JP2004016577A - 健康維持を目的とする室内運動器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】着座状態において使用可能となり、全身の伸身運動、筋力トレーニングおよびアームチェスト運動の機能を備えた健康維持を目的とした室内運動器具において、所定の抵抗力を有し可動自在となる背もたれ部と、該背もたれ部に高さ調節自在に取り付けられるヘッドレトと、器具本体に固定される座椅子部と、所定の抵抗力を有し可動自在となる引き手用バーと、所定の抵抗力を有し可動自在となる押し足用バーが、一体的に装着されるものであって、背もたれ部と引き手用バーと押し足用バーの各部がそれぞれ独立して可動することを特徴とするものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座した状態において各種のトレーニングをすることができる健康維持を目的とする運動器具に関するものであって、詳細には、背部から脚部にわたる全身の伸身運動を可能とすると共に、同時に胸部や腕部等の筋力トレーニングをなすことが可能となり、殊に老人の日常運動や病後のリハビリに適した健康維持を目的とした室内運動器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
老人の日常運動や病後のリハビリのための運動のためには、例えば自宅内においてテレビを見ながらあるいは新聞を読みながら手軽に行うことが好ましい。
【0003】
従来、室内において健康維持のため運動する器具は各種提供されているが、それらは胸部や背部などを個別にトレーニングするものが多く、また全身運動が可能な器具においては、いわゆるアスレチックジムなどに備えられる本格的な筋力トレーニングに資するものが多く、使用方法も複雑であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、全身の運動を容易に可能とする器具であり、老人や病後の者が、横臥した状態で、極めて容易に各種運動をなすことができる健康維持を目的とした室内運動器具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる目的に鑑みなされたものであり、着座状態において使用可能となり、全身の伸身運動、筋力トレーニングおよびアームチェスト運動の機能を備えた健康維持を目的とした室内運動器具において、所定の抵抗力を有し可動自在となる背もたれ部と、該背もたれ部に高さ調節自在に取り付けられるヘッドレトと、器具本体に固定される座椅子部と、所定の抵抗力を有し可動自在となる引き手用バーと、所定の抵抗力を有し可動自在となる押し足用バーが、一体的に装着されるものであって、背もたれ部と引き手用バーと押し足用バーの各部がそれぞれ独立して可動することを特徴とするものである(請求項1)。
【0006】
請求項1に記載された健康維持を目的とする室内運動器具において、押し足バーが左右足に対応するため二つのバーからなり、その各バーが独立して可動することを特徴とするものである(請求項2)。
【0007】
請求項1に記載された健康維持を目的とする室内運動器具において、引き手用バーが左右手に対応するため二つのバーからなり、その各バーが独立して可動することを特徴とするものである(請求項3)。
【0008】
請求項1乃至請求項3に記載された健康維持を目的とする室内運動器具において、押し足用バーが設置位置調節自在となることを特徴とするものである(請求項4)。
【0009】
請求項1乃至請求項4に記載された健康維持を目的とする室内運動器具において、引き手バーが脱着自在となることを特徴とするものである(請求項5)。
【0010】
請求項1乃至請求項5に記載された健康維持を目的とする室内運動器具において、器具本体略中央部より折りたたみ自在となることを特徴とするものである(請求項6)。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施例において、その使用状態を示す斜視図である。
【0013】
図2は本発明の一実施例を示す斜視図である。
【0014】
図3は本発明の一実施例において、その折りたたまれた状態を示す図である。
【0015】
器具本体は、その全体的構造において、例えば軽量なアルミパイプなどが用いられる。
【0016】
これにより、老人や病後で体力の衰えた人であっても、移動、組立が容易に行うことが可能となる。
【0017】
背もたれ部1は、通常の場合、使用者が座椅子部2に腰掛けた状態において、ほぼ120度程度に傾斜した位置に設定されている。
【0018】
これにより、使用者は、着座した状態で本発明を使用することとなる。
【0019】
該背もたれ部1は、使用者が、背を反らせながら身体を伸ばすことにより、後方に可動する構成が採用される。
【0020】
なお、該背もたれ部1は、所定の抵抗力を有しながら可動するものである。
【0021】
抵抗力を付与する手段は、例えば、背もたれ部1の一方側方部にばね材Xを設け、該ばね材Xの一端を該背もたれ部1に固着し、他端を器具本体に固着させることにより行うものである。
【0022】
これにより、使用者は、着座した状態から身体を後方にそらすように伸ばすことにより、上記ばね材Xによって一定の負荷力を与えられながら運動することとなり、背骨や背筋などの適当なトレーニングを行うことが可能となる。
【0023】
なお、背筋等の力を緩めていくと、背もたれ部1は元の状態に復元する。
【0024】
ヘッドレストHは、背もたれ部1に取り付けられており、背もたれ部1上部より突設される。
【0025】
これにより、使用者は、頭部をもたれかかることができ、リラックスしながらトレーニングすることが可能となる。
【0026】
なお、ヘッドレストHは、使用者の身長に合わせ、高さを調節することが可能となると共に、取り外し自在となる。
【0027】
座椅子部2は、器具本体、具体的には、器具本体底部を形成するパイプなどに固定される。
【0028】
引き手バー3は、座椅子部2の側方部に設けられており、腰掛けた状態で、左右の手に対応するため、二本のバーが設けられる。
【0029】
該引き手バー3は、使用者が握りながら胸部方向に引きつけるようにすると、所定の抵抗力を有しながら可動することとなる。
【0030】
これにより、大胸筋や腕の諸筋肉をトレーニングしながら、運動することが可能となる。
【0031】
抵抗力を付与する手段は、上記した背もたれ部と同様の構造を採用するものであり、ばね材を用い、該ばね材を引き手バーと器具本体に固着させるものとなる。
【0032】
なお、請求項3に記載のとおり、引き手バーは各バーが独立して可動することとなるので、例えば、使用者は片方の腕のみを使いトレーニングすることも可能となる。
【0033】
したがって、上記ばね材は、左右の引き手バー毎に設けられる。
【0034】
また、請求項5に記載したとおり、引き手バーは器具本体から脱着自在となるので(図2参照)、移動や保管などに資すると共に、使用者が座椅子に腰掛ける際、引き手バーが邪魔にならず極めて容易に腰掛けることが可能となるものである。
【0035】
押し足バー4は、座椅子部2と背もたれ部1との略直線上に設けられ、使用者が腰掛けた状態において、足裏部が接する箇所に配置されるものである。
【0036】
該押し足バー4は、使用者が足裏で前方へ押しつけるようにすると、所定の抵抗力を有しながら可動することとなる。
【0037】
抵抗力を付与する手段は、上記した背もたれ部、引き手バーと同様の構造を採用するものであり、ばね材を用い、該ばね材を押し足バーと器具本体に固着させるものとなる。
【0038】
これにより、背中を反らせるようにして全身を伸ばしながら、脚部を同時に伸ばすことが可能となり、かつ一定の負荷を課すことにより、膝などの脚部の筋肉やアキレス腱などのトレーニングをかねることが可能となる。
【0039】
なお、該押し足バー4は、請求項2に記載されるように、各バーが独立して可動することとなるので、例えば、使用者は片方の足のみを使いトレーニングすることも可能となる。
【0040】
したがって、上記ばね材は、左右の押し足バー毎に設けられる。
【0041】
また、該押し足バーは、請求項4に記載されるように、例えば、調節部Yを用いて、使用者の身長に合わせ設置位置を変動させることが可能となる。
【0042】
請求項6に記載されるように、本発明は、折りたたみ自在に構成されるので、未使用時や運搬時に省スペース化を図ることが可能となる(図3参照)。
【0043】
本発明における、座椅子部や背もたれ部は、クッション性のある部材を配設し、背もたれ部上方には例えば、回転可能な円筒状クッションCを設けることにより、背部を伸ばした際、痛みを覚えることなく快適に運動を続けることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、上記に詳述したように構成されるので、以下に示す効果を奏するものである。
【0045】
老人や病後の者が着座した状態で、極めて容易に、全身の伸身運動や筋力トレーニング、アームチェスト運動の各種運動をなすことができる健康維持を目的とする室内運動器具を提供することが可能ととなる。
【0046】
構造が簡易のため、取扱が容易で、軽量且つ折りたたみ可能なため、移動、保管に適した健康維持を目的とした室内運動器具を提供することが可能となる。
【0047】
リビングチェアとしても兼用可能であるため、運動をしない状態でも利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において、その使用状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例において、その折りたたまれた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 背もたれ部
2 座椅子部
3 引き手バー
4 押し足バー
X ばね材
Y 調節部
H ヘッドレスト
Claims (6)
- 着座状態において使用可能となり、全身の伸身運動、筋力トレーニングおよびアームチェスト運動の機能を備えた健康維持を目的とする室内運動器具において、所定の抵抗力を有し可動自在となる背もたれ部と、該背もたれ部に高さ調節自在に取り付けられるヘッドレストと、器具本体に固定される座椅子部と、所定の抵抗力を有し可動自在となる引き手用バーと、所定の抵抗力を有し可動自在となる押し足用バーが、一体的に装着されるものであって、背もたれ部と引き手用バーと押し足用バーの各部がそれぞれ独立して可動することを特徴とする健康維持を目的とした室内運動器具。
- 押し足バーが左右足に対応するため二つのバーからなり、その各バーが独立して可動することを特徴とする請求項1に記載される健康維持を目的とする室内運動器具。
- 引き手用バーが左右手に対応するため二つのバーからなり、その各バーが独立して可動することを特徴とする請求項1に記載される健康維持を目的とする室内運動器具。
- 押し足用バーが設置位置調節自在となることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載される健康維持を目的とする室内運動器具。
- 引き手バーが脱着自在となることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載される健康維持を目的とする室内運動器具。
- 器具本体略中央部より折りたたみ自在となることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載される健康維持を目的とする室内運動器具。
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JP2002177478A JP2004016577A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 健康維持を目的とする室内運動器具 |
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JP2006325636A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Senoh Corp | トレーニングマシーン |
WO2009007073A1 (de) * | 2007-07-06 | 2009-01-15 | Andreas Siggelkow | Sport- und fitnessgerät und verwendung desselben |
CN105013134A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-11-04 | 北京国康驿站科技有限公司 | 防跌倒训练平台 |
CN112426671A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-03-02 | 宜春学院 | 一种多功能健美操形体训练教学装置 |
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2002
- 2002-06-18 JP JP2002177478A patent/JP2004016577A/ja active Pending
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CN105013134B (zh) * | 2015-06-24 | 2017-10-03 | 北京国康驿站科技有限公司 | 防跌倒训练平台 |
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