JP4795020B2 - 自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車に関する。
従来、外観が自転車の形状をなし、体脂肪の燃焼やカロリの消費を目的とした、いわゆるエアロバイクなどとも称する固定式のトレーニング用自転車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このトレーニング用自転車では、ペダルを回転させるための足腰の運動によって、体力の向上、ダイエット、運動不足の解消などが容易に実現される。
特開2002−85584号公報
しかしながら、単にペダルの回転を継続させることで運動を行う上記のトレーニング用自転車では、その運動によって期待できるトレーニング効果が必ずしも十分であるとはいえず、そこで、トレーニングの用途を考慮した構造的な改良が求められている。また、このようなトレーニングの用途にのみならず自転車本来の乗物としての移送機能を備え、しかも膝や腰に余分な負担をかけることなく、トレーニングを継続的に行えるようにした新たな自転車を開発することへの要請もある。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ユーザの膝や腰に余分な負担をかけることなく、高いトレーニング効果を得ることができる自転車の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る自転車は、左足及び右足によってそれぞれ交互に踏み込まれる一対のステップ部と、前記左足及び右足による交互の踏み込み動作に対応させて、前記一対のステップ部を上り/下りの相異なる所定の傾斜方向にそれぞれスライドさせつつ個々の前記ステップ部を直線的に往復動作させるピストンを内蔵したシリンダ部を備える往復スライド機構と、前記往復スライド機構によってストローク動作する前記各ステップ部の往復直線運動を、前輪を回転させる回転運動に変換する動力変換機構と、サドルと、を具備し、前記往復スライド機構は、前記シリンダ部の軸方向を対象として、前記サドルの位置に対して前記一対のステップ部をストロークさせる位置を調節するステップ位置調節機構を備える、ことを特徴とする。
すなわち、この発明では、ユーザが左右の足で各ステップ部を交互に踏み込んで行く動作を継続させることで、この動作が、各ステップ部の往復スライド運動から、さらに車輪を回転させる回転運動へと順次変換され、これにより、自転車を直進させることができる。さらに、この発明では、ステップ部の直線的な踏み込みを駆動力源とするので、例えばペダルの回転を駆動力源とする構造の自転車と比べて、自転車の直進に比較的多くの運動量が必要となり、これにより、高いトレーニング効果を期待できるとともに、また、自転車を動作させる(トレーニングの)際に、膝や腰に過度の負担をかけることなく長時間にわたって適度な運動を継続させることができる。詳述すると、本発明によれば、大腰筋のダイエットに有効な、いわゆる足上げ運動や階段運動などに相当する有酸素運動を好適に行えるとともに、太股の前側及び後側の筋肉を同時にトレーニングすることができる。
また、本発明では、自転車を利用するユーザの身長や足の長さに応じて、ステップ部をストロークさせる可動位置を調節できるので、あらゆる体格のユーザが十分な運動効果を得ることができる。また、この発明において、例えばユーザの腰の位置よりも高く膝が上がるように、ステップ部の可動位置を調節することなどで、腸腰筋、大腰筋、腸骨筋などを十分に弛緩・収縮させる運動を行うことが可能となり、これにより、インナーマッスルを鍛えることができる。さらに、この発明において、例えばユーザの腰の位置よりも比較的低い位置で膝が動くように、ステップ部の可動位置を調節することなどで、体力的に膝を高い位置に上げることが難しい高齢者なども快適に運動を行うことができる。
さらに、本発明では、チェーンやスプロケットなどの駆動力の伝達部材を削除することができ、比較的簡単な構造で駆動輪(前輪)を回転させることができる。
さらに、本発明の自転車は、前輪を回転可能に支持しつつ自転車本体を起立した姿勢で保持する基台をさらに具備することを特徴とする。
この発明によれば、いわゆるフィットネスクラブなどの室内において、自転車本体を移動させることなく、トレーニングを行うことができる。
また、本発明の自転車は、自転車本体のフレームを折畳み可能とする折畳み機構をさらに具備することを特徴とする。
この発明によれば、自転車本体の可搬性を高めることができるので、例えば遠隔地などのアウトドア環境に自転車を持ち運んでこれを利用することができる。
このように本発明によれば、ユーザの膝や腰に余分な負担をかけることなく、高いトレーニング効果を得ることが可能な自転車を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自転車を示す正面図、図2は、図1に示す自転車の背面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る自転車1は、自転車本体の骨組みを構成するフレーム20と、このフレーム20にそれぞれ取り付けられた駆動輪である前輪2及び従動的に回転する後輪3と、サドル5と、ハンドル8とを主に備える。フレーム20は、後輪3を回転軸43を介して左右からそれぞれ支持する後輪支持フレーム6、7と、サドル5を支持するサドル支持フレーム9と、ハンドル8に直交するように連結され、かつ前輪2を回転軸42を介して左右からそれぞれ支持する前輪支持フレーム10と、前輪支持フレーム10及びサドル支持フレーム9間に架け渡された略水平支持フレーム11、12とで構成されている。また、これらの部材間の連結には、連結部分の形状に対応して構成されたジョイント部14a、14b、15、16、17が介在されている。
後輪支持フレーム6、7及び前輪支持フレーム10は、前後の車輪の外形をそれぞれ避けるように、その先端側(各車輪側)が二股に分岐して形成されている。ここで、上記のジョイント部17は、略水平支持フレーム11、12に対して、前輪支持フレーム10(二股に分岐する手前の単一のシャフト状の部位)を、その軸心を基準に回転自在に支持する軸受機構を備える。また、ハンドル8の左右には、前輪2及び後輪3の回転を強制的に
停止させるためのブレーキレバー18が取り付けられている。
ここで、本実施形態の自転車1が備える動力の伝達系について説明する。
すなわち、自転車1は、ユーザの左足及び右足によってそれぞれ交互に踏み込まれる一対のステップ部21a、21bと、左足及び右足による交互の踏み込み動作に対応させて、一対のステップ部21a、21bを上り/下りの相異なる所定の傾斜方向(A1−A2方向)にそれぞれスライドさせつつ個々のステップ部21a、21bを直線的に往復動作させる一対の往復スライド機構22a、22bと、この往復スライド機構22a、22bによって動作する各ステップ部21a、21bの往復直線運動を、前輪2を(矢印B1方向)回転させる回転運動に変換する一対の動力変換機構23a、23bとを備える。
往復スライド機構22a、22bには、シリンダを例えば径方向に扁平させたかたちの薄型シリンダ部24a、24bと、薄型シリンダ部24a、24bの内部で、軸方向に可動されるピストン25a、25bと、ピストン25a、25bにそれぞれ一端部が固定されたピストン軸26a、26bとが設けられている。ピストン軸26a、26bの他端部には、支持軸27a、27bを介して揺動自在にステップ部21a、21bが支持されている。
動力変換機構23a、23bは、一対のコネクティングロッド28a、28bと、一対のクランクシャフト29a、29bとを備える。ピストン25a、25bとコネクティングロッド28a、28bの基端部とは、支持軸30a、30bを介して、互いが回動可能に連結されている。コネクティングロッド28a、28bの先端部とクランクシャフト29a、29bの基端部とは、支持軸31a、31bを介して、互いが回動可能に連結されている。一方、前輪2の中央部には、上記した回転軸42が左右に突出するように固定されており、この回転軸42が、前輪支持フレーム10の二股に分岐する先端部分に設けられた軸受機構45を介して回転自在に支持されている。なお、軸受機構45の内部には、クランクシャフト29a、29bが、矢印B1方向と逆方向に回動しようとする場合に前輪2を空回りさせるラチェット機構が設けられている。ここで、コネクティングロッド28a、28bの移動軌跡を考慮して、薄型シリンダ部24a、24bとコネクティングロッド28a、28bとの外形部分どうしの干渉(接触)を避けるように、当該薄型シリンダ部24a、24bの内壁部分や外形部分に切欠き部や溝などが形成されている。
さらに、クランクシャフト29a、29bの先端部と前輪2中央の回転軸42の各端部とは、固定されている。これにより、クランクシャフト29a、29bは、ピストン25a、25b(ステップ部21a、21b)の矢印A1−A2方向へのスライド動作に伴って、コネクティングロッド28a、28bの長手方向に自身が突出する姿勢とコネクティングロッド28a、28bとともに自身が重なる姿勢(図2参照)とを順次とりながら繰り返し回動する。詳述すると、往復スライド機構22a、22bは、左足及び右足による交互の踏み込み動作に対応させて、一対のステップ部21a、21bを、上り(矢印A2方向)/下り(矢印A1方向)の相異なる所定の傾斜方向(矢印A1−A2方向)にそれぞれスライドさせつつ個々のステップ部21a、21bを直線的に往復動作させる。
ここで、一対のクランクシャフト29a、29bは、互いの基端部側が前輪2上の相異なる周縁部方向(前輪2の中心部分を基点として0°の方向と180°の方向にそれぞれ)に延びるようにして回転軸42の各端部に、互いの先端部分が固定されている。つまり、右足側用のクランクシャフト29aと左足側用のクランクシャフト29bとは、前輪2の一回転(ピストン25a、25bの一往復)に対して位相が180°ずれるように各々回動する。以上の機構により、動力変換機構23a、23bは、往復スライド機構22a、22bによって動作する各ステップ部21a、21bの矢印A1−A2方向への往復直線運動を、前輪2を矢印B1方向に回転させる回転運動に変換する。
次に、本実施形態に係る自転車1に設けられたステップ位置調節機構について、上記の図1及び図2に加え、図3〜図5を参照しつつその説明を行う。ここで、図3は、ユーザの上半身の体軸(背筋)と大腿部(太もも)とのなす角度及び膝の角度(大腿部と脛とのなす角度)が90°未満となる身体の姿勢が周期的にとられるように、ステップ部の位置調整が行われた状態を示す図である。一方、図4は、ユーザの上半身の体軸と大腿部とのなす角度及び膝の角度が常に90°以上になるように、ステップ部の位置調整が行われた状態を示す図である。また、図5は、図3に示す状態から、ステップ部が踏み込まれた状態を示す図である。
すなわち、本実施形態の自転車1の往復スライド機構22a、22bには、往復動作させるべき一対のステップ部21a、21bの可動位置を調節するステップ位置調節機構35a、35bを備える。このステップ位置調節機構35a、35bは、各ステップ部21a、21bの矢印A1−A2方向への往復直線運動のストロークを変えずに、例えば固定状態にあるサドル5の位置に対するステップ部21a、21bの可動位置を相対的に変更することが可能である。詳細には、ピストン軸26a、26bは、内部が中空の筒状シャフト36a、36bと、この筒状シャフト36a、36bの内部に対し挿抜自在に構成された挿入シャフト37a、37bとの2ピース構造となっている。さらに、筒状シャフト36a、36bの外周部には、筒状シャフト36a、36bに対する挿入シャフト37a、37bの挿入量(突出量)を設定できるように、筒状シャフト36a、36bに対し所定の挿入位置で挿入シャフト37a、37bをねじ止めなどにより固定する固定つまみ20a、20bが設けられている。
これら筒状シャフト36a、36b、挿入シャフト37a、37b及び固定つまみ20a、20bによって実現されるステップ位置調節機構35a、35bは、ピストン軸26a、26bの全長を調節できる構造となっている。なお、本実施形態の自転車1には、サドル5の高さ調整機能も設けられている。ジョイント部15は、サドル支持フレーム9を挿抜自在とする内部が中空の筒状構造を有する。ジョイント部15の外形部分には、ジョイント部15に対するサドル支持フレーム9の挿入量(突出量)を設定できるように、ジョイント部15に対し所定の挿入位置でサドル支持フレーム9をねじ止めなどにより固定する固定つまみ5aが設けられている。また、サドル5に腰掛けて自転車1を操作するユーザの体軸の傾きを調整できるように、ハンドル8の高さ調整機構を自転車1に追加してもよい。
ここで、このようなステップ位置調節機構35a、35bを備える自転車1において、図3に示すように、ユーザ61の体軸62と大腿部63とのなす角度θ1及び膝の角度θ2が、90°未満となる身体の姿勢が周期的にとられるように(つまり例えばユーザの腰の位置よりも高く膝が上がるように)ステップ部21a、21bの可動位置が調整された状態で、図5に示すように、左右のステップ部21a、21bを交互に踏み込んで行く動作を継続させることで、腸腰筋、大腰筋、腸骨筋などを十分に弛緩・収縮させるトレーニングとなり、これにより、インナーマッスルが鍛えられる。上記の体軸と大腿部とのなす角度及び膝の角度は、上記のように、90°未満が好ましく、25°〜40°であれば最適である。
一方、図4に示すように、ユーザ61の上半身の体軸62と大腿部63とのなす角度θ1及び膝の角度θ2が、常に90°以上になるように(つまり例えばユーザの腰の位置よりも比較的低い位置で膝が動くように)、ステップ部21a、21bの可動位置を調整することなどで、体力的に膝を高い位置に上げることが難しい高齢者なども快適に運動を行うことができる。さらに、ステップ位置調節機構35a、35bを備える自転車1によれば、ユーザの身長や足の長さに応じて、ステップ部21a、21bの可動位置を調節できるので、あらゆる体格のユーザが十分な運動効果を得ることができる。
既述したように、本実施形態に係る自転車1では、ユーザが左右の足で各ステップ部21a、21bを交互に踏み込んで行く動作を継続させることで、この動作が、各ステップ部21a、21bの往復スライド運動から、さらに前輪2を回転させる回転運動へと順次変換され、これにより、当該自転車1を直進させることができる。さらに、本実施形態では、ステップ部21a、21bの直線的な踏み込みを駆動力源とするので、例えばペダルの回転を駆動力源とする構造の自転車と比べて、自転車1の直進に比較的多くの運動量が必要となり、これにより、高いトレーニング効果を期待できるとともに、また、自転車1を動作させる(トレーニングの)際に、膝や腰に過度の負担をかけることなく長時間にわたって適度な運動を継続させることができる。したがって、自転車1によれば、大腰筋のダイエットに有効な、いわゆる足上げ運動や階段運動などに相当する有酸素運動を好適に行えるとともに、太股の前側及び後側の筋肉を同時にトレーニングすることができる。
詳述すると、自転車1では、大腰筋を始めとする、いわゆるインナーマッスルとしての腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群、腸骨筋や、さらには大腿四頭筋、腹筋/背筋、大澱筋などを鍛えることができる。上記のインナーマッスルが鍛えられることで、腰回りの引き締め、体の中心部のゆがみ、たるみをなくすことができ、また、内臓の位置の保持や、股関節の安定によるO脚の防止効果を得ることができる。特に、大腰筋が鍛えられると、姿勢が良くなり、さらにはウエストが引き締まるといった効果が得られる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図6に基づき説明する。
ここで、図6は、この実施形態に係る自転車51の正面図である。なお、図6において、上記した第1の実施形態の自転車1に設けられていたものと同一の構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
すなわち、同図6に示すように、本実施形態の自転車51は、第1の実施形態の自転車1の前輪2を回転可能に支持しつつ自転車1本体を起立した姿勢で保持する基台52をさらに備えて構成されている。この基台52には、後輪3を左右から固定的に支持する後輪支持部53と、前輪2を回転可能に支持するために、前輪2の外周面と摺接する一対の外周面摺接ローラ54、55及び前輪2の左右の両側面と摺接する一対の側面摺接ローラ56、57とが設けられている。
したがって、この実施形態に係る自転車51によれば、いわゆるフィットネスクラブなどの室内において、自転車1本体を移動させることなく、トレーニングを行うことができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図7及び図8に基づき説明する。
ここで、図7は、本実施形態に係る自転車71の正面図、図8は、図7の自転車71が折り畳まれた状態を示す正面図である。なお、図7及び図8において、上記した第1の実施形態の自転車1に設けられていたものと同一の構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
すなわち、本実施形態の自転車71は、第1の実施形態に係る自転車1に設けられていたフレーム20のサドル支持フレーム9、略水平支持フレーム11、12及び後輪支持フレーム6、7に代えて、図7及び図8に示すように、サドル支持フレーム72、略水平支持フレーム73及び後輪支持フレーム74を持つフレーム75を備える。ここで、サドル支持フレーム72、略水平支持フレーム73及び後輪支持フレーム74の連結部分には、ジョイント部76が設けられている。このジョイント部76は、略水平支持フレーム73に対して、サドル支持フレーム72及び後輪支持フレーム74を回動自在に支持している(図8参照)。
さらに、ジョイント部76の近傍の各フレームの端部には、支持ピン77、78、79が設けられている。これらの支持ピン77、78、79には、フレーム姿勢保持シャフト81、82が取付可能となっている。このフレーム姿勢保持シャフト81、82が支持ピン77、78、79に取り付けられた状態では、略水平支持フレーム73に対しサドル支持フレーム72及び後輪支持フレーム74の所定の連結姿勢が保持される。すなわち、本実施形態の自転車71では、図7に示すように、支持ピン77、78、79にフレーム姿勢保持シャフト81、82を取り付けた場合には、自転車71による走行及びトレーニングが可能となり、一方、図8に示すように、支持ピン77、78、79からフレーム姿勢保持シャフト81、82を取り外して、サドル支持フレーム72及び後輪支持フレーム74を折り畳んだ状態では、自転車71を持ち運び容易な姿勢とすることができる。
したがって、フレーム75、支持ピン77、78、79、及びフレーム姿勢保持シャフト81、82で実現される折畳み機構83を備えた自転車71によれば、その自転車71自体の可搬性を高めることができるので、例えば遠隔地などのアウトドア環境に当該自転車71を持ち運んでこれを利用することができる。
また、図7及び図8に示した自転車71に代えて、図9及び図10に示すように、折畳み機構85を備える自転車91で本発明を実現することもできる。ここで、図9は、自転車91の正面図、図10は、図9の自転車91が折り畳まれた状態を示す正面図である。
図9及び図10に示すように、自転車91は、使用状態では、略X字状にフレームが配置され、一方、折り畳み状態(非使用状態)では、ハサミを最大に開いて略直線状としたかたちにフレームの配置が変更される。すなわち、第1の実施形態に係る自転車1に設けられていたフレーム20のサドル支持フレーム9、略水平支持フレーム11、12及び後輪支持フレーム6、7に代えて、図9及び図10に示すように、サドル支持兼用前輪支持フレーム96及びハンドル兼用後輪支持フレーム97を持つフレーム86を備える。ここで、サドル支持兼用前輪支持フレーム96とハンドル兼用後輪支持フレーム97との連結部分には、ジョイント部87が設けられている。このジョイント部87は、サドル支持兼用前輪支持フレーム96とハンドル兼用後輪支持フレーム97とを各々回動自在に支持している(図10参照)。
さらに、ジョイント部87の近傍には、支持ピン92、93、94、95が設けられている。また、これらの92、93、94、95には、略水平支持フレーム73に対してのサドル支持フレーム72及び後輪支持フレーム74の連結姿勢(略X字状態)を保持するためのフレーム姿勢保持シャフト98、99が取付可能に構成されている。
すなわち、本実施形態の自転車91では、図9に示すように、支持ピン77、78、79にフレーム姿勢保持シャフト98、99を取り付けた場合には、自転車91によるトレーニングが可能となり、一方、図10に示すように、支持ピン92、93、94、95からフレーム姿勢保持シャフト98、99を取り外して、サドル支持兼用前輪支持フレーム96とハンドル兼用後輪支持フレーム97とを折り畳んだ状態では、自転車91を持ち運び容易な姿勢とすることができる。なお、この自転車91は、第2の実施形態で説明した基台52を適用し、室内などで使用することが望ましい。
以上、本発明を各実施の形態により具体的に説明したが、本発明は、これらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、駆動輪が、前輪であったが、例えばスプロケットやチェーンなどの動力伝達機構を用い、駆動輪を後輪としてもよい。これにより、ステップ部21a、21b、一対の往復スライド機構22a、22b、及び動力変換機構23a、23bを配置する際の部品レイアウト上の自由度を高めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る自転車の正面図。 図1に示す自転車の背面図。 図1の自転車において、ユーザの体軸と大腿部のなす角度が90°未満となる身体の姿勢が周期的にとられるように、ステップ部の位置が調整された状態を示す図。 図1の自転車において、ユーザの上半身の体軸と大腿部とのなす角度が常に90°以上になるように、ステップ部の位置が調整された状態を示す図。 図3に示す状態から、ステップ部が踏み込まれた状態を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る自転車の正面図。 本発明の第3の実施形態に係る自転車の正面図。 図7の自転車が折り畳まれた状態を示す正面図。 図7の自転車と異なる構造の折り畳み機構を備えた自転車の正面図。 図9の自転車が折り畳まれた状態を示す正面図。
符号の説明
1,51,71…自転車、2…前輪、3…後輪、6,74…後輪支持フレーム、8…ハンドル、9,72…サドル支持フレーム、10…前輪支持フレーム、11,12,73…略水平支持フレーム、20,75,86…フレーム、10…前輪支持フレーム、21a,21b…ステップ部、22a,22b…往復スライド機構、23a,23b…動力変換機構、24a,24b…薄型シリンダ部、25a,25b…ピストン、26a,26b…ピストン軸、28a,28b…コネクティングロッド、29a,29b…クランクシャフト、35a,35b…ステップ位置調節機構、42…回転軸、45…軸受機構、52…基台、53…後輪支持部、54,55…外周面摺接ローラ、56,57…側面摺接ローラ、76,87…ジョイント部,77,78,79,92,93,94,95…支持ピン、81,82,98,99…フレーム姿勢保持シャフト、83,85…折畳み機構、96…サドル支持兼用前輪支持フレーム、97…ハンドル兼用後輪支持フレーム。

Claims (3)

  1. 左足及び右足によってそれぞれ交互に踏み込まれる一対のステップ部と、
    前記左足及び右足による交互の踏み込み動作に対応させて、前記一対のステップ部を上り/下りの相異なる所定の傾斜方向にそれぞれスライドさせつつ個々の前記ステップ部を直線的に往復動作させるピストンを内蔵したシリンダ部を備える往復スライド機構と、
    前記往復スライド機構の前記シリンダ部を介してストローク動作する前記各ステップ部の往復直線運動を、前輪を回転させる回転運動に変換する動力変換機構と、
    サドルと、を具備し、
    前記往復スライド機構は、前記シリンダ部の軸方向を対象として、前記サドルの位置に対して前記一対のステップ部をストロークさせる位置を調節するステップ位置調節機構を備える、
    とを特徴とする自転車。
  2. 前記前輪を回転可能に支持しつつ自転車本体を起立した姿勢で保持する基台をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の自転車。
  3. 自転車本体のフレームを折畳み可能とする折畳み機構をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の自転車。
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