JP3216032B2 - 電源装置、携帯型機器およびこれらの取付完了表示方法 - Google Patents

電源装置、携帯型機器およびこれらの取付完了表示方法

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JP3216032B2
JP3216032B2 JP11385695A JP11385695A JP3216032B2 JP 3216032 B2 JP3216032 B2 JP 3216032B2 JP 11385695 A JP11385695 A JP 11385695A JP 11385695 A JP11385695 A JP 11385695A JP 3216032 B2 JP3216032 B2 JP 3216032B2
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本体に電池を内蔵し機器
に取り付けて使用する電源装置、携帯型機器およびこれ
らの取付完了表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯型ビデオカメラや携帯型
コンピュータに用いられる電源装置としての残量表示付
き電池パックにはつぎに示すものがあった。図10は従
来の電池パックの電気的構成を示した回路図である。1
01はA/D変換102を内蔵したワンチップCPU、
103は電池の放電また充電電流を測定するための抵抗
器、104は電池(組電池)、105は電池104の表
面温度を測るためのサーミスタ、106は電池104の
残量を表示するためのLEDで残量に応じて点灯する数
を変化させ、例えば残量が20%のときには1個のLE
Dを点灯させ、100%のときには5個のLEDを点灯
させる。107は残量表示を開始するボタンスイッチで
1回押すことによりLED106は約3秒間点灯し、そ
の後消灯する。108は機器に接続される電池パックの
+端子、109は同じく機器に接続される−端子であ
る。残量の積算では、CPU101は電池104の初期
の容量をあらかじめ記憶しておき、抵抗器103の両端
の電圧から充電電流あるいは放電電流を求め、容量の加
減算を行なう。例えば、抵抗値Rを有する抵抗器103
の両端の電圧をa、bとすると、a、b間の電圧をA/
D変換器102により測定し(このとき電圧bは電池電
圧となる)、a−b<0なら放電中、a−b>0なら充
電中とみなし、抵抗器103の両端の電圧から現在流れ
ている電流値を数式1により算出する。
【0003】
【数1】充電電流または放電電流=(|a−b|/抵抗
値R)×効率 ここで、充電及び放電の効率はあらかじめ温度に応じた
値に決められている。電池104の温度はサーミスタ1
05によって電圧として検出され、A/D変換器102
によってCPU101が取り扱えるディジタル値に変換
される。
【0004】数式1を用いて逐次算出される単位時間あ
たりの電流値は初期の容量に対して充電時に加算、放電
時に減算される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電池パックでは機器に取り付けたときに、きちんと機器
に取り付けられたか否かを判別できなかった。また一方
では、使用者が電池使用前に残量を知りたいときには残
量表示用のボタンスイッチ107を押し、確認後使用す
ることになるので面倒であった。また、残量表示のため
にLED106を点灯させたままにすると使用していな
いときでも電池が消耗してしまうことになる。さらに、
LED106が1つも点灯しないときには、電池の容量
切れなのか故障中なのかがわからなく不便であった。
【0006】そこで、本発明は機器に取り付けて使用す
る際に取り付け完了を容易に知ることができる電源装
置、携帯型機器およびこれらの取付完了表示方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電源装置は、本体に電池を内蔵し、機器に取り付けて
使用する電源装置において、前記電池の残量を検出する
検出手段と、前記本体が前記機器に取り付けられたこと
を検知する検知手段と、前記検知手段により前記本体が
前記機器に取り付けられたことが検知されたときに、前
記電池を使って取り付け完了を所定時間表示する表示手
段とを備え、前記取り付け完了として前記検出した残量
を表示することを特徴とする。請求項2に記載の電源装
置は、請求項1に係る電源装置において前記検知手段
は、前記機器から出力される表示を指示する信号を受信
することにより前記本体が前記機器に取り付けられたこ
とを検知することを特徴とする。請求項3に記載の電源
装置は、請求項に係る電源装置において前記電池の残
量の表示を指示する指示手段を更に有し、前記表示手段
は、前記指示手段の指示に基づき、前記残量を所定時間
表示することを特徴とする。請求項4に記載の携帯型機
器は、第1の筐体と第2の筐体とからなる携帯型機器で
あって、前記第1の筐体は、電池、第1の送信手段、第
1の受信手段、及び表示手段を有し、前記第2の筐体
は、電気回路、判断手段、第2の送信手段、及び第2の
受信手段を有し、前記第1の送信手段は、電池の状態情
報を前記第2の受信手段に送信し、前記判断手段は、前
記第2の受信手段で受信した前記電池の状態情報に基づ
き、前記第1の筐体内に含まれる構成の故障の有無を判
断し、前記判断手段の判断の結果、故障が無いと判断し
た場合、前記第2の送信手段は、前記第1の受信手段
に、前記表示手段の表示を行わせるためのデータを送信
し、前記表示手段は、前記第1の受信手段で受信したデ
ータに基づき、表示を行うことを特徴とする。請求項5
に記載の携帯型機器では、請求項4に係る携帯型機器に
おいて前記第1の筐体は、前記電池の残量を検出する検
出手段と、前記検出した残量の表示を指示する指示手段
とを更に有し、前記指示手段の指示に基づき、前記表示
手段に前記検出した残量を所定時間表示することを特徴
とする。請求項6に記載の携帯型機器では、請求項5に
係る携帯型機器において前記表示手段は、複数の発光ダ
イオードからなり、点灯する発光ダイオードの数により
前記残量を表示することを特徴とする。請求項7に記載
の携帯型機器では、請求項6に係る携帯型機器において
前記第1の筐体は、前記電池に接続された抵抗に流れる
電流の向きを検出する方向検出手段を更に有し、前記検
出手段は、前記方向検出手段で検出した方向に基づき、
前記電池の残量を検出することを特徴とする。請求項8
に記載の電源装置の取付完了表示方法は、本体に電池を
内蔵し、機器に取り付けて使用する電源装置の取付完了
表示方法において、前記本体が前記機器に取り付けられ
たことを検知し、前記本体が前記機器に取り付けられた
ことが検知されたときに、前記電池を使って残量検出手
段で検出した前記電池の残量を所定時間表示することに
より取り付け完了を表示することを特徴とする。請求項
9に記載の電源装置の取付完了表示方法は、請求項8に
係る電源装置の取付完了表示方法において前記検知は、
前記機器から表示を指示する信号を受信することにより
前記本体が前記機器に取り付けられたことを検知する
とを特徴とする。請求項10に記載の電源装置の取付完
了表示方法は、請求項に係る電源装置の取付完了表示
方法において前記電池の残量の表示を指示し、該指示に
基づき、前記残量を所定時間表示することを特徴とす
る。請求項11に記載の携帯型機器の取付完了表示方法
は、電池が内蔵された第1の筐体を第2の筐体に取り付
けて使用する携帯型機器の取付完了表示方法において、
前記電池の状態情報を前記第1の筐体から前記第2の筐
体に送信し、受信した前記電池の状態情報に基づき、前
記第2の筐体では前記第1の筐体内に含まれる構成の故
障の有無を判断し、該判断の結果、故障が無いと判断し
た場合、表示を行わせるためのデータを前記第2の筐体
から前記第1の筐体に送信し、該第1の筐体では、受信
した前記データに基づき、表示を行うことを特徴とす
る。請求項12に記載の携帯型機器の取付完了表示方法
は、請求項11に係る携帯型機器の取付完了表示方法に
おいて前記第1の筐体では、前記電池の残量を検出し、
該検出した残量の表示を指示し、該指示に基づき、前記
検出した残量を所定時間表示することを特徴とする。請
求項13に記載の携帯型機器の取付完了表示方法は、請
求項12に係る携帯型機器の取付完了表示方法において
点灯する発光ダイオードの数により前記残量を表示する
ことを特徴とする。請求項14に記載の携帯型機器の取
付完了表示方法は、請求項13に係る携帯型機器の取付
完了表示方法において前記第1の筐体では、前記電池に
接続された抵抗に流れる電流の向きを検出し、該検出し
た方向に基づき、前記電池の残量を検出することを特徴
とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載の電源装置は、本体に
電池を内蔵し、機器に取り付けて使用する際、検出手段
により前記電池の残量を検出し、検知手段により前記本
体が前記機器に取り付けられたことを検知し、前記本体
が前記機器に取り付けられたことが検知されたときに、
前記電池を使って表示手段により取り付け完了として前
記検出した残量を所定時間表示する。請求項2に記載の
電源装置は、前記検知手段は、前記機器から出力され
る表示を指示する信号を受信することにより前記本体が
前記機器に取り付けられたことを検知する。請求項3に
記載の電源装置では、指示手段により前記電池の残量の
表示を指示し、前記表示手段は、前記指示手段の指示に
基づき、前記残量を所定時間表示する。請求項4に記載
の携帯型機器では、前記第1の送信手段は、電池の状態
情報を前記第2の受信手段に送信し、前記判断手段は、
前記第2の受信手段で受信した前記電池の状態情報に基
づき、前記第1の筐体内に含まれる構成の故障の有無を
判断し、前記判断手段の判断の結果、故障が無いと判断
した場合、前記第2の送信手段は、前記第1の受信手段
に、前記表示手段の表示を行わせるためのデータを送信
し、前記表示手段は、前記第1の受信手段で受信したデ
ータに基づき、表示を行う。請求項5に記載の携帯型機
器では、検出手段により前記電池の残量を検出し、指示
手段により前記検出した残量の表示を指示し、前記指示
手段の指示に基づき、前記表示手段に前記検出した残量
を所定時間表示する。請求項6に記載の携帯型機器で
は、前記表示手段は、点灯する発光ダイオードの数によ
り前記残量を表示する。請求項7に記載の携帯型機器で
は、方向検出手段により前記電池に接続された抵抗に流
れる電流の向きを検出し、前記検出手段は、前記方向検
出手段で検出した方向に基づき、前記電池の残量を検出
する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】つぎに、本発明の電源装置、携帯型機器およ
びこれらの取付完了表示方法の実施例について説明す
る。本実施例の電源装置は電池パックに適用される。
【0018】[第1実施例]図1は電池パック20の電
気的構成を示す回路図である。1はA/D変換器2を内
蔵したワンチップCPU、3は電池4の充電また放電電
流を測定するための抵抗器であり、本実施例においては
0.02Ωである。4は5本のニッカド(NiCd)電
池を直列に接続した電池、5は電池4の表面温度を測る
ためのサーミスタ、6は電池4の残容量を表示するため
のLEDで、0%〜20%の残容量で1個のLED6を
点灯させ、80%〜100%の残容量で5個全部のLE
D6を点灯させる。7は残量表示を開始するボタンスイ
ッチで1回押すことによりLED6は約3秒間点灯し、
その後消灯する。8は機器21に接続され電力を供給す
る電池パックの+端子、9は機器21に接続される−端
子、10および11はそれぞれ電池パック20の電池状
態情報を通信するためのデータ信号(レディ信号)のデ
ータ端子とクロック信号のクロック端子、12は残量表
示の開始を指示するLEDON信号である。13はデー
タ信号を送信するためのオープンコレクタのドライバで
ある。電池パック20が取り付けられる機器21におい
て、14はレディ信号を送信するためのオープンコレク
タのドライバである。15はA/D変換器16を内蔵し
たワンチップCPUである。CPU15は電池4の残量
の積算、電池電圧および電池温度の値を記憶する。
【0019】残量の積算は従来と同様の技術手段によっ
て演算される。即ち、CPU1は電池4の初期の容量、
すなわち最大容量をあらかじめCPU1に記憶し、抵抗
器3の両端の電圧から充電電流あるいは放電電流を求
め、容量の加減算を行なう。例えば、抵抗値Rを有する
抵抗器3の両端の電圧をa、bとすると、a,b間の電
圧をA/D変換器2により測定し(このとき電圧bは電
池電圧となる)、a−b<0なら放電中、a−b>0な
ら充電中とみなし、抵抗器3の両端の電圧から現在流れ
ている電流値を前述の数式1により算出する。電池4の
温度はサーミスタ5によって電圧として検出され、A/
D変換器2によってCPU1が取り扱えるディジタル値
に変換される。数式1を用いて逐次算出される単位時間
あたりの電流値は初期の容量に対して充電時に加算、放
電時に減算される。
【0020】つぎに、電池パック20と機器21の間に
て行なわれる通信について説明する。図2は6バイト
(ブロック)のデータ転送タイミングを示す説明図であ
る。図3は1バイトのデータ転送のタイミングを示す説
明図である。機器21側のCPU15はドライバ14を
介してレディ信号を一定時間ローレベルにし、その後ハ
イレベルに戻す。電池パック20側のCPU1はレディ
信号のローレベルを検出するとCPU15がデータを受
け取る準備ができたとみなし、クロック信号の立ち下が
りエッジに同期してデータをドライバ13を介してデー
タ端子10から出力する。このデータの送信はLSBか
らMSBまでの8ビットを出力することにより行なわれ
る。CPU15はCPU1から送信されたデータをクロ
ック信号の立ち上がりエッジに同期して取り込む(図3
参照)。図3に示した1バイトのデータ転送を6回繰り
返すことにより6バイトのデータ転送が実現する。
【0021】図4は転送データのデータフォーマットを
示す説明図である。D7はストップビット、D6は奇数
パリティ、D5〜D2はデータ、D1は最終データ表示
ビット、D0は先頭データ表示ビットである。先頭デー
タ表示ビットには、転送データの先頭バイトのときに
“1”が入り、最終データ表示ビットには転送データの
最終バイトのときに“1”が入る。
【0022】図5は転送データ列を示す説明図である。
先頭バイトから順に残量データ下位4ビット、残量デー
タ上位4ビット、電池電圧下位4ビット、電池電圧上位
4ビット、電池温度下位4ビット、電池電圧上位4ビッ
トのデータが保持されている。残量データは2バイト
(8ビット)構成で0〜100%、電池電圧データは2
バイト(8ビット)構成で0〜10.24V、電池温度
データは2バイト(8ビット)構成で−5〜71.8℃
の範囲をそれぞれ示す。
【0023】つぎに、使用者が電池パック20を機器2
1に接続して残量を確認する手順を説明する。図6はC
PU15によって実行される通信制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。CPU15はA/D変換器16を
用いて+端子8の電池電圧Vを読み込む(ステップS
1)。読み込んだ電池電圧Vが0Vを越えているか否か
を判別し(ステップS2)、越えている場合、電池パッ
ク20が機器21に接続されたことをCPU15は認識
してステップS3の処理に移行する。電池電圧が0V以
下である場合は以後何もすることなく本ルーチンを終了
する。つづいて、CPU15は前述したようにレディ信
号を送出してデータの受入れ準備をする(ステップS
3)。CPU15はCPU1から送られてくる電池4の
残量、電池電圧、電池温度データを読み込む(ステップ
S4)。つぎに、CPU15は予めステップS1におい
てA/D変換器16によって読み込まれた電池電圧Vと
通信によって得られた電池電圧のデータを比較し(ステ
ップS5)、等しければLEDON信号を送出する(ス
テップS6)。LEDON信号を受けたCPU1は、ボ
タンスイッチ7が押されたときと同様にLED6を3秒
間点灯させる。
【0024】図7はCPU1が実行する通信制御ルーチ
ンを示すフローチャートである。本ルーチンは図6に示
したCPU15による通信制御ルーチンとコミュニケー
ションをとりながら実行されるものである。電池パック
20が機器21に取り付けられると、CPU1はRea
dy信号がハイレベルからローレベルになるのを待ち
(ステップS11)、Ready信号がローレベルにな
ると、CPU1はドライバ13を介してデータ端子10
から機器21側に電池の残量、電池電圧、電池温度のデ
ータを出力する(ステップS12)。
【0025】つづいて、CPU15からLEDON信号
が送信されるのを所定時間待ち続け(ステップS1
3)、所定時間経過しても、CPU15からLEDON
信号が送信されてこないときはそのまま本ルーチン終了
し、LEDON信号が送信されてきたときは該当するL
ED6を点灯する(ステップS14)。
【0026】このように本実施例の電池パック20で
は、電池パックを機器に取り付けることで自動的に残量
表示をする。しかも、所定時間(3秒)だけ自動的に表
示させることで、従来の電池パックのように使用者が電
池使用前に残量表示用のボタンスイッチを押して残量を
確認したり、常時LED表示を点灯させたままにして電
池を消耗させたりすることがなくなる。また、LEDが
1つも点灯しないときには、電池容量切れなのか故障中
かがわからなく不便であったが、LEDが点灯しないと
きは故障中と即座に判別できる。
【0027】なお、本実施例ではLEDON信号が送信
されない、すなわち故障中と判断されたときに、CPU
1はLED6を消灯したままで故障であることを報知し
ているが、消灯の代わりにLED6を点滅表示させても
よい。
【0028】[第2実施例]つぎに、第2実施例の電源
装置としての電池パックについて説明する。図8は第2
実施例の電池パック20および機器21の電気的構成を
示す回路図である。前記第1実施例と同一の構成要素に
ついては同一の番号が付されている。
【0029】図において、1は8ビットのA/D変換器
2を内蔵したワンチップCPU、3は電池4の充電また
放電電流を測定するための抵抗器であり、本実施例にお
いては0.02Ωである。17は抵抗器3のa点の電圧
を増幅する反転増幅器であり、本実施例において約80
倍の増幅度である。18は抵抗器3のa点の電圧を増幅
する非反転増幅器であり、本実施例においては約80倍
の増幅度である。
【0030】4は5本のニッカド(NiCd)電池を直
列に接続した電池、5は電池4の表面温度を測るための
サーミスタ、6は電池4の容量を表示するためのLED
で、0%〜19%の容量で1個のLED6を点灯させ、
80%〜100%の容量で5個全部のLED6を点灯さ
せる。7は残量表示を開始するボタンスイッチで1回押
すことによりLED6は約3秒間点灯し、その後消灯す
る。8は機器21に接続され電力を供給する電池パック
の+端子、9は機器21に接続される−端子、10およ
び11はそれぞれ電池パック20の電池状態情報を機器
21に通信するためのデータ信号(レディ信号)のデー
タ端子とクロック信号のクロック端子で、機器21がサ
スペンド(一時停止)またはオフ状態のときにその動作
モードを電池パック20に通信するためのデータ信号
(レディ信号)のデータ端子とクロック信号のクロック
端子である。
【0031】12は残量表示の開始を指示するLEDO
N信号である。13はデータ信号を送信するためのオー
プンコレクタのドライバである。電池パック20が取り
付けられる機器21において、14はレディ信号を送信
するためのオープンコレクタのドライバである。23は
クロック信号を送信するためのオープンコレクタのドラ
イバである。22は機器21の動作モードを表す信号を
送信するためのオープンコレクタのドライバである。
【0032】15はA/D変換器16を内蔵したワンチ
ップCPUである。CPU15は電池4の残量の積算
値、電池電圧および電池温度の値を記憶し、充電および
放電の制御を行う。
【0033】38は整流平滑回路であり、AC100V
をDC10Vに変換する。37は定電圧回路であり、整
流平滑回路38の出力(10V)とニッカド電池4の電
圧(6V)の高い方から電力の供給を受ける。例えば、
電池パック20のみが接続されているときには電池パッ
ク20から電力の供給を受け、AC100Vのみあるい
はAC100Vと電池パック20の両方が接続されてい
るときはAC100Vから電力の供給を受ける。
【0034】定電圧回路37は機器21内のCPU15
や内部回路に電源電圧5Vを供給し、AC100Vおよ
び電池パック20の両方が接続されているときには定電
流回路24に10Vを供給する。
【0035】CPU15はAC100Vと電池パック2
0が接続されていないとき、動作を停止しており、AC
100Vと電池パック20が接続されると、前述の方法
により電源電圧5Vの供給を受け、ROM34に格納さ
れた後述する通信制御ルーチンを実行し、CPU1と通
信を開始する。そして、電池パック20が機器21に接
続されたことを使用者に報告する。
【0036】24は電池4に充電電流を供給する定電流
回路、25は定電流回路24からの供給電流をオンオフ
するスイッチ回路、26は電池4の放電を制御するスイ
ッチ回路、27は電池4を放電する放電抵抗である。3
4はROM、35はRAM、36は液晶駆動回路であ
る。
【0037】充電の開始および停止は後述の方法により
行われる。即ち、CPU15は電池パック20とAC1
00Vが接続されると、充電処理のプログラムをROM
34から読み出して実行する。図9はCPU15によっ
て実行される充電処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。CPU15は充電命令を受けると、ドライバ14
を介してレディ信号をハイレベルからローレベルにして
送出する(ステップS21)。レディ信号がローレベル
になると、CPU1はドライバ13を介してデータ端子
10から機器21側に電池の残量、電池電圧、電池温度
のデータを出力するので、CPU15はこれらのデータ
を読み込む(ステップS22)。
【0038】続いて、CPU15は電池残量が80%以
上であるか否かを判別し(ステップS23)、電池残量
が80%以上のときには本ルーチンを終了する。また、
80%未満であるときは電池残量が30%未満であるか
否かを判別する(ステップS24)。30%未満である
ときは電池4を放電した(ステップS25)後に、充電
して(ステップS26)本ルーチンを終了する。一方、
電池残量が30%以上であるときはそのまま電池4を充
電して(ステップS26)本ルーチンを終了する。
【0039】電池4の放電はCPU15がスイッチ回路
26をオンすることにより開始され、電池パック20と
の通信で得られる電池容量がほぼ0%になるとCPU1
5がスイッチ回路26をオフすることにより停止する。
電池4の充電はCPU15がスイッチ回路25をオンす
ることにより開始され、電池パック20との通信で得ら
れる電池電圧が△V=−60mV(すなわち、充電によ
り順次電圧が上昇して行き、最大電圧から60mV低下
したとき)になるとCPU15がスイッチ回路25をオ
フすることにより停止する。
【0040】残量の積算は後述の方法により演算され
る。即ち、CPU1は電池4の初期容量、即ち最大容量
をあらかじめCPU1に記憶し、決められた時間毎に抵
抗器3の両端の電圧から充電電流あるいは放電電流を求
め、これらの電流と決められた時間の積から充電容量あ
るいは放電容量を求め、容量の加減算を行う。例えば、
本実施例の電池パック20の放電可能電流値は0〜3.
1Aであり、充電可能電流値は0〜1.2Aである。
【0041】そこで、25mA〜3.1Aの電流値にお
いてはA/D変換器2によって検出された電流値を残量
積算のための演算に用い、0〜24mAの電流値におい
てはデータ端子10とクロック端子11の状態によって
定められた電流値を残量積算のための演算に用いる。
【0042】まず、A/D変換器2によって検出される
電流を基に電池残量を積算する方法について説明する。
0.02Ωの抵抗器3に流れる12.5mA〜3.12
5Aの電流の変化は0.25mV〜62.5mVの電圧
の変化(a点の電圧)に変換される。つぎに、反転増幅
器17または非反転増幅器18により80倍に増幅さ
れ、20mV〜5.0V(bまたはcの電圧)の変化と
なる。本実施例で用いられるA/D変換器2は0〜5V
の範囲を8ビットで分解する能力を持っているので、1
ビット当たり約20mVの検出が可能である。この約2
0mVの電圧は抵抗器3に流れる電流に換算すると1
2.5mAに相当するが、A/D変換器2の最小の1ビ
ット(LSB)には誤差が含まれるので、検出最小電流
は2ビット分、つまり25mAである。CPU1は25
mA以上の電流を検出すると、電池4が充電または放電
状態にあることを認識する。
【0043】CPU1は電池4の初期容量をあらかじめ
図示しない内部のROMに記憶し、抵抗器3の電圧から
充電電流あるいは放電電流を求め、求めた電流値から単
位時間当たりの電流値に変換し、電池4の残存容量に対
して充電時に加算、放電時に減算を行う。例えば、抵抗
器3のa点の電圧を反転増幅器17、非反転増幅器18
により増幅し、A/D変換器2により変換する。反転増
幅器17の出力値をb、非反転増幅器18の出力値をc
とすると、b>0であるとき充電中、c>0であるとき
放電中とみなす。充電中のときは出力値bのA/D変換
器2の値により、放電中のときは出力値cのA/D変換
器2の値により、数式2を用いて充電電流または放電電
流を算出し、CPU1はディジタル値を得る。
【0044】
【数2】充電または放電電流=bまたはcの電圧/抵抗
値R×効率 ここで、充電および放電の効率はあらかじめ温度に応じ
た値に決められている。電池4の温度はサーミスタ5に
よって電圧として検出され、A/D変換器2によってC
PU1が取り扱えるディジタル値に変換される。CPU
1は充電または放電電流を得ると、数式3から充電また
は放電容量を算出する。
【0045】
【数3】充電または放電容量=充電または放電電流×サ
ンプリング時間 ここで、サンプリング時間は予め定められ、本実施例で
は1mSである。サンプリング時間毎の充電または放電
容量を逐次増減算することにより電池4の残量を求め
る。また、CPU1は抵抗器3のa点の電圧から求めた
電流が充電中とみなされた場合、電池残量に応じた数だ
けLED6を充電中とみなされている間、点灯し、抵抗
器3のa点の電圧から求めた電流が放電中とみなされ、
容量が0〜19%の範囲になるとLED6のLEDを1
個自動的に点灯する。
【0046】さらに、CPU15は液晶駆動回路36に
信号を送出すると同時にLEDON信号を送出する。L
EDON信号を受けたCPU1はボタンスイッチ7が押
されたときと同様にLED6を点灯させる。
【0047】つぎに、A/D変換器2で検出できない微
小電流の場合における電池残量の積算方法を説明する。
本実施例ではA/D変換器2で検出できない機器21の
動作状態はサスペンド状態とオフ状態の2種類ある。電
池4はサスペンド状態では7mA、オフ状態では3mA
を消費する。CPU1はA/D変換器2によって電流の
充放電が検出されないときには後述するデータ端子10
とクロック端子11の状態によって機器21がサスペン
ド状態またはオフ状態であることを検出する。機器21
がサスペンド状態のときには7mA、オフ状態のときに
は3mAの単位時間当たりの電流値を残存容量から減算
する。
【0048】つぎに、電池パック20と機器21の間に
て行なわれる通信について説明する。機器21がサスペ
ンド状態になると機器21側のCPU15はドライバ1
4を介してレディ信号をハイレベルにし、ドライバ22
を介してクロック信号をローレベルにする。CPU1は
データ端子10とクロック端子11の状態を取り込む。
機器21がオフ状態になると、機器21側のCPU15
はドライバ14を介してレディ信号をハイレベルにし、
ドライバ22を介してクロック信号をハイレベルにす
る。CPU1はデータ端子10とクロック端子11の状
態を取り込む。
【0049】機器21が充電、放電および動作状態にな
る場合を示す。前記第1実施例と同様に図2は6バイト
(ブロック)のデータ転送タイミングを示す説明図であ
る。同様に図3は1バイトのデータ転送のタイミングを
示す説明図である。機器21側のCPU15はドライバ
14を介してレディ信号を一定時間ローレベルにし、そ
の後ハイレベルに戻す。電池パック20側のCPU1は
レディ信号のローレベルを検出するとCPU15がデー
タを受け取る準備ができたとみなし、クロック信号の立
ち下がりエッジに同期してデータをドライバ13を介し
てデータ端子10から出力する。このデータの送信はL
SBからMSBまでの8ビットを出力することにより行
なわれる。CPU15はCPU1から送信されたデータ
をクロック信号の立ち上がりエッジに同期して取り込む
(図3参照)。図3に示した1バイトのデータ転送を6
回繰り返すことにより6バイトのデータ転送が実現す
る。
【0050】また、前記第1実施例と同様に、図4は転
送データのデータフォーマットを示す説明図である。D
7はストップビット、D6は奇数パリティ、D5〜D2
はデータ、D1は最終データ表示ビット、D0は先頭デ
ータ表示ビットである。先頭データ表示ビットには、転
送データの先頭バイトのときに“1”が入り、最終デー
タ表示ビットには転送データの最終バイトのときに
“1”が入る。
【0051】前記第1実施例と同様に図5は転送データ
列を示す説明図である。先頭バイトから順に残量データ
下位4ビット、残量データ上位4ビット、電池電圧下位
4ビット、電池電圧上位4ビット、電池温度下位4ビッ
ト、電池温度上位4ビットのデータが保持されている。
残量データは2バイト(8ビット)構成で0〜100
%、電池電圧データは2バイト(8ビット)構成で0〜
10.24V、電池温度データは2バイト(8ビット)
構成で−5〜71.8℃の範囲をそれぞれ示す。
【0052】つぎに、使用者が電池パック20を機器2
1に接続して残量を確認する手順を説明する。前記第1
実施例と同様に、図6はCPU15によって実行される
通信制御ルーチンを示すフローチャートである。CPU
15はA/D変換器16を用いて+端子8の電池電圧V
を読み込む(ステップS1)。読み込んだ電池電圧Vが
0Vを越えているか否かを判別し(ステップS2)、越
えている場合、電池パック20が機器21に接続された
ことをCPU15は認識してステップS3の処理に移行
する。電池電圧が0V以下である場合は以後何もするこ
となく本ルーチンを終了する。つづいて、CPU15は
前述したようにレディ信号を送出してデータの受入れ準
備をする(ステップS3)。CPU15はCPU1から
送られてくる電池4の残量、電池電圧、電池温度データ
を読み込む(ステップS4)。つぎに、CPU15は予
めステップS1においてA/D変換器16によって読み
込まれた電池電圧Vと通信によって得られた電池電圧の
データを比較し(ステップS5)、等しければLEDO
N信号を送出する(ステップS6)。LEDON信号を
受けたCPU1は、ボタンスイッチ7が押されたときと
同様にLED6を3秒間点灯させる。
【0053】また、前記第1実施例と同様に、図7はC
PU1が実行する通信制御ルーチンを示すフローチャー
トである。
【0054】本ルーチンは図6に示したCPU15によ
る通信制御ルーチンとコミュニケーションを取りながら
実行されるものである。電池パック20が機器21に取
り付けられると、CPU1はレディ信号がハイレベルか
らローレベルになるのを待ち(ステップS11)、レデ
ィ信号がローレベルになると、CPU1はドライバ13
を介してデータ端子10から機器21側に電池の残量、
電池電圧、電池温度のデータを出力する(ステップS1
2)。
【0055】つづいて、CPU15からLEDON信号
が送信されるのを所定時間待ち続け(ステップS1
3)、所定時間経過しても、CPU15からLEDON
信号が送信されてこないときはそのまま本ルーチン終了
し、LEDON信号が送信されてきたときは該当するL
ED6を点灯する(ステップS14)。
【0056】このように本実施例の電池パック20で
は、電池パックを機器に取り付けることで自動的に残量
表示をする。しかも、所定時間(3秒)だけ自動的に表
示させることで、従来の電池パックのように使用者が電
池使用前に残量表示用のボタンスイッチを押して残量を
確認したり、常時LED表示を点灯させたままにして電
池を消耗させたりすることがなくなる。また、LEDが
1つも点灯しないときには、電池容量切れなのか故障中
かがわからなく不便であったが、LEDが点灯しないと
きは故障中と即座に判別できる。
【0057】なお、本実施例ではLEDON信号が送信
されない、すなわち故障中と判断されたときに、CPU
1はLED6を消灯したままで故障であることを報知し
ているが、消灯の代わりにLED6を点滅表示させても
よい。
【0058】また、本実施例では、CPU1の主な動作
は電池残量の積算、電池電圧の測定、電池温度の測定お
よびLED6による残量の表示であり、CPU15の主
な動作は電池パック20の充電、放電制御および通信開
始制御である。
【0059】さらに、本実施例では電池残量が30%未
満の場合、一旦放電してから充電を行うので、十分な充
電を行うことできる
【0060】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の電源装置によ
れば、本体に電池を内蔵し、機器に取り付けて使用する
際、検出手段により前記電池の残量を検出し、検知手段
により前記本体が前記機器に取り付けられたことを検知
し、前記本体が前記機器に取り付けられたことが検知さ
れたときに、前記電池を使って表示手段により取り付け
完了として前記検出した残量を所定時間表示するので、
使用者は本体の取付完了を容易に確認でき、しかも所定
時間に限って表示するので、電池の消耗を抑えることが
できる。さらに、使用者は電池の残量を併せて知ること
ができる。尚、請求項8に記載の電源装置の取付完了表
示方法においても同様の効果を得ることができる。請
項3に記載の電源装置によれば指示手段により前記電
池の残量の表示を指示し、前記表示手段は、前記指示手
段の指示に基づき、前記残量を所定時間表示するので、
指示の有無によって、電池の容量切れか故障かを容易に
判別できる。尚、請求項10に記載の電源装置の取付完
了表示方法においても同様の効果を得ることができる。
請求項4に記載の携帯型機器によれば、前記第1の送信
手段は、電池の状態情報を前記第2の受信手段に送信
し、前記判断手段は、前記第2の受信手段で受信した前
記電池の状態情報に基づき、前記第1の筐体内に含まれ
る構成の故障の有無を判断し、前記判断手段の判断の結
果、故障が無いと判断した場合、前記第2の送信手段
は、前記第1の受信手段に、前記表示手段の表示を行わ
せるためのデータを送信し、前記表示手段は、前記第1
の受信手段で受信したデータに基づき、表示を行うの
で、取付完了時に第1の筐体内に含まれる構成の故障を
即座に知ることができる。尚、請求項11に記載の携帯
型機器の取付完了表示方法においても同様の効果を得る
ことができる。請求項5に記載の携帯型機器によれば、
検出手段により前記電池の残量を検出し、指示手段によ
り前記検出した残量の表示を指示し、前記指示手段の指
示に基づき、前記表示手段に前記検出した残量を所定時
間表示するので、使用者は電池の残量を併せて知ること
ができ、また、指示の有無によって、電池の容量切れか
故障かを容易に判別できる。尚、請求項12に記載の携
帯型機器の取付完了表示方法においても同様の効果を得
ることができる。請求項6に記載の携帯型機器によれ
ば、前記表示手段は、点灯する発光ダイオードの数によ
り前記残量を表示するので、視認性を高めることができ
る。尚、請求項13に記載の携帯型機器の取付完了表示
方法においても同様の効果を得ることができる。請求項
7に記載の携帯型機器によれば、方向検出手段により前
記電池に接続された抵抗に流れる電流の向きを検出し、
前記検出手段は、前記方向検出手段で検出した方向に基
づき、前記電池の残量を検出するので、充電および放電
を考慮して電池の残量を正確に知ることができる。尚、
請求項14に記載の携帯型機器の取付完了表示方法にお
いても同様の効果を得ることができる。
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】電池パック20の電気的構成を示す回路図であ
る。
【図2】6バイト(ブロック)のデータ転送タイミング
を示す説明図である。
【図3】1バイトのデータ転送のタイミングを示す説明
図である。
【図4】転送データのデータフォーマットを示す説明図
である。
【図5】転送データ列を示す説明図である。
【図6】CPU15によって実行される通信制御ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図7】CPU1が実行する通信制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】第2実施例の電池パック20および機器21の
電気的構成を示す回路図である。
【図9】CPU15によって実行される充電処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図10】従来の電池パックの電気的構成を示した回路
図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 A/D変換 3 抵抗器 4 ニッカド電池 5 サーミスタ 6 LED 7 スイッチ 8 +端子 9 −端子 10 データ端子 11 クロック端子 12 LEDON端子 13、14 ドライバ 15 CPU 16 A/D変換器 20 電池パック 21 機器 24 定電流回路

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に電池を内蔵し、機器に取り付けて
    使用する電源装置において、前記電池の残量を検出する検出手段と、 前記本体が前記機器に取り付けられたことを検知する検
    知手段と、 前記検知手段により前記本体が前記機器に取り付けられ
    たことが検知されたときに、前記電池を使って取り付け
    完了を所定時間表示する表示手段とを備え 前記取り付け完了として前記検出した残量を表示する
    とを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、前記機器から出力され
    る表示を指示する信号を受信することにより前記本体が
    前記機器に取り付けられたことを検知することを特徴と
    する請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記電池の残量の表示を指示する指示手
    段を更に有し、 前記表示手段は、前記指示手段の指示に基づき、前記残
    量を所定時間表示することを特徴とする請求項記載の
    電源装置。
  4. 【請求項4】 第1の筐体と第2の筐体とからなる携帯
    型機器であって、 前記第1の筐体は、電池、第1の送信手段、第1の受信
    手段、及び表示手段を有し、 前記第2の筐体は、電気回路、判断手段、第2の送信手
    段、及び第2の受信手段を有し、 前記第1の送信手段は、電池の状態情報を前記第2の受
    信手段に送信し、 前記判断手段は、前記第2の受信手段で受信した前記電
    池の状態情報に基づき、前記第1の筐体内に含まれる構
    成の故障の有無を判断し、 前記判断手段の判断の結果、故障が無いと判断した場
    合、前記第2の送信手段は、前記第1の受信手段に、前
    記表示手段の表示を行わせるためのデータを送信し、 前記表示手段は、前記第1の受信手段で受信したデータ
    に基づき、表示を行うことを特徴とする携帯型機器。
  5. 【請求項5】 前記第1の筐体は、 前記電池の残量を検出する検出手段と、 前記検出した残量の表示を指示する指示手段とを更に有
    し、 前記指示手段の指示に基づき、前記表示手段に前記検出
    した残量を所定時間表示することを特徴とする請求項4
    記載の携帯型機器。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、複数の発光ダイオード
    からなり、点灯する発光ダイオードの数により前記残量
    を表示することを特徴とする請求項5記載の携帯型機
    器。
  7. 【請求項7】 前記第1の筐体は、前記電池に接続され
    た抵抗に流れる電流の向きを検出する方向検出手段を更
    に有し、 前記検出手段は、前記方向検出手段で検出した方向に基
    づき、前記電池の残量を検出することを特徴とする請求
    項6記載の携帯型機器。
  8. 【請求項8】 本体に電池を内蔵し、機器に取り付けて
    使用する電源装置の取付完了表示方法において、 前記本体が前記機器に取り付けられたことを検知し、 前記本体が前記機器に取り付けられたことが検知された
    ときに、前記電池を使って残量検出手段で検出した前記
    電池の残量を所定時間表示することにより取り付け完了
    を表示することを特徴とする電源装置の取付完了表示方
    法。
  9. 【請求項9】 前記検知は、前記機器から表示を指示す
    る信号を受信することにより前記本体が前記機器に取り
    付けられたことを検知することを特徴とする請求項8記
    載の電源装置の取付完了表示方法。
  10. 【請求項10】 前記電池の残量の表示を指示し、 該指示に基づき、前記残量を所定時間表示することを特
    徴とする請求項記載の電源装置の取付完了表示方法。
  11. 【請求項11】 電池が内蔵された第1の筐体を第2の
    筐体に取り付けて使用する携帯型機器の取付完了表示方
    法において、 前記電池の状態情報を前記第1の筐体から前記第2の筐
    体に送信し、 受信した前記電池の状態情報に基づき、前記第2の筐体
    では前記第1の筐体内に含まれる構成の故障の有無を判
    断し、 該判断の結果、故障が無いと判断した場合、表示を行わ
    せるためのデータを前記第2の筐体から前記第1の筐体
    に送信し、 該第1の筐体では、受信した前記データに基づき、表示
    を行うことを特徴とする携帯型機器の取付完了表示方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第1の筐体では、 前記電池の残量を検出し、 該検出した残量の表示を指示し、 該指示に基づき、前記検出した残量を所定時間表示する
    ことを特徴とする請求項11記載の携帯型機器の取付完
    了表示方法。
  13. 【請求項13】 点灯する発光ダイオードの数により前
    記残量を表示することを特徴とする請求項12記載の携
    帯型機器の取付完了表示方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の筐体では、前記電池に接続
    された抵抗に流れる電流の向きを検出し、 該検出した方向に基づき、前記電池の残量を検出するこ
    とを特徴とする請求項13記載の携帯型機器の取付完了
    表示方法。
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