JP4797187B2 - ゴルフスイング練習器 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフスイングの練習に好適なゴルフスイング練習器に関するものである。
ゴルフのスイング時に頭部が動くとボールが直線に飛ばない等、ボールの行方が不正確となる。そこで従来、スイング時に頭部が動かないように矯正する装置(練習器)が提案された。
これは、頭部に装着される弾力性を有するバンドにレーザビーム発光装置を設けると共に、バンド(レーザビーム発光装置)に対して電源部を接続する電源用配線を有してなるものである(特許文献1参照)。
特開昭64−22267号公報
しかしながら上記従来技術では、一旦、電源スイッチをONにすると、スイング時以外でも発光し続け、電源が浪費された。このような練習器の電源には電池が用いられるので、電源の浪費は早い時期での電池切れを引き起こすことになり、したがって、予備の電池を携行したり、電池取替えを余儀なくされる等、不便であった。
また、発光装置と電源部が分離しているため着脱に手間が掛かり、加えて、それらを接続する電源用配線の存在が煩わしかった。更に、バンドを頭に直接取着することも煩わしかった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消するためになされたもので、電池電源の浪費を防止でき、しかもそれをいちいちスイッチ操作をすることなく可能であり、また、着脱が容易で配線等も外部に露出しない等、全体として装着感、使い勝手のよいゴルフスイング練習器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載のゴルフスイング練習器は、電源スイッチ及び傾斜検出スイッチ装置を備え、外形状がほぼ円柱体に形成され、前記電源スイッチ及び傾斜検出スイッチ装置が共にON状態にある場合に内蔵する電池からビーム光発光素子に電源供給され、前記円柱体の軸方向に向けてビーム光を出射するポインタと、このポインタを軸回り方向に回動自在に保持する保持具と、この保持具に連結され、帽子の鍔に着脱自在のクリップと、このクリップ及び前記保持具を介して前記帽子の鍔に前記ポインタが取着された際に、このポインタの円柱体の軸方向を前記帽子正面側の上下、左右方向に調整可能の方向調整手段とを備え、前記電源スイッチは前記ポインタを前記保持具上で軸回り方向に一定角度回動させてON/OFF可能とされ、前記傾斜検出スイッチ装置は、前記電源スイッチのON時であって前記円柱体の軸方向が水平方向よりも下方向に一定角度以上傾斜された場合にON状態となって前記ポインタからビーム光を出射させ、かつ前記円柱体の軸方向がほぼ水平方向に戻った場合にはOFF状態に復帰し、保持する傾斜検出スイッチ装置であって、後端側に底部を有し先端側が開口する有底円筒状の、導電性を有するスイッチケースと、このスイッチケースの前記底部に固着された永久磁石と、前記スイッチケース内にこのスイッチケースと電気的に導通した状態で固定され、このスイッチケースの開口側に対応する先端部が少なくとも先端方向に弾性を有して窄められた、導電性を有するほぼ円筒状のホルダと、前記スイッチケース内の前記ホルダ先端部に対向した位置に固定され、中心位置に、端子が貫通した状態で固定された、又は前記電池の突状側電極が挿通されて前記ホルダ内に臨ませ得る電池電極挿通孔が穿設された、環状の絶縁性を有するスペーサと、前記ホルダ内に転動自在に収納され、前記永久磁石に吸着されている状態から前記スイッチケースの開口側を下方に傾け、前記永久磁石の吸着力から解かれて前記ホルダ先端部側に転動しそのホルダ先端部内面位置で停止した場合に前記端子の一端又は前記電池の突状側電極に接触して、この端子又は電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に導通させてスイッチON状態とし、この状態から前記スイッチケースの底部側を下方に傾けると前記永久磁石側に転動しこの永久磁石に吸着されて前記端子又は前記電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に非導通状態に保持させる導電性の磁性体からなる可動球体とを具備してなり、かつ、前記ホルダ内の前記永久磁石及び前記可動球体間には、前記永久磁石に常時吸着する静止球体が収納され、前記可動球体は、前記永久磁石に前記静止球体を介して吸着されている状態から前記スイッチケースの開口側を下方に傾け、前記永久磁石の吸着力から解かれて前記ホルダ先端部側に転動しそのホルダ先端部内面位置で停止した場合に前記端子の一端又は前記電池の突状側電極に接触して、その端子又は電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に導通させてスイッチON状態とし、この状態から前記スイッチケースの底部側を下方に傾けると前記永久磁石側に転動しこの永久磁石に前記静止球体を介して吸着されて前記端子又は前記電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に非導通状態に保持させることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項に記載の発明は、上記請求項1に記載のゴルフスイング練習器において、前記保持具上における前記ポインタの軸方向への移動を阻止するストッパを具備することを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項1又は2に記載の各発明によれば、電池電源の浪費を防止でき、しかもそれをいちいちスイッチ操作をすることなく可能であり、また、着脱が容易で配線等も外部に露出しない等、全体として装着感、使い勝手のよいゴルフスイング練習器を提供できる。
特に、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、一定角度の回動(傾斜)でON/OFFするスイッチ機能を、簡単かつ低コストで構成できる。また、ポインタが水平方向を境に上下に若干傾動(振動)しても無用なON/OFFを抑制できる。
特許請求の範囲の請求項に記載の発明によれば、ゴルフスイング練習時にポインタに振動が加わっても、ポインタが保持具上でずれ移動したり、脱落することを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1は本発明によるゴルフスイング練習器の一実施形態を示す側面図、図2は図1中のII−II線断面矢視図、図3は同上ゴルフスイング練習器のポインタ部分の要部断面構成図、図4は図3中のホルダ先端部を取り出して示す側面図(図a)及び正面図(図b)、図5は回路図である。
図1に示すように、本実施形態のゴルフスイング練習器は、ポインタ1、保持具2、クリップ3及び方向調整手段4を備えて構成されている。図示例では、ストッパ5も備えている。
図1〜図3,図5に示すように、ポインタ1は、電源スイッチ1a及び傾斜検出スイッチ装置1bを備え、外形状がほぼ円柱体に形成され、上記電源スイッチ1a及び傾斜検出スイッチ装置1bが共にON状態にある場合に内蔵する電池1cからビーム光発光素子1dに電源供給され、上記円柱体の軸方向(ポインタ軸方向)1eに向けてビーム光1d′を出射するように構成されている。具体例として、このポインタ1は、上記ビーム光発光素子1d、ここではレーザ光、例えば赤外線レーザや緑色レーザを出射するレーザダイオード、このレーザダイオード1dの駆動回路部1f、例えば単三電池や単四電池等の電池(電源)1c、電源スイッチ1a及びこれらを収納する主ケース1gからなるポインタ本体1hと、傾斜検出スイッチ装置1bとを備えて構成されている(図5参照)。
図1及び図2に示すように、保治具2は、ポインタ1を軸回り方向に回動自在に保持可能に、例えば、ポインタ1の円柱体(主ケース1g)の胴部外周をその上方側の一部を除いて取り巻いて保持する本体2aと、本体下方の基部2bとで構成されている。保持具2は、ここでは可撓性の合成樹脂からなる。
図1に示すように、クリップ3は、保持具2の基部2bに連結され、図示しない帽子の鍔に着脱自在に構成されている。具体例として、クリップ3は、帽子の鍔の厚みよりもやや小さな距離で相互間に弾性を有して対向する一対の挟持板部3a,3aとそれらの連結部3bとを備えた、ステンレス鋼板等の金属板で形成される。一対の挟持板部3a,3aのうち、上側の挟持板部3aの自由端は、上部側にU字状に折り返され、帽子の鍔への装着が容易になるようにされている。
クリップ3は、帽子の鍔に着脱自在に構成されていれば、図示例のみに限定されないが、図示例のクリップ3によれば、一枚の金属板を曲げ加工によって容易に形成でき、低コスト化が図れる。
図1に示すように、方向調整手段4は、クリップ3及び保持具2間に設けられ、クリップ3及び保持具2を介して帽子の鍔にポインタ1が装着された際に、ポインタ1の軸方向1e、つまりレーザ光1d′の光軸方向を帽子正面側の上下、左右方向に調整可能に構成されている。方向調整手段4としては、カメラ等の三脚に設けられている自由雲台(ボールヘッド)が用いられている。ここでは、方向調整後、その位置に強く固定するねじ止め具が省略された簡易タイプの自由雲台が用いられている。
ストッパ5は、保持具2上におけるポインタ1の軸方向1eへのずれ移動を阻止する部材である。このストッパ5は、例えば一部が切除されたほぼ環状の可撓性の合成樹脂からなり、保治具2をそのポインタ軸方向(ポインタ1の円柱体軸方向)1e側の両端部において挟み込むように、ポインタ1の主ケース1gの胴部外周に填め込まれてなるが、この構成のみに限定されることはない。
ここで、上記電源スイッチ1aは、ポインタ1を保持具2上で軸回り方向に一定角度α回動させてON/OFF可能である。
図示例では、電源スイッチ1aを押し釦式のスイッチとし、図2においてポインタ1を反時計方向に回動させると、電源スイッチ1aが、可撓性の合成樹脂からなる保持具2の上部開口位置から反時計方向に回動され押圧されながら潜り込む隙間2cが保持具2に形成されている。つまり、押し釦式の電源スイッチ1aが、位置イでOFF、位置ロでONするように構成されている。
また、上記傾斜検出スイッチ装置1bは、電源スイッチ1aのON時であって、図6に示すように、ポインタ軸方向1eが水平方向よりも下方向に一定角度β以上傾斜された場合にON状態となってポインタからレーザ光1d′を出射させ、かつ上記軸方向1eがほぼ水平方向に戻った場合にはOFF状態に復帰し、同OFF状態を保持するように構成されている。
以下に、この傾斜検出スイッチ装置1bの具体的な構成例を図3、図4及び図7を参照して説明する。
図示例では、傾斜検出スイッチ装置1bは、スイッチケース1j、永久磁石1k、ホルダ1L、スペーサ1m、可動球体1n及び静止球体1oを備えて構成されている。
図3に示すように、スイッチケース1jは、後端側に底部を有し先端側が開口する有底円筒状に形成されている。このスイッチケース1jは、導電性を有し、ほぼ円筒状の主ケース1gの後端部にねじ構造によって着脱自在であり、また、その外径寸法が主ケース1gの外径寸法に合わされ、ポインタ1全体としての外形状がほぼ円柱体になるように設定されている。
スイッチケース1jが主ケース1gに装着されたときに相互間が電気的に導通するように、主ケース1gも導電性を有する。スイッチケース1jが主ケース1gに装着されたときに、スイッチケース1jから、電源スイッチ1a、レーザダイオード1d(レーザダイオード駆動回路部1f)及び電池に至る導電路が形成されるように構成すれば、スイッチケース1jや主ケース1gを導電体で形成する必要はない。
スイッチケース1jを、主ケース1gにねじ構造によって着脱自在としたのは、電池の交換を行うためである。
永久磁石1kは、例えば円柱状ないし円板状に形成され、スイッチケース1jの底部、具体的には底部内面中央位置にその円形の一端面が貼付固着されている。
ホルダ1Lは、導電性を有し、スイッチケース1j内にこのスイッチケース1jの内面と電気的に導通した状態で、ここでは摺合わせ接触した状態で固定され、このスイッチケース1jの開口側に対応する先端部が先端方向及び軸回り方向に弾性を有して窄められたほぼ円筒状に形成されている。
図示例では、ホルダ1Lは胴部1pと先端部1qとに分けて形成されている。そして先端部1qは、薄い銅板を用い、図4に取り出して示すように、先端側が、各々やや内向きとされた多数の三角形状を円周方向に連なって形成することにより、上記の先端方向及び軸回り方向に弾性を有して窄められた形状を実現している。
このような形状にしたのは、可動球体1nがホルダ1L先端部側、つまりホルダ先端部1q内に転動し、位置したときに、その可動球体1nとホルダ1L(先端部1q)との接触を確実にすると共に、可動球体1nがホルダ先端部1qの軸心に位置合わせされ、スペーサ1mの中心位置に固定された端子1rに球体中央部で接触させるためである。
スペーサ1mは、スイッチケース1j内のホルダ1Lの先端部1qに対向した位置に固定され、上記のように中心位置に端子1rが貫通した状態で固定された環状絶縁体からなる。図示例では、端子1rとして、スイッチケース1j軸方向に弾性を有する端子、ここではスプリング端子が用いられている。
可動球体1nは、ホルダ1L内に、このホルダ1Lの軸回り方向及び軸方向に転動自在に収納されている。本実施形態では、ホルダ1L内の永久磁石1k及び可動球体1n間には、永久磁石1kに常時吸着する静止球体1oが収納されている。
上記可動球体1nは、永久磁石1kに静止球体1oを介して吸着されている、図3に示す水平状態から、スイッチケース1jの開口側(図3中、右側)を図7に示すように下方に一定角度β以上傾け、自重(重力)によって永久磁石1kの吸着力から解かれてホルダ先端部1q側に転動し(矢印ハ参照)、そのホルダ先端部1q内面位置で停止した場合に、スプリング端子1rの一端に接触してそのスプリング端子1r及びスイッチケース1j間を電気的に導通させ、スイッチON状態とする。スプリング端子1r及びスイッチケース1j間の導通路は、スプリング端子1r→可動球体1n→ホルダ先端部1q→ホルダ胴部1p→スイッチケース1jとなっている。
また、この可動球体1nは、図7に示すようなスプリング端子1r及びスイッチケース1j間の導通状態から、スイッチケース1jの底部側(図7中、左側)を下方に一定角度β以上傾けると自重(重力)によって永久磁石1k側に転動し、この永久磁石1kに静止球体1oを介して吸着され、スプリング端子1r及びスイッチケース1j間を電気的に非導通状態(スイッチOFF状態)に保持させる。
なお、可動球体1n及び静止球体1oは同材質、同寸法の導電性の磁性体、例えばパチンコ玉のような鋼球からなる。これら両球1n,1oの直径と両球1n,1oを収納するホルダ1Lの内径とは、両球1n,1oがホルダ1L内で軸回り方向及び軸方向に自由に転動自在で、かつこれら両球1n,1oの中心及び永久磁石1kの中心がホルダ1L(スイッチケース1j)の中心軸上から大きく外れない程度に、各々設定、つまり、ホルダ1Lの内径が両球1n,1oの直径よりやや大きい程度に設定されている。
次に、上述したように構成されたゴルフスイング練習器の使用例を図1〜図7に図8及び図9を併用して説明する。
使用に際しては、図8に示すように、クリップ3を鍔8aに取着する。すなわち、クリップ3の一対の挟持板部3a,3a間に帽子8の鍔8aを挿通する。これにより、クリップ3及び保持具2を介してポインタ1が帽子8の鍔8aに装着される。そして、方向調整手段である自由雲台4を用い、ポインタ軸方向1e、つまりレーザ光1d′の光軸方向が帽子8の正面側(図8中、左側)に向くように調整しておく。
このようにゴルフスイング練習器を取着した帽子8を練習者がかぶった状態では、図8に示すようにポインタ軸方向1eはほぼ水平方向に向いている(図1〜図3に示す状態及び図6中の実線で示す状態となっている)ので、図3から分るように、可動球体1nは、永久磁石1kに静止球体1oを介して吸着されている。したがって、スプリング端子1r及びスイッチケース1j間の導通路は、スプリング端子1r→ホルダ先端部1q間において遮断され、傾斜検出スイッチ装置1bはOFF状態となっている。
つまり、図8に示す状態で、ポインタ1を保持具2上で軸回り方向に一定角度α回動して電源スイッチ1aをONさせても、レーザダイオード1d(レーザダイオード駆動回路部1f)には電池1cからの電源(電池電源)供給がされず、レーザ光1d′は出射されない(電源消費されない)。
次に、練習者が実際の練習状態、すなわち図9に示すアドレス状態(練習者9の視線がクラブヘッド、ここではパターヘッド、あるいはボールに向けられた状態)になると、ポインタ1の軸方向1eも練習者9の視線と同じ方向、図示例ではパターヘッド10を向く。したがって、ポインタ軸方向1eは水平方向よりも一定角度β(図6参照)以上下方向に傾斜した状態となり、図7から分るように、可動球体1nは、自重によって永久磁石1kの吸着力から解かれてホルダ先端部1q側に転動する。そして可動球体1nは、ホルダ先端部1q内面位置で停止し、スプリング端子1rの一端に接触して、そのスプリング端子1r及びスイッチケース1j間を電気的に導通させる。つまり、傾斜検出スイッチ装置1bをON状態とする。
このとき、電源スイッチ1aはONしているので、レーザダイオード1dには電池電源が供給され、レーザ光1d′がポインタ軸方向1eに出射され、パターヘッド10に投射され、所期の目的を達成、つまり頭部9aを動かさずにスイングをする等の練習を実現できる。
練習の終了あるいは中断により、練習者9の視線が、換言すればポインタ軸方向1eが、水平方向に戻ってゆくと、すなわち、図7に示すようなスプリング端子1r及びスイッチケース1j間の導通状態から、スイッチケース1jの底部側(図7中、左側)が下方に一定角度β以上傾くと、可動球体1nは永久磁石1k側に転動する。そして可動球体1nは、永久磁石1kに静止球体1oを介して吸着され、スプリング端子1r及びスイッチケース1j間を電気的に非導通状態に保持する。つまり、傾斜検出スイッチ装置1bは、図3に示すOFF状態に自動復帰して、レーザダイオード1dには電池電源が供給されなくなり、レーザ光1d′は出射されなくなる(電源消費されなくなる)。
このように、練習者9が実際の練習状態(アドレス状態)にならない限り、傾斜検出スイッチ装置1bはON状態とならず、レーザダイオード1dは作動しないので、電源消費されなくなり、電池電源の浪費を防止できる。しかも、傾斜検出スイッチ装置1bのON/OFFは自動で行われ、いちいち手動操作する必要がない。
また、外部に露出する配線はなく、帽子8からの着脱もクリップ3を用いて容易に行うことができ、ポインタ軸方向1e、つまりレーザ光1d′の光軸方向の調整も方向調整手段(自由雲台)4によって容易に行うことができ、全体として装着感、使い勝手を大きく向上し得る。
特に、図3及び図7に示すように構成した傾斜検出スイッチ装置1bによれば、ポインタ1が水平方向に戻る際の慣性によって、あるいはポインタ1が水平方向以上戻ることによる自重によって、可動球体1nが永久磁石1k側に転動し、一度永久磁石1k(静止球体1o)に吸着すると、ポインタ1が水平方向を境に上下に若干傾動(振動)してもそれが吸収され、傾斜検出スイッチ装置1bの無用なON/OFFを抑制できる。
なお、上述実施形態において、ホルダ1L内に、可動球体1nの他に球体(静止球体1o)を収納したのは、可動球体1nが永久磁石1kの吸着力から解かれてホルダ1L先端部側に転動するときの一定角度β(図6参照)の設定、調整、特に微調整をすることが主な理由である。したがって、静止球体1oを収納せず、永久磁石1kの吸着力や可動球体1nの重さの選定等で上記一定角度βの設定、調整が可能であれば、ホルダ1L内に収納する球体は可動球体1nのみでよい。
いずれにしても、永久磁石1k及び可動球体1nを用いた傾斜検出スイッチ装置1bによれば、一定角度の回動(傾斜)でON/OFFするスイッチ機能を、簡単かつ低コストで構成できる。
また、上述実施形態では、図3及び図7から分るように、ホルダ先端部1q内に転動し、位置した可動球体1nがスプリング端子1rを通して電池1cの+極に導通するように構成したが、これのみに限定されることはない。
例えば、図10に取り出して示すように、絶縁性を有する環状のスペーサ1mの中心部の孔を、電池1cの+極(突状側電極)が挿通されてホルダ1L内に臨ませ得る電池電極挿通孔1sとして穿設し、可動球体1nが電池1cの+極に直接接触し、これと導通するようにしてもよい。この構成によれば、部品点数の削減や製作コストの低減が図れる。
また、図11及び図12に示すように、ホルダ先端部1q内の可動球体1nと電池1cの+極との導通を、導電性の中間部材1u及びスプリング端子1vを用いて行うように構成してもよい。この場合、スペーサ1mの中心部の孔21は、電池1cの+極側に開口する凹部22の底面に穿設される。また中間部材1uは、上記孔21を貫通して先端がホルダ先端部1q内に位置する可動球体1nに接触する突極23と、上記スペーサ1mの凹部22内に填め込み固定される基部24とが一体形成され、その基部24の、電池1cの+極に対向する位置に盲孔25が穿設されてなる。スプリング端子1vは、後端部分(図中、左側部分)が中間部材1uの盲孔25内に圧入、固定され、先端面が電池1cの+極に弾性を有して接触するように構成されている。この構成によれば、ホルダ先端部1q内の可動球体1nと電池1cの+極との導通をより確実にかつ安定して行える。
なお、図3及び図7中のコイルスプリング端子1tは、電池1cの−極及びレーザダイオード駆動回路部1fの−側電源端子間を導通すると共に、電池1cにスペーサ1m側への押圧力を与える端子である。電池交換は、スイッチケース1jを主ケース1gから外して行われるが、電池交換後にスイッチケース1jを主ケース1gに装着すると、上記コイルスプリング端子1tは圧縮されて上記のように電池1cにスペーサ1m側への押圧力を与える。
本発明によるゴルフスイング練習器の一実施形態を示す側面図である。 図1中のII−II線断面矢視図である。 図1に示すゴルフスイング練習器のポインタ部分の要部断面構成図である。 図3中のホルダ先端部を取り出して示す図である。 図1に示すゴルフスイング練習器の回路例を示す図である。 同上ゴルフスイング練習器の動作説明図である。 図3に示したポインタ部分の動作の詳細を説明するための図である。 本発明によるゴルフスイング練習器を帽子の鍔に装着した状態の一例を示す斜視図である。 同上ゴルフスイング練習器の使用例の説明図である。 図3中のスペーサ部分の構成の他の例(その1)を示す図である。 図3中のスペーサ部分の構成の他の例(その2)を示す図である。 図11中の要部の分解斜視図である。
符号の説明
1:ポインタ、1a:電源スイッチ、1b:傾斜検出スイッチ装置、1c:電池、1d:レーザダイオード(ビーム光発光素子)、1d′:レーザ光(ビーム光)、1e:円柱体軸方向(ポインタ軸方向)、1f:レーザダイオード駆動回路部、1g:主ケース、1h:ポインタ本体、1j:スイッチケース、1k:永久磁石、1L:ホルダ、1m:スペーサ、1n:可動球体、1o:静止球体、1p:ホルダ胴部、1q:ホルダ先端部、1r:スプリング端子(端子)、1s:電池電極挿通孔、2:保持具、3:クリップ、4:自由雲台(方向調整手段)。

Claims (2)

  1. 電源スイッチ及び傾斜検出スイッチ装置を備え、外形状がほぼ円柱体に形成され、前記電源スイッチ及び傾斜検出スイッチ装置が共にON状態にある場合に内蔵する電池からビーム光発光素子に電源供給され、前記円柱体の軸方向に向けてビーム光を出射するポインタと、
    このポインタを軸回り方向に回動自在に保持する保持具と、
    この保持具に連結され、帽子の鍔に着脱自在のクリップと、
    このクリップ及び前記保持具を介して前記帽子の鍔に前記ポインタが取着された際に、このポインタの円柱体の軸方向を前記帽子正面側の上下、左右方向に調整可能の方向調整手段とを備え、
    前記電源スイッチは前記ポインタを前記保持具上で軸回り方向に一定角度回動させてON/OFF可能とされ、
    前記傾斜検出スイッチ装置は、
    前記電源スイッチのON時であって前記円柱体の軸方向が水平方向よりも下方向に一定角度以上傾斜された場合にON状態となって前記ポインタからビーム光を出射させ、かつ前記円柱体の軸方向がほぼ水平方向に戻った場合にはOFF状態に復帰し、保持する傾斜検出スイッチ装置であって、
    後端側に底部を有し先端側が開口する有底円筒状の、導電性を有するスイッチケースと、
    このスイッチケースの前記底部に固着された永久磁石と、
    前記スイッチケース内にこのスイッチケースと電気的に導通した状態で固定され、このスイッチケースの開口側に対応する先端部が少なくとも先端方向に弾性を有して窄められた、導電性を有するほぼ円筒状のホルダと、
    前記スイッチケース内の前記ホルダ先端部に対向した位置に固定され、中心位置に、端子が貫通した状態で固定された、又は前記電池の突状側電極が挿通されて前記ホルダ内に臨ませ得る電池電極挿通孔が穿設された、環状の絶縁性を有するスペーサと、
    前記ホルダ内に転動自在に収納され、前記永久磁石に吸着されている状態から前記スイッチケースの開口側を下方に傾け、前記永久磁石の吸着力から解かれて前記ホルダ先端部側に転動しそのホルダ先端部内面位置で停止した場合に前記端子の一端又は前記電池の突状側電極に接触して、この端子又は電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に導通させてスイッチON状態とし、この状態から前記スイッチケースの底部側を下方に傾けると前記永久磁石側に転動しこの永久磁石に吸着されて前記端子又は前記電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に非導通状態に保持させる導電性の磁性体からなる可動球体とを具備してなり、かつ、
    前記ホルダ内の前記永久磁石及び前記可動球体間には、前記永久磁石に常時吸着する静止球体が収納され、
    前記可動球体は、前記永久磁石に前記静止球体を介して吸着されている状態から前記スイッチケースの開口側を下方に傾け、前記永久磁石の吸着力から解かれて前記ホルダ先端部側に転動しそのホルダ先端部内面位置で停止した場合に前記端子の一端又は前記電池の突状側電極に接触して、その端子又は電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に導通させてスイッチON状態とし、この状態から前記スイッチケースの底部側を下方に傾けると前記永久磁石側に転動しこの永久磁石に前記静止球体を介して吸着されて前記端子又は前記電池の突状側電極と前記スイッチケースとの間を電気的に非導通状態に保持させることを特徴とするゴルフスイング練習器。
  2. 前記保持具上における前記ポインタの軸方向への移動を阻止するストッパを具備することを特徴とする請求項1に記載のゴルフスイング練習器。
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