JP4803126B2 - 圧縮機用防音材 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機を防音する圧縮機用防音材に関するものである。
従来より、冷凍機に搭載された圧縮機を防音するための圧縮機用防音材が知られている。上記圧縮機用防音材は、音を吸収しやすくて柔らかい多孔質材料のもの、例えばフェルト部材(3b,50b)を備えている。このような圧縮機用防音材の従来技術として、例えば、特許文献1が挙げられる。
この特許文献1の圧縮機用防音材は、シート状に形成されるとともに、上記圧縮機の外周面を覆う外筒部と該外筒部の上部を覆う蓋部とを備え、該外筒部と蓋部とが一体に構成されている。又、上記外筒部の両側には一対のハトメが上下に設けられ、該ハトメの少なくとも一方には、ハトメ同士を締結するための紐が設けられている。そして、上記防音材で圧縮機を覆うことにより、該圧縮機を防音することができる。又、この構成によれば、上記外筒部と蓋部とを一体形成しているので、上記冷凍機の輸送中の振動等で、上記蓋部が外筒部の上部から離脱するのを防止することができる。さらに、上記ハトメを設けているので、防音材を圧縮機にしっかりと巻き付けることができる。
一方、上記防音材が巻き付けられた圧縮機の外周面には、冷凍機に設けられた電源部から延びる電気配線を接続するための電気配線接続部(以下、ターミナル部という。)が設けられている。ここで、このターミナル部においては、何らかの外的要因、例えば、結線不良や絶縁体の劣化等によりスパークすることが考えられる。このため、一般に、このスパークが周囲に飛び散ることがないように、そのターミナル部の外側にターミナルカバーが設けられている。
特開平8−219481号公報
しかしながら、上記ターミナル部に接続された電気配線を取り出すために、上記ターミナルカバーに設けられた取出口と電気配線との隙間から、スパークが周囲に飛び散ることが考えられる。又、このスパークにより上記ターミナル部が損傷することが考えられる。このターミナル部は、上記圧縮機の胴体を貫通するように設けられているため、仮に、ターミナル部が損傷した場合には、その損傷した部分から圧縮機内の冷媒とともに冷凍機油が洩れ出すことも考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧縮機を防音する圧縮機用防音材において、何らかの外的要因によって、該圧縮機のターミナル部でスパークが起きたとしても、このスパークにより上記フェルト部材(3b,50b)が損傷しないようにすることである。
第1の発明は、冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材を前提としている。
そして、上記圧縮機用防音材における筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられ、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の各開口辺を巻き込むように構成されていることを特徴としている。ここで、上記圧縮機用防音材は、冷媒配管口(33,34,52)と電気配線口(35,53)とをそれぞれ設けているが、必ずしも、それぞれ設ける必要はなく、一つの開口で、冷媒配管口(33,34,52)と電気配線口(35,53)とを兼用してもよい。
第1の発明では、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)を設けることにより、該筒状のフェルト部材(3b,50b)が上記圧縮機(10)に直接接触するのを防止することができる。これにより、何らかの外的要因によって、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)でスパークが起こったとしても、このスパークが上記筒状のフェルト部材(3b,50b)に接触するのを防止することができる。
尚、上記不燃性シート(3a,50a)は、スパークだけでなく、何らかの外的要因によって、上記圧縮機(10)から洩れ出した冷凍機油が上記筒状のフェルト部材(3b,50b)に付着しないようにすることも可能である。この場合において、上記不燃性シート(3a,50a)は、好ましくは、撥油性を有していてもよい。つまり、上記不燃性シート(3a,50a)が、撥油性を有することにより、洩れ出た冷凍機油が、シートの表面に付着せず、又シート内に浸透することもないので、より一層、該冷凍機油が上記筒状のフェルト部材(3b,50b)に付着しないようにすることができる。
以上により、上記不燃性シート(3a,50a)は、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)を保護する保護シートとして作用する。
又、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の開口辺を巻き込むように構成することにより、上記縁部を上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内側から外側へ折り返すことができるので、該縁部を該筒状のフェルト部材(3b,50b)の外周面に接触させることが可能となる。このことから、上記縁部が、不燃性シート(3a,50a)の側辺から外部へ突出することはない。
第2の発明は、第1の発明において、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成されていることを特徴としている。ここで、上記フェルト部材(3b,50b)がシート状であれば、そのシート状のフェルト部材(3b,50b)を上記圧縮機(10)の外周面に沿って巻き付け、該フェルト部材(3b,50b)の端部同士を重ね合わせることにより、該フェルト部材(3b,50b)は筒状に構成される。したがって、上記全周端縁とは、筒状に構成されたフェルト部材(3b,50b)の両端の開口辺、重ね合わせた端部の縁とをいう。又、上記全周端縁とは、上記冷媒配管口(33,34,52)と電気配線口(35,53)との開口辺も含む。
第2の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成することにより、上記縁部を上記フェルト部材(3b,50b)の内側から外側へ折り返すことができるので、該縁部をフェルト部材(3b,50b)の外周面に接触させることが可能となる。このことから、上記縁部が、不燃性シート(3a,50a)の側辺から外部へ突出することはない。
第3の発明は、冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられ、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成されていることを特徴としている。
第3の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成することにより、上記縁部を上記フェルト部材(3b,50b)の内側から外側へ折り返すことができるので、該縁部をフェルト部材(3b,50b)の外周面に接触させることが可能となる。このことから、上記縁部が、不燃性シート(3a,50a)の側辺から外部へ突出することはない。
第4の発明は、冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられ、上記圧縮機(10)は、該圧縮機(10)と電気配線(13)とを接続するターミナル部(14a)の外側を覆うターミナルカバー(14b)を有するとともに、該ターミナルカバー(14b)には、電気配線(13)を引き出すためのターミナル開口部(14c)が設けられ、
上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面には、少なくとも上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆う不燃性シート(3a,50a)が設けられていることを特徴としている。
第4の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)を、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面全体に設けずに、上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆うように設けている。これは、何らかの要因で上記ターミナル部(14a)が損傷した場合、その損傷した部分から洩れ出した冷凍機油は、一旦ターミナルカバー(14b)で受けられた後、該ターミナル開口部(14c)から圧縮機(10)の下側に向かって流れ落ちる。このことから、上記冷凍機油は、フェルト部材(3b,50b)におけるターミナル開口部(14c)を含んで下側の部分に付着しやすい。
したがって、必ずしも、上記ターミナル開口部(14c)よりも上側に該不燃性シート(3a,50a)を設ける必要はなく、該ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆う不燃性シート(3a,50a)を設けることにより、全体的に不燃性シート(3a,50a)を設けた場合に比べて、該不燃性シート(3a,50a)の面積を減少させつつ、効率的に筒状のフェルト部材(3b,50b)への冷凍機油の付着を防止することができる。
第5の発明は、第4の発明において、上記電気配線口(35,53)が、上記ターミナル開口部(14c)より下方に設けられるとともに、上記不燃性シート(3a,50a)が、上記電気配線口(35,53)の開口辺を巻き込むように構成されていることを特徴としている。
第5の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)を、上記電気配線口(35,53)の開口辺に対して巻き込むように形成することより、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面部分だけでなく、上記開口辺部分に対する冷凍機油の付着も防止することができる。ここで、上記開口辺は、円形状よりも矩形状に形成したほうがよい。その理由は、上記開口辺を不燃性シート(3a,50a)で巻き込む場合、矩形状の方が円形状に比べて巻き込み易いからである。
又、上記電気配線口(35,53)の開口辺は、上記ターミナル部(14a)から延びる電気配線(13)と互いに接触しやすい。このことから、上記ターミナル部(14a)が損傷した場合、この損傷部分から洩れ出す冷凍機油は、該電気配線(13)を伝って該開口辺部分に付着する可能性が高い。したがって、この開口辺部分を上記不燃性シート(3a,50a)で巻き込んで保護することは、冷凍機油の付着を防止する上で効果的である。
第6の発明は、第5の発明において、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の下端側の開口辺(57)を巻き込むように構成されていることを特徴としている。
第6の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)の下端側の縁部が上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の下端側の開口辺(57)を巻き込むことにより、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面部分及び電気配線口(35,53)の開口辺部分に加えて、下端側の開口辺への冷凍機油の付着を防止することができる。
第7の発明は、第6の発明において、上記冷媒配管口(34,52)が、上記ターミナル開口部(14c)より下方に設けられるとともに、上記不燃性シート(3a,50a)が、上記冷媒配管口(34,52)の開口辺を巻き込むように構成されていることを特徴としている。
第7の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)が上記冷媒配管口(33,34,52)の開口辺を巻き込むことにより、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面部分、電気配線口(35,53)の開口辺部分及び下端側の開口辺に加えて、上記冷媒配管口(33,34,52)の開口辺への冷凍機油の付着を防止することができる。ここで、上記開口辺は、円形状よりも矩形状に形成したほうがよい。その理由は、上記開口辺を不燃性シート(3a,50a)で巻き込む場合、矩形状の方が円形状に比べて巻き込み易いからである。
第8の発明は、第4から第7の何れか1つの発明において、上記不燃性シート(3a,50a)が、少なくとも上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆う筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成されていることを特徴としている。
第8の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記全周端縁を巻き込むことにより、上記フェルト部材(3b,50b)の両側縁、下端縁、冷媒配管口(33,34,52)の開口辺及び電気配線口の開口辺の全ての部分を上記不燃性シート(3a,50a)で覆うことができる。ここで、上記両端縁とは、第3の発明で述べた重ね合わせた端部の縁のことをいう。
第9の発明は、第1から第8の何れか1つの発明において、上記不燃性シート(3a,50a)は、アルミシート(3a)により構成されていることを特徴としている。
第9の発明では、上記不燃性シート(3a,50a)をアルミシート(3a)で構成することにより、アルミニウムとしての加工性及び耐食性を備えつつ、上記フェルト部材(3b,50b)をスパークから保護することができる。
第10の発明は、第1から第9の何れか1つの発明において、上記フェルト部材(3b,50b)の外周面を覆う不燃性部材(40)を備えていることを特徴としている。
第10の発明では、上記不燃性部材(40)でフェルト部材(3b,50b)の外周面を覆うことにより、該フェルト部材(3b,50b)の外周面を保護しつつ、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面にスパークが接触するのを防止することができる。
第11の発明は、冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材を前提としている。
そして、上記圧縮機用防音材における冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、電気配線口(35,53)と上記電気配線(13)との隙間、及び上記フェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐ閉塞部材(2,4,5)が設けられ、上記圧縮機(10)が縦型圧縮機(10)により構成され、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の下端の開口を塞ぐ閉塞部材(4)は、下辺(4b)が上記圧縮機(10)の外側の設置面(20)に接触し、上辺(4a)が上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の側面に接触するスカート状のカバー(4)により構成されていることを特徴としている。ここで、上記冷媒配管口(33,34,52)と上記電気配線口(35,53)とをそれぞれ設けているが、必ずしも、それぞれ設ける必要はなく、1つの開口で、冷媒配管口(33,34,52)と電気配線口(35,53)とを兼用してもよい。この場合、上記閉塞部材(2,4,5)で塞がれるのは、上記1つの開口と冷媒配管(11,12)及び電気配線(13)との隙間となる。
11の発明では、上記閉塞部材(2,4,5)が、上記圧縮機用防音材における冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、電気配線口(35,53)と上記電気配線(13)との隙間、及び上記フェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐことにより、これらの隙間又は開口から入り込み、上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。該空気が遮断されるので、上記ターミナル部(14a)でのスパークによるフェルト部材(3b,50b)の損傷が低減できる。
ここで、上記設置面(20)とは、上記縦型圧縮機(10)の底部を設置する面のことであり、該底部と該設置面(20)とは架台(15)を介して取り付けられた状態であってもよい。
又、上記スカート状のカバー(4)の下辺(4b)が設置面(20)に接触しているので、上記フェルト部材(3b,50b)の下端の開口から入り込む空気を確実に遮断することができる。該空気は遮断されるので、上記ターミナル部(14a)でのスパークによるフェルト部材(3b,50b)の損傷が低減できる。
第12の発明は、第11の発明において、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の外周面及び上記閉塞部材(2,4,5)の外側を覆う不燃性部材(40)を備えていることを特徴としている。
第12の発明では、上記不燃性部材(40)で、フェルト部材(3b,50b)の外周面及び上記閉塞部材(2,4,5)の外側を覆うことにより、上記圧縮機(10)に接触しようとする空気を確実に遮断することができる。該空気が遮断されるので、上記ターミナル部(14a)でのスパークによるフェルト部材(3b,50b)の損傷が低減できる。
第13の発明は、冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止する筒状のフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材を前提としている。
上記冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、上記電気配線口(35,53)と電気配線(13)との隙間、及び上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐ閉塞部材(2,4,5)が設けられ、
上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の外周面及び上記閉塞部材(2,4,5)の外側を覆う不燃性部材(40)を備えていることを特徴としている。
第13の発明では、上記不燃性部材(40)で、フェルト部材(3b,50b)の外周面及び上記閉塞部材(2,4,5)の外側を覆うことにより、上記圧縮機(10)に接触しようとする空気を確実に遮断することができる。該空気が遮断されるので、上記ターミナル部(14a)でのスパークによるフェルト部材(3b,50b)の損傷が低減できる。
第14の発明は、冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材を前提としている。
そして、上記圧縮機用防音材における筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられる一方、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の各開口辺を巻き込むように構成され、上記冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、上記電気配線口(35,53)と電気配線(13)との隙間、及び上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐ閉塞部材(2,4,5)が設けられていることを特徴としている。
第14の発明では、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)を設けることにより、何らかの外的要因によって、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)でスパークが起こったとしても、該スパークが上記フェルト部材(3b,50b)に接触するのを防止することができる。
又、上記閉塞部材(2,4,5)が、上記圧縮機用防音材における冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、電気配線口(35,53)と上記電気配線(13)との隙間、及び上記フェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐことにより、これらの隙間又は開口から入り込み、上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。該空気が遮断されるので、上記ターミナル部(14a)でのスパークは起こりにくくなる。
又、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成することにより、上記縁部を上記フェルト部材(3b,50b)の内側から外側へ折り返すことができるので、該縁部をフェルト部材(3b,50b)の外周面に接触させることが可能となる。このことから、上記縁部が、不燃性シート(3a,50a)の側辺から外部へ突出することはない。
本発明によれば、上記不燃性シート(3a,50a)は、上記フェルト部材(3b,50b)を保護する保護シートとして作用するので、何らかの外的要因によって、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)でスパークが起きたとしても、そのスパークが該フェルト部材(3b,50b)に接触しないようにすることができる。これにより、該フェルト部材(3b,50b)が損傷しないようにすることができる。又、上記フェルト部材(3b,50b)を必要以上に、スパークに強い材料で形成しなくてもよいので、該フェルト部材(3b,50b)の低コスト化が図れる。
又、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記フェルト部材(3b,50b)の両端の開口辺を巻き込むように構成することにより、該縁部が、該フェルト部材(3b,50b)の面に沿って突き出ることがなく、又、不燃性シート(3a,50a)の側辺となることはないので、例えば、該縁部にバリ等が形成されていたとしても、それを必要以上に取り除かなくてもよい。したがって、上記圧縮機用防音材を上記圧縮機(10)に巻き付ける作業を行う際に、上記縁部のバリ等で作業者が指を傷つけるのを防止することができる。
以上により、上記圧縮機用防音材を圧縮機(10)に巻き付ける作業者の安全性を確保しつつ、上記ターミナル部(14a)のスパークによって、該フェルト部材(3b,50b)が損傷しないようにすることができる。
第2の発明によれば、第1の発明とは違い、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記フェルト部材(3b,50b)の両端の開口辺を巻き込むのではなく、該フェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込んでいる。これにより、さらに上記圧縮機用防音材を圧縮機(10)に巻き付ける作業者の安全性を確保しつつ、上記ターミナル部(14a)のスパークによって、該フェルト部材(3b,50b)が損傷しないようにすることができる。
第3の発明によれば、第の発明とは違い、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記フェルト部材(3b,50b)の両端の開口辺を巻き込むのではなく、該フェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込んでいる。これにより、さらに上記圧縮機用防音材を圧縮機(10)に巻き付ける作業者の安全性を確保しつつ、上記ターミナル部(14a)のスパークによって、該フェルト部材(3b,50b)が損傷しないようにすることができる。
第4の発明によれば、上記フェルト部材(3b,50b)の全面に不燃性シート(3a,50a)を設けずに、上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆う不燃性シート(3a,50a)を設けることにより、全面に設けた場合に比べて、上記不燃性シート(3a,50a)の面積を減らしつつ、効率的にフェルト部材(3b,50b)への冷凍機油の付着を防止することができる。これにより、上記不燃性シート(3a,50a)の面積の減少による上記圧縮機用防音材の低コスト化を図ることができる。
第5の発明によれば、上記不燃性シート(3a,50a)が上記電気配線口(35,53)の開口辺を巻き込むように構成することにより、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面部分だけでなく、上記開口辺部分に対する冷凍機油の付着も防止することができるので、該冷凍機油の付着による上記フェルト部材(3b,50b)の損傷を確実に防止することができる。
第6の発明によれば、上記不燃性シート(3a,50a)の下端側の縁部が上記フェルト部材(3b,50b)の下端側の開口辺を巻き込むように構成することにより、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面部分及び電気配線口(35,53)の開口辺部分に加えて、下端側の開口辺への冷凍機油の付着を防止することができる。したがって、上記冷凍機油によるフェルト部材(3b,50b)の損傷をより確実に防止することができる。
第7の発明によれば、上記不燃性シート(3a,50a)が上記冷媒配管口(34,52)の開口辺を巻き込むことにより、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面部分、電気配線口(35,53)の開口辺部分及び下端側の開口辺に加えて、上記冷媒配管口(34,52)の開口辺への冷凍機油の付着を防止することができる。したがって、上記冷凍機油によるフェルト部材(3b,50b)の損傷をより一層防止することができる。
第8の発明によれば、上記不燃性シート(3a,50a)が、少なくとも上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆うフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むことにより、上記フェルト部材(3b,50b)の全体を上記不燃性シート(3a,50a)で覆うことができる。したがって、上記冷凍機油による上記フェルト部材(3b,50b)の損傷をさらに確実に防止することができる。
第9の発明によれば、上記不燃性シート(3a,50a)をアルミシート(3a)で構成することにより、他の金属に比べて、加工し易く、腐食にも強いシートを構成することができる。
第10の発明によれば、上記不燃性部材(40)でフェルト部材(3b,50b)の外周面を覆うことにより、該フェルト部材(3b,50b)の外周面を保護しつつ、上記フェルト部材(3b,50b)の内周面にスパークが接触するのを防止することができる。したがって、より一層、該フェルト部材(3b,50b)が損傷しないようにすることができる。
第11の発明によれば、上記閉塞部材(2,4,5)を設けることによって、上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。これにより、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)でスパークが発生しても、該フェルト部材(3b,50b)の損傷が拡大しないようにすることができる。
又、上記縦型圧縮機(10)の底部を設置面(20)に取り付けた状態であっても、上記スカート状のカバー(4)を設けることによって、フェルト部材(3b,50b)の下端の開口から上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。これにより、上記ターミナル部(14a)においてスパークが発生しても、該フェルト部材(3b,50b)の損傷が拡大しないようにすることができる。
第12の発明によれば、上記不燃性部材(40)により、上記圧縮機(10)に接触しようとする空気を確実に遮断することができるので、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)においてスパークが発生しても、該フェルト部材(3b,50b)の損傷を最小限にすることができる。
第13の発明によれば、上記不燃性部材(40)により、上記圧縮機(10)に接触しようとする空気を確実に遮断することができるので、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)においてスパークが発生しても、該フェルト部材(3b,50b)の損傷を最小限にすることができる。
第14の発明によれば、上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記フェルト部材(3b,50b)の両端の開口辺を巻き込むのではなく、該フェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込んでいる。これにより、さらに上記圧縮機用防音材を圧縮機(10)に巻き付ける作業者の安全性を確保しつつ、上記ターミナル部(14a)のスパークによって、該フェルト部材(3b,50b)が損傷しないようにすることができる。
又、上記閉塞部材(2,4,5)を設けることによって、上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。これにより、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)でスパークが発生しても、該フェルト部材(3b,50b)の損傷が拡大しないようにすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本実施形態1の圧縮機用防音材(1)は、室外機の底フレームに圧縮機用架台(15)を介して固定された圧縮機(10)の外側を囲むように取り付けられており、圧縮機(10)から発生する運転音を外部に漏らさないようにするためのものである。
−圧縮機用防音材の構成−
図1は、上記圧縮機(10)に取り付けられた状態の圧縮機用防音材(1)の外観形状を示す図であり、(a)が正面図、(b)が上面図である。上記圧縮機用防音材(1)の内部に上記圧縮機(10)が設置されており、破線で示されている。上記圧縮機用防音材(1)は、図示するように、上記圧縮機(10)の側面を覆う筒状の防音シート(3)と、該筒状の防音シート(3)の上部を覆う上カバー(閉塞部材)(2)と、該筒状の防音シート(3)の下部を覆う下カバー(閉塞部材)(4)と、該筒状の防音シート(3)の側部の開口部分に取り付けられたパテ(閉塞部材)(5)とを備えている。
〈防音シート〉
図2(a)は上記防音シート(3)の展開図を示し、図2(b)は図2(a)のA−A断面図を示している。尚、上記防音シート(3)を圧縮機(10)に取り付ける場合には、図2(a)の展開図における左右の側辺が重なるように筒状に巻き付ける。
上記防音シート(3)は、図2(b)に示すように、ゴムシート(3c)、フェルトシート(3b)、及び本発明の特徴であるアルミシート(不燃性シート)(3a)の3枚のシートが積層された三層構造で構成され、上記アルミシート(3a)の上側には上記フェルトシート(3b)が、該フェルトシート(3b)の上側には上記ゴムシート(3c)がそれぞれ重ねられている。尚、各シートの厚みは、上記ゴムシート(3c)で4mm程度、上記フェルトシート(3b)で30mm程度、上記アルミシート(3a)で0.05mm程度である。又、上記防音シート(3)を上記圧縮機(10)に巻き付ける場合には、アルミシート(3a)が該圧縮機(10)に接触するように巻き付ける。
ここで、図2(b)に示すように、上記アルミシート(3a)の縁部は上記フェルトシート(3b)の端部を巻き込んでおり、該アルミシート(3a)の縁部が該フェルトシート(3b)の端部から突き出ないようにしている。ここでは、上記アルミシート(3a)の縁部で、フェルトシート(3b)の全周端部を巻き込んでいる。さらに、アルミシート(3a)の縁部は、該フェルトシート(3b)と該ゴムシート(3c)との間に挟み込まれ、該アルミシート(3a)の縁部が外部には露出しないように構成されている。尚、図2(a)のハッチング部分は、上記アルミシート(3a)が、フェルトシート(3b)の端部を巻き込む際の折り返し部分を示している。
又、このように重ねられた3枚のシート同士を固定するために、略I字状の固定ピン(30)が取り付けられている。この固定ピン(30)はI字状に形成されており、図2(a)に示すように、上記防音シート(3)の中心部と周縁部とに、複数個取り付けられている。
又、上記防音シート(3)は、図2(a)に示すように、締結具(32)が取り付けられるとともに、冷媒配管口(33,34)と電気配線口(35)とが形成されている。
上記締結具(32)は、上記ゴムシート(3c)の左右端及び上端付近に複数取り付けられている。そして、右端に設けられた各締結具(32)には、締結具用紐(32a)がそれぞれ取り付けられている。これにより、上記防音シート(3)を筒状に形成する際には、上記締結具用紐(32a)によって対向する左右の締結具(32)同士を結び付けることにより、該防音シート(3)を圧縮機(10)にしっかりと巻き付けることができる。又、上記ゴムシート(3c)の上端付近に取り付けられた2個の締結具(32)は、後述する上カバー(2)を上記防音シート(3)に固定するために設けられている。
上記冷媒配管口(33,34)は、上記圧縮機(10)に接続された吐出冷媒配管(12)を通すための吐出配管口(33)と、吸入冷媒配管(11)を通すための吸入配管口(34)とで構成される。上記吐出配管口(33)は、上記防音シート(3)における上方の左右側辺の半楕円状の切欠部分(33a,33b)により形成される。つまり、防音シート(3)が筒状となった場合に、シートの左右の側辺が互いに重なり合うことにより、切欠部分(33a,33b)が円形状の開口となり、この開口が上記吐出配管口(33)となる。一方、上記防音シート(3)における下方の右側に形成された穴部が吸入配管口(34)である。
ここで、該吸入配管口(34)から防音シート(3)の右側辺に向かってスリット(34a)が設けられている。このスリット(34a)により、上記吸入冷媒配管(11)が圧縮機(10)に接続された状態であっても、該吸入冷媒配管(11)を吸入配管口(34)に挿入することができる。つまり、該吸入冷媒配管(11)が上記防音シート(3)のスリット(34a)の右側辺に位置するように、該防音シート(3)を配置するとともに、該スリット(34a)に沿って右側辺から吸入配管口(34)へ移動するように、配置した防音シート(3)を動かすことにより、該吸入冷媒配管(11)を該吸入配管口(34)へ挿入することができる。
上記電気配線口(35)は、上記防音シート(3)における下方の左側に形成された穴部である。又、該電気配線口(35)から防音シート(3)の左側辺に向かってスリット(35a)が設けられている。このスリット(35a)を利用すれば、上述した吸入冷媒配管(11)と同様に、上記電気配線(13)が圧縮機(10)に接続された状態であっても、該電気配線(13)を電気配線口(35,53)に挿入することができる。ここで、上記電気配線(13)の圧縮機側の端部は、上記圧縮機(10)の側面に設けられたターミナル部(14a)に接続されている。
〈上カバー〉
上記上カバー(2)は、図1に示すように、圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けられた防音シート(3)の上側の開口部を覆うものである。
上記上カバー(2)は、図示しないが、円筒状であって上部が閉口した上カバー用ゴムシートと、厚さ45mm程度の円板状の上カバー用フェルトシートとで構成され、該上カバー用ゴムシートの底部に該上カバー用フェルトシートが取り付けられている。又、図示しないが、上記上カバー用ゴムシートの外側の側面には、締結具用紐を備えた上カバー用締結具が設けられている。この上カバー用締結具と上記防音シート(3)の上端付近の締結具(32)とを上記締結具用紐により結びつけることで、上カバー(2)と防音シート(3)とをしっかりと固定することができる。
以上の構成により、上記防音シート(3)の上端の開口から上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。ここで、上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気とは、該室外機内を対流している空気のことであり、図示しないが、上記室外機に搭載された室外ファンにより、この空気は対流する。
〈下カバー〉
上記下カバー(4)は、図1に示すように、圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けられた防音シート(3)の下側の開口部全体を上記圧縮機用架台(15)を含めて覆うものである。
上記下カバー(4)は、両端部の開口面積が異なるスカート状のゴムで形成されており、開口面積の小さい方が上側、開口面積の大きい方が下側となる。そして、下カバー(4)の上辺(4a)は上記防音シート(3)に対して隙間なく密着している。一方、下カバー(4)の下辺(4b)も上記底フレームに対して隙間なく密着している。ここで、図示するように、上記底フレームの設置面(20)が凸凹形状であるが、この凸凹形状の底フレームに対して隙間なく密着することができるように、上記下カバー(4)の下辺(4b)部分も凸凹状に加工されている。
以上の構成により、上記防音シート(3)の下端の開口から上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。
〈パテ〉
上記パテ(5)は、図1(a)に示すように、上記防音シート(3)における吸入配管口(34)及び吸入冷媒配管(11)の隙間を塞ぐ吸入配管口用パテ(5a)と、上記吐出配管口(33)及び吐出冷媒配管(12)の隙間を塞ぐ吐出配管口用パテ(5b)と、上記電気配線口(35,53)及び上記電気配線(13)の隙間とを塞ぐ電気配線口用パテ(5c)とで構成されている。これらのパテ(5)は、粘土状の柔らかい素材で形成されており、上記複数の隙間を覆うように防音シート(3)に貼り付けられている。
以上の構成により、これらの隙間から上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。
−実施形態1の効果−
本実施形態1によれば、上記防音シート(3)において、上記フェルトシート(3b)の内側にアルミシート(3a)を設ければ、何らかの外的要因によって、上記圧縮機(10)のターミナル部(14a)でスパークが起きたとしても、そのスパークが該フェルトシート(3b)に接触することはない。したがって、該フェルトシート(3b)の損傷を防止することができる。
又、図2(b)に示すように、上記アルミシート(3a)の縁部が外部に露出しない。例えば、上記縁部にバリが形成されていたとしても、上記防音シート(3)を上記圧縮機(10)に巻き付ける作業を行う際に、該縁部のバリで作業者の指を傷つけないようにすることができる。これにより、アルミシート(3a)に対して、バリ取りの作業を行うことなく、作業者の安全性を確保することができる。作業者の安全性を確保することができる。
又、上記パテ(5)によって上記防音シート(3)の吸入配管口(34)、吐出配管口(33)及び電気配線口(35,53)に形成される隙間を塞ぎ、上記上カバー(2)によって上記防音シート(3)の上端の開口を塞ぎ、上記下カバー(4)によって上記防音シート(3)の下端の開口を塞ぐことにより、上記圧縮機(10)の外周面に接触しようとする空気を遮断することができる。これにより、上記ターミナル部(14a)でのスパークによるフェルトシート(3b)の損傷が低減できる。
−実施形態1の変形例−
実施形態1の変形例では、上記実施形態1の圧縮機防音材(1)において、図3に示すように、外カバー(40)が追加されている。該外カバー(40)は、上記防音シート(3)と上記上カバー(2)と上記下カバー(4)とが装着された圧縮機(10)の外側に設置するものである。これにより、上記圧縮機(10)に向かう空気を遮断することができるので、より一層、上記ターミナル部(14a)でのスパークによるフェルトシート(3b)の損傷を防止することができる。
《発明の実施形態2》
本実施形態2の圧縮機用防音材は、実施形態1と同様に、室外機の底フレームに圧縮機用架台(15)を介して固定された圧縮機(10)の外側を囲むように取り付けられており、圧縮機(10)から発生する運転音を外部に漏らさないようにするためのものである。尚、本実施形態2の圧縮機用防音材の構成において、防音シート(50)以外は全て同じであるので、該防音シート(50)についてのみ説明する。
−防音シートの構成−
上記防音シート(50)は、ゴムシート(50c)、フェルトシート(50b)、及びアルミシート(50a)のそれぞれ大きさの異なる3枚のシートが積層された三層構造で構成されている。図4は上記防音シート(50)をアルミシート(50a)側から見た展開図を示し、図5は上記防音シート(50)をゴムシート(50c)側から見た展開図を示し、図6は図4のIV−IV断面図を示している。尚、上記防音シート(50)を圧縮機(10)に取り付ける場合には、図4の展開図における両側の側辺が重なるように筒状に巻き付ける。
又、上記アルミシート(50a)の下側には上記フェルトシート(50b)が、該フェルトシート(50b)の下側には上記ゴムシート(50c)がそれぞれ重ねられている。尚、各シートの厚みは実施形態1と同様である。
又、上記防音シート(50)には、このように重ねられた3枚のシート同士を固定するための略I字状の固定ピン(図示せず)と、該防音シート(50)を圧縮機(10)にしっかりと巻き付けるための締結具(図示せず)とが設けられている。この固定ピン及び締結具については、実施形態1と同様の構成のため、説明は省略する。そして、上記防音シート(50)を上記圧縮機(10)に巻き付ける場合には、アルミシート(50a)側が該圧縮機(10)に接触するように巻き付ける。
上記ゴムシート(50c)は略矩形状に形成され、図4に示すように、該ゴムシート(50c)の上側に吐出配管口(33)が設けられている。又、左下側に吸入配管口(34)が、右下側に電気配線口(35)がそれぞれ設けられている。上記吐出配管口(33)は、上記ゴムシート(50c)の左右の側縁からそれぞれ開口した2つの半楕円状の切欠部分(33a,33b)により形成される。つまり、ゴムシート(50c)が筒状になり、シートの左右の側辺同士が互いに重なり合うと、各切欠部分(33a,33b)の一部も互いに重なり合って略円形状の開口が形成される。この円形状の開口が上記吐出配管口(33)となる。又、上記電気配線口(35)と吸入配管口(34)とはそれぞれ円形状に形成されると共に、該電気配線口(35)から上記ゴムシート(50c)の右側辺へ向かって第1スリット(35a)が、吸入配管口(34)から上記ゴムシート(50c)の左側辺へ向かって第2スリット(34a) がそれぞれ設けられている。
上記フェルトシート(50b)は略矩形状であって、該フェルトシート(50b)の大きさは、上記ゴムシート(50c)よりも小さく形成され、上記フェルトシート(50b)の長手方向の長さが、上記ゴムシート(50c)の長手方向の長さよりも短い。このように構成すれば、上記フェルトシート(50b)における両側辺の縁部を該ゴムシート(50c)の内側に配置することができる。
又、上記フェルトシート(50b)には、上記ゴムシート(50c)の吸入配管口(34)及び電気配線口(35)のそれぞれと対向する位置に、横長の切欠部で構成された吸入配管開口(吸入配管口)(52)及び電気配線開口(電気配線口)(53)が設けられている。この吸入配管開口(52)及び電気配線開口(53)の開口面積は、上記ゴムシート(50c)の吸入配管口(34)及び電気配線口(35)よりも大きく形成されている。
上記アルミシート(50a)は、図4に示すように、上記圧縮機(10)のターミナルカバー(14b)のターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆うように設けられている。又、上記アルミシート(50a)は、図5に示すように、上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆うフェルトシート(50b)の全周端縁、つまり電気配線開口(53)の開口辺(53a)及び冷媒配管開口(52)の開口辺(52a)を含めた該フェルトシート(50b)の両側縁部(56)及び下端の縁部(57)を巻き込むように構成されている。尚、巻き込む際の折り返し幅(図5のハッチング部分)は、電気配線開口(53)側にある側辺のほうが、冷媒配管開口(52)側にある側辺に比べて長く、その幅は、電気配線開口(53)の長手方向の長さより長い。このように折り返せば、上記電気配線開口(53)付近を表裏面側から確実に覆うことができる。
−実施形態2の効果−
本実施形態2によれば、上記フェルトシート(50b)の全面にアルミシート(50a)を設けずに、上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆うようにアルミシート(50a)を設けることにより、全面に設けた場合に比べて、上記アルミシート(50a)の面積を減らしつつ、効率的にフェルトシート(50b)への冷凍機油の付着を防止することができる。これにより、上記アルミシート(50a)の面積の減少による上記圧縮機用防音材の低コスト化を図ることができる。
又、上記アルミシート(3a,50a)が、上記フェルトシート(50b)における冷媒配管口(34,52)の開口辺、上記電気配線口(35,53)の開口辺、及び両側縁部(56)及び上端の縁部(57)を巻き込むように構成されているので、上記フェルトシート(50b)に対する冷凍機油の付着を防ぐことができる。尚、より確実に冷凍機油の付着を防止するためには、上記アルミシート(3a,50a)で巻き込む際の折り返し幅を10mm以上にすることが好ましい。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態1では、フェルトシート(3b)の全周端部を上記アルミシート(3a)の縁部で巻き込んでいるが、必ずしも、全周端部を巻き込む必要はなく、筒状となったフェルトシート(3b)の両端の開口辺のみを巻き込むようにしてもよい。
これにより、上記アルミシート(3a)によりフェルトシート(3b)を巻き込む箇所が減るので、上記防音シート(3)に対する製造工程を短縮することができ、該防音シート(3)の低コスト化が図れる。このことから、上記圧縮機(10)に巻き付ける作業者の安全性を低コストで確保することが可能となる。
又、上記圧縮機(10)のターミナルにおける絶縁低下又は損傷した場合の漏れ電流を検知し、室外ファンを即時に停止させる制御を行わせてもよい。これにより、該室外ファンによる空気の対流をなくし、空気が圧縮機(10)の外周面に接触しにくくなる。したがって、上記ターミナル部(14a)でのスパークによるフェルトシート(3b)の損傷が低減できる。
上記実施形態1では、フェルトシート(3b)をスパークから保護するために、アルミシート(3a)及びパテ(5)を用いているが、必ずしも全て用いる必要はなく、どちらか一方のみ用いてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、圧縮機を防音する圧縮機用防音材について有用である。
本発明の実施形態1である圧縮機用防音材が、圧縮機に装着された状態の外観形状を示す図であり、(a)が正面図、(b)が上面図である。 本発明の実施形態1である圧縮機用防音材の防音シートを示す図であり、(a)が展開図、(b)は(a)のA−A断面図を示している。 本発明の実施形態1の変形例である圧縮機用防音材の外カバーの外観形状を示す図であり、(a)が正面図、(b)が上面図である。 本発明の実施形態2である圧縮機用防音材の防音シートをアルミシート側から見た展開図である。 本発明の実施形態2である圧縮機用防音材の防音シートをゴムシート側から見た展開図である。 図4のIV−IV断面図を示している。
1 圧縮機用防音材
2 上カバー(閉塞部材)
3 防音シート
3a アルミシート(不燃性シート)
3b フェルトシート
3c ゴムシート
4 下カバー(閉塞部材)
5a 吸入配管口用パテ(閉塞部材)
5b 吐出配管口用パテ(閉塞部材)
5c 電気配線口用パテ(閉塞部材)
10 圧縮機
30 固定ピン
40 外カバー(不燃性部材)

Claims (14)

  1. 冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられ
    上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の各開口辺を巻き込むように構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  2. 請求項1において、
    上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  3. 冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられ、
    上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  4. 冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられ、
    上記圧縮機(10)は、該圧縮機(10)と電気配線(13)とを接続するターミナル部(14a)の外側を覆うターミナルカバー(14b)を有するとともに、該ターミナルカバー(14b)には、電気配線(13)を引き出すためのターミナル開口部(14c)が設けられ、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面には、少なくとも上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆う不燃性シート(3a,50a)が設けられていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  5. 請求項4において、
    上記電気配線口(35,53)が、上記ターミナル開口部(14c)より下方に設けられるとともに、上記不燃性シート(3a,50a)が、上記電気配線口(35,53)の開口辺を巻き込むように構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  6. 請求項5において、
    上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の下端側の開口辺(57)を巻き込むように構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  7. 請求項6において、
    上記冷媒配管口(34,52)が、上記ターミナル開口部(14c)より下方に設けられるとともに、上記不燃性シート(3a,50a)が、上記冷媒配管口(34,52)の開口辺を巻き込むように構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  8. 請求項4から7の何れか1つにおいて、
    上記不燃性シート(3a,50a)が、少なくとも上記ターミナル開口部(14c)とその下側に連続した部分を覆う筒状のフェルト部材(3b,50b)の全周端縁を巻き込むように構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  9. 請求項1から8の何れか1つにおいて、
    上記不燃性シート(3a,50a)は、アルミシート(3a)により構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  10. 請求項1から9の何れか1つにおいて、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の外周面を覆う不燃性部材(40)を備えていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  11. 冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止する筒状のフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、
    上記冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、上記電気配線口(35,53)と電気配線(13)との隙間、及び上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐ閉塞部材(2,4,5)が設けられ
    上記圧縮機(10)が縦型圧縮機(10)により構成され、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の下端の開口を塞ぐ閉塞部材(4)は、下辺(4b)が上記圧縮機(10)の外側の設置面(20)に接触し、上辺(4a)が上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の側面に接触するスカート状のカバー(4)により構成されていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  12. 請求項11において、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の外周面及び上記閉塞部材(2,4,5)の外側を覆う不燃性部材(40)を備えていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  13. 冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止する筒状のフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、
    上記冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、上記電気配線口(35,53)と電気配線(13)との隙間、及び上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐ閉塞部材(2,4,5)が設けられ、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の外周面及び上記閉塞部材(2,4,5)の外側を覆う不燃性部材(40)を備えていることを特徴とする圧縮機用防音材。
  14. 冷凍機に搭載された圧縮機(10)に接続される冷媒配管(11,12)を通すための冷媒配管口(33,34,52)と電気配線(13)を通すための電気配線口(35,53)とを有するとともに、該圧縮機(10)の外周面に沿って筒状に巻き付けることにより圧縮機(10)の運転音が外部に漏れるのを防止するフェルト部材(3b,50b)を備えた圧縮機用防音材であって、
    上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の内周面に不燃性シート(3a,50a)が設けられる一方、
    上記不燃性シート(3a,50a)の縁部が、上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の各開口辺を巻き込むように構成され、
    上記冷媒配管口(33,34,52)と冷媒配管(11,12)との隙間、上記電気配線口(35,53)と電気配線(13)との隙間、及び上記筒状のフェルト部材(3b,50b)の両端の開口を塞ぐ閉塞部材(2,4,5)が設けられていることを特徴とする圧縮機用防音材。
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