JP4806332B2 - ストローク特性可変エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、ストローク特性可変エンジンに関し、特に、コントロールシャフトにバイアス力を付与して、ストローク特性を変更する際の駆動力を低減する技術に関するものである。
レシプロ式内燃機関では、運転状態に応じて圧縮比を変化させて最適な圧縮比でエンジンを駆動することが望ましい。これを実現するために、エンジンのピストンに回動可能に取り付けられたアッパリンクと、このアッパリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、気筒列方向に延びるコントロールシャフトと、このコントロールシャフトに偏心して設けられた偏心ピンと、この偏心ピンとアッパリンクまたはロアリンクとを連結するコントロールリンクと、コントロールシャフトを回転駆動する回転駆動手段とを有する構成をした可変圧縮比エンジンが多く提案されている。
このような構成をした可変圧縮比エンジンでは、エンジンの燃焼工程においてピストンを押し下げる力が大きく作用し、リンク機構を介してその分力がコントロールシャフトに伝達されるため、コントロールシャフトには一定方向への大きな力が加わった状態となる。したがって、コントロールシャフトを当該方向に回転駆動する際には小さな駆動力で駆動することができるが、当該方向と反対方向に回転駆動する際には、ピストンから伝達される分力に抗してリンク機構を駆動する大きな駆動力が必要となる。
そこで、上記構成を持つ可変圧縮比エンジンにおいて、エンジンをコントロールシャフトの軸方向に大型化することなく、バイアス力をコントロールシャフトに付与し、シャフトを駆動するのに必要な両方向への駆動力を適正化することを可能とし、且つ付勢力の設計自由度が高いストローク特性可変エンジンとして、コントロールシャフトに所定方向の移動力を付与すべく、コントロールシャフト側に設けられた連結部と、前記エンジン本体側に形成された連結部との間に、付勢手段を介装させた可変圧縮比エンジンが、本発明者らによって提案されている(特許文献1参照)。
特願2006−250946号公報
しかしながら、特許文献1に記載の本発明者らにより提案された可変圧縮比エンジンでは、例えばエンジンブロックの外壁部に連結部が形成された場合、これに連結された付勢手段はエンジンブロック側へ働く大きな力を常時受けるため、当該外壁の肉厚を厚くするなどして連結部形成部位の剛性を高める必要があり、エンジン本体の重量増大を招くことがある。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、エンジンの重量増大を可能な限り抑制しつつ、バイアス力をコントロールシャフトに付与し、シャフトを移動するのに必要な両方向への駆動力を適正化することが可能な、付勢力の設計自由度が高いストローク特性可変エンジンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、シリンダブロックとベアリングブロックとによって回転自在に支持されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトのクランクピンに回転自在に軸支されたロアリンクと、前記ロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、前記ベアリングブロックとシャフトホルダとによって支持されたコントロールシャフトと、前記コントロールシャフトと前記ロアリンクとを連結するコントロールリンクとを有し、前記コントロールシャフトを移動させることでピストンストロークを変化させるストローク特性可変エンジンであって、前記コントロールシャフトと前記シャフトホルダとの間に介装されて前記コントロールシャフトをコイルスプリングにより所定方向に付勢する付勢手段を備え、前記付勢手段は、前記コントロールシャフトに設けられた第1の連結部に第1のピンを介して連結されるとともに、前記シャフトホルダに設けられた第2の連結部に第2のピンを介して連結され、前記第1のピンと前記第2のピンとが、前記コイルスプリングの軸心上に位置することを特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項1のストローク特性可変エンジンにおいて、前記付勢手段が複数並設され、前記第2連結部は単一の連結部材に複数形成されて前記シャフトホルダに取り付けられたことを特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項1または請求項2のストローク特性可変エンジンにおいて、前記第2連結部は、前記シャフトホルダと一体に形成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、コントロールシャフト側から常時大きな力が加わる付勢手段を支持する連結部を、コントロールシャフトを支持するために高い剛性をもって形成されたシャフトホルダに形成することにより、エンジンの重量増大を招くことなく付勢手段を支持することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、付勢力の作用点となるピンがばね荷重の作用線上に位置することによって、連結ピースに倒れが生じることによって付勢手段を伸縮する際に摩擦が生じ、付勢手段の荷重特性に影響を与えることを回避することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、付勢手段が複数並設されて複数の各連結部に連結される場合に、1つの連結部材が複数の第2連結部を備えることにより、部品点数の増加、組み付け手間の増大、およびエンジンの重量増大を抑制することができる。
さらに、請求項に記載の発明によれば、第2連結部をシャフトホルダと一体に形成することによって部品点数の増加を回避し、これにより組み付け手間を軽減するとともに、エンジンの重量増大を抑制することができる。
[第1実施形態]
以下、図1〜図4を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係るストローク特性可変エンジンを示す横断面図であり、図2は第1実施形態に係るエキセントリックシャフトを示す斜視図である。図3は第1実施形態に係る圧縮コイルスプリング装置の分解斜視図であり、図4は図1中のIV−IV断面図である。
≪第1実施形態の構成≫
図1に示すエンジン1は、直列4気筒エンジンであって、4つのシリンダのうち1つを通る横断面が図示されている。シリンダブロック7aとベアリングブロック7bとが締結されることによりクランクケース7が形成され、クランクケース7の下方にはオイルパン43が締結されてクランクケース7内の飛沫オイルを貯留している。シリンダブロック7aの上方に形成されたシリンダ2にはピストン3が摺合されており、アッパリンク4及びロアリンク5の2つのリンクを介してクランクシャフト6に連結されている。
クランクシャフト6は、基本的に通常の定ストロークエンジンと同様の構成であり、シリンダブロック7aとベアリングブロック7bとに支持されたクランクジャーナル8(クランクシャフトの回転中心)から偏心したクランクピン9により、シーソー式に揺動するロアリンク5の中間部を支持している。そしてロアリンク5の一端5aに、ピストンピン10に小端部4aが連結されたアッパリンク4の大端部4bが連結されている。
ロアリンク5の他端5bには、通常のエンジンにおけるピストンとクランクシャフトとを連結するコネクティングロッドと同一構成のコントロールリンク11の小端部11aがピン結合されている。そしてコントロールリンク11の大端部11bは、ベアリングブロック7bとこれに締結されるシャフトホルダ51とによって回動自在に支持されたエキセントリックシャフト12(コントロールシャフト)の偏心ピン13に、2つ割の軸受け14をもって連結されている。
図1,図2に示すように、シャフトホルダ51は、エキセントリックシャフト12のジャーナル15を支持する4つの支持壁52a,52b,52c,52dと、これらを連結する連結ベース部53とから構成され、各支持壁52にはボルト通し孔54が2つずつ穿設されている。これらボルト通し孔54に挿入されたボルト55が、ベアリングブロック7bに形成されたボルト孔に締結されることにより、シャフトホルダ51がベアリングブロック7bに固定されている。
エキセントリックシャフト12の中央部にはドリブンギヤ16が形成され、エキセントリックシャフト12を回転駆動するベーン式の油圧アクチュエータ40には、ドリブンギヤ16と噛み合うドライブギヤ41が設けられており、エンジン1の運転状態に応じてその回動角が連続的に制御され、且つ任意の角度で保持されるようになっている。具体的には、油圧アクチュエータ40内部のジャーナル部分は、その外周に複数枚のベーンが突設されてロータを構成しており、各ベーンについてハウジングによって油圧室が形成されている。油圧室はベーンによって第1油圧室と第2油圧室とに仕切られており、第1および第2油圧室に対して作動油を給排することによってロータが回転・保持される。
このエンジン1によると、エキセントリックシャフト12を回動させることにより、コントロールリンク11の大端部11bの位置が、図1に示した位置からエキセントリックシャフト12の静止軸心12aを中心にして上下方向に回転移動することによって変化し、クランクシャフト6の回転に伴うロアリンク5の揺動角度が変化する。このロアリンク5の揺動角度の変化に応じてシリンダ2内でのピストン3のストローク範囲、即ち、ピストン3の上死点位置及び下死点位置が、連続的に変化することとなる。これにより、圧縮比及び排気量の少なくともいずれか一方を連続的に変化させるストローク特性可変機能がもたらされる。
エキセントリックシャフト12を構成するウェブ17には、エキセントリックシャフト12の静止軸心12aに対して偏心ピン13と反対側に延設されるようにウェブ連結部18(第1の連結部)が形成されている。シャフトホルダ51の下面には、本体側連結部20(第2の連結部)が形成された本体側連結部材19がボルト56によって固定されており、ウェブ連結部18と本体側連結部20との間には圧縮コイルスプリング装置21(付勢手段)が介装されている。
圧縮コイルスプリング装置21は、上端に上部連結ピース22を、下端に下部連結ピース23を備え、それぞれがピン24(第1のピン),25(第2のピン)を介してウェブ連結部18および本体側連結部20に軸着されている。上部連結ピース22と下部連結ピース23との間には2本の圧縮コイルスプリング26,27が介装されており、圧縮コイルスプリング27は圧縮コイルスプリング26の内部に収容されるかたちで同軸に配置されている。ピン24,25はこれら圧縮コイルスプリング26,27の同軸線上にくるような配置となっている。
図2に示すように、エキセントリックシャフト12は一端から他端へ向けて、順に、第1ジャーナル15a、第2ジャーナル15b、第3ジャーナル15c、第4ジャーナル15d、第5ジャーナル15eと呼ぶように、5つのジャーナル15を構成要素として備えている。各ジャーナルの間には、偏心ピン13がウェブ17に挟まれるかたちで介在されており、第1ジャーナル15aと第2ジャーナル15bとの間には第1偏心ピン13aが、第2ジャーナル15bと第3ジャーナル15cとの間には第2偏心ピン13bが、というように、4つの偏心ピン13a〜13dが5つのジャーナル15と交互に同軸上に配置されている。
各ジャーナル15と各偏心ピン13とは、ウェブ17によって連結されており、第1ジャーナル15aと第1偏心ピン13aとの間にはウェブ17aが配置され、第1ジャーナル15aから第5ジャーナル15eへ向けて、順に8つのウェブ17a〜17hが配置されている。なお、図2においては、コントロールリンク11の大端部11bのみが第1偏心ピン13aに連結されて示されているが、他の偏心ピン13b〜13dについても、実際にはコントロールリンク11等からなるリンク機構がそれぞれに連結されるが、理解を容易にするため省略して示している。
各ジャーナル15a〜15eは、ベアリングブロック7bとシャフトホルダ51とに形成された軸受け(図示せず)によって軸支されるが、エキセントリックシャフト12の中央部となる第3ジャーナル15c部分には油圧アクチュエータ40により駆動されるドリブンギヤ16が設置されている。
第1偏心ピン13aを挟むウェブ17a,17b、および第4偏心ピン13dを挟むウェブ17g,17hには、ウェブ連結部18a,18b,18g,18hが、エキセントリックシャフト12の静止軸心12aに対して偏心ピン13と反対側に延設されるように形成されている。また、シャフトホルダ51の下面には2つの本体側連結部材19a,19gが取り付けられ、それぞれ2つの本体側連結部20a,20bおよび20g,20hが形成されている。
各ウェブ連結部18a,18b,18g,18hと各本体側連結部20a,20b,20g,20hとの間には、4体の圧縮コイルスプリング装置21a,21b,21g,21hがそれぞれ介装されている。4体の圧縮コイルスプリング装置21は、油圧アクチュエータ40を中心にエキセントリックシャフト12の軸方向について対称に、計4体が配置されている。各圧縮コイルスプリング装置21の上部連結ピース22a,22b,22g,22hを軸支するピン24a,24b,24g,24hが同軸上に配置されるように、ウェブ連結部18a,18b,18g,18hが形成されている。同様に、下部連結ピース23a,23b,23g,23hを軸支するピン25a,25b,25g,25hについても、全てが同軸となるように本体側連結部材19a,19gが取り付けられている。
図3に示すように、圧縮コイルスプリング装置21は、スリーブ28が形成された上部連結ピース22と、ロッド29が形成された下部連結ピース23と、2つの圧縮コイルスプリング26,27とから構成される。ロッド29はスリーブ28に内挿され、摺動可能とされている。圧縮コイルスプリング27の内径はスリーブ28の外径よりも大きく、スリーブ28が圧縮コイルスプリング27内に挿入可能とされている。また、圧縮コイルスプリング26の内径は圧縮コイルスプリング27の外径よりも大きく、圧縮コイルスプリング27が圧縮コイルスプリング26内に挿入可能とされている。
圧縮コイルスプリング26,27は等ピッチの円筒コイルばねであって、コイル径の小さな圧縮コイルスプリング27は、コイル径の大きな圧縮コイルスプリングよりも、素線の径およびピッチが小さく、有効巻数は多くされている。各圧縮コイルスプリング26,27の両端部はクローズドエンドとされており、端部コイルの略全周に渡って均一に荷重を受けるようにされ、座巻部が軸線と略直交するために座りが良く、座屈が発生し難いようにされている。また、圧縮コイルスプリング26とその内側に収容された圧縮コイルスプリング27との素線同士が接触した場合に互いに引っ掛かることを避けるために、両圧縮コイルスプリング26,27の巻方向は逆にされている。
さらに、上部連結ピース22および下部連結ピース23の圧縮コイルスプリング26,27支持面には、2つの径の異なる圧縮コイルスプリング26,27の内径に合わせて、スプリングの位置を固定する台座部38,39がそれぞれ2段ずつ形成されている。上部連結ピース22はウェブ連結部18(図2参照)を挟むようにU字形状を呈しており、各U字アーム部分22A,22Bにはピン24が内挿されるピン挿入孔30a,30bが形成されている。U字アーム部分22A,22Bの上端には、ピン24との摺動部分にエンジンオイルを導入するための給油孔32a,32bがそれぞれ穿設され、さらにU字アーム部分22A,22Bの間には、スリーブ28に連通してスリーブ28とロッド29との摺動部分にエンジンオイルを導入するための給油孔42が穿設されている。下部連結ピース23は本体側連結部20によって挟装される平坦部分23Aを有しており、この平坦部分23Aにはピン25が内挿されるピン挿入孔31が形成されている。
図4に示すように、下部連結ピース23に形成されたロッド29は、上部連結ピース22に形成されたスリーブ28に内挿され、ピン24とピン25との距離を変更できるように摺動可能とされている。スリーブ28とロッド29との長さは略同一であって、エキセントリックシャフトを所定角度に回動させるのに必要なストロークを確保できるように設定される。スリーブ28の先端は、内側の圧縮コイルスプリング27と接触したときに素線に引っ掛からないようにするために面取りされ、その断面は尖形形状または曲線形状とされている。またロッド29の先端部分も面取りがされている。
ウェブ連結部18に形成されたピン挿入孔34と上部連結ピース22のピン挿入孔30a,30bとにピン24が挿入されて、上部連結ピース22がウェブ連結部18に連結されている。ピン挿入孔30a,30bの内周面には溝が形成されており、この溝にC形留め輪36a,36bを嵌装することによって、ピン24の脱落が防止されている。同様に、本体側連結部20に形成されたピン挿入孔35a,35bと下部連結ピース23のピン挿入孔31とにピン25が挿入されて、下部連結ピース23が本体側連結部20に連結されており、ぴん25の軸方向両側にはC形留め輪37a,37bが嵌装されている。
前述した、上部連結ピース22のU字アーム部分22A,22Bの上端にそれぞれ穿設された給油孔32a,32bは、ピン挿入孔30a,30bまでそれぞれ達しており、クランクケース7内の飛沫オイルをピン24との摺動部分に導入する。給油孔32a,32bの上端は飛沫オイルを捕集し易いように皿穴状とされている。同様に、下部連結ピース23を軸支する本体側連結部20の上面にも、ピン挿入孔35a,35bへ達する給油孔33a,33bが穿設されており、その上端部は皿穴状とされている。なお、給油孔33a,33bが設けられている位置は、平面視において下部連結ピース23と重ならない位置、すなわち、その上方に飛沫オイルの捕集を妨げる障害物がこない位置とされている。給油孔42もまた、その上端部が皿穴状とされている。
≪第1実施形態の作用・効果≫
図1を参照して、エキセントリックシャフト12に作用する力について説明する。エンジン1の燃焼工程によって、ピストン3は非常に大きな力でシリンダ2内を下方へ押し下げられる。ピストン3が受けた燃焼圧力はアッパリンク4およびロアリンク5を介してクランクピン9に伝達されてクランクシャフト6を回転させるが、ロアリンク5の一端5aの軸心は、ピストンピン10の中心とクランクピン9の中心とを結んだ直線から外れているため、ロアリンク5をクランクピン9を中心にして反時計回りに自転させる分力、すなわちロアリンク5の他端5bを上方に押し上げる力が発生する。4つの各気筒が順次燃焼工程を経るため、コントロールリンク11を上に引き上げる力が常時加わった状態となる。
このような状態で、エキセントリックシャフト12を回転駆動させる場合、エキセントリックシャフト12を時計回りに回動させて偏心ピン13を上に移動させることは小さな力で行いうるが、エキセントリックシャフト12を反時計回りに回動させて偏心ピン13を下に移動させるためには、前述のコントロールリンク11を上に引き上げる力に抗してこれよりも大きな力が必要となる。
エキセントリックシャフト12から延設されたウェブ連結部18と本体側連結部20との間に圧縮コイルスプリング装置21を介装したことによって、エキセントリックシャフト12に反時計回りに回動させるバイアストルクが付与され、時計回りおよび反時計回りに回動させるのに必要な力が均等化される。したがって、エキセントリックシャフト12を回転駆動するためのアクチュエータの最大出力を小さくでき、アクチュエータを小型化することができる。
また、圧縮コイルスプリング装置21は、クランクケース7内のエキセントリックシャフト12の側方若しくは下方に設置可能であるため、エキセントリックシャフト12の静止軸心12a方向についてエンジン1が大型化することを回避することができる。また、複数個の装置を設置することもできるため、一体当たりの装置の大きさを小型化することも可能である。さらに、本体側連結部材19がクランクケース7内に設けられているので、連結部の構造が複雑になることもない。
圧縮コイルスプリング装置21をウェブ連結部18および本体側連結部20に連結するために、ピン24,25を用いたリンク機構として連結することによって、圧縮コイルスプリング26,27に倒れや座屈を発生させずに荷重作用線を一定に保ち、所定のばね特性が発揮されるようにされている。このように、バイアストルクの付勢手段としてリンク機構を備えた圧縮コイルスプリングを用いるため、倒れや摩擦によるヒステリシスが抑制されるとともに、ばね荷重やストロークを変更したり、非線形特性のものを用いることなどが可能となって設計自由度が向上される。したがって、様々なエンジンに容易に対応することが可能となる。
また、本体側連結部材19が、エキセントリックシャフト12を支持するために高い剛性をもって形成されたシャフトホルダ51にボルト56で固定されるため、例えば、剛性を確保する必要のないオイルパン43を肉厚にして本体側連結部材19を固定する場合と比較して、エンジン1の余分な重量増大が回避されている。
図1および図4に示すように、ピン24,25が圧縮コイルスプリング26,27の同心軸上に配置されることにより、圧縮コイルスプリング26,27の荷重作用線上に作用点が配置される。これにより、スリーブ28とロッド29とが摺動する際に倒れによる摩擦力が発生することが抑制されている。
上部連結ピース22にスリーブ28内に連通する給油孔42が穿設されていることにより、スリーブ28内のロッド29との摺動部に潤滑油が供給されるので、エキセントリックシャフト12の駆動を一層円滑に行うことができるとともに、上部連結ピース22の軽量化が図られている。さらにこの給油孔42は、スリーブ28とロッド29とが摺動した際にスリーブ28内の空気を給排する空気孔としての機能も果たすため、一層円滑な摺動を可能としている。
[第2実施形態]
次に、図5,図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、ここでは異なる構成について説明する。図5は第2実施形態に係る圧縮コイルスプリング装置の分解斜視図であり、図6は同圧縮コイルスプリング装置の縦断面図である。
≪第2実施形態の構成≫
図5,図6に示すように、圧縮コイルスプリング装置61は、スリーブ67が形成された上部連結ピース62と、ロッド68が形成された下部連結ピース63と、2つの圧縮コイルスプリング65,66と、2つの圧縮コイルスプリング65,66の間に挟持されるリテーナ64とから構成される。リテーナ64はフランジ部69とその両面に形成されたロッド71およびスリーブ70から形成されており、ロッド71は上部連結ピース62のスリーブ67に内挿され、スリーブ70には下部連結ピース63のロッド68が内挿され、それぞれ摺動可能とされている。コイル径の略等しい等ピッチの円筒コイルばねからなる2つの圧縮コイルスプリング65,66は、それぞれ、リテーナ64と下部連結ピース63との間、およびリテーナ64と上部連結ピース62との間に介装されている。
圧縮コイルスプリング65は、圧縮コイルスプリング66よりも素線の径およびピッチが大きく、有効巻数が少なくなっており、大きなばね定数を有している。上部連結ピース62、下部連結ピース63及びリテーナ64のコイルスプリング支持面には、介装されるコイルスプリングの内径に合わせて、台座部76〜79がそれぞれ形成されている。両圧縮コイルスプリング65,66は両端をこれら台座部76〜79に固定されて同軸上に配置されている。
上部連結ピース62にはスリーブ67内部に連通する給油孔82が穿設され、リテーナ64のロッド71の軸心には、フランジ部69を貫通してスリーブ70内部に連通する給油孔75が穿設されている。また、ロッド71はスリーブ67よりも長く形成され、圧縮コイルスプリング66の許容応力に達する前にその先端がスリーブ67の基端に当接するようにされている。
≪第2実施形態の作用・効果≫
このように、ばね定数の異なる複数の圧縮コイルスプリング65,66を直列に組み合わせて用いることにより、特性が大きく変化するばね特性を実現することができ、エキセントリックシャフトを所定角度に回動させるのに必要なストロークおよび荷重を確保し易くなる。即ち、ばね特性を変えるために単一の不等ピッチばねを用いた場合、最大荷重を大きくするために素線の径を太くすればストローク量が確保できなくなってしまう一方、ストローク量を確保するために巻き数を増やすと、圧縮コイルスプリング装置が大型化してしまう。他方、素線を細くすれば、装置を大型化せずにストロークを確保することは可能であるが、大きなばね荷重は発揮されなくなってしまう。そこで、ばね定数の異なる複数の圧縮コイルスプリング65,66を直列に組み合わせたことにより、好適にストロークおよびばね荷重の双方が確保できるようにされている。
また、給油孔75,82が形成されているため、上部連結ピース22の給油孔82からスリーブ67内に導入されたエンジンオイルは、スリーブ67とロッド71との潤滑に供されるとともに、給油孔75を伝ってスリーブ70内に導入され、ロッド68との摺動の潤滑にも供されるようになっている。これによりエキセントリックシャフト12の駆動が円滑に行われる。さらに、給油孔82がスリーブ67内のエア抜き孔として、また給油孔75がスリーブ70内のエア抜き孔としても機能するため、エキセントリックシャフト12の駆動が更に円滑に行われる。
[第3実施形態]
次に、図7を参照して本発明の第3実施形態について説明する。なお、第2実施形態と同様に、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、異なる構成について説明する。図7は第3実施形態に係るストローク特性可変エンジンの一部を示す拡大横断面図である。
≪第3実施形態の構成≫
シャフトホルダ81は、一体形成されており、エキセントリックシャフト12のジャーナル15を支持する4つの支持壁82と、これらを連結する連結ベース部83と、連結ベース部83の下面から側方に向かって突出する4つの突出部84とから構成されており、突出部84の先端は本体側連結部85をなしている。各支持壁82にはボルト通し孔が2つずつベース部83を貫通するように穿設されており、これらボルト通し孔に挿入されたボルト55が、ベアリングブロック7bに形成されたボルト孔に締結されることにより、シャフトホルダ51がベアリングブロック7bに固定されている。
圧縮コイルスプリング装置21は、上端に上部連結ピース22を、下端に下部連結ピース23を備え、それぞれがピン24,25を介してウェブ連結部18および本体側連結部85に軸着されている。上部連結ピース22と下部連結ピース23との間には2本の圧縮コイルスプリング26,27が介装されており、圧縮コイルスプリング27は圧縮コイルスプリング26の内部に収容されるかたちで同軸に配置されている。ピン24,25はこれら圧縮コイルスプリング26,27の同軸線上にくるような配置となっている。
≪第3実施形態の作用・効果≫
このように、本体側連結部85がシャフトホルダと一体に形成されることによって、部品点数の増加が回避され、さらにこれによって組み付け手間が軽減されるとともに、エンジンの重量増大が抑制されている。
以上で具体的実施形態についての説明を終えるが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では直列4気筒エンジンを例に説明をしているが、並列エンジンやV型エンジン、6気筒エンジンや8気筒エンジンなど、様々なエンジンに適用することができる。また、本実施形態ではコントロールシャフトとしてエキセントリックシャフト12を用いているが、コントロールシャフトはコントロールリンク11の支点を移動できるものであればよく、油圧シリンダなどによってコントロールリンク11の支点を直線移動させるコントロール部材であってもよい。
油圧アクチュエータ40はエキセントリックシャフト12の中央部で接続されているが、エキセントリックシャフト12の一端や両端、或いはそれ以外の中間部で接続されていてもよい。また、本実施形態では付勢手段として圧縮コイルスプリングを用いているが、これに代えて、引張スプリングや、空気ばね、油圧シリンダなどを用いてもよい。エキセントリックシャフト12には付勢手段として圧縮コイルスプリング装置21を4体備え付けているが、2体や6体、または8体などでもよく、或いは1体や5体などの奇数体であってもよい。
また、付勢手段として1つの装置に対して同軸の2つの圧縮コイルスプリング26,27或いは65,66を用いているが、1つのスプリングだけを用いたり、3つ以上のスプリングを用いてもよい。また、圧縮コイルスプリングには、等ピッチの円筒コイルばねだけではなく、不等ピッチコイルばねを用いたり、円錐コイルばねやつづみ形コイルばね、たる形コイルばね等を用いてもよく、また、素線の径が変化するテーパーコイルばねや、素線の断面が矩形や楕円形、卵形などの形状をしたばねや、これらを組み合わせたようなばねを用いてもよい。
さらに、実施形態では本体側連結部材19をシャフトホルダ51に固定するためにボルト56を使用しているが、ボルト56を用いずにボルト55を利用する形態としてもよい。即ち、本体側連結部材19を固定するためのボルト通し孔を、シャフトホルダ51のボルト通し孔54と同軸に配置し、ボルト55で本体側連結部材19を共締めする。このようにすることによって部品点数が削減され、組み付け手間の増大およびエンジンの重量増大を抑制することができる。また、ピン24,25は、必ずしも圧縮コイルスプリング26,27の同軸線上に配置する必要はなく、圧縮コイルスプリング26,27の同軸線からオフセットした位置に配置するような形態としてもよい。
また、本明細書では実施形態として3つの形態を示しており、第2,第3実施形態はそれぞれ第1実施形態を一部変更した形態であるが、これらを組み合わせたような形態としてもよい。
第1実施形態に係るストローク特性可変エンジンを示す横断面図である。 第1実施形態に係るエキセントリックシャフトを示す斜視図である。 第1実施形態に係る圧縮コイルスプリング装置の分解斜視図である。 図1中のIV−IV断面図である。 第2実施形態に係る圧縮コイルスプリング装置の分解斜視図である。 第2実施形態に係る圧縮コイルスプリング装置の縦断面図である。 第3実施形態に係るストローク特性可変エンジンの一部を示す拡大横断面図である。
符号の説明
1 エンジン
3 ピストン
4 アッパリンク
5 ロアリンク
6 クランクシャフト
7 クランクケース
7a シリンダブロック
7b ベアリングブロック
9 クランクピン
11 コントロールリンク
12 エキセントリックシャフト(コントロールシャフト)
13 偏心ピン
15 ジャーナル
16 ドリブンギヤ
17 ウェブ
18 ウェブ連結部
19 本体側連結部材
20,85 本体側連結部
21,61 圧縮コイルスプリング装置(付勢手段)
22,62 上部連結ピース
23,63 下部連結ピース
24 ピン(第1のピン)
25 ピン(第2のピン)
26,27,65,66 圧縮コイルスプリング
28,67,70 スリーブ
29,68,71 ロッド
32,33,74,75,42,82 給油孔
40 油圧アクチュエータ
41 ドリブンギヤ
51,81 シャフトホルダ
69 リテーナ

Claims (3)

  1. シリンダブロックとベアリングブロックとによって回転自在に支持されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトのクランクピンに回転自在に軸支されたロアリンクと、前記ロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、前記ベアリングブロックとシャフトホルダとによって支持されたコントロールシャフトと、前記コントロールシャフトと前記ロアリンクとを連結するコントロールリンクとを有し、前記コントロールシャフトを移動させることでピストンストロークを変化させるストローク特性可変エンジンであって、
    前記コントロールシャフトと前記シャフトホルダとの間に介装されて前記コントロールシャフトをコイルスプリングにより所定方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記付勢手段は、前記コントロールシャフトに設けられた第1の連結部に第1のピンを介して連結されるとともに、前記シャフトホルダに設けられた第2の連結部に第2のピンを介して連結され、
    前記第1のピンと前記第2のピンとが、前記コイルスプリングの軸心上に位置することを特徴とするストローク特性可変エンジン。
  2. 前記付勢手段が複数並設され、前記第2連結部は単一の連結部材に複数形成されて前記シャフトホルダに取り付けられたことを特徴とする、請求項に記載のストローク特性可変エンジン。
  3. 前記第2連結部は、前記シャフトホルダと一体に形成されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のストローク特性可変エンジン。
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