JP4800431B2 - インバータトランス - Google Patents
インバータトランス Download PDFInfo
- Publication number
- JP4800431B2 JP4800431B2 JP2010076818A JP2010076818A JP4800431B2 JP 4800431 B2 JP4800431 B2 JP 4800431B2 JP 2010076818 A JP2010076818 A JP 2010076818A JP 2010076818 A JP2010076818 A JP 2010076818A JP 4800431 B2 JP4800431 B2 JP 4800431B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- closed magnetic
- winding
- core
- magnetic
- deformed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Description
これにより、一つのインバータトランスにおいて、複数の隣り合う閉磁路が相殺されることなく独立して各トランスを駆動することができるため、二次巻線の出力によるランプ電流を一定に保ちつつ冷陰極ランプの輝度のバラツキを少なくすることができると共に、インバータの回路全体の部品点数を減らすことができる。
これにより、閉磁路を構成するコアを小型化できる。
これにより、コアの小型化を図りつつ閉磁路に流れる磁束の飽和をなくすことができる。
これにより、I型コアに巻線されたコイルに変形コの字型コアが磁気結合され、複数の独立した閉磁路が構成でき、独立して各トランスを駆動することができるため、二次巻線の出力によるランプ電流を一定に保ちつつ冷陰極ランプの輝度のバラツキを少なくすることができると共に、インバータの回路全体の部品点数を減らすことができる。
これにより、いずれかの二次巻線が高電圧不良でこれと組にある一次巻線が高電圧不良になった場合でも、他の一次巻線と二次巻線の組が高電圧不良になることを防ぐことができ、より信頼性の高いインバータトランスが得られる。
また、上記本発明のインバータトランスにおいては、前記変形コの字型コアの中央脚部の断面積は、該変形コの字型コアの他の部分および前記I型コアの断面積の約2倍であることが好ましい。
これにより、コアの小型化を図りつつ閉磁路に流れる磁束が飽和することがなく磁路を形成できる。
これにより、I型コアに巻線されたコイルに変形H型コアが磁気結合され、複数の独立した閉磁路が構成でき、独立して各トランスを駆動することができるため、二次巻線の出力によるランプ電流を一定に保ちつつ冷陰極ランプの輝度のバラツキを少なくすることができると共に、インバータの回路全体の部品点数を減らしさらなる小型化及びコストダウンができる。
これにより、いずれかの二次巻線が高電圧不良でこれと組にある一次巻線が高電圧不良になった場合でも、他の一次巻線と二次巻線の組が高電圧不良になることを防ぐことができ、より信頼性の高いインバータトランスが得られる。
また、上記本発明のインバータトランスにおいては、前記変形H型コアの中央磁脚部および中央平板部の断面積は、該変形H型コアの他の部分および前記第一および第二のI型コアの断面積の約2倍であることが好ましい。
これにより、コアの小型化を図りつつ閉磁路に流れる磁束が飽和することがなく磁路を形成できる。
図1は本発明の第1の実施形態にかかるインバータトランス1の分解組立斜視図である。図2は図1の完成したインバータトランス1の斜視図である。図3は、図1のコイルボビン10にコイルを巻線した平面図である。図4は、図1のコイルボビン10にコイルを巻線した側面図である。図5は、図1のコイルボビン10にコイルを巻線した背面図である。図6は、図1の変形コの字型コアの斜視図である。図7は、図1のインバータトランス1の磁気構成図である。
また中間ブロック13間の底面には一次巻線の引き出しガイド21が形成され、端部ブロック12の底面には二次巻線の引き出し溝22が形成されている。それらによって、巻線の巻き始めや巻き終わりの引き出し位置が定まり巻き乱れを防ぐようにしている。なお、コイルボビン10は、電気的に絶縁性のある樹脂で一体成形されている。
そして第一の閉磁路40の磁束の向きは、第二の閉磁路41との磁束の向きと逆向きに形成されている。実際の構成では、コイルボビン10に巻かれる一次巻線16と二次巻線17の全ての巻回方向をコイルボビン10に対して同じとすると、入力される信号は一方を他方に対して位相を反転させて入力する。あるいは、入力される信号を同一位相とすれば、中間ブロック13より左右に巻かれる同一の巻線構造の巻線は、一方が他方に比べ逆向きに巻回する。
コイルボビン10を用意し、このコイルボビン10に設けられた中間ブロック13と中ブロック18との間に一次巻線16を巻回する。
図8は本発明の第2の実施形態にかかるインバータトランス1の磁気構成図である。
これらの図において第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
なお、図8においては、変形コの字型コア60の中央平板部63に両端磁脚62に平行に延出した2個の中央磁脚61を設けたが、この中央磁脚61は3個以上であっても同様の効果が得られる。
図9は本発明の第3の実施形態にかかるインバータトランス1の磁気構成図である。
これらの図においてこの第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10は本発明の第4の実施形態にかかるインバータトランス1の磁気構成図である。
この図において第3の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態において、第3の実施形態と異なる点は、H型コアの中央平板部121に、H型コアの2つの端平板部122に平行に延出する2つ1組の中央磁脚部123を2組追加した変形H型コア120を用いている点である。これによりさらなるインバータトランスの小型化とコストダウンができる。図10では、中央磁脚部123を端平板部122に平行に2組延出しているが、この中央磁脚部123を3組以上設けても同様の効果が得られる。
10 コイルボビン
11 中空部
12 端部ブロック
13 中間ブロック
14 出力端子接続部
15 入力端子接続部
16 一次巻線
16a 第一入力巻線
16b 第二入力巻線
17 二次巻線
18 中ブロック
18a サブフランジ
19 空間部
21 引き出しガイド
22 引き出し溝
40 第一の閉磁路
41 第二の閉磁路
50 I型コア
51 中央部
52 両端部
60 変形コの字型コア
61 中央磁脚
62 両端磁脚
63 中央平板部
70 カバー
71 頂壁
72 側壁
73 鍔部
74 縦窓
75 横窓
120 変形H型コア
121 中央平板部
122 端平板部
123 中央磁脚部
124 第一の閉磁路
125 第二の閉磁路
126 第三の閉磁路
127 第四の閉磁路
128 第五の閉磁路
129 第六の閉磁路
150 第一のI型コア
160 第二のI型コア
Claims (4)
- コイルを巻線する巻線区間が複数設けられたコイルボビンと、
前記コイルボビンに挿入されたI型コアと、
前記I型コアに磁気結合してこの巻線区間を漏洩磁路を有しない複数の閉磁路に分けるように、1つ以上の中央脚部を有する変形コの字型コアとを備え、
前記各閉磁路は、隣接する他の閉磁路と互いにその一部を前記変形コの字型コアの中央脚部において共有しており、
前記変形コの字型コアの中央脚部の断面積は、該変形コの字型コアの他の部分および前記I型コアの断面積の約2倍であり、
各閉磁路内の巻線区間には、一次巻線と二次巻線の組がそれぞれ巻線され、
任意の1つの閉磁路の磁束の向きはこの任意の閉磁路と隣り合う閉磁路の磁束の向きと逆向きに形成される、
ことを特徴とするインバータトランス。 - 前記コイルボビンは、中間部に該コイルボビンの一部を切り欠いた空間部を1個以上有し、この空間部から露出した前記I型コアに、前記変形コの字型コアの中央脚部が磁気結合される、ことを特徴とする請求項1に記載のインバータトランス。
- コイルを巻線する巻線区間がそれぞれ複数設けられた第一および第二のコイルボビンと、
前記第一および第二のコイルボビンにそれぞれ挿入された第一および第二のI型コアと、
H型コアの中央平板部の両側に、このH型コアの端平板部に平行に延出する2つ1組の中央磁脚部を1組以上追加した変形H型コアとを備え、
前記第一のI型コアと前記変形H型コアの磁気結合により、前記第一のコイルボビンの巻線区間が漏洩磁路を有しない複数の閉磁路に分けられ、
前記第二のI型コアと前記変形H型コアの磁気結合により、前記第二のコイルボビンの巻線区間が複数の閉磁路に分けられ、
前記各閉磁路は、隣接する他の閉磁路と互いにその一部を前記変形H型コアの中央磁脚部および中央平板部において共有しており、
前記変形H型コアの中央磁脚部および中央平板部の断面積は、該変形H型コアの他の部分および前記第一および第二のI型コアの断面積の約2倍であり、
各閉磁路内の巻線区間には、一次巻線と二次巻線の組がそれぞれ巻線され、
任意の1つの閉磁路の磁束の向きはこの任意の閉磁路と隣り合う閉磁路の磁束の向きと逆向きに形成される、
ことを特徴とするインバータトランス。 - 前記第一および第二のコイルボビンは、それぞれ中間部に該コイルボビンの一部を切り欠いた空間部を1個以上有し、この空間部から露出した前記第一および第二のI型コアに、前記変形H型コアの中央磁脚部が磁気結合される、ことを特徴とする請求項3に記載のインバータトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010076818A JP4800431B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | インバータトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010076818A JP4800431B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | インバータトランス |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006237340A Division JP2008060441A (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | インバータトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010157765A JP2010157765A (ja) | 2010-07-15 |
JP4800431B2 true JP4800431B2 (ja) | 2011-10-26 |
Family
ID=42575370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010076818A Active JP4800431B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | インバータトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4800431B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101532724B1 (ko) * | 2013-12-30 | 2015-07-01 | 정재봉 | 이온 발생장치의 기판 결합용 소형 변압기 및 이를 이용한 이온 발생장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844706A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-15 | Kijima Musen Kk | 複合トランス |
JPS61231708A (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-16 | Mitsubishi Electric Corp | 点火コイル |
JPH03109269A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-09 | Ube Ind Ltd | 炭素繊維強化サイアロン基セラミックス複合材料 |
JP2005311227A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-04 | Sumida Corporation | 高圧トランス |
JP4348263B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2009-10-21 | スミダコーポレーション株式会社 | リーケージトランス |
US7365501B2 (en) * | 2004-09-30 | 2008-04-29 | Greatchip Technology Co., Ltd. | Inverter transformer |
-
2010
- 2010-03-30 JP JP2010076818A patent/JP4800431B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010157765A (ja) | 2010-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100879251B1 (ko) | 밸런스 트랜스 | |
US7456719B2 (en) | Inverter transformer | |
US20080211616A1 (en) | Inverter transformer having bobbin with protected terminal pins | |
JP2005311227A (ja) | 高圧トランス | |
JP2008060441A (ja) | インバータトランス | |
JP2008166624A (ja) | トランス及びそれを用いた共振型スイッチング電源 | |
JP4576911B2 (ja) | コイル部品 | |
JP2008004895A (ja) | インバータトランス | |
JP2007335453A (ja) | 高圧トランス | |
JP4741871B2 (ja) | インバータトランス | |
US20080143276A1 (en) | Transformer and multi-lamp driving circuit using the same | |
JP4676974B2 (ja) | 相互インダクタンスの調整方法及びその方法により調整されたトランス | |
JP4800431B2 (ja) | インバータトランス | |
KR100824142B1 (ko) | 폐 자속 경로를 갖는 변압기 | |
US20080211615A1 (en) | Inverter transformer | |
KR200416466Y1 (ko) | 캡코어를 구비한 트랜스포머 | |
JP4707050B2 (ja) | インバータトランス | |
JP2009170489A (ja) | インバータトランス | |
JP2006049460A (ja) | インバータトランス | |
KR200292121Y1 (ko) | 2개의 1차 코일과 2개의 2차 코일을 갖는 트랜스포머 | |
KR200355756Y1 (ko) | 변압기 구조 | |
JP2009283675A (ja) | 横型トランス | |
JP4895712B2 (ja) | 多出力トランス | |
KR20050007240A (ko) | 2 인 1 트랜스포머 | |
KR101030578B1 (ko) | 2인1 트랜스포머 및 이를 이용한 인버터 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110727 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110803 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4800431 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |