JP4800881B2 - 多層プリント配線基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板の製造方法に関するものである。
近年、半導体素子は、電子情報技術の急激な発達に伴い、従来と同一以上の性能を備えると共に、大きさを縮小し厚さを薄くすることが要求されている。これに伴い、前記半導体素子が搭載されるプリント配線基板に対しても、同様の要求がある。
前記プリント配線基板として、例えば、LSIをマザーボードに接続するために用いられるパッケージ基板がある。前記パッケージ基板は、LSIと同サイズのもの(CSP:Chip Size Package)を始めとして、平面視で20mm角以下の大きさのものが殆どである。一方、前記パッケージ基板は、配線パターンが形成されている複数のプリント配線基板を絶縁体層を介して積層すると共に、各層の配線パターン間を導通させた構成を備える多層プリント配線基板であるので、前記大きさでこのような構成を備える前記パッケージ基板を1個ずつ製造したのでは、非常に手間が掛かり煩雑である。
そこで、前記問題を解決するために、次に示すように、ワークサイズプリント配線基板を用いて多層プリント配線基板を製造する方法が知られている。なお、ワークサイズプリント配線基板とは、複数の所定の大きさのシートサイズプリント配線基板が配列されているプリント配線基板を言い、シートサイズプリント配線基板とは、複数のピースサイズプリント配線基板、例えば20mm角のパッケージ基板が配列されているプリント配線基板を言う。
まず、ワークサイズの支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成することにより、複数のピースサイズプリント配線基板を備えるシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える1つのワークサイズプリント配線基板を形成する。同様にして、多層プリント配線基板を構成する他のワークサイズプリント配線基板を形成する。
次に、1つのワークサイズプリント配線基板と他のワークサイズプリント配線基板とを、内部を厚さ方向に貫通する柱状導電部材を有するワークサイズ絶縁体層を介して積層し、プレスして一体化することにより、複数のピースサイズ多層プリント配線基板を備えるシートサイズ多層プリント配線基板をさらに複数備えるワークサイズ多層プリント配線基板が形成され、柱状導電部材によって1つのワークサイズ多層プリント配線基板の一方の配線パターンと他のワークサイズプリント配線基板の一方の配線パターンとが導通される。
次に、ワークサイズ多層プリント配線基板の配線パターンの異常の有無をワークサイズごと検査し、異常が検出された配線パターンを有するワークサイズ多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄する。
最後に、正常な配線パターンを有するワークサイズ多層プリント配線基板をシートサイズ多層プリント配線基板毎に分割し、さらにピースサイズ多層プリント配線基板毎に分割することにより、正常な配線パターンを有する多層プリント配線基板が完成する。
なお、この製造方法では、ワークサイズ多層プリント配線基板の配線パターンの異常の有無をシートサイズ毎にではなくワークサイズごと検査し、異常が検出された配線パターンを有するワークサイズ多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄する。これは、ワークサイズ多層プリント配線基板をシートサイズ毎に分割してシートサイズ多層プリント配線基板を得て、シートサイズ多層プリント配線基板をシートサイズ毎に検査し廃棄する作業に要する費用よりも、ワークサイズ多層プリント配線基板1つ分の材料費及びワークサイズ多層プリント配線基板をワークサイズごと検査し廃棄する作業に要する費用の方が安価であるためである。
ところで、多層プリント配線基板そのものが小型化しており、半導体素子を多層プリント配線基板の表面に高密度に実装するには実装面積の制約がある。そこで、前記問題を解決するために、半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板が提案されている(例えば特許文献1参照)。
半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板は、例えば前記従来の半導体素子が内蔵されていない多層プリント配線基板の製造方法を応用して、次のようにして製造することができる。
まず、ワークサイズの支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成することにより、複数のピースサイズプリント配線基板を備えるシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える1つのワークサイズプリント配線基板を形成する。同様にして、多層プリント配線基板を構成する他のワークサイズプリント配線基板を形成する。
次に、1つのワークサイズプリント配線基板の各シートサイズプリント配線基板の各ピースサイズプリント配線基板に半導体素子を搭載する。
次に、他のワークサイズプリント配線基板の各シートサイズプリント配線基板の各ピースサイズプリント配線基板の片面に、半導体素子を収納可能な凹部を形成する。
次に、内部を厚さ方向に貫通する柱状導電部材と、内部を厚さ方向に貫通し前記半導体素子の厚さ方向の断面形状よりも大きな開口端部を有する貫通孔とを備えるワークサイズ絶縁体層を介して、1つのワークサイズプリント配線基板の半導体素子が搭載されている面に、凹部が設けられた面を向けて他のワークサイズプリント配線基板を積層し、プレスして一体化する。これにより、複数のピースサイズ多層プリント配線基板を備えるシートサイズ多層プリント配線基板をさらに複数備えるワークサイズ多層プリント配線基板が形成され、柱状導電部材によって1つのワークサイズプリント配線基板の一方の配線パターンとの他のワークサイズプリント配線基板の一方の配線パターンとが導通される。さらに、各半導体素子が各ピースサイズ多層プリント配線基板の凹部に収納される。
最後に、ワークサイズ多層プリント配線基板をピースサイズ多層プリント配線基板毎に分割すると、半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板が形成される。
ここで、半導体素子自体は配線を有していないので、プリント配線基板に搭載されている状態でしか正常か否かを確認することはできない。よって、半導体素子を各ピースサイズプリント配線基板に搭載する時点では、半導体素子が正常か否かは不明な状態(以下、この状態を「不明」と記載する)である。
そこで、従来の半導体素子が内蔵されていない多層プリント配線基板の製造方法と同様に、半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板をシートサイズ多層プリント配線基板毎に分割する前に、ワークサイズ多層プリント配線基板の各シートサイズ多層プリント配線基板の各ピースサイズ多層プリント配線基板に内蔵されている半導体素子の異常の有無をワークサイズごと検査し、異常が検出された半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板を有するワークサイズ多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄することが考えられる。
しかしながら、異常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板と正常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板とが混在するワークサイズの多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄するのは、正常な半導体素子が内蔵されているピースサイズプリント配線基板までも廃棄することになるので、歩留まりが著しく低下するという不都合がある。また、半導体素子の価格は一般的にプリント配線基板の価格の10倍程度とかなり高価であるので、正常な半導体素子を廃棄することにより製造コストが高くつくという不都合がある。
特開2005−39094号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板を歩留まりよくかつ低コストで製造することができる製造方法を提供することを目的とする。
第1発明は、半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板の製造方法において、第1の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成することにより、複数の第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第1のワークサイズプリント配線基板を得る第1の工程と、前記第1のワークサイズプリント配線基板を前記第1のシートサイズプリント配線基板毎に分割し、各第1のシートサイズプリント配線基板に形成されている配線パターンの異常の有無を検査し、異常が検出された配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板のみを除去し、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて予め用意しておいた正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板を補充する第2の工程と、前記正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板の各第1のピースサイズプリント配線基板に半導体素子を搭載し、前記半導体素子の異常の有無を検査し、異常が検出された半導体素子が搭載されている第1のピースサイズプリント配線基板に判別用の標識を付ける第3の工程と、第2の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成し、片面に前記半導体素子を収納可能な凹部を形成することにより、複数の第2のピースサイズプリント配線基板を備える第2のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第2のワークサイズプリント配線基板を得る第4の工程と、前記第2のワークサイズプリント配線基板に積層したときに前記凹部の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有するとともに、内部を厚さ方向に貫通する第1の貫通孔を備える第1のワークサイズ絶縁体層を得る第5の工程と、前記第3の工程を経た複数の第1のシートサイズプリント配線基板を分割前の第1のワークサイズプリント配線基板に対応する位置に配置し、配置された複数の第1のシートサイズプリント配線基板に、前記第1のワークサイズ絶縁体層を介して前記第2のワークサイズプリント配線基板を積層しプレスして一体化するとともに、各第2のピースサイズプリント配線基板の前記凹部と前記第1のワークサイズ絶縁体層の第1の貫通孔とから成る空間内に各第1のピースサイズプリント配線基板に搭載されている前記半導体素子を収納することにより、半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板を形成する第6の工程と、前記半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板をピースサイズ多層プリント配線基板毎に分割し、前記標識の有無を検査し、前記標識が検出されたピースサイズ多層プリント配線基板を除去する第7の工程とを備えることを特徴とする。
第1工程では、第1の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成することにより、複数の第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第1のワークサイズプリント配線基板を得る。
このとき、導電性支持体に金属バンプを形成した後に第1の支持体を積層し、該第1の支持体に他の導電性支持体を積層した後に各導電性支持体をエッチングすることにより配線パターンを形成してもよいし、第1の支持体の両面に配線パターンを形成した後にスルーホールを設けて各配線パターンを接続してもよい。また、第1のワークサイズプリント配線基板は、両面のみに配線パターンを有する2層板であってもよいし、第1の支持体の中間層にも配線パターンを有する多層板であってもよい。
第2の工程では、まず、第1のワークサイズプリント配線基板を第1のシートサイズプリント配線基板毎に分割する。次に、各第1のシートサイズプリント配線基板に形成されている配線パターンの異常の有無を検査し、異常が検出された配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板のみを除去する。最後に、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて、予め用意しておいた正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板を補充する。
第2の工程によれば、除去された異常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板に代えて、予め用意しておいた正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板が補充される。従って、所望数の正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板が準備される。
第3の工程では、まず、前記正常な配線パターンを有する各第1のシートサイズプリント配線基板の各第1のピースサイズプリント配線基板に半導体素子を搭載する。次に、前記半導体素子の異常の有無を検査し、異常が検出された半導体素子が搭載されている第1のピースサイズプリント配線基板に判別用の標識を付ける。
第4の工程では、第2の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成し、片面に前記半導体素子を収納可能な凹部を形成することにより、複数の第2のピースサイズプリント配線基板を備える第2のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第2のワークサイズプリント配線基板を得る。
このとき、前記凹部は、パンチで打ち抜くことにより第2のピースサイズプリント配線基板の片面に形成してもよいし、カッタで打ち抜くことにしてもよい。
第5の工程では、第2のワークサイズプリント配線基板に積層したときに前記凹部の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有するとともに、内部を厚さ方向に貫通する第1の貫通孔を備える第1のワークサイズ絶縁体層を得る。
このとき、第2のピースサイズプリント配線基板に前記凹部を形成するときと同様に、第1の貫通孔は、パンチで打ち抜くことにより第1のワークサイズ絶縁体層に形成してもよいし、カッタで打ち抜くことにしてもよい。
第6の工程では、まず、前記第3の工程を経た複数の第1のシートサイズプリント配線基板を分割前の第1のワークサイズプリント配線基板に対応する位置に配置する。次に、配置された複数の第1のシートサイズプリント配線基板に第1のワークサイズ絶縁体層を介して第2のワークサイズプリント配線基板を積層しプレスして一体化する。この結果、各第1のシートサイズプリント配線基板と第1のワークサイズ絶縁体層と第2のワークサイズプリント配線基板とが一体化されるとともに、各第2のピースサイズプリント配線基板の前記凹部と第1のワークサイズ絶縁体層の第1の貫通孔とから成る空間内に各第1のピースサイズプリント配線基板に搭載されている前記半導体素子が収納される。以上により、半導体素子が内蔵されている複数のピースサイズ多層プリント配線基板を備えるシートサイズ多層プリント配線基板をさらに複数備えるワークサイズ多層プリント配線基板が形成される。
第7の工程では、前記半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板をピースサイズ多層プリント配線基板毎に分割し、前記標識の有無を検査し、前記標識が検出されたピースサイズ多層プリント配線基板を除去する。
このとき、ワークサイズ多層プリント配線基板をシートサイズ多層プリント配線基板毎に分割した後にピースサイズ多層プリント配線基板毎に分割することにしてもよい。
したがって、上記第1発明によれば、以上の第1の工程〜第7の工程によって、所望数の正常な半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板が製造される。
第1発明では、前述の異常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板と正常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板とが混在するワークサイズの多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄する場合と比較すると、第2の工程で異常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板をシートサイズ毎に除去し、第7の工程で異常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板をピースサイズ毎に除去する。したがって、第1発明によれば、高価で利用可能な正常な半導体素子と、利用可能な前記正常な半導体素子が搭載され正常な配線パターンを有するピースサイズ多層プリント配線基板を除去することなく利用するので、製造工程全体における歩留まりをよくすることができるとともに、低コストで製造することができる。
第2発明は、半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板の製造方法において、第1の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成することにより、複数の第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第1のワークサイズプリント配線基板を得る第1の工程と、前記第1のワークサイズプリント配線基板を前記第1のシートサイズプリント配線基板毎に分割し、各第1のシートサイズプリント配線基板に形成されている配線パターンの異常の有無を検査し、異常が検出された配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板のみを除去し、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて予め用意しておいた正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板を補充する第2の工程と、前記正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板の各第1のピースサイズプリント配線基板に半導体素子を搭載し、前記半導体素子の異常の有無を検査し、異常が検出された半導体素子が搭載されている第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板のみを除去し、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて予め用意しておいた正常な半導体素子が搭載されている複数の第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板を補充する第3の工程と、第2の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成し、片面に前記半導体素子を収納可能な凹部を形成することにより、複数の第2のピースサイズプリント配線基板を備える第2のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第2のワークサイズプリント配線基板を得る第4の工程と、第2のワークサイズプリント配線基板に積層したときに前記凹部の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有するとともに、内部を厚さ方向に貫通する第1の貫通孔を備える第1のワークサイズ絶縁体層を得る第5の工程と、前記第3の工程を経た複数の第1のシートサイズプリント配線基板を分割前の第1のワークサイズプリント配線基板に対応する位置に配置し、配置された複数の第1のシートサイズプリント配線基板に、前記第1のワークサイズ絶縁体層を介して第前記2のワークサイズプリント配線基板を積層しプレスして一体化するとともに、各第2のピースサイズプリント配線基板の前記凹部と第1のワークサイズ絶縁体層の第1の貫通孔とから成る空間内に各第1のピースサイズプリント配線基板に搭載されている前記半導体素子を収納することにより、半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板を形成する第6の工程と、前記ワークサイズの多層プリント配線基板をシートサイズ多層プリント配線基板毎に分割する第7の工程とを備えることを特徴とする。
第1工程では、第1の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成することにより、複数の第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第1のワークサイズプリント配線基板を得る。
第2の工程では、まず、第1のワークサイズプリント配線基板を第1のシートサイズプリント配線基板毎に分割する。次に、各第1のシートサイズプリント配線基板に形成されている配線パターンの異常の有無を検査し、異常が検出された配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板のみを除去する。最後に、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて、予め用意しておいた正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板を補充する。第2の工程によれば、所望数の正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板が準備される。
第3の工程では、まず、前記正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板の各第1のピースサイズプリント配線基板に半導体素子を搭載する。次に、前記半導体素子の異常の有無を検査し、異常が検出された半導体素子が搭載されている第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板のみを除去する。最後に、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて予め用意しておいた正常な半導体素子が搭載されている複数の第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板を補充する。
第3の工程によれば、除去された異常な半導体素子が搭載され正常な配線パターンを有する第1のピースサイズプリント配線基板を備える第1のシートサイズプリント配線基板に代えて、予め用意しておいた正常な半導体素子が搭載され正常な配線パターンを有する第1のピースサイズプリント配線基板を複数備える第1のシートサイズプリント配線基板が補充される。従って、所望数の正常な半導体素子が搭載され正常な配線パターンを有する第1のピースサイズプリント配線基板を複数備える第1のシートサイズプリント配線基板が準備される。
第4の工程では、第2の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成し、片面に前記半導体素子を収納可能な凹部を形成することにより、複数の第2のピースサイズプリント配線基板を備える第2のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第2のワークサイズプリント配線基板を得る。
第5の工程では、第2のワークサイズプリント配線基板に積層したときに前記凹部の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有するとともに、内部を厚さ方向に貫通する第1の貫通孔を備える第1のワークサイズ絶縁体層を得る。
第6の工程では、まず、前記第3の工程を経た複数の第1のシートサイズプリント配線基板を分割前の第1のワークサイズプリント配線基板に対応する位置に配置する。次に、配置された複数の第1のシートサイズプリント配線基板に第1のワークサイズ絶縁体層を介して第2のワークサイズプリント配線基板を積層しプレスして一体化する。この結果、各第1のシートサイズプリント配線基板と第1のワークサイズ絶縁体層と第2のワークサイズプリント配線基板とが一体化されるとともに、各第2のピースサイズプリント配線基板の前記凹部と第1のワークサイズ絶縁体層の第1の貫通孔とから成る空間内に各第1のピースサイズプリント配線基板に搭載されている前記半導体素子が収納される。以上により、半導体素子が内蔵されている複数のピースサイズ多層プリント配線基板を備えるシートサイズ多層プリント配線基板をさらに複数備えるワークサイズ多層プリント配線基板が形成される。
第7の工程では、前記ワークサイズの多層プリント配線基板をピースサイズ多層プリント配線基板毎に分割する。
上記第2発明によれば、以上の第1の工程〜第7の工程によって、正常な半導体素子が内蔵されているピースサイズプリント配線基板をさらに複数備える所望数の多層プリント配線基板が製造される。
第2発明では、前述の異常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板と正常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板とが混在するワークサイズの多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄する場合と比較すると、第2の工程で異常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板を除去し、第3の工程で異常な半導体素子が搭載され正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板を除去する。したがって、第2発明によれば、高価で利用可能な正常な半導体素子と、該正常な半導体素子が搭載され利用可能な正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板とを除去することなく利用するので、製造工程全体における歩留まりをよくすることができるとともに、低コストで製造することができる。
ところで、第1発明及び第2発明の製造方法において、第2のワークサイズプリント配線基板の各第2のピースサイズプリント配線基板の片面に凹部を形成してもよいが、このようにするときには、凹部の天面を平坦に切削したり、切削時に凹部の天井面と側面との境界部に付着した削り屑を除去したりする必要があり煩雑である。
そこで、前記第2のワークサイズプリント配線基板は、第3の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成し、内部を厚さ方向に貫通し前記半導体素子を収納可能な第2の貫通孔を設けることにより、複数の第3のピースサイズプリント配線基板を備える第3のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第3のワークサイズプリント配線基板を得る工程と、第4の支持体の両面に互いに接続している所定の配線パターンを形成することにより、複数の第4のピースサイズプリント配線基板を備える第4のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第4のワークサイズプリント配線基板を得る工程と、前記第3のワークサイズプリント配線基板と前記第4のワークサイズプリント配線基板とを第2のワークサイズ絶縁体層を介して積層しプレスして一体化する工程とにより形成されることが望ましい。
このとき、まず、第3のワークサイズプリント配線基板の各第3のピースサイズプリント配線基板に第2の貫通孔を設けることにより前記凹部の側面が形成されるとともに、第2の貫通孔の一方の開口端部により前記凹部の開口端部が形成される。
次に、第3のワークワイズプリント配線基板に第2のワークサイズ絶縁体層を介して第4のワークサイズプリント配線基板を積層し、プレスして一体化することにより、第2のワークサイズ絶縁体層によって第2の貫通孔の他方の開口端部が塞がれ、前記凹部の天面が形成される。以上によって、第2のワークサイズプリント配線基板の各第2のピースサイズプリント配線基板の片面に半導体素子を収納可能な凹部が形成される。
第2の貫通孔は、例えばパンチで穿設することにより形成される。前述の各第2のピースサイズプリント配線基板の片面に凹部を直接形成する場合と比較すると、凹部の天面を平坦にしたり削り屑を除去したりすることなく、第2の貫通孔を容易に形成することができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。
図1は、本実施形態の製造方法によって製造される半導体素子内蔵のピースサイズ多層プリント配線基板の一例を示す説明的断面図であり、図2は第1実施形態の製造方法に用いられるワークサイズプリント配線基板を示す説明図である。図3〜図9は第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図であり、図10〜図13は第2実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図である。
本実施形態では、図1に示すように半導体素子内蔵のピースサイズ多層プリント配線基板を製造する場合を例として説明する。
まず、図1を参照して、ピースサイズ多層プリント配線基板1について説明する。ここで、ピースサイズとは、例えば平面視で20×20mmの大きさをいう。
ピースサイズ多層プリント配線基板1は、両面に第1の配線パターン12と第2の配線パターン13とを有する第1の絶縁体層11を備え、配線パターン12,13は第1の絶縁体層11を厚さ方向に貫通する第1の柱状導電部材14により電気的に接続されている。
第1の絶縁体層11上には、第2の配線パターン13を介して、第2の絶縁体層15が積層されている。第2の絶縁体層15は、第2の配線パターン13とは反対側の面に第3の配線パターン16を有し、配線パターン13,16は第2の絶縁体層15を厚さ方向に貫通する第2の柱状導電部材17により電気的に接続されている。
第3の配線パターン16上には、正常な半導体素子(図中では「good」と記載する)2が搭載されている。ここで、正常な半導体素子とは、半導体として正常な機能を有することが電気的検査により確認されているものをいう。
第3の配線パターン16上には、プリプレグ層25を介して、両面に第4の配線パターン22と第5の配線パターン23とを有する第3の絶縁体層21が積層され、第4の配線パターン22は、第3の絶縁体層21のプリプレグ層25側の面に形成されている。上記第3、第4の配線パターン16,22は、プリプレグ層25を厚さ方向に貫通する第4の柱状導電部材26により電気的に接続されている。また、第4、第5の配線パターン22,23は、第3の絶縁体層21を厚さ方向に貫通する第3の柱状導電部材24により電気的に接続されている。
プリプレグ層25は、内部を厚さ方向に貫通する第1の貫通孔29を備えている。第3の絶縁体層21は、内部を厚さ方向に貫通するとともに第1の貫通孔29に連通する第2の貫通孔28を備えている。そして、第1、第2の貫通孔29,28で形成された空間(図中の二点鎖線で囲まれている部分)27内に、半導体素子2が収納されている。
第5の配線パターン23上には、プリプレグ層35を介して、両面に第6の配線パターン32と第7の配線パターン33とを有する第4の絶縁体層31が積層され、プリプレグ層35により空間27の開口端部(第2の貫通孔28の開口端部)を塞ぐ天面27aが形成されている。第6の配線パターン32は、第4の絶縁体層31のプリプレグ層35側の面に形成されている
上記第5、第6の配線パターン23,32は、プリプレグ層35を厚さ方向に貫通する第6の柱状導電部材36により電気的に接続されている。また、上記第6、第7の配線パターン32,33は、第4の絶縁体層31を厚さ方向に貫通する第5の柱状導電部材34により電気的に接続されている。
次に、図2〜図9を参照して、第1実施形態の製造方法の工程について説明する。
まず、図2に示すように、例えば厚さ18μmの銅箔から成るワークサイズの導電性支持体13を用意する。これは、本実施形態で製造される図1のピースサイズ多層プリント配線基板1において、第2の配線パターン13を形成するものである。ワークサイズとは、前述のピースサイズが例えば縦8列横8列に64個、配列されている平面視で160×160mmの大きさのシートサイズがさらに縦2列横3列に6個、配列されている平面視で340×510mmの大きさを言う
お、図ではピースサイズを一部省略して記載している。また、図中の一点鎖線は、トリミング時の加工線を示している。
次に、図3(a)に示すように、導電性支持体13上の所定の位置に、第1の柱状導電部材14としての銀バンプを複数形成する。第1の柱状導電部材14は、例えば、導電性支持体13上に、所定の位置に貫通孔を備えるメタルマスクを積層し、該メタルマスクの上から銀ペーストを個々が円錐形状になるようにスクリーン印刷して、乾燥することにより形成される。第1の柱状導電部材14は、例えば導電性支持体13に接触する部分の径が150μm、高さが200μmの大きさとなるように形成される。
次に、図3(b)に示すように、第1の柱状導電部材14が形成された導電性支持体13上にワークサイズのプリプレグ層41を積層し、加圧することにより、第1の柱状導電部材14をプリプレグ層41の厚さ方向に貫通させ、第1の柱状導電部材14の先端をプリプレグ層41から露出せしめる。プリプレグ層41は、例えば60μmの厚さを備える。
次に、図3(c)に示すように、第1の柱状導電部材14が露出しているプリプレグ層41上に、例えば厚さ18μmの銅箔から成るワークサイズの他の導電性支持体12を積層し、圧着する。これは、図1のピースサイズ多層プリント配線基板1において、第1の配線パターン12を形成するものである。この導電性支持体12によって第1の柱状導電部材14の先端が潰れ、プリプレグ層41の表面にこの導電性支持体12が積層されるとともに、第1の柱状導電部材14によってプリプレグ層41の裏面の導電性支持体13と表面の他の導電性支持体12とが導通される。
次に、図3(d)に示すように、導電性支持体12,13にエッチングを施すことにより、プリプレグ層41の表面に第1の配線パターン12が形成され、裏面に第2の配線パターン13が形成される。エッチング方法は、従来公知の方法でよい。従って、ワークサイズのプリプレグ層41が、図1のピースサイズ多層プリント配線基板1において第1の絶縁体層11となる。
次に、図3と同様の手順で、図4(a)に示すワークサイズプリント配線基板43を形成する
ず、ワークサイズの導電性支持体16上の所定の位置に、第2の柱状導電部材17としての銀バンプを複数形成する。導電性支持体16は、図1のピースサイズ多層プリント配線基板1において、第3の配線パターン16を形成するものである。この第2の柱状導電部材17が形成された導電性支持体16上にワークサイズのプリプレグ層42を積層し、加圧することにより、第2の柱状導電部材17をプリプレグ層42の厚さ方向に貫通させ、第2の柱状導電部材17の先端をプリプレグ層42から露出せしめる
に、プリプレグ層42を第2の柱状導電部材17の先端側から前述の第2の配線パターン13上に積層して圧着する。これにより、第2の柱状導電部材17の先端が潰れ、プリプレグ層42の表面に第2の配線パターン13が積層されるとともに、第2の柱状導電部材17によってプリプレグ層42の表面の第2の配線パターン13と導電性支持体16とが導通される。最後に、導電性支持体16にエッチングを施すことにより第3の配線パターン16が形成される。従って、ワークサイズのプリプレグ層42が、図1のピースサイズ多層プリント配線基板1において第2の絶縁体層15となる。
上により、図4(a)に示すワークサイズプリント配線基板43が形成される
従って、本実施形態では、第1の配線パターン12と第3の配線パターン16が、第1の柱状導電部材14、第2の配線パターン13及び第2の柱状導電部材17により互いに接続され、この2つの配線パターン12,16を両面に形成した、プリプレグ層41及び42からなる積層体が、本発明における第1の支持体となる。また、ワークサイズプリント配線基板43が、本発明における第1のワークサイズプリント配線基板となる。
次に、図4(b)に示すように、ワークサイズプリント配線基板43を所定の大きさに切断し、シートサイズにトリミングする。これにより、ワークサイズのプリプレグ層41とワークサイズのプリプレグ層42とがシートサイズに分割されて、シートサイズの第1の絶縁体層11とシートサイズの第2の絶縁体層15が形成されるとともに、ワークサイズプリント配線基板43がシートサイズに分割されて、複数のピースサイズプリント配線基板44を備える第1のユニット10が形成される。この第1ユニット10は、本発明における第1のシートサイズプリント配線基板となる。
お、配線パターン12,13,16は電気的に検査されていない状態であるので、この時点では配線パターン12,13,16が正常か否かは不明である。
次に、シートサイズの各第1のユニット10に形成されている配線パターン12,13,16の異常の有無を第1のユニット10毎に電気的に検査する。次に、異常が検出された配線パターン12,13,16を有する第1のユニット(図中では「bad」と記載する)10を廃棄する
に、この廃棄された第1のユニット10に代えて、予め用意しておいた正常な配線パターン12,13,16を有する第1のユニット(図中では「good」と記載する)10を補充する。以上によって、正常な配線パターン12,13,16を有する第1のユニット10が形成され、所望数の第1のユニット10が準備される。
次に、図5(a)に示すように、正常な配線パターン12,13,16を有する第1のユニット10の各ピースサイズプリント配線基板44の一部の第3の配線パターン16に、半導体素子2を例えば半田付けすることによって搭載する
お、前述のように、半導体素子2自体は配線を有していないために電気的に検査されていない状態であるので、この時点では半導体素子2が正常か否かは不明(図中では「unknown」と記載する)である。
次に、各ピースサイズプリント配線基板44に搭載されている半導体素子2の異常の有無を電気的に検査する。次に、図5(b)に示すように、異常が検出された半導体素子(図中では「bad」と記載する)2が搭載されているピースサイズプリント配線基板44に判別用の標識45を付ける。標識45は、例えばX線を透過させない性質を有するものであって、異常な半導体素子2が搭載されているピースサイズプリント配線基板44の一部の第3の配線パターン16の表面にレーザーマーキング等の処理を施すことにより形成される
上によって、正常な半導体素子2が搭載され正常な配線パターン12,13,16を有するピースサイズプリント配線基板44と、異常な半導体素子2が搭載され正常な配線パターン12,13,16を有するとともに標識45を有するピースサイズプリント配線基板44とを備える第1のユニット10が形成される。
次に、図6(b)に示すワークサイズの第2のユニット20を形成する
ず、図3と同様の手順で、両面に第4の配線パターン22と第5の配線パターン23とを有するとともに、内部を貫通して2つの配線パターン22,23を接続する第3の柱状導電部材24を有する第1のワークサイズ絶縁体層21を形成する。これは、図1のピースサイズ多層プリント配線基板1において、第3の絶縁体層21を形成するものである。
に、第4の配線パターン22に第4の柱状導電部材26を形成し、第1のワークサイズプリプレグ層25を積層し、加圧する。これにより、図6(a)に示すように、第4の柱状導電部材26を第1のワークサイズプリプレグ層25の厚さ方向に貫通させ、第4の柱状導電部材26の先端を第1のワークサイズプリプレグ層25から露出せしめる。
次に、図6(b)に示すように、前記第1のユニット10の各ピースサイズプリント配線基板44に搭載されている半導体素子2を収納するための空間27として、第1のワークサイズ絶縁体層21と第1のワークサイズプリプレグ層25とを厚さ方向に貫通し、内部に半導体素子2が収納されたときに半導体素子2の周囲に隙間を有する大きさの貫通孔を、例えばパンチで打ち抜くことにより形成する
れにより、第1のワークサイズ絶縁体層21を厚さ方向に貫通し、半導体素子2を収納可能な第2の貫通孔28と、第1のワークサイズプリプレグ層25とを厚さ方向に貫通し、第2の貫通孔28の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有する第1の貫通孔29とが形成される
上によって、複数の空間27を有するワークサイズの第2のユニット20が形成される。
次に、図3と同様の手順で、両面に第6の配線パターン32と第7の配線パターン33とを有するとともに、内部を貫通し配線パターン32,33を接続する第5の柱状導電部材34を有する第2のワークサイズ絶縁体層31を形成する。これは、図1のピースサイズ多層プリント配線基板1において、第4の絶縁体層31を形成するものである。
に、第6の配線パターン32に第6の柱状導電部材36を形成し、第2のワークサイズプリプレグ層35を積層して加圧する。これにより、図6(c)に示すように、第6の柱状導電部材36を第2のワークサイズプリプレグ層35の厚さ方向に貫通させ、第6の柱状導電部材36の先端を第2のワークサイズプリプレグ層35から露出せしめる
上によって、ワークサイズの第3のユニット30が形成される
従って、本実施形態では、第4の配線パターン22と第7の配線パターン33が、第3の柱状導電部材24、第5の配線パターン23、第6の柱状導電部材36、第6の配線パターン32、第5の柱状導電部材34により互いに接続され、これら2つの配線パターン22,33を両面に形成した、第1のワークサイズ絶縁体層21、第2のワークサイズプリプレグ層35及び第2のワークサイズ絶縁体層31からなる積層体が、本発明における第2の支持体となる。
また、第1のワークサイズ絶縁体層21、第4の配線パターン22、第5の配線パターン23、第3の柱状導電部材24及び 第1、第2の貫通孔29,28を備える第2のユニット20と、 第2のワークサイズ絶縁体層31、第6の配線パターン32、第7の配線パターン33及び第5の柱状導電部材34 を備える第3のユニット30 とを、第2のワークサイズプリプレグ層35を介して積層した積層体が、本発明における第2のワークサイズプリント配線基板となる。
更に、一方の開口端部が第2のワークサイズプリプレグ層35により塞がれた 第2の貫通孔28が、本発明に おける 半導体素子を収納可能な凹部となり、 第1の貫通孔29を備えた第1のワークサイズプリプレグ層25が、本発明における第1の貫通孔を備える第1のワークサイズ絶縁体層となる。
また、本実施形態では、第4の配線パターン22と第5の配線パターン23が、第3の柱状導電部材24により互いに接続され、この2つの配線パターン22,23を両面に形成した第1のワークサイズ絶縁体層21が、本発明における第3の支持体となる。そして 第1のワークサイズ絶縁体層21、第4の配線パターン22、第5の配線パターン23、第3の柱状導電部材24及び 第2の貫通孔28を備えた第2のユニット20が、本発明に おける 第3のワークサイズ プリント配線基板となる。
更に、 第6の配線パターン32と第7の配線パターン33が、第5の柱状導電部材34により互いに接続され、この2つの配線パターン32,33を両面に形成した第2のワークサイズ絶縁体層31が、本発明における第4の支持体となる。そして 第2のワークサイズ絶縁体層31、第6の配線パターン32、第7の配線パターン33及び第5の柱状導電部材34 を備える第3のユニット30が、本発明に おける 第4のワークサイズ プリント配線基板となる。また、第2のワークサイズプリプレグ層35が、本発明における第2のワークサイズ絶縁体層となる。
次に、図7に示すように、半導体素子2が搭載されているピースサイズプリント配線基板44を備える複数の第1のユニット10を、図4(a)に示すトリミング前のワークサイズプリント配線基板43に対応する位置に配置する
に、配置された複数のシートサイズの第1のユニット10の第3の配線パターン16上に、第1のワークサイズプリプレグ層25側の面を向けてワークサイズの第2のユニット20を積層し、さらに第2のユニット20の第5の配線パターン23上に、第2のワークサイズプリプレグ層35側の面を向けてワークサイズの第3のユニット30を積層し、プレスする
の結果、図8に示すように、第1のワークサイズプリプレグ層25の第4の柱状導電部材26の先端が潰れて、第1のワークサイズプリプレグ層25上に各第1のユニット10が積層されることにより、第4の柱状導電部材26を介して第2のユニット20の第4の配線パターン22と各第1のユニット10の第3の配線パターン16とが電気的に接続される
た、第2のワークサイズプリプレグ層35の第6の柱状導電部材36の先端が潰れて、第2のワークサイズプリプレグ層35上に第2のユニット20が積層されることにより、第6の柱状導電部材36を介して第3のユニット30の第6の配線パターン32と第2のユニット20の第5の配線パターン23とが電気的に接続される
らに、第1の貫通孔29と第2の貫通孔28とで形成されている空間27の一方の開口端部が、第3のユニット30の第2のワークサイズプリプレグ層35によって塞がれることにより、空間27に天面27aが形成される。そして、第1のユニット10の各ピースサイズプリント配線基板44に搭載されている半導体素子2が、空間27内に収納される
上により、正常な半導体素子2が内蔵されたピースサイズ多層プリント配線基板1と異常な半導体素子2が内蔵されたピースサイズ多層プリント配線基板1とを備えるシートサイズ多層プリント配線基板46をさらに複数備えるワークサイズ多層プリント配線基板47が形成される。
次に、図9に示すように、ワークサイズ多層プリント配線基板47を所定の大きさに切断し、ピースサイズにトリミングする。次に、各ピースサイズ多層プリント配線基板1について、内蔵されている半導体素子2が異常であることを示す標識45の有無を検査する。前記検査は、例えばX線カメラにより各ピースサイズ多層プリント配線基板1を撮像し、撮像された画像により標識45の有無を検査する。次に、検出された標識45を有するピースサイズ多層プリント配線基板1を除去する
上により、図1に示す正常な半導体素子2が内蔵され正常な配線パターンを有するピースサイズ多層プリント配線基板1が製造される。
第1実施形態の製造方法では、異常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板と正常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板とが混在するワークサイズの多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄する場合と比較すると、異常な配線パターンを有する第1のユニット10をシートサイズ毎に除去し、その後異常な半導体素子2が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板1をピースサイズ毎に除去する
たがって、高価で利用可能な正常な半導体素子2と、利用可能な前記正常な半導体素子2が搭載され正常な配線パターンを有するピースサイズ多層プリント配線基板1を除去することなく利用するので、製造工程全体における歩留まりをよくすることができるとともに、低コストで製造することができる。
また、図5(a)の工程において、第1のユニット10の各ピースサイズプリント配線基板44に半導体素子2を搭載するとしたが、一部のピースサイズプリント配線基板44のみに半導体素子2を搭載することにしてもよい。これにより、多品種のピースサイズ多層プリント配線基板1を同時に製造することができる。
さらに、図6(a)及び図6(b)の工程において、第1のワークサイズ絶縁体層21の第4の配線パターン22上に第1のワークサイズプリプレグ層25を積層した後、第1のワークサイズ絶縁体層21と第1のワークサイズプリプレグ層25とを厚さ方向に貫通する貫通孔によって空間27を形成したが、第1のワークサイズ絶縁体層21に内部を厚さ方向に貫通する第2の貫通孔28を形成し、第1のワークサイズプリプレグ層25に内部を厚さ方向に貫通し、第2の貫通孔28の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有する第1の貫通孔29を形成した後に、第4の配線パターン22上に第1のワークサイズプリプレグ層25を積層することにしてもよい。
次に、図10〜図13を参照して、第2実施形態の製造方法の工程について説明する。第1実施形態の製造方法の工程と共通する部分については説明を省略する。
まず、図3と同様の手順で、図4(a)に示すワークサイズプリント配線基板43を形成する。次に、図4(b)と同様の手順で、正常な配線パターン12,13,16を有する第1のユニット10が形成され、所望数の第1のユニット10を準備する
に、図5(a)に示すように、第1のユニット10の各ピースサイズプリント配線基板44の一部の第3の配線パターン16に、半導体素子2を搭載する。ただし、この時点では、半導体素子2が正常か否かは不明である。
次に、各ピースサイズプリント配線基板44に搭載されている半導体素子2の異常の有無を第1のユニット10毎に電気的に検査する
に、図10に示すように、異常が検出された半導体素子(図中では「bad」と記載する)2が搭載されているピースサイズプリント配線基板44を備える第1のユニット10を半導体素子2ごと廃棄する。そして、廃棄された第1のユニット10に代えて、予め用意しておいた正常な半導体素子2が搭載されているピースサイズプリント配線基板44を備える第1のユニット10を補充する
上によって、正常な半導体素子2が搭載され正常な配線パターン12,13,16を有するピースサイズプリント配線基板44を複数備える第1のユニット10が形成され、所望数の第1のユニット10が準備される。
次に、図11に示すように、半導体素子2が搭載されているピースサイズプリント配線基板44を備える複数の第1のユニット10を、図4(a)に示すトリミング前のワークサイズプリント配線基板43に対応する位置に配置する
に、配置された複数のシートサイズの第1のユニット10の第3の配線パターン16上に、第1のワークサイズプリプレグ層25側の面を向けてワークサイズの第2のユニット20を積層し、さらに第2のユニット20の第5の配線パターン23上に、第2のワークサイズプリプレグ層35側の面を向けてワークサイズの第3のユニット30を積層し、プレスする
の結果、図12に示すように、正常な半導体素子2が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板1を備えるシートサイズ多層プリント配線基板46をさらに複数備えるワークサイズ多層プリント配線基板47が形成される。
次に、ワークサイズ多層プリント配線基板47を所定の大きさに切断し、図13に示すようにシートサイズにトリミングする。以上により、正常な半導体素子2が内蔵され正常な配線パターンを有するピースサイズ多層プリント配線基板1を複数備えるシートサイズ多層プリント配線基板46が製造される。そして、必要に応じてピースサイズ毎に分割することにより、図1ピースサイズ多層プリント配線基板1が製造される。
第2実施形態の製造方法では、異常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板と正常な半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板とが混在するワークサイズの多層プリント配線基板をワークサイズごと廃棄する場合と比較すると、異常な配線パターンを有する第1のユニット10をシートサイズ毎に除去し、その後異常な半導体素子2が搭載され正常な配線パターンを有する第1のユニット10を除去する
たがって、高価で利用可能な正常な半導体素子2と、該正常な半導体素子2が搭載され利用可能な正常な配線パターンを有する第1のユニット10を除去することなく利用するので、製造工程全体における歩留まりをよくすることができるとともに、低コストで製造することができる。
なお、第2実施形態の製造方法において、図10に示すように、異常な半導体素子2が搭載され正常な配線パターン12,13,16を有する第1のユニット10を廃棄したが、廃棄する代わりに次のようにしてもよい
ず、第1のユニット10から異常な半導体素子2を取り外して廃棄する。次に、半導体素子2が取り外された第1のユニット10に正常か否かが不明な他の半導体素子2を搭載する。次に、この半導体素子2の異常の有無を第1のユニット10毎に検査する。前記検査で異常が検出されなければ、この半導体素子2が搭載されている第1のユニット10を、正常な半導体素子2が搭載され正常な配線パターン12,13,16を有する第1のユニット10として、図11に示す工程に利用する
のようにすることによって、正常な配線パターン12,13,16を有する第1のユニット10を廃棄することなく有効に利用することができる。
また、本実施形態の製造方法によって製造される半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板1は、半導体素子2が1つだけ内蔵されているものであるが、同一種類の半導体素子2が複数内蔵されているものであってもよいし、異なる種類の半導体素子2が複数内蔵されているものであってもよい
のようなピースサイズ多層プリント配線基板1は、第1実施形態又は第2実施形態の製造方法において、第1のユニット10の各ピースサイズプリント配線基板44の一部の第3の配線パターン16に所望の数及び種類の半導体素子2を搭載することにより製造される。
さらに、本実施形態の製造方法によって製造される半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板1は7層板であるが、2個の半導体素子が内蔵されている14層板のピースサイズ多層プリント配線基板を製造することも可能である
のようなピースサイズ多層プリント配線基板は、次のようにして製造される
2実施形態の製造方法において、まず、ワークサイズ多層プリント配線基板47の第7の配線パターン33に図示しない柱状導電部材を複数形成する。次に、柱状導電部材が形成された第7の配線パターン33上に図示しないワークサイズのプリプレグ層を積層し、加圧することにより、柱状導電部材をワークサイズのプリプレグ層の厚さ方向に貫通させ、柱状導電部材の先端をワークサイズのプリプレグ層から露出せしめる
に、これを前記ワークサイズのプリプレグ層側から他のワークサイズ多層プリント配線基板47の第1の配線パターン12上に積層し、圧着する。他のワークサイズ多層プリント配線基板47の第1の配線パターン12によって前記柱状導電部材の先端が潰れ、前記ワークサイズのプリプレグ層の表面に他のワークサイズ多層プリント配線基板47の第1の配線パターン12が積層されるとともに、前記柱状導電部材によってワークサイズ多層プリント配線基板47の第7の配線パターン33と他のワークサイズ多層プリント配線基板47の第1の配線パターン12とが導通される
に、これをピースサイズ毎に分割することにより、2個の半導体素子が内蔵されている14層板のピースサイズ多層プリント配線基板が製造される。
本実施形態の製造方法によって製造される、半導体素子が内蔵されているピースサイズ多層プリント配線基板の一例を示す説明的断面図。 第1実施形態の製造方法に用いられるワークサイズプリント配線基板を示す説明図。 第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第1実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第2実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第2実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第2実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。 第2実施形態の製造方法の工程を示す説明的断面図。
1…ピースサイズ多層プリント配線基板、 2…半導体素子、 10…第1のユニット、 11…第1の絶縁体層、 12,13,16…配線パターン、 15…第2の絶縁体層、 20…第2のユニット、 21…第3の絶縁体層(図6では第1のワークサイズ絶縁体層)、 22,23…配線パターン、 25…第1のワークサイズプリプレグ層、 27…空間、 28…第2の貫通孔、 29…第1の貫通孔、 30…第3のユニット、 31…第4の絶縁体層(図6では第2のワークサイズ絶縁体層)、 32,33…配線パターン、 35…第2のワークサイズプリプレグ層、 41,42…プリプレグ層、 43…ワークサイズプリント配線基板、 44…ピースサイズプリント配線基板、 45…標識、 47…ワークサイズ多層プリント配線基板。

Claims (3)

  1. 半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板の製造方法であって、
    第1の支持体(41、42)の両面に、互いに接続している所定の配線パターン(12、16)を形成することにより、複数の第1のピースサイズプリント配線基板(44)を備える第1のシートサイズプリント配線基板(10)をさらに複数備える第1のワークサイズプリント配線基板(43)を得る第1の工程と、
    前記第1のワークサイズプリント配線基板(43)前記第1のシートサイズプリント配線基板(10)毎に分割し、各第1のシートサイズプリント配線基板(10)に形成されている配線パターンの異常の有無を検査し、異常が検出された配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板(10)のみを除去し、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて予め用意しておいた正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板(10)を補充する第2の工程と、
    前記正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板(10)の各第1のピースサイズプリント配線基板(44)に半導体素子(2)を搭載し、前記半導体素子(2)の異常の有無を検査し、異常が検出された半導体素子(2)が搭載されている第1のピースサイズプリント配線基板(44)に判別用の標識(45)を付ける第3の工程と、
    第2の支持体(21、35、31)の両面に、互いに接続している所定の配線パターン(22、33)を形成し、片面に前記半導体素子(2)を収納可能な凹部を形成することにより、複数の第2のピースサイズプリント配線基板を備える第2のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第2のワークサイズプリント配線基板 20、35 、30)を得る第4の工程と、
    前記第2のワークサイズプリント配線基板 20、35 、30)に積層したときに前記凹部の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有するとともに、内部を厚さ方向に貫通する第1の貫通孔(29)を備える第1のワークサイズ絶縁体層(25)を得る第5の工程と、
    前記第3の工程を経た複数の第1のシートサイズプリント配線基板(10)を、分割前の第1のワークサイズプリント配線基板(43)に対応する位置に配置し、配置された複数の第1のシートサイズプリント配線基板(10)、前記第1のワークサイズ絶縁体層(25)を介して前記第2のワークサイズプリント配線基板 20、35 、30)を積層しプレスして一体化するとともに、各第2のピースサイズプリント配線基板の前記凹部と前記第1のワークサイズ絶縁体層(25)の第1の貫通孔(29)とから成る空間(27)内に各第1のピースサイズプリント配線基板(44)に搭載されている前記半導体素子(2)を収納することにより、半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板(47)を形成する第6の工程と、
    前記半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板(47)をピースサイズ多層プリント配線基板(1)毎に分割し、前記標識(45)の有無を検査し、前記標識が検出されたピースサイズ多層プリント配線基板(1)を除去する第7の工程
    備えることを特徴とする多層プリント配線基板の製造方法。
  2. 半導体素子が内蔵されている多層プリント配線基板の製造方法であって、
    第1の支持体(41、42)の両面に、互いに接続している所定の配線パターン(12、16)を形成することにより、複数の第1のピースサイズプリント配線基板(44)を備える第1のシートサイズプリント配線基板(10)をさらに複数備える第1のワークサイズプリント配線基板(43)を得る第1の工程と、
    前記第1のワークサイズプリント配線基板(43)前記第1のシートサイズプリント配線基板(10)毎に分割し、各第1のシートサイズプリント配線基板(10)に形成されている配線パターンの異常の有無を検査し、異常が検出された配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板のみを除去し、除去された第1のシートサイズプリント配線基板に代えて予め用意しておいた正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板(10)を補充する第2の工程と、
    前記正常な配線パターンを有する第1のシートサイズプリント配線基板(10)の各第1のピースサイズプリント配線基板(44)に半導体素子(2)を搭載し、前記半導体素子(2)の異常の有無を検査し、異常が検出された半導体素子(2)が搭載されている第1のピースサイズプリント配線基板(44)を備える第1のシートサイズプリント配線基板(10)のみを除去し、除去された第1のシートサイズプリント配線基板(10)に代えて、予め用意しておいた正常な半導体素子(2)が搭載されている複数の第1のピースサイズプリント配線基板(44)を備える第1のシートサイズプリント配線基板(10)を補充する第3の工程と、
    第2の支持体(21、35、31)の両面に、互いに接続している所定の配線パターン(22、33)を形成し、片面に前記半導体素子(2)を収納可能な凹部を形成することにより、複数の第2のピースサイズプリント配線基板を備える第2のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第2のワークサイズプリント配線基板 20、35 、30)を得る第4の工程と、
    前記第2のワークサイズプリント配線基板 20、35 、30)に積層したときに前記凹部の開口端部に対応する位置に該開口端部と同一の大きさの開口端部を有するとともに、内部を厚さ方向に貫通する第1の貫通孔(29)を備える第1のワークサイズ絶縁体層(25)を得る第5の工程と、
    前記第3の工程を経た複数の第1のシートサイズプリント配線基板(10)を、分割前の第1のワークサイズプリント配線基板(43)に対応する位置に配置し、配置された複数の第1のシートサイズプリント配線基板(10)、前記第1のワークサイズ絶縁体層(25)を介して前記第2のワークサイズプリント配線基板 20、35 、30)を積層しプレスして一体化するとともに、各第2のピースサイズプリント配線基板の前記凹部と前記第1のワークサイズ絶縁体層(25)の第1の貫通孔(29)とから成る空間(27)内に、各第1のピースサイズプリント配線基板(44)に搭載されている前記半導体素子(2)を収納することにより、半導体素子が内蔵されているワークサイズ多層プリント配線基板(47)を形成する第6の工程と、
    前記ワークサイズの多層プリント配線基板(47)ピースサイズ毎に分割する第7の工程
    備えることを特徴とする多層プリント配線基板の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の多層プリント配線基板の製造方法において、
    前記第2のワークサイズプリント配線基板 20、35 、30)は、
    第3の支持体(21)の両面に、互いに接続している所定の配線パターン(22、23)を形成し、内部を厚さ方向に貫通し前記半導体素子(2)を収納可能な第2の貫通孔(28)を設けることにより、複数の第3のピースサイズプリント配線基板を備える第3のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第3のワークサイズプリント配線基板(20)を得る工程と、
    第4の支持体(31)の両面に、互いに接続している所定の配線パターン(32、33)を形成することにより、複数の第4のピースサイズプリント配線基板を備える第4のシートサイズプリント配線基板をさらに複数備える第4のワークサイズプリント配線基板 30 を得る工程と、
    前記第3のワークサイズプリント配線基板(20)前記第4のワークサイズプリント配線基板 30 とを、第2のワークサイズ絶縁体層(35)を介して積層しプレスして一体化する工程
    より形成されることを特徴とする多層プリント配線基板の製造方法。
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