JP4791450B2 - データ通信用端末、および無線基地局サーチ方法 - Google Patents

データ通信用端末、および無線基地局サーチ方法 Download PDF

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Description

本発明は、データ通信用端末、無線基地局サーチ方法、およびプログラムに関し、特に、データ通信用端末をPCやPDAなどの情報機器に接続しモデムとして使用する場合に、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができる、データ通信用端末、無線基地局サーチ方法、およびプログラムに関する。
W−CDMA移動通信規格は、3GPPという第三世代移動通信システムの標準化プロジェクトによって世界共通標準規格化されている。W−CDMAにおいて利用される周波数帯域についても、W−CDMA端末が世界中で利用できることを目標に、各国で統一されている。
実際の事業者毎の周波数帯域の割り当ては、各国の電波通信管理機関により取り決められる。各事業者は、各国毎に、W−CDMA周波数帯域内のある特定の周波数帯域幅を割り当てられる。各事業者は、この割り当てられた周波数帯域内で基地局の使用する周波数を一つまたは複数決定し、各基地局を設置する。
W−CDMA端末においては、W−CDMA周波数帯域からW−CDMA端末使用者の加入する事業者の基地局を探し出し選択するという処理が行なわれる。基地局をサーチし選択する処理としては、規格化された全周波数帯域を対象にサンプリング周波数毎に基地局の発する報知情報を受信し、その情報からW−CDMA端末使用者の加入する事業者の基地局か否かを判別し、一致すればそれを選択するという方法が考えられる。
この全周波数サーチ選択処理は、以下の状況を考えた場合、容易に考えられるものである。各事業者の基地局がどの周波数で運用されているかは、既知であるが、将来にわたっては、周波数の変更および新規周波数の追加が行なわれる可能性がある点と、また、W−CDMA端末を国外に持ち出して利用する場合、その国においてローミングが許可されている事業者の基地局の周波数は、いままで利用していた周波数とは異なる点のためである。
所で、W−CDMA方式を採用するデータ通信用カード端末(データ通信用端末)をPCやPDAなどに接続し、標準モデムとして使用する場合、ダイヤルアップ接続動作開始と同時にデータ通信用カード端末への給電が開始される。その給電時間であるほぼ1分(使用するOSにより異なる)の間に基地局のサーチおよび選択処理を完了しなければ、タイムアウトしてしまう。また、データ通信用カード端末という性格上、接続完了までの時間は短いほどよい。しかし、W−CDMAの全周波数帯域をサーチする上記の方法では、状況によっては非常に時間がかかり、タイムアウトすることがある。
なお、本発明に関連する従来技術として、位置登録の要求を送信するための周波数を効率的に探すことができる基地無線装置、移動無線装置がある(例えば、特許文献1参照)。この従来技術においては、移動無線装置は、直前に使用していた送受信周波数と周辺の基地無線装置が使用する下り周波数を記憶するメモリと、この移動無線装置が送受信を許可されている複数の周波数を記憶するROMと、メモリに記憶された周波数とROMに記憶された周波数とを比較することによって、この移動無線装置が送受信に使用しようとしている周波数が使用可能であるかを判断する判定部とを備え、直前に使用していた受信周波数、周辺基地無線装置が使用する下り周波数及び受信許可周波数を順に切り替えて、基地無線装置から通知される上り周波数を受信して、この上り周波数が使用許可された周波数であるときのみに位置登録の要求を送信する。
しかしながら、上記従来技術では、現在通信中の基地局から、周辺の基地局が使用する下り周波数の情報を取得しつつ、この情報を基に、位置登録要求を送信する周波数を効率的に探そうとするものであり、本発明のようにデータ通信用カード端末(データ通信用端末)の起動後から、初めて通信可能な無線基地局を迅速に探索しようとするものとは、その目的と構成が異なるものである。
特開2000−175254号公報 上述したように、データ通信カード等のデータ通信用端末をPCやPDAなどに接続しモデムとして使用する場合、ダイヤルアップ接続動作開始から所定の時間内に基地局のサーチおよび選択処理を完了しなければ、タイムアウトしてしまうという問題があり、また、W−CDMA方式の全周波数帯域をサーチする方法では、例えば、外国においてローミングを行う場合など、状況によっては非常に時間がかかり、タイムアウトが生じるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、データ通信用端末をPCやPDAなどの情報機器に接続し、標準モデムとして使用する場合に、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができ、また、ローミングを行う場合にもタイムアウトを生じさせることのない、データ通信用端末、無線基地局サーチ方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のデータ通信用端末は、情報機器本体に接続され、該情報機器が周辺の無線基地局との通信を行うためのモデムとして使用されるデータ通信用端末であって、情報機器本体側から無線基地局のサーチ周波数の設定情報を受信するサーチ周波数情報取得手段と、前記サーチ周波数情報取得手段により受信したサーチ周波数の設定情報を記憶する設定データ記憶手段と、前記設定データ記憶手段により記憶されたサーチ周波数の設定情報を基に、サーチすべき周波数を決定するサーチ周波数展開手段と、前記サーチ周波数展開手段により決定された周波数により無線基地局のサーチを行う無線基地局サーチ手段とを備え、前記サーチ周波数の設定情報が、1または2以上の固定周波数の情報、サーチすべき周波数の下限周波数および上限周波数により示される1または2以上の限定周波数範囲の情報、および全周波数範囲の情報であり、前記無線基地局サーチ手段は、最初に前記固定周波数によるサーチ動作を行い、前記固定周波数によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記限定周波数範囲についてサーチ動作を行い、前記限定周波数範囲によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記全周波数範囲についてサーチ動作を行うことを特徴とする。
これにより、サーチすべき周波数を限定して、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができると共に、無線基地局サーチ処理の成功の確率が増す。
また、本発明のデータ通信用端末は、前記サーチ周波数の設定情報の前記限定周波数範囲が複数であり、さらに前記複数の限定周波数範囲毎のサーチ順位の情報を含み、前記サーチ周波数展開手段は、前記複数の限定周波数範囲の情報と前記サーチ順位の情報を基にサーチ周波数とサーチ順位を決定し、前記無線基地局サーチ手段は、前記複数の限定周波数の範囲について前記サーチ順位の順番でサーチ動作を行うことを特徴とする。
これにより、サーチすべき周波数を限定しつつ、複数の国に対応可能な無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができる。
また、本発明のデータ通信用端末は、前記複数の限定周波数範囲毎のサーチ順位の情報は、前記複数の限定周波数の範囲を前記サーチ順の情報の順番にサーチ処理し、最初にサーチ処理に成功した限定周波数の範囲のサーチ順位の情報を上位に書き換えて記憶されることを特徴とする。
これにより、サーチすべき周波数を限定しつつ、複数の国に対応可能な無線基地局のサーチおよび選択処理をさらに迅速に完了することができる。
また、本発明の無線基地局サーチ方法は、情報機器本体に接続され、該情報機器が周辺の無線基地局との通信を行うためのモデムとして使用されるデータ通信用端末における無線基地局サーチ方法であって、情報機器本体側から無線基地局のサーチ周波数の設定情報を受信するサーチ周波数情報取得手順と、前記サーチ周波数情報取得手段により受信したサーチ周波数の設定情報を記憶する設定データ記憶手順と、前記設定データ記憶手段により記憶されたサーチ周波数の設定情報を基に、サーチすべき周波数を決定するサーチ周波数展開手順と、前記サーチ周波数展開手段により決定された周波数により無線基地局のサーチを行う無線基地局サーチ手順とを備え、前記サーチ周波数の設定情報が、1または2以上の固定周波数の情報、サーチすべき周波数の下限周波数および上限周波数により示される1または2以上の限定周波数範囲の情報、および全周波数範囲の情報であり、前記無線基地局サーチ手順は、最初に前記固定周波数によるサーチ動作を行い、前記固定周波数によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記限定周波数範囲についてサーチ動作を行い、前記限定周波数範囲によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記全周波数範囲についてサーチ動作を行うことを特徴とする。
これにより、サーチすべき周波数を限定して、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のデータ通信用端末においては、情報機器本体側から無線基地局のサーチ周波数の設定情報を受信し、受信したサーチ周波数の設定情報を端末内に記憶し、このサーチ周波数の設定情報を基にサーチすべき周波数を決定して無線基地局のサーチを行うようにしたので、これにより、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができる。
また、本発明のデータ通信用端末においては、サーチ周波数の設定情報として固定周波数の情報を設定し、この固定周波数についてサーチ動作を行うようにしたので、これにより、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができる。
また、本発明のデータ通信用端末においては、サーチ周波数の設定情報が、サーチすべき周波数の下限周波数および上限周波数により示される限定周波数の範囲であり、該限定周波数の範囲についてサーチ動作を行うようにしたので、これにより、サーチすべき周波数範囲を限定して、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができる。
また、本発明のデータ通信用端末においては、サーチ周波数の設定情報として、限定周波数範囲と固定周波数の両方を設定し、最初に固定周波数によるサーチ動作を行い、固定周波数によるサーチ処理に失敗した場合に、前記限定周波数の範囲についてサーチ動作を行うようにしたので、これにより、サーチすべき周波数を限定して、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができると共に、無線基地局サーチ処理の成功の確率が増す。
また、本発明のデータ通信用端末においては、サーチ周波数の設定情報には、サーチすべきでない無線基地局の周波数の情報を指定できるようにしたので、これにより、サーチすべき周波数を限定して、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができると共に、接続を希望しない事業者(例えば、端末使用者が加入していない事業者)の無線基地局への接続を回避できる。
また、本発明のデータ通信用端末においては、サーチ周波数の設定情報として、国名別等の識別条件と、該識別条件に対応する周波数情報とを独立に設定できるようにし、国名等の識別条件を指定するだけで、国名等に対応するサーチ周波数を決定できるようにしたので、これにより、ローミングを行う場合に、簡単な設定(例えば、国名等)により、サーチすべき周波数を限定して、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了することができる。
また、本発明のデータ通信用端末においては、情報機器本体側から送られる周波数設定情報の更新、追加、および削除コマンドを解釈し、周波数設定情報の更新、追加、または削除を行うようにしたので、これにより、情報機器本体側から操作により、データ通信用端末内のサーチ周波数の設定情報を容易に変更できる。
本発明のデータ通信用端末のハードウェア構成例を示す図である。 従来のデータ通信用カードの使用例を示す図である。 図2における周波数と電界強度の関係を示す図である。 従来のサーチ周波数範囲の例を示す図である。 本発明による限定周波数サーチ範囲の例を示す図である。 本発明による固定周波数サーチの例を示す図である。 従来のサーチ手順の概略を示すフローチャートである。 従来のサーチ手順を示すフローチャートである。 本発明によるサーチ手順の概略を示すフローチャートである。 周波数情報テーブルの第1のデータ構成例を示す図である。 周波数情報テーブルの第2のデータ構成例を示す図である。 周波数情報テーブルの第3のデータ構成例を示す図である。 本発明の固定周波数サーチ処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例である組み合わせサーチ処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例である接続を拒否する事業者の無線基地局を指定してサーチ処理を行なう手順を示すフローチャートである。 RAM上に展開されるデータベースの第1の構成例を示す図である。 RAM上に展開されるデータベースの第2の構成例を示す図である。 本発明によるデータ更新のための機器構成例を示す図である。 データ更新のためのコマンドの例を示す図である。 SET_CODEコマンドの処理例を示す図である。 ADD_DATAコマンドの処理例を示す図である。 DEL_DATAコマンドの処理例を示す図である。 本発明のデータ通信用端末の第2のハードウェア構成例を示す図である。 サーチ順位および周波数情報メモリの第1のデータ構成例を示す図である。 本発明による複数の限定周波数サーチ範囲の例を示す図である。 本発明の第4の実施例によるサーチ手順の概略を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施例によるサーチ手順の概略を示すフローチャートである。 サーチ順位および周波数情報メモリの第2のデータ構成例を示す図である。 本発明のデータ通信用端末の第3のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第6の実施例によるサーチ手順の概略を示すフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
最初に、本発明のデータ通信用端末、および基地局サーチ方法の概要について説明する。
W−CDMA等のデータ通信用端末(データ通信用カード端末等)を国外で使用する場合、国外でローミングできる事業者は、W−CDMA端末使用者の加入する事業者により指定されており、使用される周波数帯域もしくは基地局の使用する周波数は既知である。
したがって、ローミング先事業者の基地局の周波数は、この事業者に割り当てられた周波数帯域内にのみ存在することになる。そこで、データ通信用端末によりサーチする周波数帯域を、この事業者に割り当てられた周波数帯域に限定することで、サーチ時間の短縮を図ることができる。もしくは、サーチする周波数を固定することによって、サーチ時間の短縮を図ることができる。
例えば、使用者がイギリスで使用する場合、使用する国はイギリスであるという情報をデータ通信用端末に対してコマンドで渡す。データ通信用端末はこの国名の情報から予めデータ通信用端末内に格納されている各国における事業者基地局周波数情報(帯域または周波数そのもの)を検索し、サーチする周波数帯域または周波数を限定することができる。
ここで、各国における事業者基地局周波数情報(帯域または周波数そのもの)は、データ通信用端末内に持ち、コマンドによって、ローミング先事業者の基地局周波数情報(帯域または周波数そのもの)を更新できる仕組みを持つ。
また、本発明では、データ通信用端末におけるサーチ動作、サーチデータの指定方法、サーチデータの内容について以下の態様があり、それぞれを組み合わせた構成としている。
第1のサーチ動作として、幾つかの固定された所定周波数のみをサーチする。
第2のサーチ動作として、幾つかの固定された所定周波数のみサーチの後に、所定周波数範囲をサーチし、さらに、所望の場合には、全周波数範囲をサーチする。また、オプションとして、サーチしない周波数範囲を設定できるようにしている。
次に、本発明の実施の形態の具体的な構成例と動作について説明する。
図1は、本発明のデータ通信用端末のハードウェア構成例を示す図であり、データ通信用のカード端末の例である。図1に示すデータ通信用カード端末1は、PC(情報機器)30とPCMCIAスロットやUSB端子と接続されるPCカードインターフェース部2、カードに必要な電源を供給する電源回路3、基地局との通信を行う無線回路部4、カード全体の動作を制御する制御部5、カードの動作状態を発光色により表示するLED発光回路6、カード動作に必要なプログラムやデータを記憶するROM7、RAM8、フラッシュメモリ9を備えている。
また、制御部5には、PC30側からサーチ周波数の設定情報(または、更新、削除情報)を受信して、フラッシュメモリ9中のユーザ設定情報格納メモリ21および周波数情報テーブル22に格納(または、更新、削除)する処理を行なうサーチ周波数情報取得処理部(サーチ周波数情報取得手段)11と、取得したサーチ周波数設定情報を基に、サーチ周波数情報を決定してRAM8上に展開するサーチ周波数展開処理部12と、無線回路部4を制御して無線基地局のサーチ処理を行なう無線基地局サーチ処理部(無線基地局サーチ手段)13と、PC側から送られるサーチ周波数設定情報のコマンドを解釈するためのコマンド解釈部処理部(コマンド解釈手段)14とが備えられている。なお、これらの各処理部の動作については、後述する。
また、ユーザ設定情報格納メモリ21には、サーチすべき対象となる条件、例えば、国名などの情報が記録される。また、周波数情報テーブル22には、サーチ対象となる周波数の情報(例えば、国名別の周波数情報等)が記録される。なお、このユーザ設定情報格納メモリ21および周波数情報テーブル22のデータ構成については、後述する。
ここで、本発明のデータ通信用端末におけるサーチ動作を説明する前に、本発明との比較のために、従来のサーチ動作の例について説明しておく。
図2、図3、および図4は従来のデータ通信用カード端末について説明するための図であり、図2に示すように、従来のデータ通信用カード端末1aを装着したPCの周辺に基地局A、B、Cがあり、データ通信用カード端末1aにおける基地局からの電波の強度が図3に示すように、基地局Bの電波強度が最も大きく、続いて基地局C、基地局Aの順であるとする。
このような場合に、従来のデータ通信用カード端末1aにおけるサーチ動作は、図4に示すように、W−CDMA方式等で規定される全周波数範囲(例えば、外国にいる場合は、欧州や北米などエリア別に割り当てられている全周波数帯)をサーチする。すなわち、W−CDMA方式等で規定された下限周波数F0から上限周波数F1までの全周波数範囲をサーチし、そのうち、通常は、通信可能な電波強度であり、かつ最初に見つかった無線基地局(例えば、F0からF1にサーチした場合は無線基地局A、F1からF0にサーチした場合は無線基地局C)を選択して通信接続する。
一方、本発明のデータ通信用カード端末1においては、予めサーチする固定周波数または限定された周波数範囲を、ユーザ設定情報格納メモリ21および周波数情報テーブル22に記憶しておき、この固定周波数または限定周波数範囲により無線基地局のサーチを行なうものである。
図5に示す例では、限定された範囲(例えば、イギリスのある事業者に割り当てられた周波数範囲、F2〜F3)をサーチする例を示している。また、図6は、固定された周波数f1、f2、f3についてのみサーチ動作を行う例を示している。この固定周波数による無線基地局サーチと、限定周波数による無線基地局サーチとは併用することもできる。
なお、図7および図8は、従来のサーチ動作の手順について説明するための図であり、本発明の処理手順との比較のために示したものである。図7に示すように、従来はサーチ動作の開始により、全周波数範囲に渡りサーチ処理を行っていた(ステップS11)。
また、図8に示すように、最初にサーチ開始周波数を設定し(ステップS21)、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報を取得する(ステップS22)。基地局報知情報が取得できた場合は、次に所望事業者の基地局であるかどうかを判定する(ステップS23、S24)。基地局報知情報が取得できなかった場合は、サーチ周波数を変更してサーチ動作を継続する(ステップS27、S28)。
ステップS24において、所望事業者の基地局であると判定した場合は、ATTACH処理(位置登録と接続処理)を行い(ステップS25)、所望事業者でない場合は、サーチ周波数を変更してサーチ動作を継続する(ステップS27、S28)。
ステップS25におけるATTACH処理において、ATTACH処理に成功した場合は、サーチ処理を終了する(ステップS26)。ATTACH処理に成功しなかった場合は、サーチ周波数を変更してサーチ動作を継続する(ステップS27、S28)。
一方、図9は、本発明のデータ通信用カード端末におけるサーチ動作の概略の処理手順を示す図である。以下、図9を参照して、本発明のデータ通信用カード端末におけるサーチ動作の概要について説明する。
サーチ処理の開始とともに、最初にユーザ設定情報取得処理を行う(ステップS31)。このユーザ設定情報取得処理は、ユーザ設定情報格納メモリ21に記録された情報、例えば、国別情報を読み出す。
次に、所定周波数データの取得処理を行う(ステップS32)。この所定周波数データの取得処理では、周波数情報テーブル22に記録された周波数データを読み出す処理が行われる。この例では、周波数情報テーブル22に、国名に対応づけられた固定周波数の情報を読み出す。
それから、周波数情報テーブル22から読み出した固定周波数の情報を基に、無線基地局のサーチ処理を行なう(ステップS33)。
また、図10は、周波数情報テーブルの第1の構成例を示す図であり、国名をキーとして、各国別のローミング許可事業者、使用下限周波数(F0)、使用上限周波数(F1)、固定周波数サーチのための使用周波数(f1、f2、f3)を登録したテーブルの例である。
また、図11は、周波数情報テーブルの第2の構成例を示す図であり、使用条件(一般用か、業務用か)をキーとして、ローミング許可事業者、使用下限周波数(F0)、使用上限周波数(F1)、固定周波数サーチ処理用の使用周波数(f1、f2、f3)を登録したテーブルの例である。なお、図11に示す例では、一般用が選択された場合には、下限周波数(F0)から上限周波数(F1)までの限定周波数サーチを行う。業務用が選択された場合は、固定周波数サーチを行い、必要な場合に、限定周波数サーチが行なわれる。
また、図12は、周波数情報テーブルの第3の構成例を示す図であり、接続を拒否する事業者の無線基地局の周波数情報テーブルの例を示す図である。図12に示す例では、A国における接続を拒否するローミング許可事業者(123−46)について、使用上限周波数(F1)、使用周波数(f1)を登録したテーブルの例である。
また、図13は、本発明の固定周波数サーチ処理の詳細な手順を示すフローチャートであり、本発明のデータ通信用カード端末における固定周波数サーチ処理の手順を詳細に示したものである。以下、図13を参照して、その処理手順について説明する。
サーチ処理が開始されると、最初に、ユーザ設定情報格納メモリ21からユーザ設定データを取得する(ステップS41)。例えば、国名の情報を取得する。
次に、国名の情報から、周波数情報テーブル22を参照し、国名に対応する固定周波数(f1、f2、f3、・・・・)を取得し、サーチ周波数をRAM上のデータベースに展開する(ステップS42)。例えば、図16に示すようなデータベース構成となる。
そして、RAM上に展開されたデータベースに基づき、サーチする周波数を設定し(ステップS43)、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報を取得する(ステップS44)。なお、最初に、固定周波数f1が設定され、以下、f2、f3・・・と順次設定される。
そして、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報を取得できたかどうかを判定し(ステップS45)、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報が取得できた場合には、次に所望事業者の基地局かどうか判定する(ステップS46)。なお、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報が取得できなかった場合には、データベースに登録された全周波数のサーチ動作が終了したかどうかを判定し(ステップS49)、全周波数のサーチ動作終了していない場合は、サーチ周波数を更新してステップS43からの処理を再度行う。
ステップS46において、所望事業者の基地局と判定された場合は、ATTACH処理を行う(ステップS47)、なお、所望事業者の基地局でないと判定された場合は、サーチ周波数を更新してステップS43からの処理を再度行う。
ステップS47のATTACH処理を行い、ATTACH処理に成功した場合は、処理を完了し、ATTACH処理に成功しなかった場合には、サーチ周波数を更新してステップS43からの処理を再度行う。
また、図14は、本発明による第2の実施例の組み合わせサーチ処理の順を示すフローチャートであり、固定周波数サーチ処理と、限定周波数サーチ処理と、全周波数サーチ処理を組み合わせて行う処理の例を示したものである。以下、図14を参照して、その処理手順について説明する。
サーチ処理が開始されると、最初に、ユーザ設定情報格納メモリ21からユーザ設定データを取得する(ステップS61)。例えば、国名の情報を取得する。
次に、国名の情報から、周波数情報テーブル22を参照し、国名に対応する使用周波数範囲情報を取得し、サーチ周波数をRAM上のデータベースに展開する(ステップS62)。
そして、RAM上に展開されたデータベースに基づき、サーチする固定周波数を設定し、固定周波数サーチ処理を行う(ステップS63)。この固定周波数サーチにより基地局報知情報を取得し、ATTACH処理に成功した場合には、サーチ処理を終了する(ステップS64)。
固定周波数サーチ処理によるATTACH処理に成功しなかった場合、次に、限定周波数サーチ処理を行う(ステップS65)。この限定周波数サーチ処理により基地局報知情報を取得でき、ATTACH処理に成功した場合には、サーチ処理を終了する(ステップS66)。
ステップS65における限定周波数サーチ処理によるATTACH処理に成功しなかった場合、次に、全周波数サーチ処理を行う(ステップS67)。
この例では、最初に、最も処理速度が早い固定周波数サーチ処理を最初に行い、固定周波数サーチ処理に失敗した場合に、次に、処理速度が早い限定周波数サーチ処理を行い、限定周波数サーチ処理にも失敗した場合に、最後に全周波数サーチ処理を行うようにしたものである。これにより、サーチ処理速度の向上と、ATTACH処理の成功の確度の向上とを両立させることができる。
また、図15は、接続を拒否する事業者の無線基地局を指定してサーチ処理を行なう本発明による第3の実施例の手順を示すフローチャートであり、限定周波数サーチ処理を行なうと共に、接続を拒否する事業者の無線基地局をサーチ対象から除外する処理の手順を示したものである。以下、図15を参照して、その処理手順について説明する。
サーチ処理が開始されると、最初に、ユーザ設定情報格納メモリ21からユーザ設定データを取得する(ステップS71)。例えば、国名の情報を取得する。
次に、国名の情報から、周波数情報テーブル22を参照し使用周波数範囲情報を取得し、サーチ周波数をRAM上のデータベースに展開する(ステップS72)。また、サーチ周波数をRAM上のデータベースに展開する際に、拒否する事業者の無線基地局の周波数情報を取得し、非サーチ周波数をRAM上のデータベースから削除する(ステップS73)。これにより、接続を拒否する事業者の無線基地局の周波数をサーチすることを避けることができる。
そして、RAM上に展開されたデータベースに基づき、サーチする周波数を設定し(ステップS74)、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報を取得する(ステップS75)。
そして、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報が取得できたかどうかを判定し(ステップS76)、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報が取得できた場合には、次に、所望事業者の基地局かどうか判定する(ステップS77)。なお、設定されたサーチ周波数における基地局報知情報が取得できなかった場合には、データベースに登録された全周波数のサーチ動作終了したかどうかを判定し(ステップS80)、全周波数のサーチ動作終了していない場合は、サーチ周波数を更新してステップS74からの処理を再度行う。
ステップS77において、所望事業者の基地局と判定された場合は、ATTACH処理を行う(ステップS78)、なお、所望事業者の基地局でないと判定された場合は、サーチ周波数を更新してステップS74からの処理を再度行う。
ステップS78のATTACH処理を行い、ATTACH処理に成功した場合は、処理を完了し、ATTACH処理に成功しなかった場合には、サーチ周波数を更新してステップS74からの処理を再度行う。
また、図16はRAM上に展開されるデータベースの第1の例を示す図であり、固定周波数サーチ処理の場合の例である。図16に示す例は、国別ローミング可能事業者の周波数情報テーブル例であり、A国を選択した場合の例であり、RAM上のデータベースには、サーチ順番、ローミング許可事業者ID、サーチ周波数のデータが展開される。
また、図17は、RAM上に展開されるデータベースの第2の例を示す図であり、限定周波数サーチ処理の場合の例である。図17に示す例は、国別ローミング可能事業者の周波数情報テーブルの例であり、A国を選択した場合の例であり、RAM上のデータベースには、サーチ順番、ローミング許可事業者ID、サーチ周波数下限周波数(2150.0MHz)、各サンプリング周波数間隔ごとのサーチ周波数、使用上限周波数(2176.8MHz)のデータが展開される。
また、図18は、本発明による各種データ更新のための機器構成例を示す図である。図18に示すように、PC30とデータ通信用カード端末1とは、PCカードインターフェース部2を介して接続され、PC30内にはデータ設定ツール31が備えられている。このデータ設定ツール31を使用して、フラッシュメモリ9内のユーザ設定情報格納メモリ21および周波数情報テーブル22にデータ設定(または、更新、削除)を行う。また、データ通信用カード端末1内にはコマンド解釈処理部14が設けられ、このコマンド解釈処理部14によりPC30内のデータ設定ツール31から送られるコマンドを解釈して、ユーザ設定情報格納メモリ21および周波数情報テーブル22へのデータ設定を行う。
図19は、各種データ更新のためのコマンド例を示す図であり、本発明のデータ通信用カード端末で使用される各種データ更新のためのコマンド例を示したものである。
コマンド「SET_CODE」は、ユーザ設定情報格納メモリ21にデータを設定するためのコマンドであり、コマンド「ADD_DATA」は、周波数情報テーブル22にデータを追加するためのコマンドであり、コマンド「DEL_DATA」は、周波数情報テーブル22から該当データを削除するためのコマンドである。
また、図20は、SET_CODEコマンドの処理シーケンスを示す図であり、PC内のデータ設定ツール31からデータ通信用カード端末1内のコマンド解釈処理部14に、コマンド「SET_CODE=A」が送られると、ユーザ設定情報格納メモリ21内に国名情報としてAが設定される。
また、図21は、ADD_DATAコマンドの処理シーケンスを示す図であり、PC内のデータ設定ツール31からデータ通信用カード端末1内のコマンド解釈処理部14に、コマンド「ADD_DATA=A,123-45,2050.0,2060.0,2055,0、」が送られると、周波数情報テーブル22内にデータが追加され、ローミング事業者ID(123−45)、国名情報(A)、下限周波数(2050.0MHz)、上限周波数(2060.0MHz)、固定周波数(2055.0MHz)の情報が追加される。
また、図22は、DEL_DATAコマンドの処理シーケンスを示す図であり、PC内のデータ設定ツール31からデータ通信用カード端末1内のコマンド解釈処理部14に、コマンド「DEL_DATA=123-45」が送られると、周波数情報テーブル22内の指定事業者(123−45)の情報が削除される。
次に本発明の第4の実施例について説明する。
図23は、本発明のデータ通信用端末の第2のハードウェア構成を示す図である。図1と重複する部分の説明はここでは省略する。図23において、フラッシュメモリ9a内のサーチ順位および周波数情報メモリ23には、図24に示すように周波数サーチを行う順位と、各サーチ順位別の国もしくは地域と対応するサーチ周波数範囲が記憶されている。ここでサーチ順位は、一例としてサーチされる基地局数が多い国もしくは地域、例えば北米地域、欧州地域、東アジア地域の国や地域および所望事業者などを上位にして設定される。
図25は、図24に記憶されるデータにより、複数の限定周波数による無線基地局サーチを行う状態を示している。
図26は、図23に示す本発明の第4の実施例におけるサーチ動作の概略の処理手順を示す図である。
先ず、サーチ処理の開始とともに、最初にサーチ順位および国別周波数データ取得処理を行なう(ステップS100)。このサーチ順位および国別周波数データ取得処理は、サーチ順位および周波数情報メモリ23に記憶されたサーチ順位と各サーチ順位に割り振られた国と対応するサーチ周波数範囲を読み出す。
読み出されたサーチ順位および国別周波数データより、先ず最初にサーチ順位第1位の国に対応する範囲の周波数で限定周波数サーチ処理が行なわれる(ステップ101)。図24によればサーチ順位第1位のA国に対応するF1からF2の間の周波数の限定周波数サーチ処理が行なわれる。この限定周波数サーチ処理により基地局報知情報を取得し、ATTACH処理に成功した場合には、サーチ処理を終了する(ステップS102)。
ステップS102において、サーチ順位第1位のサーチ処理によりATTACH処理が成功しなかった場合には、次にサーチ順位第2位のC国に対応するF5からF6の間の周波数の限定周波数サーチ処理が行われる(ステップS103)。このとき図26では省略するが、ステップS102と同様にATTACH処理に成功した場合はサーチ処理を終了し、ATTACH処理に成功しなかった場合にはサーチ順位第3位のB国のサーチ処理というようにサーチ順位に従ってATTACH処理に成功するまで順次限定周波数サーチ処理が実行される。最後に、サーチ順位および周波数情報メモリ23から読み出された、最後のサーチ順位第n位での限定周波数FnからFmでのサーチ処理を行なう(ステップS104)。
ステップS104における第n位の限定周波数サーチ処理によるATTACH処理に成功した場合にはサーチ処理を終了する(ステップ105)
一方、ステップS104における第n位の限定周波数サーチ処理によるATTACH処理が成功しなかった場合には、次に全周波数サーチを行い(ステップS106)サーチ処理を終了する。
この例によれば、多数の国もしくは地域で対応可能であって、サーチ処理速度の速いデータ通信用カード端末が実現できる。
上記本発明の第4の実施例のサーチ順位および周波数情報メモリ23の記憶内容は固定であったが、サーチ結果により書き換えても良い。
図27は、図23のサーチ順位および周波数情報メモリ23の記憶内容をサーチ結果に従って書き換える本願発明の第5の実施例のサーチ動作の概略の処理手順を示す図である。尚、図26と重複する部分の説明は省略する。
各サーチ順位での限定周波数サーチ処理(ステップS101、S103、S104)でATTACH処理成功後(ステップS102、S105)、ATTACH処理が成功したサーチ順位の国別周波数データをサーチ順位第1位としてサーチ順位および周波数情報メモリ23の記憶内容を書き換える(ステップS110)。
例えば図24に示すサーチ順位のうち、サーチ順位第1位およびサーチ順位第2位の限定周波数サーチ処理でのATTACH処理が失敗し、サーチ順位第3位のB国のサーチ周波数範囲F5からF6でATTACH処理が成功した場合、図28に示すようにサーチ順位および周波数情報メモリ23の記憶内容を、B国がサーチ順位第1位とし、以降のサーチ順位を順次繰り下がるように書き換える。
これにより、次回にサーチ処理が開始された場合には前回のサーチ処理でATTACH処理が成功したB国に対応するサーチ周波数範囲F5からF6がサーチ順位第1位として、最初に限定周波数サーチ処理を行われることになる。
この例によれば、例えば使用者が現在滞在中の地域が、2回目のサーチ処理からは自動的に優先してサーチされるため、地域を移動してもサーチ速度が著しく遅くなることも無く、特に各国を渡航して国際ローミングを利用する利用者には有用なものとなる。
さらに、図29、図30は、図26に示される第4の実施例に、固定周波数サーチの手順を組み合わせた第6の実施例を説明する図である。
図29は、本発明のデータ通信用端末の第3のハードウェア構成を示す図である。なお、図1、図23と重複する部分の説明はここでは省略する。図29において、フラッシュメモリ9b内には、ユーザ設定情報格納メモリ21、周波数情報テーブル22、サーチ順位および周波数情報メモリ23が設けられる。
図30は本発明の第6の実施例によるサーチ手順の概略を示す図である。
サーチ処理が開始されると、最初に、ユーザ設定情報格納メモリ21からユーザ設定データを取得する(ステップS120)。
次に、国名の情報から、周波数情報テーブル22を参照し、国名に対応する使用周波数範囲情報を取得する(ステップS121)。
そして、サーチ順位および周波数情報メモリ23からサーチ順位および国別周波数データ取得を行なう(ステップS122)。
次に、サーチする固定周波数を設定し、最初に固定周波数サーチ処理を行う(ステップS123)。この固定周波数サーチにより基地局報知情報を取得し、ATTACH処理に成功した場合には、サーチ処理を終了する(ステップS124)。
固定周波数サーチ処理によるATTACH処理に成功しなかった場合、次に、第1順位の限定周波数サーチ処理を行う(ステップS100)。以降は図26に示す実施例と同様にサーチ処理を行なう。
この例によれば、さらに高速なサーチが可能となるものである。
なお、上記、ユーザ設定情報格納メモリ21、周波数情報テーブル22、およびサーチ順位および周波数情報メモリ23は、フラッシュメモリ9内に記憶する例を示したが、これは端末内のROMに記憶するようにしてもよい。また、データ通信用カード端末1と接続可能なメモリーカードなどの外部メモリに記憶するようにしてもよい。
また、ROM7内の内容をフラッシュメモリ9内に記憶し、フラッシュメモリ9にROM7の機能を持たせてROM7を省略しても良い。
また、上述した例では、サーチデータの更新をPCからのコマンドにより行う例を示したが、基地局情報(サーチ範囲)をインターネット経由でダウンロードして、PCからのコマンドによりデータを更新を行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はデータ通信用カード端末に限らず、携帯電話、PDA等にも適用できることは言うまでもない。
また、本発明の実施の形態は、W−CDMA方式を一例として説明してきたが、国際ローミングが可能な他の方式、また、国際ローミングに限らず多くの基地局をサーチする方式、例えばCDMA2000やTD-SCDMAなどの他の通信方式における通信でも有用であることは言うまでも無い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のデータ通信用端末は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、データ通信用端末をPCやPDAなどの情報機器に接続しモデムとして使用する場合に、無線基地局のサーチおよび選択処理を迅速に完了する効果を奏するので、本発明は、データ通信用端末、無線基地局サーチ方法、およびプログラム等に有用である。

Claims (4)

  1. 情報機器本体に接続され、該情報機器が周辺の無線基地局との通信を行うためのモデムとして使用されるデータ通信用端末であって、
    情報機器本体側から無線基地局のサーチ周波数の設定情報を受信するサーチ周波数情報取得手段と、
    前記サーチ周波数情報取得手段により受信したサーチ周波数の設定情報を記憶する設定データ記憶手段と、
    前記設定データ記憶手段により記憶されたサーチ周波数の設定情報を基に、サーチすべき周波数を決定するサーチ周波数展開手段と、
    前記サーチ周波数展開手段により決定された周波数により無線基地局のサーチを行う無線基地局サーチ手段とを備え
    前記サーチ周波数の設定情報が、1または2以上の固定周波数の情報と、サーチすべき周波数の下限周波数および上限周波数により示される1または2以上の限定周波数範囲の情報と、全周波数範囲の情報であり、
    前記無線基地局サーチ手段は、最初に前記固定周波数によるサーチ動作を行い、前記固定周波数によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記限定周波数範囲についてサーチ動作を行い、前記限定周波数範囲によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記全周波数範囲についてサーチ動作を行うことを特徴とするデータ通信用端末。
  2. 前記サーチ周波数の設定情報の前記限定周波数範囲が複数であり、さらに前記複数の限定周波数範囲毎のサーチ順位の情報を含み、
    前記サーチ周波数展開手段は、前記複数の限定周波数範囲の情報と前記サーチ順位の情報を基にサーチ周波数とサーチ順位を決定し、
    前記無線基地局サーチ手段は、前記複数の限定周波数の範囲について前記サーチ順位の順番でサーチ動作を行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信用端末。
  3. 前記複数の限定周波数範囲毎のサーチ順位の情報は、前記限定周波数の範囲を前記サーチ順の情報の順番にサーチ処理し、最初にサーチ処理に成功した限定周波数の範囲のサーチ順位の情報を上位に書き換えて記憶されることを特徴とする請求項2に記載のデータ通信用端末。
  4. 情報機器本体に接続され、該情報機器が周辺の無線基地局との通信を行うためのモデムとして使用されるデータ通信用端末における無線基地局サーチ方法であって、
    情報機器本体側から無線基地局のサーチ周波数の設定情報を受信するサーチ周波数情報取得手順と、
    前記サーチ周波数情報取得手段により受信したサーチ周波数の設定情報を記憶する設定データ記憶手順と、
    前記設定データ記憶手段により記憶されたサーチ周波数の設定情報を基に、サーチすべき周波数を決定するサーチ周波数展開手順と、
    前記サーチ周波数展開手段により決定された周波数により無線基地局のサーチを行う無線基地局サーチ手順とを備え、
    前記サーチ周波数の設定情報が、1または2以上の固定周波数の情報と、サーチすべき周波数の下限周波数および上限周波数により示される1または2以上の限定周波数範囲の情報と、全周波数範囲の情報であり、
    前記無線基地局サーチ手順は、最初に前記固定周波数によるサーチ動作を行い、前記固定周波数によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記限定周波数範囲についてサーチ動作を行い、前記限定周波数範囲によるサーチ処理に失敗した場合は次に前記全周波数範囲についてサーチ動作を行うことを特徴とする基地無線局サーチ方法。
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