JP4796343B2 - 液晶光学素子及びそれを用いたカメラ、光学的ピックアップ装置 - Google Patents

液晶光学素子及びそれを用いたカメラ、光学的ピックアップ装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディジタルカメラの可変焦点レンズや、光ディスクなどの情報記録媒体に対して情報記録や情報再生を行う際の収差補正を行う収差補正光学素子等に用いる液晶光学素子、及び該液晶光学素子をレンズとして用いたカメラ、及び該液晶光学素子を用いた光学的ピックアップ装置に関する。
従来、ディジタルカメラの可変焦点レンズ、光ディスクなどの情報記録媒体に対して情報記録や情報再生を行う際に収差補正を行う収差補正光学素子等に用いる液晶光学素子としては図16に示すようなものが知られている。
図16(a),(b)は、液晶光学素子の主要な電極を示す図であり、図16(a)は平面図、図16(b)は断面図である。液晶層11は上ガラス12と下ガラス10とによって狭持され、上ガラス12には全面電極132が、下ガラス10には同心円状の複数の透明電極120,122,124が設けられている。この液晶光学素子は、同心円状の透明電極群への印加電圧を変えて液晶層11の当該部分の光屈折率を異ならせることにより、液晶光学素子を可変焦点レンズや収差補正光学素子として用いられている。
特開2001−176108
しかしながら、上記の液晶光学素子では、一層の透明電極で図16(a)に示した同心円状のセグメント電極120,122,124を構成していたため、各同心円状のセグメント電極間に隙間126,128を設ける必要があり、さらに、駆動部との接続用配線群130をガラス端部まで引き出す必要もある。そのため、隙間126,128及び接続用配線群130部に対応する部分では、カメラ用レンズとして用いた場合には画像のゆがみが生じ、収差補正光学素子として用いた場合には収差補正の失敗による情報の記録または再生エラーが生じてしまう。このような問題は、ディジタルカメラの画素数の上昇、情報記録媒体の高密度化によってより深刻化している。
そこで、収差補正用の液晶光学素子において、同心円状のセグメント電極側の透明電極を2層設け、該2層のうちの1層で同心円状のセグメント電極を形成し、他の1層に該同心円状のセグメント電極間の隙間を補完する電極を設けて平面的に隣り合う該同心円状のセグメント電極の一方と同じ駆動電圧を与えることで、図16で示した各同心円状のセグメント電極間の隙間126,128での収差補正の精度を向上させようというものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この提案によっても、図16で示した接続用配線群130部では収差補正が不能、画像のゆがみが生じるという問題は残ってしまい、高密度情報記録媒体用の収差補正光学素子、ディジタルカメラのレンズとしては十分な特性を示すに至らなかった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、可変焦点型液晶レンズとして用いた場合に画像のゆがみを解消し、収差補正用として用いた場合に収差補正精度を向上させることができる液晶光学素子及びそれを用いたカメラ、光学的ピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明は、対向配置された第1及び第2透明基板と、第1透明基板上に設けられ同心円状に配列した複数のセグメント電極と、第1及び第2透明基板間に挟持された液晶層と、を有する液晶光学素子において、セグメント電極と第1透明基板との間に形成され、セグメント電極の各々に電気的に接続された複数の配線電極と、セグメント電極と、その各々に対応する配線電極とに接続されたコンタクト電極と、を有し、第1透明基板上に、第1の透明電極層と、該第1の透明電極層の上部に第2の透明電極層と、該第2の透明電極層の上部に第3の透明電極層と、を設け、隣り合う同心円状のセグメント電極の一方を第2の透明電極層に、他方を第3の透明電極層に設け、さらに、第1の透明電極層に配線電極を設け、対応する同心円状のセグメント電極と、コンタクト電極によって電気的接続を取
るようにし、隣り合うセグメント電極は、前記第1透明基板からの高さ位置が異なっており、該隣り合うセグメント電極のうち、液晶層側に位置するセグメント電極に接続されたコンタクト電極は、第1及び第2透明基板の対向方向に切断した場合の断面で見たとき、接続先のセグメント電極の縁部よりも内側で該セグメント電極に接続されていることを特徴とするものである。
また、各同心円状のセグメント電極間には絶縁層が設けられ、該絶縁層の対向方向の厚さは同心円状のセグメント電極の対向方向の厚さよりも2倍以上大きいことが好ましい。
隣り合う同心円状のセグメント電極のうち少なくとも一方の同心円状のセグメント電極上には絶縁物が設けられていてもよい。
隣り合う同心円状のセグメント電極を蒸着による製膜方法よって一度に形成してあるのが好ましい。
この場合、蒸着による製膜方法は、スパッタリング蒸着、真空蒸着であってもよい。
同心円状のセグメント電極の第1基板からの高さ位置は、中心の電極から周辺の電極になるにしたがって高くもしくは低くなっていてもよい。
コンタクト電極は、対向方向から見たとき、平面的にはランダムに配置されていることが好ましい。
また、ポリッシュ法を用い、コンタクト電極におけるセグメント電極との接続面を平坦にしてあることが好ましい。
絶縁層はプラスチックフィルムで形成してもよい。
第1及び第2透明基板の少なくとも一方を概略円形とすることが好ましい。
また、第1透明基板は位置合わせマークを有し、該位置合わせマークを複数の透明電極層及び複数の絶縁層のうち少なくとも2つ以上を用いて同一位置に同一形状で形成してあることが好ましい。
さらに、液晶層側に位置するセグメント電極をマスクとして、その隣のセグメント電極上の絶縁膜を除去してあることが好ましい。
またさらに、第2の透明電極層部に設けられたセグメント電極上の絶縁層に形成された
コンタクトホールの開口面積は、第1の透明電極層部に設けられた配線電極上の絶縁層に形成されたコンタクトホールの開口面積よりも1.4倍以上大きいことが好ましい。
本発明のカメラは、上記液晶光学素子をレンズとして用いたことを特徴とするものである。
本発明の光学的ピックアップ装置は、上記液晶光学素子を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、隣り合うセグメント電極のうち、液晶層側に位置するセグメント電極に接続されたコンタクト電極を、接続先のセグメント電極の縁部よりも内側で該セグメント電極に接続させることにより、コンタクト電極とセグメント電極との絶縁を容易にすることができる。
また、セグメント電極の各々に電気的に接続された複数の配線電極をセグメント電極と第1透明基板との間に形成し、セグメント電極とその各々に対応する配線電極とをコンタクト電極によって接続する構成にしたことにより、同心円状のセグメント電極間の隙間や配線部に起因する画像のゆがみや収差補正エラーを除去することができ、ズーム式多画素ディジタルカメラにおける液晶レンズ、青色レーザーを用いた場合の高密度記憶媒体の光ピックアップ装置を始めて実用レベルの品質とすることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1〜5は、本発明の第1実施形態に係る液晶光学素子を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶光学素子の概要を示す図であり、図1(a)が液晶光学素子を構成する大きい方の透明基板10上の電極の平面図、図1(b)が小さい方の透明基板12上の電極の平面図、図1(c)が断面図を示している。
図1(a)において、液晶光学素子を構成する大きい方の透明基板10上には図示したように輪状の同心円状のセグメント電極14,16,18,20,22と該同心円状のセグメント電極群に駆動信号を与える配線電極24,26,28,30,32が形成されている。各同心円状のセグメント電極と各配線電極とは後述するコンタクト部により各々が接続されている。該同心円状のセグメント電極14,16,18,20,22は平面的には隙間なく配置されている。また小さい方の透明基板12上の電極に駆動信号を与えるための共通端子電極13も形成されている。
図1(b)において、液晶光学素子を構成する小さい方の透明基板12上には図示したように全面に透明電極が形成されており、図示は省略するが、図1(a)に示した共通電極端子13から後述するシール部を介して駆動信号を与えられている。
図1(c)は本発明による液晶光学素子の断面図で、小さい方の上側透明基板12上には全面透明電極34が形成され、大きい方の下側透明基板10上には、第1の透明電極層42と、該第1の透明電極層42の上部に第2の透明電極層40と、該第2の透明電極層40の上部に第3の透明電極層38とが形成されている。第1の透明電極層42と第2の
透明電極層40との間には第1の絶縁層44が設けられ、第2の透明電極層40と第3の透明電極層38との間には第2の絶縁層46が設けられている。
透明電極層が設けられた上側透明基板12と下側透明基板10とはシール部36によって接着され、形成された空間に液晶層11が狭持されている。
第3の透明電極層38には例えば同心円状のセグメント電極群14,16,18,20,22のうち奇数番目の電極群、第2の透明電極層40には例えば同心円状のセグメント電極群14,16,18,20,22のうち偶数番目の電極群、第3の透明電極層38には配線電極群24,26,28,30,32を配置すれば、平面的には各同心円状のセグメント電極間の隙間を除去するように各同心円状のセグメント電極を配置することができ、かつ配線電極群の影響も除去できる。
すなわち、本実施形態に係る液晶光学素子によれば、平面的には360度ドーナツ状電極で液晶光学素子全面が埋め尽くされたようにすることができ、そのため液晶層11全体が同心円状のセグメント電極14,16,18,20,22から与えられる印加電圧によって制御されることになる。したがって、カメラ用レンズとして用いた場合は画像のゆがみ(非対称性)が除去でき、収差補正光学素子として用いた場合は収差補正の失敗による情報の記録もしくは再生エラーの可能性を除去できる。
なお、同心円状のセグメント電極の数は所望のレンズ要求された特性、収差補正素子の要求された特性に合わせて設定すればよい。
図2は下側透明基板10上の電極を各透明電極層38,40,42毎に示した例で、
図2(a)が第3の透明電極層38に形成された電極、図2(b)が第2の透明電極層40に形成された電極、図2(c)が第1の透明電極層42に形成された電極を示している。
図2(a)は第3の透明電極層38の電極図で、同心円状のセグメント電極群14,16,18,20,22のうち奇数番目の電極群14,18,22の電極パターンが形成されている。
図2(b)は第2の透明電極層40の電極図で、同心円状のセグメント電極群14,16,18,20,22のうち偶数番目の電極群16,20の電極パターンが形成されている。すなわち隣り合う前記同心円状のセグメント電極の一方は第2の透明電極層部40に、他方は第3の透明電極層部38に設けられている。
図2(c)は第1の透明電極層42の電極図で、配線電極群24,26,28,30,32の電極パターンが形成されている。図から明らかなように配線電極24,26,28,30,32は同心円状のセグメント電極14,16,18,20,22にそれぞれ対応して設けられている。また図1(b)に示した小さい方の透明基板の全面透明電極と接続を取るための共通端子電極13が設けられている。
このように層別に、同心円状のセグメント電極群のうち奇数番目の電極群、同心円状のセグメント電極群のうち偶数番目の電極群、配線電極群を形成したため、各電極が電気的に短絡することなく、透明基板10,12の対向する方向で見たとき、360度ドーナツ状電極で液晶光学素子全面が埋め尽くされたようにすることができる。
図3は本発明による液晶光学素子の断面図を説明する図である。
図3は図1(c)を詳細に描いた図で、説明のため同心円状のセグメント電極14に対
応する配線電極24、同心円状のセグメント電極20に対応する配線電極30を図示している。
図3において、配線電極24,30は図1(c)の第1の透明電極層42に属し、同心円状のセグメント電極16,20は第2の透明電極層40に属し、同心円状のセグメント電極14,18,22は第3の透明電極層38に属している。44が第1の絶縁層で第1の透明電極層42と第2の透明電極層40とを絶縁しており、46が第2の絶縁層で第2の透明電極層40と第3の透明電極層38とを絶縁している。コンタクト部49では第1の絶縁膜44に開口部が設けられており、該開口部で同心円状のセグメント電極20と配線電極30とがコンタクト電極41によって電気的に接続されている。コンタクト部51では第1の絶縁膜44と第2の絶縁層46とに開口部が設けられており、該開口部で同心円状のセグメント電極14と配線電極24とがコンタクト電極43によって電気的に接続されている。
図3の断面図で示すように隣り合う2つの同心円状のセグメント電極間には平面的な隙間がないよう両電極を配置してあり、隣り合う2つの同心円状のセグメント電極を異なる透明電極層に配置したため電気的に短絡することなしに同心円状のセグメント電極間の隙間を除去できている。
また配線電極24,30と液晶層11の間には同心円状のセグメント電極が存在するため、配線電極の電界が液晶層11に影響することもなくなっている。
ここで本明細書の断面図の作図法及びコンタクト部の構造について説明する。
図4(a)は下層に設けられた透明電極もしくは絶縁層の影響で上層の透明電極もしくは絶縁層が盛り上がる状況を比較的正確に描いた断面図で、一方図4(b)は図面を簡単化するため、下層に設けられた透明電極もしくは絶縁層の影響を無視して描いた断面図である。
図4(a)の作図法によればコンタクト部48,50,52の断面図は図示のように複雑になるが、図4(b)の作図法によれば図示のように単純化される。本明細書においては必要な場合を除き図4(b)のような単純化した作図法を採用する。
図4(c)はコンタクト部48,50,52の形成法の他の方法を示した図である。図4(a)、(b)においては第3の透明電極層38と第1の透明電極層42のコンタクトをとる際に、第3の透明電極層38の形成時に第3の透明電極層38を形成する透明導電体で直接第1の透明電極層42と接続させているが、図4(c)においてはコンタクト開口部に第2の透明電極層40の透明導電体54,56を詰めその後第3の透明電極層38と第1の透明電極層42とを接続するようにしている。すなわち第1の透明電極層42と第3の透明電極層38とを電気的に接続するコンタクト電極を第2の透明電極層40と第3の透明電極層38との双方によって構成している。図4(c)の方法によればコンタクト部の凹みを小さくすることができ、その結果断線の危険性、凹みによる液晶層への影響を小さくすることが可能となる。
図5は本発明による液晶光学素子の断面図を拡大して描いたものである。
図5において、60と68とは隣り合う2つの同心円状のセグメント電極であり、同心円状のセグメント電極60は配線電極58とコンタクト部61でコンタクト電極45によって電気的接続を取られており、同心円状のセグメント電極68は配線電極66とコンタクト部69でコンタクト電極47によって電気的接続を取られている。
また、隣り合うセグメント電極60,68同士は、透明基板10からの高さ位置が異なっており、透明基板10,12が対向する方向に切断した場合の断面で見たとき、液晶層11側に位置するセグメント電極68に接続されたコンタクト電極47は、接続先のセグメント電極68の縁部よりも内側(図示のL2内方に引き込んだ位置)で該セグメント電極68に接続されている。かつ断面においては隣り合う2つの同心円状のセグメント電極60,68はそれぞれ異なる平面に設けられており、配線電極58,66は同心円状のセグメント電極60,68とは異なる平面に設けられている。このように構成したため、同心円状に配列された2つのセグメント電極60,68は、透明基板10,12の対向する方向で見たとき、隙間なく配置されていながら、電気的な短絡状態が避けられるようになっている。
このように、隣り合うコンタクト電極がセグメント電極の縁部よりも内側で該セグメント電極に接続されているので、コンタクト電極とセグメント電極との絶縁を容易にすることができる。
また、同心円状のセグメント電極を異なる平面に設けたため、各電極が電気的に短絡することなく、透明基板10,12の対向する方向で見たとき、360度ドーナツ状電極で液晶光学素子全面が埋め尽くされたようにすることができる。
さらに配線電極をさらに他の平面に設けたため、配線電極が同心円状のセグメント電極の平面形状を乱すことも防げた。したがって、カメラ用レンズとして用いた場合は画像のゆがみ(非対称性)が除去でき、収差補正光学素子として用いた場合は収差補正の失敗による情報の記録もしくは再生エラーの可能性を除去できる。
以上により、本実施形態に係る液晶表示素子によれば、画像のゆがみのないカメラ用レンズが液晶光学素子で実現できる。液晶光学素子によるレンズは液晶への印加電圧で焦点距離を変えることができるため、従来の機械的手段によるズーム機構に比べ、高速化、小型化、軽量化、低価格化の面で大きな効果がある。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。
図6(a)において、第1の透明電極層に配置された配線電極24の上部には、第1の絶縁層44が設けられ、第2の透明電極層に配置された同心円状のセグメント電極16の上部及び同心円状のセグメント電極間には第2の絶縁層46が設けられ、最上層には第3の透明電極層に配置された同心円状のセグメント電極14,18が配置され、配線電極24と同心円状のセグメント電極14とのコンタクト部には透明導電体70が形成されている。
ここで特徴的なのは同心円状のセグメント電極16の上部に第2の絶縁層46が残されていることである。このように第2の透明電極層に配置された同心円状のセグメント電極上の絶縁膜を残すことで第2の絶縁層46を除去する工程を省くことができ、プロセスの簡単化が計れるという効果がある。
一方絶縁膜が残っていることで液晶層への印加電圧が減少するが、本実施形態に係る液晶光学素子においては、図1で説明したように各同心円状のセグメント電極に個別に駆動電圧を印加できるため、駆動電圧を調整することで同心円状のセグメント電極上の絶縁膜の影響を除去可能なので問題はない。
図6(b)は図6(a)と同心円状のセグメント電極16の大きさのみが異なる。図6
(a)においては、同心円状のセグメント電極14,16,18が透明基板10,12の対向方向に投影したとき、P1〜P4で接して見えるように構成したが、図6(b)においては図示したL1の幅だけ同心円状のセグメント電極14,16L,18が重なるよう同心円状のセグメント電極16Lの幅を大きくしている。
このように、第2の透明電極層に配置された同心円状のセグメント電極の幅を大きくするよう構成することにより、隣り合う同心円状のセグメント電極間に隙間ができてしまうことを防ぐことができ、プロセスの余裕度を大きくすることができる。
また、図6(a)に示すように、第2の透明電極層に設けられた同心円状のセグメント電極間には絶縁層46が設けられ、該絶縁層46の厚さdiは同心円状のセグメント電極16を構成する透明電極厚deよりも2倍以上厚く設定してある。図6(a)においてはdiがdeの3倍で作図しているが、これを例えば5倍とか10倍にすることもできる。
このように絶縁層の厚さを透明電極層の厚さよりも厚くしたことにより図7で説明する方法が可能となる。
(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態に係る液晶光学素子の製造プロセスを示す工程図である。
図7においては図6と同様に、絶縁層の厚さを透明電極層の厚さよりも厚くしている。
図7(a)は透明基板10上に配線電極24と、第1の絶縁層44と、コンタクト部の透明導電体70とが形成された断面を示している。
通常のプロセスではこの後第2の透明電極層を形成した後該第2の透明電極層をエッチングしてパターン化するが、本発明においては図7(b)に示すように第2の絶縁層46を図示のように形成する。
次に図7(c)に示すように隣り合う同心円状のセグメント電極をスパッタリング蒸着、真空蒸着等の製膜方法により一度に形成する。その際第2の絶縁層46の厚さT2が同心円状のセグメント電極の厚さT1よりも十分厚いため電気的に短絡状態になる恐れはない。
このように絶縁層の厚さを透明電極層の厚さよりも十分厚くしたことにより、第2の透明電極層に配置された同心円状のセグメント電極と第3の透明電極層に配置された同心円状のセグメント電極とを1つのプロセスで形成することができ、プロセスの簡単化が計れるという効果がある。
なお図7(d)は図7(b)の改良例を示した図で、第2の絶縁層74が図示のように逆テーパーを持った層74となっている。このような層は例えばプラズマエッチング法でオーバーエッチングすれば形成可能である。図7(d)のように絶縁層を形成した後、図7(c)と同様に隣り合う同心円状のセグメント電極を一度に形成すると透明電極層は図7(e)の72で示したように形成される。
図7(e)の透明電極層72は、第2の絶縁層74の逆テーパーのためにより電気的短絡状態になる可能性が小さい、隣り合う同心円状のセグメント電極同士が図6(b)で示したのと同様な重なりを持つという利点がある。
また、第1の透明電極層に属する配線電極群と第1の絶縁層44との厚さは本実施例の
効果と直接には関係ないので、適宜定めることができる。
(第4実施形態)
図8は本発明の第4実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。
図8においては同心円状のセグメント電極86,88,90,92,94が、同心円状のセグメント電極86は順に積層された絶縁層76の上に、同心円状のセグメント電極88は絶縁層78の上に、同心円状のセグメント電極90は絶縁層80の上に、同心円状のセグメント電極92は絶縁層82の上に、同心円状のセグメント電極94は絶縁層84の上にというように中心の電極から周辺の電極になるにしたがって断面の高さが高くなるよう構成している。
このように構成すると液晶層11のギャップが同心円状のセグメント電極94の位置ではd1,同心円状のセグメント電極86の位置ではd2というように異なっている。したがって各同心円状のセグメント電極に対応する液晶層の基本定数Δndは異なることになる。液晶層の光屈折率等の特性は駆動電圧である程度は変えられるが限界がある。図8に示した構成を取れば液晶層の基本定数であるΔndを変えることができるので調整範囲を大きく変えることができるという効果がある。
なお図8においては周辺の同心円状のセグメント電極になるほど液晶層のギャップが小さくなる例を示したが、逆に周辺の同心円状のセグメント電極になるほど液晶層のギャップが大きくなるように、言い換えると周辺の電極になるにしたがって断面の高さが低くなるように構成することも勿論可能である。
(第5実施形態)
図9は本発明の第5実施形態に係る液晶光学素子を示す平面図であり、コンタクト部の配置を表している図である。
コンタクト部100,98,104,102,96がそれぞれ同心円状のセグメント電極14,16,18,20,22と配線電極24,26,28,30,32とのコンタクト部を示している。
図9から明らかなようにコンタクト電極は平面的にはランダムに配置されている。コンタクト部では多少の凹凸があり、該凹凸が液晶層の光学的特性に影響を与えるため、コンタクト部が、例えば直線とか円のような、特定の形状を成すように配置されていると、特にカメラ用レンズとして用いた場合には、画像の乱れとして認識されてしまう。
本発明のようにコンタクト部を平面的にはランダムに配置すると、該画像の乱れが認識されず効果は大きい。
(第6実施形態)
図10は本発明の第6実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。
図10(a)は図4(a)を再掲した図であるが、液晶光学素子においてはコンタクト部48,50,52における液晶層側(図の上側)表面に凹凸ができてしまい、液晶層の光学的特性に影響を与えてしまっていた。
図10(b)はこのような凹凸を図示した平面Fとなるようポリッシュ法を用いて平坦化したもので、凸凹であった第三の透明電極層38は38Fに、第2の絶縁層46は46Fにというように平坦化することができる。
このように平坦化すると液晶層の光学的特性が均一化され効果は大きい。
(第7実施形態)
図11は本発明の第7実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。
図11(a)は図7(a)を再掲した図であるが、図11(a)における絶縁層44,46のうち少なくとも第2の絶縁層46は同心円状のセグメント電極72の数倍の厚さを有している。
図11(b)は第2の絶縁層46の、(c)は第1の絶縁層44の断面を示した図であるが、少なくとも第2の絶縁層46を絶縁性を有した透明フィルムで構成している。
透明フィルムとしては、例えばポリカーボネイト、PES(ポリエチルサルファイド)等のプラスチックフィルムが使用可能である。
このように透明フィルムを絶縁層として用いると、絶縁層を半導体製造装置を用いて形成する場合に比べ非常に安価になるため効果は大きい。
また、一般に透明フィルムによる絶縁層は透明電極層を構成する透明導電体よりも厚くなるため、図7で示したような隣り合う同心円状のセグメント電極をスパッタリング蒸着、真空蒸着等の製膜方法により一度に形成する方法に適している。
(第8実施形態)
図12は本発明の第8実施形態に係る液晶光学素子を示す平面図である。
図12は本発明による液晶光学素子の外形を平面的に示した図で、小さい方の透明基板12は四角形のままであるのに対し、大きい方の透明基板10は概略円形としている。
ズーム式のディジタルカメラも円筒形の鏡筒を有しており、鏡筒内部に納められる部品を鏡筒に収納しやすくすることと光軸を一致させることは重要であると同時に困難なことであるため、液晶光学素子の外形を概略円形とすることはこれらにとって非常に効果的である。
なお液晶光学素子は概略円形であればよいので、例えば5角以上の多角形も前記「概略円形」の概念に包含されるものである。
また図12に示した実施例においては小さい方の透明基板は4角形のままで用いる例を示したが、該小さい方の透明基板も概略円形とすればさらに効果的なことは勿論である。
(第9実施形態)
図13は本発明の第9実施形態に係る液晶光学素子を示す図である。
図13(a)は断面図で位置合わせマーク116が第1の透明電極層42,第1の絶縁層44、第2の透明電極層40,第2の絶縁層46、第3の透明電極層38のすべての層によって形成されている。位置合わせマークの平面図は図13(b)の116で示した。このように位置合わせマーク116を形成したことにより、位置合わせマーク116部での光学的光屈折率、光透過率等が大きく変化し、位置合わせマーク116を見やすくすることができる。
このように本発明においては、位置合わせマークを複数の透明電極層もしくは複数の絶縁物のうち少なくとも2つ以上の層で同一位置に同一形状で形成し、検出しやすい位置合わせマークを実現している。
(第10実施形態)
図14本発明の第10実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。
図14(a)は図4(a)再掲図であるが、同心円状のセグメント電極40の上部は第2の絶縁層46に属する絶縁物118によって覆われている。該絶縁物118は液晶光学素子を駆動する面から考えると取り除いた方が駆動電圧を低くできる等の利点があるが、正確に取り除かないと残った絶縁物のため同心円状のセグメント電極間に隙間があるのと近似した悪影響が出てしまう。
本発明においては第3の透明電極38をマスクとして第2の透明電極40上の絶縁膜を除去している。すなわち、液晶層側に位置するセグメント電極38をマスクとして隣り合う前記セグメント電極40上の絶縁膜を除去している。このようにして第2の絶縁層46に属する絶縁物118を除去した結果、図14(b)に示したように平面的には隣り合う同心円状のセグメント電極間に絶縁物が残されていない断面が得られる。
その結果電極上に絶縁物が残されていないセグメント電極は、駆動電圧によってより感度良く液晶層を制御できる。
このような手法が取れるのは本発明においては隣り合う同心円状のセグメント電極間に隙間がないという条件が存在するためである。
なおこのような手法を採用する場合は、図6(b)に示した構造のように、隣り合う同心円状のセグメント電極に重なり合う部分L1を設けるとエッチングプロセスが安定して好ましい。
(第11実施形態)
図15は、本発明の第11実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。
図15において、コンタクト部52においては第3の透明電極層38に配置された同心円状のセグメント電極と第1の透明電極層42に配置された配線電極とのコンタクトを取っているが、該コンタクトを取るため、第1の絶縁層44にはΦ1の径の穴が開口され、第2の絶縁層46にはΦ2の径の穴が開口されている。かつΦ2はΦ1の1.2倍から1.5倍の大きさに設定しており、その結果開口部の面積は約1.4倍から2.3倍となっている。すなわち第2の透明電極層40上の絶縁膜46に設けられたコンタクトホールの大きさは第1の透明電極層42上の絶縁膜44に設けられたコンタクトホールの大きさよりも面積で1.4倍以上大きく設定している。
このように構成することにより図示のようにコンタクト部52における透明導電体の傾斜を緩やかにすることができる。その結果コンタクト部における断線の確率が減少して歩留まりが上昇するという効果がある。
また本発明によるカメラは、図示は省略しているが、本発明による液晶光学素子を用いたため、画像のゆがみがない像を撮影することができ、特にズーム式や多画素のディジタルカメラに高速化、小型化、軽量化、低価格化の効果がある。
さらに本発明による光学的ピックアップ装置は、図示は省略しているが、本発明による
液晶光学素子を用いたため、収差補正エラーを除去することができ、青色レーザーを用いた高密度記憶媒体の光ピックアップ装置として実用レベルの品質とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る液晶光学素子の概要を示す図である。 図1に示す液晶光学素子を示す部分図で、下側透明基板上の電極を各透明電極層毎に示した図である。 図1に示す液晶光学素子を示す断面図である。 図1に示す液晶光学素子を示す断面図の作図法及びコンタクト部の構造について説明する図である。 図1に示す液晶光学素子を示す断面拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る液晶光学素子の製造プロセスを示す工程図である。 本発明の第4実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る液晶光学素子を示す平面図である。 本発明の第6実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係る液晶光学素子を示す断面図である。 本発明の第8実施形態に係る液晶光学素子を示す平面図である。 本発明の第9実施形態に係る液晶光学素子を示す図である。 本発明の第10実施形態に係る液晶光学素子を示す図である。 本発明の第11実施形態に係る液晶光学素子を示す図である。 従来の液晶光学素子を示す図である。
符号の説明
14,16,18,20,22…同心円状のセグメント電極、10,12…透明基板、11…液晶層、24,26,28,30,32…配線電極、48,50,52,61,69、96,98,100,102,104…コンタクト部、41,43,45,47…コンタクト電極、62,64…隙間に設けられた絶縁物、42…第1の透明電極層、40…第2の透明電極層、38…第3の透明電極層、44…第1の絶縁層、46…第2の絶縁層、106…ヒーター用電極、116…位置合わせマーク。

Claims (15)

  1. 対向配置された第1及び第2透明基板と、前記第1透明基板上に設けられ同心円状に配列した複数のセグメント電極と、前記第1及び第2透明基板間に挟持された液晶層と、を有する液晶光学素子において、
    前記セグメント電極と前記第1透明基板との間に形成され、前記セグメント電極の各々に電気的に接続された複数の配線電極と、
    前記セグメント電極と、その各々に対応する前記配線電極とに接続されたコンタクト電極と、を有し、
    前記第1透明基板上に、第1の透明電極層と、該第1の透明電極層の上部に第2の透明電極層と、該第2の透明電極層の上部に第3の透明電極層と、を設け、
    隣り合う前記同心円状のセグメント電極の一方を前記第2の透明電極層に、他方を前記第3の透明電極層に設け、
    さらに、前記第1の透明電極層に前記配線電極を設け、対応する前記同心円状のセグメント電極と、前記コンタクト電極によって電気的接続を取るようにし、
    隣り合う前記セグメント電極は、前記第1透明基板からの高さ位置が異なっており、
    該隣り合う前記セグメント電極のうち、前記液晶層側に位置する前記セグメント電極に接続された前記コンタクト電極は、前記第1及び第2透明基板の対向方向に切断した場合の断面で見たとき、接続先の前記セグメント電極の縁部よりも内側で該セグメント電極に接続されていることを特徴とする液晶光学素子。
  2. 各同心円状のセグメント電極間には絶縁層が設けられ、該絶縁層の前記対向方向の厚さは前記同心円状のセグメント電極の前記対向方向の厚さよりも2倍以上大きいことを特徴とする請求項記載の液晶光学素子。
  3. 隣り合う前記同心円状のセグメント電極のうち少なくとも一方の同心円状のセグメント電極上には絶縁物が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶光学素子。
  4. 前記隣り合う同心円状のセグメント電極を蒸着による製膜方法よって一度に形成したことを特徴とする請求項1〜いずれか一項記載の液晶光学素子。
  5. 前記蒸着による製膜方法は、スパッタリング蒸着、真空蒸着であることを特徴とする請求項記載の液晶光学素子。
  6. 前記同心円状のセグメント電極の前記第1基板からの高さ位置は、中心の電極から周辺の電極になるにしたがって高くもしくは低くなっていることを特徴とする請求項1〜いずれか一項記載の液晶光学素子。
  7. 前記コンタクト電極は、前記対向方向から見たとき、平面的にはランダムに配置されていることを特徴とする請求項1〜いずれか一項記載の液晶光学素子。
  8. ポリッシュ法を用い、前記コンタクト電極における前記セグメント電極との接続面を平坦にしたことを特徴とする請求項1〜いずれか一項記載の液晶光学素子。
  9. 前記絶縁層をプラスチックフィルムで形成したことを特徴とする請求項3〜いずれか一項記載の液晶光学素子。
  10. 前記第1及び第2透明基板の少なくとも一方を概略円形としたことを特徴とする請求項1〜いずれか一項記載の液晶光学素子。
  11. 前記第1透明基板は位置合わせマークを有し、該位置合わせマークを前記複数の透明電極層及び複数の前記絶縁層のうち少なくとも2つ以上を用いて同一位置に同一形状で形成したことを特徴とする請求項3〜10いずれか一項記載の液晶光学素子。
  12. 前記液晶層側に位置する前記セグメント電極をマスクとして、その隣の前記セグメント電極上の絶縁膜を除去したことを特徴とする請求項1、2、4〜11のいずれか一項記載の液晶光学素子。
  13. 前記第2の透明電極層部に設けられた前記セグメント電極上の絶縁層に形成されたコンタクトホールの開口面積は、前記第1の透明電極層部に設けられた前記配線電極上の絶縁層に形成されたコンタクトホールの開口面積よりも1.4倍以上大きいことを特徴とする請求項1〜12いずれか一項記載の液晶光学素子。
  14. 請求項1〜13いずれか一項に記載の液晶光学素子をレンズとして用いたことを特徴とするカメラ。
  15. 請求項1〜13いずれか一項に記載の液晶光学素子を備えたことを特徴とする光学的ピックアップ装置。
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