JP2011216876A - Led駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
LCDバックライト用のLEDストリングをPWM制御する場合の、LCD表示画面のちらつきの発生を回避し得るLED駆動装置を実現する。
【解決手段】
LEDストリング42〜44の点灯を制御するPWM発生回路21〜23と、外部PWM信号のオン状態継続時間を計測して記憶すると共に外部PWM信号のオン状態終了時にLED点灯開始信号をPWM発生回路21に出力するLEDオン時間記憶手段10とを有し、PWM発生回路21〜23は、LEDオン時間記憶手段10が記憶しているオン状態継続時間を参照してそれと等しい時間だけLED駆動電流を出力すると共にLED駆動電流を停止した場合にはLED点灯開始信号を出力する機能を有しており、PWM発生回路21〜23が、LED点灯開始信号に基づいて、LEDストリング42〜43を順次点灯する。
【選択図】図1
LCDバックライト用のLEDストリングをPWM制御する場合の、LCD表示画面のちらつきの発生を回避し得るLED駆動装置を実現する。
【解決手段】
LEDストリング42〜44の点灯を制御するPWM発生回路21〜23と、外部PWM信号のオン状態継続時間を計測して記憶すると共に外部PWM信号のオン状態終了時にLED点灯開始信号をPWM発生回路21に出力するLEDオン時間記憶手段10とを有し、PWM発生回路21〜23は、LEDオン時間記憶手段10が記憶しているオン状態継続時間を参照してそれと等しい時間だけLED駆動電流を出力すると共にLED駆動電流を停止した場合にはLED点灯開始信号を出力する機能を有しており、PWM発生回路21〜23が、LED点灯開始信号に基づいて、LEDストリング42〜43を順次点灯する。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置(以下、「LCD」(Liquid Crystal Display)と称する)のバックライトとして用いられたLEDを駆動するためのLED駆動装置に関する。
LCDは、液晶材料を2枚の透明電極板で挟んだ液晶パネルを表示部に有し、使用する液晶材料の種類により、LCDには反射型及び透過型という2つのタイプがある。
反射型は、液晶パネルを構成する透明電極への通電により、液晶パネルの反射率を部分的に変化させて表示動作を行うものであり、透過型は、液晶パネルの透過率を部分的に変化させ、液晶パネルの背後に設けた照明(バックライト)により、光を透過させることで表示動作を行うものであって、画像読取装置などの機器に用いる表示装置として一般に使用されている。
反射型は、液晶パネルを構成する透明電極への通電により、液晶パネルの反射率を部分的に変化させて表示動作を行うものであり、透過型は、液晶パネルの透過率を部分的に変化させ、液晶パネルの背後に設けた照明(バックライト)により、光を透過させることで表示動作を行うものであって、画像読取装置などの機器に用いる表示装置として一般に使用されている。
このバックライトとして、蛍光管や発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等が、液晶パネル背面に並べて使用されているが、特にLEDは、蛍光管に比べて小型であり、かつ、消費電力が低いという利点を有している。
このバックライト用LEDの駆動方法として、PWM(パルス幅:Pulse Width Modulation)制御方式がある。PWM制御方式は、振幅一定の電流パルスをLEDに通電し、人が認識できない程度の短い周期でLEDを点滅させ、この電流パルスの1周期あたりのオン時間(パルス幅)を変化させることで、LEDのみかけの発光量を調整するものである。
このバックライト用LEDの駆動方法として、PWM(パルス幅:Pulse Width Modulation)制御方式がある。PWM制御方式は、振幅一定の電流パルスをLEDに通電し、人が認識できない程度の短い周期でLEDを点滅させ、この電流パルスの1周期あたりのオン時間(パルス幅)を変化させることで、LEDのみかけの発光量を調整するものである。
従来、PWM制御方式においては、全てのLEDに同一の電流パルスを通電することにより、これらを同時に点滅させる方法が用いられている。
しかし、この駆動方法では、全てのLEDを同時に点灯させるため大電流を必要とし、この大電流のオン・オフによりノイズが発生しやすく、放送受信機等の周囲の機器に悪影響を与える問題がある。また、大電流のオン・オフは、駆動回路に使用する電源回路にとって大きな負荷変動となるため、電源回路の出力電圧に変動が生じやすいという問題もある。
しかし、この駆動方法では、全てのLEDを同時に点灯させるため大電流を必要とし、この大電流のオン・オフによりノイズが発生しやすく、放送受信機等の周囲の機器に悪影響を与える問題がある。また、大電流のオン・オフは、駆動回路に使用する電源回路にとって大きな負荷変動となるため、電源回路の出力電圧に変動が生じやすいという問題もある。
それらの問題を回避する方法として、複数(M個;Mは1以上の整数)のLEDを直列に接続した列(以下、「LEDストリング」と称する。)を複数(N列;Nは2以上の整数)使ってバックライト全体を構成し、各LEDストリングを駆動する電流パルスの高レベル状態(オン状態)の開始タイミングを各列毎にずらしてPWM制御する方法が既に知られている(特許文献1参照)。
この方法では、例えばLEDストリングの数が5である場合には、入力されたPWM信号の位相を1/5周期ずつずらし、入力されたPWM信号と同一のパルス幅を持つ電流パルスにより各LEDストリングを駆動する。
このため、同時に点灯されるLEDの数は制限され、各LEDストリングをオン・オフ制御したときの、バックライト全体としての駆動電流の変化量は、全てのLEDを同時にオン・オフする場合に比べて小さくすることができる。その結果、ノイズの発生や、電源回路の出力電圧変動という問題は解消される。
このため、同時に点灯されるLEDの数は制限され、各LEDストリングをオン・オフ制御したときの、バックライト全体としての駆動電流の変化量は、全てのLEDを同時にオン・オフする場合に比べて小さくすることができる。その結果、ノイズの発生や、電源回路の出力電圧変動という問題は解消される。
しかしながら、上述した従来のLED駆動装置では、後述するように、LEDストリング間での点灯期間の時間的なズレにより、PWM信号周期の1/Nの周期でのバックライトの明暗変化が発生し、それが視覚上ちらつきとなるため新たな問題が生じる。
即ち、通常、LCDに表示される画面は特定の時間間隔(フレーム周期)で定期的に更新されるが、現在表示されている画像が消滅して次の画像に更新されるまでの間、画像が全く表示されない期間が生じる。このため、画面更新動作に起因してフレーム周期で発生するLCD画面の明暗変化と、PWM制御に起因してPWM信号周期の1/Nの周期で発生するバックライトの明暗変化との重ね合わせにより、LCDを見る人が認識しうる程度の周期で画面の明暗変化が発生し、これが、画面明るさのちらつきとして認識されるのである。
また、従来のLED駆動装置では、制御対象であるLCDの保守交換等によりLEDストリングの数Nが装置出荷時と異なることとなった場合、その都度PWM制御信号の1周期の1/Nの周期を求め、1/N周期ずつ位相をずらすというハードウェア設定の変更が必要となるが、この変更を行うことは容易ではない。
また、ハードウェア設定を変更したとしても、LEDストリングの数Nの変更により装置出荷時には予想しなかった周期でバックライト全体の明暗変化が発生し、これがフレーム周期で変化するLCD画面の明暗変化と重なって、出荷時には発生していなかった画面ちらつきが新たに発生するという問題が生じることもある。
また、ハードウェア設定を変更したとしても、LEDストリングの数Nの変更により装置出荷時には予想しなかった周期でバックライト全体の明暗変化が発生し、これがフレーム周期で変化するLCD画面の明暗変化と重なって、出荷時には発生していなかった画面ちらつきが新たに発生するという問題が生じることもある。
さらに、外部から入力されたPWM制御信号の1周期の1/N(NはLEDストリングの数)の周期を求め、1/N周期ずつ位相をずらし、かつ、外部から入力されたPWM信号と同一のパルス幅でLEDストリングを順次駆動するという動作を行うには、LED駆動回路の規模が大きくなり、装置の小型化や低価格化の障害となることが予想される。
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、LCD画面明るさのちらつきの発生を回避すると共に、LCDの交換等によりLEDストリング数が変わってもハードウェア設定を変更することなく画面明るさのちらつき発生を回避し得るLED駆動装置を実現することにある。
本発明は、1以上のLEDを直列に接続した複数のLEDストリングを順次点灯制御する、複数のLED駆動手段を備えたLED駆動装置であって、前記LED駆動手段は、前記LEDストリングの点灯開始時に、所定のLEDオン時間に基づきLEDストリングの点灯時間を制御すると共に、点灯終了時に次のLED駆動手段を起動することを特徴とするLED駆動装置である。
また、本発明は、LED駆動装置において、1以上のLEDを直列に接続した複数のLEDストリングをLED駆動手段で順次点灯制御するLED点灯制御方法であって、LED駆動手段の起動時に、前記LEDストリングを所定の時間点灯制御する工程と、前記起動したLED駆動手段がLEDストリングの点灯制御終了時に次のLED駆動手段を起動する工程と、を有することを特徴とするLED点灯制御方法である。
また、本発明は、LED駆動装置において、1以上のLEDを直列に接続した複数のLEDストリングをLED駆動手段で順次点灯制御するLED点灯制御方法であって、LED駆動手段の起動時に、前記LEDストリングを所定の時間点灯制御する工程と、前記起動したLED駆動手段がLEDストリングの点灯制御終了時に次のLED駆動手段を起動する工程と、を有することを特徴とするLED点灯制御方法である。
本発明のLED駆動装置によれば、LCD画面明るさのちらつきの発生を回避すると共に、LCDの交換等によりLEDストリング数が変わってもハードウェア設定を変更することなく画面明るさのちらつき発生を回避することができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るLED駆動装置の第1の実施形態を示す全体構成図である。
本実施形態に係るLED駆動装置は、基本的にIC化されたLEDドライブ回路(LEDドライブICという)1と、これに接続された4つのLEDストリング41〜44から成っている。なお、LEDドライブIC1に入力される外部PWM信号、クロック信号、及びリセット信号は、本LEDドライブIC1を備える液晶表示装置の制御装置等から供給される。
図1は、本発明に係るLED駆動装置の第1の実施形態を示す全体構成図である。
本実施形態に係るLED駆動装置は、基本的にIC化されたLEDドライブ回路(LEDドライブICという)1と、これに接続された4つのLEDストリング41〜44から成っている。なお、LEDドライブIC1に入力される外部PWM信号、クロック信号、及びリセット信号は、本LEDドライブIC1を備える液晶表示装置の制御装置等から供給される。
LEDドライブIC1は、LEDストリング41〜44に駆動電流を供給する定電流回路31〜34と、LEDストリング42〜43の点灯を制御するための内部PWM信号を発生するLED駆動手段、例えばPWM発生回路21〜23と、外部から入力される外部PWM信号のオン状態継続時間(LEDオン時間)を計測してPWM発生回路21〜23に出力するLEDオン時間記憶手段、例えばPWMオン時間カウンタ10とを有している。
以上の構成により、本実施形態においては、LED駆動手段であるPWM発生回路21〜23が出力する内部PWM信号の、所定のLEDオン時間として、例えば、PWMオン時間カウンタ10が記憶した外部PWM信号のオン時間が用いられる。すなわち、PWM発生回路21〜23は、PWMオン時間カウンタ10が出力するLEDオン時間を参照してLEDストリング42〜44の点灯時間を決定する。また、PWM発生回路21〜23は、LEDストリング41〜43が消灯したことを示すLEDオン終了信号を、それぞれLEDストリング42〜44の点灯を開始するためのLED点灯開始信号としてPWMオン時間カウンタ10又はPWM発生回路21〜23より受け取り、これをトリガ(合図)にしてLEDストリング42〜44の点灯を開始する。
これにより、直前に点灯していたLEDストリングの消灯と同時に次のLEDストリングの点灯が開始されることとなり、この動作は、外部PWM信号が立上るたびに、LEDストリング41〜44へと、順次、繰り返される。
これにより、直前に点灯していたLEDストリングの消灯と同時に次のLEDストリングの点灯が開始されることとなり、この動作は、外部PWM信号が立上るたびに、LEDストリング41〜44へと、順次、繰り返される。
次に、図1に示す本LED駆動装置の、PWMオン時間カウンタ10の具体例を、図2に示す。
本PWMオン時間カウンタ10は、外部PWM信号がオン状態の間に入力されたクロック信号の数をカウントすることによりLEDオン時間を計測するものであり、LEDオン時間を計測するNビットカウンタ101と、計測されたLEDオン時間を保持して出力するためのNビットフリップフロップ102とを有している。また、Nビットフリップフロップ102のデータ保持動作を制御するDフリップフロップ103も備えている。
本PWMオン時間カウンタ10は、外部PWM信号がオン状態の間に入力されたクロック信号の数をカウントすることによりLEDオン時間を計測するものであり、LEDオン時間を計測するNビットカウンタ101と、計測されたLEDオン時間を保持して出力するためのNビットフリップフロップ102とを有している。また、Nビットフリップフロップ102のデータ保持動作を制御するDフリップフロップ103も備えている。
本PWMオン時間カウンタ10の動作は、以下のとおりである。
(1)液晶表示装置のユーザがその装置の電源を投入すると、液晶表示装置の制御回路が、まず、リセット信号を一旦Lレベルに設定して回路全体を初期化した後、Hレベルに維持する。
(2)次に、液晶表示装置の制御回路は、バックライトの点灯を開始すべく、外部PWM信号をLレベルからHレベルに立ち上げる。これにより、外部PWM信号が接続されているNビットカウンタ101のClear端子(クリア端子)(負論理)がHレベルとなり、Nビットカウンタ101はCK端子(クロック端子)に入力されているクロック信号の立上回数のカウントを開始する。このカウントデータは、Nビットカウンタ101からNビットフリップフロップ102に逐次入力される。外部PWM信号がHレベルの間は、Dフリップフロップ103の/Q出力(負論理)はLレベルとなるため、Nビットフリップフロップ102のCK端子(クロック端子)はHレベルに維持され、Nビットカウンタ101の出力はNビットフリップフロップ102には保持されない。
(1)液晶表示装置のユーザがその装置の電源を投入すると、液晶表示装置の制御回路が、まず、リセット信号を一旦Lレベルに設定して回路全体を初期化した後、Hレベルに維持する。
(2)次に、液晶表示装置の制御回路は、バックライトの点灯を開始すべく、外部PWM信号をLレベルからHレベルに立ち上げる。これにより、外部PWM信号が接続されているNビットカウンタ101のClear端子(クリア端子)(負論理)がHレベルとなり、Nビットカウンタ101はCK端子(クロック端子)に入力されているクロック信号の立上回数のカウントを開始する。このカウントデータは、Nビットカウンタ101からNビットフリップフロップ102に逐次入力される。外部PWM信号がHレベルの間は、Dフリップフロップ103の/Q出力(負論理)はLレベルとなるため、Nビットフリップフロップ102のCK端子(クロック端子)はHレベルに維持され、Nビットカウンタ101の出力はNビットフリップフロップ102には保持されない。
(3)次に、Dフリップフロップ103のD端子に入力されている外部PWM信号は、HレベルからLレベルに立ち下がる。しかし、Dフリップフロップ103がこの信号をラッチする(取り込む)のは、その後のクロック信号の立上がり時であるため、外部PWM信号が立ち下がった瞬間は、/Q端子はまだLレベルを維持している。このため、Nビットフリップフロップ102のCK端子は一旦HレベルからLレベルに下がることとなる。次に、Dフリップフロップ103がクロック信号の立上がりによってD端子の外部PWM信号のLレベルをラッチすると、/Q出力はHレベルに立ち上がり、Nビットフリップフロップ102のCK端子はLレベルからHレベルに立上る。このCK端子の立ち上がりにより、Nビットフリップフロップ102はNビットカウンタ101のカウント結果を取り込んで保持し、これをLEDオン時間データとしてPWM発生回路21〜23に出力する。
(4)また、インバータ104により、外部PWM信号の論理反転信号を、LEDオン終了信号としてPWM発生回路21に出力する。これにより、PWM発生回路21は、このLEDオン終了信号のLレベルからHレベルへの立ち上がりを検出して、LEDストリング41が消灯されたことを知ることができる。
次に、図1に示す本LED駆動装置のPWM発生回路21〜23の具体例を、図3に示す。
本PWM発生回路は、内部PWM信号を出力するDフリップフロップ201と、内部PWM信号のオン時間をカウントするNビットカウンタ202と、そのカウント結果をLEDオン時間データと比較するNビットコンパレータ203と、Nビットコンパレータ203の出力に基づいて内部PWM信号をLレベルに変化させるDフリップフロップ204とで構成されている。
本PWM発生回路は、内部PWM信号を出力するDフリップフロップ201と、内部PWM信号のオン時間をカウントするNビットカウンタ202と、そのカウント結果をLEDオン時間データと比較するNビットコンパレータ203と、Nビットコンパレータ203の出力に基づいて内部PWM信号をLレベルに変化させるDフリップフロップ204とで構成されている。
本PWM発生回路の動作は、以下のとおりである。なお、便宜のため、PWM発生回路21として使用した場合を例に採り、本PWM発生回路の動作を示す。PWM発生回路21は、PWMオン時間カウンタ10からのLEDオン終了信号の受信により、その動作を開始する。
(1)まず、Dフリップフロップ201が、そのCK端子(クロック端子)によりPWMオン時間カウンタ10からのLEDオン終了信号を受信する。LEDオン終了信号がLレベルからHレベルに立上ると、Dフリップフロップ201は、Hレベルに固定されているD端子の入力をラッチし、Q端子出力すなわち内部PWM信号をLレベルからHレベルに立上げる。
(1)まず、Dフリップフロップ201が、そのCK端子(クロック端子)によりPWMオン時間カウンタ10からのLEDオン終了信号を受信する。LEDオン終了信号がLレベルからHレベルに立上ると、Dフリップフロップ201は、Hレベルに固定されているD端子の入力をラッチし、Q端子出力すなわち内部PWM信号をLレベルからHレベルに立上げる。
(2)これにより、LEDストリング42の点灯が開始されるとともに、Dフリップフロップ201のQ端子に接続されたNビットカウンタ202のENable端子(イネーブル端子)がHレベルとなって、Nビットカウンタ202でのクロック信号の立ち上がり回数のカウントが開始される。このカウウント数は、LEDストリング42の実際の点灯時間を表している。
(3)Nビットコンバータ203が、Nビットカウンタ202のカウント結果と、PWMオン時間カウンタ10から受信したLEDオン時間データとを比較する。Nビットコンバータ203の出力は、Nビットカウンタ202のカウント出力がLEDオン時間データより小さい間はLレベルとなっており、Dフリップフロップ204の/Q端子出力はHレベルに、Dフリップフロップ201のR端子(リセット端子)はHレベルに維持される。
(4)Nビットコンバータ203の出力は、Nビットカウンタ202のカウント出力がLEDオン時間データと等しいかそれより大きくなると、LレベルからHレベルに立上る。しかし、Dフリップフロップ204がこの信号をラッチするのは、その後のクロック信号の立ち上がり時であるため、/Q端子はまだLレベルを維持している。このため、Dフリップフロップ201のR端子(リセット端子)は一旦HレベルからLレベルに下がることとなる。
(5)次に、Dフリップフロップ204がクロック信号の立上がりによってD端子のHレベルをラッチすると、/Q出力はLレベルに立ち下がり、Dフリップフロップ201のR端子はLレベルからHレベルに立上る。このR端子の信号の立ち上がりにより、Dフリップフロップ201は、内部PWM信号であるQ端子出力をLレベルにリセットする。
(6)Dフリップフロップ201の/Q端子からは、Q端子出力すなわち内部PWM信号の論理反転信号が出力されるので、これをLEDオン時間終了信号としてPWM発生回路22に出力する。これにより、PWM発生回路22は、LEDオン時間終了信号の立ち上がりを検出することにより、LEDストリング42が消灯したことを知ることができる。
PWM発生回路22及び23は、上記の動作と同様に、それぞれ、PWM発生回路21及び22から送信されたLEDオン終了信号を受信して、LEDストリング43及び44を順次点灯する。なお、PWM発生回路23は、最後のLEDストリング44を点灯させるものであるので、LEDオン終了信号は出力しない。
PWM発生回路22及び23は、上記の動作と同様に、それぞれ、PWM発生回路21及び22から送信されたLEDオン終了信号を受信して、LEDストリング43及び44を順次点灯する。なお、PWM発生回路23は、最後のLEDストリング44を点灯させるものであるので、LEDオン終了信号は出力しない。
以上説明したように、図2及び図3に示したPWMオン時間カウンタ及びPWM発生回路を用いることにより、同一の点灯時間(LEDオン時間)で、LEDストリング41〜44を順次点灯することができる。
また、図2及び図3に示したPWMオン時間カウンタ及びPWM発生回路は、いくつかの一般的な論理回路を用いて構成することができるため、位相シフト量計算や電流パルスの位相シフト操作等を行う従来のLED駆動装置よりも小規模の回路で構成することができ、LED駆動装置の小型化や低消費電力化が図れる。
また、図2及び図3に示したPWMオン時間カウンタ及びPWM発生回路は、いくつかの一般的な論理回路を用いて構成することができるため、位相シフト量計算や電流パルスの位相シフト操作等を行う従来のLED駆動装置よりも小規模の回路で構成することができ、LED駆動装置の小型化や低消費電力化が図れる。
次に、本LED駆動装置のバックライト全体の明るさ変化に伴うちらつきの発生の有無ついて、従来のLED駆動装置と対比して説明する。
図4は、LEDストリングの数が2の場合について、従来のLED駆動装置及び本LED駆動装置における、各LEDストリングへの駆動電流波形と、そのときのバックライト全体の明るさの変化を示している。図4(a)、(b)、及び(c)は、従来のLED駆動装置の場合を示しており、図4(d)、(e)及び(f)は、本LED駆動装置の場合を示している。
図4は、LEDストリングの数が2の場合について、従来のLED駆動装置及び本LED駆動装置における、各LEDストリングへの駆動電流波形と、そのときのバックライト全体の明るさの変化を示している。図4(a)、(b)、及び(c)は、従来のLED駆動装置の場合を示しており、図4(d)、(e)及び(f)は、本LED駆動装置の場合を示している。
図4において、各LEDストリングへの駆動電流波形の1周期は、オフ状態からオン状態になった瞬間に始まり、オン状態からオフ状態になった瞬間に終わる。また、2つのパルス波形における1周期の開始点の時間的なズレを位相ズレといい、図4では、LEDストリングの数(N)が2であることから、この位相ズレは1/2(=1/N)周期に設定されている。
なお、図4(a)及び(d)は各LEDストリングへの駆動電流波形のパルス幅(デューティ比)が70%の場合、図4(b)及び(e)は90%の場合、図4(c)及び(f)は10%の場合を、それぞれ示している。
なお、図4(a)及び(d)は各LEDストリングへの駆動電流波形のパルス幅(デューティ比)が70%の場合、図4(b)及び(e)は90%の場合、図4(c)及び(f)は10%の場合を、それぞれ示している。
まず、従来のLED駆動装置におけるバックライト全体の明るさ変化について説明する。
駆動電流波形のパルス幅がそれぞれ70%及び90%である図4(a)及び(b)の場合には、LEDストリング1及び2が同時に点灯する期間と、いずれか一方のLEDストリングのみが点灯する期間が交互に現れる。ここで、いずれか一方のみが点灯する期間のバックライト全体の明るさを1とすれば、LEDストリング1及び2が同時に点灯する期間のバックライト全体の明るさは2となる。そして、この明るさ変化の周期は、図4(a)及び(b)に示すように、2つの駆動電流波形の位相ズレ量である1/2周期(=1/N周期)に等しい。
駆動電流波形のパルス幅がそれぞれ70%及び90%である図4(a)及び(b)の場合には、LEDストリング1及び2が同時に点灯する期間と、いずれか一方のLEDストリングのみが点灯する期間が交互に現れる。ここで、いずれか一方のみが点灯する期間のバックライト全体の明るさを1とすれば、LEDストリング1及び2が同時に点灯する期間のバックライト全体の明るさは2となる。そして、この明るさ変化の周期は、図4(a)及び(b)に示すように、2つの駆動電流波形の位相ズレ量である1/2周期(=1/N周期)に等しい。
一方、パルス幅が10%である図4(c)の場合には、駆動電流波形のパルス幅が狭いことから、LEDストリングがすべて消灯している期間と、いずれか一方のLEDストリングが点灯している期間とが交互に現われ、バックライト全体の明るさは、明るさ0と1の間で変化することとなる。そして、その明るさ変化の周期は、図4(a)及び(b)の場合と同様に、2つの駆動電流波形の位相ズレ量である1/2周期(=1/N周期)に等しい。
以上のように、従来のLED駆動装置では、PWM制御信号の周期の1/Nの周期でバックライト全体の明るさ変化が発生する。その結果、前述したように、この明暗変化と、画面更新動作に起因してフレーム周期で発生するLCD画面の明暗変化との重ね合わせにより、画面明るさのちらつきが生ずる。
これに対し、本LED駆動装置では、パルス幅が70%(図4(d))、90%(図4(e))及び10%(図4(f))のいずれの場合も、LEDストリング1の駆動電流波形のオン状態からオフ状態への立下りと同時にLEDストリング2の駆動電流波形がオフ状態からオン状態に立ち上がるため、これらの変化の瞬間にはバックライト全体の明るさ変化は生じなくなる。その結果、バックライト全体の明るさ変化は、駆動電流波形の周期すなわち外部PWM信号の周期と等しくなる。
このため、従来のLED駆動装置にみられたような画面明るさのちらつきは発生しない。
このため、従来のLED駆動装置にみられたような画面明るさのちらつきは発生しない。
この機能は、LEDストリングの数が変わっても同様に生ずる。
図5に、LEDストリングの数が3の場合について、従来のLED駆動装置及び本LED駆動装置における、各LEDストリングへの駆動電流波形と、そのときのバックライト全体の明るさの変化を示す。図5(a)及び(b)は、従来のLED駆動装置の場合を示しており、図5(c)及び(d)は、本LED駆動装置の場合を示している。LEDストリングの数(N)が3であることから、位相ズレは1/3(=1/N)周期に設定されている。
また、図5(a)及び(c)は各LEDストリングへの駆動電流波形のパルス幅(デューティ比)が90%の場合、図5(b)及び(d)は10%の場合を、それぞれ示している。
図5に、LEDストリングの数が3の場合について、従来のLED駆動装置及び本LED駆動装置における、各LEDストリングへの駆動電流波形と、そのときのバックライト全体の明るさの変化を示す。図5(a)及び(b)は、従来のLED駆動装置の場合を示しており、図5(c)及び(d)は、本LED駆動装置の場合を示している。LEDストリングの数(N)が3であることから、位相ズレは1/3(=1/N)周期に設定されている。
また、図5(a)及び(c)は各LEDストリングへの駆動電流波形のパルス幅(デューティ比)が90%の場合、図5(b)及び(d)は10%の場合を、それぞれ示している。
従来のLED駆動装置の場合、パルス幅90%(図5(a))では、すべてのLEDストリングが点灯している期間と、いずれか2つのLEDストリングが点灯している期間とが交互に現われ、バックライト全体の明るさは、2と3の間で変化する。また、パルス幅10%(図5(b))では、すべてのLEDストリングが消灯している期間と、いずれか1つのLEDストリングが点灯している期間とが交互に現われ、バックライト全体の明るさは0と1の間で変化する。そして、これらの、バックライト全体の明るさの変化周期は、いずれも、各LEDストリングの位相ズレ量である1/3周期(=1/N周期)に等しい。
これに対し、本LED駆動装置の場合には、パルス幅90%(図5(c))及び10%(図5(d))のいずれの場合も、LEDストリング1への駆動電流波形の立下りとLEDストリング2への駆動電流波形の立ち上がりが同時に起こり、また、LEDストリング2への駆動電流波形の立下りとLEDストリング3への駆動電流波形の立ち上がりが同時に起こるため、これらの変化の瞬間にはバックライト全体の明るさ変化は生じなくなる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るLED駆動装置について説明する。
本LED駆動装置は、第1の実施形態に係るLED駆動装置と同様に、液晶表示装置の制御装置等から供給される外部PWM信号の周期及びオン時間に基づいてLEDストリングを順次点灯するほか、外部PWM信号が入力されないときは、上記制御装置等からデータバスを介して入力されるPWM周期データ及びPWM幅データに基づき、PWM周期データに応じた周期及びPWM幅データに応じたオン時間を持つPWM信号を発生して、LEDストリングを順次点灯する。
本LED駆動装置は、第1の実施形態に係るLED駆動装置と同様に、液晶表示装置の制御装置等から供給される外部PWM信号の周期及びオン時間に基づいてLEDストリングを順次点灯するほか、外部PWM信号が入力されないときは、上記制御装置等からデータバスを介して入力されるPWM周期データ及びPWM幅データに基づき、PWM周期データに応じた周期及びPWM幅データに応じたオン時間を持つPWM信号を発生して、LEDストリングを順次点灯する。
本実施形態によれば、外部PWM信号が与えられなくても、PWM周期データにより定まる周期によりLEDストリングを順次点灯させることができる。これにより、第1の実施形態に係るLED駆動装置と同様に、当該LEDストリングをバックライトとして用いる液晶画面のちらつきを防止することができる。
また、PWM周期データ及びPWM幅データは、本LED駆動装置を備える液晶表示装置の制御回路等に設けられたNVRAM(Non Volatile Random Access Memory)等の不揮発性メモリに記憶させておき、電源投入時に当該メモリから読み出して本LED駆動装置に直接入力することができる。このため、液晶表示装置の制御回路等の構成を簡素化することができる。
さらに、PWM幅データを初期値0から順次増加させてPWMオン時間カウンタ10’に入力することにより、LEDストリング41〜44の光量を徐々に増加させて、LEDストリング41〜44への突入電流の発生を防止すると共に、点灯開始時の自然な光量変化を実現することができる。
図6は、本実施形態に係るLED駆動装置の構成を示すブロック図である。
本LED駆動装置は、LEDドライブIC1’と、これに接続されたLEDストリング41〜44で構成されている。
本LED駆動装置は、LEDドライブIC1’と、これに接続されたLEDストリング41〜44で構成されている。
LEDドライブIC1’には、本LED駆動装置を備える液晶表示装置の制御装置等から、外部PWM信号、クロック信号、リセット信号、及びチップイネーブル信号が供給されるほか、アドレスバス及びデータバスにより、外部PWM信号が入力されないときのLEDストリング41〜44の点灯周期及びオン時間をそれぞれ定めるPWM周期データ及びPWM幅データが入力される。
LEDドライブIC1’は、アドレスバスから入力されるアドレスとチップイネーブル信号により、データバス上に出力されたPWM周期データ及びPWM幅データを識別して、それぞれのデータを取得する。
LEDドライブIC1’は、第1の実施形態に係るLED駆動装置におけるLEDドライブIC1と同様の構成を有するが、定電流回路31は、外部PWM信号により直接駆動されるのではなく、LEDドライブIC1’に設けられたPWM発生回路24により駆動される。
また、LEDドライブIC1’は、第1の実施形態に係るLED駆動装置のPWMオン時間カウンタ10の代わりに、PWMオン時間カウンタ10’を備える。
このPWMオン時間カウンタ10’は、外部PWM信号が入力されているときは、外部PWM信号のオン時間を計測し、計測結果をLEDオン時間としてPWM発生回路21〜24に出力すると共に、外部PWM信号の反転信号をLEDオン終了信号としてPWM発生回路24に出力する。
このPWMオン時間カウンタ10’は、外部PWM信号が入力されているときは、外部PWM信号のオン時間を計測し、計測結果をLEDオン時間としてPWM発生回路21〜24に出力すると共に、外部PWM信号の反転信号をLEDオン終了信号としてPWM発生回路24に出力する。
一方、外部PWM信号が入力されていないときは、データバスからPWM周期データ及びPWM幅データを受信し、PWM幅データをLEDオン時間としてPWM発生回路21〜24に出力すると共に、PWM周期データに基づいてPWMの周期を示す同期信号を生成し、生成した同期信号をLEDオン終了信号としてPWM発生回路24に出力する。
次に、PWMオン時間カウンタ10’の具体例について説明する。
図7は、PWMオン時間カウンタ10’の具体的構成を示す回路図である。
PWMオン時間カウンタ10’は、外部PWM信号のオン時間を計測するカウンタ101と、外部PWM信号の信号レベルを保持して、外部PWM信号が低レベルとなったときにカウンタ101をリセットするフリップフロップ106と、外部PWM信号の立下りによりカウンタ101の出力値を外部PWM信号のオン時間情報(PWMオンカウント)として保持するフリップフロップ102と、外部PWM信号が一定レベルとなったまま所定時間を経過したか否かに基づいて外部PWM信号が入力されているか否かを示すセレクト信号を出力するフリップフロップ108と、上記所定時間の到来をフリップフロップ108に通知するカウンタ110と、を有している。
図7は、PWMオン時間カウンタ10’の具体的構成を示す回路図である。
PWMオン時間カウンタ10’は、外部PWM信号のオン時間を計測するカウンタ101と、外部PWM信号の信号レベルを保持して、外部PWM信号が低レベルとなったときにカウンタ101をリセットするフリップフロップ106と、外部PWM信号の立下りによりカウンタ101の出力値を外部PWM信号のオン時間情報(PWMオンカウント)として保持するフリップフロップ102と、外部PWM信号が一定レベルとなったまま所定時間を経過したか否かに基づいて外部PWM信号が入力されているか否かを示すセレクト信号を出力するフリップフロップ108と、上記所定時間の到来をフリップフロップ108に通知するカウンタ110と、を有している。
ここで、外部から入力されるPWM信号を検知する検知手段は、例えば、フリップフロップ108と、カウンタ110とで構成され、外部から入力されるPWM信号のオン状態継続時間を計測して記憶手段に記憶する計測手段は、例えばカウンタ101により構成され、当該記憶手段は、例えば、フリップフロップ102により構成される。
また、PWMオン時間カウンタ10’は、アドレスバスから入力されるアドレスをデコードするアドレスデコーダ112と、データバスから入力されたPWM幅データを保持するレジスタ114と、上記セレクト信号に基づいて、フリップフロップ102が保持するPWMオンカウント又はレジスタ114が保持するPWM幅データのいずれかをLEDオン時間データとして出力するセレクタ116と、を有している。
ここで、外部から送信された、LEDストリング41〜44の点灯時間(すなわちLEDオン時間)を示すオン時間情報を受信する受信手段、及び、オン時間情報を記憶する記憶手段は、いずれも、例えばレジスタ114とアドレスデコーダ112により構成される。
さらに、PWMオン時間カウンタ10’は、データバスから入力されるPWM周期データに基づいて、当該PWM周期データに応じた周期のパルス信号(同期信号1及び同期信号2)を出力する同期信号発生回路50と、上記セレクト信号に基づいて、外部PWM信号の反転信号又は同期信号発生回路50から出力される同期信号1のいずれかを、LEDオン終了信号として出力するセレクタ118と、を有している。
ここで、同期信号発生回路50が出力する上記同期信号1及び同期信号2は、共に同じ波形を持つパルス信号であるが、同期信号1はリセット信号が低レベルとなることにより出力を即座に停止し、これにより、当該出力を受けて動作するPWM発生回路24の誤動作を防止している。なお、同期信号発生回路50の具体例については後述する。
上記の構成を備えるPWMオン時間カウンタ10’は、LEDドライブIC1’の電源が投入された後、リセット信号が入力されて各部がリセットされた後に、動作を開始する。
上記リセット時に外部PWM信号を受信していないとき(低レベルであるとき)は、LEDドライブIC1’は、データバスからPWM周期データ及びPWM幅データが入力されるのを待機する。
上記リセット時に外部PWM信号を受信していないとき(低レベルであるとき)は、LEDドライブIC1’は、データバスからPWM周期データ及びPWM幅データが入力されるのを待機する。
また、上記リセット時に外部PWM信号が入力されていないときは、フリップフロップ108から出力されるセレクト信号は低レベルとなり、このセレクト信号により、セレクタ116及び118は、それぞれ、A端子の入力が出力端子(C端子)に出力される。
このため、データバスからPWM幅データが入力されレジスタ114に記憶されると、当該PWM幅データは、レジスタ114の出力端子Q1〜QNからセレクタ116の入力端子A1〜ANに入力され、LEDオン時間データとしてセレクタ116の出力端子C1〜CNから出力される。また、データバスからPWM周期データが入力されると、当該PWM周期データに基づいて同期信号発生回路50が出力する同期信号1が、LEDオン終了信号としてセレクタ118から出力される。これにより、LEDドライブIC1’は、データバスから入力されたPWM幅データ及びPWM周期データに基づいて、LEDストリング41〜44を点灯する。
一方、上記リセット後に外部PWM信号が入力されると、フリップフロップ108が外部PWM信号の立ち上がりによりセレクト信号を高レベルとする。このセレクト信号により、セレクタ116及び118は、それぞれ、B端子の入力が出力端子(C端子)に出力される。
すなわち、フリップフロップ102により保持されている外部PWM信号のオン時間情報(PWMオンカウント)が、LEDオン時間データとしてセレクタ116から出力されると共に、インバータ104から出力される外部PWM信号の反転信号が、LEDオン終了信号としてセレクタ118から出力される。これにより、LEDドライブIC1’は、外部PWM信号と同じ周期及び同じオン時間により、LEDストリング41〜44を点灯する。
また、外部PWM信号が変化しないまま所定時間を経過した場合には、PWM周期データ及びPWM幅データに基づいてLEDストリング41〜44を点灯すべく、8ビットのカウンタ110により、同期信号発生回路50が出力する同期信号2をカウントし、128回目のカウントでフリップフロップ108をリセットして、セレクト信号を低レベルとする。
一方、有効な外部PWM信号が入力されている間は、カウンタ110のカウント値は、外部PWM信号が立ち下がるたびにクリアされるので、フリップフロップ108はリセットされず、セレクト信号は高レベル状態を維持する。これにより、外部PWM信号に基づく点灯動作が継続される。
なお、カウンタ101のCARRY信号は、カウンタ101において外部PWM信号のオン時間カウント値がオーバフローした場合に発生し、例えば、本LED駆動装置を備える液晶表示装置の制御部等にエラーを通知するのに使用される。
次に、図7に示す同期信号発生回路50の具体例について説明する。
図8は、同期信号発生回路50の具体的構成を示す回路図である。
同期信号発生回路50は、データバスから入力されたPWM周期データを記憶するレジスタ502と、クロック信号の立ち上がり回数をカウントすることにより時間を計測するカウンタ504と、カウンタ504のカウント値とレジスタ502が記憶するPWM周期データ値とを比較するコンパレータ506と、コンパレータ506の出力変化を、当該出力変化後のクロック信号の立ち上がりで保持するフリップフロップ508と、を有している。ここで、レジスタ502は、アドレスデコーダ112の出力とチップイネーブル信号により生成された周期データセット信号(図7)が高レベルとなることにより、データバスからPWM周期データを受信して記憶する。
図8は、同期信号発生回路50の具体的構成を示す回路図である。
同期信号発生回路50は、データバスから入力されたPWM周期データを記憶するレジスタ502と、クロック信号の立ち上がり回数をカウントすることにより時間を計測するカウンタ504と、カウンタ504のカウント値とレジスタ502が記憶するPWM周期データ値とを比較するコンパレータ506と、コンパレータ506の出力変化を、当該出力変化後のクロック信号の立ち上がりで保持するフリップフロップ508と、を有している。ここで、レジスタ502は、アドレスデコーダ112の出力とチップイネーブル信号により生成された周期データセット信号(図7)が高レベルとなることにより、データバスからPWM周期データを受信して記憶する。
また、同期信号発生回路50は、コンパレータ506の出力とフリップフロップ508の出力に接続されたNAND回路510と、NAND回路510の出力とリセット信号との論理積を出力するAND回路512と、AND回路512の出力とリセット信号の論理積をカウンタ504のClear(クリア)端子に入力するAND回路514とを有している。
上記の構成を備える同期信号発生回路50は、LEDドライブIC1’が電源オンとなり、各部をリセットするためにリセット信号が一旦低レベルとなって再び高レベルに立ち上がると、カウンタ504によりクロック信号のカウントを開始して、1周期目の同期信号の出力を開始する。
カウンタ504のカウント値が、レジスタ502が記憶するPWM周期データ値よりも小さい間は、コンパレータ506の出力は低レベルであり、フリップフロップ508の/Q端子に接続されたNAND回路510の出力は高レベルとなっている。
次に、カウンタ504のカウント値が、レジスタ502が記憶するPWM周期データ値以上になると、コンパレータ506の出力が低レベルから高レベルに変化する。このコンパレータ506の出力変化は、フリップフロップ508により、当該変化の直後に到来するクロック信号の立ち上がりで保持される。このため、フリップフロップ508の/Q端子に接続されたNAND回路510の出力は、コンパレータ506の出力が高レベルに変化したときに低レベルとなり、クロック信号の次の立ち上がりまで低レベルを保持した後、高レベルに復帰する。これにより、同期信号の1周期目が終了する。
また、カウンタ504は、NAND回路510の低レベル出力が、AND回路512及び514を介してカウンタ504のClear(クリア)端子に入力されることによりリセットされ、新たにクロック信号の立ち上がりのカウントを開始する。これにより、同期信号の次の1周期が開始する。
その後は、上記の動作が繰り返され、PWM周期データに応じた周期の同期信号が出力される。
その後は、上記の動作が繰り返され、PWM周期データに応じた周期の同期信号が出力される。
なお、本実施形態では、PWM幅データ及びPWM周期データは、本LED駆動装置を備える液晶表示装置の制御装置等からデータバスを介して与えられる構成としたが、これに限らず、例えばLEDドライブIC1’内に不揮発性メモリを設けて予め記憶させておくこともできる。
以上説明したように、第1又は第2の実施形態によれば、バックライト全体の明るさ変化周期は、LEDストリングの数に関わらず、常に駆動電流波形の周期すなわち外部PWM信号の周期と等しくなる。
このため、従来のLED駆動装置にみられたような画面明るさのちらつきは発生しない。
このため、従来のLED駆動装置にみられたような画面明るさのちらつきは発生しない。
1、1’・・・LEDドライブIC、10、10’・・・PWMオン時間カウンタ、21〜24・・・PWM発生回路、31〜34・・・定電流回路、41〜44・・・LEDストリング、50・・・同期信号発生回路、101、110、202、504・・・カウンタ、102、103、106、108、201、204、508・・・フリップフロップ、104・・・インバータ、112・・・アドレスデコーダ、114、502・・・レジスタ、116、118・・・セレクタ、203、506・・・コンパレータ、510・・・NAND回路、512、514・・・AND回路。
Claims (9)
- 1以上のLEDを直列に接続した複数のLEDストリングを順次点灯制御する、複数のLED駆動手段を備えたLED駆動装置であって、
前記LED駆動手段は、前記LEDストリングの点灯開始時に、所定のLEDオン時間に基づきLEDストリングの点灯時間を制御すると共に、点灯終了時に次のLED駆動手段を起動することを特徴とするLED駆動装置。 - 請求項1に記載されたLED駆動装置において、
外部から入力される外部PWM信号のオン状態継続時間を計測して記憶する機能及び外部PWM信号のオン状態終了時にLED点灯開始信号を前記LED駆動手段の一つに出力する機能を有するLEDオン時間記憶手段を有し、
前記LED駆動手段は、入力されたLED点灯開始信号によりLED駆動電流の出力を開始する機能と、LEDオン時間記憶手段が記憶しているオン状態継続時間を参照してそれと等しい時間だけLED駆動電流を出力する機能と、LED駆動電流を停止したとき、LED点灯開始信号を出力する機能とを有することを特徴とするLED駆動装置。 - 請求項2に記載されたLED駆動装置において、
前記LEDオン時間記憶手段は、外部PWM信号のオン期間中に外部から入力されるクロックパルスの数をカウントするNビットカウンタを有し、前記電流出力時間は外部PWM信号のオン期間中に外部から入力されるクロックパルスの総数で与えられることを特徴とするLED駆動装置。 - 請求項1に記載されたLED駆動装置において、
外部から送信された前記所定のLEDオン時間を示すオン時間情報を受信する受信手段を有し、
前記LED駆動手段は、前記オン時間情報により定まる前記所定のLEDオン時間に基づき前記LEDストリングの点灯時間を制御するLED駆動装置。 - 請求項1に記載されたLED駆動装置において、
前記所定のLEDオン時間を示すオン時間情報を記憶する記憶手段を有し、
前記LED駆動手段は、前記オン時間情報により定まる前記所定のLEDオン時間に基づき前記LEDストリングの点灯時間を制御するLED駆動装置。 - 請求項1に記載されたLED駆動装置において、
外部から入力されるPWM信号を検知する検知手段と、
前記PWM信号のオン状態継続時間を計測して記憶手段に記憶する計測手段と、
前記PWM信号が入力されないときの前記LEDストリングのオン時間を定めるオン時間情報を記憶する記憶手段と、
を有し、
前記LED駆動手段は、前記検知手段が前記PWM信号の入力を検知したときは、前記オン状態継続時間を前記所定のLEDオン時間として前記LEDストリングの点灯時間を制御し、前記検知手段が前記PWM信号の入力を検知しないときは、前記オン時間情報が示すオン時間を前記所定のLEDオン時間として前記LEDストリングの点灯時間を制御するLED駆動装置。 - 請求項6に記載されたLED駆動装置において、
前記検知手段は、前記PWM信号が所定の時間内に、オン状態からオフ状態に又はオフ状態からオン状態に変化したときは、前記PWM信号を入力されたものとして検知するLED駆動装置。 - 請求項2ないし7のいずれかに記載されたLED駆動装置において、
前記LED駆動手段は、LEDストリングを駆動する定電流回路と、定電流回路の出力電流のオン/オフを制御するPWM発生回路とで構成されていることを特徴とするLED駆動装置。 - LED駆動装置において、1以上のLEDを直列に接続した複数のLEDストリングをLED駆動手段で順次点灯制御するLED点灯制御方法であって、
LED駆動手段の起動時に、前記LEDストリングを所定の時間点灯制御する工程と、
前記起動したLED駆動手段がLEDストリングの点灯制御終了時に次のLED駆動手段を起動する工程と、
を有することを特徴とするLED点灯制御方法。
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