JP4803680B2 - ガスレーザ装置 - Google Patents

ガスレーザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4803680B2
JP4803680B2 JP2007338710A JP2007338710A JP4803680B2 JP 4803680 B2 JP4803680 B2 JP 4803680B2 JP 2007338710 A JP2007338710 A JP 2007338710A JP 2007338710 A JP2007338710 A JP 2007338710A JP 4803680 B2 JP4803680 B2 JP 4803680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
gas
window
optical element
laser chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007338710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009158885A (ja
Inventor
文香 吉田
伸治 永井
勝也 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gigaphoton Inc
Original Assignee
Gigaphoton Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gigaphoton Inc filed Critical Gigaphoton Inc
Priority to JP2007338710A priority Critical patent/JP4803680B2/ja
Publication of JP2009158885A publication Critical patent/JP2009158885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4803680B2 publication Critical patent/JP4803680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lasers (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

本発明は、ガスレーザ装置に関し、特に、エキシマレーザやフッ素分子レーザ等の半導体露光装置で使用される紫外線ガスレーザ用光学素子を用いたガスレーザ装置に関するものである。
(露光用光源)
半導体集積回路の微細化、高集積化につれて、半導体露光装置においては解像力の向上が要請されている。このため、露光用光源から放出される光の短波長化が進められており、露光用光源には、従来の水銀ランプに代わってガスレーザ装置が用いられている。現在の露光用ガスレーザ装置としては、波長248nmの深紫外光を放出するKrFエキシマレーザ装置、並びに、波長193nmの真空紫外光を放出するArFエキシマレーザ装置が用いられている。次世代の露光技術として、露光用レンズとウエハー間を液体で満たして屈折率を変えることによって、露光光源の見かけの波長を短波長化する液浸技術をArFエキシマレーザ露光に適用しようとしている。ArFエキシマレーザ液浸では、純水を液浸液にした場合134nmの波長になる。また、次々世代の露光用光源として、波長157nmの真空紫外光を放出するF2 (フッ素分子)レーザ装置によるF2 レーザ液浸露光が採用される可能性もある。F2 レーザ液浸では、115nmの波長になると言われている。
(露光用光学素子と色収差)
多くの半導体露光装置の光学系には、投影光学系が採用されている。投影光学系では、異なる屈折率を有するレンズ等の光学素子が組み合わされて色収差補正が行われる。現在、露光用光源であるレーザ波長の248nm〜157nmの波長(紫外線)域では、投影光学系のレンズ材料として使用に適する光学材料は、合成石英とCaF2 以外にはない。このため、KrFエキシマレーザ用の投影レンズとしては、合成石英のみで構成された全屈折タイプの単色レンズが採用され、ArFエキシマレーザ用の投影レンズとしては、合成石英とCaF2 で構成された全屈折タイプの部分色消しレンズが採用されている。ところが、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザの自然発振スペクトル線幅は約350〜400pmと広いために、これらの投影レンズを使用すると、色収差が発生して解像力が低下する。そこで、色収差が無視できるまでに、これらのガスレーザ装置から放出されるレーザ光のスペクトル線幅を狭帯域化する必要がある。このため、これらのガスレーザ装置には狭帯域化素子(エタロンやグレーティング等)を有する狭帯域化モジュールがレーザ共振器内に設けられ、スペクトル線幅の狭帯域化が実現されている。
(液浸リソグラフィーと偏光照明)
上記したように、ArFエキシマレーザ液浸リソグラフィーの場合、媒体としてH2 Oを使用したとき、屈折率が1.44になるため、屈折率に比例するレンズ開口数NAは原理的に従来の開口数に対して1.44倍に増やすことができる。NAが高くなるにつれ、光源であるレーザ光の偏光純度の影響が大きくなる。偏光の向きがマスクパターンの方向に平行であるTE偏光の場合は影響がないが、それが直交するTM偏光の場合は、像のコントラストが低くなってしまう。これは、後者の場合、ウエハー上の焦点における電界のベクトルが異なる方向であるため、ウエハーへの入射角が大きくなるに従い、電界のベクトルが同一である前者に比べ、強度が弱くなってしまうためである。この影響はNAが1.0に近づくか超える場合に強くなり、ArFエキシマレーザ液浸はこの場合に該当する。そのため、以上のように露光装置の照明系では、所望の偏光状態を制御する必要がある。この偏光照明の制御には、露光装置の照明系に入力されるレーザの偏光状態が直線偏光であることが要求されている。偏光純度は、直線偏光と非直線偏光の割合であり、レーザの偏光は、偏光純度が高く維持されることが要求されている。
図7は、従来の一般的なガスレーザ装置100を示す図である。従来、ガスレーザ装置100のレーザチャンバ101におけるウィンドウ102は、CaF2で作製されているものが多い。CaF2製ウィンドウ102は、レーザチャンバ101の保持部101aの内側表面にシール材103、レーザチャンバ101の保持部101aの外側表面に樹脂製の緩衝材104を配し、保持されている。保持部101aとCaF2製ウィンドウ102の間に柔らかい樹脂リングを緩衝材104として使用するにより、保持部101aによるウィンドウ102表面へのキズ付きを防止していた。
しかしながら、従来の技術では、このような樹脂リングをCaF2製ウィンドウ102の緩衝材104として使用する場合、以下の問題点が発生することがあった。
まず、図8に示すように、レーザ光Lの多重反射光や散乱光により、樹脂リング製緩衝材104が光分解反応を起こし、有機物などの汚染物質120が発生することがあった。これらの汚染物質120は、ウィンドウ102の表面を汚染し、劣化の原因となっていた。
また、図9に示すように、レーザ共振器110内はN2ガスでパージされている為、これら汚染物質120はN2ガスによって運ばれ、ウィンドウ102だけでなく、レーザ共振器110内のフロントミラー111又はリヤミラー112等の光学素子の表面も汚染し、劣化の原因となっていた。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、汚染物質の発生がなくなり、光学素子の汚染が防止され、光学素子の寿命を延ばすフッ化カルシウム結晶を用いたガスレーザ用光学素子用いたガスレーザ装置を提供することである。
そのために、本発明のガスレーザ装置は、レーザガスが封入されたレーザチャンバと、前記レーザチャンバに設置されるフッ化カルシウム結晶からなる紫外線ガスレーザ用の光学素子と、前記光学素子を前記レーザチャンバに保持する保持手段と、前記光学素子の前記レーザチャンバから遠い側の面と前記保持手段の間に当接して配置され、フッ化カルシウムよりも軟らかい金属のリングからなる緩衝手段と、前記光学素子のレーザチャンバに近い側の面と前記保持手段の間に密着して配置されるシール材と、を備えることを特徴とする。
また、前記緩衝手段は、前記光学素子と当接する側の表面を1工程で加工されると共に、以下の条件を満足することを特徴とする。
エッジ突部の高さ<0.2μm
表面の粗さ<0.2μm
平面度≦0.01mm
平行度≦0.01mm
また、前記緩衝手段は、アルミニウムから形成されることを特徴とする。
また、前記レーザチャンバの一方の側とその反対側に設置された光共振器と、前記レーザチャンバ内部に封入された前記レーザガスを励起する手段と、を備え、前記光学素子は、前記光共振器の光軸上で前記レーザチャンバに設置された2つのウィンドウであることを特徴とする。
本発明のガスレーザ装置は、レーザガスが封入されたレーザチャンバと、前記レーザチャンバに設置されるフッ化カルシウム結晶からなる紫外線ガスレーザ用の光学素子と、前記光学素子を前記レーザチャンバに保持する保持手段と、前記光学素子の前記レーザチャンバから遠い側の面と前記保持手段の間に当接して配置され、フッ化カルシウムよりも軟らかい金属のリングからなる緩衝手段と、前記光学素子のレーザチャンバに近い側の面と前記保持手段の間に密着して配置されるシール材と、を備えるので、汚染物質の発生がなくなり、光学素子の汚染が防止され、光学素子の寿命を延ばすことができる。
また、緩衝手段は、光学素子と当接する側の表面を1工程で加工されると共に、以下の条件を満足するので、光学素子の表面が破損し、且つ応力集中が起こり大きな複屈折が発生することが低減される。
エッジ突部の高さ<0.2μm
表面の粗さ<0.2μm
平面度≦0.01mm
平行度≦0.01mm
また、前記緩衝手段は、アルミニウムから形成されるので、安価で容易に加工することができる。
以下、本発明に係る実施形態の紫外線ガスレーザ用光学素子の緩衝手段及び紫外線ガスレーザ装置について説明する。
図1は、本実施形態のCaF2(フッ化カルシウム)製ウィンドウの保持状態を示す図である。図中、1はレーザチャンバ、2はウィンドウ、3はシール材、4は緩衝手段としての緩衝材である。
レーザチャンバ1は、従来と同様のもので、ウィンドウ2を保持する保持部1aを有している。
CaF2製ウィンドウ2は、レーザチャンバ1の保持部1aの内側表面に配置されたシール材3、及び、レーザチャンバ1の保持部1aの外側表面に配置された緩衝材4を介してレーザチャンバ1に保持されている。
シール材3は、レーザ光の多重反乱光や散乱光の影響を受けない部分に配置するのが好ましい。
緩衝材4は、ウィンドウ2の外周に沿って、ウィンドウ2と保持部1aとの間に当接して配置される。また、金属製のリングからなり、特に、CaF2よりも軟らかい金属を使用するとよい。本実施形態では、安価で加工の容易なアルミニウムを適用する。
このように、レーザチャンバ1にCaF2製ウィンドウ2を保持する部分に緩衝材4としてCaF2よりも軟らかい金属を使用することにより、汚染物質の発生がなくなり、ウィンドウ及びその他の共振器内光学素子の汚染が防止され、ウィンドウ及びその他光学素子の寿命を延ばすことができる。
次に、本実施形態の緩衝材4の加工スペックについて説明する。図2は、本実施形態とは異なり、緩衝材の表面状態が良くない場合の参考例を示す。金属製リングからなる緩衝材4を加工する際には、以下に示す3つの場合に注意する必要がある。
(1)図2(a)に示すように、金属リングからなる緩衝材4のエッジの突部4aにより、ウィンドウ2の表面が破損し、且つ応力集中が起こり大きな複屈折が発生する場合がある。応力による複屈折が生じると、レーザの偏光が悪化し、レーザ性能を低下させる。
表1は、アルミニウム製緩衝材4のエッジの突部4aの高さがCaF2製ウィンドウ2に与える影響を示す実施例1であり、加圧・減圧を繰り返すレーザガス交換を想定したレーザ動作状況模擬試験の結果である。
Figure 0004803680
表1に示すように、平坦部粗さ曲線平均線からのアルミニウム製緩衝材4のエッジの突部4aの高さが1μmの場合、ウィンドウ2の表面の損傷及びウィンドウ内部への損傷の進展が明らかに発生していた。ここで、平坦部粗さ曲線平均線とは、図3に示すように、平坦部の平均位置に引いた線であり、エッジの突部4aの高さとは、その平坦部粗さ曲線平均線からの高さを示す。
また、アルミニウム製緩衝材4のエッジの突部4aの高さが0.5μmの場合、ウィンドウ2の表面の損傷が明らかに発生し、ウィンドウ内部への損傷の進展も部分的に発生していた。
これに対して、アルミニウム製緩衝材4のエッジの突部4aの高さが0.2μmの場合、ウィンドウ2の表面の損傷は、わずかに生じる程度で、性能に影響せず、ウィンドウ内部への損傷の進展はなかった。
このように、アルミニウム製緩衝材4の「エッジの突部4aの高さ<0.2μm」とすることで、ウィンドウ2の表面の損傷、及び、ウィンドウ内部への損傷の進展はほとんど見られず、ウィンドウ2の表面が破損し、且つ応力集中が起こり大きな複屈折が発生することが低減される。
(2)図2(b)に示すように、金属リングからなる緩衝材4の表面の粗さにより、ウィンドウ2の表面が破損し、且つ応力集中が起こり大きな複屈折が発生する場合がある。
表2は、アルミニウム製緩衝材4の表面の粗さがCaF2製ウィンドウ2に与える影響を示す実施例2であり、加圧・減圧を繰り返すレーザガス交換を想定したレーザ動作状況模擬試験の結果である。
Figure 0004803680
表2に示すように、平坦部粗さ曲線平均線からのアルミニウム製緩衝材4の表面の粗さが0.6μmの場合、ウィンドウ2の表面の損傷及びウィンドウ内部への損傷の進展が明らかに発生していた。また、アルミニウム製緩衝材4の表面の粗さが0.3μmの場合、ウィンドウ2の表面の損傷が明らかに発生し、ウィンドウ内部への損傷の進展も部分的に発生していた。
これに対して、アルミニウム製緩衝材4の表面の粗さが0.2μmの場合、ウィンドウ2の表面の損傷は、わずかに生じる程度で、性能に影響せず、ウィンドウ内部への損傷の進展はなかった。
このように、アルミニウム製緩衝材4の「表面の粗さ<0.2μm」とすることで、ウィンドウ2の表面の損傷、及び、ウィンドウ内部への損傷の進展はほとんど見られず、ウィンドウ2の表面が破損し、且つ応力集中が起こり大きな複屈折が発生することが低減される。
(3)図2(c)に示すように、金属リングからなる緩衝材4の表面のうねり部4bにより、ウィンドウ2に応力集中が起こり大きな複屈折が発生する場合がある。
表3は、アルミニウム製緩衝材4の平面度及び平行度がCaF2製ウィンドウ2に与える影響を示す実施例3である。
Figure 0004803680
表3に示すように、平坦部粗さ曲線平均線からのアルミニウム製緩衝材4の表面の粗さが0.6μm、エッジの突部4aの高さが1μmより大きく、平行度0.01mmの場合、ウィンドウ2の表面の損傷及びウィンドウ内部への損傷の進展が明らかに発生しており、応力複屈折は1.17nmであった。
これに対して、アルミニウム製緩衝材4の表面の粗さが0.1μm、エッジの突部4aの高さが0.2μmより小さく、平面度及び平行度が0.01mmの場合、の場合、ウィンドウ2の表面の損傷は、わずかに生じる程度で、性能に影響せず、ウィンドウ内部への損傷の進展はなかった。また、応力複屈折は0.38nmであった。
このように、アルミニウム製緩衝材4の加工は、表面粗さのほかに平面度,平行度の確保も重要である。「平面度≦0.01mm」及び「平行度≦0.01mm」とすることで、応力複屈折を低減することができる。
次に、本実施形態の緩衝材4の加工方法について説明する。アルミニウム製緩衝材4の加工では、厚みにばらつきがあると、取り付けた際の面圧に分布が生じて応力集中を起こしウィンドウ2に複屈折が生じる。応力による複屈折が生じると、レーザの偏光が悪化し、レーザ性能を低下させる。
そこで、図4に示すように、緩衝材4は、ウィンドウ2表面を破損させず、且つウィンドウ2表面に応力集中が起こらないように、エッジ及び表面を滑らかに加工する必要がある。
本実施形態では、緩衝材4のエッジ及び表面を滑らかに加工するために、図5に示すように、エッジ部加工をR処理とし、CaF2製ウィンドウ2に接触する面側の緩衝材4の機械加工は1工程で行うことが望ましい。また、最終工程にラップ加工を施すことが好ましい。ラップ加工は面粗さの低減にも有効である。さらに、CaF2製ウィンドウ2に接触しない面の角部は、R処理だけでなく、C面取りでもよい。
このように、緩衝材4の加工を1工程で行うことで、ウィンドウ2表面を破損させず、且つウィンドウ2表面に応力集中が起こらないように、エッジ及び表面を滑らかに加工することができる。
なお、本実施形態では、緩衝材4としてアルミニウム製を採用したが、アルミニウム以外のCaF2より軟らかい金属を使用してもよい。
以上、本実施形態の紫外線ガスレーザ用光学素子の緩衝材4をレーザチャンバ1のウィンドウ2に使用する場合について説明した。これは、次のようなレーザ装置で使用することもできる。その例を説明するために、図6に、2ステージレーザシステムの主として光学系の概略の構成と、その中での本発明による紫外線ガスレーザ用光学素子の配置例を示す。
2ステージレーザシステムは、発振用レーザ10とその発振用レーザ10から発振されたレーザ光(シード光)を入射させて増幅する増幅用レーザ20とからなるもので、特に狭帯域で40W以上の高出力が必要な露光用のArFエキシマレーザ装置やF2レーザ装置に期待されているものである。
発振用レーザ10にはレーザガスが封入されるレーザチャンバ11と、共振器を構成する狭帯域化モジュール14及び出力鏡としての部分反射ミラー15とが含まれ、さらに、図示していないレーザガス励起システムや制御系、さらには、冷却系、ガス交換システム等が含まれる。
レーザチャンバ11には、前記のように、光軸上に2つのウィンドウ12と13が取り付けてある。また、狭帯域化モジュール14には、ビーム拡大光学系を構成する単数あるいは複数のビーム拡大プリズム16(図では2個)と、狭帯域化素子としてのグレーティング17(又はエタロン)が含まれる。
増幅用レーザ20も、レーザガスが封入されるレーザチャンバ21と、共振器を構成する部分反射ミラー24、25とが含まれ、さらに、図示していないレーザガス励起システムや制御系、さらには、冷却系、ガス交換システム等が含まれる。
レーザチャンバ21には、光軸上に2つのウィンドウ22と23が取り付けてある。なお、図6においては、発振用レーザ10から発振されたレーザ光は、ミラー18と19でそれぞれ反射されて増幅用レーザ20に入射するように構成されている。レーザウィンドウは発振段及び増幅段レーザの共振器内に配置されているので、レーザ光が多数往復する。
そして、レーザチャンバ11、21に取り付けるウィンドウ12、13、22、23に本発明に係る紫外線ガスレーザ用光学素子の緩衝材4を適用することが望ましい。
以上、本発明の紫外線ガスレーザ用光学素子及び紫外線ガスレーザ装置を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されず種々の変形が可能である。例えば、レーザチャンバ1のウィンドウ2に用いるだけでなく、ビームスプリッタやビーム拡大光学系のウェッジ基板等のCaF2基板を採用するものに、本発明に係る緩衝材4を配置してもよい。
本実施形態のレーザチャンバ保持部付近を示す図である。 衝材の表面状態が良くない場合の参考例を示す図である。 参考例の緩衝材のエッジ凸部を示す図である。 本実施形態の緩衝材のエッジ付近を示す拡大図である。 本実施形態の緩衝材の加工方法を示す図である。 本実施形態の紫外線ガスレーザ用光学素子の緩衝材をレーザシステムに適用する場合の断面図である。 従来の一般的なガスレーザ装置を示す図である。 従来の技術を示す図である。 従来の技術を示す図である。
符号の説明
1…レーザチャンバ
2…ウィンドウ
3…シール材
4…緩衝材(緩衝手段)
10…発振用レーザ
11…レーザチャンバ
12、13…ウィンドウ
14…狭帯域化モジュール
15…出力鏡(部分反射ミラー)
16…ビーム拡大プリズム
17…グレーティング
18、19…ミラー1
20…増幅用レーザ
21…レーザチャンバ
22、23…ウィンドウ
24、25…部分反射ミラー
30…発振段レーザパワーモニタ
31…第1ビームスプリッタ
40…モニターモジュール
41…第2ビームスプリッタ
42…パワー及びスペクトル検出器
50…光学パルスストレッチャ
51…第3ビームスプリッタ
52…高反射ミラー

Claims (4)

  1. レーザガスが封入されたレーザチャンバと、
    前記レーザチャンバに設置されるフッ化カルシウム結晶からなる紫外線ガスレーザ用の光学素子と、
    前記光学素子を前記レーザチャンバに保持する保持手段と、
    前記光学素子の前記レーザチャンバから遠い側の面と前記保持手段の間に当接して配置され、フッ化カルシウムよりも軟らかい金属のリングからなる緩衝手段と、
    前記光学素子のレーザチャンバに近い側の面と前記保持手段の間に密着して配置されるシール材と、
    を備えることを特徴とするガスレーザ装置。
  2. 前記緩衝手段は、前記光学素子と当接する側の表面を1工程で加工されると共に、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のガスレーザ装置
    エッジ突部の高さ<0.2μm
    表面の粗さ<0.2μm
    平面度≦0.01mm
    平行度≦0.01mm
  3. 前記緩衝手段は、アルミニウムから形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスレーザ装置
  4. 前記レーザチャンバの一方の側とその反対側に設置された光共振器と、
    前記レーザチャンバ内部に封入された前記レーザガスを励起する手段と、
    を備え、
    前記光学素子は、前記光共振器の光軸上で前記レーザチャンバに設置された2つのウィンドウである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のガスレーザ装置。
JP2007338710A 2007-12-28 2007-12-28 ガスレーザ装置 Active JP4803680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338710A JP4803680B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 ガスレーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338710A JP4803680B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 ガスレーザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009158885A JP2009158885A (ja) 2009-07-16
JP4803680B2 true JP4803680B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=40962538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007338710A Active JP4803680B2 (ja) 2007-12-28 2007-12-28 ガスレーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4803680B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9093814B2 (en) 2013-03-22 2015-07-28 Gigaphoton, Inc. Optical device, and laser chamber and gas laser apparatus using the same

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4883641B2 (ja) * 2008-01-08 2012-02-22 ギガフォトン株式会社 ガスレーザ用光学素子の緩衝手段及びそれを用いたガスレーザ装置
JP6322276B2 (ja) * 2014-02-19 2018-05-09 スペクトロニクス株式会社 波長変換装置
CN114883418B (zh) * 2022-04-05 2023-11-24 昆明物理研究所 一种多层缓冲式抗高过载光窗

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312183A (ja) * 1986-03-07 1988-01-19 Nikon Corp レ−ザ用光学部材の固定支持構造
JP2579539Y2 (ja) * 1992-09-08 1998-08-27 株式会社小松製作所 エキシマレーザ用ウインドウ
JP3486206B2 (ja) * 1993-06-18 2004-01-13 株式会社小松製作所 エキシマレーザ用ウィンドウ
JPH11281865A (ja) * 1998-01-29 1999-10-15 Nikon Corp 光学装置及びその製造方法並びに半導体露光装置
JP2001148526A (ja) * 1999-11-18 2001-05-29 Komatsu Ltd レーザチャンバの処理方法及びレーザチャンバ
JP3514439B2 (ja) * 2000-04-20 2004-03-31 キヤノン株式会社 光学要素の支持構造、および該支持構造を用いて構成された露光装置と、該装置によるデバイス等の製造方法
JP2007141941A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Komatsu Ltd エキシマレーザ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9093814B2 (en) 2013-03-22 2015-07-28 Gigaphoton, Inc. Optical device, and laser chamber and gas laser apparatus using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009158885A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6560254B2 (en) Line-narrowing module for high power laser
US11239624B2 (en) Laser device and line narrow optics
JP5393658B2 (ja) ガス放電チャンバ
US7075963B2 (en) Tunable laser with stabilized grating
JP5185727B2 (ja) 偏光純度制御装置及びそれを備えたガスレーザ装置
JP2003503861A (ja) 真空紫外線レーザーの出力のオンライン制御装置
JP4803680B2 (ja) ガスレーザ装置
US4922290A (en) Semiconductor exposing system having apparatus for correcting change in wavelength of light source
JP4883641B2 (ja) ガスレーザ用光学素子の緩衝手段及びそれを用いたガスレーザ装置
US10797465B2 (en) Laser apparatus
JP4265257B2 (ja) 露光装置及び露光方法、フィルム構造体
US10965087B2 (en) Laser device
JP2006073921A (ja) 紫外線ガスレーザ用光学素子及び紫外線ガスレーザ装置
JP4822285B2 (ja) ガスレーザ用光学素子及びそれを用いたガスレーザ装置
CN110800175A (zh) 波长转换装置
JP4482891B2 (ja) 結像光学系、露光装置、および露光方法
WO2005024921A1 (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
JP5358142B2 (ja) ガスレーザ用光学素子及びそれを用いたガスレーザ装置
JP2013065903A (ja) ガスレーザ装置
WO2003090265A1 (fr) Appareil de support, appareil optique, appareil d'exposition a la lumiere et procede de production d'un dispositif
JP2011238976A (ja) ガスレーザ用光学素子及びそれを用いたガスレーザ装置
CN115702528A (zh) 气体激光装置和电子器件的制造方法
JP2004179570A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4803680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250