JPH1186098A - 料金精算システム、及び料金精算システムに用いられるプリペイドカード - Google Patents

料金精算システム、及び料金精算システムに用いられるプリペイドカード

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JPH1186098A
JPH1186098A JP23626897A JP23626897A JPH1186098A JP H1186098 A JPH1186098 A JP H1186098A JP 23626897 A JP23626897 A JP 23626897A JP 23626897 A JP23626897 A JP 23626897A JP H1186098 A JPH1186098 A JP H1186098A
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JP
Japan
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service
prepaid card
prepaid
charge
purchaser
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JP23626897A
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Toshihiro Harada
鋭博 原田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービス使用者の利便性を格段に向上するこ
とができる料金精算システム、及び料金精算システムに
用いられるプリペイドカードを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 プリペイドカード3は、前払い残額が更
新可能に記述される前払い残額記述領域と、精算対象と
なる複数種類の所定のサービス範囲が記述されるサービ
ス範囲記述領域と、プリペイドカード3の購入先情報が
記述される購入先情報記述領域とを含んで構成されてお
り、このプリペイドカード3を料金精算システム1に用
いれば、複数種類のサービス毎の利用状況に応じて課さ
れる複数のサービス料金の各々を精算することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス、又は公衆電
話等の複数種類のサービスの利用状況に応じて課される
ガス料金、又は電話料金等の複数のサービス料金の各々
を、共用のプリペイドカードで精算する料金精算システ
ム、及び料金精算システムに用いられるプリペイドカー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばガスを使用した際に課され
るガス料金は、既に確立されている料金精算システムに
より徴収されている。
【0003】従来の料金精算システムについて、例えば
一般住宅におけるガス料金の精算例を挙げて説明する
と、サービス提供者は、例えば1ヶ月に1度の所定の検
針日に、各戸毎のガス消費量を各々検針するとともに、
消費量に応じたガス料金を各戸のサービス使用者から徴
収するようにしている。
【0004】しかし、検針日に不在のサービス使用者が
多いために、ガス料金の徴収業務が停滞しがちになるこ
とがサービス提供者の悩みの種となっていた。
【0005】そこで、例えば特開平8−167076号
公報には、プリペイドカードを用いた前払い料金精算方
式のガス供給装置が開示されている。
【0006】このガス供給装置は、ガス検針器と制御器
とを含んで構成されており、ガス使用者が、例えば新規
に購入したプリペイドカードを、制御器に設けられたカ
ード読取器に挿入すると、制御器は、ガス検針器に設け
られたガス遮断弁を開放制御し、前払い金額に見合う量
のガス使用を許容する一方、前払い残額をガス消費量に
応じて適時に減算更新し、前払い残額が「0」になると
遮断弁を閉止制御し、ガス器具へのガス供給を遮断する
ようにしている。
【0007】このガス供給装置によれば、ガス料金の徴
収業務の停滞を解消することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
料金精算システムにあっては、例えば、ガスを使用する
際にはガス料金の精算専用のプリペイドカードを使用
し、また、公衆電話を利用する際には電話料金の精算専
用のプリペイドカードであるテレフォンカードを使用す
る等、各種サービス料金を精算するための専用プリペイ
ドカードを各サービス種別毎に規定していたために、各
種サービスの使用者に対し、異なるサービス毎に専用と
なる複数のプリペイドカードを所持させる不便を強いる
という解決すべき課題があった。
【0009】そこで、異なるサービス間のサービス料金
を、共用のプリペイドカードで精算することができる料
金精算システムの開発が関係者の間で強く要望されてい
た。
【0010】本発明は、上記要望を満足するためになさ
れたものであり、複数種類のサービス毎の利用状況に応
じて課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリ
ペイドカードで精算可能に構成することにより、サービ
ス使用者の利便性を格段に向上することができる料金精
算システム、及び料金精算システムに用いられるプリペ
イドカードを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、複数種類のサービス毎の利
用状況に応じて課される複数のサービス料金の各々を、
共用のプリペイドカードで精算する料金精算システムで
あって、プリペイドカードに記述されている、前払い残
額、精算対象となる複数種類の所定のサービス範囲、及
び当該プリペイドカードの購入先情報を読み取る読取手
段と、当該読取手段で読み取られた所定のサービス範囲
を参照して、当該プリペイドカードを用いて当該サービ
スの利用状況に応じて課されるサービス料金を精算可能
か否かを判定する判定手段と、当該判定手段における判
定の結果、当該プリペイドカードを用いて前記サービス
料金を精算可能であると判定されたとき、当該サービス
料金を求める料金演算手段と、前記読取手段で読み取ら
れた前払い残額から、前記料金演算手段で求められたサ
ービス料金を減算することで更新された前払い残額を求
める前払い残額演算手段と、当該前払い残額演算手段で
求められた更新された前払い残額をプリペイドカードに
記述する前払い残額更新手段と、前記読取手段で読み取
られた購入先情報を参照して、当該プリペイドカードの
購入先を認識する購入先認識手段と、当該購入先認識手
段で認識された購入先に対応付けて、前記料金演算手段
で求められたサービス料金を記憶する記憶手段と、を備
えて構成されることを要旨とする。
【0012】請求項1の発明によれば、まず、読取手段
において、プリペイドカードに記述されている、前払い
残額、所定のサービス範囲、及び当該プリペイドカード
の購入先情報が読み取られ、読取手段で読み取られた所
定のサービス範囲を参照して、判定手段において、当該
プリペイドカードを用いて当該サービスの利用状況に応
じて課されるサービス料金を精算可能か否かが判定され
る。この判定手段における判定の結果、当該プリペイド
カードを用いて前記サービス料金を精算可能であると判
定されたとき、料金演算手段において、当該サービス料
金が求められ、さらに、前払い残額演算手段において、
読取手段で読み取られた前払い残額から、料金演算手段
で求められたサービス料金を減算することで更新された
前払い残額が求められる。そして、前払い残額更新手段
において、前払い残額演算手段で求められた更新された
前払い残額がプリペイドカードに記述される一方、購入
先認識手段において、読取手段で読み取られた購入先情
報を参照して、当該プリペイドカードの購入先が認識さ
れ、さらに、記憶手段において、購入先認識手段で認識
された購入先に対応付けて、料金演算手段で求められた
サービス料金が記憶される。
【0013】ここで、料金精算システムの記憶手段に記
憶保存される、プリペイドカードの購入先に対応付けら
れたサービス料金に係る情報を解析すれば、本サービス
を、どの購入先のプリペイドカードを用いてどの位の金
額だけ利用したのかを全て把握することができるので、
本サービス提供者は、本サービス提供者は、自身以外を
購入先とするプリペイドカードを用いて本サービスを利
用した顧客が存在する場合には、自身を除くプリペイド
カードの購入先に対し、自身が提供したサービス利用に
係る対価を請求すれば、プリペイドカードの総売上額
を、各サービスの利用状況に応じて適正に配分すること
ができる。
【0014】したがって、請求項1に記載の発明によれ
ば、複数種類のサービス毎の利用状況に応じて課される
複数のサービス料金の各々を、共用のプリペイドカード
を用いて精算することができ、この結果、サービス使用
者の利便性を格段に向上することができる。
【0015】また、請求項2の発明は、複数種類のサー
ビス毎の利用状況に応じて課される複数のサービス料金
の各々を、共用のプリペイドカードで精算する料金精算
システムであって、プリペイドカードに記述されてい
る、サービス利用可能残を示す残度数、精算対象となる
複数種類の所定のサービス範囲、及び当該プリペイドカ
ードの購入先情報を読み取る読取手段と、当該読取手段
で読み取られた所定のサービス範囲を参照して、当該プ
リペイドカードを用いて当該サービスの利用状況に応じ
て課されるサービス料金を精算可能か否かを判定する判
定手段と、当該判定手段における判定の結果、当該プリ
ペイドカードを用いて前記サービス料金を精算可能であ
ると判定されたとき、当該サービス料金を求める料金演
算手段と、当該料金演算手段で求められたサービス料金
を、当該サービスの利用度数に換算する度数換算手段
と、前記読取手段で読み取られた残度数から、前記度数
換算手段で換算された利用度数を減算することで更新さ
れた残度数を求める残度数演算手段と、当該残度数演算
手段で求められた更新された残度数をプリペイドカード
に記述する残度数更新手段と、前記読取手段で読み取ら
れた購入先情報を参照して、当該プリペイドカードの購
入先を認識する購入先認識手段と、当該購入先認識手段
で認識された購入先に対応付けて、前記度数換算手段で
換算された利用度数を記憶する記憶手段と、を備えて構
成されることを要旨とする。
【0016】請求項2の発明によれば、まず、読取手段
において、プリペイドカードに記述されている、サービ
ス利用可能残を示す残度数、所定のサービス範囲、及び
当該プリペイドカードの購入先情報が読み取られ、読取
手段で読み取られた所定のサービス範囲を参照して、判
定手段において、当該プリペイドカードを用いて当該サ
ービスの利用状況に応じて課されるサービス料金を精算
可能か否かが判定される。この判定手段における判定の
結果、当該プリペイドカードを用いて前記サービス料金
を精算可能であると判定されたとき、料金演算手段にお
いて、当該サービス料金が求められ、さらに、度数換算
手段において、料金演算手段で求められたサービス料金
が、当該サービスの利用度数に換算され、さらにまた、
残度数演算手段において、読取手段で読み取られた残度
数から、度数換算手段で換算された利用度数を減算する
ことで更新された残度数が求められる。そして、残度数
更新手段において、残度数演算手段で求められた更新さ
れた残度数がプリペイドカードに記述される一方、購入
先認識手段において、読取手段で読み取られた購入先情
報を参照して、当該プリペイドカードの購入先が認識さ
れ、さらに、記憶手段において、購入先認識手段で認識
された購入先に対応付けて、度数換算手段で換算された
利用度数が記憶される。
【0017】ここで、料金精算システムの記憶手段に記
憶保存される、プリペイドカードの購入先に対応付けら
れた利用度数に係る情報を解析すれば、本サービスを、
どの購入先のプリペイドカードを用いてどの位の度数だ
け利用したのかを全て把握することができるので、本サ
ービス提供者は、本サービス提供者は、自身以外を購入
先とするプリペイドカードを用いて本サービスを利用し
た顧客が存在する場合には、自身を除くプリペイドカー
ドの購入先に対し、自身が提供したサービス利用に係る
対価を請求すれば、プリペイドカードの総売上額を、各
サービスの利用状況に応じて適正に配分することができ
る。
【0018】したがって、請求項2に記載の発明によれ
ば、複数種類のサービス毎の利用状況に応じて課される
複数のサービス料金の各々を、共用のプリペイドカード
を用いて精算することができ、この結果、サービス使用
者の利便性を格段に向上することができる。
【0019】さらに、請求項3の発明は、前記記憶手段
は、前記購入先認識手段で認識された購入先に対応付け
て、前記料金演算手段で求められたサービス料金を記憶
することを要旨とする。
【0020】請求項3の発明によれば、記憶手段は、購
入先認識手段で認識された購入先に対応付けて、料金演
算手段で求められたサービス料金を記憶する。
【0021】ここで、料金精算システムの記憶手段に記
憶保存される、プリペイドカードの購入先に対応付けら
れたサービス料金に係る情報を解析すれば、本サービス
を、どの購入先のプリペイドカードを用いてどの位の金
額だけ利用したのかを全て把握することができるので、
本サービス提供者は、本サービス提供者は、自身以外を
購入先とするプリペイドカードを用いて本サービスを利
用した顧客が存在する場合には、自身を除くプリペイド
カードの購入先に対し、自身が提供したサービス利用に
係る対価を請求すれば、プリペイドカードの総売上額
を、各サービスの利用状況に応じて適正に配分すること
ができる。
【0022】したがって、請求項3に記載の発明によれ
ば、複数種類のサービス毎の利用状況に応じて課される
複数のサービス料金の各々を、共用のプリペイドカード
を用いて精算することができ、この結果、サービス使用
者の利便性を格段に向上することができる。
【0023】さらにまた、請求項4の発明は、複数種類
のサービス毎の利用状況に応じて課される複数のサービ
ス料金の各々を、共用のプリペイドカードで精算する如
く構成された料金精算システムに用いられるプリペイド
カードであって、当該プリペイドカードは、前払い残額
が更新可能に記述される前払い残額記述領域と、精算対
象となる複数種類の所定のサービス範囲が記述されるサ
ービス範囲記述領域と、当該プリペイドカードの購入先
情報が記述される購入先情報記述領域と、を備えて構成
されることを要旨とする。
【0024】請求項4の発明によれば、プリペイドカー
ドは、前払い残額が更新可能に記述される前払い残額記
述領域と、精算対象となる複数種類の所定のサービス範
囲が記述されるサービス範囲記述領域と、当該プリペイ
ドカードの購入先情報が記述される購入先情報記述領域
と、を備えて構成されるので、当該プリペイドカードを
料金精算システムに用いれば、複数種類のサービス毎の
利用状況に応じて課される複数のサービス料金の各々
を、共用のプリペイドカードを用いて精算することがで
き、この結果、サービス使用者の利便性を格段に向上す
ることができる。
【0025】そして、請求項5の発明は、複数種類のサ
ービス毎の利用状況に応じて課される複数のサービス料
金の各々を、共用のプリペイドカードで精算する如く構
成された料金精算システムに用いられるプリペイドカー
ドであって、当該プリペイドカードは、サービス利用可
能残を示す残度数が更新可能に記述される残度数記述領
域と、精算対象となる複数種類の所定のサービス範囲が
記述されるサービス範囲記述領域と、当該プリペイドカ
ードの購入先情報が記述される購入先情報記述領域と、
を備えて構成されるので、当該プリペイドカードを料金
精算システムに用いれば、複数種類のサービス毎の利用
状況に応じて課される複数のサービス料金の各々を、共
用のプリペイドカードを用いて精算することができ、こ
の結果、サービス使用者の利便性を格段に向上すること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る料金精算シ
ステム、及び料金精算システムに用いられるプリペイド
カードの一実施形態について、図に基づいて詳細に説明
する。
【0027】図1は、本発明に係る料金精算システムを
示す概略ブロック構成図、図2は、本発明に係る料金精
算システムの動作フローチャート図、図3乃至図4は、
本発明の動作説明に供する図である。
【0028】まず、本発明に係る料金精算システムの概
略構成について、本料金精算システムを公衆電話サービ
スに適用した例を挙げて、図1を参照しつつ説明する。
【0029】同図に示すように、料金精算システム1
は、プリペイドカード3に書き込み記述されている、前
払い残額、精算対象となる複数種類の所定のサービス範
囲、及びプリペイドカード3の購入先に関する購入先情
報を読み取る一方、後述する前払い残額演算機能を用い
て求められた更新された前払い残額をプリペイドカード
3に書き込み記述する読取手段、及び前払い残額更新手
段としてのカード読取/書込部5と、カード読取/書込
部5で読み取られた所定のサービス範囲及び前払い残額
を参照して、公衆電話が所定のサービス範囲に含まれて
いるか否か、及び前払い残額の有無を判定することによ
り、プリペイドカード3を用いてサービス料金を精算可
能か否かを判定する判定手段としてのカード利用可否判
定機能、カード利用可否判定の結果、プリペイドカード
3を用いてサービス料金を精算可能であると判定された
とき、サービスの利用状況に応じて課されるサービス料
金を求める料金演算手段としてのサービス料金演算機
能、カード読取/書込部5で読み取られた前払い残額か
ら、サービス料金演算機能を用いて求められたサービス
料金を減算することで更新された前払い残額を求める前
払い残額演算手段としての前払い残額演算機能、及び、
カード読取/書込部5で読み取られた購入先情報を参照
して、プリペイドカード3の購入先を認識する購入先認
識機能を備えるCPU7と、プログラム等を記憶するR
OM9と、CPU7が備える購入先認識機能を用いて認
識された購入先に対応付けて、CPU7が備えるサービ
ス料金演算機能を用いて求められたサービス料金を記憶
する記憶手段としてのRAM11と、CPU7が備える
前払い残額演算機能を用いて求められた更新された前払
い残額を表示する表示部12とを含んで構成されてい
る。
【0030】ここで、プリペイドカード3の構成、及び
プリペイドカード3に書き込み記述される各種情報につ
いて、図3を参照して説明すると、プリペイドカード3
は、各種情報が磁気記録方式で書き込み記述される第1
乃至第3の3つのトラック13,15,17を含む各種
情報記述領域19を備えて構成されており、さらに、各
種情報記述領域19は、前払い残額が更新可能に記述さ
れる前払い残額記述領域と、精算対象となる複数種類の
所定のサービス範囲が記述されるサービス範囲記述領域
と、プリペイドカード3の購入先情報が記述される購入
先情報記述領域とを含んで構成されている。
【0031】なお、上述した本実施形態中、プリペイド
カード3が備える各種情報記述領域19のうちの前払い
残額記述領域に、前払い残額が更新可能に記述される形
態を例示して説明したが、本発明はこの形態に限定され
ることなく、各種情報記述領域19に、サービス利用残
を示す残度数を更新可能に記述するか、又は前払い残額
及び残度数の両者を更新可能に記述する形態を採用する
こともできる。
【0032】プリペイドカード3が備える各種情報記述
領域19に、サービス利用残を示す残度数を更新可能に
記述する形態を採用した場合には、カード読取/書込部
5が備える機能として、CPU7が備える次述する残度
数演算機能を用いて求められた更新された残度数をプリ
ペイドカードに記述する残度数更新手段としての残度数
更新機能が追加される一方、CPU7が備える機能とし
て、サービス料金演算機能を用いて求められたサービス
料金を、サービスの利用度数に換算する度数換算手段と
しての度数換算機能、及びカード読取/書込部5で読み
取られた残度数から、度数換算機能を用いて換算された
利用度数を減算することで更新された残度数を求める残
度数演算手段としての残度数演算機能が追加される。
【0033】次に、本発明に係る料金精算システム1の
動作について、図2に示す動作フローチャート図を参照
して説明する。
【0034】まず、プリペイドカード3がカード読取/
書込部5に設けられたカード挿通孔に挿入されると、カ
ード読取/書込部5は、プリペイドカード3に記述され
ている、サービス利用残を示す残度数、所定のサービス
範囲、及びプリペイドカード3の購入先情報を読み取り
(ステップS1)、読み取った各種情報をCPU7へ転
送し、これを受けてCPU7は、転送された各種情報を
RAM11の所定のアドレスに一時的に格納する。
【0035】次に、CPU7は、RAM11に格納され
ている所定のサービス範囲及び残度数を参照して、公衆
電話サービスが所定のサービス範囲に含まれているか否
か、及び残度数の有無を判定することにより、プリペイ
ドカード3を用いてサービス料金を精算可能か否かを判
定する(ステップS2乃至S3)。
【0036】ステップS2乃至S3の判定の結果、公衆
電話サービスが所定のサービス範囲に含まれいないか、
又は残度数が無いと判定されたとき、すなわち、プリペ
イドカード3を用いてサービス料金を精算することがで
きないと判定されたとき、CPU7は、図4に示す公衆
電話21におけるプリペイドカード3の利用を拒否し
(ステップS10)、プリペイドカード3を用いた料金
精算処理を終了させる。
【0037】一方、ステップS2乃至S3の判定の結
果、公衆電話サービスが所定のサービス範囲に含まれて
おり、かつ、残度数が有ると判定されたとき、すなわ
ち、プリペイドカード3を用いてサービス料金を精算可
能であると判定されたとき、CPU7は、図4に示す公
衆電話21におけるプリペイドカード3の利用を許可す
る一方(ステップS4)、公衆電話サービスの利用状況
に応じて課されるサービス料金である電話料金を求め
(ステップS5)、さらに、求められた電話料金を、公
衆電話サービスの利用度数に換算し(ステップS6)、
RAM11に格納されている残度数から、ステップS6
で換算された利用度数を減算することで更新された残度
数を求める(ステップS7)。
【0038】ステップS7で求められた更新された残度
数は、CPU7からカード読取/書込部5へ転送され、
これを受けてカード読取/書込部5は、プリペイドカー
ド3に記述されている残度数を、更新された残度数に書
き換え更新する(ステップS8)。
【0039】一方、CPU7は、RAM11に格納され
ている購入先情報を参照して、プリペイドカード3の購
入先を認識するとともに、認識された購入先に対応付け
て、ステップS6で換算された利用度数をRAM11の
所定のアドレスに記憶させる(ステップS9)。なお、
ステップS9において、認識された購入先に対応付け
て、ステップS5で求められたサービス料金をRAM1
1の所定のアドレスに記憶させる如く構成することもで
きる。
【0040】ここで、料金精算システム1のRAM11
に記憶保存される、プリペイドカード3の購入先に対応
付けられた利用度数に係る情報を解析すれば、本サービ
スを、どの購入先のプリペイドカード3を用いてどの位
の度数だけ利用したのかを全て把握することができるの
で、本サービス提供者は、自身以外を購入先とするプリ
ペイドカード3を用いて本サービスを利用した顧客が存
在する場合には、自身を除くプリペイドカード3の購入
先に対し、自身が提供したサービス利用に係る対価を請
求すれば、プリペイドカード3の総売上額を、各サービ
スの利用状況に応じて適正に配分することができる。
【0041】したがって、本発明に係る料金精算システ
ムによれば、複数種類のサービス毎の利用状況に応じて
課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリペイ
ドカードを用いて精算することができ、この結果、サー
ビス使用者の利便性を格段に向上することができる。
【0042】また、料金精算システム1のRAM11に
記憶保存される記憶内容として、プリペイドカード3の
購入先に対応付けられたサービス料金に係る情報を採用
した場合には、この情報を解析すれば、本サービスを、
どの購入先のプリペイドカード3を用いてどの位の金額
だけ利用したのかを全て把握することができるので、本
サービス提供者は、自身以外を購入先とするプリペイド
カード3を用いて本サービスを利用した顧客が存在する
場合には、自身を除くプリペイドカード3の購入先に対
し、自身が提供したサービス利用に係る対価を請求すれ
ば、プリペイドカード3の総売上額を、各サービスの利
用状況に応じて適正に配分することができ、したがっ
て、本発明に係る料金精算システムによれば、複数種類
のサービス毎の利用状況に応じて課される複数のサービ
ス料金の各々を、共用のプリペイドカードを用いて精算
することができ、この結果、サービス使用者の利便性を
格段に向上することができる。
【0043】なお、図4に示すように、本発明に係る料
金精算システム1が適用される例えばガス供給制御装置
23において、例えばテレフォンカード等の特定のプリ
ペイドカード3の使用を拒否したい場合には、ガス供給
制御装置23側に所定のパスワード等の暗号を登録して
おき、プリペイドカード3が差し込まれる毎に暗号の照
合を行い、この暗号が記述されているプリペイドカード
3以外の使用を拒否する如く構成すればよい。
【0044】最後に、本発明は、本実施形態の例に限定
されることなく、請求の範囲内において適宜に変更され
た形態で実施することができることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】請求項1、請求項2、又は請求項3の発
明によれば、複数種類のサービス毎の利用状況に応じて
課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリペイ
ドカードを用いて精算することができ、この結果、サー
ビス使用者の利便性を格段に向上することができる。
【0046】そして、請求項4又は請求項5の発明によ
れば、各請求項に係るプリペイドカードを料金精算シス
テムに用いれば、複数種類のサービス毎の利用状況に応
じて課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリ
ペイドカードを用いて精算することができ、この結果、
サービス使用者の利便性を格段に向上することができる
というきわめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る料金精算システムを示す
概略ブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明に係る料金精算システムの動作
フローチャート図である。
【図3】図3は、本発明の動作説明に供する図である。
【図4】図4は、本発明の動作説明に供する図である。
【符号の説明】
1 料金精算システム 3 プリペイドカード 5 カード読取/書込部 7 CPU 9 ROM 11 RAM 12 表示部 13 第1のトラック 15 第2のトラック 17 第3のトラック 19 各種情報記述領域 21 公衆電話 23 ガス供給制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のサービス毎の利用状況に応じ
    て課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリペ
    イドカードで精算する料金精算システムであって、 プリペイドカードに記述されている、前払い残額、精算
    対象となる複数種類の所定のサービス範囲、及び当該プ
    リペイドカードの購入先情報を読み取る読取手段と、 当該読取手段で読み取られた所定のサービス範囲を参照
    して、当該プリペイドカードを用いて当該サービスの利
    用状況に応じて課されるサービス料金を精算可能か否か
    を判定する判定手段と、 当該判定手段における判定の結果、当該プリペイドカー
    ドを用いて前記サービス料金を精算可能であると判定さ
    れたとき、当該サービス料金を求める料金演算手段と、 前記読取手段で読み取られた前払い残額から、前記料金
    演算手段で求められたサービス料金を減算することで更
    新された前払い残額を求める前払い残額演算手段と、 当該前払い残額演算手段で求められた更新された前払い
    残額をプリペイドカードに記述する前払い残額更新手段
    と、 前記読取手段で読み取られた購入先情報を参照して、当
    該プリペイドカードの購入先を認識する購入先認識手段
    と、 当該購入先認識手段で認識された購入先に対応付けて、
    前記料金演算手段で求められたサービス料金を記憶する
    記憶手段と、 を備えて構成されることを特徴とする料金精算システ
    ム。
  2. 【請求項2】 複数種類のサービス毎の利用状況に応じ
    て課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリペ
    イドカードで精算する料金精算システムであって、 プリペイドカードに記述されている、サービス利用可能
    残を示す残度数、精算対象となる複数種類の所定のサー
    ビス範囲、及び当該プリペイドカードの購入先情報を読
    み取る読取手段と、 当該読取手段で読み取られた所定のサービス範囲を参照
    して、当該プリペイドカードを用いて当該サービスの利
    用状況に応じて課されるサービス料金を精算可能か否か
    を判定する判定手段と、 当該判定手段における判定の結果、当該プリペイドカー
    ドを用いて前記サービス料金を精算可能であると判定さ
    れたとき、当該サービス料金を求める料金演算手段と、 当該料金演算手段で求められたサービス料金を、当該サ
    ービスの利用度数に換算する度数換算手段と、 前記読取手段で読み取られた残度数から、前記度数換算
    手段で換算された利用度数を減算することで更新された
    残度数を求める残度数演算手段と、 当該残度数演算手段で求められた更新された残度数をプ
    リペイドカードに記述する残度数更新手段と、 前記読取手段で読み取られた購入先情報を参照して、当
    該プリペイドカードの購入先を認識する購入先認識手段
    と、 当該購入先認識手段で認識された購入先に対応付けて、
    前記度数換算手段で換算された利用度数を記憶する記憶
    手段と、 を備えて構成されることを特徴とする料金精算システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記購入先認識手段で
    認識された購入先に対応付けて、前記料金演算手段で求
    められたサービス料金を記憶することを特徴とする請求
    項2に記載の料金精算システム。
  4. 【請求項4】 複数種類のサービス毎の利用状況に応じ
    て課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリペ
    イドカードで精算する如く構成された料金精算システム
    に用いられるプリペイドカードであって、 当該プリペイドカードは、 前払い残額が更新可能に記述される前払い残額記述領域
    と、 精算対象となる複数種類の所定のサービス範囲が記述さ
    れるサービス範囲記述領域と、 当該プリペイドカードの購入先情報が記述される購入先
    情報記述領域と、 を備えて構成されることを特徴とする料金精算システム
    に用いられるプリペイドカード。
  5. 【請求項5】 複数種類のサービス毎の利用状況に応じ
    て課される複数のサービス料金の各々を、共用のプリペ
    イドカードで精算する如く構成された料金精算システム
    に用いられるプリペイドカードであって、 当該プリペイドカードは、 サービス利用可能残を示す残度数が更新可能に記述され
    る残度数記述領域と、 精算対象となる複数種類の所定のサービス範囲が記述さ
    れるサービス範囲記述領域と、 当該プリペイドカードの購入先情報が記述される購入先
    情報記述領域と、 を備えて構成されることを特徴とする料金精算システム
    に用いられるプリペイドカード。
JP23626897A 1997-09-01 1997-09-01 料金精算システム、及び料金精算システムに用いられるプリペイドカード Abandoned JPH1186098A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241573A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The プリペイドカード支払システム及びプリペイドカード支払方法
CN114742551A (zh) * 2022-03-30 2022-07-12 北京交通大学 元服务计费数据处理方法和装置

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JP2007241573A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The プリペイドカード支払システム及びプリペイドカード支払方法
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