JP2009230699A - シミュレーション装置、シミュレーションプログラムおよびシミュレーションプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シミュレーション装置の画像データ作成手段166は、仮想視野空間を仮想始点からの距離に応じて3分割する分割工程と、3分割された仮想視野空間のうち所定の距離に対応した視差条件を設定する視差条件設定工程と、眼鏡装着者の目の調節により目的視距離を決定する目的視距離決定工程と、目的視距離決定工程で決定された目的視距離から視差条件を判定する視差条件判定工程と、判定された視差条件により眼鏡レンズを透した仮想視野空間内の対象物の両眼視シミュレーション画像を作成する画像作成工程とを実行する。そのため、予め複数の視差条件を設定し、目的視距離に応じて適当な視差条件を選択することにより、視差によるレンズ視覚特性の計算を簡略化できる。
【選択図】図1
Description
この特許文献1では、仮想空間内を移動する仮想視点に追随するとともに仮想視点からの両眼視線の向かっている観察対象物までの距離を都度計算し、この計算された距離と設定された左右両眼の距離とから、視差をもたせた左右眼による画像を計算する。そして、その視差をもたせた画像をヘッドマウント型ディスプレイで観察者の左右両眼にそれぞれの画像を視認させることにより、立体イメージでの擬似体験をさせている。
この非特許文献1の従来例を図11の概念図を用いて説明する。図11において、眼鏡レンズLの手前に仮想視点Pを置き、この仮想視点Pから仮想観察対象物Oを見るとともに、この仮想視点Pと仮想観察対象物Oとを結ぶ直線LDと視軸LPとの成す角度をθ、直線LDと視軸LPとの眼鏡レンズLの上の点を結ぶ直線LAと眼鏡レンズLのレンズ光軸LCを通るX軸LXとの成す角度をαとする。
非特許文献1では、まず、仮想視点Pから視野の各方向(α、θ)・各距離DへのレンズLを通したレイトレーシングを最初に実施する。レンズLを透したときのプリズム作用、パワーエラー、非点収差等の光学特性を計算し、さらに、目の調節力から遠点、近点を計算し、それらからその位置でのレンズデフォーカス量を総合的に計算する。そして、レンズデフォーカス量を視野空間の各位置(方向、距離)でのレンズLによるレンズ視覚特性データとして登録する。ウォークスルーの際は、どの方向のどの距離に対象物があるかを判定し、その視野空間の位置に登録された特性データにより物体を変位させながら複数回の表示を合成することにより画像を作成する。
眼鏡レンズを装用している場合、図12に示す通り、遠くのものを見るときと近くのものを見るときでは眼鏡レンズ内の視線の通過する位置が異なる。例えば、図12(A)で示される通り、遠方視の場合は眼鏡レンズLの光軸LCを中心としたレンズの中心部分が視野の中心となる。一方、図12(B)で示される通り、近方視の場合は視軸LPを目標に向けるすなわち眼の輻輳があり、視線は左右の眼鏡レンズLの鼻側を通過することになるため、レンズ上の視野の中心は左右レンズとも鼻側に移動する。
従って、老眼患者の視覚シミュレーションを行う場合には、単純にどの方向に何が見えると言うことだけではなく、それが調節の遠点、近点の範囲に入っているかどうか、もし外れているとするとどのくらい外れていてそれによりどのくらいぼやけて見えるのかというシミュレーションもしないと正確なシミュレーションにはならない。
さらに、眼鏡レンズを装用しての両眼視による視覚シミュレーションとしては、前述のような眼の輻輳も考慮して眼鏡レンズのどの位置を通過するか、そのときの屈折作用によるプリズム効果、パワーエラー・非点収差の発生によって、視線がどのように曲げられ、対象物がどのようにぼやけて見えるかといった計算が必要である。
そのようなシミュレーションは、各シチュエーションにおいて、レイトレーシング法によって計算することによって求められるが、眼鏡レンズという視線を屈折させる中間物のない従来のものではほぼリアルタイムでウォークスルーのスピードに合わせて計算し、画像として表示可能かもしれないが、眼鏡レンズによる光学特性をシミュレーションするにはその方向の視線の少し離れた近傍に無数のレイトレーシングをする必要があり、膨大な処理時間がかかってしまう。そのため、仮想空間内をウォークスルーするあるいは視線の方向を素早く動かして累進屈折力レンズのもつ揺れを体験するようなリアルタイム処理は困難である。
そのため、非特許文献1でもリアルタイムでの擬似体験をさせることは困難であった。
画像データ作成手段は、分割工程、視差条件決定工程、目的視距離決定工程、視差条件判定工程、および画像作成工程の各工程を実施する。
つまり、仮想視野空間を仮想始点からの距離に応じて少なくとも2つに分割し、分割された仮想視野空間のうち所定の距離に対応した視差条件を決定する。さらに、眼鏡装着者の目の調節により目的視距離を決定し、決定された目的視距離から視差条件を判定し、判定された視差条件により眼鏡レンズを透した仮想視野空間内の対象物の両眼視シミュレーション画像を作成する。
両眼視シミュレーション画像に基づいて、画像処理手段は、加工済みレンズを介して見た状態を作成し、この処理画像データを表示手段で表示する。
そのため、画像処理時間の短縮化を図り、リアルタイムによる擬似体験が可能となる。
この発明によれば、遠距離、中距離、および近距離を3分割する境界は通常の眼鏡レンズの設計において基準としている寸法であるため、好ましい眼鏡レンズを設計することができる。
つまり、一般に眼鏡レンズや眼の屈折力は焦点距離の逆数が用いられており、遠点が無限遠方にある正視の状態から、小さな調節、例えば、0.5Dから1.0Dの調節を使うと、焦点位置はそれぞれ2mおよび1mまで焦点が移動する。中程度の調節2.0Dを使うと焦点位置は0.5mとなり、比較的大きな調節3.0Dを使うと0.33mに焦点が移動する。
したがって、この眼の調節力の量によって仮想空間を距離によって分割することで、眼鏡使用者に適した眼鏡レンズとなる。
この発明によれば、表示画面上の近距離に対応する観察対象物(例えば、手前の見開きの本)、中距離に対応する観察対象物(例えば、パソコン)、遠距離に対応する画像対象物(例えば、奥にある窓)のうち1つ、例えば、近距離に対応する観察対象物を指定するだけで、近距離に対応する距離が決定される。
そのため、画像処理時間をより短縮化して、リアルタイムによる擬似体験をすることができる。
本発明のシミュレーション装置では、対象物の距離に合わせた遠用部、中間部および近用部を備え、これらの領域によって見え方が異なる累進屈折力レンズにおいて、リアルタイムによる擬似体験をすることができる。
この発明によれば、シミュレーションプログラムにより、演算手段を前述のシミュレーション装置として機能させていることができるので、前述の通り、眼鏡使用者は、リアルタイムによる擬似体験を短時間で実行することができる。
この発明によれば、記録媒体には、上記したようなシミュレーションプログラムが演算手段に読取可能に記録されているから、この記録媒体を演算手段に読み取らせることで、前述のシミュレーションプログラムを演算手段に実施させることができる。
〔シミュレーション装置の構成〕
図1に、本実施形態に係るシミュレーション装置1の概略構成を示す。
シミュレーション装置1は、例えばメガネレンズの販売店などに設置される。
なお、本実施形態において、このシミュレーション装置1としては、パーソナルコンピュータを例示するが、これに限定されず、例えば携帯用電話機器などの他の演算手段を用いてもよい。
シミュレーション装置1は、図1に示すように、入力部12と、表示手段としての表示部13と、画像記録手段としての記録部14と、メモリ15と、処理部16と、などを備えている。
これらの操作ボタンや操作つまみなどの入力操作は、シミュレーション装置1の動作内容の設定や、シミュレーション装置1に記憶する情報の設定などの設定事項の設定入力である。
そして、入力部12は、設定事項の入力操作により、設定事項に対応する信号を処理部16へ適宜出力して設定入力させる。
なお、入力操作としては、操作ボタンや操作つまみなどの操作に限らず、例えば表示部13に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作などにより、各種設定事項を設定入力する構成としてもよい。例えば、入力操作としては、画面上でダイアログボックスを表示し、このダイアログボックスに入力操作するものでもよい。そして、このダイアログボックスは、画面の隅部に表示してもよいが、操作性を考慮すると、画面の中央部に表示することが好ましい。
この表示部13としては、例えばヘッドマウント型で左右眼に視差をもたせた画像を表示する3Dディスプレイ装置や、平面ディスプレイに視差をもたせた左右画像を交互に表示し左右眼の前に設置した液晶パネルシャッターを交互に同期をとって開閉することによって、左右画像をそれぞれ左右眼に認識させる3Dディスプレイ装置、あるいは偏光を利用し偏光特性の異なる視差をもたせた左右画像を表示し、偏光特性が合致した眼に左右画像を認識させる3Dディスプレイ装置などが例示できる。
記録部14としては、HD(Hard Disk)、DVD(Digital Versatile Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などとしてもよい。
なお、処方データおよびレンズ形状設計データにより、本実施形態のレンズ設計データが構築されている。
視覚データには、例えば顧客の視力や乱視の有無などの顧客の裸眼における視覚に関する情報が記録されている。また、レンズ処方データには、レンズの度数、加入度数、球面度数、乱視度数、乱視軸、プリズム度数、近用内寄せ量などに関するデータが記録されている。
なお、メモリ15としては、HD、DVD、光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
そして、処理部16は、各種プログラムとして、図1に示すように、データ取得手段161と、データ作成手段162と、などを備えている。
データ取得手段161は、レンズ設計データを取得する設計データ取得手段163と、顧客の視覚に対応した画像データなどの画像を取得する画像データ取得手段164と、眼鏡フレームの形状を取得するフレーム形状取得手段165と、を有する。
データ作成手段162は、前記画像データ取得手段で取得されたデータに基づいて画像データを作成する画像データ作成手段166、レンズ設計データに基づいて玉型加工前のレンズ(設計レンズ)を設計するレンズ設計手段167と、設計レンズに玉型加工を施した加工済みレンズを介して画像データを見た状態を示す処理画像データを作成する画像処理手段168と、を有する。
以下、図2から図4を参照してシミュレーション装置1の動作について説明する。
なお、本実施形態において、レンズは累進面を有する累進屈折力レンズである。
図2において、まず、レンズ設計工程S110が実施される。この工程では、設計データ取得手段163が、記録部14からレンズ設計データを読み込み、レンズ設計手段167が、読み込んだレンズ設計データに基づいて玉型加工前のレンズ(設計レンズ)を設計する。設計されたレンズは、物体側と眼球側の3次元座標値データなどの形式で記録部14に格納される。
このレンズ設計工程が済むと次ぎに画像データ作成工程S111に進む。
この画像データ作成工程S111の具体的な手順が図3および図4に記載されている。
画像データ作成工程S111は前工程と本工程とに分けられるものであり、図3は画像データ作成工程の前工程のフローチャートであり、図4は画像データ作成工程の本工程のフローチャートである。
図3において、まず、データ作成手段162が記録部14やメモリ15から種々のデータを取り込み、各仮想視野空間の距離による分割をする(S11)。つまり、仮想視点から眼前に広がる仮想視野空間を、仮想視点からの距離に応じて少なくとも2つ以上、本実施形態では、3つに分割する。
図5において、左右両眼Iの中点に仮想視点P0を設定し、この仮想視点P0から眼鏡レンズLを通して顔の前方に広がる仮想視野空間を遠距離、中距離、近距離の3つの空間境域S1,S2,S3に分割する。この分割は眼の調節力の量によって行われる。
一般に、眼鏡レンズや眼の屈折力として焦点距離の逆数(単位:ディオプトリー、以下Dと表記)が使われているので、遠点が無限遠方にある正視の状態から、小さな調節、例えば、0.5Dから1.0Dの調節を使うと、焦点位置はそれぞれ2mおよび1mまで焦点が移動する。中程度の調節2.0Dを使うと焦点位置は0.5mとなり、比較的大きな調節3.0Dを使うと0.33mに焦点が移動する。具体的には、仮想視野空間を遠距離、中距離、近距離に3分割する場合は、その境界が概ね1mから2mの間のR1と概ね40cmから1mの間のR2との2つとなる。
図6は視差条件を模式的に示す説明図である。
図6において、遠距離と中距離との境界R1を仮想視点P0から1.5m、中距離と近距離の境界R2を仮想視点P0から40cmとし、図6(A)では近距離空間にその領域を代表する距離として、例えば、目的視距離Qを仮想視点P0から30cmと設定する。図6(B)では中距離空間を代表する目的視距離Qを1mに設定する。そして、図6(C)では遠距離空間を代表する目的視距離Qを4mと設定する。両眼Iの回旋中心間距離Dはいずれの距離においても62mmとする。
そのため、図3に示される通り、データ作成手段162が視差条件データを記録部14から呼び出し(S13)、各視差条件による視差特性を計算し(S14)、各視差条件での視差特性データベースを作成する(S15)。
図7(A),(B)は、それぞれ裸眼および眼鏡レンズを装用した状態で、特定の視距離Qを見ようとしたときの視覚特性データを模式的に示したものである。これらの図は図5に示す仮想視野空間において、左右眼球の回旋中心を結ぶ直線を含む平面であって、水平正面を見る視線に対して、一定の仰角あるいは伏角を有する面を表している。この平面上で、目的視距離Qを見ようとした場合の各視線の方向の各距離における網膜上での像のボケ量を楕円の大きさによって表したものである。図では、正面の視線と側方に向けての視線の2つについて表されている。このボケ量の計算は装用者の眼の処方やレンズ設計データを用いてレイトレーシング法により計算される。
図7(B)のレンズ装用の場合は、正面の視線においては目的視距離QがレンズLの屈折力を加味した眼の調節可能範囲にあれば、目的視距離Qで図のように焦点が合う。しかし、側方に向に向かう視線では、レンズ光学性能の影響が現れる。
一般にレンズLの光軸から離れたレンズ側方では非点収差が発生するために、ボケ量は大きくなる。特に累進屈折力レンズでは、累進帯の側方に比較的大きな非点収差があるため、顕著にボケ量の増大が見られる。
以上の図7(A)(B)の事例においては目的視距離Qで焦点が合う場合を例示したが、眼あるいはレンズLの条件によっては、明確な焦点を結ばない場合もある。その場合はそれらの条件の範囲で目的視距離Qでのボケ量が最小になる条件で、各位置でのボケ量として定義する。
上述の方法により、左右眼と左右眼鏡レンズのそれぞれについて、分割された仮想視野空間に代表目的視距離を設定し、それぞれの視覚特性データを求める。更に目的視距離と左右眼の距離による視差から図6に示したような視野中心のオフセットを加えることにより、各視差条件に対応した視覚特性データが完成する。それを記録部14に格納してデータベースとする。
ここでは、図8に示す被観察対象画像の例に説明する。図8は、仮想視野空間内に画像データ取得手段164により取り込まれた画像データを示しており、図8(A)は平面図で図の下方が観察者にとって手前、上方が奥となっている。手前から机の上に置かれた本B、パソコンP、壁の時計Cや窓Wが配置されている。図8(B)は正面図で観察者方向からの画像を示している。ここでは説明のために観察対象空間を2枚の図面を用いてデータを示したが、実際には空間内の物体の形状・位置を示す3次元データと物体を構成する表面の特性値データが取得され記録部14に記録されている。
つまり、目的視距離決定工程S21は、装用者の目の調節による目的視距離の決定が表示部13での表示画面上の仮想視野空間内の観察対象物を指定することにより計算され決定される。
この図ではその光学歪みについては省略しており、焦点距離によるボケのみを表現している。
フレーム選択工程S112が終了したら、重畳工程S113に続く、重畳工程S113においては、図10(A)に示すように、画像データ取得手段164が、記録部14から読み込んだレンズによる画像データに眼鏡フレームの画像に関するフレーム画像データ64を重畳させる。
続く、抜出工程S114では、画像データ取得手段164が、レンズによる画像データ62とフレーム画像データ64との重畳部分65を抜き出す。
嵌め込み工程S116を実施する場合(YESを選択)、画像データ取得手段164が、図10(B)に示すように、重畳部分65を画像データ51の対応する位置に嵌め込む。そして、表示工程S117において、表示部13が、重畳部分65が嵌め込まれた画像データ51を処理画像データ70が完成する。
中距離領域空間S2から遠距離領域空間S1に変更する場合、例えば、表示部13で表示される観察対象物であるパソコンPから目を上げて窓Wの外を見るような場合は、表示されている画面上で窓Wの外にカーソルを移動することによって、視差条件を遠距離領域空間S1に切り替えて表示させる。
以上の本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)画像データ作成手段166は、仮想視野空間を仮想始点からの距離に応じて分割する分割工程S11と、この分割工程S11で分割された仮想視野空間のうち所定の距離に対応した視差条件を設定する視差条件設定工程S12と、眼鏡装着者の目の調節により目的視距離を決定する目的視距離決定工程S21と、この目的視距離決定工程S21で決定された目的視距離から視差条件を判定する視差条件判定工程S22と、判定された視差条件により眼鏡レンズを透した仮想視野空間内の対象物の両眼視シミュレーション画像を作成する画像作成工程S24とを実行する。そのため、画像データ作成手段166が、予め複数の視差条件を設定し、目的視距離に応じて適当な視差条件を選択することにより、視差によるレンズ視覚特性の計算を簡略化し、これによって、画像処理時間の短縮化を図ってリアルタイムによる擬似体験が可能となる。
特に、これらの領域空間を略1mから2mの間および略40cmから1mの間にそれぞれ設けられた境界R1,R2で仕切られた空間とした。これらの寸法は、通常の眼鏡レンズの設計において基準としているため、好ましい眼鏡レンズを設計することができる。
そのため、表示画面上の仮想視野空間内の観察対象物、例えば、近距離領域空間S3に位置する見開きの本の画像や、中距離領域空間S2に位置するパソコンの画像、遠距離領域空間S1に位置する窓の画像において、例えば、見開きの本の画像を、マウス等を用いて指定するだけで、近距離領域空間S3に対応する距離が決定される。
そのため、画像処理時間をより短縮化して、リアルタイムによる擬似体験をすることができる。
また、レンズ設計手段167が玉型加工前の設計レンズを設計した後に、画像処理手段168が一連の処理を実施するので、眼鏡フレームを変更するごとに、長時間を要するレンズ設計工程S111を実施する必要がない。
したがって、本実施形態のシミュレーション装置1では、眼鏡フレームの形状を短時間で変更でき、それぞれの眼鏡フレームによるレンズの見え方を容易に比較することができる。
特に、本実施形態では、利用できない部分との境界を破線63で表示しているので、眼鏡フレームごとの各領域の面積の変化を容易に把握することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
例えば、前記実施形態では、仮想視野空間を遠距離領域空間S1、中距離領域空間S2、近距離領域空間S3の3つに分割したが、本発明では、複数であれば、分割する数は限定されるものではない。例えば、2つに分割してもよく、あるいは、4以上に分割するものでもよい。4以上に細かく分割すれば、より実際に近い見え方でのシミュレーションが可能となる。しかしながら、分割を多くするほど、事前処理の時間と視覚特性データを記録する記録部14やメモリ15のメモリ容量が増えるため、装置が大掛かりなものとなる。そのため、分割する数は目的にあわせて選択する必要がある。
また、累進屈折力レンズの遠用部、中間部および近用部と、光学的歪みにより利用できない部分との境界を破線63で表示したが、破線63はなくてもよい。遠用部、中間部および近用部の各領域ごとに見え方が異なる画像処理がされていれば、顧客は、破線63がなくても各領域の面積の変化による見え方の違いを確認することができる。
Claims (6)
- レンズの設計事項に関するレンズ設計データを取得する設計データ取得手段と、
前記レンズ設計データに基づいてレンズを設計するレンズ設計手段と、
眼鏡装着者の視覚に対応したデータを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データ取得手段で取得されたデータに基づいて画像データを作成する画像データ作成手段と、
この画像データ作成手段で作成された画像データを加工済みレンズを介して見た状態を示す画像処理手段と、
前記画像処理手段で作成された処理画像データを表示する表示手段と、
を備え、
前記画像データ作成手段は、仮想視野空間を仮想始点からの距離に応じて少なくとも2つに分割する分割工程と、この分割工程で分割された仮想視野空間のうち所定の距離に対応した視差条件を設定する視差条件設定工程と、眼鏡装着者の目の調節により目的視距離を決定する目的視距離決定工程と、この目的視距離決定工程で決定された目的視距離から視差条件を判定する視差条件判定工程と、この視差条件判定工程で判定された視差条件により眼鏡レンズを透した仮想視野空間内の対象物の両眼視シミュレーション画像を作成する画像作成工程とを有する
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1に記載されたシミュレーション装置において、
前記分割工程は、略1mから2mの間および略40cmから1mの間に2つの境界を設け、前記仮想視野空間を遠距離、中距離、近距離に3分割することを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1または請求項2に記載されたシミュレーション装置において、
前記目的視距離決定工程は、眼鏡装用者の目の調節による目的視距離の決定が前記表示手段での表示画面上の仮想視野空間内の観察対象物を指定することにより決定されることを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシミュレーション装置において、
前記レンズは、累進面を有する累進屈折力レンズである
ことを特徴とするシミュレーション装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のシミュレーション装置として演算手段を機能させる
ことを特徴とするシミュレーションプログラム。 - 請求項5に記載のシミュレーションプログラムが演算手段にて読取可能に記録された
ことを特徴とするシミュレーションプログラムを記録した記録媒体。
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