JP4806332B2 - ストローク特性可変エンジン - Google Patents
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Description
以下、図1〜図4を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係るストローク特性可変エンジンを示す横断面図であり、図2は第1実施形態に係るエキセントリックシャフトを示す斜視図である。図3は第1実施形態に係る圧縮コイルスプリング装置の分解斜視図であり、図4は図1中のIV−IV断面図である。
図1に示すエンジン1は、直列4気筒エンジンであって、4つのシリンダのうち1つを通る横断面が図示されている。シリンダブロック7aとベアリングブロック7bとが締結されることによりクランクケース7が形成され、クランクケース7の下方にはオイルパン43が締結されてクランクケース7内の飛沫オイルを貯留している。シリンダブロック7aの上方に形成されたシリンダ2にはピストン3が摺合されており、アッパリンク4及びロアリンク5の2つのリンクを介してクランクシャフト6に連結されている。
図1を参照して、エキセントリックシャフト12に作用する力について説明する。エンジン1の燃焼工程によって、ピストン3は非常に大きな力でシリンダ2内を下方へ押し下げられる。ピストン3が受けた燃焼圧力はアッパリンク4およびロアリンク5を介してクランクピン9に伝達されてクランクシャフト6を回転させるが、ロアリンク5の一端5aの軸心は、ピストンピン10の中心とクランクピン9の中心とを結んだ直線から外れているため、ロアリンク5をクランクピン9を中心にして反時計回りに自転させる分力、すなわちロアリンク5の他端5bを上方に押し上げる力が発生する。4つの各気筒が順次燃焼工程を経るため、コントロールリンク11を上に引き上げる力が常時加わった状態となる。
次に、図5,図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、ここでは異なる構成について説明する。図5は第2実施形態に係る圧縮コイルスプリング装置の分解斜視図であり、図6は同圧縮コイルスプリング装置の縦断面図である。
図5,図6に示すように、圧縮コイルスプリング装置61は、スリーブ67が形成された上部連結ピース62と、ロッド68が形成された下部連結ピース63と、2つの圧縮コイルスプリング65,66と、2つの圧縮コイルスプリング65,66の間に挟持されるリテーナ64とから構成される。リテーナ64はフランジ部69とその両面に形成されたロッド71およびスリーブ70から形成されており、ロッド71は上部連結ピース62のスリーブ67に内挿され、スリーブ70には下部連結ピース63のロッド68が内挿され、それぞれ摺動可能とされている。コイル径の略等しい等ピッチの円筒コイルばねからなる2つの圧縮コイルスプリング65,66は、それぞれ、リテーナ64と下部連結ピース63との間、およびリテーナ64と上部連結ピース62との間に介装されている。
このように、ばね定数の異なる複数の圧縮コイルスプリング65,66を直列に組み合わせて用いることにより、特性が大きく変化するばね特性を実現することができ、エキセントリックシャフトを所定角度に回動させるのに必要なストロークおよび荷重を確保し易くなる。即ち、ばね特性を変えるために単一の不等ピッチばねを用いた場合、最大荷重を大きくするために素線の径を太くすればストローク量が確保できなくなってしまう一方、ストローク量を確保するために巻き数を増やすと、圧縮コイルスプリング装置が大型化してしまう。他方、素線を細くすれば、装置を大型化せずにストロークを確保することは可能であるが、大きなばね荷重は発揮されなくなってしまう。そこで、ばね定数の異なる複数の圧縮コイルスプリング65,66を直列に組み合わせたことにより、好適にストロークおよびばね荷重の双方が確保できるようにされている。
次に、図7を参照して本発明の第3実施形態について説明する。なお、第2実施形態と同様に、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、異なる構成について説明する。図7は第3実施形態に係るストローク特性可変エンジンの一部を示す拡大横断面図である。
シャフトホルダ81は、一体形成されており、エキセントリックシャフト12のジャーナル15を支持する4つの支持壁82と、これらを連結する連結ベース部83と、連結ベース部83の下面から側方に向かって突出する4つの突出部84とから構成されており、突出部84の先端は本体側連結部85をなしている。各支持壁82にはボルト通し孔が2つずつベース部83を貫通するように穿設されており、これらボルト通し孔に挿入されたボルト55が、ベアリングブロック7bに形成されたボルト孔に締結されることにより、シャフトホルダ51がベアリングブロック7bに固定されている。
このように、本体側連結部85がシャフトホルダと一体に形成されることによって、部品点数の増加が回避され、さらにこれによって組み付け手間が軽減されるとともに、エンジンの重量増大が抑制されている。
3 ピストン
4 アッパリンク
5 ロアリンク
6 クランクシャフト
7 クランクケース
7a シリンダブロック
7b ベアリングブロック
9 クランクピン
11 コントロールリンク
12 エキセントリックシャフト(コントロールシャフト)
13 偏心ピン
15 ジャーナル
16 ドリブンギヤ
17 ウェブ
18 ウェブ連結部
19 本体側連結部材
20,85 本体側連結部
21,61 圧縮コイルスプリング装置(付勢手段)
22,62 上部連結ピース
23,63 下部連結ピース
24 ピン(第1のピン)
25 ピン(第2のピン)
26,27,65,66 圧縮コイルスプリング
28,67,70 スリーブ
29,68,71 ロッド
32,33,74,75,42,82 給油孔
40 油圧アクチュエータ
41 ドリブンギヤ
51,81 シャフトホルダ
69 リテーナ
Claims (3)
- シリンダブロックとベアリングブロックとによって回転自在に支持されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトのクランクピンに回転自在に軸支されたロアリンクと、前記ロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、前記ベアリングブロックとシャフトホルダとによって支持されたコントロールシャフトと、前記コントロールシャフトと前記ロアリンクとを連結するコントロールリンクとを有し、前記コントロールシャフトを移動させることでピストンストロークを変化させるストローク特性可変エンジンであって、
前記コントロールシャフトと前記シャフトホルダとの間に介装されて前記コントロールシャフトをコイルスプリングにより所定方向に付勢する付勢手段を備え、
前記付勢手段は、前記コントロールシャフトに設けられた第1の連結部に第1のピンを介して連結されるとともに、前記シャフトホルダに設けられた第2の連結部に第2のピンを介して連結され、
前記第1のピンと前記第2のピンとが、前記コイルスプリングの軸心上に位置することを特徴とするストローク特性可変エンジン。 - 前記付勢手段が複数並設され、前記第2連結部は単一の連結部材に複数形成されて前記シャフトホルダに取り付けられたことを特徴とする、請求項1に記載のストローク特性可変エンジン。
- 前記第2連結部は、前記シャフトホルダと一体に形成されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のストローク特性可変エンジン。
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