JP4811009B2 - 液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置 - Google Patents

液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4811009B2
JP4811009B2 JP2005357776A JP2005357776A JP4811009B2 JP 4811009 B2 JP4811009 B2 JP 4811009B2 JP 2005357776 A JP2005357776 A JP 2005357776A JP 2005357776 A JP2005357776 A JP 2005357776A JP 4811009 B2 JP4811009 B2 JP 4811009B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
power supply
unit
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005357776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007164349A (ja
Inventor
直樹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005357776A priority Critical patent/JP4811009B2/ja
Publication of JP2007164349A publication Critical patent/JP2007164349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4811009B2 publication Critical patent/JP4811009B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置に関する。
液晶表示部は、電源がオフされる際に、所定の手順に従って電力の供給を遮断するための処理を行う必要がある。これは、液晶表示部への電力供給を直ちに断ち切った場合に、液晶表示部に電荷が残留するなどといった悪影響が生じる場合があるからである。液晶表示部に電荷が残留した場合、次回起動したときに液晶表示部が正常に表示されなかったり、画質が著く劣化するなどの不具合が発生することがあった。また、液晶表示部自体に大きなダメージを与える場合もあった。このため、液晶表示部への電力供給を遮断する場合には、所定の手順に従って遮断するための処理をする必要があった。
しかしながら、液晶表示部への電力供給の遮断が行われる場合には、ユーザーの操作等により電源がオフされる場合の他に、落雷等による停電やコンセントから抜かれるなどによって、電力供給が突然遮断される場合がある。このような場合、ユーザーの操作等により電源がオフされる場合と同じ手順に従って液晶表示部への電力供給を遮断していたのでは、処理が間に合わない。そこで、従来から、このように電源供給が瞬時に遮断される場合に対応すべく、機器の内部等にコンデンサ等の電気を蓄積する手段が設けられ、コンデンサ等に蓄積された電気を利用して電力供給を遮断するために緊急的な処理が行えるようになっている。
特開平11−212522号公報
しかしながら、従来から行われている緊急的な処理は、CPUに大きな負担がかかり、非常に手間を要し、大幅な時間がかかるとともに、CPUに大きな負担がかかることで他の構成部への電力供給を遮断するための処理に時間がかかり、非常に手間取るといった問題があった。このため、電力供給を遮断する処理が完了するまでに大幅な時間がかかり、電気を蓄積するためのコンデンサ等の容量の大型化を招くといった不都合が生じていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、停電やコンセント抜きなどにより電源が遮断された場合に、液晶表示部への電力供給を遮断する処理を速やかに実行し得るようにすることにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、
液晶表示制御装置の液晶表示部を含む複数の構成部に対して電源をオフにするための処理を実行する制御部と、
前記液晶表示部への電力供給を遮断するための処理を実行する電源制御部と、
緊急遮断時に、前記液晶表示部への電力供給を緊急に遮断させるための信号を前記電源制御部に送る緊急遮断処理部と、
を備え、
通常遮断時には、
前記制御部は前記液晶表示部への電力供給を遮断させるための信号を前記電源制御部へ逐次送信し、前記電源制御部に前記液晶表示部への電力供給を通常時の手順に従って遮断させ、
緊急遮断時には、
前記制御部は前記緊急遮断処理部に対し、緊急遮断処理を指示する命令を発行し、
前記命令を受け取った前記緊急遮断処理部は、前記電力供給を緊急に遮断させるための信号を前記電源制御部へ逐次送信し、前記電源制御部に前記液晶表示部への電力供給を緊急時の手順に従って遮断させ、
前記緊急時の手順に従った遮断処理は、前記通常時の手順に従った遮断処理より、処理時間が短くなることを特徴とする液晶表示制御装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(A)液晶表示部を制御するためのデータをシリアルデータ通信方式により複数の信号線を用いて送信するデータ送信部と
(B)前記複数の信号線を用いて前記データ送信部から送られてきた前記データを受信するデータ受信部と、
(C)前記データ受信部が前記データとして受信した命令に従って、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行する電源制御部と、
(D)前記データ送信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態を通常の前記シリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替える切り替え回路と、
(E)前記データ受信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態が前記特定の信号状態に切り替えられたことを検出する検出回路と、
(F)前記検出回路により前記複数の信号線が前記特定の信号状態に切り替えられたことが検出されたときに、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行するための遮断処理回路と、
(G)を備えたことを特徴とする液晶表示制御装置。
このような液晶表示制御装置にあっては、液晶表示部を制御するためのデータをシリアルデータ通信方式にて送信するために用いられる複数の信号線の信号状態を通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替えれることで、遮断処理回路により液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行することができる。このことから、シリアルデータ通信方式により複数の信号線を用いてデータとして命令を送信して電源制御部により処理を実行するよりも簡単に液晶表示部の電力の供給を遮断することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記複数の信号線には、クロック信号線と、データ信号線と、チップセレクト信号線と、リセット信号線とが含まれていても良い。このような信号線が含まれていることで、通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態を簡単に設定することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記特定の信号状態は、前記複数の信号線の各信号状態の組合せにより規定されても良い。このように特定の信号状態が複数の信号線の各信号状態の組合せにより規定されることで、簡単に特定の状態を設定することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記切り替え回路は、外部からの信号により前記複数の信号線の信号状態を前記特定の信号状態に切り替えても良い。このように切り替え回路が外部からの信号により複数の信号線の信号状態を特定の信号状態に切り替えることで、遮断処理回路によって液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を簡単に実行することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記切り替え回路は、CPUからの命令により前記複数の信号線の信号状態を前記特定の信号状態に切り替えても良い。このように切り替え回路がCPUからの命令により複数の信号線の信号状態を特定の信号状態に切り替えることで、遮断処理回路により液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を簡単に実行することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記切り替え回路は、前記液晶表示部が搭載された機器の電源に電圧降下が発生したときに、前記複数の信号線の信号状態を前記特定の信号状態に切り替えても良い。このように切り替え回路が液晶表示部が搭載された機器の電源に電圧降下が発生したときに複数の信号線の信号状態を特定の信号状態に切り替えることで、遮断処理回路により液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を簡単に実行することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記電源制御部が実行する前記処理と、前記遮断処理回路が実行する前記処理とが異なっても良い。このように電源制御部が実行する処理と、遮断処理回路が実行する処理とが異なることで、電源制御部と遮断処理回路とによりそれぞれ別々の液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実施することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記遮断処理回路が実行する前記処理は、前記電源制御部が実行する前記処理よりも処理時間が短くても良い。このように遮断処理回路が実行する処理が、電源制御部が実行する処理よりも処理時間が短ければ、遮断処理回路により液晶表示部の電力の供給を緊急に遮断することができる。
かかる液晶表示制御装置にあっては、前記遮断処理回路は、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を前記電源制御部により実行しても良い。このように遮断処理回路が、液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を電源制御部により実行することで、液晶表示部の電力の供給を簡単に遮断することができる。
(A)液晶表示部を制御するためのデータをシリアルデータ通信方式により複数の信号線を用いて送信するデータ送信部と
(B)前記複数の信号線を用いて前記データ送信部から送られてきた前記データを受信するデータ受信部と、
(C)前記データ受信部が前記データとして受信した命令に従って、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行する電源制御部と、
(D)前記データ送信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態を通常の前記シリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替える切り替え回路と、
(E)前記データ受信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態が前記特定の信号状態に切り替えられたことを検出する検出回路と、
(F)前記検出回路により前記複数の信号線が前記特定の信号状態に切り替えられたことが検出されたときに、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行するための遮断処理回路と、
(G)を備え、
(H)前記複数の信号線には、クロック信号線と、データ信号線と、チップセレクト信号線と、リセット信号線とが含まれ、
(I)前記特定の信号状態は、前記複数の信号線の各信号状態の組合せにより規定され、
(J)前記切り替え回路は、前記液晶表示部が搭載された機器の電源に電圧降下が発生したときに、前記複数の信号線の信号状態を前記特定の信号状態に切り替え、
(K)前記電源制御部が実行する前記処理と、前記遮断処理回路が実行する前記処理とが異なり、
(L)前記遮断処理回路が実行する前記処理は、前記電源制御部が実行する前記処理よりも処理時間が短く、
(M)前記遮断処理回路は、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を前記電源制御部により実行することを特徴とする液晶表示制御装置。
(A)液晶表示部を制御するためのデータをシリアルデータ通信方式により複数の信号線を用いて送信するステップと、
(B)前記複数の信号線を用いて前記データ送信部から送られてきた前記データを受信するステップと、
(C)前記データとして受信した命令に従って、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行するステップと、
(D)前記複数の信号線の信号状態を通常の前記シリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替えるステップと、
(E)前記複数の信号線の信号状態が前記特定の信号状態に切り替えられたことを検出するステップと、
(F)前記複数の信号線が前記特定の信号状態に切り替えられたことが検出されたときに、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行するステップと、
(G)を有することを特徴とする液晶表示制御方法。
(A)液晶表示部と、
(B)前記液晶表示部を制御するためのデータをシリアルデータ通信方式により複数の信号線を用いて送信するデータ送信部と
(C)前記複数の信号線を用いて前記データ送信部から送られてきた前記データを受信するデータ受信部と、
(D)前記データ受信部が前記データとして受信した命令に従って、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行する電源制御部と、
(E)前記データ送信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態を通常の前記シリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替える切り替え回路と、
(F)前記データ受信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態が前記特定の信号状態に切り替えられたことを検出する検出回路と、
(G)前記検出回路により前記複数の信号線が前記特定の信号状態に切り替えられたことが検出されたときに、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行するための遮断処理回路と、
(H)を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
(A)媒体に対して印刷を施す印刷部と、
(B)液晶表示部と、
(C)前記液晶表示部を制御するためのデータをシリアルデータ通信方式により複数の信号線を用いて送信するデータ送信部と
(D)前記複数の信号線を用いて前記データ送信部から送られてきた前記データを受信するデータ受信部と、
(E)前記データ受信部が前記データとして受信した命令に従って、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行する電源制御部と、
(F)前記データ送信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態を通常の前記シリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替える切り替え回路と、
(G)前記データ受信部に設けられ、前記複数の信号線の信号状態が前記特定の信号状態に切り替えられたことを検出する検出回路と、
(H)前記検出回路により前記複数の信号線が前記特定の信号状態に切り替えられたことが検出されたときに、前記液晶表示部の電力の供給を遮断するための処理を実行するための遮断処理回路と、
(I)を備えたことを特徴とする印刷装置。
===複合装置の概要===
本発明に係る液晶表示制御装置等について、液晶表示制御装置を備えた複合装置を例にして説明する。この複合装置は、原稿から画像を読み取って画像データを生成するスキャナ部(画像読み取り部)と、媒体に対して印刷を施す印刷部とを備えている。
図1〜図5は、複合装置の一例について説明したものである。図1は、複合装置1の外観を示した斜視図である。図2は、複合装置1のスキャナ部10の概要を説明する斜視図である。図3は、複合装置1のプリンタ部の概要を説明する斜視図である。図4は、複合装置1の操作パネル2を説明する平面図である。図5は、複合装置1のシステム構成例を説明した図である。
この複合装置1は、原稿から画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能と、ホストコンピュータ(図示外)から送られてきた印刷データに基づき印刷用紙等の各種媒体に印刷を施すプリンタ機能と、原稿から読み取った画像を媒体に印刷して複写するローカルコピー機能とを備えている。この複合装置1は、図1に示すように、その上部72に原稿5から画像を読み取るためのスキャナ部10を備えている。また、この複合装置1は、その下部74に印刷用紙等の媒体Sに印刷をするためのプリンタ部30を備えている。また、この複合装置1の前面部には、操作パネル2と、カードリーダ部20とが設けられている。
スキャナ部10は、図2に示すように、原稿5がセットされるガラス板が設けられた原稿台11と、当該原稿台11を上方から覆う原稿台カバー12とを備えている。原稿台カバー12は、複合装置1の後端部に回動可能に取付けられ、原稿台11の上面部を開閉するように設けられている。
一方、プリンタ部30は、図3に示すように、スキャナ部10を上方に持ち上げることによって、その内部が外部に開放されるように構成されている。つまり、スキャナ部10は、複合装置1の後部にヒンジ部34を介して回動自在に装着されている。スキャナ部10が上方へと持ち上げられると、プリンタ部30の内部が開放される。プリンタ部30の内部には、キャリッジ41などが配置されている。このキャリッジ41には、インクを吐出するヘッド(図示外)が設けられている。ヘッドは、キャリッジ41とともに移動しながら用紙等の媒体に向けてインクを吐出して印刷を施す。
この他に、プリンタ部30には、媒体を搬送する搬送部(不図示)が設けられている。この搬送部は、複合装置1の背部に設けられた背部給紙口22又は複合装置1の前部に設けられた前部給紙口23にセットされた媒体をプリンタ部30の内部へと送り込み、そして、ヘッドにより印刷された媒体を、複合装置1の前部に設けられた排紙トレイ24を通じて排紙する。
また、複合装置1の下部74の前面の左右には、インクカートリッジカバー25が設けられている。インクカートリッジ26の取り付け時又は交換時、ユーザは、このインクカートリッジカバー25を開き、インクカートリッジ26を取り付け又は交換する。取り付け後又は交換後にユーザがインクカートリッジカバー25を閉じることにより、インクカートリッジ26のセットが完了する。このインクカートリッジ26には、インクが収容されており、このインクは、キャリッジ41に搭載されたヘッドに供給される。
===操作パネル===
図4は、操作パネル2について詳しく説明した図である。操作パネル2は、液晶ディスプレイ80と、各種ボタンを有する。ここで設けられているボタンの種類としては、例えば、電源ボタン42、設定ボタン43、ストップボタン44、モード選択ボタン45、カーソル操作ボタン群46、スタートボタン47等がある。電源ボタン42は、複合装置1の電源をオン/オフするためのボタンである。設定ボタン43は、ヘッドクリーニング、ノズルチェック、インク残量等の設定や確認を行うためのボタンである。ストップボタン44は、動作中の機能を中止するためのボタンである。モード選択ボタン45は、複合装置1の機能の選択を行うためのボタンである。カーソル操作ボタン群46は、液晶ディスプレイ80に表示される項目の設定等を行うためのボタンである。スタートボタン47は、カラーボタン47C及びモノクロボタン47Bを有し、カラー印刷又はモノクロ印刷の開始に用いられる。
===制御部の構成===
次にこの複合装置1の内部に搭載された制御部50の構成について説明する。図5は、この制御部50の構成の一例を説明するためのブロック構成図である。
この制御部50は、複合装置1全体の制御を司るCPU90と、制御のためのプログラムを記憶したメモリ92と、スキャナ機能、プリント機能、ローカルコピー機能の各制御を司る制御ASIC94と、CPU90から直接データを読み書き可能なSDRAM96と、操作入力インターフェイス142と、LCDモジュールインターフェイス144と、シリアルデータ送信部216とがCPUバス98により接続されている。制御ASIC94には、ASIC用SDRAM102が設けられている。
制御ASIC94は、スキャナコントロールユニット104と、リサイズユニット106と、2値化処理ユニット108と、インターレース処理ユニット110と、イメージバッファユニット112と、CPUインターフェイスユニット114と、ヘッドコントロールユニット116と、外部のホストコンピュータ140との入出力手段としてのUSBインターフェイス118と、ローカルバス128とを備えている。また、ASIC用SDRAM102には、ラインバッファ120、リサイズバッファ122、インターレースバッファ124、イメージバッファ126、127がそれぞれ割り当てられて設けられている。
スキャナコントロールユニット104は、スキャナ部10に設けられた露光ランプやイメージセンサ、駆動モータ等を制御する。スキャナコントロールユニット104は、スキャナ部10により読み込んだ画像データを送出する。
リサイズユニット106は、所定のサイズの画像データを受け取り、その画像データのサイズを変更し、サイズ変更された画像データを送出する。2値化処理ユニット108は、送出された多階調のRGBデータをCMYKの2値データ(又は2ビットデータ)に変換して、インターレース処理ユニット110に送出する。
インターレース処理ユニット110は、2値化処理ユニットから送られてきたCMYKの2値データ(又は2ビットデータ)を、ASIC側SDRAM102のインターレースバッファ124に格納する。そして、インターレース処理ユニット110は、インターレースバッファ124に格納されたCMYKの2値データ(又は2ビットデータ)を所定のサイズ毎に読み出して、ノズル配列に対応させるべく並び替えてイメージバッファユニット112に送出する。
イメージバッファユニット112では、インターレース処理ユニット110から送出されたデータから、プリンタ用のキャリッジ41の移動毎の各ノズルにインクを吐出させるためのヘッド駆動データを生成する。ここでイメージバッファユニット112は、SDRAM102上に設けられたイメージバッファ126、127にヘッド駆動データを格納する。イメージバッファ126、127には、それぞれプリンタ用のキャリッジ41が1回移動する毎のヘッド駆動データが格納される。
CPUインターフェイスユニット114は、制御ASIC94に接続されたASIC用SDRAM102へのCPU90からのアクセスを可能にしている。ここでは、CPUインターフェイスユニット114を介して、イメージバッファユニット112により生成されたヘッド駆動データがイメージバッファ126、127からヘッドコントロールユニット116へと送出される。
ヘッドコントロールユニット116は、CPU90により送られてきたヘッド駆動データに基づきヘッドを駆動して、ヘッドの各ノズルからインクを吐出させる。
操作入力インターフェイス142は、操作パネル2等に設けられた各種ボタンやスイッチ等からなる操作部146に接続されている。ここで、操作部146には、電源ボタン42、設定ボタン43、ストップボタン44、モード選択ボタン45、カーソル操作ボタン群46、スタートボタン47(カラーボタン47C及びモノクロボタン47B)が含まれる。操作入力インターフェイス142は、操作部146から操作入力情報を取得して、CPU90に伝達する。CPU90は、操作入力インターフェイス142からの操作入力情報に基づき処理を実行する。
また、LCDモジュールインターフェイス144およびシリアルデータ送信部216は、LCDモジュール200に接続されている。LCDモジュール200は、操作パネル2に設けられた液晶ディスプレイ80と、この液晶ディスプレイ80を制御するコントロールユニットとが一体化されたモジュールとなっている。このLCDモジュール200については後で詳しく説明する。CPU90は、このLCDモジュールインターフェイス144およびシリアルデータ送信部216を介してLCDモジュール200を制御して、液晶ディスプレイ80に適宜画像を表示する。
===制御部50内のデータの流れ===
<スキャナ機能時について>
制御ASIC94のUSBインターフェイス118に接続されたホストコンピュータ140から、スキャナ部10による画像読み取り指令信号と、読み取り解像度、読み取り領域等の読み取り情報データとが制御部50に送信される。制御部50では、画像読み取り指令信号と読み取り情報データとに基づいて、スキャナコントロールユニット104が制御され、スキャナ部10による原稿5の読み取りが開始される。このとき、スキャナコントロールユニット104は、スキャナ部10の露光ランプやイメージセンサ、駆動機構等を駆動して順次画像データとして読み込む。そして、スキャナコントロールユニット104は、読み込んだ画像データをASIC用SDRAM102のラインバッファ120に一旦格納する。そして、スキャナコントロールユニット104は、ラインバッファ120に格納した画像データに対してライン間補正処理等を施して、USBインターフェイス118を介してホストコンピュータ140に出力する。
<プリンタ機能時について>
プリンタ機能時には、ホストコンピュータ140のプリンタドライバが画像データをヘッド駆動データに変換し、ヘッド駆動データがUSBインターフェイス118から入力される。ヘッド駆動データは、CPUバス98に接続されたSDRAM96に割り付けられたイメージバッファ132に記憶される。イメージバッファ132は、2つに分けられたメモリ領域(イメージバッファ133、134)を備えている。各イメージバッファ133、134は、プリンタ用のキャリッジ41の1回の移動により印刷するためのヘッド駆動データを記憶することができる容量を有する。そして、一方のイメージバッファ133に1回の移動分のデータが書き込まれると、ヘッドコントロールユニット116に転送される。このとき、一方のイメージバッファ133のヘッド駆動データがヘッドコントロールユニット116に転送されると、他方のイメージバッファ134には次の移動の際に印刷するためのヘッド駆動データが記憶される。そして他方のイメージバッファ134に1回の移動分のデータが書き込まれると、ヘッドコントロールユニット116に転送され、前記一方のイメージバッファ133にイメージデータが書き込まれる。このように、2つのイメージバッファ133,134を用いて、ヘッド駆動データの書き込み、読み出しを交互に行いながらヘッドコントロールユニット116によりヘッドが駆動されて印刷が実行される。
<コピー機能時について>
次に、コピー機能時におけるデータの流れを説明する。スキャナ部10により読み込まれたデータは、スキャナコントロールユニット104を介してラインバッファ120に取り込まれる。ラインバッファ120に取り込まれた画像データは、ライン間補正処理が順次施された後、スキャナコントロールユニット104から2値化処理ユニット108へと送出される。
2値化処理ユニット108に送り込まれた画像データは、ASIC用SDRAM102内に格納されているルックアップテーブル136に基づき、CMYKの色毎の2値データに変換されて、インターレース処理ユニット110に送り込まれる。
インターレース処理ユニット110に送り込まれたCMYKの2値データは、ASIC側SDRAM102のインターレースバッファ124に格納されて、インターレース処理ユニット110により、ノズル配列に対応させるべく並び替えられる。そして、インターレース処理ユニット110によって並び替えられたデータは、イメージバッファユニット112へと送られる。
イメージバッファユニット112では、インターレース処理ユニット110から送られてきたデータを、プリンタ用のキャリッジ41の移動毎の各ノズル♯1〜♯180にインクを吐出させるためのヘッド駆動データとなるように整列させてイメージバッファ126,127に記憶する。
イメージバッファ126、127に記憶された移動毎のヘッド駆動データは、CPUインターフェイスユニット114を介してCPU90により読み出されてヘッドコントロールユニット116に転送される。ヘッドコントロールユニット116は、転送されてきたヘッド駆動データに基づいてヘッドを駆動して印刷を実行する。
===LCDモジュール===
図6は、LCDモジュール200について説明したものである。LCDモジュール200は、同図に示すように、液晶ディスプレイ80と、コントロールユニット202と、フレームメモリ206と、液晶ディスプレイ80の電源を制御する電源制御部214とを備えている。さらに、コントロールユニット202には、通信インターフェイス212と、シリアルデータ受信部218と、タイミングコントローラ208と、フレームメモリコントローラ204とが設けられている。この他に、本実施形態のコントロールユニット202には、緊急遮断処理回路220が設けられている。なお、液晶ディスプレイ80は、「液晶表示部」に相当する。また、シリアルデータ受信部218は、「データ受信部」に相当する。また、シリアルデータ送信部216は、「データ送信部」に相当する。また、緊急遮断処理回路220は、「遮断処理回路」に相当する。
通信インターフェイス212は、LCDモジュールインターフェイス144との間でデータの送受信を行う役割を果たす。具体的には、通信インターフェイス212は、CPU92によりメモリ92から読み出されてLCDモジュールインターフェイス144を通じて送られてきた液晶ディスプレイ80に表示すべき画像のデータを受信する。
一方、シリアルデータ受信部218は、シリアルデータ送信部216からシリアルデータ通信方式にて送られてきたデータを受信する。ここでは、シリアルデータ受信部218は、液晶ディスプレイ80や電源制御部214等を制御するためのコマンドやパラメータなどといったデータをCPU92からシリアルデータ送信部216を通じて受信する。
フレームメモリコントローラ204は、通信インターフェイス212が受信した画像のデータをフレームメモリ206に書き込む処理を行う。また、フレームメモリコントローラ204は、タイミングコントローラからの命令によりフレームメモリ206に格納された画像のデータを読み出す処理を行う。
フレームメモリ206には、液晶ディスプレイ80に表示される画像のデータが格納される。液晶ディスプレイ80に表示される画像が変更される場合には、当該フレームメモリ206に格納されているデータが書き替えられる。すなわち、液晶ディスプレイ80に表示されるメニュー画面等が切り替えられるときには、当該フレームメモリ206に格納されているデータが書き替えられる。また、液晶ディスプレイ80に動画が表示される際には、当該フレームメモリ206に格納されているデータが逐次書き替えられる。
タイミングコントローラ208は、フレームメモリコントローラ204を通じてフレームメモリ206に格納されている画像のデータを所定の周期で読み出す。そして、タイミングコントローラ208は、読み出した一画面分の画像のデータから液晶ディスプレイ80に表示するための信号を生成し、その信号を液晶ディスプレイ80に出力する。液晶ディスプレイ80は、タイミングコントローラ208から出力された信号に基づき画像を表示する。
他方、シリアルデータ受信部218により受信されたコマンドやパラメータ等のデータは、液晶ディスプレイ80へと送られたり、また電源制御部214へと送られたりする。液晶ディスプレイ80は、シリアルデータ受信部218から送られてきたコマンドやパラメータ等に基づき、コントラストや明るさ、色合いなどといった画質の調整や、表示位置の調整などを行うようになっている。また、電源制御部214は、シリアルデータ受信部218から送られてきたコマンド等に基づき、液晶ディスプレイ80の電源をオンしたりオフしたりする処理を実行する。
また、緊急遮断処理回路220は、落雷等による停電やコンセントから抜かれるなどして、電源供給が遮断された場合等において、電源制御部214に対して液晶ディスプレイ80の電源を緊急にオフするための処理を実行させる回路である。この緊急遮断処理回路220の動作については、後で詳しく説明する。
===緊急遮断処理===
ここで、落雷等による停電やコンセントから抜かれるなどして、電源供給が遮断された場合において、液晶ディスプレイ80への電力供給を緊急に遮断する手順について説明する。
(1)電源供給遮断の検出
落雷等による停電やコンセントから抜かれるなどして、電源供給が遮断された場合、このことがCPU90に伝達される。CPU90は、機器内部(ここでは複合装置1内部)に搭載された電源回路等に設けられた電圧監視回路等を通じて、電源供給が遮断されたことを検出することができる。具体的には、停電やコンセントから抜かれるなどして電源供給が遮断されると、電圧監視回路等により電源電圧の降下が検出される。電圧監視回路等は、電源電圧の降下を検出すると、このことをCPU90に伝達する。CPU90は、電圧監視回路等により電源電圧の降下が検出された場合、直ちに機器内部(ここでは複合装置1内部)の各構成部に対して電源をオフするための処理を実行する。ここで、本実施形態の液晶ディスプレイ80についても同様、直ちに電源をオフするための処理が実行される。
(2)電力供給を遮断するための命令の伝達
CPU90は、電圧監視回路等により電源電圧の降下が検出された場合に、液晶ディスプレイ80について電力供給を所定の手順にて遮断するために、液晶ディスプレイ80の電源制御部214に液晶ディスプレイ80の電力供給を遮断する処理を実行させる。ここで、従来、CPU90は、シリアルデータ送信部216を通じてLCDモジュール200に逐次コマンドを送信して、LCDモジュール200内の電源制御部214に対して液晶ディスプレイ80の電力供給を遮断する処理を実行させていた。しかしながら、このようにCPU90がLCDモジュール200に逐次コマンドを送信して液晶ディスプレイ80の電力供給を遮断していたのでは、液晶ディスプレイ80の電源をオフするまでに相当な時間がかかり、大幅な電力消費を招きかねない。また、CPU90が液晶ディスプレイ80の電力供給を遮断する処理に手間取っている間に、他の構成部に対して電力供給を遮断する処理が遅れることになり、さらに余計な電力消費を招きかねない。このように余計な電力消費を招いた場合、電力供給の遮断処理を実行するための電気を蓄積するためのコンデンサ等の容量を増やさなければならない。
そこで、本実施形態では、LCDモジュール200のコントロールユニット202内に電源制御部214に対して液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断させるための処理を実行させるための緊急遮断処理回路220を備えている。この緊急遮断処理回路220は、CPU90に代わって、電源制御部214に対して液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断させる処理を行わせるためのものである。この緊急遮断処理回路220は、液晶ディスプレイ80の電源制御部214に対して、例えば、コマンドを送信したり、また制御信号を出力したりすることによって、電源制御部214に液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断させる処理を実行させる。このため、CPU90は、液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断させる場合には、この緊急遮断処理回路220に対してその旨の命令を発行させるだけの処理で済む。
CPU90から緊急遮断処理回路220への命令の伝達は、シリアルデータ送信部216からシリアルデータ受信部218へとシリアルデータとして行う方法がある。しかしながら、このような方法では、命令を伝達するためにより多くの処理と時間がかかってしまう。そこで、本実施形態では、CPU90から緊急遮断処理回路220への命令の伝達を短時間で実行するために、次のような方法を実施している。
(3)命令伝達方法
図7は、CPU90から緊急遮断処理回路220への命令の伝達を短時間で実行するための方法について説明したものである。ここでは、シリアルデータ送信部216とシリアルデータ受信部218との間の複数の信号線を利用して、CPU90から緊急遮断処理回路220に対して、液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断するための命令を伝達している。
シリアルデータ送信部216とシリアルデータ受信部218との間には、同図に示すように、両者間にてシリアルデータ通信を行うために、ここでは、チップセレクト信号線(以下、単に『XCS』ともいう)と、クロック信号線(以下、単に『SCLK』ともいう)と、データ信号線(以下、単に『SDATA』ともいう)と、リセット信号線(以下、単に『XRES』ともいう)との4本の信号線が設けられている。シリアルデータ送信部216とシリアルデータ受信部218との間でシリアルデータ通信を行う場合には、これら4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』を用いて、所定のプロトコル、即ちシリアルデータ通信方式のプロトコルに従ってデータの送受信を行うようになっている。なお、これら4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』は、「複数の信号線」に相当する。
しかしながら、CPU90から緊急遮断処理回路220に対して液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断させる旨の命令をシリアルデータ通信方式にて伝達していたのでは、非常に時間がかかってしまう。そこで、本実施形態では、CPU90から緊急遮断処理回路220に対して液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断させるための命令を発行するときには、シリアルデータ送信部216とシリアルデータ受信部218との間の4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態を通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に変更して、シリアルデータ送信部216からシリアルデータ受信部218へと命令を伝達する。
ここでは、シリアルデータ送信部216には、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態を通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替えるためのセレクタ回路222が設けられている。なお、このセレクタ回路222は、「切り替え回路」に相当する。また、シリアルデータ受信部218には、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態が通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替わったことを検出するための信号状態検出回路224が設けられている。なお、この信号状態検出回路224は、「検出回路」に相当する。
シリアルデータ送信部216のセレクタ回路222は、CPU90から命令があると、直ちに、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』への出力をシリアルデータ通信制御部226からCPUポート制御部228へと切り替える。ここで、シリアルデータ通信制御部226は、LCDモジュール200側のコントロールユニット202のシリアルデータ受信部218との間でシリアルデータ通信を行ってシリアルデータを送信するための制御部である。シリアルデータ送信部216からシリアルデータ受信部218へとシリアルデータとして送信されるデータは、このシリアルデータ通信制御部226を通じて送られる。一方、CPUポート制御部228は、CPU90により出力された信号を出力するための制御部である。ここでは、予めCPUから通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態がCPUポート制御部228に向けて出力されている。CPUポート制御部228は、CPU90により指示された組合せの信号を通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態を表わす信号として、セレクタ回路222に向けて出力している。セレクタ回路222によって、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』へ出力される信号が、シリアルデータ通信制御部226からCPUポート制御部228へと切り替えることで、シリアルデータ通信制御部226によるシリアルデータ通信が中断されて、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』には、CPU90により指示された組合せの信号がCPUポート制御部228を通じて入力される。
(4)通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態
図8は、通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態の一例について説明したものである。ここで、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』に入力される信号を例にして説明する。
同図中の上段には、通常のシリアルデータ通信方式で生じる信号状態について示している(図中白地の部分)。同図中の下段には、通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態の例について示している(図中灰色の部分)。
通常のシリアルデータ通信方式で生じる信号状態には、同図中上段(図中白地部分)に示すように、初期状態の場合と、アイドル時の場合と、シリアルデータ通信時の場合との3種類ある。初期状態の場合には、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』のうちの『XCS』のみが『1』となる。また、アイドル時の場合には、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』のうちの『XCS』および『XRES』が『1』となる。また、シリアルデータ通信時には、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』のうちの『XCS』が『0』になり、かつ『XRES』が『1』になる。
一方、通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態としては、同図中下段(図中灰色の部分)に示すように、(A)『XCS』が『0』のときに、『XRES』が『0』となるとき、(B)『XCS』が『1』のときに、『SCLK』および『SDATA』のうちの少なくともどちらか一方が『1』になるときとがある。4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態が、これら(A)または(B)に該当する信号状態になれば、通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態に切り替わったことを検出することができる。
シリアルデータ受信部218の信号状態検出回路224は、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』が、これら(A)または(B)の信号状態に変更された場合には、通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態にあるとして、これを検出することができる。そして、シリアルデータ受信部218の信号状態検出回路224は、直ちに緊急遮断処理回路220に伝達する。
なお、ここで、信号状態検出回路224は、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』が、(A)および(B)の全ての信号状態に切り替わったことを検出する必要はない。すなわち、信号状態検出回路224は、これら(A)および(B)の信号状態のうちの少なくともいずれか1つに切り替わったことを検出すれば良い。つまり、信号状態検出回路224は、緊急遮断処理回路220にCPU90からの命令を伝達するために予め取り決められた信号状態に切り替わったことを検出すれば良く、(A)および(B)の全ての信号状態に切り替わったことを検出する必要はない。信号状態検出回路224が検出する4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態としては、1種類であっても良く、また複数種類あっても良い。ここで複数種類あれば、信号状態検出回路224はCPUから複数種類の命令を受けることが可能である。
また、セレクタ回路にあっては、通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態として1種類の信号状態を4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』に出力する場合について説明したが、もちろん通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態として2種類以上の信号状態を4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』に出力するように構成されていても良い。つまり、セレクタ回路にあっては、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態を複数種類の信号状態に切り替えられるように構成されていても良い。
(5)緊急遮断処理回路
そして、緊急遮断処理回路220は、シリアルデータ受信部218の信号状態検出回路224から、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』が通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態に切り替わったことを検出した旨の連絡が受けると、電源制御部214に対して液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断するための処理を実行させる。
(6)緊急遮断処理
図9および図10は、緊急遮断処理回路220により実行される、液晶ディスプレイ80への電力供給を緊急に遮断するための処理(以下、緊急遮断処理ともいう)について説明するためのものである。図9は、CPU90により実行される液晶ディスプレイの電力供給の通常の遮断処理について説明したものである。図10は、緊急遮断処理回路220により実行される緊急遮断処理の一例を説明したものである。
CPU90により実行される通常の遮断処理は、CPU90によりシリアルデータ送信部216を通じてLCDモジュール200内の電源制御部214に対して液晶ディスプレイ80の電力供給を遮断するためのコマンドを逐次送信して実行される。
CPU90は、操作パネル2の電源ボタン42がユーザーにより操作されるなどして機器全体の電源をオフする旨の命令があると、図9に示すように、液晶ディスプレイ80の電力供給を遮断するために、シリアルデータ送信部216を通じてLCDモジュール200に対して、液晶ディスプレイ80のバックライトをオフするためのバックライトコマンドを送信する(『順序1』参照)。次に、CPU90は、シリアルデータ送信部216を通じてLCDモジュール200に対して、液晶ディスプレイ80のXドライバからのデータ出力を停止するための出力オフコマンドを送信する(『順序2』参照)。
その後、CPU90は、液晶ディスプレイ80内の電荷が放電されるように所定の時間、ここでは最低50[ms]、最大250[ms]待機する(『順序3』参照)。その待機の後、次に、CPU90は、シリアルデータ送信部216を通じてLCDモジュール200に対して、極性反転信号、走査線ドライバ駆動信号(Yドライバ)の出力停止を指示するパラメータを送信する(『順序4』参照)。次に、CPU90は、液晶ディスプレイにより極性反転信号、走査線ドライバ駆動信号(Yドライバ)の出力停止が実行されるまで、所定時間、ここでは、最大200[μs]、最大500[μs]待機する(『順序5』参照)。
そして、次にCPU90は、シリアルデータ送信部216を通じてLCDモジュール200に対して、液晶ディスプレイ80のXドライバおよびYドライバの電源をオフするための電源オフコマンドを送信する(『順序6』参照)。その後、CPU90は、液晶ディスプレイ用電力供給回路から電荷が放電されるように所定時間、ここでは、少なくとも130[ms]待機する(『順序7』参照)。その後、全体の電力供給が遮断される(『順序8』参照)。
これに対して、緊急遮断処理回路220により実行される緊急遮断処理は、緊急遮断処理回路220から電源制御部214に対して直接コマンド等を送信したり、また制御信号を出力したりすることによって直接実行される処理である。
緊急遮断処理回路220は、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態が通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態に切り替わったことが信号状態検出回路224により検出されてその旨の連絡を受けると、まず、図10に示すように、電源制御部214に対して、液晶ディスプレイ80のバックライトをオフするためのバックライトコマンドを送信する(『順序1』参照)。次に、緊急遮断処理回路220は、液晶ディスプレイ80のXドライバからのデータ出力を停止するための出力オフコマンドを送信する(『順序2』参照)。その後、緊急遮断処理回路220は、液晶ディスプレイ80内の電荷が放電されるように所定の時間、ここでは少なくとも30[ms]待機する(『順序3』参照)。その待機の後、緊急遮断処理回路220は、液晶ディスプレイ80にリセット信号を出力して、液晶ディスプレイ80をリセットすることにより液晶ディスプレイ80への電力供給を強制的に遮断する(『順序4』参照)。そして、液晶ディスプレイ用電力供給回路から電荷が放電されるように所定時間、ここでは、少なくとも130[ms]待機する(『順序5』参照)。その後、全体の電力供給が遮断される(『順序6』参照)。
このように緊急遮断処理回路220により実行される緊急遮断処理は、CPU90により実行される通常の遮断処理に比べてステップ数が少なく処理時間が短くなるようになっている。これにより、液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急時には速やかに遮断することができる。
(7)特定の信号状態の検出方法
ところで、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』については、ノイズ等による影響により、セレクタ回路222によりシリアルデータ通信制御部226からCPUポート制御部228へと切り替えられていない場合でも、通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態になってしまう虞がある。このように4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』が、誤って通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態になってしまうと、緊急遮断処理回路220が作動して、液晶ディスプレイ80の電力供給を緊急に遮断する処理が実行されてしまう。これによって、機器(ここでは複合装置1)の電源供給が遮断されていないにもかかわらず、液晶ディスプレイ80の表示がオフしてしまうことになる。
そこで、このような誤検出を防止するために、シリアルデータ受信部218の信号状態検出回路224には、例えば、次のような誤検出防止回路が組み込まれることが望ましい。図11は、この誤検出防止回路230の一例を説明したものである。
この誤検出防止回路230は、複数結合されたDフリップフロップDFF1〜DFF3を備えている。ここでは、3個のDフリップフロップDFF1〜DFF3が結合されている。各DフリップフロップDFF1〜DFF3には、それぞれクロック信号CLKが入力されている。
1段目のDフリップフロップDFF1には、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の各信号のAND回路A1の出力が入力されている。このAND回路A1は、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の各信号状態が、通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態か否かを検出する役割を果たす。すなわち、ここでは、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』が、全て『H(High)』となった場合についてのみ、通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態であるとしてAND回路A1が検出するようになっている。AND回路A1は、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の各信号状態が通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態であると検出した場合には、『H(High)』の信号を1段目のDフリップフロップDFF1に向けて出力する。
AND回路A1からの出力信号は、1段目のDフリップフロップDFF1の入力端子(『D端子』)に入力される。ここで、1段目のDフリップフロップDFF1の入力端子に、AND回路A1から『H(High)』の信号が入力されると、1段目のDフリップフロップDFF1は、次のクロックにて、出力端子(『Q端子』)から『H(High)』の信号を出力する。この『H(High)』の信号は、2段目のDフリップフロップDFF2の入力端子(『D端子』)に入力される。2段目のDフリップフロップDFF2は、次のクロックにて、出力端子(『Q端子』)から『H(High)』の信号を出力する。さらに、この『H(High)』の信号は、3段目のDフリップフロップDFF3の入力端子(『D端子』)に入力される。3段目のDフリップフロップDFF3は、次のクロックにて、出力端子(『Q端子』)から『H(High)』の信号を出力する。
AND回路A1からの出力信号が3クロック分、『H(High)』の状態に維持されれば、これら3つのDフリップフロップDFF1〜DFF3からの出力信号は、同時『H(High)』の状態になる。
これら3つのDフリップフロップDFF1〜DFF3からの出力信号は、AND回路A2に入力される。AND回路A2は、これら3つのDフリップフロップDFF1〜DFF3の出力信号が全て同時に『H(High)』になった場合にのみ、『H(High)』の信号を出力する。つまり、AND回路A1の出力信号の『H(High)』の状態が、1段目のDフリップフロップDFF1から3段目のDフリップフロップDFF3へと信号が伝達される3クロック分以上の間維持されれば、AND回路A2から『H(High)』の出力信号が出力されることになる。
ノイズ等による影響により、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』が通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態になったとしても極めて短い時間の間である。このことから、AND回路A1からの出力信号が所定時間、『H(High)』になった場合についてのみ、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』が通常のシリアルデータ通信方式では生じない信号状態になったと判定することで、誤検出を防止することができる。これによって、緊急遮断処理回路220が誤って作動してしまうことを回避することができる。
なお、ここでは、3個のDフリップフロップDFF1〜DFF3が用いられていたが、Dフリップフロップの数は、2個であっても良く、また4個以上であっても良い。Dフリップフロップの数が増えれば増えるほど、ノイズ等による影響をより十分に防止することができる。
また、ここでは、ノイズ等による影響をより防ぐための回路として、DフリップフロップDFF1〜DFF3を備えた回路を例にして説明したが、他のタイプの回路を備えていても良い。
===まとめ===
本実施形態では、落雷等による停電やコンセントから抜かれるなどして、機器(ここでは、複合装置1)の電源供給が遮断された場合に、LCDモジュール200に設けられた緊急遮断処理回路220によって電源制御部214を通じて液晶ディスプレイ80の電源供給を遮断する処理を実行するから、CPU90の負担が軽減され、液晶ディスプレイ80以外の他の部分の電源供給を遮断する処理をスムーズに行うことができる。また、CPU90の手間が軽減される分だけ、電力消費を抑制することができ、これにより、機器(ここでは、複合装置1)全体の電力供給を遮断するために必要な電力を確保するためのコンデンサ等の容量を削減することができる。
また、CPUから緊急遮断処理回路220への命令を伝達するために、シリアルデータ送信部216とシリアルデータ受信部218との間の4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の信号状態を通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替えることで、通常のシリアルデータ通信により命令を伝達する場合に比べて、非常に短時間にかつすばやく簡単に命令を伝達することができる。このことから、機器(ここでは、複合装置1)の電源供給が遮断された後の電源保持時間を短くすることができ、必要な電力を確保するためのコンデンサ等の容量の削減を図ることができる。また、緊急状態を知らせるために専用の信号線等を用いないことから、特に信号線が増えることもなく、大幅な改変を必要とすることなく実施することができる。これにより、コストアップを招かずに済む。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づきプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<液晶表示部について>
前述した実施の形態では、液晶表示部として、スキャナ機能と、プリンタ機能と、ローカルコピー機能とを備えた複合装置1に搭載された液晶ディスプレイ80を例にして説明したが、ここでいう液晶表示部にあっては、どのような液晶表示部であっても構わない。例えば、ノートパソコンやデスクトップパソコンなどにて用いられる液晶ディスプレイ等や、そのほか、携帯電話や各種機器に搭載される液晶表示部も、ここでいう「液晶表示部」に含まれる。
<複数の信号線について>
前述した実施の形態では、データ送信部からデータ受信部へとシリアルデータ通信方式によりデータを送信するために用いられる複数の信号線として、チップセレクト信号線(『XCS』)と、クロック信号線(『SCLK』)と、データ信号線(『SDATA』)と、リセット信号『XRES』)との4本の信号線を備えた場合を例にして説明したが、ここでいう「複数の信号線」にあっては、必ずしもこのようなタイプの信号線のみに限定されるものではない。つまり、ここでいう「複数の信号線」にあっては、シリアルデータ通信に用いられる信号線であれば、このような種類の4本の信号線のみに限られるものではなく、5本以上の信号線により構成されていても良く、また、他の種類の信号線を備えていても良い。
<切り替え回路について>
前述した実施の形態では、「切り替え回路」として、CPU90からの命令により4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』への出力をシリアルデータ通信制御部226からCPUポート制御部228へと切り替えるセレクタ回路222を例にして説明されていたが、ここでいう「切り替え回路」にあっては、必ずしもこのようなセレクタ回路222により構成される必要はない。つまり、複数の信号線(ここでは、『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』)の信号状態を通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替える回路であれば、どのようなタイプの切り替え回路であっても良い。つまり、必ずしもセレクタ回路222のように、CPUポート制御部228へと切り替えるような構成にする必要はない。
「切り替え回路」によって生成される、通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態は、複数種類あっても構わない。また、「切り替え回路」は、必ずしもCPUからの命令等により切り替え動作を実行する必要はない。つまり、機器(複合装置1)の電源供給が遮断された場合以外のその他の場合において、「切り替え回路」が特定の信号状態に切り替える動作を行っても良い。この場合、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の電力供給を緊急に遮断するときのみに限られるものではない。つまり、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の電力供給を緊急に遮断する場合以外の場合に、「切り替え回路」が切り替え動作を行っても良い。
<特定の信号状態について>
前述した実施の形態では、「特定の信号状態」として、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』の各信号状態の組合せにより規定される信号状態。つまり、信号状態が『0(Low)』か『1(High)』の場合を例にして説明したが、ここでいう「特定の信号状態」にあっては、必ずしもこのような『0(Low)』か『1(High)』の信号状態の組合せによって規定される信号状態に限定されるものではない。つまり、複数の信号線の例えば、信号レベル等により、「特定の信号状態」が規定されても構わない。
なお、「特定の信号状態」としては、シリアルデータ通信方式に用いられる複数の信号線のうちの一部の信号線の信号状態により規定されても良い。すなわち、例えば、前述した実施の形態では、例えば、4本の信号線『XCS』、『SCLK』、『SDATA』および『XRES』のうち、『XCS』、『SCLK』および『SDATA』の3本により規定しても構わない。また、この他の組合せにより規定しても良い。
<遮断処理回路について>
前述した実施の形態では、「遮断処理回路」として緊急遮断処理回路220が、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の電力の供給を遮断するための処理として、図10にて説明したような緊急遮断処理を実行していたが、ここでいう「遮断処理回路」にあっては、必ずしもこのような処理によって、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の電力の供給を遮断する必要はない。つまり、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の電力の供給を遮断する処理については、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の種類や構成等によって適宜設定されるものであり、それぞれ個別に手法が異なる。
なお、CPU90等により実行される、データ受信部が前記データとして受信した命令に従って実行する通常遮断処理の場合についても同様に、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の電力の供給を遮断する処理については、液晶ディスプレイ80(液晶表示部)の種類や構成等によって適宜設定されるものであり、それぞれ個別に手法が異なる。
複合装置の全体斜視図。 複合装置のスキャナ部の説明図。 複合装置のプリンタ部の説明図。 複合装置の操作パネルの説明図。 複合装置の制御部の構成の一例を説明する説明図。 複合装置のLCDモジュールの構成の一例を説明する説明図。 CPUから緊急遮断処理回路への命令の伝達方法の説明図。 通常のシリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態の説明図。 通常遮断処理の一例の説明図。 緊急遮断処理の一例の説明図。 誤検出防止回路の一例の説明図。
符号の説明
1 複合装置、2 操作パネル、5 原稿、
10 スキャナ部、11 原稿台、12 原稿台カバー、
20 カードリーダ部、22 背部給紙口、23 前部給紙口、24 排紙トレイ、
25 インクカートリッジカバー、26 インクカートリッジ、
30 プリンタ部、34 ヒンジ部、41 キャリッジ、
42 電源ボタン、43 設定ボタン、44 ストップボタン、
45 モード選択ボタン、46 カーソル操作ボタン群、47 スタートボタン
47C カラーボタン、47B モノクロボタン
50 制御部、80 液晶ディスプレイ、
90 CPU、92 メモリ、94 制御ASIC、96 SDRAM、
98 CPUバス、102 ASIC用SDRAM、
104 スキャナコントロールユニット、106 リサイズユニット、
108 2値化処理ユニット、110 インターレース処理ユニット、
112 イメージバッファユニット、114 CPUインターフェイスユニット、
116 ヘッドコントロールユニット、118 USBインターフェイス、
120 ラインバッファ、122 リサイズバッファ、
124 インターレースバッファ、126 イメージバッファ、
127 イメージバッファ、128 ローカルバス、132 イメージバッファ、
133 イメージバッファ、134 イメージバッファ、
136 ルックアップテーブル、140 ホストコンピュータ、
142 操作入力インターフェイス、144 LCDモジュールインターフェイス、
146 操作部、200 LCDモジュール、202 コントロールユニット、
204 フレームメモリコントローラ、206 フレームメモリ、
208 タイミングコントローラ、212 通信インターフェイス、
214 電源制御部、216 シリアルデータ送信部、
218 シリアルデータ受信部、220 緊急遮断処理回路、
222 セレクタ回路、224 信号状態検出回路、
226 シリアルデータ通信制御部、228 CPUポート制御部、
230 誤検出防止回路

Claims (7)

  1. 液晶表示制御装置の液晶表示部を含む複数の構成部に対して電源をオフにするための処理を実行する制御部と、
    前記液晶表示部への電力供給を遮断するための処理を実行する電源制御部と、
    緊急遮断時に、前記液晶表示部への電力供給を緊急に遮断させるための信号を前記電源制御部に送る緊急遮断処理部と、
    を備え、
    通常遮断時には、
    前記制御部は前記液晶表示部への電力供給を遮断させるための信号を前記電源制御部へ逐次送信し、前記電源制御部に前記液晶表示部への電力供給を通常時の手順に従って遮断させ、
    緊急遮断時には、
    前記制御部は前記緊急遮断処理部に対し、緊急遮断処理を指示する命令を発行し、
    前記命令を受け取った前記緊急遮断処理部は、前記電力供給を緊急に遮断させるための信号を前記電源制御部へ逐次送信し、前記電源制御部に前記液晶表示部への電力供給を緊急時の手順に従って遮断させ、
    前記緊急時の手順に従った遮断処理は、前記通常時の手順に従った遮断処理より、処理時間が短くなることを特徴とする液晶表示制御装置。
  2. 液晶表示部を制御するためのデータを複数の信号線を用いて送信するデータ送信部と、
    前記複数の信号線を用いて前記データ送信部から送られてきた前記データを受信するデータ受信部と、を備え
    前記データ送信部は、
    前記制御部から前記電力供給を遮断させるための信号を受信した場合には、シリアルデータ通信方式により前記信号を送信し、
    前記制御部から前記緊急遮断処理を指示する命令が発行された場合には、前記複数の信号線の信号状態を通常の前記シリアルデータ通信方式では生じない特定の信号状態に切り替え、
    前記データ受信部は、
    前記電力供給を遮断させるための信号をシリアルデータ通信方式により受信した場合には、受信した信号を前記電源制御部へ送信し、
    前記データ送信部において前記特定の信号状態に切り替えられたことを検出した場合には、前記緊急遮断処理部へ、前記制御部から前記緊急遮断処理を指示する命令が発行されたことを伝えることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示制御装置。
  3. 前記複数の信号線には、クロック信号線と、データ信号線と、チップセレクト信号線と、リセット信号線とが含まれ、
    前記通常のシリアルデータ通信方式は、初期状態と、アイドル状態と、シリアルデータ通信状態との3つの状態のみを有し、
    前記初期状態では、前記チップセレクト信号線のみがオンとなり、
    前記アイドル状態では、前記チップセレクト線および前記リセット信号線のみがオンとなり、
    前記シリアルデータ通信状態では、前記チップセレクト線がオフとなり、かつ前記リセット信号線がオンとなり、
    前記特定の信号状態は、
    前記チップセレクト線および前記リセット信号線がオフである、
    または、前記チップセレクト線がオンであり、かつ前記クロック信号線または前記データ信号線の少なくともいずれかがオンである状態であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示制御装置。
  4. 前記制御部は、前記液晶表示部が搭載された機器の電源に電圧降下が発生したときに、前記緊急遮断処理を指示する命令を発行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示制御装置。
  5. 前記緊急時の手順に従った緊急遮断処理は、前記通常時の手順に従った遮断処理より、処理ステップ数が少ないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶表示制御装置。
  6. 液晶表示制御装置の液晶表示部への電力供給を遮断する液晶表示制御方法であって、
    通常遮断時には、
    前記液晶表示部を含む複数の構成部に対して電源をオフにするための処理を実行する制御部において、前記液晶表示部への電力供給を遮断させるための信号を逐次送信するステップと、
    前記制御部からの信号に基づき、前記液晶表示部への電力の供給を遮断するための処理を実行する電源制御部において、前記液晶表示部への電力供給を通常時の手順に従って遮断するステップと、を備え、
    緊急遮断時には、
    前記制御部において緊急遮断処理を指示する命令を発行するステップと、
    前記命令を受け取った緊急遮断処理部において、前記液晶表示部への電力供給を緊急に遮断させるための信号を逐次送信するステップと、
    前記緊急遮断処理部からの信号に基づき、前記電源制御部において、前記液晶表示部への電力供給を緊急時の手順に従って遮断するステップと、を備え
    前記緊急時の手順に従った遮断処理は、前記通常時の手順に従った遮断処理より、処理時間が短くなることを特徴とする液晶表示制御方法。
  7. 液晶表示部を備えた印刷装置であって、
    前記液晶表示部を含む複数の構成部に対して電源をオフにするための処理を実行する制御部と、
    前記液晶表示部への電力供給を遮断するための処理を実行する電源制御部と、
    緊急遮断時に、前記液晶表示部への電力供給を緊急に遮断させるための信号を前記電源制御部に送る緊急遮断処理部と、
    を備え、
    通常遮断時には、
    前記制御部は前記液晶表示部への電力供給を遮断させるための信号を前記電源制御部へ逐次送信し、前記電源制御部に前記液晶表示部への電力供給を通常時の手順に従って遮断させ、
    緊急遮断時には、
    前記制御部は前記緊急遮断処理部に対し、緊急遮断処理を指示する命令を発行し、
    前記命令を受け取った前記緊急遮断処理部は、前記電力供給を緊急に遮断させるための信号を前記電源制御部へ逐次送信し、前記電源制御部に前記液晶表示部への電力供給を緊急時の手順に従って遮断させ、
    前記緊急時の手順に従った遮断処理は、前記通常時の手順に従った遮断処理より、処理時間が短くなることを特徴とする印刷装置。
JP2005357776A 2005-12-12 2005-12-12 液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置 Expired - Fee Related JP4811009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357776A JP4811009B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357776A JP4811009B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007164349A JP2007164349A (ja) 2007-06-28
JP4811009B2 true JP4811009B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=38247188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005357776A Expired - Fee Related JP4811009B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4811009B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6539012B2 (ja) * 2013-10-08 2019-07-03 株式会社三共 遊技機
JP6539013B2 (ja) * 2013-10-08 2019-07-03 株式会社三共 遊技機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0756617B2 (ja) * 1986-04-02 1995-06-14 日本電気株式会社 情報処理システムの電源制御装置
JPS6473894A (en) * 1987-09-14 1989-03-20 Nippon Telegraph & Telephone Remote control system for power source
JPH04291227A (ja) * 1991-03-19 1992-10-15 Toshiba Corp 表示用電源制御装置
JP3965678B2 (ja) * 2002-03-06 2007-08-29 日本電気株式会社 情報処理装置
JP4069655B2 (ja) * 2002-03-28 2008-04-02 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007164349A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7631208B2 (en) Electronic apparatus
CN110035196B (zh) 图像形成装置及图像形成装置的控制方法
US9182806B2 (en) Preventing flow of current from sub-CPU to main-CPU during power saving mode in an image forming apparatus
US20090327808A1 (en) Image forming apparatus
US9319540B2 (en) Image forming apparatus, control method therefor and storage medium
US9596370B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
CN104902128A (zh) 信息处理设备和信息处理设备的控制方法
US20110141007A1 (en) Data processing apparatus, data processing system, and display control method for controlling display in data processing apparatus
JP4811009B2 (ja) 液晶表示制御装置、液晶表示制御方法、液晶表示装置および印刷装置
US20110043860A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
US9317791B2 (en) Information processing apparatus and control method for information processing apparatus
US9148540B2 (en) Image forming apparatus, controlling method therefor, and storage medium
JP4332731B2 (ja) 画像処理装置及びその電力消費制御方法
CN105376445A (zh) 打印装置及打印装置的控制方法
JP2004255658A (ja) プリンタ装置
JP4434306B2 (ja) 画像処理装置及びその電力消費制御方法
US8934105B2 (en) Image forming apparatus and control method with error detecting and line switching function
US9769344B2 (en) Information processing apparatus that controls display of display unit, and control method therefor and storage medium
JP2000278469A (ja) センサ制御装置、センサ制御方法、及び記録媒体
US20240073336A1 (en) Reading device and method for controlling reading device
JP7298355B2 (ja) 情報処理装置
WO2024062736A1 (ja) 電気機器
US20240103782A1 (en) Image forming apparatus and control method for image forming apparatus
US8149425B2 (en) Image processing apparatus for designating reading conditions
JP2012006285A (ja) 複数のインターフェースユニットを有する装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4811009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees