JP4804557B2 - 射出成形機のスクリュおよび射出成形機 - Google Patents

射出成形機のスクリュおよび射出成形機 Download PDF

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本発明は、加熱シリンダ内に回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられている射出成形機のスクリュと、このようなスクリュを備えた射出成形機に関するもので、限定するものではないが、表面改質物質が溶解した超臨界流体を加熱シリンダ内に注入して溶融樹脂に浸透・分散させ、加熱シリンダ内からガスを脱気して表面改質物質が浸透・分散した溶融樹脂を得て、そのような溶融樹脂を金型に射出して表面が改質された成形品を得る成形方法の実施に好適な射出成形機のスクリュと、このようなスクリュを備えた射出成形機に関するものである。
射出成形により成形されるプラスチック成形品は、用途に応じてその表面に印刷、塗装等が施され、あるいは導電体や金属膜が形成される。または、成形品同士が接合されたり、その他の後加工が施される。このような後加工が施される場合には、加工性を向上させるために、プラスチック成形品の表面を活性化させる、いわゆる表面改質が実施されている。例えば、プラスチック成形品からなる電子機器の表面に金属導電膜を形成する手段として、無電解メッキ法が広く採用されている。しかし、無電解メッキ法を実施するには脱脂、エッチング、湿潤化、キャタリスト、アクセレータ等の複雑な前処理工程が必要でありコストが嵩んでしまうし、このような前処理工程においては有害物質を多く使わなければならないので、廃液の処理に費用がかかってしまう。
そこで、射出成形を実施するだけで、表面全体、あるいは表面の選択された部分が改質された成形品を得ることができる射出成形方法が特許文献1によって提案されている。
特許第4134194号公報
特許文献1には、図3に示されているような射出成形機50が開示されている。射出成形機50は、第1の射出ユニット51と、第2の射出ユニット52の2頭の射出ユニットから構成されている。第1の射出ユニット51は、外周部に複数枚のヒータが巻かれて温度を制御することができる第1の加熱シリンダ54、第1の加熱シリンダ54内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられている第1のスクリュ55等から構成されている。第1の加熱シリンダ54には、後方部寄りにホッパ59が設けられ、第1の加熱シリンダ54内に樹脂材料が供給されるようになっている。そして、第1の加熱シリンダ54の中央の所定の部分には超臨界状態の二酸化炭素を注入する注入装置61が、その前方には二酸化炭素を脱気する脱気装置62が、それぞれ設けられている。注入装置61は、金属錯体等の表面改質物質が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を供給する供給装置64を備えており、弁装置65を操作すると表面改質物質が溶解した超臨界状態の二酸化炭素が第1の加熱シリンダ54内に注入されるようになっている。そして、脱気装置62は、弁装置66、排気管67等から構成され、弁装置66を操作すると第1の加熱シリンダ54内で気化した二酸化炭素を排気管67を経由して外部に排気することができるようになっている。したがって、第1のスクリュ55を回転駆動して、ホッパ59から第1の加熱シリンダ54内に樹脂材料を供給すると、樹脂材料はヒータから与えられる熱と、第1のスクリュ55の回転による摩擦・剪断によって生じる熱とによって溶融されて前方に送られる。注入装置61から表面改質物質が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を第1の加熱シリンダ54に注入すると、溶融樹脂中に浸透・分散する。溶融樹脂はさらに前方に送られて脱気装置62の近傍で減圧される。そうすると、溶融樹脂中に浸透・分散している超臨界状態の二酸化炭素が気化して脱気され、第1の加熱シリンダ54の前方に、表面改質物質が浸透・分散した溶融樹脂を計量することができる。
第2の射出ユニット52は、ヒータが巻かれた第2の加熱シリンダ57と、第2の加熱シリンダ57内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられている第2のスクリュ58と、図3には示されていないホッパとから構成されている。したがって、従来周知のようにホッパから樹脂材料を供給すると樹脂材料は溶融され、第2の加熱シリンダ57の先端部に溶融樹脂を計量することができる。このような、第1、2の射出ユニット51、52の先端は、内部に溶融樹脂の流路が設けられているサンドイッチノズル69に接続され、このサンドイッチノズル69のノズル部は、金型71にタッチしている。サンドイッチノズル69内には、ロータリバルブ70が設けられている。
前記射出成形機50において、既に説明したようにして、第1の射出ユニット51、すなわち第1の加熱シリンダ54の先端部に表面改質物質が浸透した溶融樹脂を計量する。次いで、第2の射出ユニット52、すなわち第2の加熱シリンダ57の先端部に溶融樹脂を計量する。ロータリバルブ70を回転して、第1の射出ユニット51から表面改質物質が浸透した溶融樹脂を所定量だけ射出する。そうすると、キャビティ72の表面に沿って溶融樹脂が流動して、スキン層が形成される。続いてロータリバルブ70を回転して第2の射出ユニット52から所定量の溶融樹脂を射出する。そうすると、コアが形成される。冷却固化を待って金型71を開くと表面が改質された成形品が得られることになる。
特許文献1に記載の射出成形機50によっても、金属錯体等の表面改質物質が浸透・分散した樹脂からスキン層が形成されるので、すなわち、金型のスタンパの表面に表面改質物質が配置されるので、表面が改質されたプラスチック成形品が得られることになる。したがって、従来の無電解メッキ法で実施されているような複雑な前処理工程を要することなく、得られた成形品はそのまま無電解メッキすることができる。しかしながら、問題点が認められ、特に射出成形機に改良すべき問題点が認められる。具体的には、超臨界状態の二酸化炭素が注入される加熱シリンダにおいて、溶融樹脂の圧力を確実に高圧に維持することが困難であり、表面改質物質を溶融樹脂に確実に浸透・分散させることが保証できないという問題がある。特許文献1に記載の射出成形機50においては、表面改質物質が溶解した超臨界状態の二酸化炭素は、第1の加熱シリンダ54内の所定のエリア、すなわち、第1のスクリュ55の所定の2箇所の部分74、75に挟まれたエリアに注入される。このような2箇所の部分74、75においては、フライトの溝が比較的浅くなっているので、第1の加熱シリンダ54の内周面と第1のスクリュ55の外周面との間の溶融樹脂の厚さが薄くなって、ある程度のシール効果が得られる。したがって、このようなエリアの溶融樹脂の圧力を比較的高圧に維持することができる。しかしながら、溶融樹脂は、このような2箇所の部分74、75においても流動して前方に送られるようになっているので、シールの効果は必ずしも高いとは言えない。さらには、シールの効果は溶融樹脂の粘性抵抗、2箇所の部分74、75を流動する溶融樹脂の流速等に依存することになるので、異なる種類の樹脂材料を使用したりスクリュの回転速度、加熱シリンダの温度等の運転条件が異なる時には前記した2箇所の部分74、75において漏れが生じる恐れがあり、所望のシール効果が得られる保証がない。すなわち、エリア内の溶融樹脂が安定した高圧状態に維持される保証はない。このようなエリアに超臨界状態の二酸化炭素が注入されるとき、溶融樹脂の圧力が十分に高くないと、エリア内で超臨界圧力が維持できずに気化して溶融樹脂から分離してしまう。そうすると、表面改質物質が溶融樹脂に十分に浸透・分散しないのでムラになってしまい、所望の品質のスキン層が得られなくなってしまう。さらには、十分に溶融樹脂に浸透できなかった表面改質物質が、気化した二酸化炭素と共に脱気装置62から外部に排出されてしまうという問題もある。
本発明は、上記したような問題点を解決した射出成形機のスクリュ、および射出成形機を提供することを目的としており、具体的には、樹脂材料の種類にかかわらず、あるいはスクリュの回転速度、加熱シリンダの温度等の運転条件にかかわらず、漏れが生じることがなく加熱シリンダ内の任意のエリアの溶融樹脂を所望の圧力に維持することができ、表面改質物質が溶解された超臨界流体を注入したときに、エリアの溶融樹脂の圧力を確実に超臨界圧力以上に維持して、溶融樹脂に十分に浸透・分散させることができる射出成形機のスクリュ、およびこのようなスクリュを備えた射出成形機を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、加熱シリンダ内に回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュに、該加熱シリンダ内を第1、2のエリアに分離するシールを設ける。そして、スクリュに第1のエリアと第2のエリアとに開口する貫通孔を明け、貫通孔にポペット弁を設ける。そして、所定の圧力の溶融樹脂が作用するとポペット弁が開き、溶融樹脂が第1のエリアから第2のエリアに流動するように構成する。
かくして、請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、加熱シリンダ内に回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュであって、前記スクリュには、前記加熱シリンダ内を第1、2のエリアに分離する所定のシールが設けられていると共に、前記第1のエリアと前記第2のエリアとを連通する貫通孔が明けられ、前記貫通孔には、該貫通孔を開閉するポペット弁が設けられ、前記第1のエリアの溶融樹脂の圧力が所定値を越えると、前記ポペット弁が開いて、前記第1のエリアの溶融樹脂は前記第2のエリア側に流動するように構成される。 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスクリュにおいて、前記ポペット弁は略円錐状を呈するポペットと、前記貫通孔に形成され前記ポペットが着座する着座面とから構成され、前記ポペットがバネによって前記着座面に着座すると前記貫通孔は閉じられ、前記第1のエリアの溶融樹脂が所定の圧力値になると、前記着座面から離間して前記貫通孔は開くように構成され、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスクリュにおいて、前記バネは、向きを変更したり枚数を増減できる皿バネからなるように構成され、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載のスクリュにおいて、前記シールは、前記スクリュの外周部に設けられ、側面形状が略C字状を呈する所定幅のリング体から構成され、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかの項に記載のスクリュと加熱シリンダとから構成され、前記加熱シリンダの前記第1のエリアに対応する所定の部位には、表面改質物質が溶解した超臨界流体を前記加熱シリンダ内に注入する注入孔が明けられ、前記加熱シリンダの前記第2のエリアに対応する所定の部位には、ガスを脱気する脱気孔が明けられている。請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の射出ユニットからなる第1の射出ユニットと、他の加熱シリンダと前記他の加熱シリンダ内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられている他のスクリュとから構成されている第2の射出ユニットとから構成され、前記第1の射出ユニットからスキン層用の溶融樹脂が、前記第2の射出ユニットからコア用の溶融樹脂が、それぞれ射出されるように構成されている。
以上のように、本発明によると、加熱シリンダ内に回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュには、加熱シリンダ内を第1、2のエリアに分離する所定のシールが設けられているので、加熱シリンダ内の溶融樹脂は、第1のエリアと第2のエリアとで分離されている。すなわち、シールによって遮断されるので、シールの部分においては漏れは生じない。また、スクリュには、第1のエリアと第2のエリアとを連通する貫通孔が明けられ、貫通孔には貫通孔を開閉するポペット弁が設けられているので、第1のエリアから第2のエリアに流動する溶融樹脂は必ず貫通孔を通ることになり、ポペット弁が開栓されたときだけ溶融樹脂が流動することが保証されるし、ポペット弁の構造から溶融樹脂は一方向にのみ流動して逆流することもない。したがって、ポペット弁においても漏れは生じない。つまり、溶融樹脂の種類やスクリュの回転速度、加熱シリンダの温度等の運転条件が異なっても、漏れが生じることがない。そして、所定の圧力の溶融樹脂が作用するとポペット弁が開いて溶融樹脂が前記第1のエリアから前記第2のエリア側に流動するように構成されているので、第1のエリアの溶融樹脂の圧力を確実に一定に維持することができる。したがって、超臨界流体を注入しても、溶融樹脂の圧力が超臨界圧力以下に低下しないことを保証することができ、第1のエリアで気化することはない。表面改質物質を溶融樹脂に確実に浸透・拡散させることができる。
また、他の発明によると、ポペット弁は略円錐状を呈するポペットと、貫通孔に形成され前記ポペットが着座する着座面とから構成され、前記ポペットがバネによって前記着座面に着座すると前記貫通孔は閉じられ、前記第1のエリアの溶融樹脂が所定の圧力値になると、前記着座面から離間して前記貫通孔は開くように構成されているので、ポペット弁の構造はシンプルであるし、またポペット弁が開く第1のエリアの溶融樹脂の圧力値を、バネ力を調整するだけで容易に調整することもできる。さらに、他の発明によると、ポペットを付勢しているバネは複数枚の皿バネからなっているので、皿バネの向きを変更したり枚数を増減できる。したがって、バネ定数の調整はさらに容易になり、ポペット弁が開かれる溶融樹脂の圧力を微調整することができる。すなわち、第1のエリアの溶融樹脂の圧力を容易に所望の圧力に微調整できる。したがって、超臨界状態を維持することができる最低圧力の近傍に圧力を調整することもでき、そうすると、必要以上に溶融樹脂を高圧にしないで済み、加熱シリンダが高圧に晒されるのを防止することができる。また、シールがスクリュの外周面に設けられ、側面形状が略C字状を呈する所定の幅のリング体から構成されている発明によると、シールをスクリュと異なる材料から形成することができ、例えばいわゆるテフロン(登録商標)/ブロンズ系の材料等の摩擦抵抗が小さくシール効果が高い材料から形成することができる。また、シールが摩耗してシール効果が低下してもシールを交換することができるので、安価にメンテナンスすることができるという効果も得られる。
また、他の発明によると、上記したようなスクリュと、加熱シリンダとから射出ユニットが構成され、加熱シリンダの第1のエリアに対応する所定の部分には、表面改質物質が溶解した超臨界流体を加熱シリンダ内に注入する注入孔が明けられ、加熱シリンダの第2のエリアに対応する所定の部分には、ガスを脱気する脱気孔が明けられているので、溶融樹脂に表面改質物質を確実かつ容易に浸透・分散させることができ、不要なガスを脱気することが可能になる。さらに、このような射出ユニットからなる第1の射出ユニットと、他の加熱シリンダと他のスクリュとからなる第2の射出ユニットとから構成され、第1の射出ユニットからスキン層用の溶融樹脂が、第2の射出ユニットからコア用の溶融樹脂が、それぞれ射出できるように構成されている射出成形機によると、コアは通常の樹脂から形成され、スキン層だけ表面改質された成形品を容易に得ることが可能になる。
本発明の実施の形態に係る射出成形機を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機のスクリュの要部を示す側面断面図である。 従来の射出成形機を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る射出成形機1は、図1に示されているように、第1、2の射出ユニット2、3の2頭の射出ユニットから構成されており、第1の射出ユニット2からスキン層用の溶融樹脂を、第2の射出ユニット3からコア用の溶融樹脂を、それぞれ射出する、いわゆるサンドイッチ成形用の射出成形機として構成されている。第1の射出ユニット2は、所定の径からなる第1の加熱シリンダ5、第1の加熱シリンダ5内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられている第1のスクリュ6、第1の加熱シリンダ5の後端部寄りに設けられているホッパ7、等から構成されている。そして、図1には示されていないが、第1の加熱シリンダ5の外周面には、複数枚のバンドヒータが巻かれており、第1の加熱シリンダ5の各部分の温度を個別に加熱して温度を制御することができるようになっている。このような第1の射出ユニット2には、後で説明するように、溶融樹脂に金属錯体等の表面改質物質を注入・浸透させる装置が設けられているので、表面改質物質が浸透・分散した溶融樹脂を計量して、射出することができる。
第2の射出ユニット3は、従来周知の射出ユニットと同様に、所定の径からなる第2の加熱シリンダ9と、第2の加熱シリンダ9内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられている第2のスクリュ10と、図1には示されていないが、第2の加熱シリンダ9の後端部寄りに設けられているホッパとから構成されている。第2の加熱シリンダ9の外周面にも、図1には示されていないが、複数枚のバンドヒータが巻かれており、第2の加熱シリンダ9の各部分を個別に加熱して温度を制御することができるようになっている。
このような第1の射出ユニット2と、第2の射出ユニット3とは、所定の接続用ブロックによって結合されている。すなわち、第1の加熱シリンダ5の先端部には第1の接続用ブロック12が、第2の加熱シリンダ9の先端部には第2の接続用ブロック13がそれぞれ接続され、第1の接続用ブロック12の先端部が、第2の接続用ブロック13の中間部に接続されている。このようにして、第1、2の射出ユニット2、3は結合されている。第2の接続用ブロック13には、先端部に射出ノズル14が、中央部にロータリ弁15がそれぞれ設けられている。そして、第1、2の接続用ブロック12、13のそれぞれに設けられ、第1、2の加熱シリンダ5、9と連通している溶融樹脂の流路16、17は、それぞれロータリ弁15に通じており、ロータリ弁15からは、流路18が射出ノズル14に通じている。したがって、ロータリ弁15を所定の位置に回転して流路16、18を連通させると、第1の射出ユニット2から溶融樹脂を射出することができ、他の位置に回転して流路17、18を連通させると、第2の射出ユニット3から溶融樹脂を射出することができる。なお、図1には示されていないが、第1、2の接続用ブロック12、13の外周面にも複数枚のバンドヒータが巻かれているので、第1、2の射出ユニット2、3から射出される溶融樹脂は、流路16、17、18において冷却されることはなく、適正な温度に維持されて射出ノズル14から射出されることになる。このような射出ノズル14は、金型20に設けられているスプル21に当接している。
第1の射出ユニット2について、詳しく説明する。第1の射出ユニット2を構成している第1のスクリュ6は、ホッパ7寄りから先端部に向かって、スクリュに形成されているフライトの溝の深さが変化している。すなわち、フライトの溝は、符号S1、S2、S3で示されている部分において浅くなっており、符号S4で示されている部分はわずかに深く、符号S5で示されている部分は比較的深くなっている。そして、符号S2で示される部分の近傍には本実施の形態に係る圧力調整機構23が設けられている。第1の加熱シリンダ5内で溶融・混練される溶融樹脂は、フライトの溝が浅い部分においてシール作用を受け、圧力調整機構23には後で説明するようにシールが設けられているので、このようなフライトの溝が浅い部分と圧力調整機構23のシールとによって、第1の加熱シリンダ5内には2つのエリアが形成されることになる。すなわち、符号S1で示されている部分と圧力調整機構23で区画された第1のエリアA1と、圧力調整機構23と符号S3で示されている部分で区画された第2のエリアA2とが形成されている。そして、第1の加熱シリンダ5には、第1のエリアA1に対応する所定の位置に注入孔24が、第2のエリアA2に対応する所定の位置に脱気孔25が、それぞれ明けられている。注入孔24には、注入装置がバルブ29を介して接続されている。注入装置は、二酸化炭素ボンベ26と、二酸化炭素を加圧および加熱して超臨界状態にする超臨界流体発生装置27と、金属錯体等の表面改質物質を超臨界状態の二酸化炭素に溶解させる溶解槽28とから構成されている。したがって、注入孔24から金属錯体等の表面改質物質が溶解された超臨界状態の二酸化炭素を第1のエリアA1に注入することができる。また、脱気孔25にはバルブ30を介して、排気処理装置が接続され、第2のエリアA2で減圧されて気化した二酸化炭素を外部に排気できるようになっている。なお、排気処理装置は図1には示されていない。このように構成されているので、第1のエリアA1は、溶融樹脂に表面改質物質が溶解した超臨界状態の二酸化炭素が注入され、浸透・分散する、浸透・分散エリアA1になっており、第2のエリアA2は、溶融樹脂に溶解している二酸化炭素が減圧され脱気される脱気エリアA2になっている。
本実施の形態に係る圧力調整機構23について説明する。図2には、第1のスクリュ6の一部が断面で示されている。図2に示されているように、圧力調整機構23は、第1のスクリュ6の外周部に設けられているシール31と、溶融樹脂の流動を制御する流動制御機構32、32とから構成されている。このシール31により、前述した第1のエリアA1と第2のエリアA2が分けられている。シール31は、摩擦係数が小さく耐摩耗性に優れた材料、例えばテフロン(登録商標)/ブロンズ材料から形成されている所定の幅のリング状のシールであり、一部が切断されて不連続になっており、軸方向から見ると略C字形状を呈している。このような不連続部分は、実際には重ね代が設けられ、一方の端部と他方の端部に所定の段部が形成されて重ね合わされるようになっているので、不連続部分には実質的に隙間は生じない。このように不連続部分が設けられているので、シール31はわずかに弾性変形することができ、高いシール効果を得ることができる。このようなシール31は、第1のスクリュ6に形成されている溝6aに嵌められており、シール31の外周面と第1の加熱シリンダ5の内周面との隙間は微小になる。さらに、シール31はスクリュの軸方向に所定の幅を有しているので、溶融樹脂がこのような隙間を通って、第1のエリアA1から第2のエリアA2に流動することは実質的に不可能である。シール31は、摩耗したり劣化したら第1のスクリュ6から外して容易に交換することができる。
流動制御機構32、32は、本実施の形態においては2個設けられているが、1個でも3個以上でも同様に実施することができる。流動制御機構32は、第1のスクリュ6に明けられた所定の貫通孔33と、ポペット弁34とから構成されている。貫通孔33は、第1のスクリュ6の軸方向に対して所定の角度に傾くように明けられた直線状の孔であり、一方の開口部は第1のエリアA1に、他方の開口部は第2のエリアA2にそれぞれ開口している。つまり、貫通孔33は、溶融樹脂が第1のエリアA1から第2のエリアA2に流動する溶融樹脂の流路になっている。このような貫通孔33は、必ずしも第1のスクリュ6の軸方向に対して所定の角度だけ傾いた直線状の孔である必要はないが、機械加工のし易さを考慮して、直線状に形成されている。貫通孔33は、所定の部分がテーパ状に縮径されて小径の孔33aが形成され、縮径されたテーパ状の内周面はポペット36が着座する着座面33bになっている。貫通孔33の第2のエリアA2側の開口部近傍は、拡径され所定の段部33cが形成されている。
ポペット弁34は、傘状の頭部36aと、頭部36aに固定された軸部36bとからなるポペット36、ポペット36を格納するリテイナ38、リテイナ38内に設けられている皿バネ39、39、…等から構成されている。リテイナ38には、内部に皿バネ39、39、…を格納する大径の穴38aが明けられ、穴38aの底面にはポペット36の軸部36bが挿入される穴、すなわちポペット36をガイドするガイド穴38bが明けられている。また、リテイナ38の外周面には雄ネジ38cが形成されており、この雄ネジ38cは貫通孔33の段部33cに形成されている雌ネジに螺合している。これにより、リテイナ38は貫通孔33に取り付けられている。このようなリテイナ38には、軸方向に複数個の孔38dが明けられており、リテイナ38が貫通孔33に取り付けられた状態において、これらの孔38dを経由して溶融樹脂が流動するようになっている。すなわち、孔38dにより溶融樹脂の流路が確保されている。なお、図2においては、孔38dは1個のみ示されている。ポペット弁34は、次のように組み立てられている。まず、中心に孔が明けられている皿バネ39、39、…を、所定の枚数だけポペット36の軸部36bに嵌める。皿バネ39、39、…の枚数を増減したり、交互に重ねる方向を変えると全体としてのバネ定数を調整することができ、ポペット弁34が開栓される溶融樹脂の圧力を調整することができる。このようにして皿バネ39、39、…が嵌められたポペット36をリテイナ38に格納する。そして、雄ネジ38cを貫通孔33の雌ネジに螺合させてリテイナ38を貫通孔33に取り付ける。そうすると、皿バネ39、39、…によって付勢されてポペット36の頭部36aが着座面33bに押し付けられる。すなわち、ポペット36の頭部36aが着座して、貫通孔33の小径の孔33aが閉塞される。換言すると、ポペット36と貫通孔33の小径の孔33aと着座面33bが協働してポペット弁が構成されることになる。
次に、本実施の形態に係る射出成形機1によって、表面が改質された成形品を得る成形方法について説明する。第1の射出ユニット2において、第1の加熱シリンダ5をヒータによって加熱して、第1のスクリュ6を回転する。ホッパ7から樹脂材料を供給する。そうすると、ヒータから与えられる熱と、スクリュの回転によって生じる摩擦・剪断による熱によって樹脂は溶融され前方に送られる。第1のエリアA1に送られた溶融樹脂に、金属錯体等の表面改質物質が溶解した超臨界流体を注入孔24から注入する。圧力調整機構23によって、第1のエリアA1の溶融樹脂の圧力は超臨界圧力以上に維持されているので、超臨界流体は第1のエリアA1で気化することはない。したがって、第1のスクリュ6を回転すると、表面改質物質は超臨界流体と共に、溶融樹脂中に十分に浸透して拡散される。第1のエリアA1の溶融樹脂の圧力は、図2に示されているように、ポペット36の頭部36aのうち、貫通孔33の小径の孔33aに露出している面、すなわち受圧面36cに作用する。溶融樹脂がポペット36を押す力は、溶融樹脂の圧力と受圧面36cの面積の積で与えられ、矢印Y1方向に作用する。このような力が皿バネ39、39、…のバネ力より大きくなると、ポペット弁34が開いて、溶融樹脂が貫通孔33を経由して第1のエリアA1から第2のエリアA2に流動する。第1のエリアA1の溶融樹脂の圧力が低下するとポペット弁34は速やかに閉じる。したがって、第1のエリアA1の溶融樹脂の圧力は一定に維持されることになる。第2のエリアA2に流動した溶融樹脂は、第2のエリアA2において減圧される。そうすると、超臨界状態が崩れて気化する。ガスを脱気孔25から排出する。表面改質物質が浸透・拡散した溶融樹脂が第1の加熱シリンダ5の前方に送られ蓄積される。蓄積される溶融樹脂の圧力によって第1のスクリュ6は後退する。後退しても、第1、2のエリアA1、A2は軸方向に所定量だけ長いので、注入孔24から表面改質物質が溶解した超臨界流体を注入することもできるし、脱気孔25からガスを脱気することもできる。表面改質物質が浸透・拡散した溶融樹脂を所定量だけ計量したら、第1のスクリュ6の回転を停止して、ホッパ7からの樹脂材料の供給を停止する。
第2の射出ユニット3において、第2の加熱シリンダ9を加熱して第2のスクリュ10を回転する。樹脂材料を供給すると、従来周知のように樹脂材料は溶融され第2の加熱シリンダ9の前方に溶融樹脂が計量される。所定量の溶融樹脂を計量したら第2のスクリュ10の回転を停止して、材料の供給を停止する。ロータリ弁15を所定の位置に回転して、流路16、18を連通させる。第1のスクリュ6を軸方向に駆動して、第1の射出ユニット2から表面改質物質が浸透・拡散した溶融樹脂を所定量だけ射出する。そうすると、金型20内に構成されているキャビティの壁面に沿って溶融樹脂が流れてスキン層が形成される。次いで、ロータリ弁15を回転して、流路17、18を連通させ、第2の射出ユニット3の第2のスクリュ10を軸方向に駆動して溶融樹脂を射出する。そうすると、コアが形成される。冷却固化を待って金型20を開く。表面が改質された成形品が得られる。以下同様にして成形する。
本発明の実施の形態は色々な変形が可能である。例えば、射出成形機を1頭の射出ユニットから構成することもできる。このようにすると、スキン層とコアの区別がなくなって成形品の樹脂全体に表面改質物質が含まれてしまうことになるが、射出成形機がシンプルになるので、安価に成形品を得ることが可能になる。また、本実施の形態においては、圧力調整機構23は第1のスクリュ6の符号S2で示されている部分の近傍の1箇所だけに設けられているように説明されているが、複数箇所に設けられていても良く、例えば符号S1で示される部分の近傍にも設けることができる。そうすると、2箇所に設けられている圧力調整機構23によって、第1のエリアA1の溶融樹脂の圧力は、さらに精度良く超臨界圧に維持されることになる。
1 射出成形機 2 第1の射出ユニット
3 第2の射出ユニット 5 第1の加熱シリンダ
6 第1のスクリュ 7 ホッパ
9 第2の加熱シリンダ 10 第2のスクリュ
14 射出ノズル 15 ロータリ弁
20 金型 23 圧力調整機構
A1 第1のエリア A2 第2のエリア
24 注入孔 25 脱気孔
31 シール 32 流動制御機構
33 貫通孔 34 ポペット弁
36 ポペット 38 リテイナ
39 皿バネ
33a 小径の孔 33b 着座面

Claims (6)

  1. 加熱シリンダ内に回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュであって、
    前記スクリュには、前記加熱シリンダ内を第1、2のエリアに分離する所定のシールが設けられていると共に、前記第1のエリアと前記第2のエリアとを連通する貫通孔が明けられ、
    前記貫通孔には、該貫通孔を開閉するポペット弁が設けられ、前記第1のエリアの溶融樹脂の圧力が所定値を越えると、前記ポペット弁が開いて、前記第1のエリアの溶融樹脂は前記第2のエリア側に流動することを特徴とする射出成形機のスクリュ。
  2. 請求項1に記載のスクリュにおいて、前記ポペット弁は略円錐状を呈するポペットと、前記貫通孔に形成され前記ポペットが着座する着座面とから構成され、
    前記ポペットがバネによって前記着座面に着座すると前記貫通孔は閉じられ、前記第1のエリアの溶融樹脂が所定の圧力値になると、前記着座面から離間して前記貫通孔は開くことを特徴とする射出成形機のスクリュ。
  3. 請求項2に記載のスクリュにおいて、前記バネは、向きを変更したり枚数を増減できる皿バネからなることを特徴とする射出成形機のスクリュ。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のスクリュにおいて、前記シールは、前記スクリュの外周部に設けられ、側面形状が略C字状を呈する所定幅のリング体から構成されていることを特徴とする射出成形機のスクリュ。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載のスクリュと加熱シリンダとから構成され、前記加熱シリンダの前記第1のエリアに対応する所定の部位には、表面改質物質が溶解した超臨界流体を前記加熱シリンダ内に注入する注入孔が明けられ、前記加熱シリンダの前記第2のエリアに対応する所定の部位には、ガスを脱気する脱気孔が明けられていることを特徴とする射出ユニット。
  6. 請求項5に記載の射出ユニットからなる第1の射出ユニットと、他の加熱シリンダと前記他の加熱シリンダ内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられている他のスクリュとから構成されている第2の射出ユニットとから構成され、前記第1の射出ユニットからスキン層用の溶融樹脂が、前記第2の射出ユニットからコア用の溶融樹脂が、それぞれ射出されるようになっていることを特徴とするサンドイッチ成形用の射出成形機。
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