JP4801859B2 - 回転窓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然換気を行うことができる建物に設けられた回転窓に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、空調機器の発達に伴い、空調機器を利用して冷暖房を行うようになっている。そのため、住宅等の建物においては、空調効果を高めるために、屋内外の空気の出入りを遮断し、室内の熱が屋外に漏れないようにし、建物の内部の空調におけるエネルギー損失を少なくするために、室内の気密性および断熱性を高くした高気密・高断熱建物が利用されている。
このような高気密・高断熱建物では、屋内外の空気の出入りを遮断しているため、当該建物の換気を十分に行う必要がある。
そこで、高気密・高断熱建物の換気を行うために、当該建物内における居室等の仕切られた複数の空間をまとめて換気するセントラル換気装置が利用されている(特開平11−344253号公報参照)。
【0003】
しかし、このような換気装置を用いると換気装置の設置にコストがかかる上、多くのエネルギーを消費するという問題があるため、換気装置を用いずに、自然換気を行うことができる建物が提案されている。
自然換気を行うためには外気を取り入れる流入口を確実に確保しなければならず、また、外気が通る通路が複数の部屋に跨って形成されている場合には、通路を確保するためにドア等とは別に開口を設ける場合がある。この開口には、所定角度で固定された横板が間隔をおいて掛け重ねられたがらりが取り付けられ、常に空気が通気できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
開口に取り付けられたがらりは、横板が所定角度で固定されているため、開口を閉めることができず、冷暖房時には、冷暖房効率が低下してしまうという問題があった。そこで、本発明者はこの開口に開閉可能な回転窓を取り付けることを考えた。
しかし、一般的な回転窓は開いた際に回転窓を支持するストッパーを窓枠に取り付けただけのものであるため、開く角度を調節できず、外気の流入量を調節できないという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、開く角度を調節できる回転窓を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は、以下の構成を採用して前記目的を達成しようとするものである。
請求項1記載の発明は外気を室内に取り入れる流入口110,150,170,200,270,300が形成された部屋に隣接し、外気が通る通路中の天井の一部に前記通路の他の部分の天井よりも上方に突出し、天井位置が同一階における他の部屋よりも高く形成された高い換気用天井135,255を有する部屋が設けられ、前記通路は複数の部屋を跨って形成され、かつ、各部屋に設けられたドア111,121A,121B,151,201,271,301とは別に設けられた開口を含んで形成されており、前記流入口から前記開口を介して流入されて、前記換気用天井に溜まった空気を排出する排気口250B,252が設けられた建物1の前記開口に設けられる回転窓6であって、回転窓本体60と、回転窓本体の両端に設けられる取付部材61と、回転窓本体が取り付けられる窓枠に設けられる受け部材62とを備え、前記取付部材は回転窓本体の側面から突出して設けられる軸部612と、係合用突起613とを有し、前記受け部材は前記軸部を受ける軸受け620と、前記軸受けを中心とする円周上に配置されて、前記係合用突起が係合可能な複数の係合部621とを有し、前記取付部材の係合用突起が係合される前記受け部の係合部を変えることで、回転窓本体が回動可能にかつ所定角度で係止可能とされ、前記取付部材は回転窓本体の側面から突出する方向にバネ611で付勢されており、前記回転窓本体の側面に対して突出した軸部の高さが係合用突起の高さよりも高いことを特徴とする。
ここで、流入口とは、屋外に面した部屋等に設けられ、外気を直接取り込むことができる開口を意味し、通常は建物の外壁に設けられた窓やドアで構成される。
通路は、複数の部屋に跨って形成されてもよく、一つの部屋内で形成してもよい。
排気口は、換気用天井に溜まった空気を屋外へ直接排出する窓等の開口でもよく、小屋裏等の非居室空間に排出するための開口でもよい。後者の開口から排出された空気は非居室空間を介して屋外へ排出される。
【0007】
この構成の本発明によれば、受け部材の軸受けを中心としてその周囲に円状に複数の係合部が配置されているため、取付部材の係合用突起が係合する係合部を変えるだけで回転窓本体の開く角度を調節することができる。また、取付部材の係合用突起が受け部材の係合部に係合されることで、回転窓本体が固定されるため、回転窓を固定するために別途、部材を設ける必要がなく部材点数の削減を図ることができる。
【0010】
そして、取付部材自体がバネで付勢されているため、回転窓本体の取り付け、取り外し時に、取付部材を反付勢方向に押し戻すことができるので、取付部材がじゃまにならず、回転窓本体の取り付け、取り外し作業が容易となる。また、軸部の高さが係合用突起の高さよりも高いため、取付部材に反付勢方向に力が働き、係合用突起が受け部材の係合部から外れた場合でも、軸部は軸受けから外れてしまうことなく、回転窓本体を回転することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態の建物1が示されている。この建物1は基礎2の上に構築された二階建ての建物本体3と、この建物本体3の上部に設けられた屋根4とを備えて構成される。
【0013】
図2には、建物本体3の一階部分の間取りが示されている。図面手前(南側)の左側(西側)には玄関10が設けられており、その北側はドア111を隔ててオフィス11となっている。玄関10及びオフィス11の隣はホール12Aとなっている。一階部分中央(図面中央部分)にはホール12Aに隣接したリビング13が設置され、リビング13の南側にはサンルーム14が、北側にはホール12B及び二階部分につながる階段18が、東側にはメインダイニング15及びユーティリティールーム16が設けられている。ユーティリティールーム16の北側には、東及び北側の壁に外気の流入口である開閉可能な窓170が設けられたキッチン17が設置されている。
【0014】
さらに、図3及び図4をも参照して説明すると、オフィス11の西側の壁には外気を取り入れるための流入口である窓110が取り付けられており、ドア111の上部には、窓110から入った外気を玄関10に取り入れるための開口が設けられ、この開口には回転窓6が取り付けられている。また、ホール12Aからリビング13へ通じるドア121Aの上部にも回転窓6が取り付けられている。
【0015】
メインダイニング15の南及び東側の壁にも流入口である窓150が取り付けられており、窓150から取り入れた外気をリビング13へ取り入れるための通路を確保するため、メインダイニング15とリビング13との間のドア151の上部にも回転窓6が設けられている。さらに、キッチン17の開閉可能な窓170から入った外気をリビング13に取り入れるため、キッチン17と連通するホール12Bからリビング13へ通じるドア121Bの上部にも回転窓6が取り付けられている。
【0016】
リビング13は一階部分の中央に設けられており、一階部分の部屋のなかで他の部屋に接する面積が最も大きい部屋となっている。
リビング13の天井の一部は一階部分の他の部屋等の天井に比べ上方に突出し、天井位置が高く形成された換気用天井135となっている。また、換気用天井135を支持する壁の上部で、二階部分のバルコニー24Bに隣接して設けられた蔵25の壁の下部には、窓250Bが設けられている。この窓250Bは開閉可能なガラス窓で、リビング13の換気用天井135付近に溜まった暖かい外気の排出口となる。
リビング13の天井の一部が換気用天井135となっており、リビング13の上方に位置する部屋の床の高さは、二階部分の他の部屋の床よりも高くなっているため、荷物等を収納する蔵25とされている。
【0017】
一階部分に取り込まれた外気の通路について説明する。
オフィス11の窓110から取り込まれた外気は、ドア111あるいは、その上部に設けられている回転窓6を通り、玄関10及びホール12Aへ抜ける。さらに、この外気はドア121Aあるいは、その上部に設けられている回転窓6を通り、リビング13へ流れる。
メインダイニング15の窓150から取り込まれた外気は、ドア151あるいはその上部の回転窓6を通り、リビング13へ流れる。
キッチン17の窓170から取り込まれた外気もホール12Bを通り、ドア121Bあるいはその上部の回転窓6を通り、リビング13へ流れる。
このようにリビング13に溜まった空気はリビング13の換気用天井135付近に集まり、窓250Bを開いておけば、窓250Bから排出される。
【0018】
図5には建物本体3の二階部分の間取りが示されている。
図面手前(南側)の左側(西側)にはメインベッドルーム20が設けられており、その北側はパウダールーム21及び前室28A、さらにその北側は浴室兼サニタリールーム22となっている。
浴室兼サニタリールーム22の北側にはバルコニー24Aが取り付けられている。
メインベッドルーム20及び前室28Aに隣接し、リビング13の上方に当たる部分には蔵25が設けられ、この蔵25の北側はライブラリーホール26、東側は個室27及び前室28Bとなっている。蔵25は前室28A、28Bから入ることができるようになっている。
【0019】
蔵25及びメインベッドルーム20に南側にはバルコニー24Bが取り付けられている。
前室28Bに隣接して洗面所29が設けられており、洗面所29の東側にはバルコニー24Cが取り付けられている。
洗面所29及び前室28Bの北側はセールスオフィス30となっている。
ライブラリーホール26の北側には一階からつながる階段18が形成されており、階段18の二階部分の壁には一階から流れてきた外気を排出するための窓180が設けられている。
【0020】
一階部分と同様、図3及び図4をも参照して説明すると、メインベッドルーム20にはバルコニー24Bへつながり、外気の流入口となる窓200が形成されている。窓200からバルコニー24Bへは出入り可能となっている。メインベッドルーム20と前室28Aとの間のドア201の上部には窓200から取り入れた外気を前室28A及び蔵25に流すための開口が設けられ、この開口には回転窓6が取り付けられている。
【0021】
同様に個室27の南側及び東側の壁には外気を取り入れるための流入口としての窓270が設けられており、この外気を前室28B及び蔵25に取り入れるため、前室28Bにつながるドア271の上部には回転窓6が取り付けられている。また、個室27の天井の一部は吹抜けになっており、この吹抜けの上部の屋根4にはトップライト40が取り付けられている。
さらに、セールスオフィス30の東及び北側の壁には外気の流入口として窓300が設けられ、前室28Bにつながるドア301の上部には図示しないが回転窓6と同様の回転窓が取り付けられている。
ライブラリーホール26と蔵25とを隔てる壁の上部には、メインベッドルーム20、個室27、セールスオフィス30から入った外気を蔵25に取り入れるための回転窓6が取り付けられている。
【0022】
蔵25にはバルコニー24Bに面して窓250Aが取り付けられている。
蔵25の天井と屋根4との隙間には小屋裏5が形成されており、蔵25の天井のうちライブラリーホール26側の天井は換気用天井255となっている。この換気用天井255を支持するの壁の上端部には、小屋裏5と連通する排気口252が設けられている。屋根4の排気口252の上方部分には、屋根4から上方へ突出し、小屋裏5と連通して、排気口252から排気された空気を屋外へ排気するための排気塔8が設けられている。
この排気塔8は、断面矩形形状であり、小屋裏5と連通した筒状の排気塔本体80と、小屋裏5からの空気が排気される排気塔本体80の開口及び排気塔本体80の側面を覆うように設けられるカバー81とを有している。このカバー81は底面が開口した箱形形状であり、排気塔本体80の開口及び側面とカバー81との間には空気が排出される隙間が形成されている。また、カバー81の側面には、その周方向に沿って複数本の通気孔812が形成されており、各通気孔812の上部には下向きのルーバ813が設けられている。排気口252から排気された空気は、排気塔本体80を通り、排気塔本体80の開口及び側面とカバー81との間の隙間を通って通気孔812から排出される。
【0023】
二階部分の外気の通路について説明する。
メインベッドルーム20のバルコニー24B側の流入口としての窓200から取り込まれた外気は、ドア201あるいは、その上部に設けられる回転窓6を通り、前室28Aあるいはライブラリーホール26へ抜ける。前室28Aに流れた空気は、前室28Aから蔵25へ入る入り口を通って、蔵25に流入される。
個室27の外気の流入口である窓270から取り込まれた外気は、ドア271あるいは、その上部に設けられている回転窓6を通り、前室28Bあるいはライブラリーホール26へ抜ける。前室28Bに流れた空気は、前室28Bから蔵25へ入る入り口を通って、蔵25に溜まる。
ライブラリーホール26へ抜けた外気はライブラリーホール26と蔵25とを隔てる壁の上部の回転窓6を介して、蔵25へ流れる。
【0024】
蔵25に流入された空気のうち、暖かい空気は換気用天井255付近に集まり、小屋裏5と連通する排気口252から排出される。排気口252から排出された空気は小屋裏5を通り、排気塔8から屋外へ排気される。
なお、一階部分から階段18を通り二階部分へあがってきた外気は階段18の窓180から排気される。
【0025】
図6に、ホール12Aからリビング13へ通じるドア121Aの上部に設けられた回転窓6を示す。回転窓6は横軸回転窓であり、ドア121Aの上部に設けられた窓枠7に二枚取り付けられている。
図7に示すように、回転窓6は平面矩形形状の回転窓本体60と、この回転窓本体60の長手方向両端部側面に設けられ、窓枠7に回転窓本体60を取り付けるための取付部材61と、窓枠7に設けられ、取付部材61を受けるための受け部材62と、窓枠7に取り付けた回転窓本体60を取り外すための取り外し金具63(図8参照)とを備える。
【0026】
回転窓本体60の長手方向の両端部側面には取付部材61を取り付け、嵌め込むためのはめ込み穴601が形成されている。
取付部材61は直方体形状の本体610と、この本体610の一方の側面から突出して取り付けられるバネ611と、この一方の側面に対向する他方の側面から突出して設けられる軸部612と、この軸部612と同様に他方の側面から突出して設けられ、軸部612を中心に対向配置される係合用突起613とを有する。突出する軸部612の本体610の他方の側面からの高さは係合用突起613の高さよりも高いものとなっている。
なお、回転窓本体60のはめ込み穴601にはめ込んだ際、本体610はバネ611により受け部材62の方向に付勢される。
【0027】
受け部材62は取付部材61の直方体形状の本体610の他方の側面と略同じ大きさの四角形状のプレートである。この受け部材62には、取付部材61の軸部612が嵌め込まれる孔である軸受け620が形成されており、この軸受け620の周囲には取付部材61の係合用突起613が係合する孔である係合部621が、軸受け620を中心とする円周上に配置されている。
係合部621は、回転窓本体60を全開にした際に、取付部材61の係合用突起613が位置する部分には設けられていない。
また、受け部材62の四隅には受け部材62を窓枠7に取り付けるためのねじ64を挿入するねじ孔622が形成されている。
【0028】
図8に取り外し金具63を示す。取り外し金具63は軸状の金属棒を折り曲げて形成したもので、回転窓本体60に取り付けられた受け部材62と取付部材61の隙間に挿入される挿入部630と、この挿入部630の端部を直角に折り曲げて形成された垂直部631と、この垂直部631の端部を挿入部630に平行になるように垂直に折り曲げて形成された握り部632とを備える。
挿入部630の長さ寸法は回転窓本体60の短辺方向の長さ寸法と略等しい。また、挿入部630には垂直部631と平行になるように所定の高さ突出した突出部分が形成されている。この突出部分は挿入部630を受け部材62と回転窓本体60に取り付けられた取付部材61との隙間に差し込んだ際に、取付部材61の本体610の他方の側面の側方に位置する部分に設けられている。突出部分の突出した高さ寸法は、軸部612の取付部材61の本体610の他方の側面からの高さ寸法より大きくなっている。
【0029】
回転窓6を窓枠7に取り付ける場合、予め、窓枠7に受け部材62をねじ64で固定しておく。次に、回転窓本体60の側面に形成されたはめ込み穴601に、バネ611がはめ込み穴601の底面に当接するように取付部材61を嵌め込む。最後に、受け部材62の軸受け620及び係合部621に取付部材61の軸部612及び係合用突起613をはめ込む。受け部材62に取付部材61がはめ込まれることにより、回転窓本体60が窓枠7に取り付けられる(図9(A)参照)。
【0030】
回転窓6をあける際には、ホール12A側から回転窓本体60をリビング13方向へ押す。この力によって、バネ611に反付勢方向の力が働き、軸部612よりも高さの低い係合用突起613のみが係合部621から外れる。さらに、回転窓本体60を押し続けると、係合用突起613が係合されていた係合部621の隣の係合部621に、係合用突起613が嵌り込む。これにより、再び、取付部材61が受け部材62に係合され、回転窓本体60が窓枠7に所定角度で係止される。さらに大きく回転窓6を開きたいときはさらに、回転窓6を押し込み、他の係合部621に係合用突起613を係合させればよい。
【0031】
図9に回転窓本体60の取り外し方を示す。回転窓本体60が受け部材62に取り付けられている様子を図9(A)に示す。この受け部材62と回転窓本体60の側面に取り付けられた取付部材61との隙間に図9(B)に示すように、取り外し金具63の挿入部630を突出部分が回転窓本体60の長手方向端部側面に平行になるよう挿入する。つぎに、握り部632を持って、挿入部630の突出部分が取付部材61の本体610の他方の側面に当接するように、取り外し金具63を動かす。挿入部630の突出部分が本体610の他方の側面に当接すると、取付部材61のバネ611に反付勢方向の力が働き、受け部材62から取付部材61の軸部612及び係合用突起613がはずれ、図9(C)に示すように窓枠7から回転窓本体60を取り外すことができる。
【0032】
従って、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
建物1には外気を取り入れる流入口である窓110等及び排気口である窓250B等が設けられているため、建物1内部を外気が通り、換気装置を用いずに建物1内部の自然換気を行うことができ、省エネルギーを図ることができる。
また、蔵25及びリビング13の天井の一部は高く形成された換気用天井135、255であり、その近傍には排気口である窓250Bあるいは排気口252が設けられているため、暖かい空気は換気用天井135、255にたまり、窓250Bまたは排気口252から排気される。従って、建物1内部の空気の流れがよくなり、より効率的に自然換気を行うことができる。また、換気用天井135、255の下方の居住空間には暖かい空気は溜まらず、居住空間の快適化を図ることができる。
【0033】
その三方が建物内部空間に接し、同一階における部屋のなかで他の部屋に接する面積が最も大きいリビング13または、蔵25の天井の一部が、他の部屋の天井よりも天井の高さ位置が高く形成された換気用天井135、255となっており、他の部屋の窓等から入った外気の多くは他の部屋以外の部屋を介さず、他の部屋から直接リビング13または、蔵25の換気用天井135、255付近に流入されるため、空気が通る通路の長さが短くてすみ、確実かつ効率的に換気することができる。
また、屋根4には小屋裏5と連通する排気塔8が設けられているおり、小屋裏5から排気塔8までの高さを十分に確保できるため、優れた煙突効果が得られるようになり、効率よく排気できる。
【0034】
一階部分のリビング13に設けられた排気口は、バルコニー24Bが取り付けられる二階の壁に設けられた窓250Bであるため、メインベッドルーム20からバルコニー24Bへ出て、窓250Bを開閉することができ、特別な開閉手段を必要としないため、窓250Bの構造が簡単になる。
また、換気用天井135に流入された空気は、換気用天井135を支持する壁の上部に設けられている窓250Bから排出されるため、空気を排出するための配管等を設ける必要がなく、施工の煩雑化を防止することができる。
さらに、この窓250Bはガラス窓であるため、リビング13の明かり取りにもなり、リビング13の採光が良好となる。
個室27の天井の一部は吹抜けになっており、この吹抜けの上部の屋根4にはトップライト40が取り付けられており、このトップライト40から太陽光が差し込むため、個室27を明るい部屋とすることができる。
【0035】
二階部分の蔵25に設けられた排気口252は、蔵25の天井と屋根4との間に設けられた小屋裏5へつながっており、排気口252から排出された空気は小屋裏5を通って屋外へ排気されるため、排気のための配管等を設ける必要がなく、施工の煩雑化を防止することができる。また、二階部分の空気は蔵25に設けられた排気口252から排気されるので蔵25内の換気が良好となり、収納物の保存状態を良好に維持できる。
【0036】
一階部分のリビング13の天井の一部を通路中の他の天井よりも天井高さ位置が高く形成された換気用天井135としたため、その上方に設けられる二階の部屋を蔵25等の収納部として利用すれば、二階の部屋の天井の高さを高く形成する必要がないため、建物1の高さを高くしないですむ。
また、この二階の部屋の天井全体を換気用天井とし、高く形成すれば居室としても利用可能である。
【0037】
階段18の二階部分の壁に窓180を設けたため、一階部分から階段18を通り二階部分へあがってきた暖かい空気を二階部分内部まで通さずに窓180から排気することもでき、二階部分の居住スペースの快適化を図ることができる。
また、通路は複数の部屋を跨って形成されており、通路中の部屋にはドアとは別に、その上部に回転窓6が設られているため、ドアを閉めた状態でも、外気が通る通路を確実に確保することができ、自然換気を行うことができる。
【0038】
回転窓6は開閉可能であるため、冷暖房時には部屋を閉め切ることができ、冷暖房の効率を低下させることがない。
また、回転窓6において、受け部材62の軸受け620を中心とする円周状に複数の係合部621が配置されているため、取付部材61の係合用突起613が係合される係合部621を変えるだけで回転窓本体60の開く角度を調節することができる。そのため、空気の流量を調節することができる。
【0039】
さらに、取付部材61の係合用突起613が受け部材62の係合部621に係合されることで、回転窓本体60が固定されるため、回転窓本体60を固定するために別途、部材を設ける必要がなく部材点数の削減を図ることができる。
回転窓6の取付部材61自体がバネ611で付勢されているため、回転窓本体60の取り付け、取り外し時に、取付部材61を反付勢方向に押し戻すことができるので、取付部材61がじゃまにならず、回転窓本体60の取り付け、取り外し作業が容易となる。
取付部材61はバネ611で付勢されているため、回転窓本体60を回転方向に力を加えれば、バネ611が反付勢方向に弾性変形し、係合用突起613と係合部621との係合が解除され、容易に回転窓本体60を開くことができる。また、取付部材61は受け部材62の方向にバネ611で付勢されているため、係合用突起613を係合部621に、軸部612を軸受け620に確実に固定することができる。
【0040】
取付部材61の軸部612の高さが係合用突起613の高さよりも高いため、回転窓本体60を回転させた際に、取付部材61に反付勢方向に力が働いても、係合用突起613が受け部材62の係合部621から外れるだけで、軸部612は軸受け620から外れず、回転窓本体60が窓枠7から外れてしまうことがない。
回転窓本体60を窓枠7からはずす際には、受け部材62と取付部材61との隙間に、取り外し金具63の挿入部630を挿入し、挿入部630の突出部分を取付部材61の上面に当接させて、受け部材62から取付部材61をはずせばよいので、容易に回転窓本体60を取り外すことができる。これにより回転窓本体60や窓枠7のそうじが容易になる。
【0041】
排気塔8のカバー81の通気孔812の上部に下向きのルーバ813を設けたため、悪天候の場合、屋外から風雨の建物内部への浸入を防止することができる。
【0042】
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では建物1の一階部分のリビング13の天井を換気用天井125とし、窓250Bから外気を排出するものとしたが、他の部屋の天井を換気用天井とし、その天井付近に排出口を設けてもよい。
【0043】
また、前記実施形態では、外気が通る通路は各部屋に設けられたドアとは別に形成された開口である回転窓6を含んで形成されているとしていたが、本発明ではドアをあけて通路を形成してもよい。さらに、開口には回転窓6を取り付けたが、開口に回転窓を設けず、開口そのままでもよい。また、回転窓6に限らず、引き違い窓等の開閉可能な窓を設けてもよい。
また、外気が通る通路は複数の部屋を跨って形成されるとしたが、これに限らず、一つの部屋内で通路を形成してもよい。この場合には、換気用天井を各部屋に適宜設け、部屋ごとに効率的な自然換気を行えばよい。ただし、前記実施形態のように、複数の部屋に跨って通路を形成すれば、換気用天井や排気口を最小限に押さえることができ、施工もより容易にできる利点がある。
【0044】
前記実施形態では、一階部分のリビング13に設けられた排気口は、バルコニー24Bが取り付けられる二階の壁に設けられた窓250Bとしたが、バルコニー24Bが取り付けられる二階の壁に限らず、屋外に面している壁に排気口を設けてもよい。さらには、壁内部に排気用の空間を設け、この空間に連通する排気口を設けることで、壁を利用して排気してもよい。
また、一階部分に換気用天井を設けず、階段18を介して二階部分へ空気を送り、二階部分から屋外へ排出してもよい。
【0045】
前記実施形態では、回転窓6の回転窓本体60を全開にした際に、受け部材62の取付部材61の係合用突起613が位置する部分には係合部621は設けられていないものとしたが、この部分に係合部621を設けてもよい。
また、受け部材62の回転窓本体60の全閉時に係合用突起613が位置する部分に、係合部621を設けないものとしてもよい。このようにすれば、回転窓本体60を閉めた際に、係合用突起613が係合部621に係合されていないので、小さな力で回転窓本体60を押すだけで容易に回転窓本体60を回転させることができる。
【0046】
前記実施形態では取付部材61の本体610の一方の側面にバネ611を取り付けていたが、軸部612及び係合用突起613の下部にバネを取り付けてこれらを直接付勢してもよい。また、係合用突起613のみをバネで付勢してもよい。このようにすれば、軸部612が軸受け620から外れてしまうおそれがない。さらに、軸部のみをバネで付勢してもよい。
付勢する手段をバネとしていたが、これに限らず、弾性を有するものであればよく、係合用突起613をゴム等で形成してもよい。
【0047】
また、取付部材61の本体610の一方の側面にバネ611を取り付けていたが、バネで付勢せず、手動で軸部612または係合用突起613自体を本体610の他方の側面から出没させることができる構造としてもよい。このようにすれば、回転窓本体60の取り付け時等に、予め軸部612及び係合用突起613を本体の他方の側面に没入させておくことができるので、取り付け作業がより容易となる。
さらに、前記実施形態では、回転窓本体60は窓枠7から取り外し可能であるとしたが、軸受け620に軸部612を組み込んでしまい、軸部612が軸受け620から外れないものとしてもよい。
【0048】
屋根4に排気塔8を設け、二階部分の蔵25に形成された排気口252から排出された空気を排気塔8から排出するとしたが、屋根4の棟部に隙間を設けて、棟部から排出するものとしてもよい。このようにすれば、排気塔8を取り付ける手間を省くことができる。
また、排気塔8は断面矩形形状であるとしたが、この形状に限らず、円柱状等でもよい。さらに、排気塔8の排気塔本体80の上部にはカバー81を設けたが、排気塔本体80だけでも建物内部に雨水等が浸入しないようであれば、カバー81はなくてもよい。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、受け部材の軸受けを中心としてその周囲に円状に複数の係合部が配置されているため、取付部材の係合用突起が係合する係合部を変えるだけで回転窓本体の開く角度を調節することができる。また、取付部材の係合用突起が受け部材の係合部に係合されることで、回転窓本体が固定されるため、回転窓を固定するために別途、部材を設ける必要がなく部材点数の削減を図ることができる。
【0052】
そして、取付部材自体がバネで付勢されているため、回転窓本体の取り付け、取り外し時に、取付部材を反付勢方向に押し戻すことができるので、取付部材がじゃまにならず、回転窓本体の取り付け、取り外し作業が容易となる。また、軸部の高さが係合用突起の高さよりも高いため、取付部材に反付勢方向に力が働き、係合用突起が受け部材の係合部から外れた場合でも、軸部は軸受けから外れてしまうことなく、回転窓本体を回転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる建物を示す斜視図である。
【図2】前記建物の一階部分の間取りを示す平面図である。
【図3】前記建物の断面図である。
【図4】図3とは異なる方向からみた前記建物の断面図である。
【図5】前記建物の二階部分の間取りを示す平面図である。
【図6】前記建物のホールからリビングへ通じるドア及びその上部に設けられた回転窓を示す斜視図である。
【図7】前記回転窓を示す斜視図である。
【図8】前記回転窓の取り外し金具を示す斜視図である。
【図9】前記回転窓の取り外し方を示す断面図である。
【符号の説明】
1 建物
6 回転窓
60 回転窓本体
61 取付部材
110,150,170,
200,270,300 窓
111,121A,121B,
151,201,271,301 ドア
250B,252 排気口
612 軸部
613 係合用突起
620 軸受け
621 係合部
611 バネ

Claims (1)

  1. 外気を室内に取り入れる流入口が形成された部屋に隣接し、外気が通る通路中の天井の一部に前記通路の他の部分の天井よりも上方に突出し、天井位置が同一階における他の部屋よりも高く形成された高い換気用天井を有する部屋が設けられ、
    前記通路は複数の部屋に跨って形成され、かつ各部屋に設けられたドアとは別に設けられた開口を含んで形成されており、
    前記流入口から前記開口を介して流入されて、前記換気用天井に溜まった空気を排出する排気口が設けられた建物の前記開口に設けられる回転窓であって、
    前記取付部材は回転窓本体の側面から突出して設けられる軸部と、係合用突起とを有し、
    前記受け部材は前記軸部を受ける軸受けと、前記軸受けを中心とする円周上に配置されて、前記係合用突起が係合可能な複数の係合部とを有し、
    前記取付部材の係合用突起が係合される前記受け部の係合部を変えることで、回転窓本体が回動可能にかつ所定角度で係止可能とされ、
    前記取付部材は回転窓本体の側面から突出する方向にバネで付勢されており、前記回転窓本体の側面に対して突出した軸部の高さが係合用突起の高さよりも高い
    ことを特徴とする回転窓。
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