JP6458401B2 - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人体の局部を洗浄する洗浄ノズルを備える人体局部洗浄装置に関するものである。
このような人体局部洗浄装置として、下記特許文献1等に記載されるものが公知である。洗浄ノズルには、洗浄水を供給するためのホースが接続される。
特開2003−293431号公報
洗浄ノズルが進退動作すると、それに接続されたホースが変位する。変位するホースが他の部材等に接触してしまうと、ホースが摩耗してしまう。また、ホースと他の部材の接触(摺動)が、進退動作する洗浄ノズルの抵抗となってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、ホースが他の部材と接触してしまうのを抑制することが可能な人体局部洗浄装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明にかかる人体局部洗浄装置は、所定の範囲を進退動自在に設けられた人体の局部を洗浄する洗浄ノズルと、一端が前記洗浄ノズルに接続され、当該洗浄ノズルに洗浄水を供給するホースと、前記ホースに沿うようにして前記洗浄ノズルと一体的に設けられた、前記ホースの一部に接触する押さえ部と、を備える。
前記洗浄ノズルの少なくとも一部を収容可能なシリンダを備え、前記洗浄ノズルが前記シリンダに対して相対的に変位する際、前記ホースにおける前記シリンダ内に位置する部分の少なくとも一部に前記押さえ部が接触しているとよい。
前記洗浄ノズルは、駆動源の動力を伝達するためのラックが接続されるラック接続部を有し、前記押さえ部は、前記ラック接続部から前記ラックに沿って延び、前記ホースと前記ラックの間に位置するように設けられているとよい。
前記ホースの他端が直接または間接的に接続されるベース部材と、駆動源の動力を前記洗浄ノズル伝達するためのフレキシブルラックと、を備え、前記ホースは、その一端と他端との間の一部が湾曲した状態にあって、前記洗浄ノズルが進退動する際に当該湾曲した部分の曲率が変化するように設けられており、前記ベース部材には、前記ホースの湾曲した部分の外側に位置し、前記フレキシブルラックの形状を規制するラック規制部が設けられているとよい。
前記ベース部材には、前記ラック規制部の前記洗浄ノズル側端部側から直線状に延びるラック誘導部が設けられており、前記洗浄ノズルが原位置に位置するとき、前記押さえ部の少なくとも一部と前記ラック誘導部の少なくとも一部が重なるように構成されているとよい。
本発明にかかる人体局部洗浄装置は、ホースに沿うように洗浄ノズルと一体的に設けられた押さえ部がホースに接触した状態にある。したがって、洗浄ノズルが進退動するとき、ホースに接触した状態のまま押さえ部が移動するから、ホースが他の部材と接触するのを抑制することができる。
洗浄ノズルがシリンダに対して相対的に変位する際、シリンダ内に位置するホースの少なくとも一部に押さえ部が接触する構造とすることで、ホースがシリンダに接触してしまうのを抑制することができる。
押さえ部がラック接続部から延びるように形成され、ホースとラックの間に位置するように設けられていれば、押さえ部の撓みがラックによって抑制される。つまり、駆動源の動力を洗浄ノズルに伝達する部材としてだけでなく、押さえ部の撓みを抑制する部材としてラックを機能させることができる。
洗浄ノズルの進退動作によって曲率が変化するホースの湾曲した部分の外側に位置し、ラックの形状を規制するラック規制部が設けられている構造とする場合、押さえ部によってホースの湾曲した部分とラック規制部が接触するのを抑制することができる。
洗浄ノズルが原位置に位置するとき、押さえ部の少なくとも一部と直線状のラック誘導部の少なくとも一部が重なるようにすれば、ラック誘導部とホースの接触を抑制することができる。また、ラック規制部の近くまで押さえ部にホースが押さえられた状態となるため、ラック規制部とホースの接触を抑制する効果がさらに高まる。
本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置が適用された便座装置の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の断面図であって、洗浄ノズルが原位置に位置している状態を示した図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の断面図であって、洗浄ノズルとシリンダの間に生ずる摩擦力により、洗浄ノズルとともにシリンダが前進する様子を示した図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の断面図であって、洗浄ノズルが進出位置(洗浄位置)に位置している状態を示した図である。 押さえ部がラック誘導部の下側に入り込む際の様子を模式的に示した図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において幅方向とは洗浄ノズル10の幅方向に沿う方向(図示したX方向)をいい、前後方向とは洗浄ノズル10が進退動作する方向に沿う方向(図示したY方向)をいい、上下方向とは幅方向および前後方向に直交する方向(図示したZ方向)をいうものとする。これらの方向は人体局部洗浄装置1の設置方向を限定するものではない。例えば、上下方向は、重力方向に沿う方向であってもよいし、本実施形態のように重力方向に対して一定角度傾斜した方向であってもよい。
[人体局部洗浄装置の構成]
本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、図1に示すように便座90の後方に設けられた収容部91内に収容される。洗浄時には洗浄ノズル10が前進し(後述する進出位置に位置し)、噴出口112より洗浄水を噴出させて使用者の局部を洗浄する。図2〜図5に示す人体局部洗浄装置1は、人体の局部を洗浄する洗浄ノズル10、およびこの洗浄ノズル10に洗浄水を供給するためのホース40を備える。
本実施形態における洗浄ノズル10は、水平方向に対して所定角度傾斜して、先端側が基端側よりも重力方向における下側に位置するように設けられている。かかる洗浄ノズル10は、シリンダ20とともにノズルユニット1uを構成する。換言すれば、本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、洗浄ノズル10とシリンダ20から構成される多段式(二段)のノズルを有する装置である。かかるノズルユニット1uは、ベース部材30に支持されている。ベース部材30には、シリンダ20がその長手方向にスライド可能に支持されており、このシリンダ20に対して洗浄ノズル10がその長手方向にスライド可能に支持されている。洗浄ノズル10は、シリンダ20を介して(間接的に)ベース部材30にスライド可能(進退動作可能)に支持されているともいえる。シリンダ20は前方が開口した筒状の部材であって、洗浄ノズル10はその少なくとも一部がシリンダ20内に入り込むことが可能である。つまり、シリンダ20は、洗浄ノズル10の少なくとも一部を収容可能である。
本実施形態では、洗浄ノズル10(ノズルユニット1u)として、肛門用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルとが幅方向に並んで設けられている。なお、肛門用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルの基本的な違いは、洗浄水の噴出構造等であって、本願の特徴部分に関しては違いが存在しないため、両洗浄ノズル(ノズルユニット1u)を区別することなく単に「洗浄ノズル10(ノズルユニット1u)」と称して本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1を説明する。
洗浄ノズル10は、細長い軸状の部材であって、ヘッド部11およびラック接続部12を有する。ヘッド部11は、洗浄ノズル10の先端側(前側)に設けられた部分であり、その内部には洗浄水が流れ込む流体空間111が形成されている。また、ヘッド部11の上側には、流体空間111に繋がる噴出口112が形成されている。洗浄ノズル10には、流体空間111に通じるようにホース40の一端が接続されており、当該ホース40によって搬送され流体空間111に流れ込んだ洗浄水は、噴出口112より上方(人体の局部)に向かって噴出される。形状等、噴出口112の構造はどのようなものであってもよいため、詳細な説明は省略する。
流体空間111に通じるように一端が洗浄ノズル10に接続されたホース40は、変形可能な材料(例えばゴム)で形成され、洗浄ノズル10の後方から引き出されている。なお、ホース40は、搬送される洗浄水が噴出口112から噴出されるように洗浄ノズル10に接続されていればよく、洗浄ノズル10に対する接続位置や接続構造はどのようなものであってもよい。本実施形態におけるホース40は、洗浄ノズル10の内側に形成された空間を通って後方に引き出されている。
洗浄ノズル10の後端上側には、ラック接続部12が設けられている。ラック接続部12には、フレキシブルラック50の一端が接続されている。かかるラック接続部12から後方に向かって延びるように押さえ部121が設けられている。具体的には、押さえ部121は、ラック接続部12の下側から直線状に延びる板状の部分である。このように、押さえ部121は、洗浄ノズル10と一体的に設けられている(洗浄ノズル10と一体成形されていてもよいし、別に成形されてノズル本体側に固定された部分であってもよい)。したがって、洗浄ノズル10が進退動作すると、それとともに押さえ部121も移動する。押さえ部121は、ホース40における押さえ部121に接触する部分が上方に変位(変形)しようとした際、それを上から押さえつけ、その変位を阻止することができる形状(幅、厚み等)を有していればよい。例えば、一の洗浄ノズル10に二以上のホース40が接続される構造であれば、全てのホース40の変位を阻止することができるように押さえ部121の形状を設定すればよい。
押さえ部121は、洗浄ノズル10の後方から引き出されているホース40に沿う。具体的には、ホース40における前後方向に延びる部分(後述する湾曲した部分よりも洗浄ノズル10側(一端側)の部分)に沿う。つまり、押さえ部121は、前後方向に沿い、ホース40の一端と他端との間の一部に接触する。また、押さえ部121は、フレキシブルラック50とホース40の間に挟まれるようにして位置する。本実施形態では、洗浄ノズル10(ノズルユニット1u)が進出位置(詳細は後述)に位置した状態において、フレキシブルラック50と押さえ部121の間には小さな隙間が存在する。また、押さえ部121の先端(後端)上側は、面取りされた形状となっている。
シリンダ20は、洗浄ノズル10のヘッド部11以外の部分が入り込むことが可能な筒状の部材である。洗浄ノズル10は、当該シリンダ20に対して相対的に変位することができる。すなわち、洗浄ノズル10は、シリンダ20内に入り込む部分の大きさを変化させるように、シリンダ20に対してスライドすることができる。シリンダ20の前側上方には、引掛り部21が形成されており、シリンダ20に対する洗浄ノズル10の相対位置が最も前方となったとき、当該引掛り部21とラック接続部12が接触する。これにより、洗浄ノズル10はシリンダ20に対してそれ以上前方に移動することができなくなる。つまり、ラック接続部12は、フレキシブルラック50が接続される部分としてだけでなく、洗浄ノズル10のシリンダ20からの抜け止めとしても機能する。
シリンダ20の後方には、ホース40が通されるホース挿通孔22と、フレキシブルラック50が通されるラック挿通孔23が形成されている。ホース挿通孔22は、ホース40とともに上記押さえ部121が通る孔ででもある。
かかるシリンダ20は、ベース部材30に対してその軸線方向(前後方向)に沿ってスライド自在に支持されている。具体的には、シリンダ20は、ベース部材30の前側に形成された筒状の収容部35の内側において、最も後方に位置した原位置と、最も前方に位置した進出位置との間をスライド自在となるように支持されている。詳細な説明は省略するが、ベース部材30は、シリンダ20が進出位置よりも前方に移動しないよう、また原位置よりも後方に移動しないようにするためのストッパ部を有する。
一端が洗浄ノズル10に接続されたホース40の他端、すなわち水源に近い側の端部は、ベース部材30に対し直接または間接的に接続されている。本実施形態では、ホース40の他端は、ベース部材30に固定された給水ポート31に接続されている。かかる給水ポート31を通じて水源からホース40内に洗浄水が流れ込むことになる。なお、給水ポート31より上流側には、洗浄ノズル10への給水の可否(噴出口112から洗浄水を噴出させるか否か)を制御するため、図示されないバルブ等が設けられている。この種の給水ポート31が設けられたバルブがベース部材30に固定され、当該給水ポート31にホース40の他端が接続された構造であってもよい。
ベース部材30には、洗浄ノズル10(ノズルユニット1u)を駆動させるための駆動源であるモータ32が固定されている。モータ32の駆動軸には出力歯車321が固定されている。かかる出力歯車321は、一端が洗浄ノズル10(ラック接続部12)に接続され、シリンダ20のラック挿通孔23を通じてベース部材30側に引き出された状態にあるフレキシブルラック50に噛み合っている。したがって、モータ32が駆動すると、その動力は出力歯車321およびフレキシブルラック50を介して洗浄ノズル10に伝達される。
また、ベース部材30には、ラック規制部33およびラック誘導部34が設けられている。ラック規制部33は、後方に移動したフレキシブルラック50の一部を円弧状に湾曲させた状態とする円弧状の部分である。つまり、フレキシブルラック50の形状を規制するための部分である。このようにフレキシブルラック50を湾曲させた状態とすることで、洗浄ノズル10を駆動させるための駆動機構をコンパクトにすることができる。本実施形態におけるラック規制部33は、ベース部材30の上方から下方に向かうような円弧形状(後方に向かって凸となる円弧形状)を有する。より具体的には、ラック規制部33は、所定の間隔を隔てて互いに沿うように設けられた外側円弧状突起331と内側円弧状突起332を有し、両突起の間の溝内にフレキシブルラック50が嵌まり込むこととなる。
上述したように、ホース40は、一端が洗浄ノズル10に、他端が給水ポート31を介してベース部材30に接続されている。大まかに見ると、ホース40は、幅方向に直交する平面(YZ平面)に沿うようにして、一端が洗浄ノズル10に接続され、そのまま洗浄ノズル10の後方から真っすぐ引き出され、後方でUターンするように下方に湾曲して前方に向かい、その前方に向かった部分の端部である他端が前後方向に沿って位置する給水ポート31に接続されるようにして引き回されている。つまり、ホース40は、一端と他端との間の一部が湾曲した状態にある。当該湾曲した部分は、ラック規制部33の内側に位置する。詳細を後述するように、洗浄ノズル10が進退動作すると、洗浄ノズル10に接続されたホース40の一端の位置が変化するため、ホース40の曲率が変化する。洗浄ノズル10が原位置(詳細は後述)に位置するとき、ホース40における湾曲した部分の曲率半径が最も大きくなる。ただし、ホース40の湾曲した部分の外側にはラック規制部33(内側円弧状突起332)が設けられているため、当該ホース40の湾曲した部分の曲率半径が、ラック規制部33の曲率半径以上となることはない。つまり、ラック規制部33(内側円弧状突起332)は、フレキシブルラック50の形状を規制する役割だけでなく、ホース40の湾曲した部分の形状を規制する役割を果たす。
ラック誘導部34は、ラック規制部33に向かってフレキシブルラック50を誘導するための部分である。本実施形態におけるラック誘導部34は、ラック規制部33の一端(上側の端部)から前方に向かって直線状に延びる。より具体的には、ラック誘導部34は、所定の間隔を隔てて互いに沿うように設けられた外側直線状突起341と内側直線状突起342を有し、両突起の間の溝内にフレキシブルラック50が嵌まり込むこととなる。本実施形態では、ラック誘導部34によって構成される溝は、上記ラック規制部33によって構成される溝と繋がっている。ラック誘導部34とラック規制部33が繋がっておらず、離れていてもよい。また、ラック誘導部34は、フレキシブルラック50における出力歯車321に噛み合う部分の下側に位置する。つまり、ラック誘導部34は、フレキシブルラック50における出力歯車321に噛み合う部分を下側から支え、出力歯車321とフレキシブルラック50が噛み合った状態を維持するために設けられた部分でもある。また、ラック誘導部34の端部(前端)下側は、面取りされた形状となっている。
また、本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、洗浄ノズル10を洗浄するためのノズル洗浄装置60を備える。かかるノズル洗浄装置60はどのような構成であってもよいため、詳細な説明を省略する。このような装置を備えていなくてもよい。
[人体局部洗浄装置の動作]
このような構成を備える人体局部洗浄装置1は次のように動作する。洗浄ノズル10が最も後方位置である原位置に位置する状態(図3参照)で、駆動源であるモータ32を一方に回転させる(正転させる)と、その動力は出力歯車321およびフレキシブルラック50を介して洗浄ノズル10に伝達され、洗浄ノズル10が前進する。シリンダ20には駆動源の動力が直接伝達されないため、洗浄ノズル10におけるシリンダ20内に収納されていた部分が徐々に露出するように洗浄ノズル10が前進する。ただし、洗浄ノズル10とシリンダ20の間に生ずる摩擦力により、最初に洗浄ノズル10とともにシリンダ20が前進する構成(図4参照)であってもよい。フレキシブルラック50は、ラック規制部33によって湾曲した状態にあったものが、ラック誘導部34で直線状に変化し、洗浄ノズル10とともに前方に変位していく。
洗浄ノズル10が所定位置まで前進すると、洗浄ノズル10のラック接続部12がシリンダ20の引掛り部21に引っ掛かることにより、洗浄ノズル10とともにシリンダ20も前進する。最終的には、シリンダ20がベース部材30によってその前進が規制される位置まで洗浄ノズル10が前進し、進出位置に到達する(図5参照)。このように洗浄ノズル10が前進すると、それに接続されたホース40の一端も前方に変位していくため、ホース40の湾曲した部分の曲率半径は次第に小さくなっていき、進出位置において最も小さくなる。
洗浄ノズル10が進出位置に位置した状態で、ホース40を通じて洗浄ノズル10に洗浄水が供給され、噴出口112より洗浄水が噴出される。なお、進出位置(洗浄位置)として、複数の位置が設定されていてもよい。
進出位置に位置する洗浄ノズル10を原位置に戻す際には、駆動源であるモータ32を他方に回転させる(逆転させる)。これにより、洗浄ノズル10が後退する。フレキシブルラック50は、ラック誘導部34に誘導されながらラック規制部33内に入り込んでいく。つまり、ラック規制部33によって湾曲する部分が次第に増加していく。洗浄ノズル10がシリンダ20の後端面に接触すると、洗浄ノズル10とともにシリンダ20が後退し、両者が原位置に戻る。洗浄ノズル10とシリンダ20の間に生ずる摩擦力により、最初に洗浄ノズル10とともにシリンダ20が後退する構成であってもよい。洗浄ノズル10が後退すると、それに接続されたホース40の一端も後方に変位していくため、ホース40の湾曲した部分の曲率半径は次第に大きくなっていき、原位置において最も大きくなる。
本実施形態では、原位置に位置する洗浄ノズル10およびシリンダ20は、ベース部材30の収容部35と重なるように位置する。具体的には、洗浄ノズル10におけるヘッド部11の一部を除く部分とシリンダ20が収容部35の内側に位置する。
[押さえ部の機能]
このように動作する人体局部洗浄装置1が備える押さえ部121の機能(効果)について詳細に説明する。上述したように、押さえ部121は洗浄ノズル10と一体的に設けられているため、当該押さえ部121は洗浄ノズル10とともに前後方向に沿って移動する。また、洗浄ノズル10とともにホース40の前後方向に沿う部分も前後方向に沿って移動する。したがって、洗浄ノズル10が進退動作しても、ホース40における押さえ部121が接触する部分はほとんど変化しない。
洗浄ノズル10が進出位置に位置するとき、押さえ部121はシリンダ20内に位置する。つまり、押さえ部121は、ホース40におけるシリンダ20内に位置する部分の少なくとも一部に接触した状態にある(図5参照)。したがって、洗浄ノズル10が進出位置から原位置に向かって移動する際、ホース40がシリンダ20に接触してしまうことが抑制される。具体的には、本実施形態におけるホース40の湾曲した部分は、洗浄ノズル10に接続された一端側から下方に向かって湾曲しているため、当該湾曲した部分に生ずる応力によってホース40の前後方向に沿って延びる部分が上方に向かって撓むように変位しようとするところ、当該変位がホース40の上側に位置する押さえ部121によって押さえつけられる(ホース40が変位しやすい側に押さえ部121が設けられている)ため、ホース40とシリンダ20が接触してしまうことが抑制される。
洗浄ノズル10が後退していくと、押さえ部121はホース40とともにシリンダ20に形成されたホース挿通孔22を通り、収容部35内に入り込んでいく。つまり、ベース部材30に形成されたラック誘導部34に近づいていく。最終的には、押さえ部121は、ラック誘導部34の下側に入り込んだ状態となる。上述したように、本実施形態では、洗浄ノズル10が進出位置に位置する状態において、フレキシブルラック50と押さえ部121の間に隙間が存在するように設定されており、当該隙間にラック誘導部34が入り込んでいく。このように、洗浄ノズル10が原位置に位置するとき、押さえ部121の少なくとも一部と、ラック誘導部34の少なくとも一部が上下方向において重なった状態となる(図3参照)。
本実施形態では、洗浄ノズル10が原位置に位置したとき、ラック誘導部34のほぼ全体に押さえ部121が重なるように設定されている。つまり、洗浄ノズル10が原位置に位置したとき、押さえ部121の先端(後端)が、湾曲したラック規制部33の直前に位置するように設定されている。ホース40の変位を抑制する効果を高めるためであれば、押さえ部121を長くし、押さえ部121とホース40の接触する領域を大きくすることが好ましい。しかし、押さえ部121を長くしすぎると、洗浄ノズル10が原位置に位置したとき、湾曲したラック規制部33と押さえ部121が干渉してしまう。そこで、ラック規制部33と押さえ部121が干渉しない範囲で押さえ部121の長さを最大にする、すなわちラック誘導部34のほぼ全体に押さえ部121が重なるように設定することで、押さえ部121によるホース40の変位を抑制する効果を最大限に高めた構造としている。
このように構成されているため、少なくともホース40における押さえ部121に接触している部分は、ラック誘導部34(内側直線状突起342)に接触することがない。また、ホース40における押さえ部121に接触する部分よりも他端側の部分(押さえ部121に接触していない部分)にも、押さえ部121による位置規制効果(ホースが上方に変位しないようにする効果)が当該部分まで及ぶため(押さえ部121が設けられていない場合に比して)ラック誘導部34に接触してしまうことが抑制される。
また、洗浄ノズル10が後退するにつれてホース40の湾曲した部分の曲率半径が大きくなっていくところ、押さえ部121はその少なくとも一部がラック誘導部34の下側に入り込む位置まで移動する、すなわちラック規制部33の近くまでホース40の変位を規制するため、(押さえ部121が設けられていない場合に比して)ホース40の湾曲した部分とラック規制部33が接触してしまうことが抑制される。
ここで、図6に示すように、本実施形態では、押さえ部121の先端(後端)上側は、面取りされた形状(曲面(R面)または傾斜面121a)となっている。また、ラック誘導部34の端部(前端)下側は、面取りされた形状(曲面(R面)または傾斜面342a)となっている。これにより、押さえ部121がラック誘導部34に近づいていき、ラック誘導部34の下側に入り込む際、押さえ部121とラック誘導部34の端部同士が突き当たってしまうことが防止される。つまり、押さえ部121は、スムーズにラック誘導部34の下側に入り込んでいく。
このようにホース40の変位を規制する押さえ部121は、ホース40とラックの間に位置するように設けられている。したがって、上方(押さえ部121側)に変位しようとするホース40によって押さえ部121が撓みそうになっても、当該撓みはラックによって抑制される。つまり、本実施形態におけるラックは、駆動源の動力を洗浄ノズル10に伝達する部材としてだけでなく、押さえ部121の撓みを抑制する部材としても機能する。
以上説明したように、本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、洗浄ノズル10に一体的に設けられた押さえ部121によって、ホース40が他の部材に接触してしまうことが抑制される。したがって、他の部材との接触によりホース40が摩耗してしまうことや、ホース40と他の部材の接触(摺動)が進退動作する洗浄ノズル10の抵抗となってしまうことが抑制される。
[上記実施形態の変形例等]
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、以下のように変形することもできる。
上記実施形態における人体局部洗浄装置1は、多段式のノズル(洗浄ノズル10およびシリンダ20を有する二段のノズルユニット1u)を備えるものであることを説明したが、これに限られない。単純に一の洗浄ノズル10がベース部材30に対して進退動作する構造であっても同様の技術思想が適用可能である。また、ノズルの段数も限定されない。
上記実施形態における人体局部洗浄装置1は、ホース40の一部が湾曲しているものであることを説明したが、ホース40が湾曲していれば、その湾曲によって生じた応力によりホース40が他の部材に接触してしまうおそれが高まるため、押さえ部121を設ける意義が大きいということであって、必ずしも一部が湾曲した状態になければならないものではない。同様に、駆動源の動力を洗浄ノズル10に伝達する部材として、一部を湾曲させることを前提としてフレキシブルラック50を用いていることを説明したが、これに限られるものではない。
上記実施形態における人体局部洗浄装置1では、ホース40の一部を上方から押さえるように押さえ部121が設けられていること(ホース40が変位しやすい方向に押さえ部121を設けていること)を説明したが、このような構成に限られない。例えば、ホース40の周囲を囲むような形状の押さえ部121としてもよい。
1 人体局部洗浄装置
1u ノズルユニット
10 洗浄ノズル
12 ラック接続部
121 押さえ部
20 シリンダ
30 ベース部材
31 給水ポート
32 モータ
321 出力歯車
33 ラック規制部
34 ラック誘導部
40 ホース
50 フレキシブルラック

Claims (4)

  1. 原位置と進出位置との間を進退動自在に設けられた人体の局部を洗浄する洗浄ノズルと、
    一端が前記洗浄ノズルに接続され、当該洗浄ノズルに洗浄水を供給するホースと、
    前記ホースの上側に位置し、当該ホースに沿うようにして前記洗浄ノズルと一体的に設けられた、前記ホースの一部に接触する押さえ部と、
    前記ホースの他端が直接または間接的に接続されるベース部材と、
    駆動源の動力を前記洗浄ノズル伝達するためのラックと、
    を備え
    前記ベース部材には、前記ラックを誘導する部分であって、直線状に延びるラック誘導部が設けられており、
    前記洗浄ノズルが前記進出位置から前記原位置に向かって変位する際、前記押さえ部は前記ラック誘導部の下側に入り込むように変位するものであり、
    前記押さえ部の端部の上側、および、前記ラック誘導部の端部の下側は、面取りされた形状を呈している、人体局部洗浄装置。
  2. 前記洗浄ノズルの少なくとも一部を収容可能なシリンダを備え、
    前記洗浄ノズルが前記シリンダに対して相対的に変位する際、前記ホースにおける前記シリンダ内に位置する部分の少なくとも一部に前記押さえ部が接触する、請求項1に記載の人体局部洗浄装置。
  3. 前記洗浄ノズルは、前記ラックが接続されるラック接続部を有し、
    前記押さえ部は、前記ラック接続部から前記ラックに沿って延び、前記ホースと前記ラックの間に位置するように設けられている、請求項1または請求項2に記載の人体局部洗浄装置。
  4. 前記ラックは、フレキシブルラックであり、
    記ホースは、その一端と他端との間の一部が湾曲した状態にあって、前記洗浄ノズルが進退動する際に当該湾曲した部分の曲率が変化するように設けられており、
    前記ベース部材には、前記ホースの湾曲した部分の外側に位置し、前記フレキシブルラックの形状を規制するラック規制部が設けられている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の人体局部洗浄装置。
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