JP2013244642A - 溶融装置および射出成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】せん断による材料の分解と、装置の大型化とを抑制した溶融装置、およびこれを含む射出成形装置を提供する。
【解決手段】溶融装置100は、固形材料(例えば樹脂ペレット1)を溶融させる溶融部2と、溶融部2を加熱する加熱部3と、溶融部2へ固形材料を圧送するプランジャー4と、を有している。溶融装置100は、更に、溶融部2にて固形材料を溶融させることにより得られた溶融材料(例えば溶融樹脂5)を一時的に貯留する貯留部6と、貯留部6の溶融材料を貯留部6の外部へ圧送するピストン7と、を有している。更に、溶融装置100は、溶融部2、プランジャー4、貯留部6、及びピストン7を内部に有するシリンダー8を有している。ピストン7は、溶融部2を貫通して、貯留部6の溶融材料を圧送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶融装置および射出成形装置に関する。
射出装置等の成形装置には、スクリュータイプやプランジャータイプなどが存在する。その一例として、スクリュータイプの射出装置は、特許文献1に記載されているように、シリンダーとスクリューとを備えている。シリンダーに設けられたホッパーから投入されたペレットは、シリンダーの内部でスクリューが回転することによって射出ノズル側に移送させられるとともに、その移送過程で加熱されて溶融する。そして、溶融した樹脂をノズルの先端に集め、それを金型に射出する。
特許文献2には、プランジャーと溶融器とを有するプランジャータイプの射出装置が記載されている。この射出装置の溶融器は、円柱状の溶融器本体と、流入側大開口から流出側小開口へ向けて細くなる多数の円錐状溶融孔とを含む。
非特許文献1には、加熱シリンダーで溶融させた樹脂を、射出プランジャーにより射出する技術が記載されている。射出プランジャーは、加熱シリンダーとは別に設けられた射出シリンダー内に配置されている。
特開平6−246802号公報 特許4817402号公報 特開2005−169899号公報
実用プラスチック成形加工事典編集委員会編、「実用プラスチック成形加工事典」、株式会社産業調査会事典出版センター、1997年6月30日発行、第256頁〜第257頁
特許文献1の技術では、ペレットがスクリューによりせん断されながら溶融するため、せん断により樹脂の分解が生じる。それゆえ、得られる成形品の物性は、原料に比して劣る。また、スクリュータイプでは、せん断応力により樹脂の分解が進むことを抑制するため、なるべく低温で樹脂を溶融させるために、粘度の高い樹脂をスクリューで移送する必要がある。このため、大きな駆動力のスクリューが必要であることから装置が大型化してしまう。
非特許文献1の技術では、射出プランジャーは、加熱シリンダーとは別に設けられた射出シリンダー内に配置されている。このため、溶融装置の構成が複雑化するとともに溶融装置が大型化する。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、せん断による材料の分解と、装置の大型化とを抑制した溶融装置、およびこれを含む射出成形装置を提供する。
本発明は、固形材料を溶融させる溶融部と、
前記溶融部を加熱する加熱部と、
前記溶融部へ前記固形材料を圧送するプランジャーと、
前記溶融部にて前記固形材料を溶融させることにより得られた溶融材料を一時的に貯留する貯留部と、
前記貯留部の前記溶融材料を前記貯留部の外部へ圧送するピストンと、
前記溶融部、前記プランジャー、前記貯留部、及び前記ピストンを内部に有するシリンダーと、
を有し、
前記ピストンは、前記溶融部を貫通して、前記貯留部の前記溶融材料を圧送することを特徴とする溶融装置を提供する。
この溶融装置によれば、プランジャーにより固形材料を溶融部へ圧送し、且つ、貯留部の溶融材料をピストンにより貯留部の外部へ圧送するので、スクリュータイプの場合におけるような、せん断による材料の分解を抑制することができる。また、ピストンは、溶融部を貫通して配置されているので、プランジャー及び溶融部を収容するシリンダーと、ピストンを収容するシリンダーとを共通化することができる。よって、装置の大型化を抑制することができる。
本発明によれば、せん断による材料の分解と、装置の大型化とを抑制することができる。
第1の実施形態に係る溶融装置の模式図である。 第2の実施形態に係る溶融装置の模式図である。 第3の実施形態に係る溶融装置の模式図である。 第4の実施形態に係る溶融装置の模式的な断面図である。 第4の実施形態に係る溶融装置のピストンの先端部の構造を示す模式図である。 図6(a)は溶融孔の第1の変形例を示す溶融部材の拡大縦断側面図、図6(b)は溶融孔の第2の変形例を示す溶融部材の拡大縦断側面図、図6(c)は溶融孔の第3の変形例を示す溶融部材の拡大縦断側面図である。 ピストンの変形例を示す下面図である。 第1の実施形態に係る射出成形装置の模式的な正面断面図である。 変形例に係る溶融装置の模式的な平断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る溶融装置100の模式図である。このうち図1(a)は溶融装置100の模式的な正面断面図、図1(b)は溶融装置100の模式的な平断面図、図1(c)はピストン7の先端部の模式的な正面図である。図8は第1の実施形態に係る射出成形装置150の模式的な正面断面図である。
本実施形態に係る溶融装置100は、固形材料(例えば樹脂ペレット1)を溶融させる溶融部2と、溶融部2を加熱する加熱部3と、溶融部2へ固形材料を圧送するプランジャー4と、を有している。溶融装置100は、更に、溶融部2にて固形材料を溶融させることにより得られた溶融材料(例えば溶融樹脂5)を一時的に貯留する貯留部6と、貯留部6の溶融材料を貯留部6の外部へ圧送するピストン7と、を有している。更に、溶融装置100は、溶融部2、プランジャー4、貯留部6、及びピストン7を内部に有するシリンダー8を有している。ピストン7は、溶融部2を貫通して、貯留部6の溶融材料を圧送する。
図8に示すように、本実施形態に係る溶融装置100は、射出成形用の金型130と組み合わせることによって、射出成形装置150として用いることができる。すなわち、本実施形態に係る射出成形装置150は、溶融装置100を含んで構成されている。金型130は、例えば、一対の分割金型110、120からなる。溶融装置100は、例えば射出装置として、分割金型110、120の間に形成されるキャビティ内に溶融樹脂5を射出する。
以下、詳細に説明する。
溶融装置100は、シリンダー8へ樹脂ペレット1を供給する材料供給部9を有している。材料供給部9は、貯留容器91と、供給配管92と、第1電磁弁93と、ガス配管94と、第2電磁弁95と、を有している。
貯留容器91は、樹脂ペレット1を貯留している。供給配管92は、貯留容器91とシリンダー8とを連通させており、樹脂ペレット1を貯留容器91からシリンダー8へ供給する。第1電磁弁93は、供給配管92の出口に設けられている。第1電磁弁93は、開閉動作によりシリンダー8内への樹脂ペレット1の供給状態と非供給状態との切替を行う他、開度の調整により、シリンダー8内への樹脂ペレット1の供給量の調整を行う。ガス配管94は、貯留容器91へNなどの高圧ガスを供給する。貯留容器91内の樹脂ペレット1は、高圧ガスにより圧送されることによって、供給配管92を通してシリンダー8へ供給される。第2電磁弁95は、ガス配管94の出口に設けられている。第2電磁弁95は、開閉動作により貯留容器91への高圧ガスの供給状態と非供給状態との切替を行う。
なお、シリンダー8には、樹脂ペレット1とともに供給される高圧ガスを排出するためのエアベント(図示略)が形成されている。
プランジャー4は、シリンダー8内へ供給された樹脂ペレット1を溶融部2へ圧送する。プランジャー4は、ピストン7の周囲に配置されている。プランジャー4は、例えば、横断面形状がドーナツ状であることが挙げられる。
或いは、複数個のプランジャー4がピストン7の周囲に配置されていても良い。例えば、円柱状の複数のプランジャー4が、円周上に並んで配置されていることが挙げられる。
プランジャー4は、樹脂ペレット1を圧送する本体部41と、本体部41に対して螺合しているスクリューネジ42と、このスクリューネジ42に対して図示しないモーターの回転力を伝達する回転伝達部43と、を有している。スクリューネジ42の長手方向は、プランジャー4の移動方向(例えば上下方向)に延在している。回転伝達部43は、本体部41を基準として、溶融部2とは反対側(例えば上側)に配置されている。回転伝達部43は、図示しないタイミングベルトを介して、モーターの回転軸と連結されている。
モーターが一方向に回転することにより、スクリューネジ42が一方向に回転し、本体部41は、樹脂ペレット1を溶融部2へ圧送する方向(例えば下方)に移動する。モーターが逆方向に回転することにより、スクリューネジ42が逆方向に回転し、本体部41は、溶融部2から遠ざかる方向(例えば上方)へ移動する。図1に示すように、本体部41は、第1電磁弁93を閉塞しない位置まで、溶融部2から遠ざかることができるようになっている。本体部41がその位置に存在する状態において、材料供給部9からシリンダー8へ樹脂ペレット1が供給される。
プランジャー4は、ピストン7の外周面と、シリンダー8の内周面とにそれぞれ接しており、移動の際に、ピストン7の外周面と、シリンダー8の内周面とにそれぞれガイドされる。
溶融部2は、シリンダー8の内部に形成されている。本実施形態の場合、溶融部2は、シリンダー8の内周面と、ピストン7の外周面と、の間の空隙により構成されている。後述する加熱部3により溶融部2の樹脂ペレット1が加熱されて溶融する。
貯留部6は、溶融部2と隣接するシリンダー8の内腔領域のうち、溶融部2を基準としてプランジャー4とは反対側の領域により構成されている。本実施形態の場合、貯留部6は、溶融部2の下側に隣接している。
貯留部6における溶融部2とは反対側の端部には、溶融樹脂5を金型(例えば図8に示す射出成形用の金型130)へ射出する射出口61が形成されている。
ピストン7は、柱状(具体的には、例えば、円柱状)に形成されている。ピストン7は、その一部分がシリンダー8内に配置され、他の一部分はシリンダー8の外部に突出している。例えば、ピストン7の上部は、シリンダー8の上端より上方に突出している。
ピストン7は、例えば、その上部が保持部材72に対して螺合することによって、該保持部材72により保持されている。すなわち、ピストン7の上部には、雄ネジ部71が形成され、この雄ネジ部71は、保持部材72に形成された雌ネジ部73と螺合している。
更に、ピストン7は、保持部材72よりも上方において、図示しない油圧シリンダーに連結されている。この油圧シリンダーにより、ピストン7は、該ピストン7の軸心方向に移動させられる。油圧シリンダーとピストン7とは、ピストン7がその軸周りに回転可能なように、相互に連結されている。また、上記のように、ピストン7は、保持部材72に対して螺合することによって、保持部材72により保持されている。このため、油圧シリンダーがピストン7をその軸方向に移動させることにより、ピストン7は保持部材72に対して相対的に回転するようになっている。
油圧シリンダーがピストン7を貯留部6側へ押圧することにより、すなわち油圧シリンダーがピストン7を下降させることにより、ピストン7は、一方向に回転しながら、貯留部6内に進入し、貯留部6の溶融樹脂5を射出口61より押し出す。
なお、ここでは、ピストン7が軸周りに回転する例を説明したが、ピストン7は、軸周りに回転せずに、油圧シリンダーにより軸方向に直線移動しても良い。この場合、ピストン7は油圧シリンダーにより保持されている構成とすることができ、ピストン7の雄ネジ部71が不要であるとともに、雌ネジ部73を含む保持部材72が不要である。
また、ここでは、油圧シリンダーによってピストン7を軸方向に移動させるときに、ピストン7の雄ネジ部71が保持部材72の雌ネジ部73に対して回転する例を説明したが、この例に限らない。例えば、ピストン7を図示しないモーターにより軸周りに回転させることによって、ピストン7の雄ネジ部71が保持部材72の雌ネジ部73に対して回転しながら、ピストン7が軸方向に直線移動するようにしても良い。
ここで、本実施形態の場合、ピストン7において、少なくとも貯留部6に進入する部位の外径は、貯留部6の内径と等しい。このため、貯留部6内の樹脂を効率的に金型へ射出することができる。具体的には、ピストン7の外径は、その先端のテーパー形状部を除き一定となっている。
一方、油圧シリンダーがピストン7を上昇させることにより、ピストン7は、逆方向に回転しながら、貯留部6より引き抜かれ、元の位置に戻る(図1)。
なお、ピストン7の一度の下降によって射出口61より射出される溶融樹脂5の量は、金型内で樹脂成形品の成形を1回行うのに必要な樹脂量に相当する。
加熱部3は、例えば、シリンダー8における溶融部2の周囲に配置されている第1ヒータ31と、ピストン7に組み込まれている第2ヒータ32と、を有している。第2ヒータ32は、ピストン7に内蔵されていても良いし、第2ヒータ32の表面の一部がピストン7から露出していても良い。
第1ヒータ31は、例えば、バンドヒータ、カートリッジヒータ、又はIH(インダクションヒーティング)ヒータである。また、第2ヒータ32は、例えば、カートリッジヒータである。
このうちIHヒータについて説明する。IHヒータは、溶融部2を誘導加熱する電磁誘導装置である。IHヒータは、樹脂又はセラミック製の断熱材コイルボビンにIH(インダクションヒーティング)コイルを巻くことにより構成されている。IHコイルへ交流電力を入力することにより、溶融部2の配置領域における磁束が変化し、シリンダー8において溶融部2の周囲に位置する部分の内部に生じる渦電流により、当該部分にジュール熱が生じる。すなわち、シリンダー8における溶融部2の周囲の部分が発熱する。シリンダー8における溶融部2の周囲の部分は、IHヒータによる加熱によって、樹脂ペレット1の溶融温度以上の温度に加熱される。
シリンダー8は、その横断面形状が円形である。シリンダー8において、溶融部2を基準として、貯留部6とは反対側の部分は、一定の径に形成されている。
一方、溶融部2は、例えば、貯留部6側に向けてテーパー状に縮径している。ここで、直線的なテーパー状に限らず、曲線的なテーパー状でも良い。図1に示すように、テーパー状に且つ段階的に縮径していても良い。また、溶融部2は、貯留部6側に向けて階段状に縮径していても良い。つまり、溶融部2は、貯留部6側に向けて、徐々に横断面積が小さくなっている。
ここで、溶融部2内の材料の温度は、溶融部2の入り口側から、出口側(貯留部6側)に向けて、徐々に高温となるようになっている。
上記のように溶融部2の横断面積が貯留部6側に向けて徐々に小さくなっているため、例えば、加熱部3による溶融部2内の材料の加熱能力を位置によらず均一に設定することにより、このような温度勾配を実現できる。
溶融部2内の樹脂ペレット1は、溶融部2の出口側に近づくにつれて徐々に溶融して小さくなり、最終的に溶融樹脂5となる。この溶融樹脂5は、ピストン7の外周面とシリンダー8の内周面との間隙を通して、溶融部2から貯留部6へ流出する。
ここで、ピストン7とシリンダー8との隙間を通して溶融樹脂5が溶融部2から貯留部6へ流れ込みやすいように、ピストン7の先端部の外周面には、図1(c)に示すように溝74が形成されていることが好ましい。この溝74は、ピストン7の軸心方向に延在している。
図9(a)は第1の実施形態に係る溶融装置100の変形例を示す模式的な平断面図である。
シリンダー8とピストン7の間に形成される溶融部2は、空洞でも良いが、図9(a)に示すように、シリンダー8の内面よりピストン7側に向けて突出し且つ鉛直に配置された1つ又は複数の仕切り板18によって、水平方向において複数の領域に仕切られていても良い。仕切り板18は、シリンダー8の内面によって片持ち式に支持する。また、ピストン7の動作を阻害しないように、ピストン7と仕切り板18との間にクリアランスを設ける。仕切り板18はシリンダー8およびピストン7からの伝熱により加温されるため、樹脂ペレット1に熱がより伝わり易くなり、樹脂ペレット1を効率的に溶解できる。またシリンダー8と仕切り板18との少なくとも何れか一方の表面に凹凸を形成し、シリンダー8と仕切り板18との少なくとも何れか一方と樹脂ペレット1との接触面積を増やしても良い。
また、例えば、貯留部6の先端部は、射出口61側に向けて、テーパー状に縮径している。これに合わせて、ピストン7の先端部は、テーパー状の突起形状に形成されていることも好ましい。これにより、貯留部6の溶融樹脂5を一層効率的に射出することができる。
溶融装置100は、更に、貯留部6の周囲に配置されたヒータ12を更に有している。これにより、貯留部6内の溶融樹脂5が固化してしまうことを抑制し、貯留部6内の溶融樹脂5を流動状態に維持することができるようになっている。
溶融装置100は、更に、当該溶融装置100における溶融部2の入口(例えば上端部)の近傍の部分を冷却する冷却部11を有している。これにより、溶融部2の入口の近傍で樹脂ペレット1が溶融してしまうことを抑制できる。その結果、プランジャー4に溶融した樹脂が付着してしまうことを抑制できる。
シリンダー8の材質としては、鉄、ステンレス、アルミ等の金属であることが挙げられるが、熱伝導度の観点からは、銅またはベリリウム銅が好ましい。ピストン7の材質としては、窒化鋼、耐摩耗性及び耐食性のある硬化処理されたクロム(Cr)鋼、ステンレス等の金属であることが挙げられる。ただし、ピストン7の材質は、これらに限定されるものではなく、必要とされる耐熱性、耐久性(耐摩耗性)、耐腐食性を満たすものであれば、どのような材質のものであってもかまわない。プランジャー4の材質は、ピストン7と同様である。
以上のような第1の実施形態によれば、プランジャー4により固形の樹脂ペレット1を溶融部2へ圧送し、且つ、貯留部6の溶融樹脂5をピストン7により貯留部6の外部へ圧送する。よって、スクリュータイプの場合におけるような、せん断による材料の分解を抑制することができる。また、ピストン7は、溶融部2を貫通して、貯留部6の溶融樹脂5を圧送するので、プランジャー4及び溶融部2を収容するシリンダー8と、ピストン7を収容するシリンダー8とを共通化することができる。よって、溶融装置100の大型化を抑制することができる。
要するに、せん断による材料の分解と、装置の大型化とを抑制することができる。
また、溶融部2は、横断面形状がドーナツ状であり、ピストン7の周囲に配置されている。このような構造により、ピストン7が溶融部2を貫通して貯留部6の溶融材料を圧送する構成を実現することができる。
また、ピストン7の先端部の外径が、貯留部6の内径と等しいことにより、貯留部6の溶融樹脂5を効率的に射出することができる。
ピストン7が回転しながら軸方向に移動することにより、ピストン7に対する溶融樹脂5の付着を抑制することができる。
また、加熱部3は、溶融部2の周囲に配置されている第1ヒータ31を有しているだけでなく、ピストン7に組み込まれている第2ヒータ32を有している。これにより、溶融部2内の材料を外側及び内側の双方から効率的にスムーズに加熱溶融させることができる。
また、溶融装置100は、当該溶融装置100における溶融部2の入口側の近傍の部分を冷却する冷却部11を有している。これにより、溶融部2の入り口側の近傍の部分での樹脂ペレット1の溶融を抑制し、プランジャー4に溶融樹脂5が付着してしまうことを抑制することができる。
〔第2の実施形態〕
図2は第2の実施形態に係る溶融装置200の模式図である。このうち図2(a)は溶融装置200の模式的な正面断面図、図2(b)は溶融装置200の模式的な平断面図である。
本実施形態に係る溶融装置200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る溶融装置100と相違し、その他の点では、溶融装置100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、シリンダー8の内側に、筒状の内筒部81が配置されている。この内筒部81は、シリンダー8に固定されている。図2では、内筒部81とシリンダー8とが、それらの上端部において相互に固定されている例を示しているが、内筒部81とシリンダー8とは、例えば、溶融部2において、部分的に(材料を通過可能な状態で)、相互に固定されていても良いし、溶融部2よりも上方の部位において、部分的に、相互に固定されていても良い。図2では内筒部81の径が一定で、シリンダー8がテーパー形状である態様を示しているが、逆の形状すなわちシリンダー8を一定径とし、内筒部81をテーパー形状としても良い。より具体的には、溶融部2の横断面積が貯留部6側に向けて小さくなるように、内筒部81を貯留部6側に向けて拡径することができる。この場合シリンダー8がストレート形状なのでヒータ3を取り付けやすい利点がある。
内筒部81は、例えば、溶融部2の出口側部分(下端部)から、シリンダー8における射出口61とは反対側の端部に亘って延在している。
図9(b)は第2の実施形態に係る溶融装置200の変形例を示す模式的な平断面図である。
シリンダー8と内筒部81との間に形成される溶融部2は、空洞でも良いが、図9(b)に示すように、鉛直に配置された仕切り板18によって、水平方向において複数の領域に仕切られていても良い。本実施形態の場合、仕切り板18は、シリンダー8の内面から内筒部81の外面に亘って架設する。仕切り板18はシリンダー8および内筒部81からの伝熱により加温されるため、樹脂ペレット1と熱源との接触面積が増えて、樹脂ペレット1に熱がより伝わり易くなり、樹脂ペレット1を効率的に溶解できる。またシリンダー8、内筒部81および仕切り板18のうちの少なくとも何れか1つ以上の表面に凹凸を形成し、これらの少なくとも何れか1つ以上と樹脂ペレット1との接触面積を増やしても良い。
本実施形態の場合、溶融部2は、内筒部81の下部における外周面と、シリンダー8の内周面と、の間の空隙により構成されている。
内筒部81の下端付近には、シリンダー8と内筒部81との間に、溶融樹脂5の流動方向を一方向に規制する図示しない逆止弁を設けても良い。ピストン7の下降に伴い、貯留部6内の溶融樹脂5を溶融部2の方向(図2の上方向)に押し戻そうとする圧がかかるが、逆止弁により溶融樹脂5の逆流を防止することができる。
内筒部81の下部における内側には、第3ヒータ33が設けられている。第3ヒータ33は、例えば、バンドヒータ、カートリッジヒータ、又はIHヒータである。
なお、本実施形態の場合、ピストン7に第2ヒータ32(図1)が組み込まれていなくても良いし、組み込まれていても良い。
前者の場合、第3ヒータ33が第2ヒータ32の代わりに溶融部2を内側から加熱する。後者の場合、第3ヒータ33が第2ヒータ32とともに溶融部2を内側から加熱する。
また、本実施形態の場合、内筒部81の内側にピストン7の一部分が配置されている。
更に、内筒部81は、上記の第1の実施形態における保持部材72の機能を兼ねる。すなわち、内筒部81は、例えば、その上部の内周面に雌ネジ部82が形成されており、この雌ネジ部82に対して、ピストン7の雄ネジ部71が螺合している。
内筒部81の材質としては、鉄、ステンレス、アルミ等の金属であることが挙げられるが、熱伝導度の観点からは、銅またはベリリウム銅が好ましい。
本実施形態の場合、溶融樹脂5は、例えば、内筒部81の外周面とシリンダー8の内周面との間隙を通して、溶融部2から貯留部6へ流出する。
以上のような第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
ここで、具体的な動作の例を説明する。先ず、プランジャー4により固形の樹脂ペレット1を溶融部2へ圧送する。溶融部2にて溶融した樹脂すなわち溶融樹脂5は貯留部6へと送られる。ピストン7を前進(図の下方へ移動)させることにより必要量の溶融樹脂5を射出成形用の金型130へ圧送する。射出後にピストン7を後退(図では上方へ移動)させることにより、貯留部6が負圧となるため、溶融部2の溶融樹脂5が貯留部6の方へ引きこまれることになる。すなわち、ピストン7の後退動作により貯留部6への溶融樹脂充填が促進され、成形サイクルを効率的に行うことができる利点が得られる。
第2の実施形態による溶融装置200は、射出成形用の金型130と組み合わせることによって、射出成形装置として用いることができる。溶融装置200を射出成形装置として用いた場合に、特に、上記のように成形サイクルを効率的に実施できることによるメリットが大きい。
第1の実施形態ならびに後述する他の実施形態によっても、同様の利点が得られる。
〔第3の実施形態〕
図3は第3の実施形態に係る溶融装置300の模式図である。このうち図3(a)は溶融装置300の模式的な正面断面図、図3(b)は溶融装置300の模式的な平断面図である。
本実施形態に係る溶融装置300は、以下に説明する点で、上記の第2の実施形態に係る溶融装置200と相違し、その他の点では、溶融装置200と同様に構成されている。
溶融装置300は、材料を加熱する溶融部材15を溶融部2内に有している。溶融部材15は、横断面形状がドーナツ状のものであり、内筒部81の外周面と、シリンダー8の内周面と、の間に固定されている。
溶融部材15には、材料を上流側から下流側へ通過させる多数の(複数の)溶融孔16が、溶融部材15の上端から下端に向けて貫通して形成されている。溶融孔16の各々は、例えば、錐台状(例えば円錐台状)などのテーパー形状であることが挙げられるが、テーパーを持たないストレート形状であっても良い。また、溶融孔16には、段差部や湾曲部が形成されていても良い。溶融部材15の材質としては、鉄、ステンレス、アルミ等の金属であることが挙げられるが、熱伝導度の観点からは、銅またはベリリウム銅が好ましい。
なお、溶融部材15を配置する都合上、本実施形態の場合、シリンダー8は、溶融部2の配置領域において、テーパー状に縮径しておらず、ストレート状に形成されている。
ピストン7の下降に伴い、貯留部6内の溶融樹脂5を溶融部2の方向に押し戻そうとする圧がかかる。これを防止するため、溶融部材15の下端付近に、図示しない逆止弁を設けても良い。
本実施形態の場合、樹脂ペレット1は、プランジャー4により溶融孔16内に圧送され、溶融孔16を通過する際に次第に細径化し、最終的には溶融孔16内において溶融樹脂5となる。
以上のような第3の実施形態によっても、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第4の実施形態〕
図4は第4の実施形態に係る溶融装置400の模式的な正面断面図である。
図5は溶融装置400のピストン7の先端部の構造を示す模式図である。このうち図5(a)は正面図、図5(b)及び図5(c)は図5(a)のA−A線に沿った平断面図、図5(d)は下面図である。図5(b)及び図5(d)は、開閉部170が閉状態となっているときの状態を示し、図5(c)は、開閉部170が開状態となっているときの状態を示す。
本実施形態に係る溶融装置400は、以下に説明する点で、上記の第3の実施形態に係る溶融装置300と相違し、その他の点では、溶融装置300と同様に構成されている。
上記の第1乃至第3の実施形態では、ピストン7の外径が貯留部6の内径と等しい例を説明したが、本実施形態の場合、ピストン7は、柱状(例えば円柱状)の本体部700と、本体部700の先端に設けられた開閉部170と、を有している。
本体部700の外径は、貯留部6の内径よりも小さい。
その代わり、開閉部170は、貯留部6の横断面を閉塞する閉状態と、閉塞しない開状態と、に切り替わり可能に構成されており、ピストン7により貯留部6の溶融樹脂5を圧送する時に、開閉部170が閉状態となるようになっている。
図5に示すように、開閉部170は、それぞれ扇状に形成された複数枚の羽根部を有している。開閉部170は、例えば、8枚の羽根部171、172、173、174、175、176、177、178を有している。各羽根部171〜178は、板状に形成され、各々の板面がピストン7の軸方向に対して直交している。
これら羽根部171〜178が互いに重ならない状態において、これら羽根部171〜178が協働して貯留部6の横断面を閉塞する(図5(b))。すなわち、開閉部170が閉状態となる。
この開状態で、ピストン7が下降することにより、貯留部6の溶融樹脂5を射出口61より効率的に射出することができるようになっている。なお、閉状態では、羽根部171、173、175、177、172、174、176、178が円周上にこの順で並んで配置されている。
一方、例えば、羽根部171、173、175、177が互いに重なり合うとともに、羽根部172、174、176、178が互いに重なり合うことにより、開閉部170は、開状態となる(図5(c))。
この開状態で、ピストン7を上昇させることにより、ピストン7を抵抗なく貯留部6から容易に引き抜くことができる。また、開状態において、開閉部170を通して、溶融樹脂5を溶融部2から貯留部6へ流入させることができる。
ピストン7の本体部700は、第1軸部75と、第2軸部76と、第3軸部77と、第4軸部78と、を有している。第1軸部75は、円筒状に形成され、第1軸部75の内部に第2軸部76が配置されている。第2軸部76は、円筒状に形成され、第2軸部76の内部には第3軸部77が配置されている。第3軸部77は円筒状に形成され、第3軸部77の内部には第4軸部78が配置されている。第1軸部75、第2軸部76、第3軸部77及び第4軸部78は、互いに同軸に配置されている。
例えば、第1軸部75の先端(例えば下端)には、羽根部171及び羽根部172が180度間隔で固定されている。同様に、第2軸部76の先端(例えば下端)には羽根部173及び羽根部174が180度間隔で固定され、第3軸部77の先端(例えば下端)には羽根部175及び羽根部176が180度間隔で固定され、第4軸部78の先端(例えば下端)には羽根部177及び羽根部178が180度間隔で固定されている。
本実施形態の場合、第1軸部75が油圧シリンダーに連結されており、油圧シリンダーによって第1軸部75が軸方向に移動(昇降)するようになっている。
第2軸部76の基端(例えば上端)は、第1軸部75の基端(例えば上端)よりも基端側(例えば上方)に突出している(図4)。この突出部に対して、図示しないモーターの駆動力が加えられて、第2軸部76は第1軸部75に対して相対的に、軸周りに回転するようになっている。この回転(例えば、45°回転)により、羽根部171に羽根部173を重ねるとともに、羽根部172に羽根部174を重ねることができる。
同様に、第3軸部77の基端(例えば上端)は、第2軸部76の基端(例えば上端)よりも基端側(例えば上方)に突出している。この突出部に対して、図示しないモーターの駆動力が加えられて、第3軸部77は第1軸部75に対して相対的に、軸周りに回転するようになっている。この回転(例えば、90°回転)により、羽根部171に羽根部175を重ねるとともに、羽根部172に羽根部176を重ねることができる。
同様に、第4軸部78の基端(例えば上端)は、第3軸部77の基端(例えば上端)よりも基端側(例えば上方)に突出している。この突出部に対して、図示しないモーターの駆動力が加えられて、第4軸部78は第1軸部75に対して相対的に、軸周りに回転するようになっている。この回転(例えば、135°回転)により、羽根部171に羽根部177を重ねるとともに、羽根部172に羽根部178を重ねることができる。
なお、例えば、図4に示すように、第4軸部78の外周面には、リング状の突起78aが形成され、この突起78aが、第3軸部77の内周面に嵌合している。同様に、第3軸部77の外周面には、リング状の突起77aが形成され、この突起77aが、第2軸部76の内周面に嵌合している。同様に、第2軸部76の外周面には、リング状の突起76aが形成され、この突起76aが、第1軸部75の内周面に嵌合している。これにより、第1軸部75、第2軸部76、第3軸部77及び第4軸部78は、軸周りに相互に回動自在、且つ、軸方向には一体的に移動するように、相互に連結されている。
また、本実施形態の場合、溶融装置400は、内筒部81と一体的な第2内筒部82を、内筒部81の周囲に有している。第3ヒータ33は、内筒部81の外側、且つ、第2内筒部82の内側に設けられている。溶融部材15は、第2内筒部82の外周面と、シリンダー8の内周面との間に固定されている。
以上のような第4の実施形態によっても、上記の第1乃至第3の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記の第3及び第4の実施形態では、溶融孔16の形状が、円錐台形状などの錐台形状である例を説明したが、溶融孔16は、入り口側から出口側へ向けて細くなる形状として、その他の形状を選択しても良い。
例えば、図6(a)に示すように、溶融孔16は、内径が段階的に(階段状に)細くなる形状であっても良い。或いは、図6(b)及び(c)に示すように、内径が2次曲線状に細くなる形状であっても良い。このうち図6(b)の例では、溶融孔16は、入り口側に近い部位での径の変化量が大きい竜巻形状である。図6(c)の例では、溶融孔16は、出口側に近い部位での径の変化量が大きい逆釣鐘形状である。
また、上記の第1の実施形態に係る溶融装置100だけでなく、第2乃至第4の実施形態に係る溶融装置200、300、400も、金型130と組み合わせることによって、それぞれ射出成形装置として用いることができる。
また、上記の実施形態では、本発明の溶融装置を適用する成形装置として射出成形装置を例示したが、本発明の溶融装置を適用する成型装置は、ブロー成型装置、押出フィルム/シート成型装置、インフレーションフィルム成型装置などであっても良い。これの成型装置に適用する金型としては、公知のものを用いることができる。
上記の各実施形態の溶融装置ならびに射出成形装置によって得られる成形体は、溶融に伴う熱履歴が少ないため、優れた物性を有する。上記の各実施形態の溶融装置ならびに射出成形装置によって得られる射出成形体は、特に剛性や表面硬度に優れることが期待される。
また、通常、射出成形装置においては、射出装置により溶融、射出された樹脂を金型に充填するが、せん断に伴う樹脂の分解を抑制する上で、低圧で金型に充填されるため組み合わせる金型は一般的なものよりも薄く、加熱・冷却制御が可能な構造であることが望ましい。
また、図7はピストン7の変形例を示す下面図である。図7に示すように、上記の第1乃至第3の実施形態におけるピストン7の先端には、下方に向けて突出する放射状のリブ7aを形成しても良い。この場合、ピストン7が回転することにより、リブ7aが貯留部6内の溶融樹脂5を攪拌し、貯留部6内の溶融樹脂5の温度を均一にすることができる。
また、図示は省略するが、第4の実施形態におけるピストン7の先端にも、リブを形成しても良い。この場合、例えば、一番下の羽根部171、172にリブを形成することが挙げられる。
また、ピストン7は、溶融樹脂5の逆流を防止する逆流防止機構を備えていても良い。このような逆流防止機構については、例えば、特許文献3、非特許文献1等に記載されている(特許文献3の逆流防止装置、非特許文献1の逆流防止リング)。
1 樹脂ペレット
2 溶融部
3 加熱部
4 プランジャー
5 溶融樹脂
6 貯留部
7 ピストン
7a リブ
8 シリンダー
9 材料供給部
11 冷却部
12 ヒータ
15 溶融部材
16 溶融孔
18 仕切り板
31 第1ヒータ
32 第2ヒータ
33 第3ヒータ
41 本体部
42 スクリューネジ
43 回転伝達部
61 射出口
71 雄ネジ部
72 保持部材
73 雌ネジ部
74 溝
75 第1軸部
76 第2軸部
76a 突起
77 第3軸部
77a 突起
78 第4軸部
78a 突起
81 内筒部
82 雌ネジ部
82 第2内筒部
91 貯留容器
92 供給配管
93 第1電磁弁
94 ガス配管
95 第2電磁弁
100 溶融装置
110 分割金型
120 分割金型
130 金型
150 射出成型装置
170 開閉部
171、172、173、174、175、176、177、178 羽根部
200 溶融装置
300 溶融装置
400 溶融装置
700 本体部

Claims (11)

  1. 固形材料を溶融させる溶融部と、
    前記溶融部を加熱する加熱部と、
    前記溶融部へ前記固形材料を圧送するプランジャーと、
    前記溶融部にて前記固形材料を溶融させることにより得られた溶融材料を一時的に貯留する貯留部と、
    前記貯留部の前記溶融材料を前記貯留部の外部へ圧送するピストンと、
    前記溶融部、前記プランジャー、前記貯留部、及び前記ピストンを内部に有するシリンダーと、
    を有し、
    前記ピストンは、前記溶融部を貫通して、前記貯留部の前記溶融材料を圧送することを特徴とする溶融装置。
  2. 前記溶融部は、横断面形状がドーナツ状であり、前記ピストンの周囲に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の溶融装置。
  3. 前記プランジャーは、前記ピストンの周囲に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶融装置。
  4. 前記プランジャーは、横断面形状がドーナツ状であることを特徴とする請求項3に記載の溶融装置。
  5. 前記ピストンの先端部の外径が、前記貯留部の内径と等しいことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の溶融装置。
  6. 前記ピストンは、
    柱状の本体部と、
    前記本体部の先端に設けられ、前記貯留部の横断面を閉塞する閉状態と、閉塞しない開状態と、に切り替わり可能な開閉部と、
    を有し、
    前記ピストンによる前記溶融材料の圧送時に、前記開閉部が閉状態となることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の溶融装置。
  7. 前記ピストンは、回転しながら軸方向に移動することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の溶融装置。
  8. 前記加熱部は、前記溶融部の周囲に配置されている第1ヒータを有していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の溶融装置。
  9. 前記加熱部は、前記ピストンに組み込まれている第2ヒータを有していることを特徴とする請求項8に記載の溶融装置。
  10. 当該溶融装置における前記溶融部の入口側の近傍の部分を冷却する冷却部を有していることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の溶融装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の溶融装置を含む射出成形装置。
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