JP4801927B2 - 発光素子駆動制御装置、発光素子駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定要因の変化状態(例えばバッテリーの電圧値の残量度合)を発光素子の点灯/消灯状態で確認するのに好適となる、発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置に関する。
携帯可能な電子機器(例えばノート型パーソナルコンピュータ)は、バッテリーが装着されることで、当該バッテリーからの電源供給を受けて動作するものである。ここで、バッテリーからの電源供給能力は、ユーザによる電子機器の使用とともに低下し、やがて電子機器を正常動作させるだけのレベルの電源供給は不可能となる。特に、電子機器が正常動作している過程において、バッテリーが当該電子機器を正常動作させるだけの電源供給をできなくなった場合、電子機器は本来実行すべき動作を停止したり、誤動作したりすることとなる。このような不都合を解消するため、携帯可能な電子機器に装着されたバッテリーの電圧値の残量度合(所定要因の変化状態)を確認するための技術が開示されている(例えば特許文献1)。バッテリーの状態を確認する技術としては、バッテリーの残りの使用可能時間を演算してディスプレイに数字表示する技術、バッテリーの残量の度合をインジケーター表示する技術等が知られている。尚、後者のインジケーター表示技術には、例えば複数のLEDが適用される。上記の複数のLEDは、例えば電子機器に装着されるバッテリーパックの一部にインジケーター状(一列に並んだ状態)に設けられる。
以下、図12及び図13を参照しつつ、LEDを用いるインジケーター表示技術の一例について説明する。図12は、従来の発光素子駆動装置の一例を示す回路ブロック図である。尚、図12においては、5個のLED1乃至5(発光素子)を選択的にスタティック駆動することとする。図13は、従来の発光素子駆動装置の他の例を示す回路ブロック図である。尚、図13においては、5個のLED101乃至105(発光素子)を選択的にダイナミック駆動することとする。更に、図13において図12と同一構成については、同一番号を付してその説明を省略する。
<<<スタティック駆動型の発光素子駆動装置>>>
図12において、バッテリー残量検出部13は、電子機器を動作させるために当該電子機器に装着されたバッテリー14の残量(現時点で充電されている電圧値)を検出するものである。例えば、バッテリー残量検出部13は、バッテリー14の残量を所定時間間隔で定期的に検出し、この検出された残量を2値化されたバッテリー残量データとして出力するものである。即ち、バッテリー残量データは、所定時間間隔ごとに更新されることとなる。
マイクロコンピュータ6は、外部のバッテリー残量検出部13から供給されるバッテリー残量データに基づいて、5個のLED1乃至5の何れかを選択的に点灯/消灯させるべくスタティック駆動するためのものである。即ち、マイクロコンピュータ6は、バッテリー14の残量範囲を例えば空状態から満充電状態までの範囲で5分割しており、バッテリー14の残量が1/5未満の場合はLED1のみを点灯させ、バッテリー14の残量が1/5以上2/5未満の場合はLED1、2を点灯させ、バッテリー14の残量が2/5以上3/5未満の場合はLED1乃至3を点灯させ、バッテリー14の残量が3/5以上4/5未満の場合はLED1乃至4を点灯させ、更に、バッテリー14の残量が4/5以上の場合は全LED1乃至5を点灯させることとする。各LED1乃至5のアノードは、当該LED1乃至5の電流を制限するための制限抵抗7乃至11を介して、マイクロコンピュータ6の電源電圧用ポートVDDと接続される。一方、各LED1乃至5のカソードは、当該LED1乃至5を点灯/消灯させるための制御ポートC1乃至C5と接続されている。更に、電源電圧用ポートVDDと制御ポートC6との間には、バッテリー14の残量を確認するためのスイッチ12が接続されている。このスイッチ12は、ユーザがバッテリー14の残量を確認する際に操作するものであるが、操作している間のみ閉じ(オン)、操作していないときは開いた状態(オフ)となる構造を呈していることとする。制御ポートC6はマイクロコンピュータ6の例えば外部(マイクロコンピュータ6の内部でもよい)において抵抗15を介して接地されている。また、制御ポートC6は、スイッチ12がオフ(開)のときにマイクロコンピュータ6内部においてローレベルにプルダウンされるポートである。
バッテリー14の残量を確認するためにスイッチ12を操作(閉状態)すると、マイクロコンピュータ6の制御ポートC6は電源電圧用ポートVDDの電圧レベルまでプルアップされることによって、ローレベルからハイレベルへ変化する。マイクロコンピュータ6は、制御ポートC6がハイレベルへ変化したことを検出し、この検出結果を割り込み要求としてバッテリー14の残量の度合をLED表示するためのプログラムを実行開始する。
先ず、マイクロコンピュータ6は、バッテリー残量検出部13において検出されているバッテリー残量データを取得する。そして、マイクロコンピュータ6は、演算処理プログラムに従って、当該バッテリー残量データがLED1乃至5のうちどのLEDの点灯を指示するものであるのかを求める。例えば、このときのバッテリー14の残量が2/5以上3/5未満であるときは、バッテリー残量データはLED1乃至3を点灯させることを指示する内容となる。この場合、マイクロコンピュータ6は、制御ポートC1、C2、C3をローレベルとし、制御ポートC4及びC5をハイレベルとする。これにより、LED1乃至3がマイクロコンピュータ6のプログラムで定められた時間だけ点灯し、ユーザはバッテリー14の残量が2/5以上3/5未満であることを確認できることとなる。
尚、バッテリー14の残量が上記以外の場合でも、バッテリー残量データに応じて制御ポートC1乃至C5のレベルを変更することによって、バッテリー14の残量に応じたLED1乃至5の何れかを点灯させることができる。
<<<ダイナミック駆動型の発光素子駆動装置>>>
図13において、マイクロコンピュータ106は、外部のバッテリー残量検出部13から供給されるバッテリー残量データに基づいて、5個のLED101乃至105の何れかを選択的に点灯/消灯させるべくダイナミック駆動するためのものである。即ち、マイクロコンピュータ106は、バッテリー14の残量範囲を例えば空状態から満充電状態までの範囲で5分割しており、バッテリー14の残量が1/5未満の場合はLED101のみを点灯させ、バッテリー14の残量が1/5以上2/5未満の場合はLED101、102を点灯させ、バッテリー14の残量が2/5以上3/5未満の場合はLED101乃至103を点灯させ、バッテリー14の残量が3/5以上4/5未満の場合はLED101乃至104を点灯させ、更に、バッテリー14の残量が4/5以上の場合は全LED101乃至105を点灯させることとする。LED101及び102のアノードは、当該LED101及び102の電流を制限するための制限抵抗107を介して、マイクロコンピュータ106の制御ポートC103と接続される。また、LED103及び104のアノードは、当該LED103及び104の電流を制限するための制限抵抗108を介して、マイクロコンピュータ106の制御ポートC102と接続される。また、LED105のアノードは、当該LED105の電流を制限するための制限抵抗109を介して、マイクロコンピュータ106の制御ポートC101と接続される。一方、LED101、103、105のカソードはマイクロコンピュータ106の制御ポートC104と接続され、LED103及び104のカソードはマイクロコンピュータ106の制御ポート105と接続される。更に、電源電圧用ポートVDDと制御ポートC106との間には、バッテリー14の残量を確認するためのスイッチ110が接続されている。このスイッチ110は、ユーザがバッテリー14の残量を確認する際に操作するものであるが、操作している間のみ閉じ(オン)、操作していないときは開いた状態(オフ)となる構造を呈していることとする。制御ポートC106はマイクロコンピュータ106の例えば外部(マイクロコンピュータ106の内部でもよい)において抵抗111を介して接地されている。また、制御ポートC106は、スイッチ110がオフ(開)のときにマイクロコンピュータ106内部においてローレベルにプルダウンされるポートである。
バッテリー14の残量を確認するためにスイッチ110を操作(閉状態)すると、マイクロコンピュータ106の制御ポートC106は電源電圧用ポートVDDの電圧レベルまでプルアップされることによって、ローレベルからハイレベルへ変化する。マイクロコンピュータ106は、制御ポートC106がハイレベルへ変化したことを検出し、この検出結果を割り込み要求としてバッテリー14の残量の度合をLED表示するためのプログラムを実行開始する。
先ず、マイクロコンピュータ106は、バッテリー残量検出部13において検出されているバッテリー残量データを取得する。そして、マイクロコンピュータ106は、演算処理プログラムに従って、当該バッテリー残量データがLED101乃至105のうちどのLEDの点灯を指示するものであるのかを求める。例えば、このときのバッテリー14の残量が2/5以上3/5未満であるときは、バッテリー残量データはLED101乃至103を点灯させることを指示する内容となる。この場合、マイクロコンピュータ106は、制御ポートC103をハイレベルにするとともに、制御ポートC104と制御ポートC102及びC105とをそれぞれ所定周波数(例えば100Hz)で且つ逆相状態でハイレベルおよびローレベルとする。更に、マイクロコンピュータ106は、制御ポートC101をローレベルとする。これにより、LED101及び103とLED102とは、それぞれ所定周波数で相補的に、マイクロコンピュータ6のプログラムで定められた時間だけ点灯と消灯を繰り返すこととなる。ここで、LEDが例えば100Hzで点灯と消灯を繰り返した場合、人間の肉眼では常時点灯しているように見える。つまり、ユーザはバッテリー14の残量が2/5以上3/5未満であることを確認できることとなる。
尚、バッテリー14の残量が上記以外の場合でも、バッテリー残量データに応じて制御ポートC101乃至C105のレベルを変更することによって、バッテリー14の残量に応じたLED101乃至105の何れかを点灯させることができる。
特開2004−14228
しかしながら、図12に示すスタティック駆動型の発光素子駆動装置の場合、マイクロコンピュータ6に対して、LEDの数に1対1に対応する数の制御ポート(図12の場合は5個)を設ける必要がある。そのため、LEDの数に比例してマイクロコンピュータ6の全ポート数が増加して当該マイクロコンピュータ6の大型化を招く問題がある。
一方、図13に示すダイナミック駆動型の発光素子駆動装置の場合、マイクロコンピュータ106に対してLEDを点灯させるために設けなければならない制御ポート数は、破線で囲まれたLED群を構成するLED(アノード共通)の数と、当該LED群自体の数との和となる(図13の場合は5個)。ダイナミック駆動型の発光素子駆動装置は、スタティック駆動型の発光素子駆動装置と比較して、LEDの数が増加すればするほど制御ポートの数を抑えることが可能となる。詳しくは、このダイナミック駆動型の発光素子駆動装置がスタティック駆動型と比較して制御ポート数を低減できる効果が現れるのは、LEDの総数が6個以上となるときである。それ以外では、LEDの総数が1乃至3個の場合には、スタティック駆動型の発光素子駆動装置の方が、ダイナミック駆動型の発光素子駆動装置と比較して、制御ポート数は逆に少なくなる。また、LEDの総数が4個又は5個の場合には、スタティック駆動型及びダイナミック駆動型の発光素子駆動装置ともに制御ポート数は等しくなる。
ところで、バッテリー14の残量を、バッテリーパックに内蔵した複数のLEDを用いてインジケーター表示させる場合、当該LEDの個数としては例えば4個又は5個を用いるのが一般的となりつつある。しかし、図12及び図13の発光素子駆動装置で説明した通り、LED総数が4個又は5個である場合、当該LEDを点灯させるために設けなければならない制御ポート数は4個又は5個となり、当該制御ポート数を3個以下とすることは困難であった。このため、4個又は5個のLEDを点灯制御する発光素子駆動装置では、マイクロコンピュータ6、106の制御ポート数を3個以下に削減することができず、当該マイクロコンピュータ6、106を小型化及びコストダウンできない問題があった。更にはLEDが設けられているディスプレイ基板と、マイクロコンピュータ6、106が設けられている基板との間を接続する配線の本数も削減することができず、装置自体をコストダウンできない問題もあった。
そこで、本発明は、4個又は5個の発光素子を選択的に駆動するために要するポート数を、従来に比べて削減できる発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための発明は、2個の発光素子を逆向きで並列接続した第1発光素子群の一端側が接続されるとともに、予め定められた固定電圧との間で単一発光素子が接続される第1ポートと、前記第1発光素子群の他端側が接続されるとともに、2個の発光素子を逆向きで並列接続した第2発光素子群の一端側が接続される第2ポートと、前記第2発光素子群の他端側が接続される第3ポートと、前記第1、第2、第3ポートのそれぞれを、連続する所定期間ごとに、第1電圧が現れる状態、第2電圧(<前記第1電圧)が現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部と、を備え、前記第1、第2、第3ポートの状態に応じて、前記第1発光素子群及び前記第2発光素子群を構成する発光素子と前記単一発光素子と選択的に駆動することを特徴とする発光素子駆動制御装置である。
また、2個の発光素子を逆向きで並列接続した第1発光素子群と、2個の発光素子を逆向きで並列接続した第2発光素子群と、単一発光素子と、前記第1発光素子群の一端側が接続されるとともに、予め定められた固定電圧との間で前記単一発光素子が接続される第1ポートと、前記第1発光素子群の他端側が接続されるとともに、前記第2発光素子群の一端側が接続される第2ポートと、前記第2発光素子群の他端側が接続される第3ポートと、前記第1、第2、第3ポートのそれぞれを、連続する所定期間ごとに、第1電圧が現れる状態、第2電圧(<前記第1電圧)が現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部と、を備え、前記第1、第2、第3ポートの状態に応じて、前記第1発光素子群及び前記第2発光素子群を構成する発光素子と前記単一発光素子と選択的に駆動することを特徴とする発光素子駆動装置である。
本発明によれば、4個又は5個の発光素子を選択的に駆動するために要するポート数を、従来装置よりも削減できる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===第1実施形態===
図1を参照しつつ、本発明の発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置について説明する。図1は、本発明の発光素子駆動装置を示す回路ブロック図である。尚、図1において、紙面上の一点鎖線で囲んだ構成は発光素子駆動制御装置を示し、発光素子の点灯/消灯制御機能を有する例えばマイクロコンピュータ等の集積回路で構成され、発光素子駆動用の第1プリント基板(不図示)上に配置されているものとする。一方、紙面上の一点鎖線で囲まれていない右側の構成は前記集積回路の外付部品となり、表示用の第2プリント基板(不図示:例えば表示ディスプレイ内の基板)上に配置されているものとする。また、本実施形態においては、本発明の発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置は、例えば、電子機器に電源電圧を供給するべく、当該電子機器に装着されるバッテリーの残量度合をインジケーター表示する目的で使用されることとして以下説明する。
<<<集積回路の外付構成>>>
集積回路201は、前記外付部品である、LED1乃至5、LED1の電流を制限する制限抵抗R1、LED2及び3の電流を制限する制限抵抗R2、LED4及び5の電流を制限する制限抵抗R3が外部接続されるための制御ポートP1、P2、P3を有する。ここで、発光素子であるLED1乃至5のうち、LED1は単一発光素子に対応する。また、互いに逆向きで並列接続されたLED2及び3は第1発光素子群に対応する。また、互いに逆向きで並列接続されたLED4及び5は第2発光素子群に対応する。更に、制御ポートP1乃至P3は各々第1乃至第3ポートに対応する。
詳しくは、制御ポートP1には、第1発光素子群の一端であるLED2のカソード及びLED3のアノードが接続される。更に、制御ポートP1にはLED1のアノードも接続されており、LED1のカソードは制限抵抗R1を介して接地される。
制御ポートP2には、第1発光素子群の他端であるLED2のアノード及びLED3のカソードが制限抵抗R2を介して接続される。更に、制御ポートP2には、第2発光素子群の一端であるLED4のアノード及びLED5のカソードが接続される。
制御ポートP3には、第2発光素子群の他端であるLED4のカソード及びLED5のアノードが制限抵抗R3を介して接続される。
<<<集積回路の内部構成>>>
制御ポートP1乃至P3には、LED1乃至5を選択的に点灯/消灯させるためのロジック回路202乃至204の出力端子が接続される。以下、図2及び図3を参照しつつ、ロジック回路202乃至204の構成の一例及び動作について説明する。図2は、ロジック回路の構成の一例を示す回路図である。図3は、図2のロジック回路の動作を示すタイムチャートである。尚、本実施形態においては、ロジック回路202乃至204に同一のロジック回路を適用することとする。
ロジック回路202(203、204)は、電源電圧VDDと接地との間に直列接続されたP型MOSFET301及びN型MOSFET302と、論理回路(インバータ303、NANDゲート304、NORゲート305)とからなるものである。詳しくは、P型MOSFET301のゲートはNANDゲート304の出力と接続され、N型MOSFET302のゲートはNORゲート305の出力と接続される。NANDゲート304及びNORゲート305の一方の入力端子にはクロック信号Dが共通に供給される。NANDゲート304の他方の入力端子にはインバータ303を介して第1制御信号PZが供給される。NORゲート305の他方の入力端子には第2制御信号NZが供給される。ここで、クロック信号Dとは100Hz程度の周波数の矩形信号である。また、第1制御信号PZは、ハイレベル(一方の論理レベル:第1電圧)であるときにP型MOSFET301をオフする信号である。更に、第2制御信号NZは、ハイレベル(一方の論理レベル:第1電圧)であるときにN型MOSFET302をオフする信号である。P型MOSFET301及びN型MOSFET302の共通接続された各ドレインは制御ポートP1(P2、P3)と接続される。これにより、ロジック回路202(203、204)にクロック信号D、第1制御信号PZ及び第2制御信号NZが適宜供給されることによって、制御ポートP1(P2、P3)は、ハイレベル(第1電圧)が現れる状態、ローレベル(第2電圧:接地)が現れる状態、ハイインピーダンス状態となる。尚、図2の破線で囲まれた論理回路は上記のインバータ303、NANDゲート304、NORゲート305の接続構成に限定されるものではない。クロック信号D、第1制御信号PZ及び第2制御信号NZの各条件に対して、NANDゲート304及びNORゲート305からの論理出力と同一の論理出力が得られる構成であれば、如何なる論理回路でも適用することができる。
クロック信号D、第1制御信号PZ、第2制御信号NZと、制御ポートP1(P2、P3)との関係について、ロジック回路202(203、204)の動作を交えつつ具体的に説明する。
第1制御信号PZ及び第2制御信号NZがともにローレベル(他方の論理レベル)である場合(図3の期間A)、NANDゲート304及びNORゲート305の出力はクロック信号Dのレベルに応じて変化する。例えば、クロック信号Dがローレベルであるとき、NANDゲート304及びNORゲート305はともにハイレベルを出力する。このとき、N型MOSFET302がオンして制御ポートP1(P2、P3)はローレベルとなる。一方、クロック信号Dがハイレベルであるとき、NANDゲート304及びNORゲート305はともにローレベルを出力する。このとき、P型MOSFET301がオンして制御ポートP1(P2、P3)はハイレベルとなる。従って、この場合、制御ポートP1(P2、P3)は、クロック信号Dのハイレベル及びローレベルがそのまま出力される状態となる。
次に、第1制御信号PZがハイレベルであり且つ第2制御信号NZがローレベルである場合(図3の期間B)、NANDゲート304はクロック信号Dのレベル変化に関わらずハイレベルを出力する。一方、NORゲート305の出力はクロック信号Dのレベルに応じて変化する。例えば、クロック信号DがローレベルであるときにNORゲート305はハイレベルを出力し、クロック信号DがハイレベルであるときにNORゲート305はローレベルを出力する。つまり、クロック信号Dがローレベルであるとき、P型MOSFET301がオフするとともにN型MOSFET302がオンして制御ポートP1(P2、P3)はローレベルとなる。一方、クロック信号Dがハイレベルであるとき、P型MOSFET301及びN型MOSFET302がともにオフして制御ポートP1(P2、P3)はハイインピーダンス状態となる。従って、この場合、制御ポートP1(P2、P3)は、クロック信号Dに同期してローレベル及びハイインピーダンスを繰り返す状態となる。
次に、第1制御信号PZがローレベルであり且つ第2制御信号NZがハイレベルである場合(図3の期間C)、NANDゲート304の出力はクロック信号Dのレベルに応じて変化する。例えば、クロック信号DがローレベルであるときにNANDゲート304はハイレベルを出力し、クロック信号Dがハイレベルであるときにローレベルを出力する。一方、NORゲート305はクロック信号Dのレベル変化に関わらずローレベルを出力する。つまり、クロック信号Dがローレベルであるとき、P型MOSFET301及びN型MOSFET302がともにオフして制御ポートP1(P2、P3)はハイインピーダンス状態となる。一方、クロック信号Dがハイレベルであるとき、P型MODFET301がオンするとともにN型MOSFET302がオフして制御ポートP1(P2、P3)はハイレベルとなる。従って、この場合、制御ポートP1(P2、P3)は、クロック信号Dに同期してハイレベル及びハイインピーダンスを繰り返す状態となる。
次に、第1制御信号PZ及び第2制御信号NZがともにハイレベルである場合(図3の期間D)、NANDゲート304はクロック信号Dのレベル変化に関わらずハイレベルを出力し、NORゲート305はクロック信号Dのレベル変化に関わらずローレベルを出力する。このとき、P型MOSFET301及びN型MOSFET302はともにオフする。従って、この場合、制御ポートP1(P2、P3)はハイインピーダンス状態となる。
このように、ロジック回路202乃至204の出力と接続された制御ポートP1、P2、P3がハイレベル、ローレベル、ハイインピーダンスの何れかの状態に選択的に設定されることによって、LED1乃至5の何れかを点灯/消灯させることが可能となる。
尚、図3において、制御ポートP(P1、P2、P3)に現れる電圧をH(ハイレベル)、Hi−Z(ハイインピーダンス)、L(ローレベル)と示しているが、説明の便宜上、Hi−ZはHとLの間のレベル(例えば中間レベル)として表すものとする。
制御信号発生部205は、ロジック回路202のための第1制御信号PZ1及び第2制御信号NZ1、ロジック回路203のための第1制御信号PZ2及び第2制御信号NZ2、ロジック回路204のための第1制御信号PZ3及び第2制御信号NZ3を発生し、各ロジック回路202乃至204に供給するものである。
ロジック回路202乃至204に供給されるクロック信号は、発振器206が発振する所定周波数の発振クロックを分周器207で所定分周することによって得られる信号である。詳しくは、分周器207の出力側に設けられるスイッチ回路208がS1側に切り替わっている場合、分周器207の分周出力はクロック信号Dとしてロジック回路202及び204のNANDゲート304及びNORゲート305の一方の入力端子に供給される。また、この場合、分周器207の分周出力はインバータ209を介してクロック信号*D(クロック信号Dの反転信号)となり、ロジック回路203のNANDゲート304及びNORゲート305の一方の入力端子に供給される。尚、発振器206としては、セラミック振動子で発振するセラミック発振器、水晶振動子で発振する水晶発振器、抵抗及びコンデンサの値で発振周波数が定まるRC発振器等の何れかを採用することができる(但し、セラミック振動子、水晶振動子は集積回路201の外付部品となる)。また、集積回路201が例えばマイクロコンピュータである場合、発振器206は、当該マイクロコンピュータの動作クロックの発生元である発振器と兼用するものであってもよい(本実施形態では個別の発振器とする)。更に、分周器207は、100Hz程度の分周出力が得られる分周数で構成されることとする。これにより、ロジック回路202乃至204に供給されるクロック信号をハード的に発生する場合、100Hz程度のクロック信号D及び*Dであれば確実に発生できるとともに、ロジック回路202乃至204に対する集積回路201のソフトウエアによる負担を軽減することができる。
バッテリー残量検出部210は、電子機器を動作させるために当該電子機器に装着されたバッテリー211の残量(現時点で充電されている電圧値)を検出するものである。例えば、バッテリー残量検出部210は、バッテリー211の残量を所定時間間隔で定期的に検出し、この検出された残量を2値化されたバッテリー残量データとして出力するものである。即ち、バッテリー残量データは、所定時間間隔ごとに更新されることとなる。尚、バッテリー残量検出部210としては、例えば特開平8−136628号公報に開示されるような周知の技術を適用することができる。
バッテリー残量データ記憶部212は、バッテリー残量検出部210によって検出されたバッテリー残量データを、更新の都度記憶するものである。尚、バッテリー残量データ記憶部212としては、バッテリー211からの電源電圧が供給されて動作するSRAM等を適用することができる。タイマ213は、LED1乃至5を選択的に点灯/消灯させる際の、点灯タイミングを計時するとともに、当該点灯タイミングからの点灯継続時間(ダイナミック駆動時間)を計時するものである。
ROM214は、集積回路201に対して演算処理や各種動作制御を実行させるためのプログラムデータ、テーブルデータ等が予め記憶されたものである。特に、ROM214は、制御信号発生部205がバッテリー211の残量に応じて適宜の第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ3を発生するためのプログラムデータを記憶している。尚、ROM214としては、ROM自体の製造工程でデータが焼き付け固定されるマスクROM、紫外線でデータを一括消去可能であり且つデータの書き込み及び読み出しが可能なEPROM、電気的にデータを消去可能であり且つデータの書き込み及び読み出しが可能なEEPROM(フラッシュROMを含む)等の何れかを適用することができる。
制御部215は、ROM214から読み出されたプログラムデータを解読し、その解読結果に従って各種演算処理を実行したり、各種動作制御のための制御信号を出力したりする。以下、制御部215が有する機能について更に具体的に説明する。
制御部215は、ROM214からのプログラムデータの解読結果に従って、ソフト処理で100Hz程度のクロック信号Dを発生する機能を有する。例えば、チップ面積を縮小するために集積回路201内部に発振器206及び分周器207による自走発振機能を設けない場合や、更には他走発振クロックが供給されるポートがない場合、制御部215が発生するクロック信号Dを使用することとなる。この場合、ROM214には、制御部215自体からクロック信号Dを発生させるためのプログラムとともにスイッチ回路208をS2側に切り替えるためのプログラムが予め書き込まれることとなる。一方、分周器207の分周出力をクロック信号Dとして使用する場合、ROM214には、制御部215がクロック信号Dを発生することを禁止するためのプログラム、発振器206の発振及び停止を指示する指示信号を出力するためのプログラム、及びスイッチ回路208をS1側へ切り替えるためのプログラムが予め書き込まれることとなる。尚、本実施の形態においては、発振器206及び分周器207を設けるため、ROM214には、後者のプログラムが予め書き込まれているものとする。
また、制御部215は、バッテリー残量データ記憶部212に記憶されているバッテリー残量データを読み出し、制御信号発生部205が当該バッテリー残量データに応じたLED1乃至5の何れかを点灯させるための第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ3を出力するように、制御信号発生部205からの信号出力を制御する機能を有する。具体的には、バッテリー211の電圧が空状態のときを電圧最小値と設定し、バッテリー211の電圧が満充電状態のときを電圧最大値と設定する。そして、バッテリー211の電圧最小値と電圧最大値との間を5分割し、バッテリー211の電圧が満充電状態のときの1/5、2/5、3/5、4/5であるときのバッテリー残量データを基準値(以下、バッテリー残量基準データと称する)として、制御部215内のレジスタ等にハード的に書き込んでおく(或いは、ROM214がバッテリー残量基準データをテーブルデータとして記憶していてもよい)。そして、制御部215では、バッテリー残量基準データと、バッテリー残量データ記憶部212に記憶された実際のバッテリー残量データとを比較し、このときの比較結果に応じて適宜ハイレベル又はローレベルとなる第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ3が出力されるように、制御信号発生部205に指示信号を出力する。ここで、LED1乃至5はLED1、2、3、4、5の順に、バッテリー211が収容されるバッテリーパック(不図示)の一部に配設されていることとする。例えば、バッテリー残量データがバッテリー211の満充電状態の1/5未満を示す場合、制御部215は、LED1のみを点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部205に供給する。また、バッテリー残量データがバッテリー211の満充電状態の1/5以上2/5未満を示す場合、制御部215は、LED1及び2を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で相補的に点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部205に供給する。また、バッテリー残量データがバッテリー211の満充電状態の2/5以上3/5未満を示す場合、制御部215は、LED1乃至3を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部205に供給する。また、バッテリー残量データがバッテリー211の満充電状態の3/5以上4/5未満を示す場合、制御部215は、LED1乃至4を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部205に供給する。更に、バッテリー残量データがバッテリー211の満充電状態の4/5以上を示す場合、制御部215は、全LED1乃至5を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部205に供給する。
<<<発光素子駆動装置の動作>>>
図1乃至図4を参照しつつ、発光素子駆動装置の動作について説明する。図4は、図1の要部における動作波形を示すタイムチャートである。尚、図4の紙面上部において縦破線で区切られている区間は、表示されているLEDを点灯させる区間である。
先ず、バッテリー211を内蔵しているバッテリーパック(不図示)が電子機器(例えばノート型パーソナルコンピュータ)本体に装着されて電気接続されると、バッテリー211に充電された電圧が集積回路201に供給される。詳しくは、この充電された電圧は、集積回路201内部の各構成を動作させるための電源電圧VDDとして集積回路201に供給され、特に、バッテリー残量検出部210にはバッテリー211に充電されている電圧がアナログ情報として供給される。
集積回路201は、電源電圧VDDが集積回路201内部の各構成を正常動作させる値に上昇するまでリセットされる。その後、集積回路201は、リセット解除され、定常状態まで上昇した電源電圧VDDが各構成に供給されることによって、LED1乃至5を点灯/消灯させるための制御動作を実行することが可能となる。尚、LED1乃至5を点灯/消灯させるための制御動作は、制御部215がROM214から読み出されたプログラムデータを解読し、この解読の結果制御部215から出力される制御信号や指示信号が適宜の構成に供給されることによって実現される。この際、発振器206とは個別に設けられた発振器(不図示)が電源電圧VDDの投入に従って動作開始することによって、制御部215は上記発振器からの動作クロックが供給されて動作する。
先ず、制御部215は、発振器206を発振開始させるための指示信号を出力する。これにより、発振器206は自己の発振周波数で発振を開始する。発振器206から出力される発振クロックは分周器207で所定分周される。一方、制御部215は、スイッチ回路208をS1側へ切り替えるための指示信号を出力する。これにより、スイッチ回路208はS1側へ切り替えられる。従って、分周器207から得られる100Hz程度の分周出力は、スイッチ回路208を介してクロック信号Dとしてロジック回路202及び204に供給される。このとき、クロック信号Dはインバータ209で反転されてクロック信号*Dとなり、このクロック信号*Dはロジック回路203に供給される。
また、制御部215は、バッテリー211の残量を確認するための指示信号をバッテリー残量検出部210に供給する。これにより、バッテリー残量検出部210はバッテリー211の残量を例えば一定のサンプリング周期で検出し、この検出結果を2値化されたバッテリー残量データとして出力する。このバッテリー残量データは上記一定のサンプリング周期ごとに更新されるデータであり、バッテリー残量データ記憶部212は、更新されたバッテリー残量データを上書き記憶することとなる。そして、制御部215は、バッテリー残量データ記憶部212に現在記憶されているバッテリー残量データを読み出し、予め用意されている、バッテリー211の残量が満充電状態の1/5、2/5、3/5、4/5であることを示すバッテリー残量基準データと比較する。制御部215は、バッテリー残量データ記憶部212から読み出されたバッテリー残量データと予め用意されたバッテリー残量基準データとの比較結果に応じて、制御信号発生部205がLED1乃至5の何れかを適宜点灯/消灯させることができる論理レベルの第1制御信号PZ1乃至PZ3と第2制御信号NZ1乃至NZ3を出力できるような、指示信号を出力する。
例えば、制御部215がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー211の残量が満充電状態の1/5未満であるものと判別した場合、制御部215は、LED1のみをクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部205に供給する。このとき、制御信号発生部205は、指示信号に従って、ロジック回路202に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路203に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ2及びハイレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路204に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びハイレベルの第2制御信号NZ3を供給する。すると、図2の回路図及び図3のタイムチャートから明らかなように、制御ポートP1には、クロック信号Dがそのまま現れる。制御ポートP2及びP3はハイインピーダンス状態となる。これにより、LED1のみが、制御ポートP1がハイレベルとなるときのみ点灯することとなる(点灯時斜線表示)。換言すれば、LED1のみが、制御ポートP1がハイレベル及びローレベルに変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1が100Hz程度で点灯/消灯した場合、LED1が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー211の残量が満充電状態の1/5未満であることを確認することが可能となる。
次に、制御部215がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー211の残量が満充電状態の1/5以上2/5未満であるものと判別した場合、制御部215は、LED1及び2をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部205に供給する。このとき、制御信号発生部205は、指示信号に従って、ロジック回路202に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路203に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びハイレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路204に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びハイレベルの第2制御信号NZ3を供給する。すると、図2の回路図及び図3のタイムチャートから明らかなように、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイインピーダンス状態となり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。制御ポートP3はハイインピーダンス状態となる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP3がハイインピーダンス状態となるため、LED1のみが導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2がハイレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態となるため、LED2のみが導通して点灯する。換言すれば、LED1及び2が、制御ポートP1及びP2のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1、2が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1及び2が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー211の残量が満充電状態の1/5以上2/5未満であることを確認することが可能となる。
次に、制御部215がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー211の残量が満充電状態の2/5以上3/5未満であるものと判別した場合、制御部215は、LED1乃至3をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部205に供給する。このとき、制御信号発生部205は、指示信号に従って、ロジック回路202に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路203に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路204に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びハイレベルの第2制御信号NZ3を供給する。すると、図2の回路図及び図3のタイムチャートから明らかなように、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。制御ポートP3はハイインピーダンス状態となる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2がローレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態となるため、LED1及び3が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2がハイレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態となるため、LED2のみが導通して点灯する。換言すれば、LED1及び3が、制御ポートP1及びP2のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返し、LED2がLED1及び3と相補的に点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1乃至3が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1乃至3が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー211の残量が満充電状態の2/5以上3/5未満であることを確認することが可能となる。
次に、制御部215がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー211の残量が満充電状態の3/5以上4/5未満であるものと判別した場合、制御部215は、LED1乃至4をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部205に供給する。このとき、制御信号発生部205は、指示信号に従って、ロジック回路202に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路203に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路204に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。すると、図2の回路図及び図3のタイムチャートから明らかなように、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。制御ポートP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイインピーダンス状態となり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2がローレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態となるため、LED1及び3が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2がハイレベル、制御ポートP3がローレベルとなるため、LED2及び4が導通して点灯する。換言すれば、LED1及び3が、制御ポートP1及びP2のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返し、LED2及び4がLED1及び3と相補的に点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1及び3とLED2及び4が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1乃至4が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー211の残量が満充電状態の3/5以上4/5未満であることを確認することが可能となる。
更に、制御部215がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー211の残量が満充電状態の4/5以上であるものと判別した場合、制御部215は、全LED1乃至5をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部205に供給する。このとき、制御信号発生部205は、指示信号に従って、ロジック回路202に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路203に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路204に対して、ローレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。すると、図2の回路図及び図3のタイムチャートから明らかなように、制御ポートP1及びP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2がローレベル、制御ポートP3がハイレベルとなるため、LED1、3、5が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2がハイレベル、制御ポートP3がローレベルとなるため、LED2及び4が導通して点灯する。換言すれば、LED1、3、5が、制御ポートP1及びP2のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返し、LED2及び4がLED1、3、5と相補的に点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1、3、5とLED2及び4が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、全LED1乃至5が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー211の残量が満充電状態の4/5以上であることを確認することが可能となる。
また、制御部215は、集積回路201がリセット解除された後、タイマ213に対して計時を開始させるための指示信号を出力する。これにより、タイマ213は、当該指示信号をトリガとして計時を開始するとともに計時開始信号を制御部215に供給する。更に、タイマ213は、計時開始から第1時間(例えば3秒)を計時したときに計時終了信号(オーバーフロー信号)を制御部215に供給する。そして、制御部215は、タイマ213からの計時終了信号が供給されると、内部カウンタ等で計数される第2時間(例えば5秒)経過後に、タイマ213に対して計時を開始させるための指示信号を再び出力する。即ち、タイマ213は、例えば5秒の間隔をおいて3秒を周期的に計時することになる。ここで、制御部215では、タイマ213に対して前記指示信号を供給する前のタイミングにおいて、バッテリー残量データ記憶部212に記憶されているバッテリー残量データを取り込む。特に、タイマ213が第1時間を周期的に計時している場合には、制御部215は、タイマ213から計時終了信号の供給を受けてから、タイマ213に対して前記指示信号を供給するまでの間の第2時間において、バッテリー残量データ記憶部212に記憶されているバッテリー残量データを取り込む。こうして、制御部205は、タイマ213が第1時間を計時する直前に取り込んだバッテリー残量データに対応する指示信号を、タイマ213が第1時間を計時している期間に制御信号発生部205に供給する。このように、タイマ213を用いて、制御部205が、LED1乃至5が点灯を開始するタイミング(計時開始信号)と、LED1乃至5が点灯を継続する時間(計時終了信号)を監視することにより、LED1乃至5は、タイマ213が計時開始信号を出力してから計時終了信号を出力するまでの各第1時間において、周期的にバッテリー211の残量に応じたインジケーター表示を行うことになる。尚、LED1乃至5のインジケーター表示のためのタイマ213の計時方法は、第1実施形態を説明する一例であってこれに限定されるものではない。
第1実施形態において、ここまでは、3個の制御ポートP1乃至P3をハイレベル、ローレベル、ハイインピーダンスの何れかの状態に適宜設定することにより、5個のLED1乃至5をインジケーター表示して5種類の状態表示を実現できることを説明した。しかし、LED1乃至5が上記の5種類の状態表示の他に、更に別の状態表示をできれば、バッテリー211の残量を含む様々な状態を詳細に確認することができる。例えば、バッテリー211の残量が僅かとなってバッテリー211の交換時期であることを知らせる場合や、電子機器に装着されたバッテリー211からの電圧供給が不安定で当該バッテリー211の異常が認められることを知らせる場合など、残量表示以外の表示ができることが望ましい。
先ず、前者のバッテリー211の残量が僅かとなってバッテリー211の交換時期である旨を知らせることを実現する場合、制御部215には、バッテリー211の残量が満充電状態の1/5よりも少ないことを示すバッテリー残量基準データ(例えば、バッテリー211の残量が満充電状態の1/10を示すデータ)が内部のレジスタ等に更に書き込まれているものとする。そして、制御部215がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー211の残量が満充電状態の1/10未満であるものと判別した場合、制御部215は、タイマ213が計時する各第1時間において奇数番のLED1、3、5をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部205に供給する。このとき、制御信号発生部205は、指示信号に従って、ロジック回路202に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路203に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路204に対して、ローレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。すると、図2の回路図及び図3のタイムチャートから明らかなように、制御ポートP1及びP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイインピーダンス状態となる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2がローレベル、制御ポートP3がハイレベルとなるため、LED1、3、5が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2がハイインピーダンス状態、制御ポートP3がローレベルとなるため、全LED1乃至5が消灯する。換言すれば、LED1、3、5が、制御ポートP1乃至P3のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1、3、5が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1、3、4が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー211の残量が満充電状態の1/10未満であって、バッテリー211の交換時期であることを確認することが可能となる。
一方、後者の電子機器に装着されたバッテリー211からの電圧供給が不安定で当該バッテリー211の異常が認められる旨を知らせることを実現する場合、バッテリー残量データ記憶部212から前記各第2時間に読み取られるバッテリー残量データの変化の度合を制御部215が監視するためのプログラムデータと、バッテリー211の異常が認められるものと制御部215が判別する際の基準となるデータとをROM214に予め書き込んでおくことになる。そして、制御部215がバッテリー残量データの変化の度合を監視した結果、バッテリー211に異常が認められるものと判別した場合、制御部215は、タイマ213が計時する各第1時間において偶数番のLED2、4をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部205に供給する。このとき、制御信号発生部205は、指示信号に従って、ロジック回路202に対してハイレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路203に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びハイレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部205は、ロジック回路204に対して、ローレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。すると、図2の回路図及び図3のタイムチャートから明らかなように、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイインピーダンス状態となり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。これにより、制御ポートP3がハイレベルとなる期間では、制御ポートP1及びP2がハイインピーダンス状態となるため、全LED1乃至5が消灯する。一方、制御ポートP3がローレベルとなる期間では、制御ポートP1がローレベル、制御ポートP2がハイレベルとなるため、LED2及び4が導通して点灯する。換言すれば、LED2及び4が、制御ポートP1乃至P3のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED2及び4が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED2及び4が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー211に異常があることを確認することが可能となる。
尚、LED1、3、5又はLED2及び4を点灯させるケースは上記の場合に限られるものではない。しかし、LED1乃至5を用いたバッテリー211の残量のインジケーター表示は、電子機器を通常動作させる場合に行われるものであるため、LED1、3、5又はLED2及び4を点灯させる表示は、電子機器の状態をユーザに緊急に知らせる場合などに行うと効果的である。また、LED1、3、5又はLED2及び4を点灯させる場合、LED1乃至5をインジケーター表示させる場合と比べて、タイマ213が計時する第1時間又は制御部215が計数する第2時間の少なくとも一方を変更し、前者の場合と後者の場合の表示が容易に識別できるようにしてもよい。
以上説明したように、第1実施形態によれば、3個の制御ポートP1乃至P3に対して5個のLED1乃至5を上記のように接続して適宜ダイナミック駆動することにより、7種類の表示状態を作り出すことが可能となる。また、LED1乃至5を、LED1、LED2、LED3、LED5、LED4の順序で配置することにより、バッテリー211の残量が1/5未満、1/5以上2/5未満、2/5以上3/5未満、3/5以上4/5未満、4/5以上となる状態を効果的にインジケーター表示することが可能となる。
===第2実施形態===
図5を参照しつつ、本発明の発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置の他の実施形態について説明する。図5は、本発明の発光素子駆動装置の他の実施形態を示す回路ブロック図である。尚、図5において、紙面上の一点鎖線で囲んだ構成は発光素子駆動制御装置を示し、発光素子の点灯/消灯制御機能を有する例えばマイクロコンピュータ等の集積回路で構成され、発光素子駆動用の第1プリント基板(不図示)上に配置されているものとする。一方、紙面上の一点鎖線で囲まれていない右側の構成は前記集積回路の外付部品となり、表示用の第2プリント基板(不図示:例えば表示ディスプレイ内の基板)上に配置されているものとする。また、本実施形態においては、本発明の発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置は、第1実施形態と同様に、例えば、電子機器に電源電圧を供給するべく、当該電子機器に装着されるバッテリーの残量度合をインジケーター表示する目的で使用されることとして以下説明する。
<<<集積回路の外付構成>>>
集積回路401は、前記外付部品である、LED1乃至5、LED1の電流を制限する制限抵抗R1、LED2及び3の電流を制限する制限抵抗R2、LED4及び5の電流を制限する制限抵抗R3、スイッチSW、当該スイッチSWを閉じることで流れる電流を制限する制限抵抗R4が外部接続されるための制御ポートP1、P2、P3、P4を有する。ここで、発光素子であるLED1乃至5のうち、LED1は単一発光素子に対応する。また、互いに逆向きで並列接続されたLED2及び3は第1発光素子群に対応する。また、互いに逆向きで並列接続されたLED4及び5は第2発光素子群に対応する。更に、制御ポートP1乃至P4は各々第1乃至第4ポートに対応する。尚、スイッチSWは、ユーザが後述するバッテリーの残量を確認する際に操作するものであるが、操作している間のみ閉じ(オン)、操作していないときは開いた状態(オフ)となる構造を呈していることとする。
詳しくは、制御ポートP1には、第1発光素子群の一端であるLED2のカソード及びLED3のアノードが接続される。更に、制御ポートP1には、LED1のアノードとスイッチSWの一端も接続されている。
制御ポートP2には、第1発光素子群の他端であるLED2のアノード及びLED3のカソードが制限抵抗R2を介して接続される。更に、制御ポートP2には、第2発光素子群の一端であるLED4のアノード及びLED5のカソードが接続される。
制御ポートP3には、第2発光素子群の他端であるLED4のカソード及びLED5のアノードが制限抵抗R3を介して接続される。
制御ポートP4には、LED1のカソードが制限抵抗R1を介して接続されるとともに、スイッチSWの他端が制限抵抗R4を介して接続されている。また、制御ポートP4は、集積回路401内部において、プルアップ抵抗R5を介して当該集積回路401のための電源電圧VDDにプルアップされている。ここで、制限抵抗R4とプルアップ抵抗R5の抵抗値を比較した場合、プルアップ抵抗R5の抵抗値の方が制限抵抗R4の抵抗値よりも極めて小さい関係にあることとする(例えばR5=300KΩ、R4=10kΩ)。これにより、スイッチSWが開いているとき、制御ポートP4はプルアップ抵抗R5によりプルアップされて常にハイレベルとなっている。一方、スイッチSWが閉じたとき、スイッチSWの一端は、ロジック回路402内部における所定のインピーダンスを有する素子(不図示)介して接地されることとなる。このとき、制御ポートP4に現れる電圧は電源VDDを抵抗値R5およびR4で分圧した値となるが、上記したようにR5≫R4であるため、制御ポートP4はローレベルと認識されることとなる。尚、制御ポートP4の電源電圧VDDへのプルアップは集積回路401の外部でなされてもよい。
<<<集積回路の内部構成>>>
制御ポートP1乃至P4には、LED1乃至5を選択的に点灯/消灯させるためのロジック回路402乃至405の出力端子が接続される。ロジック回路402乃至404の各々の構成及び動作は、第1実施形態で設けられたロジック回路202乃至204(図1)と同一であることとする。また、ロジック回路202乃至204の構成及び動作は、図2及び図3を用いて第1実施形態で説明しているため、ロジック回路402乃至404の構成及び動作の説明は省略することとする。尚、制御ポートP1乃至P3は、LED1乃至5を適宜点灯させるためにハイレベル、ローレベル、ハイインピーダンスの何れかの状態に設定されるが、制御ポートP4は後述するようにローレベル又はハイレベルの何れかの状態にしか設定されない。そのため、本実施形態におけるロジック回路405としては、ロジック回路402乃至404とは異なる構成を採用することとする。
以下、図6及び図7を参照しつつ、ロジック回路405の構成及び動作について説明する。図6は、ロジック回路405の一例を示す回路図である。図7は、図6に示すロジック回路405の動作を示すタイムチャートである。
ロジック回路405は、N型MOSFET501と、論理回路(NORゲート502、504及びインバータ503)とからなるものである。詳しくは、N型MOSFET501のドレインは制御ポートP4と接続されるとともにソースは接地されており、そのゲートはNORゲート502の出力と接続される。また、NORゲート502の一方の入力端子にはクロック信号*Dが供給され、NORゲート502の他方の入力端子には第2制御信号NZ4が供給される。更に、NORゲート504の一方の入力端子は、制御ポートP4及びN型MOSFET501のドレインと接続され、NORゲート504の他方の入力端子にはクロック信号*Dがインバータ503を介して供給される。
以下、ロジック回路405の動作を説明する。尚、説明の便宜上、図1のスイッチSWはオフ(開)しており、制御ポートP4は図1のプルアップ抵抗R5によって電源VDDにプルアップされているものとする。
先ず、第2制御信号NZ4がローレベルの場合、NORゲート502はクロック信号*Dの反転レベルを出力する。従って、クロック信号*Dがローレベルのとき、NORゲート502の出力がハイレベルとなるためにN型MOSFET501がオンし、これにより制御ポートP4は接地側にプルダウンされてローレベルとなる。また、クロック信号*Dがハイレベルのとき、NORゲート502の出力がローレベルとなるためにN型MOSFET501がオフし、これにより制御ポートP4は電源電圧VDDにプルアップされたままハイレベルとなる。一方、第2制御信号NZ4がハイレベルの場合、NORゲート502の出力はクロック信号*Dのレベル変化に関わらずローレベルに固定される。そのため、N型MOSFET501がオフすることにより当該N型MOSFET501のドレインソース間はハイインピーダンス状態となり、これにより制御ポートP4は電源電圧VDDにプルアップされたままハイレベルとなる。尚、スイッチSWがオフしている状態では、制御ポートP4はハイレベルであるため、NORゲート504の出力はローレベルに固定されている。即ち、KEY−ON信号は、スイッチSWがオフしている状態を示すローレベルに保持されたままロジック回路405から出力されることとなる。
ところで、スイッチSWがオンしたかどうかを判別する状態、即ちこれからLED1乃至5の何れかを点灯させるスタンバイ状態では、クロック信号Dが発生するとともに第2制御信号NZ4はハイレベルとなっており、N型MOSFET501はオフしている。この状態から、スイッチSWがオフからオン(閉)した場合、制御ポートP4は制限抵抗R4及びプルアップ抵抗R5で分圧された電圧値となってローレベルとなる。これにより、NORゲート504からはクロック信号*DがそのままKEY−ON信号として出力されることとなる。
本実施形態では、ロジック回路405として図6の回路を採用するが、これに限定されるものではない。例えば、ロジック回路405をロジック回路402乃至404と同一の構成としてもよい。この場合、ロジック回路405には、クロック信号*D、第1制御信号PZ4、第2制御信号NZ4が供給される構成となるが、第1制御信号PZ4を常時ハイレベルに保持し、第2制御信号NZ4を常時ローレベルに保持するようにしておけばよい。これにより、集積回路401を開発する際にロジック回路402乃至405として異なる構成を採用しなくて済むため、開発にかかる負荷を軽減することが可能となる。
制御信号発生部406は、ロジック回路402のための第1制御信号PZ1及び第2制御信号NZ1、ロジック回路403のための第1制御信号PZ2及び第2制御信号NZ2、ロジック回路404のための第1制御信号PZ3及び第2制御信号NZ3、ロジック回路405のための第2制御信号NZ4を発生し、各ロジック回路402乃至405に供給するものである。
ロジック回路402乃至405に供給されるクロック信号は、発振器407が発振する所定周波数の発振クロックを分周器408で所定分周することによって得られる信号である。詳しくは、分周器408の出力側に設けられるスイッチ回路409がS1側に切り替わっている場合、分周器408の分周出力はクロック信号Dとしてロジック回路402及び404のNANDゲート304及びNORゲート305の一方の入力端子に供給される。また、この場合、分周器408の分周出力はインバータ410を介してクロック信号*D(クロック信号Dの反転信号)となり、ロジック回路403のNANDゲート304及びNORゲート305の一方の入力端子に供給され、ロジック回路405のNORゲート502の一方の入力端子及びインバータ503に供給される。尚、発振器407としては、セラミック振動子で発振するセラミック発振器、水晶振動子で発振する水晶発振器、抵抗及びコンデンサの値で発振周波数が定まるRC発振器等の何れかを採用することができる(但し、セラミック振動子、水晶振動子は集積回路401の外付部品となる)。また、集積回路401が例えばマイクロコンピュータである場合、発振器407は、当該マイクロコンピュータの動作クロックの発生元である発振器と兼用するものであってもよい(本実施形態では個別の発振器とする)。更に、分周器408は、100Hz程度の分周出力が得られる分周数で構成されることとする。これにより、ロジック回路402乃至405に供給されるクロック信号をハード的に発生する場合、100Hz程度のクロック信号D及び*Dであれば確実に発生できるとともに、ロジック回路402乃至405に対する集積回路401のソフトウエアによる負担を軽減することができる。
バッテリー残量検出部411は、電子機器を動作させるために当該電子機器に装着されたバッテリー412の残量(現時点で充電されている電圧値)を予め定められたサンプリング周期で検出するものである。例えば、バッテリー残量検出部411は、バッテリー412の残量を定期的に検出し、この検出された残量を2値化されたバッテリー残量データとして出力するものである。即ち、バッテリー残量データは、定期的に更新されることとなる。尚、バッテリー残量検出部411としては、第1実施形態と同様に、例えば特開平8−136628号公報に開示されるような周知の技術を適用することができる。
バッテリー残量データ記憶部413は、バッテリー残量検出部411によって検出されたバッテリー残量データを、更新の都度記憶するものである。尚、バッテリー残量データ記憶部413としては、バッテリー412からの電源電圧が供給されて動作するSRAM等を適用することができる。タイマ414は、スイッチSWがオンした場合、100Hzで変化するKEY−ON信号に基づいて、そのときの第1制御信号PZ1乃至PZ3と第2制御信号NZ1乃至NZ4に対応するLED1乃至5の点灯継続時間(ダイナミック駆動時間)を計時するものである。
ROM415は、集積回路401に対して演算処理や各種動作制御を実行させるためのプログラムデータ、テーブルデータ等が予め記憶されたものである。特に、ROM415は、制御信号発生部406がバッテリー412の残量に応じて適宜の第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ4を発生するためのプログラムデータを記憶している。尚、ROM415としては、ROM自体の製造工程でデータが焼き付け固定されるマスクROM、紫外線でデータを一括消去可能であり且つデータの書き込み及び読み出しが可能なEPROM、電気的にデータを消去可能であり且つデータの書き込み及び読み出しが可能なEEPROM(フラッシュROMを含む)等の何れかを適用することができる。
制御部416は、ROM415から読み出されたプログラムデータを解読し、その解読結果に従って各種演算処理を実行したり、各種動作制御のための制御信号を出力したりする。以下、制御部416が有する機能について更に具体的に説明する。
制御部416は、ROM315からのプログラムデータの解読結果に従って、ソフト処理で100Hz程度のクロック信号Dを発生する機能を有する。例えば、チップ面積を縮小するために集積回路401内部に発振器407及び分周器408による自走発振機能を設けない場合や、更には他走発振クロックが供給されるポートがない場合、制御部416が発生するクロック信号Dを使用することとなる。この場合、ROM415には、制御部416自体からクロック信号Dを発生させるためのプログラムとともにスイッチ回路409をS2側に切り替えるためのプログラムが予め書き込まれることとなる。一方、分周器408の分周出力をクロック信号Dとして使用する場合、ROM415には、制御部416がクロック信号Dを発生することを禁止するためのプログラム、発振器407の発振及び停止を指示する指示信号を出力するためのプログラム、及びスイッチ回路409をS1側へ切り替えるためのプログラムが予め書き込まれることとなる。尚、本実施の形態においては、発振器407及び分周器408を設けるため、ROM415には、後者のプログラムが予め書き込まれているものとする。
ここで、全LED1乃至5を常に消灯させておく必要がある期間(図8:スイッチSWのオンを判別するスタンバイ状態)では、ロジック回路402乃至405の出力に基づいて全LED1乃至5が常に消灯するように、制御部416は制御信号発生部406を制御しているものとする。具体的には、制御ポートP1はクロック信号Dに同期してハイレベルまたはローレベルに変化する状態となり、制御ポートP2及びP3はハイインピーダンス状態となっている。そのため、バッテリー412の残量を確認するべくスイッチSWが押下されてオンしている期間(図8のスイッチSWのハイレベル期間)では、制限抵抗R4及びプルアップ抵抗R5で分圧された電圧値が制御ポートP4に現れることから、制御ポートP4のレベルは、制御ポートP1がハイレベル(ローレベル)に変化することに伴ってハイレベル(ローレベル)に変化することとなる。従って、スイッチSWがオンしている期間において、KEY−ON信号は、制御ポートP4がローレベルとなっているときにハイレベルとなり、制御ポートP4がハイレベルとなっているときにローレベルとなる。このKEY−ON信号は、集積回路401内部において、バッテリー412の残量を示すLED1乃至5の何れかを点灯させるための割り込み要求信号として、制御部416に供給される。
制御部416は、スイッチSWがオンする期間の中で、制御ポートP4がローレベルとなる複数のタイミングにおいて、KEY−ON信号が連続して(例えば3回)ハイレベルになっているかどうかを検出する。そして、制御部416においてKEY−ON信号が連続してハイレベルになっていることが検出された場合、制御部416はスイッチSWがオンしているものと判別する。ここで、制御部416がスイッチSWのオンを判別するためにKEY−ON信号の連続したハイレベルを検出するのは、スイッチSWが誤って一瞬押下されたようなチャタリングの状態を「オン」と見なさないためである。尚、図8では、スイッチSWがオンされている期間内にKEY−ON信号のハイレベルは3回連続するものとして記載されているが、これは説明を容易とするための記載であってこれに限定されるものではない。
また、制御部416は、制御ポートP4がローレベルとなるタイミング、即ち制御ポートP1がローレベルとなるタイミングでKEY−ON信号がハイレベルであるかどうかを検出するものである。つまり、全LED1乃至5を消灯させているスタンバイ状態の期間の中で、制御ポートP1がハイレベルとなる期間ではLED1が導通する可能性があるため、制御部416は、LED1が確実に導通することのない制御ポートP1がローレベルとなる期間を利用してスイッチSWのオンを判別している。更に、制御部416は、KEY−ON信号が複数回ハイレベルに変化したことを検出してスイッチSWのオンを判別するものであるが、これに限定されるものではない。例えば、全LED1乃至5を消灯させているスタンバイ状態の期間において、KEY−ON信号がハイレベルに変化し始めてから、複数回のハイレベルへの変化を経てローレベルに立ち下がったことを検出し、これをもってスイッチSWのオンと判別してもよい。この場合、制御部416は、スイッチSWのオンに伴ってKEY−ON信号が再びハイレベルに変化することをより確実に判別することが可能となる。
そして、制御部416は、スイッチSWがオンしたものと判別されるKEY−ON信号が供給されたことを契機として、バッテリー残量データ記憶部413に記憶されているバッテリー残量データを読み出し、制御信号発生部406が当該バッテリー残量データに応じたLED1乃至5の何れかを点灯させるための第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ4を出力するように、制御信号発生部406からの信号出力を制御する機能を有する。具体的には、バッテリー412の電圧が空状態のときを電圧最小値と設定し、バッテリー412の電圧が満充電状態のときを電圧最大値と設定する。そして、バッテリー412の電圧最小値と電圧最大値との間を5分割し、バッテリー412の電圧が満充電状態のときの1/5、2/5、3/5、4/5であるときのバッテリー残量データを基準値(以下、バッテリー残量基準データと称する)として、制御部416内のレジスタ等にハード的に書き込んでおく(或いは、ROM415がバッテリー残量基準データをテーブルデータとして記憶していてもよい)。そして、制御部416では、バッテリー残量基準データと、バッテリー残量データ記憶部413に記憶された実際のバッテリー残量データとを比較し、このときの比較結果に応じて適宜ハイレベル又はローレベルとなる第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ4が出力されるように、制御信号発生部406に指示信号を出力する。ここで、LED1乃至5はLED1、2、3、4、5の順に、バッテリー412が収容されるバッテリーパック(不図示)の一部に配設されていることとする。例えば、バッテリー残量データがバッテリー412の満充電状態の1/5未満を示す場合、制御部416は、LED1のみを点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部406に供給する。また、バッテリー残量データがバッテリー412の満充電状態の1/5以上2/5未満を示す場合、制御部416は、LED1及び2を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で相補的に点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部406に供給する。また、バッテリー残量データがバッテリー412の満充電状態の2/5以上3/5未満を示す場合、制御部416は、LED1乃至3を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部406に供給する。また、バッテリー残量データがバッテリー412の満充電状態の3/5以上4/5未満を示す場合、制御部416は、LED1乃至4を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部406に供給する。更に、バッテリー残量データがバッテリー412の満充電状態の4/5以上を示す場合、制御部416は、全LED1乃至5を点灯させる(詳しくはクロック信号Dに同期して100Hz程度で点灯及び消灯を繰り返し行わせる)ための指示信号を制御信号発生部406に供給する。
<<<発光素子駆動装置の動作>>>
図5及び図8を参照しつつ、他の実施形態にかかる発光素子駆動装置の動作について説明する。
先ず、バッテリー412を内蔵しているバッテリーパック(不図示)が電子機器(例えばノート型パーソナルコンピュータ)本体に装着されて電気接続されると、バッテリー412に充電された電圧が集積回路401に供給される。詳しくは、この充電された電圧は、集積回路401内部の各構成を動作させるための電源電圧VDDとして集積回路401に供給され、特に、バッテリー残量検出部411にはバッテリー412に充電されている電圧がアナログ情報として供給される。
集積回路401は、電源電圧VDDが集積回路401内部の各構成を正常動作させる値に上昇するまでリセットされる。その後、集積回路401は、リセット解除され、定常状態まで上昇した電源電圧VDDが各構成に供給されることによって、LED1乃至5を点灯/消灯させるための制御動作を実行することが可能となる。尚、LED1乃至5を点灯/消灯させるための制御動作は、制御部416がROM415から読み出されたプログラムデータを解読し、この解読の結果制御部416から出力される制御信号や指示信号が適宜の構成に供給されることによって実現される。この際、発振器407とは個別に設けられた発振器(不図示)が電源電圧VDDの投入に従って動作開始することによって、制御部416は上記発振器からの動作クロックが供給されて動作する。
先ず、制御部416は、発振器407を発振開始させるための指示信号を出力する。これにより、発振器407は自己の発振周波数で発振を開始する。発振器407から出力される発振クロックは分周器408で所定分周される。一方、制御部416は、スイッチ回路409をS1側へ切り替えるための指示信号を出力する。これにより、スイッチ回路409はS1側へ切り替えられる。従って、分周器408から得られる100Hz程度の分周出力は、スイッチ回路409を介してクロック信号Dとしてロジック回路402及び404に供給される。一方で、クロック信号Dはインバータ410で反転されてクロック信号*Dとなり、このクロック信号*Dはロジック回路403及び405に供給される。尚、スイッチSWが閉じておらず、全LED1乃至5を点灯させる必要がない場合、制御部416は全LED1乃至5を消灯させるための指示信号を制御信号制御部406に供給する。これにより、制御信号発生部406は、ローレベルの第1制御信号PZ1とハイレベルの第1制御信号PZ2及びPZ3を出力し、更にはローレベルの第2制御信号NZ1とハイレベルの第2制御信号NZ2乃至NZ4を出力する。従って、スイッチSWがオンかどうかを判別するためのスタンバイ期間(図8のLED全消灯期間)では、スイッチSWがオフしている場合、制御ポートP1は例えば周波数100Hzでハイレベルとローレベルを繰り返す状態となり、制御ポートP2及びP3はハイインピーダンス状態となり、制御ポートP4はローレベルとなり、これにより、全LED1乃至5は消灯した状態となっている。
また、制御部416は、バッテリー412の残量を確認するための指示信号をバッテリー残量検出部411に供給する。これにより、バッテリー残量検出部411はバッテリー412の残量を検出し、この検出結果を2値化されたバッテリー残量データとして出力する。このバッテリー残量データは上記一定のサンプリング周期ごとに更新されるデータであり、バッテリー残量データ記憶部413は、更新されたバッテリー残量データを上書き記憶することとなる。
ここで、上記のスタンバイ状態において、バッテリー412の残量を確認するべくスイッチSWがオフしている状態から所定期間オンすると(再びオフした状態となっている)、スイッチSWがオンしている期間だけハイレベルとローレベルに変化するKEY−ON信号が、割り込み要求信号として制御部416に供給される。このとき、制御部416は、KEY−ON信号の複数回のハイレベルを検出した場合、スイッチSWがオンしたものと判別して、バッテリー412の残量を示すLED1乃至5の何れかを点灯させるためのプログラムデータをROM415から読み出すとともに解読する。制御部416は、このプログラムデータの解読結果に従って制御動作を実行することとなる。詳しくは、制御部416は、バッテリー残量データ記憶部413に現在記憶されているバッテリー残量データを読み出し、予め用意されている、バッテリー412の残量が満充電状態の1/5、2/5、3/5、4/5であることを示すバッテリー残量基準データと比較する。制御部416は、バッテリー残量データ記憶部413から読み出されたバッテリー残量データと予め用意されたバッテリー残量基準データとの比較結果に応じて、制御信号発生部406がLED1乃至5の何れかを適宜点灯/消灯させることができる論理レベルの第1制御信号PZ1乃至PZ3と第2制御信号NZ1乃至NZ4を出力できるような、指示信号を出力する。ここで、タイマ414は、スイッチSWのオンを判別できるKEY−ON信号が供給されたことを制御部416が検出した場合、この検出出力によりリセットされて、所定時間(例えば3秒)を計時し、当該所定時間の計時終了時に計時終了信号を制御部416に供給する。つまり、制御部416は、スイッチSWのオンを判別してからタイマ414の計時終了信号の供給を受けるまでの間、制御信号発生部406に対して指示信号を供給する。
例えば、制御部416がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー412の残量が満充電状態の1/5未満であるものと判別した場合、制御部416は、LED1のみをクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に所定時間(前記3秒間)供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路402に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路403に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ2及びハイレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部416は、ロジック回路404に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びハイレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対して、ローレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1には、クロック信号Dがそのまま現れる。制御ポートP2及びP3はハイインピーダンス状態となる。制御ポートP4は、クロック信号*Dがそのまま現れる。これにより、LED1のみが、制御ポートP1がハイレベルとなり且つ制御ポートP4がローレベルとなる期間ごとにダイナミック駆動されて点灯することとなる(点灯時斜線表示)。換言すれば、LED1のみが、制御ポートP1がハイレベル及びローレベルに変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1が100Hz程度で点灯/消灯した場合、LED1が常時点灯しているように見えることとなる。従って、スイッチSWのオンが検出されてからタイマ414が計時終了信号を出力するまでの所定時間(前記3秒間)において、バッテリー412の残量が満充電状態の1/5未満であることを確認することが可能となる。
次に、制御部416がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー412の残量が満充電状態の1/5以上2/5未満であるものと判別した場合、制御部416は、LED1及び2をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に所定時間(前記3秒間)供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路402に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路403に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びハイレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路404に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びハイレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対し、ローレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイインピーダンス状態となり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。制御ポートP3はハイインピーダンス状態となる。更に、制御ポートP4は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP3がハイインピーダンス状態、制御ポートP4がローレベルとなるため、LED1のみが導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2がハイレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態、制御ポートP4がハイレベルとなるため、LED2のみが導通して点灯する。換言すれば、LED1及び2が、制御ポートP1及びP2のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1、2が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1及び2が常時点灯しているように見えることとなる。従って、スイッチSWのオンが判別されてからタイマ414が計時終了信号を出力するまでの所定時間(前記3秒間)において、バッテリー412の残量が満充電状態の1/5以上2/5未満であることを確認することが可能となる。
次に、制御部416がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー412の残量が満充電状態の2/5以上3/5未満であるものと判別した場合、制御部416は、LED1乃至3をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に所定時間(前記3秒間)供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路402に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路403に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路404に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びハイレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対し、ローレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。制御ポートP3はハイインピーダンス状態となる。更に、制御ポートP4は、制御ポートP2と同様に、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP4がローレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態となるため、LED1及び3が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP4がハイレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態となるため、LED2のみが導通して点灯する。換言すれば、LED1及び3が、制御ポートP1、P2、P4のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返し、LED2がLED1及び3と相補的に点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1乃至3が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1乃至3が常時点灯しているように見えることとなる。従って、スイッチSWのオンが判別されてからタイマ414が計時終了信号を出力するまでの所定時間(前記3秒間)において、バッテリー412の残量が満充電状態の2/5以上3/5未満であることを確認することが可能となる。
次に、制御部416がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー412の残量が満充電状態の3/5以上4/5未満であるものと判別した場合、制御部416は、LED1乃至4をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に所定時間(前記3秒間)供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路402に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路403に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路404に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対し、ローレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。制御ポートP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイインピーダンス状態となり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。更に、制御ポートP4は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP4がローレベル、制御ポートP3がハイインピーダンス状態となるため、LED1及び3が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP4がハイレベル、制御ポートP3がローレベルとなるため、LED2及び4が導通して点灯する。換言すれば、LED1及び3が、制御ポートP1及びP2のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返し、LED2及び4がLED1及び3と相補的に点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1及び3とLED2及び4が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1乃至4が常時点灯しているように見えることとなる。従って、スイッチSWのオンが判別されてからタイマ414が計時終了信号を出力するまでの所定時間(前記3秒間)において、バッテリー412の残量が満充電状態の3/5以上4/5未満であることを確認することが可能となる。
更に、制御部416がバッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー412の残量が満充電状態の4/5以上であるものと判別した場合、制御部416は、全LED1乃至5をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に所定時間(前記3秒間)供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路402に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路403に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路404に対して、ローレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対し、ローレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1及びP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2及びP4は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP4がローレベル、制御ポートP3がハイレベルとなるため、LED1、3、5が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP4がハイレベル、制御ポートP3がローレベルとなるため、LED2及び4が導通して点灯する。換言すれば、LED1、3、5が、制御ポートP1及びP2のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返し、LED2及び4がLED1、3、5と相補的に点灯/消灯を繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1、3、5とLED2及び4が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、全LED1乃至5が常時点灯しているように見えることとなる。従って、スイッチSWのオンが判別されてからタイマ414が計時終了信号を出力するまでの所定時間(前記3秒間)において、バッテリー412の残量が満充電状態の4/5以上であることを確認することが可能となる。
第2実施形態において、ここまでは、4個の制御ポートP1乃至P4をハイレベル、ローレベル、ハイインピーダンスの何れかの状態に適宜設定することにより、5個のLED1乃至5をインジケーター表示して5種類の状態表示を実現できることを説明した。しかし、LED1乃至5が上記の5種類の状態表示の他に、更に別の状態表示をできれば、バッテリー412の残量を含む様々な状態を詳細に確認することができる。例えば、バッテリー412の残量が僅かとなってバッテリー412の交換時期であることを知らせる場合や、電子機器に装着されたバッテリー412からの電圧供給が不安定で当該バッテリー412の異常が認められることを知らせる場合など、残量表示以外の表示ができることが望ましい。
先ず、前者のバッテリー412の残量が僅かとなってバッテリー412の交換時期である旨を知らせることを実現する場合、制御部416には、バッテリー412の残量が満充電状態の1/5よりも少ないことを示すバッテリー残量基準データ(例えば、バッテリー412の残量が満充電状態の1/10を示すデータ)が内部のレジスタ等に更に書き込まれているものとする。そして、制御部416では、スイッチSWのオンを判別できるKEY−ON信号の供給を受けることにより、バッテリー残量データとバッテリー残量基準データとを比較した結果、バッテリー412の残量が満充電状態の1/10未満であるものと判別した場合、制御部416は、奇数番のLED1、3、5をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路402に対してローレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路403に対して、ハイレベルの第1制御信号PZ2及びローレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路404に対して、ローレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対して、ローレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1及びP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイインピーダンス状態となる。制御ポートP4は、クロック信号Dがハイレベルのときにローレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。これにより、制御ポートP1がハイレベルとなる期間では、制御ポートP2及びP4がローレベル、制御ポートP3がハイレベルとなるため、LED1、3、5が導通して点灯する。一方、制御ポートP1がローレベルとなる期間では、制御ポートP2がハイインピーダンス状態、制御ポートP3がローレベル、制御ポートP4がハイレベルとなるため、全LED1乃至5が消灯する。換言すれば、LED1、3、5が、制御ポートP1乃至P4のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED1、3、5が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED1、3、5が常時点灯しているように見えることとなる。従って、割り込み要求信号DTが発生してからタイマ414が計時終了信号を出力するまでの所定時間(前記3秒間)において、バッテリー412の残量が満充電状態の1/10未満であって、バッテリー412の交換時期であることを確認することが可能となる。尚、制御部416から制御信号発生部406へ供給されるLED1、3、5を点灯させるための指示信号は、KEY−ON信号に限られるものではない。例えば、バッテリー412の残量が満充電状態のときの1/5未満であることを制御部416が一度判別した後は、制御部416は、バッテリー412の残量が満充電状態のときの1/10であることを示すバッテリー残量基準データと、バッテリー残量データ記憶部413に更新されて記憶されるバッテリー残量データとを一定のサンプリング周期で比較し、バッテリー412の実際の残量が満充電状態の1/10未満であるものと判別したときに、定期的にLED1、3、5を点灯させ、バッテリー412の交換時期を知らせるようにしてもよい。尚、ROM415には、そのためのプログラムデータが書き込まれ、タイマ414は制御部416からの制御を受けてLED1、3、5を点灯するための時間を計時することになる。
一方、後者の電子機器に装着されたバッテリー412からの電圧供給が不安定で当該バッテリー412の異常が認められる旨を知らせることを実現する場合、バッテリー残量データ記憶部412から読み取られるバッテリー残量データの変化の度合を制御部416が監視するためのプログラムデータと、バッテリー412の異常が認められるものと制御部416が判別する際の基準となるデータとをROM415に予め書き込んでおくことになる。この場合、バッテリー残量データ記憶部413はバッテリー残量検出部411からの更新されたバッテリー残量データを記憶するものであるが、同一アドレスにバッテリー残量データを更新記録するのではなく、一定のサンプリング周期ごとに検出された複数のバッテリー残量データを複数のアドレスに記憶するものとする(例えばサンプリング周期60秒で10回分のバッテリー残量データを取得するものとし、以後、繰り返して更新記録するものとする)。ここで、スイッチSWのオンが判別されたことに従ってLED1乃至5の点灯/消灯を行う場合に使用するバッテリー残量データは、バッテリー残量データ記憶部413に記憶された最新のバッテリー残量データとなる。そして、制御部416は、スイッチSWのオンを判別できるKEY−ON信号の供給を契機として、バッテリー残量データ記憶部413に記憶されている最新のバッテリー残量データを読み取って上記のLED1乃至5の点灯/消灯のための制御を行う。その後、制御部416は、バッテリー残量データ記憶部413から読み取られた複数のバッテリー残量データの変化の度合を監視して、バッテリー412に異常があるかどうかを判別する。制御部416がバッテリー残量データの変化の度合を監視した結果、バッテリー412に異常が認められるものと判別した場合、制御部416は、タイマ414を一定時間(例えば5秒)計時させ、このタイマ414が計時する一定時間において、LED2、4をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路402に対してハイレベルの第1制御信号PZ1及びローレベルの第2制御信号NZ1を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路403に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びハイレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路404に対して、ローレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対して、ローレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイインピーダンス状態となり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。これにより、制御ポートP3がハイレベルとなる期間では、制御ポートP1及びP2がハイインピーダンス状態となるため、全LED1乃至5が消灯する。一方、制御ポートP3がローレベルとなる期間では、制御ポートP1がローレベル、制御ポートP2及びP4がハイレベルとなるため、LED2及び4が導通して点灯する。換言すれば、LED2及び4が、制御ポートP1乃至P3のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED2及び4が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED2及び4が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー412に異常があることを確認することが可能となる。
尚、LED1、3、5又はLED2及び4を点灯させるケースは上記の場合に限られるものではない。しかし、LED1乃至5を用いたバッテリー412の残量のインジケーター表示は、電子機器を通常動作させる場合に行われるものであるため、LED1、3、5又はLED2及び4を点灯させる表示は、電子機器の状態をユーザに緊急に知らせる場合などに行うと効果的である。
以上説明したように、第2実施形態によれば、4個の制御ポートP1乃至P4に対して5個のLED1乃至5とスイッチSWとを接続し、スイッチSWが閉じたときにハイレベル及びローレベルを繰り返すKEY−ON信号の発生を契機として、LED1乃至5を適宜ダイナミック駆動することにより、7種類の表示状態を作り出すことが可能となる。また、LED1乃至5を、LED1、LED2、LED3、LED5、LED4の順序で配置することにより、バッテリー211の残量が1/5未満、1/5以上2/5未満、2/5以上3/5未満、3/5以上4/5未満、4/5以上となる状態を効果的にインジケーター表示することが可能となる。
<<<第2実施形態の変形例>>>
図9、図10、図11を参照しつつ、本発明の発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置における第2実施形態の変形例について説明する。図9は、本発明の発光素子駆動装置における他の実施形態を示す回路ブロック図である。図10は、図5のロジック回路402と置き換えられるロジック回路の一例を示す回路図である。図11は、図9の動作を示すタイムチャートである。
図9において、紙面上の一点鎖線で囲んだ構成は発光素子駆動制御装置を示し、発光素子の点灯/消灯制御機能を有する例えばマイクロコンピュータ等の集積回路で構成され、発光素子駆動用の第1プリント基板(不図示)上に配置されているものとする。一方、紙面上の一点鎖線で囲まれていない右側の構成は前記集積回路の外付部品となり、表示用の第2プリント基板(不図示:例えば表示ディスプレイ内の基板)上に配置されているものとする。また、本実施形態においては、本発明の発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置は、上記の第1実施形態及び第2実施形態と同様に、例えば、電子機器に電源電圧を供給するべく、当該電子機器に装着されるバッテリーの残量度合をインジケーター表示する目的で使用されることとする。
また、図9において、図5と異なるところは、図5のロジック回路402を図10に示すロジック回路402′に置き換え、制御信号発生部406から発生していた第1制御信号PZ1及び第2制御信号NZ1を不要としたことである。よって、それ以外の図9の構成は図5と同一であるため、同一部分についての説明は省略する。
先ず、ロジック回路402′は、クロック信号Dが供給され、クロック信号Dのレベルに応じてハイレベル又はローレベルを出力するものである。詳しくは、図10に示すように、ロジック回路402′は、電源電圧VDDと接地との間に直列接続されたP型MOSFET601及びN型MOSFET602と、インバータ603とからなる。そして、クロック信号Dがインバータ603を介してN型MOSFET601及びP型MOSFET602のゲートに供給される。P型MOSFET601及びN型MOSFET602のドレインは制御ポートP1と接続されている。従って、クロック信号Dがハイレベルのときは、P型MOSFET601がオンして制御ポートP1はハイレベルとなる。一方、クロック信号Dがローレベルのときは、N型MOSFET602がオンして制御ポートP1はローレベルとなる。即ち、制御ポートP1からはクロック信号Dがそのまま出力されることとなる。これにより、制御信号発生部406は、ロジック回路402′を制御するための信号を出力しなくて済むため、制御信号発生部406の構成を簡略化できるとともに制御部416におけるソフトウエアの負荷を軽減することも可能となる。
ロジック回路402′を採用したことによる図5及び図9の動作上の違いは、偶数番のLED2及び4を点灯させる場合の制御信号発生部406からの制御信号出力が異なることである。この場合の動作について、図5の事例に則して説明する。
例えば、電子機器に装着されたバッテリー412からの電圧供給が不安定で当該バッテリー412の異常が認められる旨を知らせることを実現する場合、バッテリー残量データ記憶部412から読み取られるバッテリー残量データの変化の度合を制御部416が監視するためのプログラムデータと、バッテリー412の異常が認められるものと制御部416が判別する際の基準となるデータとをROM415に予め書き込んでおくことになる。この場合、バッテリー残量データ記憶部413はバッテリー残量検出部411からの更新されたバッテリー残量データを記憶するものであるが、同一アドレスにバッテリー残量データを更新記録するのではなく、一定のサンプリング周期ごとに検出された複数のバッテリー残量データを複数のアドレスに記憶するものとする(例えばサンプリング周期60秒で10回分のバッテリー残量データを取得するものとし、以後、繰り返して更新記録するものとする)。ここで、スイッチSWのオンが判別されたことに従ってLED1乃至5の点灯/消灯を行う場合に使用するバッテリー残量データは、バッテリー残量データ記憶部413に記憶された最新のバッテリー残量データとなる。そして、制御部416は、スイッチSWのオンを判別できるKEY−ON信号の供給を契機として、バッテリー残量データ記憶部413に記憶されている最新のバッテリー残量データを読み取って上記のLED1乃至5の点灯/消灯のための制御を行う。その後、制御部416は、バッテリー残量データ記憶部413から読み取られた複数のバッテリー残量データの変化の度合を監視して、バッテリー412に異常があるかどうかを判別する。制御部416がバッテリー残量データの変化の度合を監視した結果、バッテリー412に異常が認められるものと判別した場合、制御部416は、タイマ414を一定時間(例えば5秒)計時させ、このタイマ414が計時する一定時間において、LED2、4をクロック信号Dの周波数で点灯/消灯させるための指示信号を制御信号発生部406に供給する。このとき、制御信号発生部406は、指示信号に従って、ロジック回路403に対して、ローレベルの第1制御信号PZ2及びハイレベルの第2制御信号NZ2を供給する。また、制御信号発生部406は、ロジック回路404に対して、ローレベルの第1制御信号PZ3及びローレベルの第2制御信号NZ3を供給する。更に、制御信号発生部406は、ロジック回路405に対して、ハイレベルの第2制御信号NZ4を供給する。すると、制御ポートP1は、クロック信号Dがそのまま出力される状態となる。制御ポートP2は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイインピーダンス状態となり、クロック信号Dがローレベルのときにハイレベルとなる。制御ポートP3は、制御ポートP1と同じに変化する。即ち、制御ポートP3は、クロック信号Dがハイレベルのときにハイレベルとなり、クロック信号Dがローレベルのときにローレベルとなる。制御ポートP4はハイレベルに固定される。これにより、制御ポートP1がハイレベルの場合、制御ポートP4がハイレベルであることからLED1は消灯し、制御ポートP2がハイインピーダンス状態であることからLED2乃至5も消灯する。つまり、全LED1乃至5が消灯する。一方、制御ポートP1がローレベルの場合、制御ポートP4がハイレベルであることからLED1は消灯し、制御ポートP2がハイレベルであるとともに制御ポートP3がローレベルであることから、LED2及び4が点灯する。換言すれば、LED2及び4が、制御ポートP1乃至P3のレベルが変化する100Hz程度の周波数で点灯/消灯を相補的に繰り返すこととなる。人間の肉眼では、LED2及び4が100Hz程度で相補的に点灯/消灯した場合、LED2及び4が常時点灯しているように見えることとなる。従って、バッテリー412に異常があることを確認することが可能となる。
以上説明したように、第2実施形態によっても、4個の制御ポートP1乃至P4に対して5個のLED1乃至5とスイッチSWとを接続し、スイッチSWが閉じたときにハイレベル及びローレベルを繰り返すKEY−ON信号の発生を契機として、LED1乃至5を適宜ダイナミック駆動することにより、7種類の表示状態を作り出すことが可能となる。また、LED1乃至5を、LED1、LED2、LED3、LED5、LED4の順序で配置することにより、バッテリー211の残量が1/5未満、1/5以上2/5未満、2/5以上3/5未満、3/5以上4/5未満、4/5以上となる状態を効果的にインジケーター表示することが可能となる。
===まとめ===
以上説明したように、第1実施形態における発光素子駆動制御装置は、逆向きで並列接続した第1発光素子群(LED2、LED3)の一端側が接続される制御ポートP1と、第1発光素子群(LED2、LED3)の他端側が接続されるとともに、逆向きで並列接続した第2発光素子群(LED4、LED5)の一端側が接続される制御ポートP2と、第2発光素子群(LED4、LED5)の他端側が接続される制御ポートP3と、制御ポートP1乃至P3のそれぞれを、連続する所定周期(クロック信号Dの1/2周期)ごとに、ハイレベルが現れる状態、ローレベルが現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部(ロジック回路202乃至204、制御信号発生部205、制御部215)と、を備え、制御ポートP1乃至P3の状態に応じて、LED2乃至5を選択的に駆動するものである。この発光素子駆動制御装置によれば、3個の制御ポートP1乃至P3に対して4個のLED2乃至5を接続し、これらのLED2乃至5を用いて異なる状態を点灯表示することが可能となる。そのため、図6に示す従来のスタティック駆動型の発光素子駆動装置や、図7に示す従来のダイナミック駆動型の発光素子駆動装置と比べて、4個のLED2乃至5を接続するためのポート数を削減することが可能となる。つまり、集積回路201の小型化を実現でき、更にはLED駆動用の第1プリント基板に実装された集積回路201と、表示用の第2プリント基板に実装されたLED2乃至5との間の配線数の削減を実現でき、これに伴って装置自体のコストダウンが可能となる。
また、制御ポートP1は、接地電圧との間で単一のLED1が更に接続されるポートであり、制御ポートP1乃至P3の状態に応じて、LED1乃至5を選択的に駆動することも可能である。これによれば、3個の制御ポートP1乃至P3に対して、LED1を追加した5個のLED1乃至5を接続し、これらのLED1乃至5を用いて更に異なる状態を点灯表示することが可能となる。そのため、図12に示す従来のスタティック駆動型の発光素子駆動装置や、図13に示す従来のダイナミック駆動型の発光素子駆動装置と比べて、5個のLED1乃至5を接続するためのポート数を更に削減したこととなり、上記の効果が顕著となる。
また、制御ポートP1乃至P3のそれぞれを所定期間(クロック信号の1/2周期)ごとにハイレベルが現れる状態、ローレベルが現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に設定する、制御ポートP1乃至P3ごとに設けられるロジック回路202乃至204を備えたものである。これによれば、ハードウエアであるロジック回路202乃至204の出力で制御ポートP1乃至P3の状態を設定するため、LED1乃至5を確実に点灯/消灯制御することが可能となる。
また、ロジック回路202乃至204はそれぞれ、直列接続され、直列接続点となる各ドレインが制御ポートP1乃至P3とそれぞれ接続されるP型MOSFET301及びN型MOSFET302と、一方の論理レベル(ハイレベル)であるときにP型MOSFET301をオフさせる第1制御信号PZ1乃至PZ3と、一方の論理レベル(ハイレベル)であるときにN型MOSFET302をオフさせる第2制御信号NZ1乃至NZ3と、所定期間ごとに変化するクロック信号D(*D)とに基づいて、P型MOSFET301及びN型MOSFET302を動作させる論理回路(図2破線の内部)と、を有し、この論理回路は、第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ3が一方の論理レベルであるとき、クロック信号D(*D)に関わらず両FET301、302の直列接続点をハイインピーダンス状態とし、また、第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ3が他方の論理レベル(ローレベル)であるとき、クロック信号D(*D)に同期して直列接続点にハイレベル又はローレベルが現れる状態とし、また、第1制御信号PZ1乃至PZ3が一方の論理レベルであり且つ第2制御信号NZ1乃至NZ3が他方の論理レベルであるとき、クロック信号D(*D)に同期して直列接続点をハイインピーダンス状態又はローレベルが現れる状態とし、更に、第1制御信号PZ1乃至PZ3が他方の論理レベルであり且つ第2制御信号NZ1乃至NZ3が一方の論理レベルであるとき、クロック信号D(*D)に同期して直列接続点をハイインピーダンス状態又はハイレベルが現れる状態とする、ものである。
また、所定要因(バッテリー211の残量)の変化に応じて一方又は他方の論理レベルとなる第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ3を発生する制御信号発生部205、を更に有する。
また、クロック信号Dは、発振回路(発振器206)から発生する所定周波数の発振クロックを、分周器207で所定分周して得られる信号である。これによれば、ロジック回路202乃至204をハード的に発生するクロック信号D(*D)によって確実に動作させることが可能となる。更に、制御部215がクロック信号Dを発生する機能を持たなくてよいため、ROM214のプログラム処理の負担を軽減し、制御部215の安定した制御動作を実現することが可能となる。
また、第2実施形態における発光素子駆動制御装置は、逆向きで並列接続した第1発光素子群(LED2、LED3)の一端側が接続される制御ポートP1と、第1発光素子群(LED2、LED3)の他端側が接続されるとともに、逆向きで並列接続した第2発光素子群(LED4、LED5)の一端側が接続される制御ポートP2と、第2発光素子群(LED4、LED5)の他端側が接続される制御ポートP3と、一端側が制御ポートP1と接続されている所定要因(バッテリー412の残量)の変化状態を確認するためのスイッチSWの他端側が接続される制御ポートP4と、スイッチSWが閉じたことを検出する検出部(制御部416)と、スイッチSWが閉じたことを検出部(制御部416)が検出したときの検出結果と、所定要因の変化状態とに基づいて、制御ポートP1乃至P4の全部又は一部を、連続する所定期間(クロック信号Dの1/2周期)ごとに、ハイレベルが現れる状態、ローレベルが現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部(ロジック回路402乃至405、制御信号発生部406、制御部416)と、を備え、制御ポートP1乃至P4の状態に応じて、第1発光素子群(LED2、LED3)及び第2発光素子群(LED4、LED5)を選択的に駆動するものである。この発光素子駆動制御装置によれば、4個の制御ポートP1乃至P4に対して4個のLED2乃至5とスイッチSWを接続し、スイッチSWが閉じたことを契機として、これらのLED2乃至5を用いて異なる状態を点灯表示することが可能となる。そのため、図12に示す従来のスタティック駆動型の発光素子駆動装置や、図13に示す従来のダイナミック駆動型の発光素子駆動装置と比べて、4個のLED2乃至5を接続するためのポート数を3個(制御ポートP1乃至P3)までに削減することが可能となる。更に、もう1個の制御ポートP4を用いて、バッテリー412の残量を確認したい旨のKEY−ON信号を集積回路401に供給することが可能となる。つまり、集積回路401の小型化を実現でき、更にはLED駆動用の第1プリント基板に実装された集積回路401と、表示用の第2プリント基板に実装されたLED2乃至5との間の配線数の削減を実現でき、これに伴って装置自体のコストダウンが可能となる。また、割り込み要求信号DTが発生した場合のみLED2乃至5を点灯制御するため、集積回路401における電力消費量を抑え、バッテリー412の長寿命化を可能とできる。
また、制御ポートP1乃至P4は、制御ポートP1とP4との間にLED1が更に接続されるポートであり、制御ポートP1乃至P4の状態に応じて、LED1乃至5を選択的に駆動することも可能である。これによれば、4個の制御ポートP1乃至P4に対して、LED1を追加した5個のLED1乃至5及びスイッチSWを接続し、これらのLED1乃至5を用いて更に異なる状態を点灯表示することが可能となる。そのため、図12に示す従来のスタティック駆動型の発光素子駆動装置や、図13に示す従来のダイナミック駆動型の発光素子駆動装置と比べて、5個のLED1乃至5を接続するためのポート数を更に削減したこととなり、上記の効果が顕著となる。
また、制御ポートP1乃至P4のそれぞれを所定期間ごとにハイレベルが現れる状態、ローレベルが現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に設定する、制御ポートP1乃至P4ごとに設けられるロジック回路402乃至405を有するものである。これによれば、ハードウエアであるロジック回路402乃至405の出力で制御ポートP1乃至P4の状態を設定するため、LED1乃至5を確実に点灯/消灯制御することが可能となる。
また、ロジック回路402乃至404はそれぞれ、直列接続され、直列接続点となる各ドレインが制御ポートP1乃至P4とそれぞれ接続されるP型MOSFET301及びN型MOSFET302と、一方の論理レベル(ハイレベル)であるときにP型MOSFET301をオフさせる第1制御信号PZ1乃至PZ4と、一方の論理レベル(ハイレベル)であるときにN型MOSFET302をオフさせる第2制御信号NZ1乃至NZ4と、所定期間ごとに変化するクロック信号D(*D)とに基づいて、P型MOSFET301及びN型MOSFET302を動作させる論理回路(図2破線の内部)と、を有し、論理回路は、第1制御信号PZ1乃至PZ4及び第2制御信号NZ1乃至NZ4が一方の論理レベルであるとき、クロック信号D(*D)に関わらず直列接続点をハイインピーダンス状態とし、第1制御信号PZ1乃至PZ4及び第2制御信号NZ1乃至NZ4が他方の論理レベル(ローレベル)であるとき、クロック信号D(*D)に同期して直列接続点にハイレベル又はローレベルが現れる状態とし、第1制御信号PZ1乃至PZ4が一方の論理レベルであり且つ第2制御信号NZ1乃至NZ4が他方の論理レベルであるとき、クロック信号D(*D)に同期して直列接続点をハイインピーダンス状態又はローレベルが現れる状態とし、第1制御信号PZ1乃至PZ4が他方の論理レベルであり且つ第2制御信号NZ1乃至NZ4が一方の論理レベルであるとき、クロック信号D(*D)に同期して直列接続点をハイインピーダンス状態又はハイレベルが現れる状態とする、ものである。
また、所定要因の変化に応じて一方の論理レベル又は他方の論理レベルとなる第1制御信号PZ1乃至PZ3及び第2制御信号NZ1乃至NZ4を発生する制御信号発生部406、を更に有する。
また、クロック信号D(*D)は、発振回路(発振器407)から発生する所定周波数の発振クロックを分周器408で所定分周して得られる信号である。これによれば、ロジック回路402乃至405をハード的に発生するクロック信号D(*D)によって確実に動作させることが可能となる。更に、制御部416がクロック信号Dを発生する機能を持たなくてよいため、ROM214のプログラム処理の負担を軽減し、制御部416の安定した制御動作を実現することが可能となる。
また、スイッチSWが閉じたことを検出部(制御部416)が検出したときの検出結果に基づいて、一定時間(>所定期間)を計時するタイマ414を備え、ポート状態設定部は、タイマが一定時間を計時するまでの間、制御ポートP1乃至P4のそれぞれを所定期間ごとにハイレベルが現れる状態、ローレベルが現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に設定する。これによれば、割り込み要求信号DTが発生してからタイマ414が一定時間を計時するまでの間のみ、確実に所定要因の変化状態を示すLED1乃至5の何れかを確実に点灯させることが可能となる。
また、第1実施形態に示す発光素子駆動装置は、逆向きで並列接続した第1発光素子群(LED2、LED3)と、逆向きで並列接続した第2発光素子群(LED4、LED5)と、第1発光素子群(LED2、LED3)の一端側が接続される制御ポートP1と、第1発光素子群(LED2、LED3)の他端側が接続されるとともに、第2発光素子群(LED4、LED5)の一端側が接続される制御ポートP2と、第2発光素子群(LED4、LED5)の他端側が接続される制御ポートP3と、制御ポートP1乃至P3のそれぞれを、連続する所定期間(クロック信号Dの1/2周期)ごとに、ハイレベルが現れる状態、ローレベルが現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部(ロジック回路202乃至204、制御信号発生部205、制御部215)と、を備え、制御ポートP1乃至P3の状態に応じて、LED2乃至5を選択的に駆動するものである。
更に、第2実施形態に示す発光素子駆動装置は、逆向きで並列接続した第1発光素子群(LED2、LED3)と、逆向きで並列接続した第2発光素子群(LED4、LED5)と、所定要因(バッテリー412の残量)の変化状態を確認するためのスイッチSWと、第1発光素子群(LED2、LED3)の一端側が接続される制御ポートP1と、第1発光素子群(LED2、LED3)の他端側が接続されるとともに、第2発光素子群(LED4、LED5)の一端側が接続される制御ポートP2と、第2発光素子群(LED4、LED5)の他端側が接続される制御ポートP3と、一端側が制御ポートP1と接続されているスイッチSWの他端側が接続される制御ポートP4と、スイッチSWが閉じたことを検出する検出部(制御部416)と、スイッチSWが閉じたことを検出部(制御部416)が検出したときの検出結果と、所定要因の変化状態とに基づいて、制御ポートP1乃至P4の全部又は一部を、連続する所定期間ごとに、ハイレベルが現れる状態、ローレベルが現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部(ロジック回路402乃至405、制御信号発生部406、制御部416)と、を備え、制御ポートP1乃至P4の状態に応じて、LED2乃至5を選択的に駆動するものである。
以上、本発明にかかる発光素子駆動制御装置及び発光素子駆動装置について説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本実施の形態では電子機器用のバッテリーの残量を表示することとして説明したが、電動自転車用のバッテリーの残量を表示するために用いてもよい。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。例えば、本実施形態では、スイッチSWのオンが判別された後、LED1乃至5の何れかを一定時間点灯させる例について説明しているが、これに限定されるものではない。スイッチSWが継続してオンしている時間が長時間(例えば5秒以上)となっている場合は、スイッチSWのオフがKEY−ON信号を基に検出されるまで、LED1乃至5の何れかの点灯動作を継続するようにしてもよい。尚、図4、図8、図11のタイムチャートにおいては、LED1、LED1及び2、LED1乃至3、LED1乃至4、LED1乃至5、奇数番のLED1、3、5、偶数番のLED2及び4の順序で点灯させるように記載されているが、これは説明の理解を容易とするためであって、必ずしもこの順序で点灯させることを意味するものではない。バッテリー412の残量状態の検出結果に基づいて、何れかの縦破線内の点灯制御が行われることとなる。
本発明の第1実施形態を示す回路ブロック図である。 第1実施形態に用いるロジック回路の一構成例を示す回路図である。 図2のロジック回路の動作を示すタイムチャートである。 第1実施形態の全体動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態を示す回路ブロック図である。 第2実施形態に用いるロジック回路の一構成例を示す回路図である。 図6のロジック回路の動作を示すタイムチャートである。 第2実施形態の全体動作を示すタイムチャートである。 第2実施形態の変形例を示す回路ブロック図である。 第2実施形態の変形例に用いるロジック回路の一構成例を示す回路図である。 第2実施形態の変形例の全体動作を示すタイムチャートである。 従来のスタティック駆動型の発光素子駆動装置を示す回路ブロック図である。 従来のダイナミック駆動型の発光素子駆動装置を示す回路ブロック図である。
符号の説明
201、401 集積回路
202乃至204、402乃至405、402′ ロジック回路
205、406 制御信号発生部
206、407 発振器
207、408 分周器
209、410 インバータ
210、411 バッテリー残量検出部
211、412 バッテリー
212、413 バッテリー残量データ記憶部
213、414 タイマ
214、315 ROM
215、316 制御部
301、601 P型MOSFET
302、501、602 N型MOSFET

Claims (7)

  1. 2個の発光素子を逆向きで並列接続した第1発光素子群の一端側が接続されるとともに、予め定められた固定電圧との間で単一発光素子が接続される第1ポートと、
    前記第1発光素子群の他端側が接続されるとともに、2個の発光素子を逆向きで並列接続した第2発光素子群の一端側が接続される第2ポートと、
    前記第2発光素子群の他端側が接続される第3ポートと、
    前記第1、第2、第3ポートのそれぞれを、連続する所定期間ごとに、第1電圧が現れる状態、第2電圧(<前記第1電圧)が現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部と、を備え、
    前記第1、第2、第3ポートの状態に応じて、前記第1発光素子群及び前記第2発光素子群を構成する発光素子と前記単一発光素子と選択的に駆動することを特徴とする発光素子駆動制御装置。
  2. 前記ポート状態設定部は、
    前記第1、第2、第3ポートのそれぞれを前記所定期間ごとに前記第1電圧が現れる状態、前記第2電圧が現れる状態、前記ハイインピーダンス状態の何れかの状態に設定する、前記第1、第2、第3ポートごとに設けられる複数のロジック回路を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動制御装置。
  3. 前記複数のロジック回路はそれぞれ、
    直列接続され、直列接続点となる各ドレインが前記第1、第2、第3ポートとそれぞれ接続されるP型MOSFET及びN型MOSFETと、
    一方の論理レベルであるときに前記P型MOSFETをオフさせる第1制御信号と、一方の論理レベルであるときに前記N型MOSFETをオフさせる第2制御信号と、前記所定期間ごとに変化するクロック信号とに基づいて、前記P型MOSFET及び前記N型MOSFETを動作させる論理回路と、を有し、
    前記論理回路は、
    前記第1制御信号及び前記第2制御信号が一方の論理レベルであるとき、前記クロック信号に関わらず前記直列接続点をハイインピーダンス状態とし、
    前記第1制御信号及び前記第2制御信号が他方の論理レベルであるとき、前記クロック信号に同期して前記直列接続点に前記第1電圧又は前記第2電圧が現れる状態とし、
    前記第1制御信号が一方の論理レベルであり且つ前記第2制御信号が他方の論理レベルであるとき、前記クロック信号に同期して前記直列接続点をハイインピーダンス状態又は前記第2電圧が現れる状態とし、
    前記第1制御信号が他方の論理レベルであり且つ前記第2制御信号が一方の論理レベルであるとき、前記クロック信号に同期して前記直列接続点をハイインピーダンス状態又は前記第1電圧が現れる状態とする、
    ことを特徴とする請求項に記載の発光素子駆動制御装置。
  4. 前記ポート状態設定部は、
    所定要因の変化に応じて一方又は他方の論理レベルとなる前記第1制御信号及び前記第2制御信号を発生する制御信号発生部、を更に有することを特徴とする請求項に記載の発光素子駆動制御装置。
  5. 前記所定要因は、バッテリーの電圧値であることを特徴とする請求項に記載の発光素子駆動制御装置。
  6. 前記クロック信号は、発振回路から発生する所定周波数の発振クロックを所定分周して得られる信号である、ことを特徴とする請求項に記載の発光素子駆動制御装置。
  7. 2個の発光素子を逆向きで並列接続した第1発光素子群と、
    2個の発光素子を逆向きで並列接続した第2発光素子群と、
    単一発光素子と、
    前記第1発光素子群の一端側が接続されるとともに、予め定められた固定電圧との間で前記単一発光素子が接続される第1ポートと、
    前記第1発光素子群の他端側が接続されるとともに、前記第2発光素子群の一端側が接続される第2ポートと、
    前記第2発光素子群の他端側が接続される第3ポートと、
    前記第1、第2、第3ポートのそれぞれを、連続する所定期間ごとに、第1電圧が現れる状態、第2電圧(<前記第1電圧)が現れる状態、ハイインピーダンス状態の何れかの状態に選択的に設定するポート状態設定部と、を備え、
    前記第1、第2、第3ポートの状態に応じて、前記第1発光素子群及び前記第2発光素子群を構成する発光素子と前記単一発光素子と選択的に駆動することを特徴とする発光素子駆動装置。
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