JP4809199B2 - タイヤ空気圧低下警報装置および方法、ならびにタイヤ空気圧低下警報プログラム - Google Patents

タイヤ空気圧低下警報装置および方法、ならびにタイヤ空気圧低下警報プログラム Download PDF

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Description

本発明は、タイヤ空気圧低下警報装置および方法、ならびにタイヤ空気圧低下警報プログラムに関する。
乗用車などの4輪車両において、タイヤの減圧を検知する方法として、例えば、圧力センサを直接ホイールにつけることが知られているが、コストがかかり好ましいものではなかった。
また、特許文献1には、タイヤ空気圧低下警報装置(DWS)を用いることにより、車両に装着された4輪タイヤの車輪速度からタイヤの減圧を検出する方法が開示されている。前記装置は、タイヤが減圧すると正常内圧のタイヤより外径(タイヤの動荷重半径)が減少するため、他の正常な空気圧のタイヤに比べると車輪速度が速くなるという原理を用いたものであるが、この装置では、4輪全てが減圧している場合、減圧を検知することはできなかった。
ほかに、4輪全ての減圧をできるだけ安価に効率良く検知することを目的として、前記センサと前記装置とを組み合わせることが知られているが、依然としてコストがかかり、好ましいものではなかった。
特開昭63−305011号公報
本発明は、4輪全てのタイヤの空気圧低下を検出することができ、さらに、充分にコストを低減させたタイヤ空気圧低下警報装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、(1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する手段、および(2)タイヤの動荷重半径を相対比較することによりタイヤの空気圧低下を検知する手段を含むタイヤ空気圧低下警報装置であって、手段(1)を、4輪車両の1〜3輪のタイヤに有するタイヤ空気圧低下警報装置に関する。
また、本発明は、(1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する工程、および(2)タイヤの動荷重半径を相対比較をすることによりタイヤの空気圧低下を検知する工程を含むタイヤ空気圧低下警報方法であって、工程(1)を、4輪車両の1〜3輪のタイヤで実施するタイヤ空気圧低下警報方法に関する。
さらに、本発明は、コンピュータに、(1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する手順、および(2)タイヤの動荷重半径を相対比較をすることによりタイヤの空気圧低下を検知する手順を実行させるためのタイヤ空気圧低下警報プログラムであって、手順(1)を、4輪車両の1〜3輪のタイヤで実行するタイヤ空気圧低下警報プログラムに関する。
本発明によれば、4輪車両のうちのタイヤ1〜3輪が、共振状態にかかわるパラメータ変化の測定によるタイヤの空気圧低下検知手段を有し、残りのタイヤについては、動荷重半径の相対比較によるタイヤの空気圧低下検知手段を有することにより、4輪全輪についての空気圧低下を検出することができ、直接、圧力センサを用いる必要がなく、また、マイコンの計算能力の向上化やメモリーの増大の必要性が最小限ですみ、コストを大きく低減することが可能であるタイヤ空気圧低下警報装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態にかかわるタイヤ空気圧低下警報装置は、(1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する手段(共振検知手段)、および(2)タイヤの動荷重半径を相対比較をすることによりタイヤの空気圧低下を検知する手段(動荷重半径検知手段)を含む。
路面走行時において、路面上の微小な凹凸により力を受けることで、タイヤが振動して、タイヤ車軸回りにねじりモーメント、上下方向力、前後方向力、左右方向力などが発生し、各方向のバネと質量(慣性モーメント)との関係から、タイヤが共振状態となる。
ここで、共振周波数は、(1/2π)×√(k/m)(k:バネ定数、m:質量)で表され、タイヤの空気圧が低下すると、タイヤのサイドウォール部におけるバネ定数が変化して、共振周波数が変化する。このように、共振検知手段では、共振状態のタイヤのパラメータ変化として、共振周波数の変化を検出することで、タイヤの空気圧低下を検知することができる。
共振検知手段において、パラメータ変化の検出は、車輪速度検出手段により行うことが好ましい。
本発明のタイヤ空気圧低下警報装置は、4輪車両に備えられた4つのタイヤFL、FR、RLおよびRR(以下、単にタイヤTという)の車輪速度回転情報から走行中の4輪車両の空気圧低下を検出し、ドライバーに警報を発するもので、各タイヤTにそれぞれ関連して設けられた通常の車輪速度検出手段1を備えている。
車輪速度検出手段1としては、電磁ピックアップなどを用いて回転パルスを発生させてパルスの数から車輪速度回転情報を測定する車輪速度センサまたはダイナモのように回転を利用して発電を行ない、この電圧から車輪速度回転情報を測定するものを含む角速度センサなどを用いることができる。前記車輪速度検出手段の出力は、ABSなどのコンピュータである制御ユニット2に与えられる。また、この制御ユニット2には、図1に示されるように、タイヤの振動周波数成分から共振周波数を抽出し、周波数解析などを行なう振動成分検出手段3および警報手段4、たとえば警報を目視で知らせるための液晶表示素子、プラズマ表示素子またはCRTなどから構成された表示装置や音声で知らせる音声発振装置または表示および音声を組合せた装置などが接続されている。
制御ユニット2は、図2に示されるように、外部装置との信号の受け渡しに必要なI/Oインターフェイス2aと、演算処理の中枢として機能するCPU2bと、該CPU2bの制御動作プログラムが格納されたROM2cと、前記CPU2bが制御動作を行なう際にデータなどが一時的に書き込まれたり、その書き込まれたデータなどが読み出されるRAM2dとから構成されている。
共振検知手段では、タイヤの回転数に対応したパルス信号(以下、車輪速パルスという)が出力される。またCPU2bでは、車輪速度検出手段1から出力された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期ΔT(sec)、たとえばΔT=1秒ごとに各タイヤの回転角速度Fiが算出される。
正常な空気圧のタイヤTのねじり方向(回転方向)の振動は、タイヤの車輪速度を微妙に変化させるため、ABSの車輪速度検出手段1によって測定することができる。また、上下方向の振動、前後方向の振動なども、タイヤTの半径を微妙に変化させて、タイヤTの回転数に影響を及ぼすので、ABSの車輪速度検出手段1により測定することができる。
具体的には、ABSに用いられる車輪速度検出手段1から得られた車輪速度データより、車輪速度Vを数m秒ごとに計算し、車輪速度における波形信号から周波数成分を取り出すために、たとえば高速フーリエ変換(FFT)演算し、周波数解析を行ない、共振周波数とパワースペクトル密度を求める。ただし、周波数成分には、タイヤの共振周波数の他に、路面から受けるノイズなどが含まれているため、所定の時間において平均化することが望ましい。FFT演算結果を積算し、積算回数が所定の回数に達したか否かを判断する。積算回数が所定の回数に達していない場合には、再度車輪速度の計算を行なう。これに対し、積算回数が所定の回数に達している場合には、平均化処理を行なう。この平均化処理は、FFT演算結果の平均値を求め、周波数特性の変動をできるだけ低減するために行なうものであり、各周波数成分のゲインの平均値を算出する。そして、ピーク値を検索するピークサーチを行なう。この操作は正常空気圧時と(初期化)検出時におこない、初期化時のピーク周波数は記憶させておく。検出時は、タイヤにおける共振周波数の近傍において、ピークサーチをおこない、ピーク周波数が初期化時に記憶させたピーク周波数と比較される。この2つのピーク周波数の差があらかじめ決められたしきい値よりも大きい場合に警報を出す。
タイヤの共振状態において変化するパラメータとしては、前記のように、ねじり方向の共振周波数、上下方向の共振周波数、前後方向の共振周波数などが挙げられるが、なかでも、ねじり方向の共振はABS車輪速度センサに表れやすく、10数Hzのバネ下共振や80Hzの上下振動と重なることなく、かつ、比較的低い周波数である(低いサンプリング周波数が適用できる)という理由により、共振検知手段パラメータとしては、ねじり方向共振周波数を検出することが好ましい。
共振検知手段を設置するタイヤとしては、路面からの加振以外に、エンジン等によって、比較的大きくかつ連続的な加振力が得られるため検出しやすいことから、駆動輪が好ましい。また、タイヤの共振状態にかかわるパラメータを求める方法としては、カルマンフィルター理論に代表されるようなシステム状態推定理論を適用することもできる。
動荷重半径検知手段は、4輪のタイヤの車輪速度の相対的な差から内圧低下を検出するものである。その判定値DEL(1)〜(3)は、以下の式により算出される。
DEL(1)={(V1+V4)/2−(V2+V3)/2}/{(V1+V2
+V3+V4)/4}×100(%)
DEL(2)={(V1+V2)/2−(V3+V4)/2}/{(V1+V2
+V3+V4)/4}×100(%)
DEL(3)={(V1+V3)/2−(V2+V4)/2}/{(V1+V2
+V3+V4)/4}×100(%)
ここで、前記式において、V1〜V4は、それぞれ前左タイヤ(FLタイヤ)、前右タイヤ(FRタイヤ)、後左タイヤ(RLタイヤ)および後右タイヤ(RRタイヤ)の車輪速度である。動荷重半径検知手段は、判定値DEL(1)〜(3)のいずれかが所定のしきい値をこえる場合、タイヤの空気圧低下をドライバーに知らせるというものである。
例えば、FLタイヤ1輪のみが空気圧低下している場合、DEL(1)〜(3)は全て正の値、FRタイヤが空気圧低下している場合、DEL(1)および(3)は負の値、およびDEL(2)は正の値、RLタイヤが空気圧低下している場合、DEL(1)および(2)は負の値、およびDEL(3)は正の値、ならびに、RRタイヤが空気圧低下している場合、DEL(1)は正の値、ならびにDEL(2)およびDEL(3)は負の値となる。
また、FLおよびFRのタイヤが空気圧低下している場合、DEL(2)は正の値であり、しきい値より大きくなる。
さらに、FR、RLおよびRRのタイヤが空気圧低下している場合、DEL(1)〜(3)は全て負の値となる。
動荷重半径検知手段では、FL、FR、RLおよびRRタイヤ(以下、総称してWiという。ここで、i=1〜4、1:FLタイヤ、2:FRタイヤ、3:RLタイヤ、4:RRタイヤ)の回転数に対応したパルス信号(以下、車輪速パルスという)が出力される。図1において、CPU2bでは、車輪速度検出手段1から出力された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期ΔT(sec)、たとえばΔT=1秒ごとに各タイヤの回転角速度Fiが算出される。
ここで、タイヤWiは、規格内でのばらつき(初期差異)が含まれて製造されるため、各タイヤWiの有効転がり半径(一回転により進んだ距離を2πで割った値)は、すべてのタイヤWiがたとえ正常内圧であっても、同一とは限らない。そのため、各タイヤWiの回転角速度Fiはばらつくことになる。そこで、初期差異によるばらつきを打ち消すために補正した回転角速度F1iを算出する。具体的には、
F11=F1
F12=mF2
F13=F3
F14=nF4
と補正される。前記補正係数m、nは、たとえば車両が直線走行していることを条件として回転角速度Fiを算出し、この算出された回転角速度Fiに基づいて、m=F1/F2、n=F3/F4として得られる。そして、前記F1iに基づき、各車輪のタイヤの車輪速度Viを算出して、上記したDEL(1)〜(3)を求める式に代入する。
動荷重半径検知手段は、ABSの制御に使用している4輪タイヤの各車輪速度を相互比較して判定することができる。つまり、絶対速度を使わずに相互の速度を比較することで各車輪の内圧低下を検知しようとするものである。したがって、4輪が同時に一様に変化する4輪同時減圧は検知できないため、動荷重半径検知手段とともに、必須として、共振検知手段を設置する必要がある。
本発明において、タイヤ4輪の1輪以上に共振検知手段を有する。共振検知手段を有しない場合、動荷重半径検知手段のみで検知することになるため、タイヤ4輪全ての空気圧の低下を検出できない。また、共振検知手段は、タイヤ4輪のうち、3輪以下、好ましくは2輪以下に設置される。タイヤ4輪全てに共振検知手段を設置すると、CPUの高度な計算能力や多大なメモリー資源が必要となり、コストがかかる。
本発明の一実施の形態は、(1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する工程(共振検知工程)、および(2)タイヤの動荷重半径を相対比較をすることによりタイヤの空気圧低下を検知する工程(動荷重半径検知工程)を含むタイヤ空気圧低下警報方法であり、該共振検知工程および動荷重半径検知工程は、本発明のタイヤ空気圧低下警報装置に含まれる前記共振検知手段および前記動荷重半径検知手段で説明したように行うことができる。
また、本発明の一実施の形態は、コンピュータに、(1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する手順(共振検知手順)、および(2)タイヤの動荷重半径を相対比較をすることによりタイヤの空気圧低下を検知する手順(動荷重半径検知手順)を実行させるためのタイヤ空気圧低下警報プログラムであり、該共振検知手順および動荷重半径検知手順は、本発明のタイヤ空気圧低下警報装置に含まれる前記共振検知手段および前記動荷重半径検知手段で説明したように行うことができる。
実施例にもとづいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
本発明のタイヤ空気圧低下警報方法の性能を確認するための実走行試験条件をテストコースを含めて合わせて示す。
(試験条件)
実験車両の型式:トヨタ カローラフィールダー(前輪駆動車)
実験場所:住友ゴム工業(株)岡山テストコースおよび周辺一般道
タイヤの型式:185/70 R14
基準内圧:200kPa(前輪)、200kPa(後輪)
動荷重半径初期値:前輪296.7mm 後輪298.1mm
走行速度:40km/h
(走行試験)
(1)タイヤ1輪が空気圧低下している場合、(2)タイヤ2輪が空気圧低下している場合、(3)タイヤ3輪が空気圧低下している場合、および(4)タイヤ4輪全てが空気圧低下している場合の(1)〜(4)の条件において、それぞれ走行試験をおこない、共振検知手段および動荷重半径検知手段のいずれにより空気圧低下が検出されるかについて試験をおこなった。なお、空気圧低下させたタイヤの内圧および動荷重半径値は、前輪の場合、150kPaおよび295.9mm、ならびに、後輪の場合、150kPaおよび296.8mmであった。
(試験結果)
図3〜6には、タイヤ4輪のうち、FLタイヤのみに共振検知手段を適用し、残りのタイヤには、動荷重半径検知手段を適用した場合の減圧検出方法を示す。なお、試験車は前輪駆動車であり、FLは駆動輪となっている。
(1)タイヤ1輪が空気圧低下している場合
(a)FLタイヤのみ空気圧が低下している場合、共振検知手段および動荷重半径検知手段により、空気圧低下を検出することができる(図3(a)参照)。
一方、FRタイヤ、RLタイヤ、およびRRタイヤの空気圧がそれぞれ低下している場合、動荷重半径検知手段により空気圧低下を検出することができる(図3(b)〜(d)参照)。
(2)タイヤ2輪が空気圧低下している場合
(a)FLおよびFRタイヤ、(c)FLおよびRLタイヤ、ならびに、(e)FLおよびRRタイヤのように、FLタイヤを含むタイヤ2輪の空気圧が低下している場合、共振検知手段および動荷重半径検知手段により、空気圧低下を検出することができる(図4(a)、(c)および(e)参照)。
一方、(b)RLおよびRRタイヤ、(d)FRおよびRRタイヤ、ならびに、(f)FRおよびRLタイヤのように、FLタイヤとは別のタイヤ2輪の空気圧が低下している場合、動荷重半径検知手段により、空気圧低下を検出することができる(図4(b)、(d)および(f)参照)。
(3)タイヤ3輪が空気圧低下している場合
(b)FL、RLおよびRRタイヤ、(c)FL、FRおよびRRタイヤ、ならびに、(d)FL、FRおよびRLタイヤのように、FLタイヤを含むタイヤ3輪の空気圧が低下している場合、共振検知手段および動荷重半径検知手段により、空気圧低下を検出することができる(図5(b)、(c)および(d)参照)。
一方、(a)FR、RLおよびRRタイヤのように、FLタイヤとは別のタイヤ3輪の空気圧が低下している場合、動荷重半径検知手段により、空気圧低下を検出することができる(図5(a)参照)。
(4)タイヤ4輪全てが空気圧低下している場合
(a)FL、FR、RLおよびRRタイヤのように、FLタイヤを含む全てのタイヤ4輪の空気圧が低下している場合、共振検知手段により、空気圧低下を検出することができる(図6(a)参照)。
本発明のタイヤ空気圧低下警報装置にかかわる一実施の形態を示す図である。 図1におけるタイヤ空気圧低下警報装置の電気的構成を示す図である。 タイヤ4輪のうち、1輪が空気圧低下している場合に適用される検出方法を示す図である。 タイヤ4輪のうち、2輪が空気圧低下している場合に適用される検出方法を示す図である。 タイヤ4輪のうち、3輪が空気圧低下している場合に適用される検出方法を示す図である。 タイヤ4輪のうち、4輪全てが空気圧低下している場合に適用される検出方法を示す図である。
符号の説明
1 車輪速度検出手段
2 制御ユニット
3 振動成分検出手段
4 警報手段

Claims (3)

  1. (1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する手段、および
    (2)タイヤの動荷重半径を相対比較することによりタイヤの空気圧低下を検知する手段を含むタイヤ空気圧低下警報装置であって、
    手段(1)を、4輪車両の駆動輪の1輪のタイヤに有し、
    手段(2)において、下記の式により算出される判定値DEL1〜DEL3によりタイヤの空気圧低下を検知するタイヤ空気圧低下警報装置。
    DEL(1)={(V1+V4)/2−(V2+V3)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    DEL(2)={(V1+V2)/2−(V3+V4)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    DEL(3)={(V1+V3)/2−(V2+V4)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    (V1〜V4は、それぞれ前左タイヤ、前右タイヤ、後左タイヤおよび後右タイヤの車輪速度である。)
  2. (1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する工程、および
    (2)タイヤの動荷重半径を相対比較をすることによりタイヤの空気圧低下を検知する工程を含むタイヤ空気圧低下警報方法であって、
    工程(1)を、4輪車両の駆動輪の1輪のタイヤで実施し、
    工程(2)において、下記の式により算出される判定値DEL1〜DEL3によりタイヤの空気圧低下を検知するタイヤ空気圧低下警報方法。
    DEL(1)={(V1+V4)/2−(V2+V3)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    DEL(2)={(V1+V2)/2−(V3+V4)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    DEL(3)={(V1+V3)/2−(V2+V4)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    (V1〜V4は、それぞれ前左タイヤ、前右タイヤ、後左タイヤおよび後右タイヤの車輪速度である。)
  3. コンピュータに、(1)タイヤの共振状態にかかわるパラメータの変化を測定することによりタイヤの空気圧低下を検知する手順、および
    (2)タイヤの動荷重半径を相対比較をすることによりタイヤの空気圧低下を検知する手順を実行させるためのタイヤ空気圧低下警報プログラムであって、
    手順(1)を、4輪車両の駆動輪の1輪のタイヤで実行し、
    手順(2)において、下記式により算出される判定値DEL1〜DEL3によりタイヤの空気圧低下を検知するタイヤ空気圧低下警報プログラム。
    DEL(1)={(V1+V4)/2−(V2+V3)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    DEL(2)={(V1+V2)/2−(V3+V4)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    DEL(3)={(V1+V3)/2−(V2+V4)/2}/{(V1+V2
    +V3+V4)/4}×100(%)
    (V1〜V4は、それぞれ前左タイヤ、前右タイヤ、後左タイヤおよび後右タイヤの車輪速度である。)
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