JP4810507B2 - 光送信装置および光伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、光信号の伝送に利用する。特に、入力信号をパラレル信号へと展開し、このパラレル信号に展開された送信信号をそれぞれ異なる波長の光信号としてパラレル伝送する送信装置に関する。
光通信における高速大容量化の方法としては、波長多重方式が代表的である。波長多重方式は、複数の異なる波長の光へそれぞれ情報を乗せ、1本の光伝送路により伝送を行うことで高速大容量、多様なサービス提供を可能とする方式である。また、多重化の方法には各波長を宛先毎に使用する方法、サービス毎に使用する方法、全波長を使用する方法が存在する。
これら3つの方法はいずれも伝送に用いる波長数と同じ数の電気光変換器を持つ光送信装置、これらの光信号を1本の光伝送路へと入れる光合波器、伝送に用いられる1本の光伝送路、伝送された光信号を波長毎に分離する光分波器、そして各波長の光信号をそれぞれ受信する光電気変換器を持つ光受信装置により構成される。
この構成において、各波長を宛先毎に使用する方法では光受信装置内の光電気変換器がそれぞれ宛先に対応し、各波長をサービス毎に使用する方法では光送信装置内の電気光変換器がそれぞれサービス提供者に対応する。
全波長を用いて多重化を行う方法は特許文献1に記されており、図12にその構成を示す。この伝送方式において、光送信装置に入力された信号はシリアルパラレル変換回路901でパラレル信号へと変換された後、それぞれ異なる波長の光を発するレーザ911〜914で電気光変換が行われる。
光信号は波長合波器920により光伝送路930へと入力され、光受信装置へ向けて送信される。光受信装置ではまず光信号を波長分波器940で波長毎に分け、それぞれ光検出器951〜954で光電気変換を行う。
その後、パラレルシリアル変換回路960により光電気変換後の電気信号から元のシリアル信号を復元する。この方式を用いることで、各レーザの伝送速度を上昇させることなく送受信装置間の伝送速度を上昇させることができる。
特開昭63−59227号公報
さらに、本発明者は、伝送に用いる波長数よりも多く互いに独立したデータチャネルを多重可能とする方法として、送信先やサービス毎に使用波長の組合せを変え、それぞれパラレル伝送を行うことを検討した。
光受信装置では上記特許文献1と同様に、光分波器で光信号を波長毎に分けるが、光受信装置内のパラレルシリアル変換器は、予め決められた波長で伝送された信号のみを用いてパラレルシリアル変換を行い、元の信号を再生する。
この方法を用いることで、波長の組合せの数と同数のデータチャネルを確保することが可能となる。また、この方法では宛先やサービス毎に使用波長数を変更することで、伝送速度の異なるユーザやサービスを同じ方式を用いて伝送することもできる。
しかし、この伝送方式では、送信先やサービスによって使用波長や使用波長数が異なるため、単純に信号の光送信装置への到着順で出力を行った場合は、その送信先やサービスによって使用する波長や波長数が限定され、そのときに使用されない他の波長の光信号にはデータが含まれないことになる。このようにして、光伝送路を伝送する光信号中の各波長にはデータの含まれない時間が多く含まれ、光伝送の効率が低くなる問題が生じる。
本発明は、このような問題を解決するために行われたものであって、送信先またはサービス毎に異なる波長の組合せ、または、波長数を用いる波長多重を用いた光伝送において効率の良い伝送を行うことができる光送信装置および光伝送システムおよび光伝送方法を提供することを目的とする。
本発明は、入力信号をパラレル信号へと展開し、このパラレル信号に展開された送信信号をそれぞれ異なる波長の光信号としてパラレル伝送を行う光送信装置であって、本発明の特徴とするところは、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長の組合せを決定する送信波長決定手段と、この送信波長決定手段により決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長の複数の組合せを、互いの組合せ同士の波長が重複しないように同じ送信信号中に配置する手段とを備えたところにある。
これによれば、波長の複数の組合せ相互間において互いに使用しない波長を提供しあうことでデータを含まずに送信される波長数を低減させることができ、効率の良い光伝送を行うことができる。
このときに、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、前記配置する手段は、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる配置処理から先に実行する手段を備えることもできる。
これによれば、例えば、少ない遅延で伝送することが要求されている送信信号については優先的に送信することができるようになり、光伝送サービスのサービス品質を向上させることができる。
あるいは、本発明の光送信装置は、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長数を決定する送信波長数決定手段と、この送信波長数決定手段により決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長数を、予め定められた最大波長数を超えない範囲で同じ送信信号中に割当てる手段とを備えたことを特徴とする。
これによれば、同じ送信信号中に複数の宛先またはサービスを割当てることができるため、データを含まずに送信される波長数を低減させることができ、効率の良い光伝送を行うことができる。
このときに、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、前記割当てる手段は、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる割当処理から先に実行する手段を備えることもできる。
これによれば、例えば、少ない遅延で伝送することが要求されている送信信号については優先的に送信することができるようになり、光伝送サービスのサービス品質を向上させることができる。
また、本発明を光伝送システムの観点から観ることもできる。すなわち、本発明の光送信装置と、この光送信装置から受信した光信号の一部または全てをシリアル信号に結合する光受信装置とを備えた光伝送システムである。
また、本発明を光伝送方法の観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、入力信号をパラレル信号へと展開し、このパラレル信号に展開された送信信号をそれぞれ異なる波長の光信号としてパラレル伝送を行う光送信装置における光伝送方法であって、本発明の特徴とするところは、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長の組合せを決定し、この決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長の複数の組合せを、互いの組合せ同士の波長が重複しないように同じ送信信号中に配置するところにある。
また、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、前記配置を行う際には、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる配置処理から先に実行することもできる。
あるいは、本発明の光伝送方法は、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長数を決定し、この決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長数を、予め定められた最大波長数を超えない範囲で同じ送信信号中に割当てることを特徴とする。
また、送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、前記割当を行う際には、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる割当処理から先に実行することもできる。
本発明によれば、送信先またはサービス毎に異なる波長の組合せ、または、波長数を用いる波長多重を用いた光伝送において効率の良い伝送を行うことができる。
(第一実施例)
第一実施例の光送信装置を図1を参照して説明する。図1は第一実施例の光送信装置のブロック構成図である。本実施例は本発明の基本的な構成であり、宛先やサービス毎に送信波長の組み合せを定め、かつ送信信号に優先順位を定めない場合の例である。
本発明の光送信装置は受信器101、送信波長決定部110、情報記憶部120、受信バッファメモリ130、送信信号配置部140、送信バッファメモリ150、送信器161〜16Nおよび波長合波器170により構成される。
受信バッファメモリ130は十分な大きさを持つか、あるいは格納された送信信号を一定の規則に基づき廃棄することでバッファ溢れを防ぐ構造であり、送信バッファメモリ150は送信器161〜16Nと同数の独立した領域151〜15Nを持ち、それぞれ送信器161〜16Nにより順次読み出される構造である。
受信器101へと入力された送信信号の流れを、以下順を追って説明する。受信器101へ入力された送信信号はまず送信波長決定部110へと入力され、送信信号の送信に用いる波長の組合せを決定する。送信波長決定部110内では、まずヘッダ読み取り部111で送信波長決定のため、あるいは送信バッファメモリ150への配置のために必要なヘッダ情報が抽出される。
送信波長決定に使われる情報としては、宛先に関する情報や送信信号が属するサービスに関する情報が代表的である。そして送信波長対応表112は、これらの情報を用いて送信波長の組合せを決定する。
また、送信バッファメモリ150への配置のためには送信信号長の情報も必要であるため、送信信号長および送信波長の情報が情報記憶部120へ渡される。
送信信号配置部140は送信バッファメモリ150の状態を取得するメモリ状態取得部141、演算部142、受信バッファメモリ130内の送信信号から送信バッファメモリ150へ配置される送信信号を選択する送信信号選択部143、シリアルパラレル変換器144により構成され、送信波長および送信信号長を基に送信バッファメモリ150内への配置位置を決定して配置を行う。
メモリ状態取得部141は送信バッファメモリ150の状態を全て確認し、送信バッファメモリ150の空き状況を表す状態テーブルを作成して保持することにより送信バッファメモリ150の空き状況を監視する。
演算部142は送信バッファメモリ150の空き状況の情報をメモリ状態取得部141から取得し、送信を試みる送信信号の送信信号長および送信波長の情報を情報記憶部120から取得する。そしてこれらの情報を基に送信信号を配置可能な位置を探索し、配置可能な位置が発見できた場合には当該位置へ送信信号の配置を行う。
図6および図7に送信信号配置位置の決定方法を示す。まず、受信バッファメモリ130の先頭の送信信号の情報を情報記憶部120から取得し(701)、送信バッファメモリ150の先頭の空き領域の情報をメモリ状態取得部141から取得する(601)。そして送信信号の送信波長や送信信号長から算出される配置に必要な領域と空き領域との比較を行い(602)、配置可能であれば配置を行う(605〜606)。配置が不可能であった場合は送信バッファメモリ150の末尾に達するまで順に空き領域との比較を行う(603〜604)。
ここで「配置可能」とは、複数の宛先またはサービスに対応する波長の複数の組合せを、互いの組合せ同士の波長が重複しないように同じ送信信号中に配置できることである。
送信バッファメモリ150の末尾まで達しても配置可能とならない場合は当該送信信号の配置を保留し、受信バッファメモリ130内の次の送信信号について同様の探索を行う(704〜705)。
送信信号の配置は送信信号のシリアルパラレル変換(605)および送信バッファメモリ150への書き込み(606)により実現される。シリアルパラレル変換器144に求められる特徴は出力ポートを任意に変更可能であることであり、例えば、出力ポート数が3の場合には、図4および図5の構造が考えられる。
図4は取り得る出力ポートの種類全てを並べた出力411〜417を有するシリアルパラレル変換器アレイで、入力側にあるスイッチ401を制御し、どの出力パターンで出力するかを選択する。図5は入力側スイッチ501によりまずシリアルパラレル変換の出力ポート数が1ポートの場合(出力510)、2ポートの場合(出力520)、3ポートの場合(出力530)へと振り分け、その後スイッチ511、521、522によりどのポートへ出力するかを決定する構造である。
送信器161〜16Nはそれぞれ異なる波長の光で信号の送信を行う装置であり、それぞれ送信バッファメモリ150の領域151〜15Nから送信信号を順次読み出し、光信号へと変換する。そして送信器より光信号へと変換された送信信号は波長合波器170により光伝送路180へとまとめられ、光受信装置へ向けて送信される。
(第二実施例)
第二実施例の光送信装置を図2を参照して説明する。図2は第二実施例の光送信装置のブロック構成図である。本実施例が第一実施例と異なる点は、入力された送信信号に対し送信波長の組合せではなく送信波長数のみを規定する点である。
本実施例における光送信装置は受信器101、波長数決定部210、情報記憶部120、受信バッファメモリ130、送信信号配置部140、送信バッファメモリ150、送信器161〜16Nおよび波長合波器170により構成される。
本実施例における送信信号の処理の流れを、主に第一実施例との差分に着目して説明する。
入力された送信信号は、まず波長数決定部210中のヘッダ読み取り部111で宛先に関する情報や送信信号が属するサービスに関する情報を抽出され、波長数対応表212でそれらの情報を用いて送信に用いられる波長数が決定される。そして波長数の情報および送信信号長の情報が情報記憶部120へと渡される。
送信信号配置部140は第一実施例と同様の構成であり、波長数対応表212により決定された送信波長数および送信信号のデータ長の情報を基に送信バッファメモリ150中へ配置を行う。
演算部142は送信バッファメモリ150の空き状況の情報をメモリ状態取得部141から取得し、送信信号長および送信波長数の情報を情報記憶部120から取得し、送信信号が配置可能であれば送信信号を配置する。
送信信号配置位置の決定方法は第一実施例と同様に、図6および図7により示される。まず、受信バッファメモリ130の先頭の送信信号の情報を情報記憶部120から取得し(701)、送信バッファメモリ150の先頭の空き領域の情報をメモリ状態取得部141から取得する(601)。
そして送信信号の送信波長数および送信信号長から算出される配置に必要な領域と空き領域との比較を行い(602)、配置可能であれば配置を行う(605〜607)。
ここで「配置可能」とは、複数の宛先またはサービスに対応する波長数を、予め定められた最大波長数を超えない範囲で同じ送信信号中に割当てられることである。
配置が不可能であった場合は送信バッファメモリ150の末尾に達するまで順に空き領域との比較を行う(603〜604)。送信バッファメモリ150の末尾まで達しても配置可能とならない場合は当該送信信号の配置を保留し、受信バッファメモリ130中の次の送信信号について同様の探索を行う(704〜705)。
本実施例では送信波長ではなく送信に用いる波長数を宛先やサービス毎に定義することで、光送信装置から光受信装置へ送信波長に関する情報を送信する必要は生じるが光信号列中で信号の含まれていない時間を少なくすることができる。
(第三実施例)
第三実施例の光送信装置を図3を参照して説明する。図3は本実施例の光送信装置のブロック構成図である。本実施例は、第一実施例に加えて、入力された送信信号を優先度毎にグループ分けし、送信バッファメモリ150への配置を優先順位に従って行うことで優先順位の高い送信信号を少ない遅延で送信する例である。
本実施例の光送信装置は、受信器101、送信波長決定部310、情報記憶部320、優先度別受信バッファメモリ330、送信信号配置部340、送信バッファメモリ150、送信器161〜16Nおよび波長合波器170により構成される。
第一実施例の構成と異なる点は、本実施例の送信波長決定部310は第一実施例の送信波長決定部110に優先度対応表313が加わった点と、受信バッファメモリ130に代わり優先度別受信バッファメモリ330および各優先度に対応する受信バッファメモリ331〜33Mへ送信信号を振り分けるスイッチ321になった点、本実施例における情報記憶部320は第一実施例における情報記憶部120に加えて送信信号の優先度に関する情報も格納する点、第一実施例における送信信号選択部143は1つの受信バッファメモリ130の中から送信信号を選択する構造であったものが本実施例における送信信号選択部343ではM個の受信バッファメモリ331〜33Mから送信信号を選択する構造になった点である。
このうち優先度対応表313は送信信号の宛先やサービスの種類の情報と優先度の対応関係が記されている。また、本実施例では、優先度別受信バッファメモリ330内の受信バッファメモリ331〜33Mのうち、受信バッファメモリ331を最も優先度の高い送信信号が格納される受信バッファメモリとし、受信バッファメモリ33Mを最も優先度の低い送信信号が格納される受信バッファメモリとする。
異なる優先度の受信バッファメモリ内にある送信信号から送信を行う順番の決定方法としては、優先度の高い受信バッファメモリに送信可能なものが存在しない場合のみ優先度の低い受信バッファメモリから送信されるPQ(Priority Queueing)と呼ばれる方法が代表的である。以下にPQを本発明の光送信装置へと適用した場合の例を示す。
入力された送信信号はまず送信波長決定部310へと入力される。ヘッダ読み取り部111にてヘッダ情報を取得した後、そのヘッダ情報を用いて送信波長対応表112により送信波長が、優先度対応表313により優先度がそれぞれ決定される。
これらは全て情報記憶部320で保存されるが、優先度の情報はスイッチ321へも渡され、スイッチ321を制御して送信信号を優先度別受信バッファメモリ330中の該当する優先度の受信バッファメモリへと格納するために用いられる。
次の送信信号配置部340では、まず情報記憶部320から送信波長および送信信号長の情報を読み取る。演算部342は、まず最も高い優先度の受信バッファメモリ331に格納された送信信号の情報を参照し、受信バッファメモリ331の先頭から順に送信バッファメモリ150への配置を試みる。
もし、受信バッファメモリ331内に配置可能な送信信号が存在しなかった場合には、二番目に高い優先度のバッファメモリ332内の送信信号を順次参照し、受信バッファメモリ331の場合と同様に、送信バッファメモリ150へ配置可能な送信信号を探す。この探索は、送信バッファメモリ150へ配置可能な送信信号が見つかるまで優先度が高い順に繰り返される。
送信バッファメモリ150へと配置可能な送信信号が見つかった場合には、送信信号配置部340内の送信信号選択部343により当該送信信号が取り出され、第一実施例と同様の手順により送信バッファメモリ150へと配置され、送信器161〜16Nによる電気光変換、波長合波器170を通じて光伝送路180へと送信される。この手順を用い、例えば音声通話等の遅延を小さく抑える必要があるサービスの信号の優先度を最も高くすることで装置内遅延を抑えることができる。
また、本実施例では各優先度からの送信信号の取り出し方法はPQを用いて説明したがWFQ(Weighted Fair Queueing)やCB−WFQ(Class-Based Weighted Fair Queueing)、LLQ(Low Latency Queueing)により実現することもできる。
(その他の実施例)
以上説明した実施例では受信器が1つの場合で説明したが、図9に示すように受信器が複数の場合も以上で説明したものと同様の手順により送信を行うことができる。
また、図12に示した光伝送システムの構成において光送信装置を本実施例の光送信装置に置き換えることにより、本発明の光伝送システムを構成することができる。
(効果の説明)
以上説明した実施例の光送信装置を用いた送信信号配置による効果を図10および図11を参照して説明する。図10は送信先毎またはサービス毎に波長の組合せが異なる場合の効果を説明する図であり、図11は送信先毎またはサービス毎に波長数が異なる場合の効果を説明する図である。
図10(a)の例は、送信先またはサービス毎に波長の組合せが異なる場合の例であり、送信先A(またはサービスA)は波長♯1、♯4、♯6の組合せ、送信先B(またはサービスB)は波長♯2、♯5の組合せ、送信先C(またはサービスC)は波長♯3、♯4、♯6の組合せ、送信先D(またはサービスD)は波長♯1、♯2の組合せになる。
このような信号を単純にその到着順に送信した場合には、図10(a)に示すように、送信信号♯1〜♯4において「データを含まず」となる波長が多く生じることになる。
本発明では、このような無駄を省くために、図10(b)に示すように、送信信号の配置を行う。図10(b)の送信信号♯1では、送信先A(またはサービスA)および送信先B(またはサービスB)の送信信号を一つの送信信号♯1に配置することにより「データを含まず」となる波長は波長♯3のみとなった。
同様に、図10(b)の送信信号♯2では、送信先C(またはサービスC)および送信先D(またはサービスD)の送信信号を一つの送信信号♯2に配置することにより「データを含まず」となる波長は波長♯5のみとなった。
また、図11(a)の例は、送信先またはサービス毎に波長数が異なる場合の例であり、送信先A(またはサービスA)は波長数1、送信先B(またはサービスB)は波長数2、送信先C(またはサービスC)は波長数3、送信先D(またはサービスD)は波長数4になる。
このような信号を単純にその到着順に送信した場合には、図11(a)に示すように、送信信号♯1〜♯4において「データを含まず」となる波長が多く生じることになる。
本発明では、このような無駄を省くために、図11(b)に示すように、送信信号の配置を行う。図11(b)の送信信号♯1では、送信先B(またはサービスB)および送信先C(またはサービスC)の送信信号を一つの送信信号♯1に配置することにより「データを含まず」となる波長は波長♯6のみとなった。
同様に、図11(b)の送信信号♯2では、送信先A(またはサービスA)および送信先D(またはサービスD)の送信信号を一つの送信信号♯2に配置することにより「データを含まず」となる波長は波長♯6のみとなった。
なお、図11のように送信先またはサービス毎に波長数が異なる場合は、送信先またはサービス毎に使用する送信波長が毎回異なることになるので、送信波長情報を受信側に送信する必要が生じる。送信波長情報として、例えば、図11(b)の送信信号♯1では、送信先B(またはサービスB)は波長♯1および♯2を使用し、送信先C(サービスC)は波長♯3〜♯5を使用し、図11(b)の送信信号♯2では、送信先A(またはサービスA)は波長♯1を使用し、送信先D(またはサービスD)は波長♯2〜♯5を使用することを光受信装置に伝達する。
本発明によれば、送信先またはサービス毎に異なる波長の組合せ、または、波長数を用いる波長多重を用いた光伝送において効率の良い伝送を行うことができるので、光伝送サービスのサービス品質向上に利用できる。
第一実施例の光送信装置のブロック構成図。 第二実施例の光送信装置のブロック構成図。 第三実施例の光送信装置のブロック構成図。 シリアルパラレル変換器の構造例(その1)を示す図。 シリアルパラレル変換器の構造例(その2)を示す図。 空き領域探索、配置処理フローを示すフローチャート。 第一実施例の送信信号配置処理フローを示すフローチャート。 第三実施例の優先度別送信信号配置処理フローを示すフローチャート。 その他の実施例の光送信装置のブロック構成図。 本発明の効果を説明するための図(波長の組合せ)。 本発明の効果を説明するための図(波長数)。 特許文献1の光伝送システムの構成図。
符号の説明
101〜10N 受信器
110、310 送信波長決定部
111 ヘッダ読み取り部
112 送信波長対応表
120、320 情報記憶部
130、331〜33M 受信バッファメモリ
140、340 送信信号配置部
141 メモリ状態取得部
142、242、342 演算部
143、343 送信信号選択部
144 シリアルパラレル変換器
150 送信バッファメモリ
151〜15N 領域
161〜16N 送信器
170 波長合波器
180 光伝送路
210 波長数決定部
212 波長数対応表
313 優先度対応表
321、401、501、511、521、522 スイッチ
330 優先度別受信バッファメモリ
411〜417、510、520、530 出力
901 シリアルパラレル変換回路
911〜914 レーザ
920 波長合波器
930 光伝送路
940 波長分波器
951〜954 光検出器
960 パラレルシリアル変換回路

Claims (5)

  1. 対向する受信装置に対する一つの送信信号中で波長割り当てを行って波長多重を行う光送信装置であって、入力信号をパラレル信号へと展開し、このパラレル信号に展開された送信信号をそれぞれ異なる波長の光信号としてパラレル伝送を行う光送信装置において、
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長の組合せを決定する送信波長決定手段と、
    この送信波長決定手段により決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長の複数の組合せを、互いの組合せ同士の波長が重複しないように前記一つの送信信号中に配置する手段と
    を備え
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、
    前記配置する手段は、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる配置処理から先に実行する手段を備えた
    ことを特徴とする光送信装置。
  2. 対向する受信装置に対する一つの送信信号中で波長割り当てを行って波長多重を行う光送信装置であって、入力信号をパラレル信号へと展開し、このパラレル信号に展開された送信信号をそれぞれ異なる波長の光信号としてパラレル伝送を行う光送信装置において、
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長数を決定する送信波長数決定手段と、
    この送信波長数決定手段により決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長数を、予め定められた最大波長数を超えない範囲で前記一つの送信信号中に割当てる手段と
    を備え
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、
    前記割当てる手段は、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる割当処理から先に実行する手段を備えた
    ことを特徴とする光送信装置。
  3. 請求項1または2に記載の光送信装置と、この光送信装置から受信した光信号の一部または全てをシリアル信号に結合する光受信装置とを備えた光伝送システム。
  4. 対向する受信装置に対する一つの送信信号中で波長割り当てを行って波長多重を行う光送信装置であって、入力信号をパラレル信号へと展開し、このパラレル信号に展開された送信信号をそれぞれ異なる波長の光信号としてパラレル伝送を行う光送信装置における光伝送方法において、
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長の組合せを決定し、この決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長の複数の組合せを、互いの組合せ同士の波長が重複しないように前記一つの送信信号中に配置し、
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、
    前記配置を行う際には、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる配置処理から先に実行する
    ことを特徴とする光伝送方法。
  5. 対向する受信装置に対する一つの送信信号中で波長割り当てを行って波長多重を行う光送信装置であって、入力信号をパラレル信号へと展開し、このパラレル信号に展開された送信信号をそれぞれ異なる波長の光信号としてパラレル伝送を行う光送信装置における光伝送方法において、
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに応じて送信に用いる波長数を決定し、この決定された複数の宛先またはサービスに対応する波長数を、予め定められた最大波長数を超えない範囲で前記一つの送信信号中に割当て
    送信信号の宛先または当該送信信号が属するサービスに対してグループ分けが行なわれ、それぞれのグループについて優先順位が定められ、
    前記割当を行う際には、優先順位が高いグループに属する宛先またはサービスに係わる割当処理から先に実行する
    ことを特徴とする光伝送方法。
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