偏重モード設定用増幅手段の利得よりも増大させて送話偏重モードに設定し、近端側背景雑音パワーの推定値が遠端側背景雑音パワーの推定値よりも大きく且つ前記送話信号音声区間検出部によって音声区間が検出されない状態が一定時間以上継続すれば受話偏重モード設定用増幅手段の利得を送話偏重モード設定用増幅手段の利得よりも増大させて受話偏重モードに設定し、前記何れの条件も満たされない場合に受話偏重モード設定用増幅手段並びに送話偏重モード設定用増幅手段で受話信号及び送話信号を増幅しないことにより中立モードに設定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記受話側損失挿入手段の出力点から近端側の音響エコー経路を介して前記送話側損失挿入手段の入力点へ帰還する経路の音響側帰還利得を推定する音響側帰還利得推定手段を備え、前記偏重モード制御手段は、音響側帰還利得の推定値が所定のしきい値未満でなければ送話偏重モードに移行しないことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記偏重モード制御手段は、受話偏重モード設定用増幅手段並びに送話偏重モード設定用増幅手段の各利得を近端側背景雑音パワー並びに遠端側背景雑音パワーの推定値に応じて段階的に増減させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記偏重モード制御手段が、遠端側背景雑音パワーの推定値が近端側背景雑音パワーの推定値よりも大きく且つ前記受話信号音声区間検出部によって音声区間が検出されず、近端側背景雑音パワーの推定値が所定値よりも大きい状態が一定時間以上継続すれば送話偏重モード設定用増幅手段の利得を受話偏重モード設定用増幅手段の利得よりも増大させて送話偏重モードに設定することにより、例えば、近端側の背景雑音が非常に少ない場合に遠端側の僅かな背景雑音によって送話偏重モードに設定されることがないから、片倒れ並びに送話ブロッキング及び受話ブロッキングを確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、偏重モード制御手段が、音響側帰還利得の推定値が所定のしきい値未満でなければ送話偏重モードに移行しないことにより、受話ブロッキングをより確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、背景雑音パワーの大きさに応じた快適な通話が行える。
本実施形態は、基本的な構成が従来例と共通であるから共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図1に示すように送話側損失挿入手段1への入力信号の瞬時パワーを推定する第1の瞬時パワー推定部31と、受話側損失挿入手段2への入力信号の瞬時パワーを推定する第2の瞬時パワー推定部32と、送話側損失挿入手段1への入力点から送話側損失挿入手段1並びに回線側での回り込みを経て受話側損失挿入手段2への入力点へ帰還する系の利得に応じて決定される値を係数にもつ回線帰還利得乗算部33と、受話側損失挿入手段2への入力点から受話側損失挿入手段2並びに音響側での回り込みを経て送話側損失挿入手段1への入力点へ到る経路の利得に応じて決定される値を係数にもつ音響帰還利得乗算部34と、第2の瞬時パワー推定部32の出力信号を音響帰還利得乗算部34へ入力して得られる出力信号と第1の瞬時パワー推定部31の出力信号との大小関係を比較する第1の比較器35と、第1の瞬時パワー推定部31の出力信号を回線帰還利得乗算部33へ入力して得られる出力信号と第2の瞬時パワー推定部32の出力信号との大小関係を比較する第2の比較器36と、送話信号の音声区間を検出する送話信号音声区間検出部37と、受話信号の音声区間を検出する受話信号音声区間検出部38と、受話側損失挿入手段2の出力点から近端側の音響エコー経路を介して送話側損失挿入手段1の入力点へ帰還する経路の音響側帰還利得αを推定する音響側帰還利得推定手段11と、第1の比較器35及び第2の比較器36の比較結果と送話信号音声区間検出部37及び受話信号音声区間検出部38の検出結果とに基づいて通話状態を判定し送話側損失挿入手段1及び受話側損失挿入手段2の挿入損失量を制御する挿入損失量分配処理部30とを挿入損失量制御手段3が具備し、偏重モード制御手段8は、遠端側背景雑音パワーの推定値が近端側背景雑音パワーの推定値よりも大きく且つ送話信号音声区間検出部37によって音声区間が検出されず、近端側背景雑音パワーの推定値が所定値よりも大きい状態が一定時間以上継続すれば送話偏重モード設定用増幅器6の利得GTを受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRよりも増大させて送話偏重モードに設定し、近端側背景雑音パワーの推定値が遠端側背景雑音パワーの推定値よりも大きく且つ受話信号音声区間検出部38によって音声区間が検出されない状態が一定時間以上継続すれば受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRを送話偏重モード設定用増幅器6の利得GTよりも増大させて受話偏重モードに設定し、前記何れの条件も満たされない場合に送話偏重モード設定用増幅器6及び受話偏重モード設定用増幅器7の各利得GT,GRをほぼ等しくする(例えば、0[dB]とする)中立モードに設定する点に特徴がある。
第1の比較器35では、第1の瞬時パワー推定部31からの出力信号と第2の瞬時パワー推定部32からの出力信号(第1の瞬時パワー推定値)を音響帰還利得乗算手段34へ入力して得られる出力信号とを比較しており、瞬時パワーの推定値が音響帰還利得乗算手段34の出力信号以上の場合に出力信号C1が1となり、瞬時パワーの推定値が音響帰還利得乗算手段34の出力信号未満の場合に出力信号C1が0となる。また、第2の比較器36では、第1の瞬時パワー推定部31の出力信号を回線帰還利得乗算手段33へ入力して得られる出力信号と第2の瞬時パワー推定部32の出力信号(第2の瞬時パワー推定値)とを比較しており、回線側帰還利得乗算手段33の出力信号が第2の瞬時パワー推定値以上の場合に出力信号C2が1となり、回線側帰還利得乗算手段33の出力信号が第2の瞬時パワー推定値未満の場合に出力信号C2が0となる。
第1及び第2の瞬時パワー推定部31,32は、立ち上がりが急峻であり且つ立ち下がりが緩やかな特性をもつ積分回路又はデジタルフィルタによって実現され、それぞれ送話側損失挿入手段1への入力信号及び受話側損失挿入手段2への入力信号をそれぞれ送話偏重モード設定用増幅器6並びに受話偏重モード設定用増幅器7で増幅した信号の瞬時パワーを推定するものである。
図2は送話信号音声区間検出部37及び受話信号音声区間検出部38の具体構成を示すブロック図である。送話信号音声区間検出部37は、送話信号(受話信号音声区間検出部38においては受話信号、以下かっこ内は受話信号音声区間検出部38の場合を表す)を参照して近端側(遠端側)における背景雑音レベルを推定する背景雑音パワー推定部37a(38a)と、第1の瞬時パワー推定部31(32)で推定される瞬時パワー推定値Ps並びに背景雑音パワー推定部37a(38a)で推定される背景雑音パワー推定値Pnに基づいて送話側又は受話側の損失挿入手段1,2への入力信号(以下、これらを総称して「参照信号」と呼ぶ)inが音声信号であるか非音声信号であるかを判定し、音声信号と判定した場合には判定結果(判定フラグ)SDF1(SDF2)を1とし、非音声信号と判定した場合には判定結果SDF1(SDF2)を0とするとともに、判定結果SDF1(SDF2)が更新されるまで前回の判定結果SDF1(SDF2)を保持する音声/非音声判定部37b(38b)とを具備する。なお、背景雑音パワー推定部37a(38a)は、立ち上がりが緩やかであり、且つ立ち下がりが急峻な特性をもつ積分回路又はデジタルフィルタによって構成され、参照信号inを参照して逐次背景雑音パワー推定値Pnを更新し、更新するまでは前の推定値Pnを保持している。
一方音声/非音声判定部37b(38b)は、例えば、第1の瞬時パワー推定部31(32)から出力される瞬時パワー推定値Psを所定のしきい値Ps0と比較し、瞬時パワー推定値Psと背景雑音パワー推定部37a(38a)から出力される背景雑音パワー推定値Pnとの比Ps/Pnを所定のしきい値δと比較するとともに、瞬時パワー推定値Psがしきい値Ps0よりも大きく(Ps>Ps0)、且つ前記比Ps/Pnがしきい値δよりも大きい(Ps/Pn>δ)場合に音声信号と判定して判定結果SDF1(SDF2)を1とし、その他の場合に非音声信号と判定して判定結果SDF1(SDF2)を0とする。ここで、しきい値Ps0は音声信号の最小レベルを規定するしきい値であり、しきい値δは音声信号レベルと背景雑音レベルとの最小比を規定するしきい値である。
音響側帰還利得推定手段11は、送話側損失挿入手段1の入力信号(送話信号)の短時間における時間平均パワーを推定するとともに、受話側損失挿入手段2の入力信号(受話信号)の短時間における時間平均パワーを推定し、さらに音響側帰還経路HACにて想定される最大遅延時間において受話側損失挿入手段2の出力信号の時間平均パワーの推定値の最小値を求め、この最小値で送話側損失挿入手段1の入力信号の時間平均パワーの推定値を除算した値を音響側帰還利得αの推定値|α’|としている。
本実施形態における挿入損失量分配処理部30では、第1及び第2の比較器35,36の比較結果C1,C2と送話信号音声区間検出部37及び受話信号音声区間検出部38の検出結果SDF1,SDF2を参照して通話状態を判定し、送話側損失挿入手段1及び受話側損失挿入手段2の挿入損失量を決定する。すなわち、挿入損失量分配処理部30では上記4つの2値信号C1,C2,SDF1,SDF2を参照して通話状態を判定し、送話側損失挿入手段1及び受話側損失挿入手段2の挿入損失量を決定する。ここで、C1=C2=1且つSDF1=1の場合は送話モード、C1=C2=0且つSDF2=1の場合は受話モード、C1≠C2且つSDF1及びSDF2が共に0ではない場合は高速アイドルモード、その他の状態では緩速アイドルモードと判定し、判定結果が送話モードのときには送話側損失挿入手段1の挿入損失量を最小値、受話側損失挿入手段2の挿入損失量を最大値に設定し、判定結果が受話モードのときには送話側損失挿入手段1の挿入損失量を最大値、受話側損失挿入手段2の挿入損失量を最小値に設定し、判定結果が高速アイドルモードのときには短い遷移時間で送話側損失挿入手段1並びに受話側損失挿入手段2の挿入損失量を互いに等しくするとともに、判定結果が緩速アイドルモードのときには長い遷移時間で送話側損失挿入手段1並びに受話側損失挿入手段2の挿入損失量を互いに等しくする。
本実施形態における偏重モード制御手段8は、図3に示すように遠端側背景雑音パワーの推定値PFnと所定の第1の雑音パワー比係数X1との積を求める乗算器82と、この積と近端側背景雑音パワーの推定値PNnとを比較する第1のコンパレータ81と、送話信号音声区間検出部37の検出結果SDF1を反転するインバータ83と、第1のコンパレータ81の比較結果とインバータ83で反転された検出結果SDF1の論理積iを求めるアンドゲート84と、この論理積iが1のときにインクリメントされるとともに0のときにリセットされるカウンタからなる計時手段85と、計時手段85によって計時される継続時間(カウント値)T’と第1の所定時間T1を比較する第2のコンパレータ86と、近端側背景雑音パワーの推定値PNnと所定の第2の雑音パワー比係数X2との積を求める乗算器82’と、この積と遠端側背景雑音パワーの推定値PFnとを比較する第3のコンパレータ81’と、受話信号音声区間検出部38の検出結果SDF2を反転するインバータ83’と、第3のコンパレータ81’の比較結果とインバータ83’で反転された検出結果SDF2の論理積i’を求めるアンドゲート84’と、この論理積i’が1のときにインクリメントされるとともに0のときにリセットされるカウンタからなる計時手段85’と、計時手段85’による計時時間(カウント値)T”と第2の所定時間T2を比較する第4のコンパレータ86’と、第2のコンパレータ86の比較結果Z並びに第4のコンパレータ86’の比較結果Z’に応じて送話偏重モード設定用増幅器6の利得GT及び受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRをそれぞれG[dB]又は0[dB]に設定する利得設定部87とを具備する。
偏重モード制御手段8の動作を具体的に説明する。まず、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnと第1の雑音パワー比係数X1の積と近端側背景雑音パワーの推定値PNnとが第1のコンパレータ81において比較され、PFn×X1<PNnのときに1、PFn×X1≧PNnのときに0の比較結果がアンドゲート84に出力される。そして、近端側背景雑音パワーの推定値PNnが前記積よりも大きい値であり、且つ送話信号音声区間検出部37により音声区間が検出されていない場合にのみアンドゲート84の出力(論理積)iが1となり、計時手段85における継続時間T’がインクリメントされ、近端側背景雑音パワーの推定値PNnが前記積以下になるか、あるいは送話信号音声区間検出部37により音声区間が検出されるか、何れかの条件が成立するとアンドゲート84の出力iが0となって計時手段85における継続時間T’がリセットされる。計時手段85による継続時間T’は第2のコンパレータ86にて第1の所定時間T1と比較されており、継続時間T’が第1の所定時間T1を超えたときに第2のコンパレータ86の出力(比較結果)Zが1となり、継続時間T’が第1の所定時間T1を超えなければ出力Zは0となる。
一方、近端側背景雑音パワーの推定値PNnと第2の雑音パワー比係数X2の積と遠端側背景雑音パワーの推定値PFnとが第3のコンパレータ81’において比較され、PNn×X2<PFnのときに1、PNn×X2≧PFnのときに0の比較結果がアンドゲート84’に出力される。そして、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnが前記積よりも大きい値であり、且つ受話信号音声区間検出部38により音声区間が検出されていない場合にのみアンドゲート84’の出力(論理積)i’が1となり、計時手段85’における継続時間T”がインクリメントされ、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnが前記積よりも大きくなくなるか、あるいは受話信号音声区間検出部38により音声区間が検出されるか、何れかの条件が成立するとアンドゲート84’の出力i’が0となって計時手段85’における継続時間T”がリセットされる。計時手段85’による継続時間T”は第4のコンパレータ86’にて第2の所定時間T2と比較されており、継続時間T”が第2の所定時間T2を超えたときに第4のコンパレータ86’の出力(比較結果)Z’が1となり、継続時間T”が第2の所定時間T2を超えなければ出力Z’は0となる。
そして、第2のコンパレータ86の出力Zが1且つ第4のコンパレータ86’の出力Z’が0の場合に利得設定部87が送話偏重モード設定用増幅器6の利得GTを0[dB]、受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRをG[dB]に設定することで受話偏重モードに設定される。また、第2のコンパレータ86の出力Zが0且つ第4のコンパレータ86’の出力Z’が1の場合に利得設定部87’が送話偏重モード設定用増幅器6の利得GTをG[dB]、受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRを0[dB]に設定することで送話偏重モードに設定される。さらに、第2のコンパレータ86の出力Z並びに第4のコンパレータ86’の出力Z’がともに0の場合に利得設定部87が送話偏重モード設定用増幅器6の利得GT及び受話偏重モード設定用増幅器7の利得GRを何れも0[dB]に設定することで中立モードに設定される。
ここで、近端側背景雑音パワーの推定値PNnが非常に小さい場合、遠端側背景雑音パワーの推定値PFnが相当に小さいときでも遠端側のごく僅かな騒音によって送話偏重モードに設定されてしまうために受話ブロッキングが生じ易くなる。
そこで本実施形態における偏重モード制御手段8は、近端側背景雑音パワーの推定値PNnが所定値よりも大きい場合にのみ、第1のコンパレータ81による比較演算を実行している。すなわち、近端側背景雑音パワーの推定値PNnが所定値よりも大きければ、上述のように遠端側背景雑音パワーの推定値PFnが相当に小さいときに送話偏重モードに設定され難くなり、受話ブロッキングの発生を防止することができるものである。なお、送話偏重モードに設定されている場合、音響側帰還利得αが大きくなるにつれて受話ブロッキングが生じやすくなるので、本実施形態の偏重モード制御手段8では、近端側背景雑音パワーの推定値PNnが所定値よりも大きく且つ音響側帰還利得αの推定値|α’|が所定のしきい値α0未満となる場合のみ、偏重モード制御手段8が第1のコンパレータ81による比較演算を実行している。
ところで、偏重モード制御手段8が中立モードから送話偏重モードあるいは受話偏重モードに切り換える場合に、受話偏重モード設定用増幅器7並びに送話偏重モード設定用増幅器6の各利得GR、GTを近端側背景雑音パワー並びに遠端側背景雑音パワーの推定値PNn,PFnに応じて段階的に増減させるようにしてもよい。例えば、利得GTを2段階に増減させるとすると、偏重モード制御手段8は、中立モードにおいては近端側背景雑音パワーの推定値PNnがPNn>W1のときにGT=G1[dB]、さらにGT=G1に設定されているときに近端側背景雑音パワーの推定値PNnがPNn>W2(>W1)となればGT=G2(>G1)[dB]、またGT=G2に設定されているときに近端側背景雑音パワーの推定値PNnがPNn<W2となればGT=G1[dB]、さらにGT=G1に設定されているときに近端側背景雑音パワーの推定値PNnがPNn<W1となればGT=0[dB]、となるように送話偏重モード設定用増幅器6の利得Gを増減する。なお、中立モードから受話偏重モードに切り換える場合も同様である。このように送話偏重モード設定用増幅器6並びに受話偏重モード設定用増幅器7の利得GT,GRを段階的に増減すれば、背景雑音パワーの大きさに応じた快適な通話が行える。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 同上における送話信号音声区間検出手段のブロック図である。 同上における偏重モード制御手段のブロック図である。 従来例を示すブロック図である。
符号の説明
1 送話側損失挿入手段
2 受話側損失挿入手段
3 挿入損失量制御手段
4 近端側背景雑音パワー推定手段
5 遠端側背景雑音パワー推定手段
6 送話偏重モード設定用増幅器
7 受話偏重モード設定用増幅器
8 偏重モード制御手段

Claims (3)

  1. マイクロホン及びスピーカを有する拡声通話端末が他の通話端末又は拡声通話端末に有線で接続される拡声通話系の前記拡声通話端末に用いられ、
    前記マイクロホンで集音する送話信号を回線へ伝送するための送話側信号経路に損失を挿入する送話側損失挿入手段と、回線から受信した受話信号を前記スピーカへ伝送するための受話側信号経路に損失を挿入する受話側損失挿入手段と、前記送話側損失挿入手段に入力される送話信号を取り出して増幅する送話偏重モード設定用増幅手段と、前記受話側損失挿入手段に入力される受話信号を取り出して増幅する受話偏重モード設定用増幅手段と、前記送話偏重モード設定用増幅手段並びに受話偏重モード設定用増幅手段で増幅された送話信号及び受話信号に基づいて通話モードを推定するとともに該推定結果に応じて前記送話側損失挿入手段並びに受話側損失挿入手段が前記経路に挿入する損失量を制御して前記通話モードを送話モードと受話モードに切り換える挿入損失量制御手段と、送話信号に含まれる近端側の雑音パワーを推定する近端側背景雑音パワー推定手段と、受話信号に含まれる遠端側の雑音パワーを推定する遠端側背景雑音パワー推定手段と、遠端側背景雑音パワー並びに近端側背景雑音パワーの各推定値に応じて前記送話偏重モード設定用増幅手段並びに受話偏重モード設定用増幅手段の各利得を調整する偏重モード制御手段とを備え、
    前記挿入損失量制御手段が、前記送話側損失挿入手段への入力信号の瞬時パワーを推定する第1の瞬時パワー推定部と、前記受話側損失挿入手段への入力信号の瞬時パワーを推定する第2の瞬時パワー推定部と、前記送話側損失挿入手段への入力点から前記送話側損失挿入手段並びに回線側での回り込みを経て前記受話側損失挿入手段への入力点へ帰還する系の利得に応じて決定される値を係数にもつ回線帰還利得乗算部と、前記受話側損失挿入手段への入力点から前記受話側損失挿入手段並びに音響側での回り込みを経て前記送話側損失挿入手段への入力点へ到る経路の利得に応じて決定される値を係数にもつ音響帰還利得乗算部と、第2の瞬時パワー推定部の出力信号を音響帰還利得乗算部へ入力して得られる出力信号と第1の瞬時パワー推定部の出力信号との大小関係を比較する第1の比較器と、第1の瞬時パワー推定部の出力信号を回線帰還利得乗算部へ入力して得られる出力信号と第2の瞬時パワー推定部の出力信号との大小関係を比較する第2の比較器と、送話信号の音声区間を検出する送話信号音声区間検出部と、受話信号の音声区間を検出する受話信号音声区間検出部と、第1の比較器及び第2の比較器の比較結果と送話信号音声区間検出部及び受話信号音声区間検出部の検出結果とに基づいて通話状態を判定し送話側損失挿入手段及び受話側損失挿入手段の挿入損失量を制御する挿入損失量分配処理部とを具備し、
    前記偏重モード制御手段は、遠端側背景雑音パワーの推定値が近端側背景雑音パワーの推定値よりも大きく且つ前記受話信号音声区間検出部によって音声区間が検出されず、近端側背景雑音パワーの推定値が所定値よりも大きい状態が一定時間以上継続すれば送話偏重モード設定用増幅手段の利得を受話偏重モード設定用増幅手段の利得よりも増大させて送話偏重モードに設定し、近端側背景雑音パワーの推定値が遠端側背景雑音パワーの推定値よりも大きく且つ前記送話信号音声区間検出部によって音声区間が検出されない状態が一定時間以上継続すれば受話偏重モード設定用増幅手段の利得を送話偏重モード設定用増幅手段の利得よりも増大させて受話偏重モードに設定し、前記何れの条件も満たされない場合に受話偏重モード設定用増幅手段並びに送話偏重モード設定用増幅手段で受話信号及び送話信号を増幅しないことにより中立モードに設定することを特徴とする音声切換装置。
  2. 前記受話側損失挿入手段の出力点から近端側の音響エコー経路を介して前記送話側損失挿入手段の入力点へ帰還する経路の音響側帰還利得を推定する音響側帰還利得推定手段を備え、前記偏重モード制御手段は、音響側帰還利得の推定値が所定のしきい値未満でなければ送話偏重モードに移行しないことを特徴とする請求項1記載の音声切換装置。
  3. 前記偏重モード制御手段は、受話偏重モード設定用増幅手段並びに送話偏重モード設定用増幅手段の各利得を近端側背景雑音パワー並びに遠端側背景雑音パワーの推定値に応じて段階的に増減させることを特徴とする請求項1又は2記載の音声切換装置。
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