JP4793069B2 - ネットワークに接続されたプリンタの管理 - Google Patents

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この発明は、ネットワークに接続されたプリンタから管理情報を取得するプリンタ管理技術に関する。
ネットワークに接続されたプリンタで実行される印刷ジョブを管理するプリンタ管理システムでは、ネットワークに接続されたプリンタから、印刷ジョブごとに使用された紙の枚数やトナー等の消耗品使用量などの管理情報に基づいて課金管理等が行われる。このような管理情報を取得するため、ネットワークにはプリンタから管理情報を取得する管理サーバが接続され、管理サーバがプリンタから印刷ジョブ毎の管理情報(ジョブ管理情報)を取得する。
このジョブ管理情報は、一般に、管理サーバによるジョブ管理情報の取得に先だって、プリンタ上で一旦保持される。プリンタ上で保持されるジョブ管理情報の数は制限があるため、管理サーバによるジョブ管理情報の取得は、ジョブ管理情報が消失しないように十分短い間隔で行われる。
特開2002−202871号公報 特開平10−11393号公報
しかしながら、ジョブ管理情報の取得間隔を短くすると、単位時間あたりにネットワークで転送される通信データ量(トラフィック)が増大する。トラフィックが増大すると、ネットワークのレスポンスの低下や、ネットワークダウン等の問題が発生するおそれがある。また、トラフィックが増大することにより、十分な頻度でのジョブ管理情報の取得ができなくなり、ジョブ管理情報の取得漏れが生じるおそれが生じる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、ジョブ管理情報の取得漏れを抑制することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の管理システムは、与えられた印刷ジョブに従って印刷を実行するプリンタの管理システムであって、前記印刷ジョブに関する管理情報を前記プリンタから取得する管理サーバと、前記印刷ジョブを一時的に保持し、保持された印刷ジョブを前記管理サーバにより設定される送信許可に従って前記プリンタに送信するスプーラと、を備え、前記管理サーバは、前記送信許可に従って前記スプーラから前記プリンタへ既に送信された第一の印刷ジョブの管理情報を取得した場合に、前記プリンタへ未送信の第二の印刷ジョブの送信許可を前記スプーラに与えることを特徴とする。
この構成によれば、送信許可に応じて送信された印刷ジョブの管理情報が管理サーバによって取得されるまで、スプーラには、印刷ジョブの送信許可が与えられない。そのため、管理情報が取得される前にプリンタに印刷ジョブが送信されることにより、管理サーバにより取得されていない管理情報が消失することが抑制されるので、印刷ジョブの管理情報の取得漏れを抑制することができる。
前記スプーラは、前記印刷ジョブを受信した際に前記管理サーバに前記送信許可の有無の問合わせを行い、前記問合わせの結果に基づいて前記プリンタに前記印刷ジョブを送信するものとしても良い。
この構成によれば、管理システムが複数のスプーラを有している場合においても、管理サーバは単一の送信許可を複数のスプーラのいずれかに与えることができる。そのため、複数のスプーラが送信する各印刷ジョブについてのジョブ管理情報の消失を抑制できるので、ジョブ管理情報をより確実に取得することができる。
前記スプーラは、前記印刷ジョブを受信した際、前記送信許可の付与を要求する送信許可付与要求を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記スプーラを特定するスプーラ特定情報を前記送信許可付与要求の受信順に登録するジョブ予約リストを有しており、前記送信許可に従って送信された印刷ジョブの管理情報を取得した場合に、前記ジョブ予約リストに登録された最先のスプーラ特定情報で特定されるスプーラに前記送信許可を与えるとともに、前記最先のスプーラ特定情報を削除するものとしても良い。
この構成によれば、最先の送信許可付与要求を送信したスプーラに対して送信許可が与えられる。そのため、送信許可付与要求の送信タイミングにより、送信許可が与えられないスプーラが発生するおそれを低減することができる。
前記印刷ジョブにはジョブIDが付されており、前記管理サーバは、前記プリンタから取得した管理情報に含まれる前記ジョブIDに基づいて、前記送信許可に従って送信された印刷ジョブの管理情報を取得したか否かを判断するものとしても良い。
この構成によれば、管理情報を取得したか否かの判断がより容易となる。
前記スプーラは、前記印刷ジョブの前記プリンタへの送信が完了した際に、前記管理サーバに印刷ジョブの送信完了通知を送信し、前記管理サーバは、前記送信完了通知の受信の後から前記送信許可を与えるまでの期間において、前記管理情報を前記プリンタから取得するものとしても良い。
この構成によれば、管理情報の取得は、スプーラからプリンタへの印刷ジョブの送信が行われていない状態で行われる。そのため、印刷ジョブの送信によりトラフィックが増大することにより管理情報の取得が失敗することを抑制できるので、管理情報をより確実に取得することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、プリンタ管理システムとプリンタ管理方法、それらの管理システムまたは管理方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例を適用するプリンタ管理システム10の構成を示す説明図である。このプリンタ管理システム10は、クライアント100と、スプーラ200と、管理サーバ300と、プリンタ400とがローカルエリアネットワークLANを介して接続されている。
プリンタ管理システム10が有するクライアント100とスプーラ200と管理サーバ300とプリンタ400との各ネットワークデバイス(以下、単に「デバイス」とも呼ぶ)間では、TCP/IPプロトコルに従って通信データの転送が行われる。なお、各デバイス間の通信データは、AppleTalk(登録商標)等の他のネットワークプロトコルに従って転送されるものとしても良い。
第1実施例では、プリンタ管理システム10の各デバイスが接続されているローカルエリアネットワークLANには、IEEE802.3で規定される有線ネットワークを使用している。但し、ローカルエリアネットワークLANは、IEEE802.11b/g/aなどの無線ネットワークとしても良い。
クライアント100は、印刷ジョブをスプーラ200に送信する。スプーラ200は、クライアント100から受信した印刷ジョブを一時的に記憶装置(スプール)に保持する。スプーラ200は、管理サーバ300との間でジョブ制御情報を授受する。このジョブ制御情報に従って、スプーラ200は、スプールに保持した印刷ジョブをプリンタ400に送信する。なお、図1に示すプリンタ管理システム10では、ローカルエリアネットワークLANに1つのクライアント100が接続されているが、一般に、ローカルエリアネットワークLANには、1台以上の任意の台数のクライアントが接続される。この場合、スプーラ200には、1台以上のクライアントのそれぞれから印刷ジョブが送信される。
プリンタ400は、スプーラ200から受信した印刷ジョブに従って印刷処理を実行する。印刷処理が終了すると、プリンタ400は、印刷ジョブの管理情報(以下、「ジョブ管理情報」、あるいは単に「ジョブ情報」とも呼ぶ)を生成する。ジョブ管理情報には、例えば、印刷ジョブを送信したクライアントを特定する名前(マシン名)とそのクライアントのユーザ名や、印刷ジョブで使用された印刷用紙の枚数やトナーの量が含まれている。
管理サーバ300は、プリンタ400で生成されたジョブ管理情報を取得し、管理サーバ300内に蓄積する。管理サーバ300は、蓄積されたジョブ管理情報に基づいて、ンタの使用に応じた課金処理等のプリンタ管理を行う。
なお、第1実施例では、課金処理等のプリンタ管理をプリンタ管理システム10内部の管理サーバ300で行っているが、プリンタの管理をプリンタ管理システム10とは別のネットワークシステム上のサーバ(外部サーバ)で行うことも可能である。例えば、ローカルエリアネットワークLANをファイアウォールを介してインターネットに接続し、インターネットに接続された外部サーバでプリンタ管理を行うことも可能である。この場合、管理サーバ300は、外部サーバにHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いて接続し、管理情報を通知する。なお、管理サーバ300と外部サーバとの間では、セキュリティの観点から、HTTPの一種であるHTTPSプロトコルによる暗号化通信が行われる。
図2は、クライアント100と、スプーラ200と、管理サーバ300と、プリンタ400と、のそれぞれの構成を示す説明図である。
クライアント100は、ネットワーク制御部110とアプリケーション実行部120とを備えている。ネットワーク制御部110は、ローカルエリアネットワークLANに接続されたデバイスと、アプリケーション実行部120との間のTCP/IPに従った種々の通信データの転送を仲介する。アプリケーション実行部120は、クライアント100のユーザによって使用されるアプリケーションプログラムを実行する。
クライアント100のユーザは、アプリケーションプログラムを使用して文書を作成する。作成された文書を印刷する場合、ユーザは印刷指示をアプリケーション実行部120に与える。ユーザからの印刷指示を受け取ると、アプリケーション実行部120は、プリンタ400に文書を印刷させる印刷ジョブを生成する。生成された印刷ジョブは、ネットワーク制御部110を介してスプーラに送信される。
スプーラ200は、ネットワーク制御部210と、外部記憶装置220と、ジョブ制御部230と、を備えている。ネットワーク制御部210は、ローカルエリアネットワークLANに接続されたデバイスと、ジョブ制御部230との間のTCP/IPに従った種々の通信データの転送を仲介する。
ジョブ制御部230は、転送制御部232とスプール管理部234とを備えている。スプール管理部234は、クライアント100から受信した印刷ジョブの外部記憶装置220への格納と、外部記憶装置220に格納された印刷ジョブの取り出しを行う。転送制御部232は、スプール管理部234が外部記憶装置220から取り出した印刷ジョブをプリンタ400に送信する。
プリンタ400は、ネットワーク制御部410と、プリントエンジン420と、プリンタ制御部430と、を備えている。ネットワーク制御部410は、ローカルエリアネットワークLANに接続されたデバイスと、プリンタ制御部430との間のTCP/IPに従った種々の通信データの転送を仲介する。このネットワーク制御部410は、SNMPエージェント412を備えている。なお、SNMPエージェント412の機能については、後述する。プリントエンジン420は、与えられた印刷データに応じて印刷を実行する印刷機構である。
プリンタ制御部430は、プリンタ400に関する種々の情報を格納するデータベース432(MIB:Management Information Base)を備えている。MIB432に格納される情報には、プリンタに関して予め規格で統一的に規定されている情報や、製造者によって独自に定義されている情報がある。MIB432に格納された各情報(「オブジェクト」あるいは「MIB情報」と呼ばれる)は、情報の要素に割り振られたオブジェクトID(OID)により参照される。このオブジェクトIDは、「1.3.6.1.2.1.1」のようにピリオドで区切られた数字となっている。
プリンタ制御部430は、スプーラ200から印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに含まれる印刷コマンドに従って印刷データを生成し、生成された印刷データをプリントエンジン420に供給する。プリントエンジン420は、プリンタ制御部430から供給された印刷データに応じて印刷を実行する。印刷が完了すると、MIB432にジョブ管理情報を格納する。
管理サーバ300は、ネットワーク制御部310と、外部記憶装置320と、印刷ジョブ管理部330と、を備えている。ネットワーク制御部310は、ローカルエリアネットワークLANに接続されたデバイスと、印刷ジョブ管理部330との間のTCP/IPに従った種々の通信データの転送を仲介する。ネットワーク制御部310は、SNMPマネージャ312を備えている。
SNMPマネージャ312は、SNMPエージェント412との間でSNMP(Simple Network Management Protocol)に従った通信データの授受を行う。SNMPエージェント412は、MIB432に格納された情報の送信を要求するSNMPメッセージ(要求メッセージ)をSNMPマネージャ312に送信する。SNMPエージェント412は、要求メッセージを受信すると、要求メッセージに含まれるオブジェクトIDで指定されるMIB情報をMIB432から取得する。SNMPエージェント412は、取得されたMIB情報を含むSNMPメッセージ(応答メッセージ)を生成し、SNMPマネージャ312に送信する。
なお、SNMPでは、メッセージの送受信にTCP/IPプロトコルのうち、再送制御などを行わず、通信の信頼性が保証されないUDP(User Datagram Protocol)を使用している。そのため、SNMPマネージャ312は、SNMPエージェント412に対する要求メッセージ送信の後、予め定められた待ち時間を経過してもSNMPエージェント412からの応答メッセージが受信できない場合、要求メッセージを再送する。所定の回数(例えば3回)要求メッセージを送信しても、SNMPエージェント412からの応答メッセージが受信できない場合、要求メッセージの送信先が応答不能とである判断し、MIB情報の取得は中止される。
一般に、ローカルエリアネットワークLANでは、通信データの送信時に排他制御を行わないCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detect)等の方式で通信データの転送が行われる。そのため、SNMPマネージャ312によるSNMPエージェント412からの情報を取得は、衝突によるメッセージの喪失を抑制するため、ローカルエリアネットワークLANのトラフィックが少ない時に行われるのが好ましい。
印刷ジョブ管理部330は、ジョブ管理情報取得部332と、送信許可設定部334とを備えている。送信許可設定部334は、スプーラ200の転送制御部232を制御することにより、スプーラ200からプリンタ400への印刷ジョブの転送を制御する。なお、印刷ジョブの転送制御に関しては、後述する。
ジョブ管理情報取得部332は、SNMPマネージャ312にジョブ管理情報の取得を要求する。SNMPマネージャは、ジョブ管理情報の取得が要求されると、ジョブ管理情報を指定する要求メッセージをプリンタ400のSNMPエージェント412に送信する。要求メッセージを受信したSNMPエージェント412は、MIB432からジョブ管理情報を取得し、ジョブ管理情報を含む応答メッセージをSNMPマネージャ312に送信する。SNMPマネージャ312は、応答メッセージに含まれるジョブ管理情報を抽出し、ジョブ管理情報取得部332に供給する。ジョブ管理情報取得部332は、SNMPマネージャ312から供給されるジョブ管理情報を外部記憶装置320に蓄積する。
図3は、ネットワーク制御部410からプリンタ制御部430に供給された印刷ジョブが処理される様子を示す説明図である。図3(a)は、ネットワーク制御部410からプリンタ制御部430に供給される印刷ジョブを表すジョブデータの構成を示している。このジョブデータは、印刷ジョブの実行を制御するジョブ制御言語の部分と、印刷コマンドを含んでいる。このうち、ジョブ制御言語部分には、印刷ジョブの送信元であるクライアント100のマシン名と、そのクライアント100を使用しているユーザのユーザ名とが格納されている。
図3(b)に示すように、プリンタ制御部430は、印刷ジョブを取得すると、印刷ジョブを識別するためのジョブID(Job ID)を生成する。生成されるジョブIDとしては、例えば、プリンタ400の電源投入後に取得された印刷ジョブの数が使用される。そして、プリンタ制御部430は、生成されたジョブIDとジョブデータを関連付けて、印刷ジョブの待ち行列である印刷ジョブキューに登録する。第1実施例では、印刷ジョブキューには、1つの印刷ジョブが登録されているが、印刷ジョブキューに複数の印刷ジョブを登録するものとしても良い。
印刷ジョブキューに登録された印刷ジョブは、プリントエンジン420(図2)での印刷が可能になるとその印刷処理が実行される。具体的には、プリンタ制御部430が印刷ジョブキューに登録されたジョブデータから印刷コマンドを抽出する。そして、印刷コマンドから生成された印刷データがプリントエンジン420に供給されることにより、印刷が実行される。
印刷ジョブの印刷処理が終了すると、ジョブデータ中のユーザ名とマシン名とが抽出され、その印刷ジョブで使用された紙の枚数(印刷枚数)と、使用されたトナーの量と、印刷ジョブの開始時間および終了時間とを含むジョブ管理情報が生成される。ジョブ管理情報は、ジョブIDと関連付けられて、MIB432(図2)の一部分として構成されているジョブ情報バッファに格納される。
ジョブ情報バッファには、1つの印刷ジョブに関するジョブ管理情報が保持される。そのため、印刷処理が終了してジョブ管理情報がジョブ情報バッファに格納されるごとに、ジョブ情報バッファに格納されていた古いジョブ管理情報は順次消失する。なお、第1実施例では、ジョブ情報バッファには1つのジョブ管理情報が格納されているが、ジョブ情報バッファに複数のジョブ管理情報を格納するものとしても良い。この場合、ジョブ情報バッファは、FIFO(First-in, First out)形式のバッファとして構成される。
図4は、プリンタ管理システム10における印刷ジョブの転送の様子を示すシーケンス図である。図5は、プリンタ管理システム10の各部に格納されている情報の時間変化を示す表である。図5の左端の列は、図4に示すシーケンス図上の期間A〜Fを示している。図5の左から2番目の列は、後述する送信許可フラグの値(ON/OFF)を示している。図5の残りの列は、印刷ジョブキューに登録された印刷ジョブと、ジョブ情報バッファにジョブ管理情報が格納されている印刷ジョブと、ジョブ管理情報取得部332によりジョブ管理情報が取得された印刷ジョブと、のそれぞれのジョブIDを示している。
図4のステップ[M2]では、管理サーバ300の起動処理が行われる。起動処理では、SNMPマネージャ312(図2)や印刷ジョブ管理部330(図2)等の管理サーバ300各部の初期化が行われる。これら管理サーバ300各部の初期化が終了すると、ステップ[M10]において、管理サーバ300の送信許可設定部334は、スプーラ200の転送制御部232(図2)に印刷ジョブの送信許可を与える。転送制御部232は、送信許可を受け取ると、印刷ジョブの送信許可が与えられたことを表すフラグ(送信許可フラグ)を「ON」にする。
ステップ[C10]において、クライアント100は、スプーラ200に印刷ジョブを送信する。スプーラ200が印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブがスプール管理部234(図2)に供給される。スプール管理部234は、供給された印刷ジョブをスプーラ200の外部記憶装置220(図2)に保持する。
ステップ[S10]において、スプーラ200の転送制御部232(図2)は、印刷ジョブのプリンタ400への送信許可があるか否かを確認する。具体的には、転送制御部232は、送信許可フラグの状態を確認する。送信許可フラグが「OFF」となっている場合、転送制御部232は、送信許可設定部334から送信許可が与えられるまで印刷ジョブの送信を行わない。そして、印刷ジョブの送信が完了するまで、スプーラ200の外部記憶装置220には印刷ジョブが保持される。
図5に示すように、ステップ[S10]の送信許可確認の時点である期間Aでは、ステップ[M10]において印刷ジョブの送信許可が与えられている。そのため、送信許可フラグが「ON」となっているので、ステップ[S12]において、印刷ジョブがスプーラ200からプリンタ400に送信される。印刷ジョブの送信の際、送信許可フラグは「OFF」に設定される。プリンタ400は、ステップ[P10](図4)において、印刷ジョブの印刷処理を開始する。なお、ステップ[S12]における印刷ジョブの送信前の状態では、印刷ジョブキューには印刷ジョブが登録されていない。一方、ジョブ情報バッファには、先に印刷が完了した印刷ジョブ(Job ID=1214)のジョブ管理情報が格納されている。この印刷ジョブ(Job ID=1214)のジョブ管理情報は、管理サーバ300のジョブ管理情報取得部332(図2)により既に取得されている。
ステップ[S12]における印刷ジョブの送信が完了すると、ステップ[S14]において、転送制御部232(図2)は、管理サーバ300のジョブ管理情報取得部332(図2)に印刷ジョブが送信済みであることを通知する。ジョブ管理情報取得部332は、印刷ジョブの送信済み通知を受け取ると、ステップ[M12]において、ジョブ管理情報の送信をプリンタ400に要求する。そして、プリンタ400は、ジョブ管理情報の送信要求に応答して、ジョブ管理情報を管理サーバ300に送信する(ステップ[P12])。
ステップ[P12]のジョブ管理情報の返信時点である期間Bでは、プリンタ400での印刷が完了していない。そのため、図5に示すように、ジョブ情報バッファに格納されているジョブ管理情報は、先の印刷ジョブ(Job ID=1214)のジョブ管理情報のままとなっている。このように、ジョブ情報バッファには、先の印刷ジョブ(Job ID=1214)のジョブ管理情報が格納されているので、ステップ[P12]においてプリンタ400から返信されるジョブ管理情報は先の印刷ジョブ(Job ID=1214)のジョブ管理情報となる。
図4のステップ[M14]において、ジョブ管理情報取得部332は、ステップ[P12]で取得したジョブ管理情報のジョブIDと、既に取得したジョブ管理情報のジョブIDと、を比較する。そして、2つのジョブIDが同一であれば、送信許可に応じて送信された印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報の取得が未完であると判断する。一方、2つのジョブIDが異なっていれば、送信許可に応じて送信された印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報の取得が完了したものと判断する。
ステップ[M14]でジョブ管理情報の取得が未完であると判断された場合、ジョブ管理情報取得部332は、送信許可に応じて送信された印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報の取得が完了したと判断されるまで、プリンタ400からジョブ管理情報の取得を行う。図4の例では、ジョブ管理情報取得部332は、再度、ジョブ管理情報の送信をプリンタ400に要求し(ステップ[M16])、プリンタ400が返信する(ステップ[P16])ジョブ管理情報を取得し、送信許可に応じて送信された印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報の取得が完了したか否かを確認する(ステップ[M18])。
ステップ[P16]のジョブ管理情報の返信時点である期間Cでは、プリンタ400での印刷が完了している。そのため、図5に示すように、ジョブ情報バッファに格納されているジョブ管理情報は、送信許可に応じて送信された印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報に更新されている。このように、ジョブ情報バッファには、印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報が格納されているので、ステップ[P16]においてプリンタ400から返信されるジョブ管理情報は、送信許可に応じて送信された印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報となる。
ステップ[M18]では、ステップ[P16]で取得したジョブ管理情報のジョブID(Job ID=1215)と、既に取得したジョブ管理情報のジョブID(Job ID=1214)とが異なっている。そのため、ジョブ管理情報取得部332(図2)は、送信許可に応じて送信された印刷ジョブ(Job ID=1215)のジョブ管理情報の取得が完了したと判断する。
ジョブ管理情報の取得が完了したと判断された場合、ジョブ管理情報取得部332によるジョブ管理情報の取得は停止される。そして、ステップ[M20]において、管理サーバ300の送信許可設定部334(図2)は、スプーラ200の転送制御部232(図2)に印刷ジョブの送信許可を与える。印刷ジョブの送信許可が与えられることにより、図5に示すように、送信許可フラグが「OFF」から「ON」に変更される。なお、ジョブ管理情報取得部332によるジョブ管理情報の取得の停止は、ジョブ管理情報の取得が完了したと判断された後であっても良い。ジョブ管理情報の取得の停止は、送信許可設定部334が転送制御部232に印刷ジョブの送信許可を与える前であれば良い。
図4の例では、ステップ[C20]において、クライアント100がスプーラ200に印刷ジョブを送信している。スプーラ200が印刷ジョブを受信し、ステップ[S20]において転送制御部232(図2)が印刷ジョブの送信許可を確認する時点(期間B)では、図5に示すように送信許可フラグは「OFF」となっている。そのため、ステップ[C20]でクライアント100から受信した印刷ジョブは、ステップ[M20]における印刷ジョブの送信許可を受領するまで、スプーラ200に保持される。そして、ステップ[M20]でスプーラ200が印刷ジョブの送信許可を受領すると、ステップ[S22]において、印刷ジョブはスプーラ200からプリンタ400に送信される。プリンタ400は、ステップ[P20]において受信した印刷ジョブに従って印刷処理を開始する。また、スプーラ200からプリンタ400への印刷ジョブの送信が完了すると、ステップ[S24]において、印刷ジョブが送信済みであることがスプーラ200から管理サーバ300に通知される。
このように、第1実施例では、送信許可に応じて送信された印刷ジョブのジョブ管理情報が管理サーバ300によって取得されるまで、スプーラ200には、印刷ジョブの送信許可が与えられない。そのため、ジョブ管理情報が取得される前にスプーラ200からプリンタ400に印刷ジョブが送信され、その印刷ジョブの実行が完了することにより、取得前のジョブ管理情報がジョブ情報バッファから消失することが抑制される。そのため、個々の印刷ジョブのジョブ管理情報を、より確実に取得することが可能となる。
また、第1実施例では、管理サーバ300によるジョブ管理情報の取得は、印刷ジョブの送信済みの通知を管理サーバ300が受領した後に行われる。そして、ジョブ管理情報の取得は、管理サーバ300がスプーラ200に印刷ジョブの送信許可を与える前に停止される。そのため、ジョブ管理情報の取得は、印刷ジョブがローカルエリアネットワークLAN上を転送されていない状態で行われる。ジョブ管理情報の取得を印刷ジョブが転送されていない状態で行うことにより、印刷ジョブの転送でトラフィックが増大することによりSNMPによるジョブ管理情報の取得が失敗することを抑制できるので、ジョブ管理情報をより確実に取得することができる。
第1実施例では、スプーラ200は、図4のステップ[S10],[S20]において、スプーラ200が有する送信許可フラグを参照して印刷ジョブの送信許可の確認を行っているが、他の方法により送信許可の確認を行うものとしても良い。例えば、スプーラ200が送信許可フラグを持たず、印刷ジョブを受信(ステップ[C10],[C20])する都度、管理サーバ300に送信許可の有無を問い合わせるものとしても良い。この場合、スプーラ200は、送信許可が得られるまで、所定の時間間隔ごとに管理サーバ300に送信許可の有無を問い合わせる。
このように、スプーラ200が送信許可の有無を管理サーバ300に問い合わせて印刷ジョブの送信許可を確認することにより、ネットワークシステム10(図1)が複数のスプーラを有している場合においても、管理サーバ300は単一の送信許可を複数のスプーラのいずれかに与えることができる。そのため、複数のスプーラが送信する各印刷ジョブについてのジョブ管理情報の消失を抑制できるので、ジョブ管理情報をより確実に取得することができる。
B.第2実施例:
図6は、第2実施例における、スプーラ200a,200bと、管理サーバ300aと、プリンタ400と、のそれぞれの構成を示す説明図である。なお、スプーラ200bの構成は、スプーラ200aと同じである。第2実施例のスプーラ200aは、ジョブ制御部230aがジョブ予約部236を備えている点で、第1実施例のスプーラ200と異なっている。また、第2実施例の管理サーバ300aは、印刷ジョブ予約リスト格納部340を備えている点と、印刷ジョブ管理部330aが予約ジョブ管理部336を有している点と、で第1実施例の管理サーバ300と異なっている。他の点は、第1実施例と同じである。
2台のスプーラ200a,200bには、それぞれ異なるクライアント(図示しない)から印刷ジョブが送信される。なお、図6の例では、ローカルエリアネットワークLANには、2台のスプーラ200a,200bが接続されているが、ローカルエリアネットワークLANには、1台以上の任意の数のスプーラを接続することができる。
図7は、印刷ジョブ予約リスト格納部340に格納される印刷ジョブ予約リストを示す説明図である。印刷ジョブ予約リストは、印刷ジョブ送信許可付与の待ち行列である。図7に示す印刷ジョブ予約リストには、管理サーバ300aが印刷ジョブの送信許可を与えるスプーラのIPアドレスが登録されている。但し、印刷ジョブ予約リストには、一般に、印刷ジョブの送信許可を待っているスプーラが特定可能な情報が登録されていればよい。
図7(a)は、第1のスプーラ200aと第2のスプーラ200bとのいずれにも、出力待ちの印刷ジョブがない状態を示している。このとき、印刷ジョブ予約リストには、2つのスプーラのいずれのIPアドレスも登録されていない。
第1のスプーラ200aが印刷ジョブを受信すると、第1のスプーラ200aは、印刷ジョブの送信許可の付与を予約する。具体的には、スプーラ200aのジョブ予約部236(図6)は、スプーラ200aのIPアドレスを含むメッセージ(予約メッセージ)を管理サーバ300aの予約ジョブ管理部336に送信する。なお、この予約メッセージは、スプーラ200aから管理サーバ300aに対する印刷ジョブの送信許可の付与の要求であるとも言える。
予約ジョブ管理部336は、予約メッセージを受信すると、予約メッセージ中のIPアドレスを抽出する。そして、図7(b)に示すように、第1のスプーラのIPアドレスを印刷ジョブ予約リストに登録する。なお、以下では、印刷ジョブの送信許可を予約することを、「印刷ジョブを予約」するともいう。
次に、第2のスプーラ200bが印刷ジョブを受信すると、第2のスプーラ200bは、印刷ジョブを予約する。第2のスプーラ200bによる印刷ジョブの予約により、印刷ジョブ予約リストには、図7(c)に示すように、第2のスプーラ200bのIPアドレスが登録される。
後述するように、管理サーバ300aがスプーラに印刷ジョブの送信許可を与える場合、予約ジョブ管理部336(図6)は、印刷ジョブ予約リストの最先の位置(PJR[1])に登録されたスプーラのIPアドレスを取得する。そして、取得されたIPアドレスで特定されるスプーラに送信許可を与える。図7の例では、図7(c)で最先位置(PJR[1])に登録された第1のスプーラ200aに対して送信許可が与えられる。そして、第1のスプーラ200aへの送信許可の付与の後、印刷ジョブ予約リストのIPアドレス登録内容は、図の上方から下方に順次移動される。IPアドレス登録内容を移動することにより、図7(d)に示すように、最先位置(PJR[1])には第2のスプーラのIPアドレスが登録される。
図8は、第2実施例において、印刷ジョブが転送される様子を示すシーケンス図である。図8に示すシーケンス図は、ステップ[M10],[M20]がステップ[M10a],[M20a]に換えられている点と、ステップ[S10],[S20]がステップ[S10a],[S20a]に換えられている点と、ステップ[M2]が省略されている点と、ステップ[C30],[S30]が付加されている点と、で図4に示す第1実施例のシーケンス図と異なっている。他の点は、第1実施例と同様である。なお、図8では、図示の便宜上、クライアントの図示を省略している。
ステップ[C10]で第1のスプーラ200aが印刷ジョブを受信すると、ステップ[S10a]において、スプーラ200aのジョブ予約部236(図6)が管理サーバ300aの予約ジョブ管理部336(図6)に対して印刷ジョブの予約を行う。図8の例では、ステップ[S10a]の時点において印刷ジョブが予約されておらず、印刷ジョブ予約リストには、図7(a)に示すように、いずれのスプーラのIPアドレスも登録されていない。そのため、予約ジョブ管理部336は、ステップ[M10a]において、第1のスプーラ200aに対して印刷ジョブの送信許可を与える。
ステップ[C20]において第1のスプーラ200aが印刷ジョブを受信すると、第1のスプーラ200aは管理サーバ300aに対して印刷ジョブの予約を行う(ステップ[S20a])。このとき、管理サーバ300aは、ステップ[M10a]で送信許可を与えた印刷ジョブについてのジョブ管理情報を取得していない。そのため、ステップ[S20a]の時点では、管理サーバ300aは、第1のスプーラ200aに印刷ジョブの送信許可が与えない。送信許可が与えられない状態では、図7(b)に示すように、印刷ジョブ予約リストに第1のスプーラ200aのIPアドレスが登録される。
ステップ[C30]において、第2のスプーラ200bが印刷ジョブを受信すると、第2のスプーラ200bは管理サーバ300aに対して印刷ジョブの予約を行う(ステップ[S30])。ステップ[S30]の時点においても、管理サーバ300aは、ステップ[M10a]で送信許可を与えた印刷ジョブについてのジョブ管理情報を取得していない。そのため、送信許可は、2つのスプーラ200a,200bのいずれにも与えられない。そして、図7(c)に示すように、印刷ジョブ予約リストには、第2のスプーラ200bのIPアドレスが登録される。
ステップ[M18]において、ジョブ管理情報の取得が完了したと判断された場合、管理サーバ300aの送信許可設定部334(図6)は、印刷ジョブ予約リストを参照して、印刷許可を与えるスプーラを決定する。ステップ[M18]の時点において、最先位置(PJR[1])に登録されているIPアドレスは、図7(c)に示すように、第1のスプーラ200aのIPアドレスとなっている。そのため、管理サーバ300aは、印刷許可を与えるスプーラを第1のスプーラ200aに決定する。
ステップ[M20a]において、管理サーバ300aの送信許可設定部334(図6)は、印刷許可の付与先に決定されたスプーラ200aの転送制御部232(図6)に印刷ジョブの送信許可を与える。このとき、管理サーバ300aの予約ジョブ管理部336(図6)は、印刷ジョブ予約リストの登録内容を最先位置(PCJ[1])方向に移動する。これにより、図7(d)に示すように、最先位置(PCJ[1])に登録されていた第1のスプーラ200aのIPアドレスが消去され、第2のスプーラ200bのIPアドレスが最先位置(PCJ[1])に登録される。
このように、第2実施例においても、送信許可に応じて送信された印刷ジョブのジョブ管理情報が管理サーバ300aによって取得されるまで、2つのスプーラ200a,200bのいずれにも印刷ジョブの送信許可が与えられない。そのため、ジョブ管理情報が取得される前にスプーラ200a,200bからプリンタ400に印刷ジョブが送信されることにより、取得前のジョブ管理情報がジョブ情報バッファから消失することを抑制することができる。
なお、第2実施例は、印刷ジョブの予約を行った複数のスプーラのうち、印刷ジョブの予約が最先のスプーラに対して印刷ジョブの送信許可が与えられる。そのため、印刷ジョブを予約するタイミングにより、印刷ジョブの送信許可が与えられないスプーラが発生するおそれを低減することができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記各実施例では、クライアント100と、スプーラ200と、管理サーバ300と、をそれぞれ別個のものとしているが、これらの3つのデバイスのうち、少なくとも2つを一体のものとしても良い。この場合、スプーラ200と管理サーバ300とを一体のものとすることにより、スプーラ200および管理サーバ300がそれぞれ有する外部記憶装置220,320とネットワーク制御部210,310とを共有することが可能となる。このように、ネットワークシステム10の構成がより簡単になる点で、スプーラ200と管理サーバ300とを一体のものとするのがより好ましい。
C2.変形例2:
上記各実施例では、プリンタ400により印刷ジョブに付されたジョブIDを用いて、送信許可に応じて送信された印刷ジョブのジョブ管理情報の取得が完了したか否かを判断しているが、他の方法によってもジョブ管理情報の取得が完了したか否かを判断することが可能である。例えば、クライアント100あるいはスプーラ200が印刷ジョブにID(代替ID)を付している場合、スプーラ200が送信した印刷ジョブの代替IDと、プリンタ400のジョブ管理情報として取得した代替IDとを比較して、これらの2つの代替IDが同一であった場合に、ジョブ管理情報の取得が完了したものと判断することができる。
また、管理サーバ300にジョブ管理情報を取得したか否かを表す取得済フラグを設け、ジョブ管理情報の取得の際に取得済フラグを「ON」に設定し、送信許可の送信の際に取得済みフラグを「OFF」に設定するものとしても良い。但し、この場合、管理サーバ300あるいはプリンタ400は、管理サーバ300が既に取得したジョブ管理情報を再度取得することにより取得済フラグが「ON」とならないように構成される。例えば、プリンタ400は、ジョブ管理情報を送信した際に、そのジョブ管理情報を消去するように構成される。
C3.変形例3:
上記各実施例では、管理サーバ300によるジョブ管理情報の取得は、印刷ジョブの送信済みの通知を管理サーバ300が受領した後から管理サーバ300がスプーラ200に印刷ジョブの送信許可を与えるまでの期間に行われているが、この期間以外にもジョブ管理情報の取得を行うものとしても良い。例えば、ジョブ管理情報の取得を、所定の時間間隔で定期的に行うものとしても良い。但し、この場合、印刷ジョブが転送されている期間にもジョブ管理情報の取得が行われるとローカルエリアネットワークLANのトラフィックが必要以上に増大するおそれがあるため、本実施例のようにジョブ管理情報の取得を行うのが好ましい。
本発明の実施例を適用するプリンタ管理システム10の構成を示す説明図。 クライアントと、スプーラと、管理サーバと、プリンタと、のそれぞれの構成を示す説明図。 ネットワーク制御部410からプリンタ制御部430に供給された印刷ジョブが処理される様子を示す説明図。 プリンタ管理システム10における印刷ジョブの転送の様子を示すシーケンス図。 プリンタ管理システム10の各部に格納されている情報の時間変化を示す表。 第2実施例における、スプーラ200a,200bと、管理サーバ300aと、プリンタ400と、のそれぞれの構成を示す説明図。 印刷ジョブ予約リスト格納部340に格納される印刷ジョブ予約リストを示す説明図。 第2実施例において、印刷ジョブが転送される様子を示すシーケンス図。
符号の説明
10…プリンタ管理システム
100…クライアント
110…ネットワーク制御部
120…アプリケーション実行部
200,200a,200b…スプーラ
210…ネットワーク制御部
220…外部記憶装置
230…ジョブ制御部
232…転送制御部
234…スプール管理部
236…ジョブ予約部
300,300a…管理サーバ
310…ネットワーク制御部
312…SNMPマネージャ
320…外部記憶装置
330…印刷ジョブ管理部
332…ジョブ管理情報取得部
334…送信許可設定部
336…予約ジョブ管理部
340…印刷ジョブ予約リスト格納部
400…プリンタ
410…ネットワーク制御部
412…SNMPエージェント
420…プリントエンジン
430…プリンタ制御部
432…MIB
LAN…ローカルエリアネットワーク

Claims (6)

  1. 与えられた印刷ジョブに従って印刷を実行するプリンタの管理システムであって、
    前記印刷ジョブに関する管理情報を前記プリンタから取得する管理サーバと、
    前記印刷ジョブを一時的に保持し、保持された印刷ジョブを前記管理サーバにより設定される送信許可に従って前記プリンタに送信するスプーラと、
    を備え、
    前記管理サーバは、前記送信許可に従って前記スプーラから前記プリンタへ既に送信された第一の印刷ジョブの管理情報を取得した場合に、前記プリンタへ未送信の第二の印刷ジョブの送信許可を前記スプーラに与える、
    管理システム。
  2. 請求項1記載の管理システムであって、
    前記スプーラは、前記印刷ジョブを受信した際に前記管理サーバに前記送信許可の有無の問合わせを行い、前記問合わせの結果に基づいて前記プリンタに前記印刷ジョブを送信する、管理システム。
  3. 請求項1記載の管理システムであって、
    前記スプーラは、前記印刷ジョブを受信した際、前記送信許可の付与を要求する送信許可付与要求を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、
    前記スプーラを特定するスプーラ特定情報を前記送信許可付与要求の受信順に登録するジョブ予約リストを有しており、
    前記送信許可に従って送信された印刷ジョブの管理情報を取得した場合に、前記ジョブ予約リストに登録された最先のスプーラ特定情報で特定されるスプーラに前記送信許可を与えるとともに、前記最先のスプーラ特定情報を削除する、
    管理システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか記載の管理システムであって、
    前記印刷ジョブにはジョブIDが付されており、
    前記管理サーバは、前記プリンタから取得した管理情報に含まれる前記ジョブIDに基づいて、前記送信許可に従って送信された印刷ジョブの管理情報を取得したか否かを判断する、管理システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載の管理システムであって、
    前記スプーラは、前記印刷ジョブの前記プリンタへの送信が完了した際に、前記管理サーバに印刷ジョブの送信完了通知を送信し、
    前記管理サーバは、前記送信完了通知の受信の後から前記送信許可を与えるまでの期間において、前記管理情報を前記プリンタから取得する、
    管理システム。
  6. 与えられた印刷ジョブに従って印刷を実行するプリンタの管理システムの制御方法であって、
    前記管理システムは、
    前記印刷ジョブに関する管理情報を前記プリンタから取得する管理サーバと、
    前記印刷ジョブを一時的に保持し、保持された印刷ジョブを前記管理サーバにより設定される送信許可に従って前記プリンタに送信するスプーラと、
    を備え、
    前記制御方法は、
    前記管理サーバが前記送信許可に従って前記スプーラから前記プリンタへ既に送信された第一の印刷ジョブの管理情報を取得した場合に、前記プリンタへ未送信の第二の印刷ジョブの送信許可を前記スプーラに与える工程を備える、
    制御方法。
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