JP2004014228A - 電源装置及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の電流積算型の電池の残量表示装置では、単位時間内に充放電される電流量に充放電効率を掛け積算することで容量を求めるが、充放電効率は充放電サイクルを重ねると徐々に変化し、一定の固定値では容量に誤差を含んでしまう。これを改善する。
【解決手段】電池パック内にCPUと電流検出回路と電圧検出回路と充放電回数をカウントするプログラムと充放電回数と係数からなるデータと充放電効率データを記憶したROMを具備し、CPUは単位時間内に充放電される電流量を電流検出回路より受けとり、それに充放電効率を掛け逐次加減算することで容量を求める。更に、予め定めた電池電圧を検出するとROMに記憶された充放電回数に応じた係数をよみ出し容量の補正を行う。これにより誤差のない容量表示が可能となる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電可能な電池を内蔵する電池パックの残容量表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型コンピュータ等に用いられる小型の二次電池(リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等)の容量表示方法の−つとして電流積算方式による電池容量表示方法がある。電流積算方式による電池容量表示方法は、一般的に二次電池に直列に接続された抵抗器の両端の電圧A/D変換器等を用いて測ることで二次電池に入出する電流値を求め、そして単位時間毎に測定される電流値を逐次加減算することで積算し、さらに電池の充電/放電時の充放電電流効率(充電/放電電流と容量の関係から求めたもの)を電流積算値にかけあわせることで充放電容量求め、二次電池の最初の容量と充放電容量から現在の容量を求め行う。そして、ユーザに電池容量を表示する時は一般的に、二次電池の満充電時の容量と現在の容量との比の百分率表示(%)からなる相対容量表示を行う。
【0003】
そして、二次電池の満充電時の容量は、従来から二次電池の初期特性より求めた容量と電池電圧から、相関関係にある学習容量と学習電圧を定め、二次電池の満充電状態から学習電圧まで放電した時の積算放電容量から求める。例えば、学習容量5%、学習電圧10.5Vの二次電池で、満充電から10.5Vまで放電した時の積算放電容量が、800mAhであるなら、満充電時の容量は下式の様になる。
【0004】
満充電時の容量=100%/(100%−5%)×2800mAh=2947mAh
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の二次電池の容量表示方法では、二次電池の満充電時の容量は、二次電池の初期特性より求めた容量と電池電圧から、相関関係にある学習容量と学習電圧を定め、二次電池の満充電状態から学習電圧まで放電した時の積算放電容量から求めるため、電池の充放電を繰り返すと相関関係にある学習容量と学習電圧の間にずれが生じ、それによって求める電池容量に誤差が生じる。
【0006】
また、電池容量に誤差が生じると電池容量が少なくなった場合にシステムをオフする様な機器においては、実際には電池容量がまだ十分あるにも係わらずシステムがローバッテリ処理を行い動作時間を減少させてしまったり、電池容量が十分にあるように思われたシステムがいきなりオフしてしまったりすることがある。
【0007】
そこで、本発明は電池の充放電サイクルによって電池特性が変化しても電池容量表示に誤差を含まない電源装置及び動作時間を減少させたり、いきなりシステムがオフすることのない情報処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、電池パックはCPUを備え、電池パック内のCPUは、電池に入出する電流を検出し、電流値から充放電される電池容量を求め、電池初期容量から逐次加減算する手段と、電池満充電状態から容量を逐次積算する手段を有する。さらに、逐次電池の電圧を測定し、予め定められ電池パック内のCPUに記憶された学習電圧と比較する電圧比較手段を有し、予め記憶された学習電圧に達すると電池容量を補正する手段と電池の満充電容量を補正する手段を備えたものである。さらに、本体装置は電池パックと通信する手段を有し、容量補正後の容量データにてローバッテリ処理をする手段を備えたものである。
【0009】
(作用)
上記構成により、電池容量表示に含まれる誤差を排除し、電池残容量データ値によってローバッテリ処理を制御する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は本発明に係る電源装置及び情報処理装置の一実施の形態を示す電気回路図であって、該電源装置及び情報処理装置は、電池パック1が装置本体2に装着されている。なわち、電池パック1は本体装置2への電力供給源となるプラス端子3及びマイナス端子4前記本体装置2との間でデータ通信を行うデータ端子5、クロック信号送受信用のクロック端子6、及び二次電池の容量表示を行うためのLEDON端子7を介して本体装置2と着脱可能に接続されている。
【0012】
しかして、電池パック1において、8は二次電池(以下、単に「電池」という)。であって、本実施形態では10本のニッケル水素(NiMH)電池を直列に接続されており、一方の端子がプラス端子3を介して本体装置2に接続され、他の端子は電池8の充電または放電電流を測定するための抵抗器9(本実施形態においては0.02Ω)を介してマイナス端子4に接続されている。さらに、電池8の前記一方の端子は定電圧回路10を介して第1のCPU11に接続される一方、前記他方の端子は直接第1のCPU11に接続され、前記定電圧回路10により第1のCPUには5Vの一定電圧が供給される。そして電池パック1は機器本体2から取り外された状態で放置された場合においても、電池8の容量がある限りには第1のCPU11は動作可能である。
【0013】
また、第1のCPU11は0〜5Vの範囲の入力アナログ信号を8ビットで分解してディジタル信号に変換するA/D変換12を内蔵しており、さらにマイナス端子4及び抵抗器9の間の接続点aと、前記A/D変換器12との間には反転増幅器13及び非反転増幅器14が介装されている。
【0014】
反転増幅器13及び非反転増幅器14は接続点aの電圧を増幅する。本実施の形態では約80倍の増幅虔である。
【0015】
さらに、第1のCPU11は、抵抗器15a〜15eを介して発光タイオード(ED)16a〜16eが接続されている。本実施の形態では電池8の容量が、0%〜19%のときには1個のみ(例えばLED16aのみ)が点灯し、電池の容量が増加するに伴いその点灯個数が増加して容量が80%〜100%のときに全てのLED16a〜16eが点灯する。また、第1のCPU11には電池8の容量表示を開始するボタンスイッチ17が接続されており、該ボタンスイッチ17を1回押下する毎にLED16は約3秒間点灯し、その後消灯する。
【0016】
また、第1のCPU11とデータ端子5及びクロック端子6との間にはオープンコレクタの第1及び第2のドライバ18、19が介装されており、各々のデータ信号またはクロック信号を本体装置2に送信する。さらに、第1のCPU11には、装置本体2側からのレディ信号線、クロック信号線及びLEDON信号線が接続されている。尚、20、21は電池8の電圧を分圧するための分庄抵抗器であり、22は電池8の表面温度を検出するためのサーミスタである。
【0017】
一方、装置本体2において、23は第2のCPUであって、第1のCPU11と略同様のA/D変換24を内蔵すると共に、上述した電池パック1からの各種信号線と接続され、さらに第2のCPU23とデータ端子5及びクロック端子6との間にはオープンコレクタの第3及び第4のドライバ25、26が介装されている。そして、ROM27に格納されている充放電プログラム、ローバッテリ処理プログラムや通信制御プラグラム等を実行して充電及び放電の制御を行うと共に電池8の容量の積算値、電池電圧および電池温度の値を読み込んだり、第1のCPU11からのデータを読み込み、これらのデータをRAM28に格納する。
【0018】
29は整流平滑回路であって、100Vの交流電源(AC電源)を20Vの直流電源(DC電源)に変換し、定電圧定電流回路30で本体装置2が動作するのに必要な最大動作電力(本実施の形態では最大電圧Vl:20V、最大電流l1.2A)に変換した後、第1のスイッチング回路31を介してプラス端子3に接続され、さらに電池8に供給される。32は定電圧回路であり、定電圧定電流回路30の出力電圧と電池8の電圧の高い方から電力供給を受け、第2のCPU23等に5Vの電源を供給する。例えば、本体装置2がAC電源に接続されておらず、電池パック1のみと接続されている場合は、電池パック1から電力の供給を受け、AC電源、またはAC電源及び電池パック1の双方に接続されている時はAC電源から電力の供給を受け、これらの電源を第2のCPU23等に供給する。
【0019】
また、第2のスイッチング回路33は、一方をプラス端子3、他方を電池8を放電する抵抗器34に接続し、第2のCPU23によって制御される。また、36は騒動回路35を内蔵した液晶パネル(LCD)である。
【0020】
尚、第2のCPU23は、AC電源及び電池パック1が接続されていない時は動作を停止し、電池パック1が接続されると前述の方法により5V電源の供給を受け、ROM27に格納された、後述するローバッテリ処理通信制御ルーチンを実行し第1のCPU11と通信を開始する。
【0021】
次に、第1のCPU11で実行される電池8の容量SOCの積算方法について説明する。第1のCPU11は電池8の初期容量、すなわち充放電回数1回時点の最大容量FCが該第1のCPU11に内蔵されたROM(不図示)に記憶されており、これを読み出し該第1のCPU11に内蔵されたRAM(不図示)に書き込むことで電池8の最大容量FCとし、更に抵抗器9の両端の電圧から所定時間T毎に充電電流または放電電流を求め、これらの電流と前記所定時間とを積算して充電容量または放電容量を求め、斯かる容量の加減算を行う。例えば、実施の形態の電池パック1の放電可能電流値を0A〜3.125Aとし、充電可能電流値を0A〜2.4Aとした場合、25mA〜3.125Aの電流値においてはA/D変換器12によって検出された電流値を容量積算のために使用し、0〜25mAの電流備においてはデータ端子5とクロック端子6の状態によって定められた電流値を容量積算のために使用する。
【0022】
すなわち、A/D変換器12によって検出される電流値に基づいて、電池8の容量を積算する場合は、まず、抵抗器9(抵抗値R:0.02Ω)に流れる12.5mA〜3.125Aの電流の変化は、0.25mV〜62.5mVの電圧の変化(接続点aの電圧)に変換される。次に反転増幅器13または非反転増幅器14の増幅度にしたがって接続点aの電圧が約80倍に増幅され、点b又は点cでは20mV〜5.0Vの変化となる。本実施の形態で用いてられるA/D変換器12は0〜5Vの範囲を8bitで分解する能力を持っているので、1ビットあたり20mVの検出が可能となる。この、20mVの電圧は抵抗器9に流れる電流に換算すると12.5mAに相当するが、A/D変換器12の最下位のビット(LSB)には誤差が含まれるため検出最少電流は2ビット分、つまり25mAである。そして、第1のCPU11は25mA以上の電流を検出すると電池8が充電状態または放電状態にあることを認識する。
【0023】
そして、この後、上述したように抵抗器9の両端の電庄から所定時間毎に充電電流または放電電流を求め、これらの電流と前記所定時間とを積算して充電容量または放電容量を求め、斯かる容量の加減算を行う。抵抗器9の接続点aの電圧を反転増幅器13、非反転増幅器14により増幅しA/D変換器12より変換する。そして、反転増幅器13の出力電圧をb、非反転増幅器14の出力電圧をcとすると、b>0なら充電中、c>0なら放電中と判断、充電中のときは出力電圧bのA/D変換器12の値により、放電中のときは出力電圧cのA/D変換器12の値により、数式(1)を用いて充電電流または放電電流13を算出し、第1のCPU11はディジタル値を得る。
【0024】
13=((bまたはc)/R)×n…(1)
ここで、nは充電または放電の効率であって、電池8の表面温度に応じた値が、あらかじめ該第1のCPU11の内部のROM(不図示)に記憶され、算出するたびに読みだされる。すなわち、電池8の温度はサーミスタ22によって電圧として検出され、A/D変換器12によって該第1のCPU11が取り扱えるディジタル値に変換され、データ通信する際や電池の容量SOCを算出する際に用いられる。
【0025】
次に、第1のCPU11は、充電または放電電流値に基づき数式(2)にしたがって充電容量または放電容量W1を算出する。
【0026】
W1=13×T…(2)
ここで、Tはサンプリング時間であって、予め定められ本実施の形態では1mSに設定されている。これにより、サンプリング時間T毎の充電容量または放電容量W1を逐次増減算することで電池8の容量RCを求めることが出来る。そして、容量RCはユーザの判りやすいように該第1のCPU11によって、数式(3)を用いて%表記(容量SOC)に変換される。
【0027】
SOC=RC÷FC×l00…(3)
また、第1のCPU11は抵抗器9の接続点aの電圧から求めた電流が充電中と判断された場合、電池8の容量SOCに応じた個数のLED16を充電中とみなされている間、点灯し、抵抗器9の接続点aの電圧から求めた電流が放電中と判断された場合、容量が0〜19%の範囲になるとLED16の内の1個のLED16aのみを自動的に点灯する。さらに、第2のCPU23は液晶ディスプレイ及び駆動回路36に信号を送出すると同時にLEDON信号を第1のCPU11に送出し、LEDON信号を受けた第1のCPU11は、ボタンスイッチ17が押された時と同様にLED16を点灯させる。
【0028】
一方、A/D変換器12で検出できない微小電流の場合の電池8の容量は、以下の様に積算される。
【0029】
A/D変換器12で検出できない装置本体2の動作状態としては、サスペンド状態とオフ状態の2種類があり、本実施の形態では電池8はサスペンド状態で7mA,オフ状態で3mAを消費する。第1のCPU11はA/D変換器12によって電流の充放電が検出されないときにはデータ端子5とクロック端子6の状態によって装置本体2がサスペンド状態またはオフ状態であることを検出する。装置本体2がサスペンド状態の時には7mA、オフ状態の時には3mAの単位時間あたりの電流値を電池8の容量から減算する。
【0030】
次に、該第1のCPU11が電池8の容量SOCを前述の積算方法により求めると同時に行う電池8の容量SOCの補正と電池8の充放電サイクルによる劣化に応じた最大容量FCの算出方法について説明する。
【0031】
該第1のCPU11は、電池8の電圧を後述の方法によリ所定時間T毎に検出し、該電池電圧と第1のCPU11に内蔵されたROM(不図示)に予め設定された電池8の容量と電圧からなる相関データと比較し、電池8の容量SOCの補正と電池8の充放電サイクルによる劣化に応じた最大容量FCの算出を行う。具体的には、本実施の形態の電池8の電圧と電池8の容量の間には、10.5Vの時に5%という相関があり、第1のCPU11に内蔵されたROM(不図示)には10.5V(以下、「相関データV」という)、5%(以下、「相関データR」という)がデータ値として記憶されている。更に満充電状態から相関データV迄放電したときのサンプリング時間T毎の放電容量W1を累積積算した放電容量WTを最大容量の95%のと定めている。また、サンプリング時間T毎に第1のCPU11は、分庄抵抗器20、21の電圧をA/D変換器12を用いて検出することにより電池8の電圧を逐次検出する。第1のCPU11は抵抗器9の接線点aの電圧から求めた電流が充電中と判断された場合以外の時は、前述の様にサンプリング時間T毎の放電容量W1を電池8の容量から逐次減算し、容量SOCが6%(相関データR+1%)になるまで行い、更に放電容量W1を累積し放電容量WTを算出する。減算によって求めた残容量が6%(相関データR+1%)以下になった場合は、サンプリング時間T毎に逐次検出する電池8の電圧が、相関データYの値以下になるまで減算を行わない。
【0032】
ただし、放電容量WTは累積し続ける。そして、第1のCPU11は前述の内蔵RAMに格納されている相関データVとサンプリング時間T毎に逐次検出する電池8の電圧を比較して、電池8の電圧が相関データV以下になったときに、残容量を5%(相関データR)に改める。その一方で相関データVまで累積した放電容量WTを基に数式(4)から電池8の新しい最大容量FCを求め、第1のCPU11の内蔵RAM(不図示)に格納する。
【0033】
FC=WT×l00÷95×k…(4)
ここで、kは劣化係数であり図6に示すような電池8の充放電サイクル数に応じた電池電圧の変化を基に求めた劣化係数で、第1のCPU11の内臓ROM(不図示)に格納されており、第1のCPU11が数式(4)を計算する都度、サイクル数に応じた劣化係数kが読み出される。
【0034】
しかし、減算によって求めた容量が6%(相関データR+1%)以下になる前に、前述の内蔵RAMに格納されている相関データVとサンプリング時間T毎に逐次検出する電池8の電圧を比較して、電池8の電圧が相関データV以下になった場合は、第1のCPU11は、積算によって求めた残容量を5%(相関データR)に改める。この場合も前述同様に数式(4)により、それまでの相関データVまで累積した放電容量WTを基に電池8の新しい最大容量FCを求め、第1のCPU11の内蔵RAM(不図示)に格納する。そして、その後は、前述の様にセサンプリング時間T毎の放電客量W1を電池8の容量から逐次減算し、容量を求める。
【0035】
また、第1のCPU11は電池8の充放電のサイクル回数をカウントし、前述の最大容量FCを算出する際に用いる。
【0036】
第1のCPU11は算出した容量SOCが放電によリ1%以上減少した時に第1のCPU11の内蔵RAM(不図示)に用意されたサイクルカウントレジスタがらそれまでのサイクル数を読みだし、その値に1を加え、再びサイクルカウントレジスタに格納する。サイクルカウントレジスタには初期値として0が格納されている。
【0037】
次に電池パック1と装置本体2の間にて行われる通信について説明する。
【0038】
装置本体2がサスペンド状態になると第2のCPU23は第3のドライバ25を介してレディ信号をハイレベルにし、第4のドライバ26を介してクロック信号をローレベルにする。そして、第1のCPU11はデータ端子5からのレディ信号(ハイレベル)とクロック端子6からのクロック信号(ローレベル)を取り込み、装置本体2がサスペンド状態となったことを認識する。
【0039】
一方、装置本体2がオフ状態になると第2のCPU23は第3のドライバ25を介してレディ信号をハイレベルにし、第4のドライバ26を介してクロック信号をハイレベルにする。そして、第1のCPU11はデータ端子5レディ信号(ハイレベル)とクロック端子6からのクロック信号(ハイレベル)を取り込み、装置本体2がオフ状態となったことを認識する。
【0040】
しかして、図2は1バイトのデータ転送のタイミーングを示すタイムチャートである。第2のCPU23は第3のドライバ25を介してレディ信号を一定時間ローレベルにし、その後ハイレベルに切り替える。そして、第1のCPUl1がレディ信号の上記ローレベルを検出すると第2のCPU23がデータを受け取る準備ができたと判断し、クロック信号の立ち下がリエッジと同期してデータを第1のドライバー8を介してデータ端子5から第2のCPU23に出力する。このデータの送信はLSBからMSBまでの8ビットを出力することにより行われる。すなわち、第2のCPU23は、第1のCPU1から送信されたデータをクロック信号の立ち上がりエッジに同期して取り込み、図3に示すように、1バイトのデータ転送を8回繰り返すことにより8バイトのデータ転送が実現する。
【0041】
図4は、転送データのデータフォーマットを示す図である。
【0042】
D7はストップビット、D6は奇数パリティ、D5〜D2はデータ、D1は最終データ表示ビット、D0は先頭データ表示ビットである。先頸データ表示ビットD0は、転送データの先頭バイトのときは“1”に設定され、先頭データ以外のときは“0”に設定される。最終データ表示ビットD1は、転送データの最終バイトのときは“1”に設定され、最終データ以外の時は“0”に設定される。また、ストップビットD7は転送データの最終を示すものであり“1”に設定される。
【0043】
図5は、転送データ列を示す図であって、本実施の形態ではこのように図4に示す転送データを1ブロックとして8ブロックの転送データにより、第1及び第2のCPU11、23間でデータ通信が行われる。
【0044】
この図5から明らかなように、先頭バイトの先頭データ表示ビットDOには“1”が書き込まれ(図5(a))、また最終バイトの最終データ表示ビットD1には、“1”が書き込まれている(図5(h))。
【0045】
そして、D2〜D5にはデータが書き込まれて転送されるが、その内訳は先頭バイト(図5(a))には容量データ下位4ビット、第2バイト(図5(b))には容量データ上位4ビット、第3バイト(図5(c))には電池電圧下位4ビット、第4バイト(図5(d))には電池電圧上位4ビット、第5バイト(図5(e))には電池温度下位4ビット、第6バイト(図5(f))には電池温度上位4ビット、第7バイト(図5(g))には電池状態下位4ビット、最終バイト(図5(h))には電池状態上位4ビットが夫々書き込まれている。具体的には、容量データは2バイト(8ビット)構成で0〜100%、電池電圧データは2バイト(8ビット)構成で0〜20.48V、電池温度データは2バイト(8ビット)構成で−5〜71.8℃の範囲の範囲を夫々示している。
【0046】
また、電池状態データは2バイト(8ビット)構成で第7バイトにおけるD2、D3は電池状態として休止の場合は(00)、放電の場合は(01)、充電の場合は(10)、リザーブの場合は(11)が書き込まれる。また、D4及びD5には充電フラグが設定される。すなわち、D4は残量が100%の時満充電と判断して「1」を書き込み、それ以外のときは「0」を書き込む。また、D5は充電中の電池電圧推移が最大値より降下し、該最大電圧からの降下電圧が所定値以上になった時に満充電と判断して「1」を書き込み、それ以外の時は「0」を書き込む。
【0047】
さらに、最終バイトのD2にも充電フラグが設定される。
【0048】
すなわち、充電中の電池8の表面温度が所定値以上になった時に満充電と判断して「1」を書き込み、それ以外の時は「0」を書き込む。また、最終バイトのD3〜D5はリザーブ「11」が書き込まれる。
【0049】
次に、第2のCPU23が行うローバッテリ処理について図7を用いて説明する。図7は第2のCPU23によって実行されるローバッテリ処理通信制御ルーチンを示すフローチャートである。まず、第2のCPU23は、前述したようにレディ信号を送出してデータの受け入れ準備をする(ステップS1)。第2のCPU23は第1のCPU11から送られてくる電池8の容量、電池電圧、電池温度、電池状態データを読み込む(ステップS2)。そして、2のCPU23は読み込まれた電池8の残容量が5%以下かどうかを判断し(ステップS3)、5%より上である場合はそのまま処理を繰り返す一方で、5%以下であればローバッテリ処理を行い終了する(ステップS4)。
【0050】
このように本実施の形態においては、充放電サイクル回数増加によって起こる電池8の劣化に対しても、第1のCPU11内部のROMに劣化係数を予め測定したデータを基に記憶し、電流積算によって求めた容量から最大容量を求める際に前記劣化係数で補正することで、充放電を繰り返しても誤差なく容量を表示することができる。また、動作時間を減少させたり、いきなりシステムがオフすることがなくできる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る電源装置及び情報処理装置によれば、電池が充放電の繰り返しによって相関関係にある学習容量と電圧がずれても電池の容量に誤差を含まず電池残容量の表示を行え、電池容量を最後まで使い切り、システムがいきなリオフとなることのない電源装置及び情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電源装置の電気構成を示す回路図である。
【図2】1バイトのデータ転送のタイミングを示すタイムチャートである。
【図3】8バイト(ブロック)のデータ転送タイミングを示すタイムチャートである。
【図4】転送データのデータフォーマットを示す図である。
【図5】転送データ列を示す図である。
【図6】第1のCPU11内のROMに記憶されたサイクル回数と劣化係数の表である。
【図7】第2のCPU23によって実行されるローバッテリ処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 電池パック
2 本体装置
3 +端子
4 −端子
5 データ端子
6 クロック端子
7 LEDON端子
8 ニッケル水素電池
9 抵抗器
10 定電圧回路
11 第1のCPU
12 A/D変換
13 反転増幅器
14 非反転増幅器
15 抵抗器
16 LED
17 ボタンスイッチ
18 第1のドライバ
18 第2のドライバ
20 分圧抵抗器
21 分圧抵抗器
22 サーミスタ
23 第2のCPU
24 A/D変換
25 第3のドライバ
26 第4のドライバ
27 RAM
27 ROM
28 定電圧定電流回路
29 整流平滑回路
31 第1のスイッチング回路
32 定電圧回路
33 第2のスイッチング回路
34 抵抗器
35 駆動回路
36 液晶パネル

Claims (9)

  1. 装置本体と二次電池を内蔵して前記装置本体に着脱可能とされた電池パックとからなる電源装置において、前記二次電池の容量を検出する手段と、充放電回数を検出する手段と、電池電圧を検出する手段と、充放電回数と係数からなるデータを具備し、予め定めた任意の電池電圧を検出すると前記データから前記二次電池の容量を補正する手段を備えていることを特徴とする電源装置。
  2. 前記捕正する容量は、前記二次電池の満充電容量について行われることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記容量を補正する手段は、電池の満充電から予め定めた電池電圧を検出する迄に積算した容量に前記データの充放電回数に応じた係数を乗じた値に改めることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 前記二次電池の容量を検出する手段は、二次電池に直列に接続された抵抗に流れる電流に基づき充電/放電を判断する判断手段と、前記判断手段の判断に基づき入出する電流値から二次電池の容量を求める手段とから構成されることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の電源装置。
  5. 前記容量を補正する手段で補正した容量を表示するための表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の電源装置。
  6. 前記判断手段により放電が行われていると判断されている時に、前記容量を補正する手段が補正を行うことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の電源装置。
  7. 装置本体と二次電池を内蔵して前記装置本体に着脱可能とされた電池パックとからなる情報処理装置において、前記二次電池の容量を検出する手段と、充放電回数を検出する手段と、電池電圧を検出する手段と、充放電回数と係数からなるデータと、予め定めた任意の電池電圧を検出すると前記データから容量補正する手段を具備し、前記補正後の容量から前記装置本体のローバッテリ処理をすることを特徴とする情報処理装置。
  8. 装置本体と二次電池を内蔵して前記装置本体に着脱可能とされた電池パックとからなる電源装置において、前記二次電池の容量を検出する手段と、充放電回数を検出する手段と、充放電回数から容量補正する手段を備えていることを特徴とする電源装置。
  9. 装置本体と二次電池を内蔵して前記装置本体に着脱可能とされた電池パックとからなる情報処理装置において、前記二次電池の容量を検出する手段と、充放電回数を検出する手段と、充放電回数から容量補正する手段を具備し、前記補正後の容量から前記装置本体のローバッテリ処理をすることを特徴とする情報処理装置。
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