JP4799224B2 - プリペイドカード支払システム及びプリペイドカード支払方法 - Google Patents
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Description
このような場合、前記顧客は残額の残る現在契約中のプリペイドカードを転居後には使用できない事態が発生し、破棄せざるを得ない状態となる。また、新たに現地の電力会社との間でプリペイドカード使用のための契約をしなければならず煩わしいといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、プリペイドカードを発行した第1のエネルギ供給元とは異なる第2のエネルギ供給元のエネルギを使用した場合でも、双方共通に使用できるように予め契約されたプリペイドカードを使用することにより、後日、エネルギ供給元に使用料金を返金して顧客の利便性を高めたプリペイドカード支払システムを提供することを目的とする。
また他の目的は、顧客端末によりエネルギ使用量に対する料金を確認しながら支払が行なえるようにして、システムに対する顧客の信頼性を高めることである。
第1のエネルギ供給元から第2のエネルギ供給元に使用料金を精算する方法としては、使用料金の支払毎に行う場合と、例えば1ヶ月単位に合算して一括で行う場合がある。一般的には、1ヶ月単位で行う場合が多い。
本発明は請求項1の発明と同様な作用効果を奏する。
本発明は請求項2の発明と同様な作用効果を奏する。
図1は本発明の一実施形態に係るプリペイドカード支払システムの概略構成図である。このプリペイドカード支払システム100は、各顧客の住居1aに備えられプリペイドカード10のデータを読み書きして送信する顧客端末1と、遠隔地のサービス電力会社(第1のエネルギ供給元)6と電力供給会社(第2のエネルギ供給元)7との契約事項の履行を代行する契約代行サーバ3と、顧客端末1と契約代行サーバ3を接続するネットワーク2と、契約代行サーバ3とサービス電力会社6及び電力供給会社7を接続するネットワーク5とを備えて構成される。尚、契約代行サーバ3には顧客情報を記憶する顧客情報データベース(以下、DBと記す)4が備えられている。また、ネットワーク5にはプリペイドカード10に金額をチャージするためのカード端末9が接続されている。そして顧客端末1によりプリペイドカード10を用いて電力供給会社7にエネルギ使用料金を支払う場合、契約代行サーバ3は、プリペイドカード10の残額からエネルギ使用料金を減算した後、このエネルギ使用料金をサービス電力会社6から電力供給会社7に返金する(詳細は後述する)。
契約代行サーバ3では全てのデータを一旦記憶して、IDの認証とDB4に記憶されている残額が一致するかを検証する(S5)。ここで、残額が一致しなければ(S5でNOのルート)、不正なプリペイドカードであると判断して顧客端末1に対してその旨を送信する(表示例は図4(b)参照)(S6)。一方、ステップS5で残額が一致すると(S5でYESのルート)、プリペイドカードが許可された旨を顧客端末1に送信する(S7)。その信号を受信した顧客端末1は表示部13に表示して顧客に知らせると共に(表示例は図4(c)参照)(S8)、制御部12は電力量計17から出力された電力量データ20に基づいて所定期間内の電力量を計算して結果を表示部13に表示する(表示例は図4(d)参照)(S9)。尚、このとき入力手段14から期間を指定してもよい。
まず顧客が電力の供給を受ける場合、プリペイドカード10をリーダライタ11にセットする(S30)。プリペイドカードには、例えば顧客ID、残額等が記録されている。従って、リーダライタ11により読み取られたそれらのデータと、顧客端末に関するデータ(顧客識別番号、メータ番号、電力会社識別番号、使用日時等)を通信手段15によりネットワーク2を介して契約代行サーバ3に送信される。
また、制御部12は、リーダライタ11にセットしたプリペイドカード10が契約代行サーバ3により使用を許可された場合、エネルギ計測手段12aから出力された電力量データ20に基づいて入力手段14により入力された所定期間内の電力量を計算して表示部13に表示すると共に、通信手段15により電力量データ及びプリペイドカードに記録されている残額データを契約代行サーバ3に送信するので、契約代行サーバ3は各顧客の使用量から使用料金を計算することができ、且つDB4に記憶している残額と比較することができる。
また、顧客端末1は、減算結果を通信手段15により受信すると、この減算結果をプリペイドカード10に上書きするので、プリペイドカード10に記録されている残額とDB4に記憶している残額とを一致させることができる。
また、契約代行サーバ3は、顧客端末1により計算された電力量に基づいて使用料金を計算した結果が、残額より多い場合、残額よりエネルギ使用料金を減算せず、残額が不足している旨を顧客端末1に送信するので、顧客はエネルギ供給を停止される前に残額の追加を行うことができる。
また、契約代行サーバ3は、顧客端末1から送信された残額データとDB4に記憶されている残額データとを比較し、両者が一致した場合に当該プリペイドカード10の使用を許可するので、不正に残額を書き換えられたプリペイドカードによるエネルギの供給を阻止することができる。
また、顧客端末1によりプリペイドカード10を用いて電力を使用する場合、契約代行サーバ3は、プリペイドカード10の残額から使用料金を減算した後、この使用料金をサービス電力会社6から電力供給会社7に返金すると共に、残額がゼロになった時点で供給可否手段により電力供給を停止するので、リアルタイムにエネルギの供給の可否を行うことができる。
尚、本説明ではエネルギを電力に限定して説明したが、ガス、水道等の公共エネルギに対しても適用することができる。
Claims (6)
- プリペイドカードを発行した第1のエネルギ供給元とは異なる第2のエネルギ供給元から供給されるエネルギを使用して、該エネルギの使用料金を当該プリペイドカードを用いて精算するプリペイドカード支払システムであって、
少なくともエネルギ使用量を計測するエネルギ計測手段、前記プリペイドカードに記録された情報を読み書きするリーダライタ、該リーダライタにより読み取った情報の送信と外部からの情報を受信する通信手段、及び制御手段を有する顧客端末と、
前記第1のエネルギ供給元と前記第2のエネルギ供給元との契約事項の履行を代行する契約代行サーバと、を備え、
前記顧客端末により前記プリペイドカードを用いて前記第2のエネルギ供給元にエネルギ使用料金を支払う場合、前記契約代行サーバは、前記顧客端末から受信した前記プリペイドカードに記録された残額が該契約代行サーバに保存されている残額と一致した場合に、前記顧客端末から受信した使用エネルギ量に基づいてエネルギ使用料金を計算した結果が、前記プリペイドカードの残額のほうが多い場合、該残額からエネルギ使用料金を減算して、該減算結果を前記顧客端末に送信すると共に、前記第2のエネルギ供給元と前記第1のエネルギ供給元との間でエネルギ使用料金を精算する必要がある場合は、該エネルギ使用料金を前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に精算金額を送信することにより、月単位で前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に電気料金を返金し、前記顧客端末は、前記減算結果を前記通信手段により受信すると、該減算結果を前記プリペイドカードに上書きすることを特徴とするプリペイドカード支払システム。 - プリペイドカードを発行した第1のエネルギ供給元とは異なる第2のエネルギ供給元のエネルギを使用して、該エネルギの使用料金を当該プリペイドカードを用いて精算するプリペイドカード支払システムであって、
少なくともエネルギ使用量を計測するエネルギ計測手段、前記プリペイドカードに記録された情報を読み書きするリーダライタ、エネルギ供給の可否を決定する供給可否手段、前記リーダライタにより読み取った情報の送信と外部からの情報を受信する通信手段、及び制御手段を有する顧客端末と、
前記第1のエネルギ供給元と前記第2のエネルギ供給元との契約事項の履行を代行する契約代行サーバと、を備え、
前記顧客端末を利用して前記プリペイドカードを用いてエネルギを使用する場合、前記契約代行サーバは、前記顧客端末から受信した前記プリペイドカードに記録された残額が該契約代行サーバに保存されている残額と一致した場合に、前記プリペイドカードが許可された旨の信号を前記顧客端末に送信することにより、該信号を受信した顧客端末は前記供給可否手段により電力の供給が許可されることで前記顧客端末から受信した使用エネルギ量に基づいてエネルギ使用料金を計算した結果が、前記プリペイドカードの残額のほうが多い場合、該残額からエネルギ使用料金を減算して、該減算結果を前記顧客端末に送信すると共に、前記第2のエネルギ供給元と前記第1のエネルギ供給元との間でエネルギ使用料金を精算する必要がある場合は、該エネルギ使用料金を前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に精算金額を送信することにより、月単位で前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に電気料金を返金し、前記顧客端末は、前記減算結果を前記通信手段により受信すると、該減算結果を前記プリペイドカードに上書きすることを特徴とするプリペイドカード支払システム。 - 前記顧客端末は、顧客に情報内容を報知する表示部と、所定の情報を入力する入力手段と、を更に備え、
前記制御手段は、前記リーダライタにセットしたプリペイドカードが前記契約代行サーバにより使用を許可された場合、前記エネルギ計測手段から出力された計測データに基づいて前記入力手段により入力された所定期間内の使用エネルギ量を計算して前記表示部に表示すると共に、前記通信手段により前記使用エネルギ量のデータ及び前記プリペイドカードに記録されている残額データを前記契約代行サーバに送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリペイドカード支払システム。 - 前記契約代行サーバは、エネルギ使用料金を前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に精算する場合、所定期間のエネルギ使用料金を合算して記憶しておき、該合算額を一括して返金することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のプリペイドカード支払システム。
- プリペイドカードを発行した第1のエネルギ供給元とは異なる第2のエネルギ供給元のエネルギを使用して、該エネルギの使用料金を当該プリペイドカードを用いて精算するプリペイドカード支払方法であって、
顧客端末により前記プリペイドカードを用いて前記第2のエネルギ供給元にエネルギ使用料金を支払う場合、前記第1のエネルギ供給元と前記第2のエネルギ供給元との契約事項の履行を代行する契約代行サーバは、前記顧客端末から受信した前記プリペイドカードに記録された残額が該契約代行サーバに保存されている残額と一致した場合に、前記顧客端末から受信した使用エネルギ量に基づいてエネルギ使用料金を計算した結果が、前記プリペイドカードの残額のほうが多い場合、該残額からエネルギ使用料金を減算して、該減算結果を前記顧客端末に送信すると共に、前記第2のエネルギ供給元と前記第1のエネルギ供給元との間でエネルギ使用料金を精算する必要がある場合は、該エネルギ使用料金を前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に精算金額を送信することにより、月単位で前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に電気料金を返金し、前記顧客端末は、前記減算結果を通信手段により受信すると、該減算結果を前記プリペイドカードに上書きすることを特徴とするプリペイドカード支払方法。 - プリペイドカードを発行した第1のエネルギ供給元とは異なる第2のエネルギ供給元のエネルギを使用して、該エネルギの使用料金を当該プリペイドカードを用いて精算するプリペイドカード支払方法であって、
前記顧客端末を利用して前記プリペイドカードを用いてエネルギを使用する場合、前記第1のエネルギ供給元と前記第2のエネルギ供給元との契約事項の履行を代行する契約代行サーバは、前記顧客端末から受信した前記プリペイドカードに記録された残額が該契約代行サーバに保存されている残額と一致した場合に、前記プリペイドカードが許可された旨の信号を前記顧客端末に送信することにより、該信号を受信した顧客端末はエネルギ供給の可否を決定する供給可否手段により電力の供給が許可されることで前記顧客端末から受信した使用エネルギ量に基づいてエネルギ使用料金を計算した結果が、前記プリペイドカードの残額のほうが多い場合、該残額からエネルギ使用料金を減算して、該減算結果を前記顧客端末に送信すると共に、前記第2のエネルギ供給元と前記第1のエネルギ供給元との間でエネルギ使用料金を精算する必要がある場合は、該エネルギ使用料金を前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に精算金額を送信することにより、月単位で前記第1のエネルギ供給元から前記第2のエネルギ供給元に電気料金を返金し、前記顧客端末は、前記減算結果を通信手段により受信すると、該減算結果を前記プリペイドカードに上書きすることを特徴とするプリペイドカード支払方法。
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