JP4791923B2 - 可動式水栓装置 - Google Patents
可動式水栓装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4791923B2 JP4791923B2 JP2006255088A JP2006255088A JP4791923B2 JP 4791923 B2 JP4791923 B2 JP 4791923B2 JP 2006255088 A JP2006255088 A JP 2006255088A JP 2006255088 A JP2006255088 A JP 2006255088A JP 4791923 B2 JP4791923 B2 JP 4791923B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pipe
- water discharge
- faucet
- guide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
図示のものはシングルレバー式の水栓装置の例(この例ではキッチン用の水栓装置)で、図中200は水栓装置202における水栓本体であり、流し台カウンターの上面から起立する状態で設けられている。そしてその上部にはシングルレバー206が上下及び左右に回動可能に設けられている。
尚、204は流し台に備えられたシンクである。
そこで本出願人は吐水部を支持レール(支持部材)によって支持しつつ全体的に移動可能となした水栓装置を先の特許願(下記特許文献1)において提案している。
配管218は、このような座屈(折れ)Kを生じたとき、その座屈Kの部分で図中上下(座屈の方向と直角方向の上下)の突出変形Tを生ずる。即ち配管218は、図中上下方向の突出変形Tを伴って座屈Kを生じる。
而して配管218がこのような座屈Kを生じると水路が塞がれてしまい、給水不能に陥ってしまう。
この場合、電気配線を単独で配線しておいた場合又は配線を配管に沿って配線しておいた場合の何れにおいても、吐水部の繰返し移動によって電気配線がもつれたり、或いは配管に絡まったりする問題を生じる。
更にまたこの特許文献2に開示のものでは、配管の座屈の問題は解決することができない。
また本発明の他の目的は、吐水部に電気的な操作部を備えた場合において、配管に沿って配線される電気配線が吐水部の移動に伴ってもつれたり配管に絡まったりするのを防止することのできる可動式水栓装置を提供することを目的とする。
このようにしておけば極めて軽い操作で吐水口からの吐止水を行なうことができるとともに、必要な電気配線をガイド部材とは別途に施す必要がなくなり、加えて吐水部の位置移動によって配線がもつれを生じたり或いは配管に絡み付いたりするといった問題を併せて解決することができる。
この場合、移動した先で吐水部を作業者が手に持っている必要が無く、両手を自由にした状態で吐水部から吐水を行って水作業を行うことができる。
図1において、10はキッチンに設置された流し台で、12は流し台10のキャビネット、14はシンク、16は流し台10のカウンターで、18は流し台10の上側に設置された支持台である。
この支持台18は、カウンター部22の上面に各種物品が載置可能である。
カウンター部22の下側には、水栓24がカウンター部22に沿って水平方向に且つ図1において左右方向(流し台10前方の使用者から見て左右方向)に移動可能に設けられている。
吐水管26にはまた、吐水口28からの吐水と止水とを操作するためのスイッチ操作部30が備えられている。
ホルダ部32には貫通の挿通孔34が形成されていて、そこに支持レール36が挿通されている。
支持レール36は、支持台18におけるカウンター部22の下側でカウンター部22に沿って左右方向に配設されており、水栓24はこの支持レール36による支持の下で、かかる支持レール36及び挿通孔34による案内の下に図1中左右方向に移動可能とされている。即ち支持レール36により支持されつつ左右方向に移動するようになっている。
水栓24は、これら配管38A,38Bを通じて供給されてきた冷水と湯とを内部の混合部で所定比率に混合し、吐水口28から吐水する。
但し吐止水弁を外部に設けた水栓本体に備えておき、スイッチ操作部30のスイッチ操作によりその吐止水弁を開閉するようにして、図2の水栓24を単に吐水部として構成するようになすこともできる。
この場合においてその吐止水弁は、配管38A,38Bのそれぞれに設けた電磁開閉弁その他の開閉弁となしておくことができる。
この例において配管38A,38Bは上下に重ね合された状態で水栓24の移動方向に沿って水平方向且つ左右方向に配管されている。
ここで一対のガイド部材40は、水栓24の移動によって生じる配管38A,38BのU字状の曲りの内側と外側とに位置して、配管38A,38Bの曲り変形をガイドする。
図示のようにガイド部材40は、中心部の銅箔等の金属箔44を接着剤46を介して絶縁性の樹脂製のベースフィルム48とカバーフィルム50とでサンドイッチ状に挟んだ形態のもので、金属箔44には電気配線52がパターン形成されている。
このガイド部材40は、この例では樹脂フィルム(ここではポリミド樹脂製)から成るベースフィルム48,カバーフィルム50の厚みが数十から数百μm,金属箔44の厚みが数十μmのもので全体として薄いものであるが、所定の剛性を有し、また実質的に伸びを有しないもの(詳しくは配管38A,38Bに比べて長手方向の伸びが著しく小さいもの)である。
或いは吐水口28から吐水を行わせつつ、水栓24全体を左右方向に位置移動させることができる。
ここで水栓24を移動させる際、配管38A,38Bは図2(A),図4(A)に示すU字状の曲り54を生じ且つ曲り54の位置を水栓24の移動に伴って配管38A,38Bの延設方向に移行させながら、配管38A,38Bの先端部が水栓24の移動に追従して移動する。
しかるにこの実施形態では、図4(A)に示しているように配管38A,38Bの曲り54の内面と外面とがガイド部材40にて拘束され、それらガイド部材40によって曲りのガイドが行われるため、そうした配管38A,38Bの座屈Kが良好に防止され、その座屈Kによって水栓24に対し給水不能となるのが良好に防止される。
またこのガイド部材40には電気配線52が一体に設けてあるため、電気配線52を別途に施す必要がなくなるとともに、水栓24の位置移動によって電気配線52がもつれを生じたり、或いは配管38A,38Bに絡みついたりするといった問題を併せて解決することができる。
また冷水用の配管38Aと湯用の配管38Bとの2本の配管を上下に重ね合せ状態で配管しておくことにより、それら配管38A,38Bの急激な曲りによる座屈変形を、互いの配管38A,38Bの拘束作用により更に有効に防止することが可能となる。
例えば上例では水栓24に対して冷水用と湯用の2つの配管38A,38Bを接続して、水栓24に対し冷水と湯とを供給するようにしているが、場合によって冷水用の配管だけを複数本重ね合せの状態で設けておくといったことも可能である。
この場合、各配管を小径となした場合においても、大径の配管を1本だけ設けた場合と同量の流量を稼ぐことができるとともに、各配管が小径であると配管が曲り易く、座屈を生じ難い利点が得られる。
26 吐水管(吐水部)
28 吐水口
36 支持レール(支持部材)
38A,38B 配管
40 ガイド部材
44 金属箔
48 ベースフィルム
50 カバーフィルム
52 電気配線
Claims (3)
- 吐水口を備えた吐水部を全体的に位置移動が可能な可動式となすとともに、可撓管から成る該吐水部への給水用の配管を複数本重ね合せの状態で延設して、該配管に沿って該配管の曲り変形をガイドする可撓性且つシート状のガイド部材を配置し、且つ該ガイド部材は該配管に対して該配管の重ね合せの方向と直交する方向に重合し、前記吐水部の位置移動によって生じる前記配管の曲りの内側または外側に位置するように該配管に添設してあることを特徴とする可動式水栓装置。
- 請求項1において、前記吐水部が前記吐水口からの吐止水の操作を行う接触式若しくは非接触式の電気的な操作部を備えているとともに、前記ガイド部材には前記配管に沿って配線される電気配線が一体に設けてあることを特徴とする可動式水栓装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、少なくとも前記吐水部が支持部材により支持されつつ移動するものであることを特徴とする可動式水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006255088A JP4791923B2 (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 可動式水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006255088A JP4791923B2 (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 可動式水栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008075320A JP2008075320A (ja) | 2008-04-03 |
JP4791923B2 true JP4791923B2 (ja) | 2011-10-12 |
Family
ID=39347668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006255088A Expired - Fee Related JP4791923B2 (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 可動式水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4791923B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106120972A (zh) * | 2016-07-14 | 2016-11-16 | 赵文林 | 一种智能型公共卫生间用洗手盆 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63188386U (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-02 | ||
JPH0198267U (ja) * | 1987-12-22 | 1989-06-30 | ||
JP3192036B2 (ja) * | 1993-07-27 | 2001-07-23 | 東陶機器株式会社 | シンク装置 |
JP4091207B2 (ja) * | 1998-11-27 | 2008-05-28 | 株式会社Inax | スライド式水栓装置 |
-
2006
- 2006-09-20 JP JP2006255088A patent/JP4791923B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106120972A (zh) * | 2016-07-14 | 2016-11-16 | 赵文林 | 一种智能型公共卫生间用洗手盆 |
CN106120972B (zh) * | 2016-07-14 | 2018-05-29 | 泉州成协石材装饰工程有限公司 | 一种智能型公共卫生间用洗手盆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008075320A (ja) | 2008-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4263684B2 (ja) | スライド用給電装置 | |
US8727241B2 (en) | Kitchen sink sprayer | |
JP2010193599A (ja) | 電線配索装置 | |
JP5265021B2 (ja) | スピルオーバーフィッティング | |
US10047506B2 (en) | Water outlet fitting with flexible outlet guide | |
KR20030022033A (ko) | 케이블류의 보호안내 가이드 | |
JP5181151B2 (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP4791923B2 (ja) | 可動式水栓装置 | |
BR112013027646B1 (pt) | método para reter a temperatura de um líquido em um sistema de distribuição de líquido, e, sistema de distribuição de líquido | |
JP6458401B2 (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP4798068B2 (ja) | ロック付コルゲートチューブ取付治具 | |
JP6847626B2 (ja) | 水栓 | |
JP2007195308A (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP2007215279A (ja) | ハーネス保護チューブとそれを用いた給電構造 | |
JP2010074974A (ja) | 保護チューブ及び給電装置 | |
JP6487826B2 (ja) | 配線・配管材保持具及び配線・配管材の保持部構造 | |
JP7087508B2 (ja) | トイレ装置 | |
JP7462381B2 (ja) | 管部材保持具および管部材配置構造 | |
JP2008228939A (ja) | ユーティリティボックス | |
JP7117206B2 (ja) | 吐水装置 | |
JP2012191830A (ja) | ハーネス配索装置 | |
JP2019173482A (ja) | 水栓装置 | |
US9327306B2 (en) | Apparatus for dispensing fluid | |
JP5888248B2 (ja) | 電線外装部品、ワイヤーハーネス及びスライド配線装置 | |
JP2005110733A (ja) | 線状体の保持装置およびそれを用いた引き出し式洗浄装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110627 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110719 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110722 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4791923 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |