JP4793114B2 - 画像処理内容決定装置、画像処理内容決定プログラムおよび画像処理内容決定方法 - Google Patents

画像処理内容決定装置、画像処理内容決定プログラムおよび画像処理内容決定方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理内容決定装置、画像処理内容決定プログラムおよび画像処理内容決定方法に関する。より詳細には、離散化された画像情報を処理する場合に、処理の方法および処理量を含む処理内容を決定する装置、プログラムおよび方法に関する。
ラスタイメージは、それ自体は配列に関する情報を含まない画素の集合なので、これを編集するためにはベクトルデータよりも計算処理が多い。特に昨今は、ラスタイメージの色深度、階調の範囲等が大きくなっており、編集結果を画像データに反映させるためのデータの処理量が増大している。従って、画面上でユーザの操作に応じてリアルタイムで画像を変化させると、画面の反応がかえって遅くなり、操作性が低下することがある。このため、多くの画像編集手段では、処理方法と処理量とを予め数値等により指定して、画像全体に対する処理を一括して実行する。
一方、例えばデジタルカメラ等で撮影された画像は、撮影時に光学系で不可避に発生する各種の歪みを伴っている。このため、画像処理ソフトウェア、画像処理装置等の使用に熟練していない一般的なユーザでも、画像の歪みを補正する画像編集を行うことが多い。しかしながら、練度の低いユーザが、数値等による間接的な指定を伴う編集操作で所望の編集結果を得ることは極めて難しい。
そこで、下記特許文献1には、画像情報の中にグリッド情報を埋め込んで、編集履歴のリファレンスとすることが提案されている。これにより、編集履歴を遡ること、および、編集前の状態に戻すことを容易にする技術を開示している。また、編集に失敗した場合でも原型を担保して試行錯誤を許すので、練度の低いユーザが画像編集をしやすくなるという効果がある。
特開2004−310585号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、直交するグリッドを基準として、画像が変形されるのと同じ変形によりグリッドも変形される。すなわち、直交するグリッドと編集前の画像とが対応し、変形後のグリッドと編集後の画像とが対応する。よって、編集前の画像に光学系の歪がありこの歪を補正する場合に、上記特許文献1においては、歪みを取り除くための適切な変形方法と編集後の画像の変形量とを予測して、画像処理装置に指示を入力する。したがって、例えば当該画像から歪を取り除いて補正するには、変形量について試行錯誤または熟練がいるという問題があった。
そこで、本発明の第1の形態として、基準図形を生成する基準図形生成部と、外部から受信した変形指示に従って基準図形を変形した変形図形を入力画像に重畳して表示させる変形図形表示部と、外部から受信した決定指示に応じて、そのときに表示されている変形図形を基準図形へと変換するための変換処理の内容を算出する処理内容算出部とを備える画像処理内容決定装置が提供される。これにより、多様な処理方法を適切に選択して、適切な処理量で実行できる。従って、例えば画像の歪みを容易且つ確実に補正できる画像補正装置を形成できる。
また、ひとつの実施形態によると、上記画像処理内容決定装置において、変形図形表示部は、表示された変形図形および基準図形の少なくとも一方に対してポインティング装置を介して入力される変形指示を受け付けてもよい。これにより、処理内容を容易に決定できると共に、ユーザの指示を加味して処理内容を調整できる。
また他の実施形態によると、上記画像処理内容決定装置において、基準図形および入力画像の相対関係に関する相関指示を外部から受け付ける相関指示受付部をさらに備え、基準図形生成部は、相関指示受付部の受け付けた相関指示に基づいて基準図形を生成してもよい。これにより、直感的な操作で処理内容を決定できる。
また他の実施形態によると、処理内容算出部は、変換処理における処理量を算出し、算出された処理量に基づいた処理内容を決定してもよい。これにより、操作に関する知識の習得なしに、適切な処理量を容易且つ確実に決定できる。
また他の実施形態によると、変形図形表示部が、変形指示に従って、入力画像に歪曲収差、キーストン歪または傾きが生じた場合と等価に基準図形を変形させた変形図形を表示してもよい。これにより、歪曲収差、キーストン歪み、傾き等の多様な歪みを容易且つ確実に補正できる画像補正装置を形成できる。
また他の実施形態によると、基準図形が、鉛直線および水平線を含んでいてもよい。これにより、処理対象の画像の要素に対して変形図形を合わせやすくなり、操作が一段と容易になる。
また他の実施形態によると、変形図形表示部が、入力画像に含まれる線のうち水平または鉛直であるべき線の1本に沿うように基準図形を変形させた変形図形を表示してもよい。これにより、処理内容の決定に係る手順を減らすことができる。また、次に実行すべき操作を示唆して、ユーザの操作を補助できる。
また他の実施形態によると、処理内容算出部により算出された処理内容に従って入力画像を変換して処理画像を生成する処理画像生成部をさらに備えてもよい。これにより、ユーザは望ましい処理が行われた画像を得ることができる。
更に、本発明の第2の形態として、基準図形を生成する基準図形生成手順と、外部から受信した変形指示に従って基準図形を変形した変形図形を入力画像に重畳して表示させる変形図形表示手順と、外部から受信した決定指示に応じて、そのときに表示されている変形図形を基準図形へと変換するための変換処理の内容を算出する処理内容算出手順とを情報処理装置に実行させる画像処理内容決定プログラムが提供される。これにより、専用機はもちろん、汎用情報処理装置等を用いても、上記の効果を享受できる。
また更に、本発明の第3の形態として、基準図形を生成する基準図形生成ステップと、外部から受信した変形指示に従って基準図形を変形した変形図形を入力画像に重畳して表示させる変形図形表示ステップと、外部から受信した決定指示に応じて、そのときに表示されている変形図形を基準図形へと変換するための変換処理の内容を算出する処理内容算出ステップとを含む画像処理内容決定方法が提供される。これにより、ハードウェア資源の如何にかかわらず、上記の効果を享受できる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。ただし、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、画像処理内容決定装置の一実施形態としての画像補正装置100の構造を模式的に示す図である。同図に示すように、この画像補正装置100は、デジタルカメラ112、スキャナ114等によりラスタライズされた画像を入力画像情報122として格納する格納部120と、後述する各処理段階での情報処理を実行する基準図形生成部130、変形図形生成部140、対応関係算出部150、変換量算出部160および補正画像生成部170を備えている。
基準図形生成部130は、キーボード116、ポインティングデバイス118等の入力機器を介してユーザから補正処理開始の指示を受けると、格納部120から入力画像情報122を読み込む一方、補正処理の指標となる基準図形情報132を生成して保持する。また、基準図形生成部130は、入力画像情報122および基準図形情報132を重畳して、表示装置180に両者を複合した画像を表示させる。
変形図形生成部140は、上記キーボード116、ポインティングデバイス118等の入力機器を介してユーザから変形の指示を受けると、上記基準図形生成部130により生成された基準図形情報132に対して変形処理を実行し、変形図形情報142を生成する。また、変形図形生成部140は、基準図形情報132に代わって変形図形情報142を入力画像情報122と重畳して表示装置180に表示する変形図形表示部としての機能も有する。変形図形生成部140は、変形方法の種類に対応付けて基準画像を変形画像に変形する変換式を格納しており、ユーザからの変形方法の種類の指定及び変形量の入力に基づいて、当該変換式に基づいて変形画像を生成する。ここで「変形方法の種類」とは、いわゆる樽形歪み、糸巻歪み等の歪曲収差を補正するための変形処理、あおり撮影により生じたキーストン歪みを補正するための変形処理、撮影機の傾きにより生じた画像の傾きを補正するための回転処理等である。
対応関係算出部150は、上記キーボード116、ポインティングデバイス118等の入力機器を介してユーザから変形処理における変形量を決定した旨の指示を受けると、その時点で表示装置180に表示されている変形図形の情報を確定図形情報144として格納する。さらに、確定図形情報144と入力画像情報122との対応関係を算出する。これにより、確定図形情報144と入力画像情報122とが関連付けられる。また、変換量算出部160は、確定図形情報144を参照して、確定図形情報144を基準図形情報132へと変換する処理に必要な変換量情報162を算出する。
補正画像生成部170は、対応関係情報152および変換量情報162を参照して、確定図形情報144を基準図形情報132に戻す変換処理と等価な変換処理を、入力画像情報122に対して実行する。これにより、入力画像情報122から補正画像情報172が生成される。さらに、補正画像生成部170は、補正画像情報172を画像として表示装置180に表示させる。
図2は、上記のような画像補正装置100で実行されるプログラムにおける処理手順を示す流れ図F100である。同図に示すように、画像補正装置100の基準図形生成部130は、補正処理開始の指示が入力されるのを待つ(S101)。同指示の入力を受け取ると(S101:Yes)、基準図形生成部130は、基準図形を生成し(S102)、この基準図形を入力画像に重畳して、表示装置180に表示する(S103)。なお、この補正処理開始の指示は、補正処理に適した変形方法の種類も含んでいる。
次に、変形図形生成部140は、指定された変形方法におけるパラメータの値である変形量の指定を待つ(S104)。変形量を指定する指示の入力を受け取ると(S104:Yes)、変形図形生成部140は、入力された変形量に従って基準図形を変形した変形図形を生成する(S105)。さらに、変形図形生成部140は、生成した変形図形を基準図形に換えて、入力画像に重畳して表示装置180に表示する(S106)。
従って、S105において変形量を指示したユーザは、ステップS106においてその変形量を視覚的に認識できる。また、この変形量に対応した変形図形を入力画像に重畳して表示することにより、ユーザは、適正な補正に必要な変形量を容易に把握できる。このステップS104からS105に至る一連の処理は、変形量を決定する旨の指示が対応関係算出部150に入力されるまで繰り返される(S107:No)。
即ち、ステップS107において変形量を決定する旨の指示が入力されると(S107:Yes)、対応関係算出部150は、そのときに表示されていた変形図形を確定変形図形として取り込み、確定変形図形と入力画像との対応関係を算出する(S108)。なお、本形態における「対応関係」は、画素の集合として形成された入力画像の各画素と確定された変形図形との相対位置を示す情報を含む。
さらに、変換量算出部160が、確定図形情報に基づいて、変形図形を元の基準図形に戻す変換処理を実行するために必要な変換量を算出する(S109)。この変換量の算出は、元の基準図形と確定された変形図形とを参照して新規に算出してもよいし、ステップS104において変形図形生成部140に入力された指示を蓄積したものから算出してもよい。
続いて、補正画像生成部170が、ステップS108で算出された対応関係と、ステップS109で算出された変換量とを参照して、変形図形を基準図形に変換する処理と等価な変形処理を、入力画像に対して実行する。これにより、補正画像生成部170は補正画像を生成する(S110)。更に、補正画像生成部170は生成した補正画像を表示装置180に表示する(S111)。
以上の説明から明らかなように、上記の一連の処理手順において、ステップS102、S104、S105、S106、S107、S108およびS109により、画像処理の方法と処理量を含む処理内容が決定される。なお、変形図形は補正前の入力画像に対応し、基準図形は補正後の補正画像に対応する。よって、ユーザは、表示装置180の画面上の変形図形を見ながら変形量を入力して、入力画像に含まれている歪に合うように画面上で変形図形を変形させることより、歪を補正した補正画像を容易に得ることができる。
図3は、上記流れ図F100のステップS103において、基準図形生成部130が表示装置180の画面300表示させる表示画面10の一例を示す図である。同図において、画面300には、入力画像310と、基準図形400とが重ねて表示されている。
なお、この図において表示されている入力画像310は、いわゆる糸巻歪みを含んでいる。また、基準図形400は、それぞれ複数の水平線402および鉛直線404を含むグリッド図形である。更に、基準図形400は、矩形のガイド図形409と、ガイド図形409の各辺の中央に配置されたハンドル408と、中央に配置された黒丸状のハンドル406とを含んでいる。
上記ハンドル406、408は、例えば、ポインティングデバイス118によるドラッグ操作により画面300上で移動させることができる。これにより、変形図形生成部140に変形量を指示して、画面300上で基準図形400を変形図形410へと変形させることができる。なお、「ドラッグ操作」とは、ポインティングデバイス118自体に設けられたスイッチあるいはキーボード116のモディファイアキー等を操作しながらポインタを移動させる操作を意味する。
図4は、上記の表示画像を参照しながら実行されるステップS104からS107の操作における表示装置180の画面300に表示される表示画面20を示す図である。なお、図3と同じ構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を省いている。
同図に示すように、ここでは、基準図形400に替わって、変形図形生成部140が生成した変形図形410が表示されている。また、ガイド図形409も変形図形410に従って変形している。このときに変形図形410およびガイド図形409を形成する各曲線は、撮影機の光学系の歪曲収差によって画像に生じる歪みと同じ曲線を描いている。
このような変形は、ユーザがポインティングデバイス118を介してハンドル408を操作し、ハンドル408が画面300の中央に寄るように移動させた結果である。このとき、ユーザは、ハンドル408の移動量により、変形図形410の変形量の指示を入力できる。また、ユーザは、変形図形410およびガイド図形409を形成する水平線または鉛直線が、入力画像に含まれる水平線または鉛直線と判断できる図形に沿うように変形させることにより、糸巻歪みの補正に適した変形量を指示できる。
なお、図4において、ユーザから決定の指示の入力を受け付けるまでは、画面300の入力画像310は変形させずに表示している。よって、入力画像310のデータ量が大きい場合であっても、ユーザからの変形量の入力に対して、当該入力画像310よりも非常にデータ量が小さい基準図形400の方を変形図形410に変形して表示するので、変形量に対応してリアルタイムで入力画像310自体を補正して表示する場合に比べて、画面300上の反応が早く、ユーザに対する操作性がおちることを防ぐことができる。
図5は、前記したステップS111において、補正画像生成部170が表示装置180の画面300に表示させる表示画面30を示す図である。同図に示すように、ここには、糸巻歪みが取り除かれた補正画像330が表示されている。
よって、上述のように、変形図形410は補正前の入力画像310に対応し、基準図形400は補正後の補正画像330に対応する。従って、ユーザは、表示装置180の画面300上の変形図形410を見ながら変形量を入力して、入力画像310に含まれている歪に合うように画面300上で変形図形410を変形させることより、歪を補正した補正画像330を容易に得ることができる。
なお、例えば、図6に示す表示画面40に表示されている入力画像320のように、入力画像320が歪曲収差に起因する樽形歪みを含むものであった場合も、ハンドル408を画面300の外側に向かって移動させることにより、変形図形420を入力画像320に沿わせることができる。こうして、同じ手順で樽形歪みも正確に補正できる。
また、動作の図示は省略したが、基準図形400および変形図形410の中央に表示されている黒丸状のハンドル406は、これを操作することにより、基準図形400全体または変形図形410全体を移動させることができる。これにより、変形処理の基準になる中心位置を変化させることができる。
更に、図5では補正画像330に併せて基準図形400を表示しているが、この段階では基準図形400を表示しなくてもよい。
また更に、ステップS106における変形図形生成部140による変形図形410、420の変形処理はある程度自動化することもできる。即ち、画像に含まれる大きな線分等から、入力画像310に含まれる水平線あるいは鉛直線を推定できる場合があり、その場合は、基準図形400を自動的にそれに合わせて変形図形410とすることができる。しかしながら、自動的に抽出された入力画像310内の水平線または鉛直線を、ユーザの入力に基づいて他の線分に変更できることが好ましい。また、変形図形生成の自動化に至らないまでも、基準図形400を形成する水平線402または鉛直線404を、入力図形から抽出した大きな線分に沿わせて表示させることにより、ユーザの次の操作を容易にすることもできる。なお、当初より変形図形410を表示させる場合は、図2における基準図形の表示(S103)は省略できる。
図7は、他の入力画像340と基準図形400とを重畳して画面300に表示された表示画面50を示す図である。同図に示すように、この入力画像340は傾いている。従って、この入力画像340を補正するためには、画像を回転させる補正処理を実行させる。
同図に示すように、画面300に表示された入力画像340には基準図形400が重畳して表示されている。ただし、ここで実施される変形処理、即ち回転処理は、図3および図6に示した入力画像310に対する歪曲収差に対する補正処理とは異なる。そこで、ここで表示されている基準図形400に含まれるガイド図形403の形状とハンドル408の配置は、図3の場合と異なっている。これにより、ユーザは、自身が指定した変形処理の種類が回転処理であったことを直感的に確認できる。
図8は、図7に示した入力画像340に対して、ステップS104からS107において変形図形生成部140、対応関係算出部150および変換量算出部160において実行される処理に対応した表示画面60を示す図である。なお、図8と同じ構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を省いている。
同図に示すように、ハンドル408を操作することにより変形図形生成部140により表示される変形図形430は、基準図形400に含まれる水平線402または鉛直線404が、入力画像340に含まれる水平線また鉛直線と平行になるように、ハンドル406を中心として回転されている。従って、ステップS110において、補正画像生成部170は、変形図形430を基準図形400に戻す処理と等価な変形処理を入力画像340に対して実行する。こうして、ステップS111において、補正画像生成部170は、図5に示した表示画面30と同様に正立した補正画像330を、表示装置180に表示させる。
図9は、また他の入力画像350に対して、基準図形生成部130が基準図形400を重畳して表示装置180に表示させた表示画面70示す図である。同図に示すように、この入力画像350は、いわゆるキーストン歪み(台形歪み)を含んでいる。このため、この入力画像350を補正するために補正画像生成部170で実行される変形処理は、図3、図6および図7に示した入力画像310、320、340に対する補正処理の場合とは異なる。従って、基準図形生成部130により表示される基準図形400でも、そこに含まれるガイド図形405の形状とハンドル408の配置は独自のものとなっている。
図10は、図9に示した入力画像350に対して、ステップS104からS107において変形図形生成部140が表示装置180に表示させる表示画面80を示す図である。なお、図9と同じ構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を省いている。
同図に示すように、ここでは、入力画像350の台形歪みに従って基準図形400の下部が拡がるように変形された台形の変形図形440が表示されている。ここでも、変形図形440に含まれる水平線および鉛直線が入力画像350に沿うように、変形図形440を変形させた上で、ステップS107において変形量を決定することにより、変換量算出部160は適切な変形量を得る。従って、補正画像生成部170は、ステップS111において、キーストン歪みを補正した補正画像330を表示装置180に表示させることができる。
なお、入力画像350の台形歪みは、例えば画像の左右あるいは上下で非対称に生じる場合もある。従って、変形図形生成部140は、各ハンドル408が個別に操作された場合に、左右および上下に非対象な変形図形440を生成できることが好ましい。
図11は、補正処理を実施できる画像補正装置200の他の構造を模式的に示す図である。なお、図1に示した画像補正装置100と同じ構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を省いている。
同図に示すように、この画像補正装置200では、対応関係算出部250が、基準図形生成部130と変形図形生成部140との間に配置されている点において、図1に示した画像補正装置100と異なっている。また、この画像補正装置200にいて対応関係算出部250が算出する対応関係情報252は、入力画像情報122と基準図形情報132との対応関係を示す情報である点で、図1に示した画像補正装置100と異なっている。
しかしながら、この画像補正装置200においても、補正画像生成部170が、対応関係情報252および変換量情報262を参照して、入力画像情報122から補正画像情報172を生成することができる。また、この一連の処理に対するユーザ側の操作は、図1に示した画像補正装置100の場合と全く変わらない。また、この画像補正装置200においても、変形図形生成部140は変形図形表示部としての機能も有し、基準図形生成部130、変形図形生成部140および変換量算出部260が、画像処理内容決定装置の一例である。
図12は、図11に示した画像補正装置200における補正処理の手順を示す流れ図F200である。なお、同図において、ステップS201〜S203、S205〜S208およびS209〜S211の各手順は、図2に示した流れ図F100のS101〜S103、S104〜S107、S109〜S111と同じであり、処理内容も実質的に同じである。ただし、基準図形生成部130が入力画像および基準図形を表示させるステップS203の次に、対応関係算出部250が対応関係情報252を算出するステップS204を実行する点が異なっている。前記したように、この手順でもユーザ側の操作に変化はないが、この手順では、対応関係算出および変換量算出という処理負荷の大きな処理を別のステップ分散させることができる。また、上記の一連の処理手順において、ステップS202、S205、S206、S207、S208およびS209により、画像処理の方法と処理量を含む画像処理内容が決定される。
以上、本実施形態によれば、歪み等を含んで表示された入力画像に対して基準図形を変形した変形図形を合わせるので、入力画像の変形量を予測しながら基準図形を変形しなくてもよく、簡易な操作により、画像の歪みを確実に補正することができる。また、本発明は、画像の歪みを補正する処理に限らず、移動、回転、変形等の処理を含む様々な画像処理に適用できる。
更に、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
画像処理内容決定装置の一実施形態としての画像補正装置100の構造を示す概念図である。 画像補正装置100における処理の手順を示す流れ図である。 ステップS103における表示装置180の画面300を示す。 ステップS104からS107における表示装置180の画面300を示す。 ステップ111における表示装置180の画面300を示す。 ステップS104からS107における表示装置180の他の画面300を示す。 ステップS103における表示装置180の他の画面300を示す。 ステップS104からS107における表示装置180の他の画面300を示す。 ステップS103における表示装置180の更に他の画面300を示す。 ステップS104からS107における表示装置180の更に他の画面300を示す。 画像処理内容決定装置の他の実施形態に係る画像補正装置200の全体の構成を示す概念図である。 画像補正装置200の処理手順を示す流れ図である。
符号の説明
10、20、30、40、50、60、70、80 表示画面、100、200 画像補正装置、112 デジタルカメラ、114 スキャナ、116 キーボード、118 ポインティングデバイス、120 格納部、130 基準図形生成部、132 基準図形情報、140 変形図形生成部、142 変形図形情報、144 確定図形情報、150、250 対応関係算出部、152、252 対応関係情報、160、260 変換量算出部、162、262 変換量情報、170 補正画像生成部、172 補正画像情報、180 表示装置、300 画面、310、320、340、350 入力画像、330 補正画像、400 基準図形、402 水平線、404 鉛直線、401、403、405、409 ガイド図形、406、408 ハンドル、410、420、430、440 変形図形

Claims (8)

  1. 基準図形を生成する基準図形生成部と、
    外部から受信した変形指示と変形方法の種類に応じた変換規則とに基づいて前記基準図形を変形した変形図形を、前記変形指示毎に生成し、入力画像に重畳して表示させる変形図形表示部と、
    外部から受信した決定指示に応じて、そのときに表示されている前記変形図形を前記基準図形へと変換するための変換処理の内容を算出する処理内容算出部と
    を備え、
    前記基準図形は、少なくとも2本の平行な線分を含み、
    前記変換規則は、前記変形指示に基づいて前記2本の平行な線分をお互いに異なる形状の曲線にそれぞれ変形させる規則である
    ことを特徴とする画像処理内容決定装置。
  2. 前記変換規則は、歪曲収差が生じた場合と同じに変形させる規則であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理内容決定装置。
  3. 前記処理内容算出部は、前記変換処理における処理量を算出し、算出された前記処理量に基づいた処理内容を決定する請求項1ないし2に記載の画像処理内容決定装置。
  4. 請求項1〜3に記載の前記処理内容算出部により算出された処理内容に基づいて、前記入力画像を変換して処理画像を生成するための画像補正処理内容を決定する画像処理装置。
  5. 前記変形図形の表示位置の指定を受け付ける変形図形表示位置受付部と、
    前記変形図形と前記入力画像との対応関係を取得する対応関係取得部とを備え、
    前記処理内容と前記対応関係とに基づいて、前記入力画像を変換して処理画像を生成するための画像補正処理内容を決定する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記基準図形を前記入力画像に重畳して表示する基準図形表示部と、
    前記基準図形の表示位置の指定を受け付ける基準画像表示位置受付部と、
    前記基準図形と前記入力画像との対応関係を取得する対応関係取得部とを備え、
    前記処理内容と前記対応関係とに基づいて、前記入力画像を変換して処理画像を生成するための画像補正処理内容を決定する請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 基準図形を生成する基準図形生成手順と、
    外部から受信した変形指示と変換規則とに基づいて前記基準図形を変形した変形図形を、前記変形指示毎に生成し、入力画像に重畳して表示させる変形図形表示手順と、
    外部から受信した決定指示に応じて、そのときに表示されている前記変形図形を前記基準図形へと変換するための変換処理の内容を算出する処理内容算出手順と
    を備え、
    前記基準図形は、少なくとも2本の平行な線分を含み、
    前記変換規則は、前記変形指示に基づいて前記2本の平行な線分をお互いに異なる形状の曲線にそれぞれ変形させる規則である
    ことを特徴とする画像処理内容決定方法。
  8. 基準図形を生成する基準図形生成手順と、
    外部から受信した変形指示と変換規則とに基づいて前記基準図形を変形した変形図形を、前記変形指示毎に生成し、入力画像に重畳して表示させる変形図形表示手順と、
    外部から受信した決定指示に応じて、そのときに表示されている前記変形図形を前記基準図形へと変換するための変換処理の内容を算出する処理内容算出手順と、
    を情報処理装置に実行させ、
    前記基準図形は、少なくとも2本の平行な線分を含み、
    前記変換規則は、前記変形指示に基づいて前記2本の平行な線分をお互いに異なる形状の曲線にそれぞれ変形させる規則であることを特徴とする
    画像処理内容決定プログラム。
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