JP4794414B2 - 血小板測定用試薬、血小板測定用試薬キット並びに血小板測定方法 - Google Patents

血小板測定用試薬、血小板測定用試薬キット並びに血小板測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、血小板測定用試薬、試薬キット並びに測定方法に関する。
ヒトの血液は、赤血球、白血球及び血小板の各種血球成分を含む。このうち血小板は、直径2〜3μmの無核の細胞であり、正常なヒトの血液中には15万〜35万個/μlが存在する。
しかし、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)などの血小板減少症や急性白血病などの疾患に罹患すると、血液中の血小板数が減少することが知られている。一般に、血液中の血小板数が10000個/μlより低くなると、輸血の必要性があると判断される。したがって、血小板数を迅速にかつ正確に測定することは、臨床現場において重要である。
従来知られた血小板測定の方法の一つは、電気抵抗を利用した方法である。これは、血小板を含む試料が2つの電極間を通過する際の電気インピーダンスのパルスを測定し、これをヒストグラム化して解析する方法である。しかし、電気抵抗を利用する方法では、検体によっては充分な測定精度が得られないという問題があった。
そこで、血小板の表面抗原に特異的な標識抗体を用いて、血小板の数を測定する方法が知られている(American Journal of Clinical Pathologists (2001):115, p.460-464;非特許文献1)。この方法は、精度が高い方法として知られているが、抗原抗体反応を用いる測定は、一般に、結果が得られるまでに長時間を要することが知られており、輸血の要否を判断するなどの緊急を要する臨床現場における血小板測定方法として用いるには、あまり適切でない。
血液中の細胞、すなわち白血球、網状赤血球、赤血球などの血球をフローサイトメトリの原理を用いて迅速に測定する方法が、従来知られている。このような測定方法として、例えば、特開平10−282094号(特許文献1)には、全血試料中の網状赤血球、赤血球及び血小板の計数及び同定の方法、並びにその方法に用いる試薬組成物が開示されている。この特許文献1の方法では、カチオン性色素、特にオキサジン750を含む試薬混合物で網状赤血球を染色し、フローサイトメトリを用いて散乱光及び吸収光を測定し、これらの散乱光及び蛍光をパラメータとして網状赤血球を計数し、赤血球及び血小板と区別している。
また、特許第2613250号(特許文献2)には、赤色光を吸収する蛍光染料を含む試薬を未溶解の全血と接触させることを含む、未溶解の全血中の白血球を赤血球及び血小板から識別する方法が開示されている。赤色光を吸収する蛍光染料としてオキサジン染料を用い、これが白血球を染色するので、フローサイトメトリを用いた測定により、赤血球及び血小板から白血球を区別できることが記載されている。
さらに、特許第3485436号(特許文献3)には、少なくとも1つの網状赤血球を特異的に染色する色素と、白血球を特異的に染色する色素とからなる網状赤血球測定用試薬が開示されている。この特許文献にも、オキサジン系色素が白血球を特異的に染色できることが記載されている。
血小板の測定においては、血液中に出現する破砕赤血球や脂質などが、そのサイズが血小板と類似しているために、測定上の夾雑物として影響を与えることが知られている。特に、輸血の必要性があるような血小板数が低い検体での測定は、これらの夾雑物の影響がより大きくなる。しかしながら、上述した特許文献1〜3には、このような夾雑物の影響を抑えて、血小板をより高い精度で測定することについては記載されていない。
特開平10−282094号公報 特許第2613250号公報 特許第3485436号公報 American Journal of Clinical Pathologists (2001):115, p.460-464
上記の現状に鑑み、本発明は、フローサイトメトリを用いる測定方法において、血小板を、他の血球成分や脂質粒子などの血液中の夾雑物からより明確に区別して測定することができる血小板測定用試薬を提供することを目的とする。
フローサイトメータを用いて血液中の血小板を測定する測定用試薬であって、
血小板を染色するための色素としてカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種の色素を含有する血小板測定用試薬である。


また、本発明は、測定時のpHを一定に保つための緩衝剤を含有する第1試薬と、血小板を染色するための色素を含有する第2試薬とを含み、該色素がカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種の色素である血小板測定用試薬キットでもある。
本発明は、カプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種である血小板を染色するための色素と検体とを混合して測定用試料を調製し、
得られた測定用試料中の細胞に光を照射して、該細胞から発せられる散乱光及び蛍光を測定し、
検出された散乱光及び蛍光に基づいて血小板を検出する
ことを含む血小板測定方法でもある。
今回、血小板染色用として見出された特定のオキサジン色素が、血小板と脂質粒子などの夾雑物とが区別可能な程度に血小板を特異的に染色できることは、今まで知られていなかった。このオキサジン色素は、血小板を蛍光染色することにより、フローサイトメトリで測定する際に血小板の蛍光強度を強くすることができる。これにより、血小板と脂質粒子などの夾雑物とを区別することができる。
なお、本明細書において、血液中の「夾雑物」とは、血小板の測定に影響を与え得る血液中の成分のことであり、脂質粒子、破砕赤血球などを含む。
本発明の血小板測定用試薬を用いることにより、血小板の検出を妨げ得る夾雑物を含む検体であっても、このような夾雑物や血液中の他の血球成分の影響を抑えて、血小板をより高い精度でかつ迅速に測定することができる。
本発明者らは、フローサイトメトリを用いる測定方法において、血小板を、他の血球成分や脂質粒子などの血液中の夾雑物からより明確に区別して測定することができる血小板測定用試薬を得るために100種類以上の色素を用いて研究を重ねた結果、ある特定のオキサジン色素が血小板を特異的に染色できることを見出して、本発明を完成した。本発明の血小板測定用試薬は、血小板を染色するための色素を含む。該色素は、血小板を特異的に染色することができる色素であり、カプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種の色素である。該色素は、血小板を脂質粒子から識別可能に染色することができるものが好ましい。カプリブルーとしては、例えば次の式:
Figure 0004794414
で表されるカプリブルーGONが挙げられる。ナイルブルーとしては、例えば次の式:
Figure 0004794414
(式中、X-はCl-又は1/2SO4 2-
で表されるナイルブルーが挙げられる。ブリリアントクレシルブルーとしては、例えば次の式:
Figure 0004794414
で表されるブリリアントクレシルブルーALDが挙げられる。これらの色素は、市販されており、例えば、カプリブルーGONはクロマ社から、ナイルブルーは東京化成、シグマ−アルドリッチ社から、ブリリアントクレシルブルーALDはシグマ−アルドリッチ社からそれぞれ入手することができる。
また、上記の血小板を染色するための色素は、さらに血小板を破砕赤血球から識別可能に染色できることがわかった。
上記の血小板を染色するための色素は、色素の種類によっても異なるが、検体と混合したときに0.01〜5ppmとなる濃度で試薬に含まれることが好ましく、より好ましくは0.05〜2.0ppm程度である。特に、血小板を染色するための色素としてカプリブルーGONを用いて血小板を脂質粒子から識別する場合は0.1〜5.0ppmが好ましく、0.2〜2.0ppmがより好ましい。さらに、カプリブルーGONを用いて血小板を破砕赤血球から識別する場合は0.1〜2.0ppmが好ましく、0.2〜1.0ppmがより好ましい。ナイルブルーを用いる場合は0.05〜5.0ppmが好ましく、0.1〜2.0ppmがより好ましい。さらに、ナイルブルーを用いて血小板を破砕赤血球から識別する場合は0.05〜2.0ppmが好ましく、0.1〜1.0ppmがより好ましい。ブリリアントクレシルブルーALDを用いて血小板を脂質粒子から識別する場合は0.1〜5.0ppmが好ましく、0.5〜2.0ppmがより好ましい。さらに、ブリリアントクレシルブルーALDを用いて血小板を破砕赤血球から識別する場合は0.2〜5.0ppmが好ましく、0.5〜2.0ppmがより好ましい。
このような濃度範囲であれば、血小板と、他の血球成分及び夾雑物との区別がより良好になるので好ましい。
血小板測定用試薬は、pHを一定に保つための緩衝剤を含有することができる。緩衝剤は、数mM〜100mM程度の濃度で含有され得る。緩衝剤としては、通常用いられるものであれば特に限定されないが、例えばカルボン酸塩類、リン酸塩、グッドバッファー、タウリン、トリエタノールアミンなどを所望のpHに応じて用いることができる。
血小板測定用試薬は、pHが6.0〜11.0の範囲が好ましく、より好ましくは7.0〜10.0、さらに好ましくは8.0〜9.5の範囲である。pHが上記の範囲より低すぎる場合、赤血球が脆弱化して溶血しやすくなり、夾雑物である破砕赤血球の量が増加する可能性がある。また、pHが上記の範囲より高すぎる場合、赤血球膜上の酸性官能基が解離してカチオン性である該色素と結合しやすくなり、破砕赤血球の非特異的染色が増加する場合がある。
血小板測定用試薬は、浸透圧が150〜600mOsm/kgが好ましく、より好ましくは200〜300mOsm/kgである。このような範囲の浸透圧であれば、生理的浸透圧により近いので、赤血球の低張溶血などを防ぐことができる。
上記の浸透圧を保つために、本発明の血小板測定用試薬は、浸透圧補償剤を含有することができる。浸透圧補償剤としては、通常用いられるものを用いることができ、例えばプロピオン酸などのアルカリ金属塩、グルコース、マンノースなどの糖類を挙げることができる。また、NaClのようなアルカリ金属ハロゲン化物やアルカリ土類金属ハロゲン化物も用いることができる。上記の浸透圧補償剤は、1種又は2種以上を用いることができる。なお、上記の緩衝剤を用いて、試薬の浸透圧を上記の範囲に調整できる場合には、浸透圧補償剤は用いなくてもよい。
血小板測定用試薬は、色素の細胞への透過性を促進するための染色促進剤を含むことができる。染色促進剤としては、界面活性剤などが挙げられ、特にカチオン界面活性剤が好ましい。好ましいカチオン界面活性剤は、次の式(I):
Figure 0004794414
(式中、R11は炭素数8〜12のアルキル基であり;R12、R13及びR14は同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキル基であり;Y-はアニオンである)
で表されるものである。
上記の式(I)において、炭素数8〜12のアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれであってもよく、例えばオクチル基、デシル基、ラウリル基、セチル基、ミリスチル基などが挙げられる。
炭素数1〜6のアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれであってもよく、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル及びヘキシル基が挙げられる。なかでも、メチル又はエチル基が好ましい。
-のアニオンとしては、臭素イオン又は塩素イオンが好ましい。
上記の式(I)の好ましいカチオン界面活性剤は、デシルトリメチルアンモニウムブロミド(DTAB)、オクチルトリメチルアンモニウムブロミド(OTAB)、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド(LTAC)、セチルトリメチルアンモニウムクロリド(CTAC)、ミリスチルトリメチルアンモニウムブロミド(MTAB)などが挙げられる。これらのカチオン界面活性剤は、1種又は2種以上を用いてもよい。
上記のカチオン界面活性剤は、血小板測定用試薬を検体と混合したときに、血小板の染色を促進することができ、赤血球の溶血を引き起こさない程度の濃度で試薬中に含有されるのが好ましい。そのような濃度は、カチオン界面活性剤の種類により異なるが、通常、50〜20000ppm程度である。例えば、DTABを用いる場合、試薬中の濃度は、500〜3000ppm程度が好ましい。また、例えばLTACを用いる場合、試薬中の濃度は100〜500ppm程度が好ましい。
血小板測定用試薬は、上記の成分以外に、例えば、2−ピリジルチオ−1−オキシドナトリウム、β−フェネチルアルコールなどの防腐剤を含んでいてもよい。
血小板測定用試薬は、上記の色素、並びに任意成分である緩衝剤、浸透圧補償剤、染色促進剤、防腐剤などを適切な溶媒に上記の適切な濃度で溶解することにより製造することができる。溶媒としては、これらの成分を安定に溶解することができるものであれば特に限定されず、水、水溶性有機溶媒などが挙げられる。水溶性有機溶媒としては、エタノール、ジメチルスルホキシド、エチレングリコール又はこれらの混液を用いることができる。
上記の各成分を溶媒に溶解する順序としては特に限定されず、任意の順序で溶解させることができる。また、上記の各成分をそれぞれ別々に適切な溶媒にあらかじめ溶解させておき、用時に各溶液を混合して試薬を使用することもできる。このような形態も、本発明の範囲内である。例えば、上記の色素が水溶液中で不安定な場合には、色素を水溶性有機溶媒に溶解しておき、使用時に他の成分を含有する水溶液と混合して使用することができる。
このようにして製造した血小板測定用試薬は、検体と混合して反応させて測定用試料を調製することにより、検体に含まれる可能性がある血小板を染色することができる。本明細書において、検体とは、生体、特にヒトを含む哺乳動物から採取した血液(全血、多血小板血漿(PRP)など)、骨髄液、また、これらを緩衝液などの適当な溶液で希釈することにより得られる試料などを意味する。
血小板測定用試薬と検体との混合比(容量比)は、試薬:検体=100:1〜1000:1が好ましい。また、該試薬と検体との反応温度は、25〜50℃程度が好ましく、より好ましくは35〜45℃程度であり、反応時間は、色素の種類により異なるが、10秒〜5分程度が好ましく、より好ましくは20秒〜2分程度、さらに好ましくは20秒〜60秒程度である。
次いで、上記のようにして調製した測定用試料に光を照射して、測定用試料中の細胞から発せられる散乱光及び蛍光を測定する。光を照射するための装置としては、フローサイトメータが好ましい。フローサイトメータを用いる場合、該測定用試料は、フローサイトメータのフローセルに導入され、フローセル内を流れる測定用試料中の細胞に光が照射されることとなる。
用いるフローサイトメータの光源は特に限定されず、上記の色素の励起に好適な波長(例えば600〜680nm付近)の光源を用いることができる。光源としては、例えば、赤半導体レーザ、He−Neレーザなどが挙げられる。特に半導体レーザは気体レーザに比べて非常に安価であり、好適である。
上記のようなフローサイトメータにおいて光を照射することにより細胞から発せられる散乱光は、前方散乱光(受光角度0〜20°付近)又は側方散乱光(受光角度90°付近)のいずれでもよい。また、前方散乱光としては、前方低角散乱光(受光角度1〜5°付近)又は前方高角散乱光(受光角度6〜20°付近)のいずれでもよい。散乱光は、細胞の大きさに関する情報を反映するパラメータであることが知られている。
上記のようなフローサイトメータにおいて光を照射することにより細胞から発せられる蛍光については、使用する色素に応じて適当な受光波長を選択することができる。
上記のようにして得られた散乱光及び蛍光に基づいて、スキャッタグラムを作成することにより、血小板と、その他の血球成分及び脂肪粒子などの夾雑物とを区別して、血小板を検出することができる。このようにして検出された血小板を計数することもできる。血小板の検出及び/又は計数には、適切な解析用ソフトウェアを用いることが好ましい。
本発明の別の観点において、測定時のpHを一定に保つための緩衝剤を含有する第1試薬と、血小板を染色するための色素を含有する第2試薬とを含み、該色素がカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種の色素である血小板測定用試薬キットが提供される。
該第1試薬における緩衝剤は、上記と同様のものを用いることができる。
これらの第1試薬及び第2試薬は、上記の緩衝剤及び血小板を染色するための色素をそれぞれ適切な溶媒に溶解したものであってよい。
上記の血小板測定用試薬キットは、本発明の測定用試薬に任意に含有され得る成分である浸透圧補償剤、染色促進剤、防腐剤などをさらに含有していてもよい。これらの成分は、上記の第1試薬又は第2試薬に含有されていてもよいし、これら以外の試薬成分としてキットに含有されていてもよい。
血小板測定用試薬キットの各試薬と、検体とを混合することにより、測定用試料を調製することができる。本発明の測定用試薬キットの各試薬と検体とを混合する順序としては、特に限定されない。これらの混合比(容量比)は、試薬キットの各試薬の合計:検体=100:1〜1000:1が好ましい。
測定用試料を調製し、散乱光及び蛍光を測定し、これらに基づいて血小板を検出する方法については、上記と同様のことが当てはまる。
本発明は、さらに、カプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種である血小板を染色するための色素と検体とを混合して測定用試料を調製し、
得られた測定用試料中の細胞に光を照射して、該細胞から発せられる散乱光及び蛍光を測定し、
検出された散乱光及び蛍光に基づいて血小板を検出する
ことを含む血小板測定方法でもある。
本発明を、以下の実施例に従ってより詳細に説明するが、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1〜3及び比較例1〜12
次の組成の血小板測定用試薬を製造した。
(1)色素液
血小板を染色するための色素 以下に記載の濃度
エチレングリコール 1L
(2)希釈液
トリシン(緩衝剤) 1.8g
ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド(LTAC) 0.15g
精製水 1L
(pH9.0、浸透圧200mOsm/Kg・H2Oに調整)
血小板を染色するための色素として、次に示す色素を次に示す濃度で用いた。括弧内には、試薬と検体とが混合された時の最終濃度を示した。これらの色素の化学式は、図1に示すとおりである。
実施例
1 カプリブルーGON(クロマ社製) 20.5ppm(0.4ppm)
2 ナイルブルークロリド(東京化成社製) 20.5ppm(0.4ppm)
3 ブリリアントクレシルブルーALD(シグマ社製) 51.25ppm(1ppm)
比較例
1 アズールA(シグマ社製) 102.5ppm(2ppm)
2 アズールD(シグマ社製) 102.5ppm(2ppm)
3 アズールC(シグマ社製) 102.5ppm(2ppm)
4 メチレンブルーNNX(シグマ社製) 102.5ppm(2ppm)
5 クレシルバイオレットアセテート(シグマ社製) 1025ppm(20ppm)
6 ベーシックグリーン5(東京化成社製) 1025ppm(20ppm)
7 メチレンブルー(シグマ社製) 102.5ppm(2ppm)
8 ニューメチレンブルー(Croma社製) 1025ppm(20ppm)
9 トルイジンブルー(東京化成社製) 102.5ppm(2ppm)
10 オキサジン750(ナカライ社製) 102.5ppm(2ppm)
11 オキサジン1(Exciton社製) 1025ppm(20ppm)
12 オキサジン4(Exciton社製) 1025ppm(20ppm)
得られた希釈液1mLをチューブに分注して40℃の水槽で加温した。
これに、得られた色素液20μL及び検体として健康なヒトの全血5μLを添加して40℃で25秒間反応させ、633nmの励起光源を有するフローサイトメータの検出部に導き、測定用試料中の細胞に励起光を照射し、該細胞から発せられる散乱光信号及び蛍光信号を検出し、得られた信号を解析して測定用試料中の血小板を測定した。
これらの測定により得られたスキャッタグラムを、図1−1、1−2及び1−3に示す。スキャッタグラム1は縦軸に前方散乱光強度、横軸に蛍光強度をとったものであり、スキャッタグラム2はスキャッタグラム1の縦軸をlogに変換したものである。スキャッタグラム2において、血小板が出現する領域を実線で示した。
図1の結果から、血小板を染色するための色素としてカプリブルー、ナイルブルー又はブリリアントクレシルブルーを用いる場合、他の色素を用いた場合と比べて、血小板の蛍光強度が強く、他の血球成分とより良好に区別できることがわかる。また、血液中に脂質粒子などの夾雑物が混入している場合、スキャッタグラム上では蛍光強度の低い位置に夾雑物の集団が出現することから、血小板を染色するための色素としてカプリブルー、ナイルブルー又はブリリアントクレシルブルーを用いることにより、血小板と夾雑物とを区別できることがわかる。
実施例4:カプリブルーの適切な濃度の検討
ここでは、実施例1の血小板測定用試薬において、カプリブルーGONを、試薬と検体とを混合した時の最終濃度が0.1〜5.0ppmとなるように色素液に含有させた。それ以外は実施例1と同様にして、血小板の測定を行った。検体として、健康なヒトの全血、破砕赤血球含有血液、及び脂質含有血液をそれぞれ用いた。
得られたスキャッタグラムを図2に示す。スキャッタグラム1は縦軸に前方散乱光強度、横軸に蛍光強度をとったものであり、スキャッタグラム2はスキャッタグラム1の縦軸をlogに変換したものであり、スキャッタグラム3はスキャッタグラム2の血小板出現領域の周辺を拡大したものである。スキャッタグラム3において、血小板が出現する領域を実線で示した。この結果から、カプリブルーGONが0.1〜5.0ppmである場合に、夾雑物として脂質が存在しても、血小板をより明確に区別できることがわかる。さらに、カプリブルーGONが0.1〜2.0ppmである場合に、夾雑物として破砕赤血球が存在しても、血小板をより明確に区別できることがわかる。
実施例5:ナイルブルーの適切な濃度の検討
ここでは、実施例2の血小板測定用試薬において、ナイルブルークロリドを、試薬と検体とを混合した時の最終濃度が0.05〜5ppmとなるように色素液に含有させた。それ以外は実施例2と同様にして、血小板の測定を行った。検体として、健康なヒトの全血、破砕赤血球を増加させた破砕赤血球含有血液、及び脂質含有血液をそれぞれ用いた。
得られたスキャッタグラムを図3−1及び3−2に示す。スキャッタグラム1は縦軸に前方散乱光強度、横軸に蛍光強度をとったものであり、スキャッタグラム2はスキャッタグラム1の縦軸をlogに変換したものであり、スキャッタグラム3はスキャッタグラム2の血小板が出願する領域周辺を拡大したものである。スキャッタグラム3において、血小板が出現する領域を実線で示した。この結果から、ナイルブルークロリドが0.05〜5.0ppmである場合に、夾雑物として脂質が存在しても、血小板をより明確に区別できることがわかる。また、ナイルブルークロリドが0.05〜2.0ppmである場合に、夾雑物として破砕赤血球が存在しても、血小板をより明確に区別できることがわかる。
実施例6:ブリリアントクレシルブルーの適切な濃度の検討
ここでは、実施例3の血小板測定用試薬において、ブリリアントクレシルブルーALDを、試薬と検体とを混合した時の最終濃度が0.1〜10ppmとなるように色素液に含有させた。それ以外は実施例3と同様にして、血小板の測定を行った。検体として、健康なヒトの全血、破砕赤血球含有血液、及び脂質含有血液をそれぞれ用いた。
得られたスキャッタグラムを図4−1及び4−2に示す。スキャッタグラム1は縦軸に前方散乱光強度、横軸に蛍光強度をとったものであり、スキャッタグラム2はスキャッタグラム1の縦軸をlogに変換したものであり、スキャッタグラム3はスキャッタグラム2の血小板出現領域の周辺を拡大したものである。スキャッタグラム3において、血小板が出現する領域を実線で示した。この結果から、ブリリアントクレシルブルーALDが0.1〜10.0ppmである場合に、夾雑物として脂質が存在しても、血小板をより明確に区別できることがわかる。また、ブリリアントクレシルブルーALDが0.2〜2.0ppmである場合に、夾雑物として破砕赤血球が存在しても、血小板をより明確に区別できることがわかる。
実施例7:本願の測定方法と従来の方法(免疫染色方法)との比較
本願の測定方法と、免疫染色を用いる従来技術の方法との相関関係を調べるために、本実施例を行った。
<免疫染色による血小板の測定>
従来技術の方法として、American journal of Clinical Pathologists (2001):115, p.460-464に記載される国際血液学標準化委員会(ICSH)により推奨される標準的な方法に従って血小板の数の測定を行った。この方法は、血小板の表面抗原に特異的な抗体を用いる免疫染色に基づく。すなわち、フルオレセインイソチオシアネート(FITC)標識抗ヒトCD41a抗体(ベクトンデッキンソン社製)5μL、FITC標識抗ヒトCD61抗体(ベクトンデッキンソン社製)5μL及びリン酸緩衝生理食塩水(PBS、pH7.2〜7.4、和光社製)100μLをチューブに分注した。ここに、検体(血液)5μLを加え、静かに攪拌した。暗所で、室温にて15分間インキュベートした。ここにPBSを4.85mL加え、FACS Canto(ベクトンデッキンソン社製)で測定し、血小板の測定結果(a)及び赤血球の測定結果(b)を得た。さらに、ここで用いた全血を、自動血球計数装置XE−2100(シスメックス社製)を用いて測定して赤血球数(c)を求め、最終的に、次の計算式を利用して、従来の方法を使用した場合の血小板数を算出した。
血小板数=赤血球数(c)×(血小板の測定結果(a)/赤血球の測定結果(b))
<本発明の測定方法>
ここでは、実施例1の血小板測定用試薬において、カプリブルーGONを、試薬と検体とを混合した時の最終濃度が1.2ppmとなるように色素液に含有させた。また、実施例2の血小板測定用試薬において、ナイルブルークロリドを、試薬と検体とを混合した時の最終濃度が0.5ppmとなるように色素液に含有させた。これら以外は、それぞれ実施例1及び2と同様にして、免疫染色に用いたのと同じ血液を検体として用いて血小板を検出し、血小板数を算出した。
免疫染色法を用いて得られた血小板数に対して本発明の測定方法を用いて得られた血小板数をプロットしたグラフを図5に示す。図5(A)は、本発明の方法としてカプリブルーGONを用いた場合の結果であり、図5(B)は、本発明の方法としてナイルブルークロリドを用いた場合の結果を示す。
これらの結果から、本発明の方法は、従来の免疫染色を用いる方法と比較しても結果のばらつきが少なく、良好な相関関係を示すことがわかる。
種々のオキサジン色素を含む試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 種々のオキサジン色素を含む試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 種々のオキサジン色素を含む試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 カプリブルーの濃度を種々に変更した本発明の血小板測定用試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 ナイルブルーの濃度を種々に変更した本発明の血小板測定用試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 ナイルブルーの濃度を種々に変更した本発明の血小板測定用試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 ブリリアントクレシルブルーの濃度を種々に変更した本発明の血小板測定用試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 ブリリアントクレシルブルーの濃度を種々に変更した本発明の血小板測定用試薬を用いてヒトの血液を染色したときのスキャッタグラムを示す。 本発明の方法により測定された血小板数と、従来の方法により測定された血小板数との相関関係を示すグラフである。

Claims (11)

  1. フローサイトメータを用いて血液中の血小板を測定する測定用試薬であって、
    血小板を染色するための色素としてカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種の色素を含有する血小板測定用試薬。
  2. pHが6.0〜11.0である請求項1に記載の血小板測定用試薬。
  3. 浸透圧が150〜600mOsm/kgである請求項1又は2に記載の血小板測定用試薬。
  4. 色素の透過性を促進するための染色促進剤をさらに含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の血小板測定用試薬。
  5. 前記染色促進剤がカチオン界面活性剤である請求項4に記載の血小板測定用試薬。
  6. 前記色素が、血小板を脂質粒子から識別可能に染色する請求項1〜5のいずれか1項に記載の血小板測定用試薬。
  7. 前記色素が、血小板を破砕赤血球から識別可能に染色する請求項1〜5のいずれか1項に記載の血小板測定用試薬。
  8. 測定時のpHを一定に保つための緩衝剤を含有する第1試薬と、血小板を染色するための色素を含有する第2試薬とを含み、該色素がカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種の色素である血小板測定用試薬キット。
  9. カプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも1種である血小板を染色するための色素と検体とを混合して測定用試料を調製し、
    得られた測定用試料中の細胞に光を照射して、該細胞から発せられる散乱光及び蛍光を測定し、
    検出された散乱光及び蛍光に基づいて血小板を検出することを含む血小板測定方法。
  10. 前記測定用試料が、フローサイトメータのフローセルに導入され、フローセル内を流れる測定用試料中の細胞に光が照射される請求項9に記載の血小板測定方法。
  11. 検出された血小板をさらに計数する請求項9又は10に記載の方法。
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