JP4791981B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents
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Description
一方、摩擦式の防振装置は、内部が空気で満たされたシリンダ内を軸方向に沿って相対的に往復動するロッドを備えており、このロッドの外周には、シリンダ内に固定された摩擦部材が配置されている。そして、ロッドが往復動する際に摩擦部材との間に発生する摩擦力により、水槽の振動を減衰させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
一方、摩擦式の防振装置は、減衰力が水槽の振動周波数に依存しないという特性を有する。そのため、ドラム式洗濯機の防振装置として好適である。
洗濯物の偏りが発生すると、脱水起動時の水槽の振動が大きくなり脱水の起動が上手くできない場合がある。そのため、多少の洗濯物の偏りが発生した場合であっても、脱水の起動性能(脱水を上手く起動させる性能)を向上させるには、防振装置による減衰力をより大きくして脱水起動時の水槽の振動を抑えることが必要となる。
脱水起動時から脱水定常時に移行する過程において、シリンダに対するロッドの振幅が小さくなっていくと、第1の当接部が第1の摩擦摺動部材に当接しなくなり、第2の摩擦摺動部材のみがロッドとともに往復動してシリンダの内周面を摺動するようになる。これにより、ロッドの往復動に上記の脱水起動時より小さな摩擦力が発生する。
このように、脱水起動時の低周波振動に対してはロッドの往復動に大きな摩擦力を発生させ、脱水起動時から脱水定常時に移行する過程においてはロッドの往復動に脱水起動時より小さな摩擦力を発生させ、脱水定常時の高周波振動に対してはロッドの往復動に摩擦力を発生させないようにすることができ、水槽の振動周波数に応じてサスペンションの減衰力を3段階に変化させることができる。
以下、本発明の第1の参考実施形態について図1および図2を参照して説明する。
図2は、ドラム式洗濯機1の縦断側面図を示している。ドラム式洗濯機1の外殻をなす筐体2の前面部(図2では左側)の中央部には、洗濯物出入口3および当該洗濯物出入口3を開閉する扉4が設けられており、筐体2の前面上部には、操作パネル5が設けられている。この操作パネル5は、使用者がドラム式洗濯機1の運転に係る各種の操作をするためのもので、電源スイッチ、スタートスイッチ、各種選択スイッチなど、多数の操作スイッチ(何れも図示せず)を備えている。
サスペンション7は筒状をなし内部が空気で満たされたシリンダ16を有しており、このシリンダ16の一端部(図1では上端部)には取付部材16Aが設けられている。この取付部材16Aは、防振材16aおよびナット16b(図2参照)により水槽6の側板6aに連結されており、シリンダ16が水槽6とともに振動するようになっている。一方、シリンダ16の他端部(図1では下端部)の外周には、シリンダ側バネ受け部17が設けられており、この他端部の内部にはロッドガイド18が配設されている。このロッドガイド18は、中央部に軸方向に貫通したロッド挿入孔18aを有しており、例えば焼結含油メタル(いわゆる軸受合金)とメタル圧入用金属(いわゆる裏金)とから構成されている。このロッドガイド18は、当該ロッドガイド18の他端側(図1では下側)がシリンダ16のかしめ部19に当接することによって、当該シリンダ16内に位置決めされている。
ドラム8の回転に伴って水槽6に振動が発生すると、これと連動してシリンダ16もバネ22の伸縮を伴いながら軸方向に往復動(上下方向に振動)し、シリンダ16内をロッド20が相対的に往復動するようになる。
次に、本発明の第2の参考実施形態について図3を参照して説明する。なお、上述した第1の参考実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
次に、本発明の第3の参考実施形態について図4を参照して説明する。なお、上述した第1の参考実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すサスペンション40(防振装置に相当)は、上述した第1の参考実施形態に示したものにおいて、当接部を構成するリング部材27および段部28の摩擦摺動部材24に対向する部分に、合成ゴム、樹脂などの材料からなる緩衝部材41を設けたものである。
次に、本発明の第4の参考実施形態について図5を参照して説明する。なお、上述した第2の参考実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すサスペンション50(防振装置に相当)は、上述した第2の参考実施形態に示したものにおいて、当接部を構成するリング部材27および段部28の摩擦摺動部材31に対向する部分に、合成ゴム、樹脂などの材料からなる緩衝部材51を設けたものである。
次に、本発明の一実施形態について図6を参照して説明する。なお、上述した第1の参考実施形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
脱水起動時において水槽6に低周波振動が発生し、シリンダ16に対するロッド20の振幅が大きくなると、第1のリング部材63および段部65が第1の摩擦摺動部材61に当接し、第1の摩擦摺動部材61がロッド20とともに往復動してシリンダ16の内周面16cを摺動するようになる。このとき、第1の所定間隔Cから第1の摩擦摺動部材61の軸方向の厚さEを減算した値が、第2の所定間隔Dから第2の摩擦摺動部材62の軸方向の厚さFを減算した値よりも大きいことから、第1のリング部材63および第2のリング部材64も第2の摩擦摺動部材62に当接し、当該第2の摩擦摺動部材62もロッド20とともに往復動してシリンダ16の内周面16cを摺動する。これにより、ロッド20の往復動に大きな摩擦力が発生する。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
一対の当接部の所定間隔や摩擦摺動部材の厚さは、適宜変更して実施することができる。
Claims (1)
- ドラムを収容する水槽と筐体との間において当該水槽を防振支持する防振装置を備えたドラム式洗濯機において、
前記防振装置は、
筒状をなし内部が空気で満たされたシリンダと、
このシリンダ内を軸方向に沿って相対的に往復動するロッドと、
このロッドの軸方向に沿う2箇所において当該ロッドの外周面との間に隙間を有して配置され、前記シリンダの内周面を摺動するそれぞれ環状の第1の摩擦摺動部材および第2の摩擦摺動部材と、
前記ロッドに設けられ、前記第1の摩擦摺動部材を挟んで当該ロッドの軸方向に沿って第1の所定間隔を有するとともに前記第1の摩擦摺動部材の内径よりも径大に形成された一対の第1の当接部と、
前記ロッドに設けられ、前記第2の摩擦摺動部材を挟んで当該ロッドの軸方向に沿って第2の所定間隔を有するとともに前記第2の摩擦摺動部材の内径よりも径大に形成された一対の第2の当接部とを備え、
前記第1の所定間隔から前記第1の摩擦摺動部材の軸方向の厚さを減算した値が、前記第2の所定間隔から前記第2の摩擦摺動部材の軸方向の厚さを減算した値よりも大きくなるように構成し、
脱水起動時においては、前記一対の第1の当接部が前記第1の摩擦摺動部材に当接して当該第1の摩擦摺動部材が前記ロッドとともに前記シリンダの内周面を摺動するとともに、前記一対の第2の当接部が前記第2の摩擦摺動部材に当接して当該第2の摩擦摺動部材も前記ロッドとともに前記シリンダの内周面を摺動し、
脱水起動時から脱水定常時に移行する過程においては、前記一対の第1の当接部が前記第1の摩擦摺動部材に当接しなくなり、前記第2の摩擦摺動部材のみが前記ロッドとともに前記シリンダの内周面を摺動し、
脱水定常時においては、前記一対の第2の当接部が前記第2の摩擦摺動部材に当接しなくなり、前記ロッドのみが前記シリンダ内を往復動するように構成したことを特徴とするドラム式洗濯機。
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