JPH11281865A - 光学装置及びその製造方法並びに半導体露光装置 - Google Patents

光学装置及びその製造方法並びに半導体露光装置

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JPH11281865A
JPH11281865A JP10169875A JP16987598A JPH11281865A JP H11281865 A JPH11281865 A JP H11281865A JP 10169875 A JP10169875 A JP 10169875A JP 16987598 A JP16987598 A JP 16987598A JP H11281865 A JPH11281865 A JP H11281865A
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lens
optical element
optical
lens barrel
optical device
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JP10169875A
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Izumi Motoyama
いづみ 元山
Kuninori Shinada
邦典 品田
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Original Assignee
Nikon Corp
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70808Construction details, e.g. housing, load-lock, seals or windows for passing light in or out of apparatus
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光学素子に歪みを与えることなく鏡筒内保持す
ること。 【解決手段】 固定治具5をレンズ3の方向に微動させ
てレンズ3に押し当てて、レンズ3を鏡筒4内に固定す
る。このとき、微少な振動が生じても鏡筒4内でレンズ
3がずれないように、軟質金属からなる当接部51が変
形するまで固定治具5をレンズ3に押し当てる。これに
より、当接部51の先端部が変形し、レンズ3に面接触
し、レンズ3を変形させることなく鏡筒4内に確実の固
定することができ、鏡筒4に微少振動が与えられた場合
であっても、鏡筒4内でレンズ3が微動することを防止
できる。また、各固定治具5に設けたネジ部50を適宜
回転させて各固定治具5の進退量を微調節すれば、レン
ズ3の光軸と鏡筒4の光軸とを精密に一致させることが
できるとともにその状態を保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体露光装置そ
の他の精密機器に組み込まれるなどして使用される光学
装置及びその製造方法に関し、特にレンズ等の光学素子
を歪みなく鏡筒等の保持部材に保持することができる光
学装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICやLSIに代表される半導体素子
は、要求される集積密度が年々高くなっており、極めて
緻密なパターンの露光及び成形が要求されるようになっ
ている。このため、半導体製造用の露光装置では、ウェ
ハ上により正確なパターンを投影すべく、これに組み込
まれている投影光学系その他の光学機器に対して極めて
高い光学特性と組立精度とが要求されるようになって来
ている。
【0003】ここで、レンズ等の光学素子単体での光学
特性は、露光装置の結像性能を確保する上で当然重要で
あるが、鏡筒の光軸と光学素子の光軸を一致させるため
に行う芯出しや固定の精度も、露光装置全体の光学特性
を左右する重要なファクタである。したがって、光学素
子を鏡筒内に組み込み、これに対し位置決めや芯出しを
行って固定する際にも、光学素子の結像特性を損なわな
いような工夫が必要となる。例えば、固定用治具と光学
素子との接点の位置ずれや、固定時にかかる圧力によっ
て、光学素子が歪み、結像性能が悪化することを防止す
る必要がある。さらに、組み込み後の移送や使用時に発
生する振動によって光学素子が位置ずれを起こし、さら
なる歪みが生じたり結像性能上重大な欠陥を生じてしま
うことを防止する必要がある。
【0004】従来、光学素子を鏡筒内に組み込む際に
は、以上の事情を考慮して種々の対策が講じられてい
る。例えば、光学素子をその有効光学面外の周辺部で精
度良く固定するために、鏡筒内の固定位置において鏡筒
内周を3等分した箇所、若しくは全周に突起を形成し、
この突起上に光学素子を載置する。そして、突起上に載
置された光学素子の周辺部をエポキシ樹脂等の接着剤に
よって接着したり、このような光学素子の周辺部をネジ
や押さえ環によって固定する方法が採られている。さら
に、鏡筒と光学素子との間隙にシリコーンゴムやクロロ
プレンゴム等のシーリング剤を充填し、固定する方法も
採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下に説明するような問題点がある。ま
ず、光学素子の周辺部を鏡筒内周面の突起に接着剤を用
いて接着する方法や、鏡筒と光学素子の間隙にシリコー
ンゴムやクロロプレンゴム等のシーリング剤を充填して
固定する方法では、シーリング剤が硬化する際に生じる
硬化収縮により光学素子に歪みが生じたりする。また、
樹脂の塑性変形によって光学素子に位置ずれや歪みが生
じたり(シーリング剤は、硬化後に塑性変形を起こすた
め、光学素子の自重や外的な振動によってシーリング剤
が次第に変形し、光学素子の位置がずれ、光軸がずれ
る)、樹脂から発生する有機物ガスが光学素子の表面に
堆積し重合することによって光学素子表面にクモリが生
じたりする。
【0006】特に、半導体露光装置の光学系に用いられ
ている場合、光源から照射される高出力の短波長の光
(300nm以下の紫外線)が、レンズを透過する際に
生じる散乱光がシリコーン樹脂に照射されることによ
り、活性化し、未反応物や可塑剤等が急速にガスにな
り、それが光学素子表面に付着した際には、300nm
以下の紫外線の高いエネルギーによって架橋し固着され
る。
【0007】その上、シリコーン樹脂や可塑剤等の有機
系物質は、300nm以下の紫外線の波長領域の光を吸
収するので、露光条件に影響を与え、半導体露光装置の
光学素子の汚染物質としては、厄介なものである。ま
た、鏡筒に組み込まれた光学素子の最外面は、拭きによ
りその汚れの除去が可能であるが、それ以外の面(内部
の面)は、分解して行う以外は方法がない。
【0008】光学素子の表面が汚染された状態のままで
露光した場合、光源から照射される300nm以下の紫
外線の光量は、光学系を通過する過程で吸収され、ウエ
ハ上に露光される際には、極端に少なくなり、十分な露
光を行うとすると、長時間の露光を要し、スループット
の低下につながる。また、ウエハ上に露光される光量を
汚染されていない状態の光学素子を用いて露光した場合
と同じ光量にするには、光源から照射される300nm
以下の紫外線の光量を増加をさせる必要がある。
【0009】さらに、シリコーンゴム等の硬化収縮や塑
性変形により光学素子が歪んだり、光軸がずれた状態で
露光をした場合、レチクルに形成されたパターンはウエ
ハ上に適正に焼き付けられず、またシリコーンゴム等に
300nm以下の紫外線が照射されることにより生ずる
ガスが原因となって、レチクルに対する照度ムラが生
じ、ウエハの感光剤上にパターンが均一に焼き付けられ
ず、線幅が場所ごとに異なったり、パターンにダレが生
じるという問題がある。
【0010】また、ネジを用いた固定方法では、光学素
子とネジの接点が点になるので、各接点にかかる負荷が
大きく、締め付け強度の調整が難しい。つまり、必要以
上に強く締めると光学部品に歪みが生じ、弱く締めると
振動が加わったときに光学素子が動いてしまう。また、
この方法では、光学素子と鏡筒との間でシーリングが必
要な場合に対応できないという問題もある。
【0011】さらに、押さえ環を用いて鏡筒に光学素子
を固定する方法では、使用する部品が多くなる。また、
部品それぞれの公差がこの固定方法の精度として累積さ
れるため、個々の部品に高い加工仕上がり精度が要求さ
れるだけでなく、光軸合わせ等の調整作業に手間がかか
ってしまう。さらに、ネジを用いた固定方法と同様に、
押さえ環の締め付け強度が微妙であり、強く締めると光
学部品に歪みが生じ、弱く締めると振動が加わったとき
に光学素子が動いてしまうという問題がある。また、光
学素子と鏡筒との間でシーリングが必要な場合に対応で
きないという問題もある。
【0012】そこで、本発明は、光学素子に歪みを与え
ることなく光学素子を鏡筒等の保持具に対して正確に位
置合わせすることができるとともに、位置合わせ後に位
置ずれを生じにくく簡易に光学素子と保持具との間でシ
ーリングを行うことができる光学装置及びその製造方法
並びに半導体露光装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る光学装置は、光学素子と当該光学素子
を保持する保持部材とを備える光学装置において、前記
光学素子と前記保持部材とのいずれよりも硬度が小さい
軟質金属製の当接部材を前記光学素子と前記保持部材と
の間に介在させるとともに、加圧変形させた前記当接部
材の面によって前記光学素子を支持させることを特徴と
する。
【0014】また、好ましい態様によれば、前記保持部
材が筒状で当該筒の内面側に前記光学素子の縁部分を支
持し、前記当接部材が前記保持部材から前記光学素子の
縁部分側に進退可能に延びる固定用治具の先端に取り付
けられていることを特徴とする。また、好ましい態様に
よれば、前記保持部材が筒状で当該筒の内面側に前記光
学素子の縁部分を支持し、前記当接部材が前記光学素子
の縁部分と前記内面側に設けた環状の支持部との間に環
状に配置されていることを特徴とする。
【0015】また、好ましい態様によれば、前記固定用
治具が前記保持部材に3箇所以上取り付けられているこ
とを特徴とする。本発明に係る光学装置の製造方法は、
光学素子を保持部材によって保持する光学装置の製造方
法において、前記光学素子と前記保持部材とのいずれよ
りも硬度が小さい軟質金属製の当接部材を前記光学素子
と前記保持部材との間に介在させるとともに、前記当接
部材を前記光学素子に押圧することによって前記当接部
材を変形させた当該当接部材の面によって前記光学素子
を支持させることを特徴とする。
【0016】本発明に係る半導体露光装置は、 マスク
を照明する照明光学系と、 前記マスクに形成されたパ
ターンを基板上に投影露光するための投影光学系と、を
具備する半導体露光装置において、前記照明光学系又は
前記投影光学系に請求項1〜4のいずれか記載の光学装
置を用いたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態の光学装置を説明する図である。図1
(a)は、平面図であり、図1(b)は、A−A’断面
図である。図示のように、光学装置2は、光学素子であ
るレンズ3とこれを保持するための保持部材である鏡筒
4とを備える。このような光学装置2は、例えば半導体
製造用の露光装置の投影光学系内に組み込まれる。な
お、斯かる露光装置の投影光学系は、レチクル等のマス
ク上に形成されたパターンの像を感光基板上に投影する
ためのものであり、通常、図1のような光学装置を必要
数準備し、これらを必要に応じて調整しつつ組み立てる
ことによって完成される。
【0018】鏡筒4は、筒状の本体部分40の内面に環
状の突起41を有する。この突起41の内径は、レンズ
3の外径よりも所定量だけ小さくなっている。したがっ
て、鏡筒4中にレンズ3を挿入した場合、突起41上に
レンズ3の有効光学面外の周辺部が当接し、レンズ3が
本体部分40内で光軸方向に関して安定して支持され
る。
【0019】突起41の上方で、本体部分40の円周を
3等分する位置には、それぞれ固定治具5が取り付けら
れている。各固定治具5は、本体部分40に設けたネジ
穴40aにねじ込まれており、レンズ3すなわち鏡筒4
の光軸に垂直な方向に進退可能となっている。各固定治
具5の先端には、レンズ3に当接してレンズ3の側面3
aに適当な付勢力を与えるための当接部51が形成され
ている。レンズ3は、各固定治具5を位置調整すること
により鏡筒4内で光軸に対しほぼ垂直な面内で移動す
る。これにより、レンズ3の光軸と鏡筒4の光軸とを精
密に一致させることができる。
【0020】図2は、図1の光学装置2を構成する固定
治具5の構造を説明する図である。図2(a)は、平面
図であり、図2(b)は、側面図であり、図2(c)
は、裏面図である。この固定治具5は、図1に示す鏡筒
4の本体部分40にねじ込まれるネジ部50と、レンズ
3の側面3aに押圧されることによって変形してレンズ
3を面で支持する当接部51と、当接部51を固定治具
5の一端に支持する受け部52とを備える。
【0021】ネジ部50の外周には、微動用のネジが切
ってある。ネジ部50の先端側には、このネジ部50を
図1に示す鏡筒4の本体部分40の外側から回転させる
ためのスロット50aが形成されている。このスロット
50aにドライバその他の工具を差し込んでネジ部50
を適宜回転させれば、固定治具5自体を鏡筒4の光軸に
垂直な方向に必要量だけ進退させることができる。
【0022】受け部52の中央には、球状の当接部51
が嵌め込まれる。受け部52の外周部分には、当接部5
1を固定するため、4つの切欠52aが等間隔で放射状
に形成されている。図3は、受け部52に当接部51を
固定する方法を説明する断面図である。まず、ネジ部5
0と受け部52とからなる本体側を準備し、受け部52
の凹部52bに当接部51の下半分を嵌め込む(図3
(a))。次に、受け部52を周囲からかしめることに
よって凹部52b中に当接部51の下半分を安定に固定
する(図3(b))。
【0023】当接部51は、軟質金属からなり、内部に
中空部51aを備える。当接部51を形成する軟質金属
は、錫、インジウム、金に代表されるようなビッカース
硬度(Hv)が20以下の軟質金属を使用するのが望ま
しい。なお、ビッカース硬度(Hv)は、ブリネル硬度
(HB)とほぼ等しく、ブリネル硬度(HB)でも20
以下の軟質金属を使用するのが望ましい。上記3種の金
属の各硬度は、錫が、HB=3.9、インジウムがHB
=0.9、金がHv=20である。このような軟質金属
を当接部51として用いることにより、ネジ部50を回
転させて固定治具5をレンズ3の方向に前進させた場合
に、当接部51が容易に変形して点ではなく面でレンズ
3の側面3aと接触する。このため、レンズ3を支持す
る力が分散され、レンズ3に歪みを与えることなく確実
にこれを固定できる。
【0024】ただし、当接部51に使用する軟質金属
は、上記の金属に限られるものではない。つまり、レン
ズ3や鏡筒4の具体的な材質や形状が一定の条件を満た
せば、ビッカース硬度(Hv)やブリネル硬度(HB)
が20以上の軟質金属であっても当接部51として使用
することができる。例えば、レンズ3や鏡筒4の硬度と
当接部51の硬度との間に十分な硬度差があれば、当接
部51を簡易に変形させてレンズ3の側面3aを支持さ
せることができる。
【0025】一方、鏡筒4の本体部分40、固定治具5
のネジ部50、及び受け部52の材料としては、硬度の
大きい金属が適している。例えば、当接部51として上
記のような軟質金属を用いた場合、本体部分40等の材
質としては、ステンレスや鋼、黄銅等が適している。ま
た、本体部分40の材料としては、鉄のように化学変化
しやすい金属であっても用いることができる。この場
合、不活性な金属を表面にコーティングしたり、防錆剤
等の処理剤を表面にコーティングするなどして使用する
ことが望ましい。
【0026】以下、図1に示す光学装置の組立を説明す
る。まず、鏡筒4の本体部分40の内側から3つの固定
治具5のネジ部50をこのネジ穴40aにねじ込む。次
に、鏡筒4内にレンズ3を挿入して、突起41上にレン
ズ3の周辺部を支持させる。これにより、レンズ3は、
3つの固定治具5の中心位置に配置される。次に、固定
治具5をレンズ3中心の方向に微動させてレンズ3に押
し当て、レンズ3を鏡筒4内に固定する。このとき、微
少な振動が生じても鏡筒4内でレンズ3がずれないよう
に、当接部51が変形するまで固定治具5をレンズ3に
押し当てる。これにより、当接部51の先端が変形して
レンズ3に面で接触し、レンズ3を変形等させることな
く鏡筒4内に確実に固定することができる。この結果、
鏡筒4に微小振動が与えられた場合であっても、鏡筒4
内でレンズ3が微動することを確実に防止できる。ま
た、固定治具5の一端に軟質金属から成る当接部51を
固定しているので、各固定治具5に設けたネジ部50を
適宜回転させて各固定治具5の進退量を微調節すれば、
レンズ3の光軸と鏡筒4の光軸とを精密に一致させるこ
とができるとともにその状態を保持することができる。
【0027】図4は、固定治具5の一端に設けた当接部
51の変形を説明する図である。図示のように、当接部
51は、レンズ3の側面3aに当接して変形し、その一
部51bが扁平になってレンズ3の側面3aと面接触す
る。これにより、レンズ3が歪みなく安定に固定治具5
に支持されることになる。なお、軟質金属からなる当接
部51は、図3に示すように内部が空洞になっている必
要はなく、当接部51に用いる軟質金属の硬度が十分小
さければ、中実な構造を有していてもよい。
【0028】また、当接部51の外形は、球形に限定さ
れるものではなく、例えば楕円形やその他の形状でもよ
い。要するに、当接部51は、レンズ3の固定に際して
変形可能であれば構わない。図5は、図4に示す固定治
具5の一変形例である固定治具105の形状を説明する
側方断面図である。この固定治具105の場合、キュー
ブ状の当接部151によってレンズ3を支持することに
なる。なお、当接部151の一部151bは予めレンズ
3の側面3aと同一の曲率を有する面に加工されてい
る。このため、当接部151が変形するまで固定治具1
05をレンズ3に押し当てると、当接部151のうち、
レンズ3に面接触する一部151b以外の部分が変形し
てレンズ3を鏡筒4内に固定することができる。
【0029】また、固定治具5、105を鏡筒4の円周
上の2点に設け、レンズ3を鏡筒4内の一箇所に押し付
けて保持することも可能である。ただし、高い光学特性
と組立精度を得るためには、固定治具5を鏡筒4の円周
上の3点若しくはそれ以上の位置に設けてレンズ3を保
持することが望ましい。また、鏡筒4や固定治具5、1
05は、これらに付着している汚染物質が光学装置2内
を汚染することを防止するため、組立直前に精密洗浄す
ることが望ましい。精密洗浄方法は、IPA等の有機溶
剤によるベーパ洗浄や浸漬洗浄が適している。
【0030】以上の説明から明らかなように、第1実施
形態の光学装置2では、接着剤やシーリング剤を使用し
てレンズ3を鏡筒4内に保持していないため、樹脂から
発生する有機ガスが原因となるくもりをレンズ3の表面
に生じさせない。特に、ArF、KrFエキシマレーザ
のように高いエネルギー密度の光を扱う光学装置のくも
り防止に有効である。
【0031】〔第2実施形態〕図6は、第2実施形態の
光学装置を説明する側方断面図である。図示のように、
光学装置202は、光学素子であるレンズ203とこれ
を保持する保持部材である鏡筒204とを備える。この
光学装置202は、例えば半導体製造用の露光装置の投
影光学系内に組み込まれる。
【0032】鏡筒204の本体部分240の内側には、
支持部として、環状の座241が形成されている。この
環状の座241の内径は、レンズ203の外径よりも小
さくなっている。鏡筒204中にレンズ203を挿入し
た場合、この座241により、当接リング251を介し
てレンズ203の有効光学面外の周辺部を支持すること
ができる。
【0033】レンズ203は、環状の押さえ治具252
により、当接リング253を介して上部から固定され
る。押さえ治具252は、鏡筒204の本体部分240
上端において円周を適当に等分する位置でビス250に
よってネジ止めされている。図7は、当接リング251
の外観を示す平面図である。また、図8(a)は、図7
に示す当接リング251のA−A’断面図である。軟質
金属製の当接リング251は、レンズ203の直径より
もわずかに小さい直径のリングに形成されている。ま
た、当接リング251の断面は、ほぼ円形で、例えば直
径10mm程度以下とする。当接リング251の断面の
直径が10mmを越えた場合、光学装置202のサイズ
にもよるが、押さえ治具252を締め付けた際の当接リ
ング251の変形量が大きくなる。したがって、当接リ
ング251の断面の直径や形状を調節することにより、
当接リング251が適切な固定・シーリング位置からは
み出して光の透過経路に影響したり、レンズ203や鏡
筒204等を圧迫して光に歪みが生じることを防止す
る。また、当接リング251の断面の直径や形状を調節
することにより、押さえ治具252による充分な締め付
けが出来なくなったり、運搬時もしくは使用時に当接リ
ング251が変形したり、レンズ203の位置ずれや光
軸のずれが生じたりすることを防止する。なお、レンズ
203と押さえ治具252との間に配置される当接リン
グ253も、図示の当接リング251と同一の形状を有
する。
【0034】当接リング251は、ビス250で押さえ
治具252を固定する際に、レンズ203と座241と
の間で押圧されて変形し、レンズ203を面で支持す
る。当接リング253も、ビス250で押さえ治具25
2を固定する際に、レンズ203と押さえ治具252と
の間で押圧されて変形し、レンズ203を面で支持す
る。
【0035】当接リング251、253は、軟質金属か
らなり、内部が中実になっている。当接リング251、
253を形成する軟質金属は、第1実施形態の場合と同
様に、錫、インジウム、金に代表されるようなビッカー
ス硬度(Hv)が20以下の軟質金属を使用するのが望
ましい。このような軟質金属を当接リング251、25
3として用いることにより、当接リング251、253
が変形して点ではなく面でレンズ203周辺部の上下面
と接触する。このため、レンズ203を保持する力が分
散され、レンズ203に歪みを与えることなく確実に固
定できる。なお、両当接リング251、253を等しい
硬度とする必要はない。例えば、当接リング251の方
を比較的柔らかくすれば、ビス250による押さえ治具
252の締付け量を適宜調節することにより、鏡筒20
4中におけるレンズ203の姿勢を比較的精密に調節す
ることができる。
【0036】一方、鏡筒204の本体部分240、押さ
え治具252、及びビス250の材料としては、第1実
施形態の場合と同様に、硬度の大きい金属が適してい
る。例えば、当接リング251として上記のような軟質
金属を用いた場合、本体部分240等の材質としては、
ステンレスや鋼、黄銅等が適している。図8(b)〜図
8(d)は、図8(a)に示す当接リング251の断面
形状の変形例である。例えば、図8(b)に示すように
長方形の断面としたり、図8(c)に示すように角の取
れた長方形の断面としたり、図8(d)に示すように楕
円形の断面とすることができる。その他、台形や中心が
空洞になっている形状でもよく、レンズ203と座24
1との間で変形してレンズ203を面で支持することが
できる限り、任意の形状をとすることができる。
【0037】以下、図6に示す光学装置202の組立を
説明する。まず、鏡筒204の本体部分240の内面に
設けた座241上に当接リング251を配置する。次
に、鏡筒204内にレンズ203を挿入して、座241
上の当接リング251にレンズ203の周辺部を支持さ
せる。次に、レンズ203の周辺部分上に当接リング2
53を配置し、その上に押さえ治具252を配置する。
次に、ビス250をねじ込むことによって押さえ治具2
52を本体部分240側に押圧する。これにより、当接
リング251は、レンズ203及び座241に挟まれ、
各形状に沿って変形して両者に密着する。また、当接リ
ング253は、レンズ203及び押さえ治具252に挟
まれ、各形状に沿って変形して両者に密着する。押さえ
治具252は、当接リング251、253とレンズ20
3との隙間がなくなって、レンズ203が振動によって
ずれないような固定強度になるまで締め付ける。各当接
リング251、253は、点ではなく面でレンズ203
と接触するので、レンズ203を保持する力が分散さ
れ、レンズ203を変形させたりこれに歪みを与えるこ
となく固定することができる。さらに、当接リング25
1によって、レンズ203と鏡筒204とを簡易にシー
ルすることができる。この際、接着剤やシーリング剤を
使用してレンズ203を鏡筒204内に保持していない
ため、樹脂から発生する有機ガスが原因となるくもりを
レンズ203の表面に生じさせない。さらに、押さえ治
具252の締付け量を円周上の各位置で調整すれば、鏡
筒204内におけるレンズ203の傾きを調整すること
もできる。
【0038】なお、鏡筒204、当接リング251、2
53、押さえ治具252等は、これらに付着している汚
染物質が光学装置202内を汚染することを防止するた
め、組立直前に精密洗浄することが望ましい。 〔第3実施形態〕図9は、第3実施形態の光学装置を説
明する側方断面図である。第3実施形態の光学装置30
2は、第2実施形態の光学装置202の変形例であり、
同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0039】図示の光学装置302において、鏡筒20
4の本体部分240の内側には、当接リング251を支
持するため、環状の座341aが形成されている。ま
た、座341aの内側には、環状のリブ341bが形成
されている。このリブ341bは、押さえ治具252に
よる締付けに際してレンズ203の外周部を支持する。
第3実施形態の光学装置302の場合、当接リング25
1でシーリングを行うことができ、リブ341bによっ
てレンズ203の精密な位置合わせを行うことができ
る。
【0040】〔第4実施形態〕図10は、第4実施形態
の光学装置を説明する側方断面図である。第4実施形態
の光学装置402は、図6に示す第2実施形態の光学装
置202の変形例である。図示の光学装置402では、
鏡筒204の本体部分240の上端面と押さえ治具25
2の下面との間に、当接リング253とほぼ同一形状で
あるがリングの直径が大きいシールリング255を配置
する。ビス250をかしめることによって押さえ治具2
52を本体部分240側に押圧すると、当接リング25
3は、レンズ203及び押さえ治具252に挟まれて変
形し、シールリング255は、本体部分241及び押さ
え治具252に挟まれて変形する。これにより、鏡筒2
04と押さえ治具252との間隙もシールされる。これ
により、鏡筒204内部の気密性がなお一層向上する。
【0041】〔第5実施形態〕図11は、第5実施形態
の光学装置を説明する側方断面図である。第5実施形態
の光学装置502は、図6に示す第2実施形態の光学装
置202の変形例である。図示の光学装置502では、
鏡筒204の本体部分240に設けた座541上にレン
ズ203を直接載置する。この座541の上面は、レン
ズ203周辺部の下面と同一の曲率を有し、レンズ20
3周辺部を面で支持することができるようになってい
る。この光学装置502の組立に際しては、ビス250
をねじ込むことによって、押さえ治具252を本体部分
240側に押圧する。当接リング253は、レンズ20
3及び押さえ治具252に挟まれて変形し、レンズ20
3を面で支持することができる。この際、当接リング2
53によってレンズ203と押さえ治具252との間が
シールされる。また、押さえ治具252を本体部分24
0に締め付けることにより、鏡筒204と押さえ治具2
52との間隙もある程度シールされる。これにより、鏡
筒204内部の気密性が保たれる。
【0042】図12は、本発明にかかる半導体露光装置
の基本構造を示した図である。図12に示すように、本
発明にかかる半導体露光装置は、少なくとも、感光材を
塗布した基板W(ウエハ)を載置するウエハステージ1
23、露光光をマスク(レチクルR)に照射する照明光
学系121、照明光学系121に露光光を供給するため
のエキシマレーザー等の光源100、及びウエハWとレ
チクルRとの間に配置される投影光学系125を有す
る。投影光学系125の物体面(P1)には、レチクル
Rの表面(パターン形成面)がくるように配置され、投
影光学系125の像面(P2)には、ウエハWの表面が
くるように配置されている。
【0043】また、レチクルRは、レチクルステージ1
22上に配置され、レチクルR上のパターンを投影光学
系125を介してウエハステージ123上に載置された
ウエハWに投影露光する構成となっている。レチクルR
交換系200は、レチクルステージ122にセットされ
たレチクルRの挿脱及び交換を行うとともに、レチクル
ステージ122とレチクルカセットとの間でレチクルR
の搬送を行う機能を有する。
【0044】さらに、投影光学系内には、半導体露光装
置に設けられた不図示のN2供給源から供給管を通して
2が供給される構成となっている。第1の実施形態〜
第5の実施形態の光学装置を半導体露光装置の光学系に
用いて露光を行ったところ、従来の光学装置で問題にな
っているシリコン系接着材の劣化、及びシリコン系接着
材からのアウトガスによる光学素子上への付着物が原因
となって生じる透過率の低下が起こらず、レーザー耐久
性の低下が発生せず、光学素子の良好な支持状態、光学
特性を維持することができた。
【0045】線幅が0.25μm以下のパターンが形成
されたレチクルをKrFエキシマレーザー光を用いて露
光した場合、感光材層に形成されたパターン性状は、線
幅0.25μm以下で、断面形状はきれいな矩形をして
いた。また、線幅が0.35μm以下のパターンが形さ
れたレチクルをi線の光を用いて露光した場合、感光材
層に形成されたパターン性状は、線幅0.35μm以下
で断面形状はきれいな矩形をしていた。
【0046】なお、第1〜第5の実施形態の光学装置
は、半導体露光装置以外の極短波長顕微鏡、蛍光顕微鏡
などの光学系にも使用できる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光学装置によれば、加圧変形させた軟質金属製の当接
部材の面によって前記光学素子を支持させるので、当接
部材が一種の緩衝物となって、光学素子を少ない歪みで
確実に保持部材に保持させることができる。しかも、保
持に際して樹脂を使用しないので、シリコーンゴムやク
ロロプレンゴム等のシーリング剤のように、硬化収縮が
生じないので、固定時の光学素子に歪みが生じない。そ
のうえ、塑性変形によって位置ずれ等が生じたり光学装
置が有機物によって汚染されることを防止できる(即
ち、塑性変形が生じないので、光学素子の自重や外的な
振動による光学素子の位置ずれや光軸のずれが生じるこ
とがない)。
【0048】従来のシリコーンゴムやクロロプレンゴム
等のシーリング剤を充填して固定する場合は、光軸合わ
せにかかる時間は、シーリング剤の硬化時間に依存する
(通常、シーリング剤を充填してからシーリング剤が完
全に硬化するまで、数時間から数日間を要し、その間、
光軸がずれないように静置しておく必要がある)が、軟
質金属製の当接部材を用いて固定及びシーリングを行う
場合は、光軸合わせ及びシーリングにかかる時間は実作
業時間のみに依存し、数分で作業を完了させることがで
きる。
【0049】また、好ましい態様によれば、前記保持部
材が筒状で当該筒の内面側に前記光学素子の縁部分を支
持し、前記当接部材が前記保持部材から前記光学素子の
縁部分側に進退可能に延びる固定用治具の先端に取り付
けられているので、支持用治具の調整によって、前記保
持部材に対する前記光学素子の芯出し等を簡易かつ確実
に行うことができる。
【0050】また、好ましい態様によれば、前記保持部
材が筒状で当該筒の内面側に前記光学素子の縁部分を支
持し、前記当接部材が前記光学素子の縁部分と前記内面
側に設けた環状の支持部との間に環状に配置されている
ので、前記保持部材と前記光学素子との境目を前記当接
部材によってシールすることができるとともに、前記保
持部材に対する前記光学素子の傾き調整等を行うことも
できる。
【0051】また、好ましい態様によれば、前記固定用
治具が前記保持部材に3箇所以上取り付けられているの
で、光学素子を保持部材に対して安定な状態で保持する
ことができる。本発明の光学装置の製造方法によれば、
前記光学素子と前記保持部材とのいずれよりも硬度が小
さい軟質金属製の当接部材を前記光学素子に押圧するこ
とによって前記当接部材を変形させて当該当接部材の面
によって前記光学素子を支持させるので、光学素子を少
ない歪みで確実に保持部材に保持させることができ、接
着剤の塑性変形によって位置ずれ等が生じたり光学装置
が有機物によって汚染されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、第1実施形態の光学装置の
平面図及び側方断面図である。
【図2】(a)、(b)、(c)は、図1の光学装置に
組み込まれる固定治具の平面図、側面図、及び裏面図で
ある。
【図3】図2の固定治具の組立を説明する図である。
【図4】図2の固定治具によるレンズの支持を説明する
図である。
【図5】図2の固定治具の変形例を説明する図である。
【図6】第2実施形態の光学装置の側方断面図である。
【図7】図6の光学装置に組み込まれる当接リングを説
明する図である。
【図8】(a)は、図7の当接リングの断面形状を示す
図であり、(b)、(c)、(d)は、その変形例を示
す図である。
【図9】 第3実施形態の光学装置の側方断面図であ
る。
【図10】第4実施形態の光学装置の側方断面図であ
る。
【図11】第5実施形態の光学装置の側方断面図であ
る。
【図12】本発明にかかる半導体露光装置の基本構造を
示した図である。
【符号の説明】
2・・・光学装置 3・・・レンズ 4・・・鏡筒 5・・・固定治具 40・・・本体部分 41・・・突起 51・・・当接部 50・・・ネジ部 50a・・・スロット 52・・・受け部 52a・・・切欠 52b・・・凹部 100・・・光源 121・・・照射光学系 122・・・レチクルステージ 123・・・ウエハステージ 125・・・投影光学系 200・・・レチクルR交換系 202・・・光学装置 203・・・レンズ 204・・・鏡筒 240・・・本体部分 241・・・座 250・・・ビス 251・・・当接リング 252・・・押さえ治具 253・・・当接リング 300・・・ステージ制御系 400・・・主制御部 W・・・基板(ウエハ) R・・・マスク(レチクル)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子と当該光学素子を保持する保持
    部材とを備える光学装置において、 前記光学素子と前記保持部材とのいずれよりも硬度が小
    さい軟質金属製の当接部材を前記光学素子と前記保持部
    材との間に介在させるとともに、加圧変形させた前記当
    接部材の面によって前記光学素子を支持させることを特
    徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、筒状で、当該筒の内面
    側に前記光学素子の縁部分を支持し、前記当接部材は、
    前記保持部材から前記光学素子の縁部分側に進退可能に
    延びる固定用治具の先端に取り付けられていることを特
    徴とする請求項1記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は、筒状で、当該筒の内面
    側に前記光学素子の縁部分を支持し、前記当接部材は、
    前記光学素子の縁部分と前記内面側に設けた環状の支持
    部との間に環状に配置されていることを特徴とする請求
    項1記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記固定用治具は、前記保持部材に3箇
    所以上取り付けられていることを特徴とする請求項2記
    載の光学装置。
  5. 【請求項5】 光学素子を保持部材によって保持する光
    学装置の製造方法において、 前記光学素子と前記保持部材とのいずれよりも硬度が小
    さい軟質金属製の当接部材を前記光学素子と前記保持部
    材との間に介在させるとともに、前記当接部材を前記光
    学素子に押圧することによって前記当接部材を変形させ
    た当該当接部材の面によって前記光学素子を支持させる
    ことを特徴とする光学装置の製造方法。
  6. 【請求項6】マスクを照明する照明光学系と、 前記マスクに形成されたパターンを基板上に投影露光す
    るための投影光学系と、を具備する半導体露光装置にお
    いて、 前記照明光学系又は前記投影光学系に請求項1〜4のい
    ずれか記載の光学装置を用いたことを特徴とする半導体
    露光装置。
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