JP4802162B2 - 無線通信装置および無線通信システム - Google Patents

無線通信装置および無線通信システム

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Description

本発明は,低消費電力化が図られた無線通信装置及び無線通信システムに関する。
無線基地局および無線端末を用いる無線LANシステムが用いられている。ここで,干渉波が存在する環境において受信した信号を正確に認識する技術が公開されている。この技術では端末との通信が所定時間なければ、受信レベル検出比較ブロックのみに電力供給し、WakeUp信号による所定レベル以上の受信電力が検出された場合にのみ、送信ブロック等にも電力供給し,無線基地局全体が動作するように構成することで、消費電力を低減する。
特開2001−156788号公報
しかしながら,上記技術には,起動のための信号(例えば,Wake Up信号)を検出するための基準レベルを設定する方法が示されない。この基準レベルを高く設定し過ぎた場合,送信ブロック等に電力が供給されない。また,逆に,基準レベルを低く設定し過ぎた場合,干渉波によって送信ブロック等に電力が供給される。このように,所定レベルを適切に設定しないと,電力供給の制御の確実性の確保が困難となる。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり,起動のための信号を検出するための閾値の適切な設定が図られた無線通信装置及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る無線通信装置は,第1,第2のモードに交互に切り替わる切替部と,受信した無線信号を整流して直流信号を生成する整流器と,前記第1のモードのときに,前記整流器で生成される直流信号の強度に基づき閾値を決定する閾値決定部と,前記第2のモードのときに,前記整流器で生成される直流信号の強度が前記閾値決定部で決定された閾値より大きいか否かを判別する閾値判別部と,電源を制御して,前記第1のモードのときに前記閾値決定部に電力を供給させ,前記第2のモードのときに前記閾値判別部に電力を供給させる電源制御部と,を具備する。
本発明によれば,起動のための信号を検出するための閾値の適切な設定が図られた無線通信装置及び無線通信システムを提供できる。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について,図1のブロック図と図2,図3の流れ図とを参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる無線通信装置101の構成例を示すブロック図である。無線通信装置101は,所定のID(識別子)を受信すると,ID判別部109が所定の信号を出力する。その結果,図示しない電源のON/OFFが制御され,図示しない主装置が起動される。
無線通信装置101は,モード切替部102と,電源制御部103,整流器104と,スイッチ105と,閾値設定部106と,第一のメモリ107と,レベル比較部108と,第二のメモリ110と,ID判別部109とを含む。
モード切替部102は,通常モードと,観測モードを交互に切り替えるものであり,観測モード,通常モード(第1,第2のモード)に交互に切り替わる切替部として機能する。この切り替えには,モード切替部102に設置されるタイマT(図示せず)を用いることができる。なお,この詳細は後述する。
通常モードでは,受信したIDが予め設定されたIDと一致するか否かが判定される。観測モードでは,無線干渉波のレベルを観測して,受信した無線信号の強度を判定するための閾値が設定される。
電源制御部103は,図示しない電源を制御し,通常モードの場合にレベル比較部108およびID判別部109に電力を供給し,観測モードの場合,閾値設定部106に電力を供給する。
整流器104は,受信した無線信号の電力を直流電力に変換してスイッチ105と電源制御部103に出力する。
スイッチ105は,通常モードの場合,整流器104からの信号をレベル比較部108に出力し,観測モードの場合,整流器104からの信号を閾値設定部106に出力する。スイッチ105は,観測モード(第1のモード)のときに整流器からの直流信号を閾値決定部に印加し,通常モード(第2のモード)のときに整流器からの直流信号を閾値判別部に印加する切り替えスイッチとして機能する。
閾値設定部106は,観測モード時にスイッチ105から入力された信号に基づき閾値を決定し,第一のメモリ107に記録するものであり,整流器で生成される直流信号の強度に基づき閾値を決定する閾値決定部として機能する。
第1のメモリ107は,閾値を記録する。
レベル比較部108は,通常モード時に,スイッチ105から入力された信号の強度が,第一のメモリ107に記録された前記閾値を超えているか否か判定する。レベル比較部108は,整流器で生成される直流信号の強度が前記閾値決定部で決定された閾値より大きいか否かを判別する閾値判別部として機能する。
ID判別部109は,レベル比較部108から受信した一連の判定結果から,無線信号で受信したIDを決定し,第二のメモリ110に記録されているIDと照合し,一致しているか否かを判定する。一致している場合には,ID判別部109は,無線通信装置101外に所定の信号を出力する。ID判別部109は,閾値判別部での判別結果の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判別する識別子判別部として機能する。
第二のメモリ110は,IDを記録する。
(無線通信装置101の動作)
以上のように構成された無線通信装置101の動作の一例を図2の流れ図を参照しつつ説明する。
(1)観測モードへの移行(S101,S102,S110〜S112)
無線通信装置101が動作開始すると,干渉波の観測を行う必要があるため,観測モードに入る(S101,S102)。
観測モードの場合,モード切替部102は電源制御部103とスイッチ105とに観測モードである旨の指示を出す。この指示を受けた電源制御部103は整流器104から何らかの信号が入力された場合に,閾値設定部106の電源をONする(S110)。
既述のように,モード切替部102はタイマTを有し,このタイマTにより観測モード,通常モードが切り替えられる。このタイマTは,観測モードおよび通常モードの時間を規定するために用いられる。観測モードおよび通常モードはそれぞれ,時間Ti,Tm継続する。時間Ti,Tmを変更することで,観測モードと通常モードの時間配分,および観測モードが出現する頻度(時間間隔)を調節できる。観測モードへの移行によって,タイマTが時間Tiの計時を開始し(S111),時間Tiの計時が終了するまで観測モードが継続する(S112)。
(2)干渉波の観測(S113〜S116)
整流器104から信号が入力されたとき,スイッチ105は,この入力信号を閾値設定部106に出力する(S113,S114)。閾値設定部106は干渉レベルを観測する(S115)。この観測は,観測モードが終了するまで(時間Tiの満了)繰り返される(S112)。
ここで,干渉レベルが許容できる最大レベルを超えているか否かを観測しても良い(S116)。干渉レベルが最大レベルを超えている場合には,観測モードを終了し,通常モードに入る(S118)。これは,観測モード中に正当なIDを受信する可能性があるためで,IDが干渉レベルよりも大きな電力で受信できる場合には,IDをより正確に受信できる可能性が高くなる。即ち,あるレベル(許容できる最大レベル)よりも大きな信号は,干渉波ではなくて,通常の信号と判定する。
(3)閾値の設定(S117)
干渉レベルが最大レベルを超えていない場合は,タイマTiが満了すると(S112),閾値設定部106は第一のメモリ107に対して,閾値を設定する(S117)。ここで,観測モードの間に観測した最大の干渉レベルよりも所定の小さなレベルだけ大きいレベルを閾値として設定できる。また,前回,通信相手と接続した際の受信レベルを記憶しておき,このレベルと,観測モードの間に観測した最大の干渉レベルとの中間の値を閾値として設定しても良い。
(4)通常モードの継続時間(時間Tm)の設定(S121〜S123)
図3の流れ図に示すように,今回設定した閾値と,前回設定した閾値の差に基づいて,通常モードの継続時間(時間Tm)を設定しても良い(S121)。この差が所定のレベル以上の場合には,時間Tmを短くして,より頻繁に観測モードに入るようにする(S122)。この差が所定のレベル以下の場合(S121),すなわち,あまり変動が無い場合には,時間Tmを長くして,観測モードに入る周期をより長くする(S123)。
(5)通常モードへの移行(S101,S102)
閾値が設定されると,通常モードへ移行する(S118,S102)。通常モードに入ると,モード切替部102は電源制御部103とスイッチ105とに通常モードである旨の指示を出す。この指示を受けた電源制御部103は整流器104から何らかの信号が入力された場合にレベル比較部108およびID判別部109の電源をONする(S103)。
通常モードへの移行によって,タイマTが時間Tmの計時を開始し(S104),時間Tmの計時が終了するまで通常モードが継続する(S105)。
(6)信号レベルの判定(S101,S102)
整流器104から信号が入力されたとき,スイッチ105は,この入力信号をレベル比較部108に出力する(S106,S107)。レベル比較部108は,スイッチ105から入力された信号が,第一のメモリ107に記録されている閾値よりも大きいか否か判別する(S108)。この判別は,通常モードが終了するまで(時間Tmの満了)繰り返される(S105)。
スイッチ105から入力された信号の強度が第一のメモリ107に記録されている閾値よりも大きい場合には,レベル比較部108はHighと判定する。スイッチ105から入力された信号が第一のメモリ107に記録されている閾値よりも小さい場合には,レベル比較部108はLowと判定する。このような判定を一連の信号に対して行い,この判定結果はID判別部109に入力される。
(7)IDの判定(S109)
ID判別部109は第二のメモリ110に記録してあるIDと,レベル比較部から入力された信号とが一致するか否か判定する(S109)。一致した場合には,ID判別部109は所定の信号を出力し,動作を終了する。一致しない場合には,時間Tmが満了するまで,信号が入力された場合に,以上の判別が繰り返される。
(8)観測モードへの移行(S109)
タイマTmが満了すると(S105),モード切替部102は観測モードに入り,電源制御部103とスイッチ105に対して観測モードに入った旨の通知を行う。
以上で説明したように,無線通信装置101において,干渉波を観測する場合,何の信号も入力されなければ,閾値設定部106の電源はONにならない。また,信号が入力された場合でもレベル比較部108及びID判別部109は電源がONにならず,閾値設定部のみが電源がONになる。このため,消費電力を低く抑えつつ,受信した無線信号のレベルをHighかLowか判定するための閾値を設定することが可能となる。
また,干渉レベルよりも大きく,所望の信号の最大パワーよりも小さいレベルを閾値として設定することにより,受信した所望の信号の電力がHighかLowか,ひいては,IDをより正確に判別することが可能となる。
さらに,観測モードの最中に,信号が送信されてきた場合に,信号を判別する通常モードに入ることが可能となり,所望の通信相手からの信号を逃さず,正確に認識することが可能となる。
さらに,干渉波の変動が激しい環境では,頻繁に干渉レベルを観測することになり,また,干渉波の変動があまり激しくない環境では,干渉レベルを観測する周期を減らすことになり,所望の通信相手から信号の受信をより確実に行うことが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について,図4のブロック図と図5の流れ図とを参照しつつ説明する。
図4は本発明の第2の実施の形態に係わる無線通信装置201の構成例を示すブロック図である。無線通信装置201は,所定のIDを受信すると,ID判別部209が所定の信号を出力する。その結果,図示しない電源のON/OFFが制御され,図示しない主装置が起動される。
無線通信装置201は,モード切替部202と,電源制御部203,整流器204と,閾値設定部206と,第一のメモリ207と,信号パワー判別部208と,第二のメモリ210と,ID判別部209とを含む。
モード切替部202は,通常モードと,観測モードを交互に切り替える。この切り替えには,第1の実施形態と同様に,モード切替部202に設置されるタイマT(図示せず)を用いることができる。モード切替部202は,観測モード,通常モード(第1,第2のモード)に交互に切り替わる切替部として機能する。
通常モードでは,受信したIDが予め設定されたIDと一致するか否かが判定される。観測モードでは,無線干渉波のレベルを観測して,受信した無線信号の強度を判定するための閾値が設定される。
電源制御部203は,図示しない電源を制御し,通常モードの場合に信号パワー判別部208およびID判別部209に電力を供給し,観測モードの場合,閾値設定部206に電力を供給する。
整流器204は,受信した無線信号の電力を直流電力に変換して,電源制御部203および信号パワー判別部208に出力する。
閾値設定部206は,観測モード時に入力された信号に基づき閾値を決定し,第一のメモリ207に記録する。閾値設定部206は,整流器で生成される直流信号の強度に基づき閾値を決定する閾値決定部として機能する。
第1のメモリ207は,閾値を記録する。
信号パワー判別部208は,通常モード時に,入力された信号の強度が,第一のメモリ207に記録された前記閾値を超えているか否か判定する。
ID判別部209は,信号パワー判別部208から受信した一連の判定結果から,無線信号で受信したIDを決定し,第二のメモリ210に記録されているIDと照合し,一致しているか否かを判定する。一致している場合には,ID判別部209は,無線通信装置201外に所定の信号を出力する。ID判別部209は,閾値判別部での判別結果の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判別する識別子判別部として機能する。
第二のメモリ210は,IDを記録する。
(無線通信装置201の動作)
以上のように構成された無線通信装置201の動作の一例を図5の流れ図を参照しつつ説明する。
(1)観測モードへの移行(S201〜S203)
無線通信装置201が動作開始すると,干渉波の観測を行う必要があるため,観測モードに入る(S202)。
観測モードの場合,モード切替部202は電源制御部203に観測モードである旨の指示を出す。この指示を受けた電源制御部203は,閾値設定部206の電源をONする。
既述のように,モード切替部202はタイマTを有し,このタイマTにより観測モード,通常モードが切り替えられる。このタイマTは,観測モードおよび通常モードの時間を規定するために用いられる。観測モードおよび通常モードはそれぞれ,時間Ti,Tm継続する。時間Ti,Tmを変更することで,観測モードと通常モードの時間配分,および観測モードが出現する頻度(時間間隔)を調節できる。観測モードへの移行によって,タイマTが時間Tiの計時を開始し,時間Tiの計時が終了するまで観測モードが継続する(S206)。
(2)干渉波の観測(S204〜S206)
整流器204からの入力信号が閾値設定部206に出力され,閾値設定部206は干渉レベルを観測する(S204)。この観測は,観測モードが終了するまで(時間Tiの満了)繰り返される(S206)。
ここで,干渉レベルが許容できる最大レベルを超えているか否かを観測しても良い(S205)。干渉レベルが最大レベルを超えている場合には,観測モードを終了し,通常モードに入る(S203)。これは,観測モード中に正当なIDを受信する可能性があるためで,IDが干渉レベルよりも大きな電力で受信できる場合には,IDをより正確に受信できる可能性が高くなる。
(3)閾値の設定(S207)
干渉レベルが最大レベルを超えていない場合は,タイマTiが満了すると(S206),閾値設定部206は第一のメモリ207に対して,閾値を設定する(S207)。ここで,観測モードの間に観測した最大の干渉レベルよりも所定の小さなレベルだけ大きいレベルを閾値として設定できる。また,前回,通信相手と接続した際の受信レベルを記憶しておき,このレベルと,観測モードの間に観測した最大の干渉レベルとの中間の値を閾値として設定しても良い。
(4)通常モードの継続時間(時間Tm)の設定(S121〜S123)
図3の流れ図に示したように,今回設定した閾値と,前回設定した閾値の差に基づいて,通常モードの継続時間(時間Tm)を設定しても良い(S121)。この差が所定のレベル以上の場合には,時間Tmを短くして,より頻繁に観測モードに入るようにする(S122)。この差が所定のレベル以下の場合(S121),すなわち,あまり変動が無い場合には,時間Tmを長くして,観測モードに入る周期をより長くする(S123)。
(5)通常モードへの移行(S208,S203)
閾値が設定されると,通常モードへ移行する(S208,S203)。通常モードに入ると,モード切替部202は電源制御部203に通常モードである旨の指示を出す。この指示を受けた電源制御部203は信号パワー判別部208の電源をONする。
通常モードへの移行によって,タイマTが時間Tmの計時を開始し,時間Tmの計時が終了するまで通常モードが継続する(S211)。
(6)信号パワーの判別(S203)
整流器204からの入力信号が信号パワー判別部208に出力される。信号パワー判別部208は,入力された信号が,第一のメモリ207に記録されている閾値よりも大きいか否か判別する(S209)。この判別は,通常モードが終了するまで(時間Tmの満了)繰り返される(S211)。
入力された信号が第一のメモリ207に記録されている閾値よりも大きい場合には,信号パワー判別部208はHighと判定する。入力された信号が第一のメモリ207に記録されている閾値よりも小さい場合には,信号パワー判別部208はLowと判定する。このような判定を一連の信号に対して行い,この判定結果はID判別部209に入力される。
(7)IDの判定(S210)
ID判別部209は第二のメモリ210に記録してあるIDと,レベル比較部から入力された信号とが一致するか否か判定する(S210)。一致した場合には,ID判別部209は所定の信号を出力し,動作を終了する。一致しない場合には,時間Tmが満了するまで,信号が入力された場合に,以上の判別が繰り返えされる。
(8)観測モードへの移行(S211,S212)
タイマTmが満了すると(S211),モード切替部202は観測モードに入り(S212),電源制御部203に対して観測モードに入った旨の通知を行う。
以上で説明したように,無線通信装置201において,干渉波を観測する場合,何の信号も入力されなければ,閾値設定部206の電源はONにならない。また,信号が入力された場合でもレベル比較部208及びID判別部209は電源がONにならず,閾値設定部のみが電源がONになる。このため,消費電力を低く抑えつつ,受信した無線信号のレベルをHighかLowか判定するための閾値を設定することが可能となる。
また,干渉レベルよりも大きく,所望の信号の最大パワーよりも小さいレベルを閾値として設定することにより,受信した所望の信号の電力がHighかLowか,ひいては,IDをより正確に判別することが可能となる。
さらに,観測モードの最中に,信号が送信されてきた場合に,信号を判別する通常モードに入ることが可能となり,所望の通信相手からの信号を逃さず,正確に認識することが可能となる。
さらに,干渉波の変動が激しい環境では,頻繁に干渉レベルを観測することになり,また,干渉波の変動があまり激しくない環境では,干渉レベルを観測する周期を減らすことになり,所望の通信相手から信号の受信をより確実に行うことが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について,図6のブロック図と図7の流れ図とを参照しつつ説明する。
図6は本発明の第3の実施の形態に係わる無線通信装置301の構成例を示すブロック図である。無線通信装置301は,所定のレベル以上の信号を受信すると,信号パワー判別部308が所定の信号を出力する。その結果,図示しない電源のON/OFFが制御され,図示しない主装置が起動される。
無線通信装置301は,モード切替部302と,電源制御部303,整流器304と,閾値設定部306と,第一のメモリ307と,信号パワー判別部308とを含む。即ち,無線通信装置301は,無線通信装置201のID判別部209,第2のメモリ210に対応する構成を有しない。
モード切替部302は,通常モードと,観測モードを交互に切り替える。この切り替えには,第1の実施形態と同様に,モード切替部302に設置されるタイマT(図示せず)を用いることができる。モード切替部302は,観測モード,通常モード(第1,第2のモード)に交互に切り替わる切替部として機能する。
通常モードでは,受信した信号が予め設定された所定の閾値を超えているか否かが判定される。観測モードでは,無線干渉波のレベルを観測して,この閾値が設定される。
電源制御部303は,図示しない電源を制御し,通常モードの場合に信号パワー判別部308に電力を供給し,観測モードの場合,閾値設定部306に電力を供給する。
整流器304は,受信した無線信号の電力を直流電力に変換して,電源制御部303および信号パワー判別部308に出力する。
閾値設定部306は,観測モード時に入力された信号に基づき閾値を決定し,第一のメモリ307に記録する。閾値設定部306は,整流器で生成される直流信号の強度に基づき閾値を決定する閾値決定部として機能する。
第1のメモリ307は,閾値を記録する。
(無線通信装置301の動作)
以上のように構成された無線通信装置301の動作の一例が図7の流れ図に示される。図7では,第2の実施形態の図5でのIDの判定(S210)が省略されている。その他の点では,第2の実施形態と特段の相違が無いので,詳細な説明を省略する。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について,図8のブロック図と図9の流れ図とを参照しつつ説明する。
図8は本発明の第4の実施の形態に係わる無線通信装置401の構成例を示すブロック図である。無線通信装置401は,所定のIDを受信すると,ID判別部409が所定の信号を出力する。その結果,図示しない電源のON/OFFが制御され,図示しない主装置が起動される。
無線通信装置401は,電源制御部403,整流器404と,閾値設定部406と,第一のメモリ407と,信号パワー判別部408と,ID判別部409,第二のメモリ410と,第三のメモリ411とを含む。
電源制御部403は,図示しない電源を制御し,閾値設定部406に電力を供給する。また,電源制御部403は,閾値設定部406からの指示に従って電源を制御し,トレーニング系列の相関値計算後に信号パワー判別部408およびID判別部409に電力を供給する。
整流器404は,受信した無線信号の電力を直流電力に変換して,電源制御部403および信号パワー判別部408に出力する。
閾値設定部406は,以下を実行する。
・第三のメモリ411に記録された所定のトレーニング系列と,受信した信号との相関値を計算する。
・計算された相関値が第三のメモリ411に記録された所定の値よりも大きい場合にはトレーニング系列を受信したものと判定し,そのときの最大受信電力と最小受信電力との間の値をHighかLowかを判定する所定の閾値として決定して第一のメモリ407に記録する。なお,トレーニング系列の受信中は,無線通信装置401が観測モード(無線干渉波のレベルを観測して,受信した無線信号の強度を判定するための閾値を設定するためのモード)であると言って良い。
・トレーニング系列の受信の終了を認識すると,電源制御部403に対して,信号パワー判別部408に電力を供給するように指示する。例えば,トレーニング系列を送信する回数Nを予め決めておき,トレーニング系列を受信した回数がこの回数Nに達したことで,トレーニング系列の受信の終了を判定できる。なお,トレーニング系列の受信の終了は,無線通信装置401が,観測モードから通常モード(受信したIDが予め設定されたIDと一致するか否かを判定するためのモード)に移行することを意味する。
閾値設定部406は,以下として機能する。
・整流器によって生成される直流信号の時間的変化が,所定の信号系列(トレーニング系列)と対応するか否かを判別する系列判別部
・系列判別部が前記直流信号の時間的変化が所定の信号系列と対応すると判別したときの前記直流信号の強度の最大値と最小値の間の値を閾値として決定する閾値決定部
第1のメモリ407は,閾値を記録する。
信号パワー判別部408は,入力された信号の強度が,第一のメモリ407に記録された閾値を超えているか否か判定する。信号パワー判別部408は,整流器で生成される直流信号の強度が前記閾値決定部で決定された閾値より大きいか否かを判別する閾値判別部として機能する。
ID判別部409は,信号パワー判別部408から受信した一連の判定結果から,無線信号で受信したIDを決定し,第二のメモリ410に記録されているIDと照合し,一致しているか否かを判定する,一致している場合には,ID判別部409は,無線通信装置401外に所定の信号を出力する。ID判別部409は,閾値判別部での判別結果の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判別する識別子判別部として機能する。
第二のメモリ410は,IDを記録する。第三のメモリ411は,所定のトレーニング系列および相関値の閾値を記録する。
(無線通信装置401の動作)
以上のように構成された無線通信装置401の動作の一例を図9の流れ図を参照しつつ説明する。
(1)トレーニング系列の受信・相関値の計算(S401〜S403)
無線通信装置401は,通信相手から少なくとも1回以上の規定回数だけ,所定のトレーニング系列を受信し,その後IDを受信するものとする。このトレーニング系列の受信中は,無線通信装置401が観測モードであることを意味する。
電源制御部403は通常は閾値設定部406に電源を供給する。閾値設定部406は,整流器404からの入力信号と,第三のメモリ411に記録されているトレーニング系列との相関値を計算する。
図10の(A)は,トレーニング系列の一例を表す。トレーニング系列は無線通信装置401及びその通信相手(例えば,無線端末)で既知の信号である。なお,図10の(A)は,見やすさのために,(B),(C)に対してトレーニング系列を拡大して表している。
無線端末は,既知のトレーニング系列TRをN(>=1)回繰り返し送信してからIDを送信する(図10(B)参照)。無線通信装置は,受信信号と既知のトレーニング系列とのスライディング相関を計算する。
この時点では,信号パワー判別部403,及びID判別部409には電源は供給されていない。閾値設定部406が計算した相関値が第三のメモリ411に記録される閾値を超えた場合には,トレーニング系列を受信したものと判定する(S402)。
(2)閾値の設定(S405)
閾値設定部406は,トレーニング系列を予め定められた回数受信したか否か判定する(S403)。受信回数が所定値に達していない場合には,引き続き,整流器404からの出力信号と第三のメモリ411に記録されたトレーニング系列との相関値を計算し,該相関値が第三のメモリ411に記録されている相関値の閾値を超えているか否かの判断を継続する。
一方,受信回数が所定値に達した場合には,閾値設定部406は第一のメモリ407に対して,受信信号をHighかLowか判別するための閾値を設定する(S405)。このトレーニング系列の受信の終了(閾値の設定)は,無線通信装置401が,観測モードから通常モードに移行することを意味する。
TR#1〜TR#N受信電力系列を平均した系列から,雑音電力PnとHIGHレベル時の受信電力Pwを測定し,これらを基に閾値Pthを設定する(図10(C))。HIGHレベル時の受信電力Pw,希望波受信電力Pd,雑音電力Pnには,Pw=Pd+Pnの関係が有る。
閾値Pthは,次のようにPdとPd+Pnの中央値とすることができる。即ち,受信した全トレーニング系列の受信電力系列を平均した系列の最小受信電力Pnと最大受信電力Pwの中央値とする。
Pth=(Pn+Pw)/2=(Pn+(Pd+Pn))/2=Pd/2+Pn
また,Pn+αや,Pd−αなどをPthとして設定しても良い。この前者は,最小受信電力値Pnにある所定の値αを加えた値を閾値Pthとして設定している。
このように閾値を第一のメモリ407に設定した閾値設定部406は,電源制御部403に対して,信号パワー判別部408およびID判別部409に電源を供給するように指示する。このとき,閾値設定部406への電源の供給が停止される。
(3)信号パワーおよびIDの判別(S405,S406)
電源を供給された信号パワー判別部408は,整流器404から入力される電力を,第一のメモリ407に記録されている閾値と比較し,HighかLowかを判別し(S405),判別結果をID判別部409に入力する。
信号パワー判別部408から一連の判別結果を入力されたID判別部409は,該一連の判別結果を,第二のメモリ411に記録されているIDと比較する(S406)。IDと一致していれば,ID判別部409は所定の信号を出力し,動作を終了する(S407)。
一方,IDと一致していない場合には,ID判別部409は,電源制御部403に対して,閾値設定部406に電源を供給するように指示する。このとき,信号パワー判別部408およびID判別部409への電源の供給が停止される。この結果,トレーニング系列の受信に戻る。
以上で説明したような動作により,無線通信装置401では,信号パワー判別部408及びID判別部409には電源を供給せずに,ID受信の直前に干渉波のレベルを観測し,この観測結果に応じて受信信号がHighかLowかを判別するための閾値を設定できる。この閾値の設定(トレーニング系列の受信の終了)の前後で,無線通信装置401が観測モードから通常モードに移行する。但し,これらのモードを明示的に識別する手段を無線通信装置401に設けなくても差し支えない。
また,IDを受信する可能性がある場合にのみ,信号パワー判別部408とID判別部409に電源を供給するため,消費電力を低く抑えつつ,受信した無線信号のレベルをHighかLowか判定するための閾値を設定でき,IDの判別が可能となる。
また,トレーニング系列の後にIDが送信されてくる場合には,IDを受信する直前に干渉波を測定することになり,IDをより正確に判別することが可能となる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について,図11のブロック図と図12の流れ図とを参照しつつ説明する。
図11は本発明の第5の実施の形態に係わる無線通信装置501の構成例を示すブロック図である。無線通信装置501は,所定のIDを受信すると,ID判別部509が所定の信号を出力する。その結果,図示しない電源のON/OFFが制御され,図示しない主装置が起動される。
無線通信装置501は,電源制御部503,整流器504と,第一のメモリ507と,ID判別部509とを含む。
電源制御部503は,図示しない電源を制御し,整流器504が信号を受信開始した場合にID判別部509に電力を供給する。
整流器504は,受信した無線信号の電力を直流電力に変換して,電源制御部503およびID判別部509に出力する。
第1のメモリ507は,所定のIDと,該IDを受信したと判定する相関値の閾値を記録する。
ID判別部509は,整流器504から入力された一連の電力と,第一のメモリ507に記録された所定のIDとの相関値を計算し,第一のメモリ507に記録された所定の値よりも大きい場合には該所定のIDを受信したものと判定する。ID判別部509は,整流器によって生成される直流信号の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判別する識別子判別部として機能する。
(無線通信装置501の動作)
以上のように構成された無線通信装置501の動作の一例を図12の流れ図を参照しつつ説明する。ここでは,無線通信装置501は,通信相手から少なくとも1回以上のIDを受信し,受信したIDが所定のIDと一致するか否か判定する。
無線通信装置501が動作を開始すると(S501),電源制御部503は図示しない電源を制御しID判別部509に対して電源を供給させる。また,整流器504は,信号を受信した場合,電力をID判別部509に入力する。第一のメモリ507には,予め定められた所定のIDが記録されており,ID判別部509は,整流器504からの入力信号と,第一のメモリ507に記録されているIDとの相関値を計算する(S502)。
第一のメモリ507には,相関値の閾値も記録されており,ID判別部509が計算した相関値が該閾値を超えた場合には(S503),所定のIDを受信したものと判定し,ID判別部509は所定の信号を出力して動作を終了する(S504)。一方,ID判別部509が計算した相関値が該閾値を超えない場合には,引き続き受信信号とIDとの相関値の計算を行う。
以上説明した動作により,無線通信装置501において,干渉波のレベルを観測することなく,IDを判別することが可能となる。また,IDを受信する前にトレーニング系列を受信すること等を必要とせず,簡易なID判別が可能となる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について,図13のブロック図と図14及び図15のシーケンス図とを参照しつつ説明する。
図13は本発明の第6の実施の形態に係わる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。無線通信システムは,無線通信装置601及び主装置611,無線端末621から構成される。
無線端末621が所定のIDを送信し,無線通信装置601が該IDを正常に受信した場合,無線通信装置601から無線端末621に対して,IDを正常に受信した旨を示す応答信号を送信する。
無線通信装置601は,無線端末621から信号を受信し,所定のIDと一致するか否か判定し,一致する場合には,主装置611に対して,IDを正常に受信した旨を示す応答信号を送信するように指示する。すなわち,無線通信装置601は,例えば第1〜第5の実施形態に係る無線通信装置101〜501としても良い。また,主装置611は少なくとも,該応答信号を送信することができる無線送信部612を含んで構成される。
一方,無線端末621は,少なくとも所定のIDを送信することが可能な無線送信部623と,少なくとも主装置611内の無線送信部612が送信する無線信号を受信可能な無線受信部622とを含んで構成される。
以上のように,無線通信装置601と,主装置611と,無線端末621とを含んで構成された無線通信システムの動作の一例を図14と図15のシーケンス図を参照しつつ説明する。
まず無線端末621では,無線送信部623が所定のIDを送信する。ここで,図15に示すように,トレーニング系列を所定回数送信し,その後IDを送信しても良いし,図14に示すようにIDのみを送信しても良い。
無線送信部623はIDを送信した後タイマを起動する。該IDを無線通信装置601が正常に受信すると主装置611内の無線送信部612から応答が返信されるが,タイマがタイムアウトするまでに該応答を無線受信部622が受信できない場合には,無線送信部623はIDを再度送信する。
なお,図14及び図15ともに最初の2回のID送信に対して,無線受信部622が応答を受信できない場合を一例として示している。
無線送信部623の三回目のID送信により,無線通信装置601が該IDを受信し,該無線通信装置が記録しているIDと一致した場合には,主装置611内の無線送信部612に応答指示を出す。
ここで,図15に示すように,通常は主装置611の電源を切っておき,無線通信装置601がIDを正常に受信した場合に主装置611に電源ONの指示を出しても良い。
応答指示を受けた無線送信部612は無線端末621に対して応答を送信する。無線受信部622は該応答を正常に受信すると,その旨を示す応答表示を無線送信部623に送信する。無線送信部623において,タイマがタイムアウトする前に該応答表示を受信すると,主装置611と通信可能な状態になったものと判断する。
なお,無線送信部623がID,または少なくとも1つ以上のトレーニング系列とIDを送信する際に,再送回数が増すたびに,送信電力レベルを大きくしていっても良い。つまり,送信電力レベル1<送信電力レベル2<送信電力レベル3,と仮定した場合,図15に示すように,一回目のID送信の際は送信電力レベル1で行い,該ID送信に対して応答を受信できずに,二回目のID送信を行う際には送信電力レベル2で行う。さらに,該ID送信にたしても応答を受信できない場合には,さらに大きな送信電力レベル3で,無線送信部623がID送信を行う。
該ID送信に対して,無線受信部622が応答を正常に受信した場合には,無線送信部623はその後の主装置611との通信においては,送信電力レベル3で送信を行っても良い。
以上で説明した動作により,無線通信装置がIDを正常に受信できたか否か,通信相手である無線端末が認識することが可能となる。また,無線通信装置がIDを正常に受信できない場合,無線端末がIDを繰り返し送信することにより,他の無線機器等からの干渉が存在する環境においても,無線通信装置がIDを正常に受信する確率を高めることが可能となる。
さらに,無線通信装置がIDを正常に受信できない場合,無線端末が送信電力を徐々に大きくしながら繰り返してIDを送信することにより,無線端末の送信電力を低く抑えつつ,無線通信装置がIDを正常に受信する確率を高めることが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1の実施の形態に係わる無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 無線通信装置の動作手順の一例を表す流れ図である。 無線通信装置の動作手順の一部の一例を表す流れ図である。 第2の実施の形態に係わる無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 無線通信装置の動作手順の一例を表す流れ図である。 第3の実施の形態に係わる無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 無線通信装置の動作手順の一例を表す流れ図である。 第4の実施の形態に係わる無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 無線通信装置の動作手順の一例を表す流れ図である。 トレーニング系列の構成例を示す模式図である。 第5の実施の形態に係わる無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 無線通信装置の動作手順の一例を表す流れ図である。 第6の実施の形態に係わる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 無線通信システムでの信号の流れの一例を表すシーケンスズである。 無線通信システムでの信号の流れの一例を表すシーケンスズである。
符号の説明
101…無線通信装置,102…モード切替部,103…電源制御部,104…整流器,105…スイッチ,106…閾値設定部,107…メモリ,108…レベル比較部,109…判別部,110…メモリ

Claims (9)

  1. 第1,第2のモードに交互に切り替わる切替部と,
    受信した無線信号を整流して直流信号を生成する整流器と,
    前記第1のモードのときに,前記整流器で生成される直流信号の,所定時間内に計測された強度に,所定の値を加算した値を閾値として決定する閾値決定部と,
    前記第2のモードのときに,前記整流器で生成される直流信号の強度が前記閾値決定部で決定された閾値より大きいか否かを判別する閾値判別部と,
    前記第2のモードのときに,前記閾値判別部での判別結果の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判別する識別子判別部と,
    前記識別子判定部が,前記直流信号の時間的変化が所定の識別子と対応すると判定した場合に,所定の信号を送信する送信部と,
    電源を制御して,前記第1のモードのときに前記閾値決定部に電力を供給させ,前記第2のモードのときに前記閾値判別部および前記識別子判別部に電力を供給させる電源制御部と,
    を具備する無線通信装置。
  2. 前記第1のモードのときに前記整流器からの直流信号を前記閾値決定部に印加し,前記第2のモードのときに前記整流器からの直流信号を前記閾値判別部に印加する切り替えスイッチをさらに具備する請求項に記載の無線通信装置。
  3. 前記閾値決定部が,前記直流信号の所定時間内での最大強度に,所定の値を加算した値を前記閾値として決定する請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記閾値判別部で閾値よりも大きいと判断されたときの,前記直流信号の第1の強度を記憶する第1の記憶部と,
    前記第1のモードのときの,前記直流信号の第2の強度を記憶する第2の記憶部と,をさらに具備し,
    前記閾値決定部が,前記第1,第2の強度の間の値を前記閾値として決定する請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1のモードのときに,前記整流器で生成される直流信号の強度が所定の値を超えた場合,前記切替部が第2のモードに切り替わる請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記閾値設定部によって決定される今回の閾値と前回の閾値との差が所定値以上の場合に,前記第2のモードが継続する期間を短くする期間制御部をさらに具備する請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  7. 前記閾値設定部によって決定される今回の閾値と前回の閾値との差が所定値より小さい
    場合に,前記第2のモードが継続する期間を長くする期間制御部をさらに具備する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の無線通信装置と,
    前記所定の識別子を前記無線通信装置に送信し,かつ前記無線通信装置からの前記所定の信号が所定期間以内に受信されない場合,前記所定の識別子を再度送信する無線端末と,
    を具備する無線通信システム。
  9. 前記所定の識別子の再度の送信のときの送信電力が,前記所定の識別子の送信のときの送信電力より大きい請求項記載の無線通信システム。
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