JP4804096B2 - 眼鏡レンズの明視域表示方法、眼鏡レンズの明視域表示装置、及び眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents
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すなわち、レンズの上部の約半分の領域は遠くに存在する物体を見るのに適した屈折力を有する遠用部、レンズの下中央部は近くに存在する物体を見るのに適した屈折力を有する近用部、遠用部と近用部の中間は屈折力が連続的に変化しており中間距離の物体を見るのに適した累進部、累進部と近用部の側方にあって収差が大きく、像のボケやユガミの大きい周辺部とに分かれているが、各領域の間には明確な境界があるわけではない。
このため、例えば特許文献1に見られるように、より多くの情報を取り入れ、眼鏡を装用した場合の見え方をできるだけ正確にシミュレーションする目的で、眼の前に配置されたレンズ系を通して外界を観察したときの見え方を図形として表示すること、つまり、視野内の全ての物体点に対して眼球を回旋させ、中心窩で捕らえた像を繋ぎ合わせた像として定義される回旋網膜像をコンピュータでシミュレーションによって作成することが行われている。
また、このようにして得られた回旋網膜像はある特定のシーンを想定してのシミュレーションであるため、別のシーンに対するシミュレーションでは、再び膨大な計算が必要とされた。そのために、シーン、眼の特性、レンズの特性などを予め決めてシミュレーションした結果を複数種予め蓄えておき、条件の違うものを比較することはできても、条件を変えたシミュレーションをインタラクティブに行うには適していなかった。
図1は、本発明の第1実施例の表示方法を示すものである。
図1(a)は、眼鏡レンズの部位を表す図であり、明視域を楕円に見立て、装用時に水平右向きとなる方向をxs、装用時に垂直上向きとなる方向をysとしている。
図1(b)は、図1(a)において太線で表した水平断面を通して見た場合の明視域(図中、ハッチングの領域)を示すもので、視対象となる空間の平面図上の範囲として表示された明視域を表す図である。
眼鏡装用者が対面している視空間の水平右向きとなる方向をX、奥行き方向をZとしている。
この図1(b)により、眼鏡装用者は、左側約10°、右側約12°の範囲で、手前約70cmから少なくとも2m先まであまり像のボケを感じることなく見ることができる領域、つまり明視できることがわかる。
[step1]
まず、装用される眼鏡レンズの屈折特性に関する情報を作成する。
図3は、眼鏡レンズを通して眼球回旋点を通過する光線を追跡する様子を表した図である。
レンズ内面と水平正面視線の交点を原点とする座標系を(xs,ys,zs)とし、xs-ys平面を内面接平面と称し、またレンズ外面と水平正面視線の交点と原点とする座標系を(Xs,Ys,Zs)とし、Xs-Ys平面を外面接平面と称する。
眼球回旋点から逆向きに、内面接平面上の点(xs,ys,0)に向かって光線を発し、レンズによって屈折され物体側に向かっていく光線を求める。この光線の物界での方向余弦を(α,β,γ)、物界光線と外面接平面との交点を(Xs,Ys,0)とする。
物体距離は無限遠と−250mmの2つについて計算し、物体距離無限遠に対する屈折特性をAPf,ASf,θf、物体距離−250mmに対する屈折特性をAPn,ASn,θnとする。
このように2つの物体距離についてのレンズの屈折特性を求めておけば、後ほど任意の物体距離に対する屈折特性を精度良く求めるのに充分なデータ量となる。
このような計算を、内面接平面のメッシュ上の点群(i,j)について行い、表1に示すようなテーブルとしてまとめておく。なお、テーブル中で、方向余弦(α,β,γ)の値が99.999となっている点は、光線追跡の際にレンズ径の外側を通過したり、途中全反射が起きて物界光線が見つからなかったものである。
眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、眼の屈折補正値である球面屈折力(SPH)、乱視屈折力(CYL)、乱視軸方向(AX)、及び眼の調節力(AC)、瞳孔径(PD)を入力する。
明視域を求めたいレンズ上の水平断面の位置ysを入力する。ここで「レンズ上の」と便宜的に表現しているが、実際にはレンズの内面接平面上の位置を意味する。
視空間の平面図の範囲(Xmin,Xmax)、(Zmin,Zmax)を入力し、計算ピッチΔX、ΔZでメッシュに分割し、各格子点を(Xk、Zl)とする。なお、視空間の座標系(X,Y,Z)とレンズの外面接平面座標系(Xs,Ys,Zs)とは、X=Xs、Y=Ys、Z=−Zsという関係になっている。
指定されたレンズの水平断面ysを通り、視空間の格子点(Xk、Zl)に至る光線を、表1のテーブルのでーたを補間操作して光線追跡することにより求める。このようにして求めたレンズの内面接平面上の座標値を(xs~,ys)、外面接平面上の座標を(Xs~,Ys~)、視空間の物点の座標値を(Xk,Y~,Zl)とする。
この光線に対するレンズの屈折特性を表1に示したテーブルのデータを補間することにより求めて、APf~,ASf~,θf~、APn~,ASn~,θn~の値とする。
視空間の物点の物体距離(OD)を求める。物体距離の定義は図4に示されているように、物点から外面参照球面までの光線に沿った長さであり、物点が図中外面参照球面より左側にある場合、マイナス符号で表される。
step6で求めた物体距離が無限遠と−250mmの場合の屈折特性より、物体距離がODの場合の屈折特性AP~,AS~,θ~を補間により求める。この場合の補間は、本発明者が日本眼鏡学ソサエティー会誌「眼鏡学ジャーナル」vol.8,No.1,pp.27(2004)で発表したアルゴリズムが利用できる。
任意の物体距離dに対する屈折特性AP〜,AS〜,θ〜は、以下の計算手順により求めることができる。
Df=1000/df
Dn=1000/dn
D =1000/d
ASfp=ASf*cos(2θf)
ASfq=ASf*sin(2θf)
ASnp=ASn*cos(2θn)
ASnq=ASn*sin(2θn)
AP〜=APf+(APn−APf)/(Dn−Df)*(D−Df)
ASp〜=ASfp+(ASnp−ASfp)/(Dn−Df)*(D−Df)
ASq〜=ASfq+(ASnq−ASfq)/(Dn−Df)*(D−Df)
AS〜=√(ASp〜^2+ASq〜^2)
θ〜=1/2*arctan(ASq〜/ASp〜)
なお、各量の単位は、
df,dn,dは、mm、
Df,Dn,D,AP,AS,ASp,ASq,AP〜,AS〜等は、diopter、
θf,θn,θ〜は、radian、
である。
これによれば、
(1)屈折特性のうち、APはスカラーとして扱えること、
(2)屈折特性のうち、AS,θは、組で、角度が2θで長さがASのベクトルとして扱え、成分ASp,ASqに分解すればこれらはスカラーとして扱えること、
(3)AP,ASp,ASqは、物体距離の逆数Dに対してほぼ線形に変化すること、
という利点がある。
物点(Xk,Y~,Zl)に対するレンズの屈折特性AP~,AS~,θ~と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性値SPH,CYL,AX,AC,PDより、網膜上での像のボケの大きさを評価する。
像のボケは幾何光学的には楕円形状になるので、このボケ楕円の長軸をa、短軸をbとした時、ボケの大きさの評価値を e=√(a^2+b^2) で与える。
上述のstep5からstep9までの工程をstep4で定めた格子点について繰り返し(step10)、各格子点毎のボケの大きさの評価値eを求める。
評価値eが、ある閾値以下である範囲を明視域として、視空間の平面図上に表示する。
このように、レンズの水平断面毎に明視域が表示されるので、従来技術のようにレンズのどの部位を通しての明視域なのか分からなくなることが無い。
図5は、本発明の第2実施例の表示方法を示すものである。
上述の第1実施例に示した方法を用い、レンズの異なる複数の水平断面ys=12,8,4,0,−4,−8,−12,−16,−20の計9断面分(xsに平行なA’、・・・・I’)に対応する明視域(図5(b)において太線により囲んだ領域A、B、C、・・・・I)を、視対象となる空間の平面図上に重ねて同時に表示している。
この実施例によれば1つの表示領域でレンズの部位と明視域の関係を明確に表示できる。
図6−a〜図6−jは、本発明の第3実施例の表示方法を示すものである。
実施例1の方法を用いて、図6−aはレンズの水平断面を表す図を、図6−b〜図6−jはそれぞれ水平断面ys=12,8,4,0,−4,−8,−12,−16,−20の計9断面分(xsに平行なA’、・・・・I’)に対応する明視域を、視対象となる空間の平面図上に、ひとつずつ時系列的に表示している。
この実施例によれば、各水平断面の明視域を独立して表示できるため、第2実施例の方法では明視域が重なって隠されていた部分を明確に識別できる。
図7−a〜図7−bは、本発明の第4実施例の表示方法を示す図である。
図7−aは、眼鏡レンズの部位を表す図であり、形を楕円に見立て、装用時に水平右向きとなる方向をxs、装用時に垂直上向きとなる方向をysとしている。
図7−aの縦の太線jで表した垂直断面xs=−2を通して見た場合の明視域と、横の太線Kで表した水平断面ys=−8の交点を通過する視線の軌跡が、図7−bに重ねて示されている。
[step21]
まず、装用される眼鏡レンズの屈折特性に関する情報を作成する。これは第1実施例におけるstep1と全く同じである。
眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、眼の屈折補正値である球面屈折力(SPH)、乱視屈折力(CYL)、乱視軸方向(AX)、及び眼の調節力(AC)、瞳孔径(PD)を入力する。このstep22も第1実施例のstep2と全く同じである。
明視域を求めたいレンズ上の垂直断面の位置xsと、視線の軌跡を表示したい位置ysを入力する。ここで「レンズ上の」と表現しているが、実際には内面接平面上の位置を意味する。
視空間の垂直断面図の範囲(Ymin,Ymax)、(Zmin,Zmax)を入力し、計算ピッチΔY、ΔZでメッシュに切り、各格子点を(Yk、Zl)とする。なお、視空間の座標系(X,Y,Z)とレンズの外面接平面座標系(Xs,Ys,Zs)とは、X=Xs、Y=Ys、Z=−Zsという関係になっている。
指定されたレンズの垂直断面xsを通り、視空間の格子点(Yk、Zl)に至る光線を表1に示したテーブルのデータを補間して光線追跡することにより求める。求められたレンズ内面接平面上の座標値を(xs,ys~)、外面接平面上の座標を(Xs~,Ys~)、視空間の物点の座標値を(X~,Yk,Zl)とする。
この光線に対するレンズの屈折特性を表1に示したテーブルのデータを補間することにより求め、APf~,ASf~,θf~、APn~,ASn~,θn~とする。
視空間の物点の物体距離(OD)を求める。物体距離の定義は図4に示されているように、物点から外面参照球面までの光線に沿った長さであり、物点が図中外面参照球面より左側にある場合、マイナス符号で表される。
step26で求めた物体距離が無限遠と−250mmの場合の屈折特性より、物体距離がODの場合の屈折特性AP~,AS~,θ~を補間により求める。この場合の補間は、前述の第1実施例のstep8で説明したアルゴリズムが利用できる。
物点(X~,Yk,Zl)に対するレンズの屈折特性AP~,AS~,θ~と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性値SPH,CYL,AX,AC,PDより、網膜上での像のボケの大きさを評価する。像のボケは幾何光学的には楕円形状になるので、このボケ楕円の長軸をa、短軸をbとした時、ボケの大きさの評価値を e=√(a^2+b^2) で与える。
以上のstep25からstep29をstep24で定めた格子点のそれぞれについて繰り返しながら実行し、各格子点毎にボケの大きさの評価値eを求める(step30)。
評価値eが、ある閾値以下である範囲を明視域として、視空間の垂直断面図上に表示する。
眼球回旋点から指定された内面接平面上の点(xs,ys,0)に向かう光線の、外面接平面と交点(Xs,Ys,0)と物界での方向余弦(α,β,γ)を表1のテーブルのデータを補間することにより求める。
視空間の垂直断面図上に、step32で求めた物界光線を、明視域と重なる範囲だけ表示する。
図9−a〜図9−bは、本発明の第5実施例の表示方法を示す図である。
第4実施例の方法を用い、レンズのある特定垂直断面xs=−2(図9−aの線J)と、複数の水平断面ys=12,8,4,0,-4,−8,−12,−16,−20との交点である計9点を通過する視線の軌跡を、視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域に重ねて同時に表示している。
この実施例によれば、1枚の図でレンズのほぼ中央付近の垂直断面部位と明視域の関係が明確になる。
図10−a〜図10−jは、本発明の第6実施例の表示方法を示す図である。
上述の実施例4の方法を用い、図10−aはレンズの水平断面を表す図、及び図10−b〜図10−jは、レンズのある特定垂直断面xs=−2(図10−aの線J)と、複数の水平断面ys=12,8,4,0,-4,−8,−12,−16,−20との交点である計9点を通過する視線の軌跡を、視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域にひとつずつ時系列的に表示するものである。
時系列的表示は、図10−b〜図10−jを一定時間毎に自動的に切り替えても良いし、表示された図10−aの特定の点をポインティングデバイスで指示する毎に、対応する図10−b〜図10−jのいずれかを選択して1つずつ表示するのでも良い。第3実施例による表示方法と併用するといっそう効果がある。
図11(a)〜図11(f)は、本発明の第7実施例の表示方法を示す図である。
図11(a)、(b)は遠近累進レンズ、図11(c)、(d)は中近累進レンズ、図11(e)、(f)は近々累進レンズであり、これら種類の異なるレンズの、明視域を前述の第1実施例に基づいて演算して同時に表示したもので、各レンズの明視域が一目瞭然となる。
図12(a)〜図12(f)は、本発明の第8実施例の表示方法を示す図である。
眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、調節力(AC)をパラメータとして変更した場合の明視域であり、図12(a)、(b)はAC=0.5ディオプター、図12(c)、(d)はAC=1.0ディオプター、図12(e)、(f)はAC=2.0ディオプターであり、調節力によって明視域の変わる様子が良く分かる。
図13(a)〜図13(f)は、本発明の第9実施例の表示方法を示す図である。
眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、瞳孔径(PD)をパラメータとして変更した場合の明視域であり、図13(a)、及び図13(b)はPD=8mm、図13(c)、(d)はPD=4mm、図13(e)、(f)はPD=2mmであり、瞳孔径によって明視域の変わる様子が良く分かる。
Claims (33)
- レンズの部位に応じた屈折特性と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性とを含む情報に基づき、レンズのある特定水平断面に応じた明視域を求め、視対象となる空間の平面図上の範囲として表示することを特徴とする眼鏡レンズの明視域表示方法。
- レンズの異なる複数の水平断面に応じた明視域を、視対象となる空間の平面図上に重ねて同時に表示する請求項1に記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- レンズの異なる複数の水平断面に応じた明視域を、視対象となる空間の平面図上に、ひとつずつ時系列的に表示する請求項1に記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- レンズの部位に応じた屈折特性と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性とを含む情報に基づき、レンズのある特定垂直断面に応じた明視域を求め、視対象となる空間の垂直断面図上の範囲として表示し、かつ前記レンズのある特定垂直断面上のある特定の点を通過する視線の軌跡を、前記明視域に重ねて表示する眼鏡レンズの明視域表示方法。
- レンズのある特定垂直断面内の異なる複数の点を通過する視線の軌跡を、前記視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域に重ねて同時に表示する請求項4に記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- レンズのある特定垂直断面内の異なる複数の点を通過する視線の軌跡を、前記視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域に、ひとつずつ時系列的に表示する請求項4に記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- 前記眼鏡レンズの部位に応じた屈折特性は、少なくとも2つの物体距離に対する平均屈折力(AP)、非点収差(AS)、非点収差方向(θ)を含む請求項1、または請求項4に記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- 前記眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、眼の屈折補正値である球面屈折力(SPH)、乱視屈折力(CYL)、乱視軸方向(AX)、及び眼の調節力(AC)を含む請求項1、または請求項4に記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- 前記眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、瞳孔径(PD)を含む請求項8に記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- 特性の異なる複数の眼鏡レンズの明視域を比較表示する請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- 眼鏡レンズ装用者の異なる複数の眼の特性値に応じた明視域を比較表示する請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の眼鏡レンズの明視域表示方法。
- レンズの部位に応じた屈折特性が格納された記憶装置と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性等を入力するデータ入力手段と、入力されたデータに基づき明視域を計算する計算手段と、求まった明視域を表示する表示手段とを備え、レンズの部位に応じた屈折特性と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性とを含む情報に基づき、レンズのある特定水平断面に応じた明視域を求め、視対象となる空間の平面図上の範囲として表示する眼鏡レンズの明視域表示装置。
- レンズの異なる複数の水平断面に応じた明視域を、視対象となる空間の平面図上に重ねて同時に表示する請求項12に記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- レンズの異なる複数の水平断面に応じた明視域を、視対象となる空間の平面図上に、ひとつずつ時系列的に表示する請求項12に記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- レンズの部位に応じた屈折特性が格納された記憶装置と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性等を入力するデータ入力手段と、入力されたデータに基づき明視域を計算する計算手段と、求まった明視域を表示する表示手段とを備え、レンズの部位に応じた屈折特性と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性とを含む情報に基づき、レンズのある特定垂直断面に応じた明視域を求め、視対象となる空間の垂直断面図上の範囲として表示し、かつ前記レンズのある特定垂直断面上のある特定の点を通過する視線の軌跡を、前記明視域に重ねて表示する眼鏡レンズの明視域表示装置。
- レンズのある特定垂直断面内の異なる複数の点を通過する視線の軌跡を、前記視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域に重ねて同時に表示する請求項15に記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- レンズのある特定垂直断面内の異なる複数の点を通過する視線の軌跡を、前記視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域に、ひとつずつ時系列的に表示する請求項15に記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- 前記眼鏡レンズの部位に応じた屈折特性は、少なくとも2つの物体距離に対する平均屈折力(AP)、非点収差(AS)、非点収差方向(θ)を含む請求項12、または請求項15に記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- 前記眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、眼の屈折補正値である球面屈折力(SPH)、乱視屈折力(CYL)、乱視軸方向(AX)、及び眼の調節力(AC)を含む請求項12、または請求項15に記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- 前記眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、瞳孔径(PD)を含む請求項19に記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- 特性の異なる複数の眼鏡レンズの明視域を比較表示する請求項12ないし請求項20のいずれかに記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- 眼鏡レンズ装用者の異なる複数の眼の特性値に応じた明視域を比較表示する請求項12ないし請求項20のいずれかに記載の眼鏡レンズの明視域表示装置。
- レンズの部位に応じた屈折特性と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性とを含む情報に基づき、レンズのある特定水平断面に応じた明視域を求め、視対象となる空間の平面図上の範囲として表示する眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- レンズの異なる複数の水平断面に応じた明視域を、視対象となる空間の平面図上に重ねて同時に表示する請求項23に記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- レンズの異なる複数の水平断面に応じた明視域を、視対象となる空間の平面図上に、ひとつずつ時系列的に表示する請求項23に記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- レンズの部位に応じた屈折特性と、眼鏡レンズ装用者の眼の特性とを含む情報に基づき、レンズのある特定垂直断面に応じた明視域を求め、視対象となる空間の垂直断面図上の範囲として表示し、かつ前記レンズのある特定垂直断面上のある特定の点を通過する視線の軌跡を、前記明視域に重ねて表示する眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- レンズのある特定垂直断面内の異なる複数の点を通過する視線の軌跡を、前記視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域に重ねて同時に表示する請求項26に記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- レンズのある特定垂直断面内の異なる複数の点を通過する視線の軌跡を、前記視対象となる空間の垂直断面図上に表示された明視域に、ひとつずつ時系列的に表示する請求項26に記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- 前記眼鏡レンズの部位に応じた屈折特性は、少なくとも2つの物体距離に対する平均屈折力(AP)、非点収差(AS)、非点収差方向(θ)を含む請求項23または請求項26に記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- 前記眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、眼の屈折補正値である球面屈折力(SPH)、乱視屈折力(CYL)、乱視軸方向(AX)、及び眼の調節力(AC)を含む請求項23または請求項26に記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- 前記眼鏡レンズ装用者の眼の特性として、瞳孔径(PD)を含む請求項30に記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- 特性の異なる複数の眼鏡レンズの明視域を比較表示する請求項23ないし請求項31のいずれかに記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
- 眼鏡レンズ装用者の異なる複数の眼の特性値に応じた明視域を比較表示する請求項23ないし請求項31のいずれかに記載の眼鏡レンズの明視域表示プログラムを格納した記録媒体。
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WO2019186661A1 (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社ニコン・エシロール | 眼鏡レンズの評価方法、眼鏡レンズの選択方法、眼鏡レンズの設計方法、眼鏡レンズの製造方法、眼鏡レンズ、眼鏡レンズ評価装置、眼鏡レンズ発注装置、眼鏡レンズ受注装置、眼鏡レンズ受発注システムおよびプログラム |
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JP2007105089A (ja) | 2007-04-26 |
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