JP4791123B2 - 遊星ボールミル - Google Patents

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Description

本発明は、遊星ボールミルに関する。
遊星ボールミルは、テーブルに支持した複数個のミルポットを公転させながら自転させ、各ミルポットに被砕物と粉砕媒体である鋼球等のボールを装入して、被砕物をボールに衝突させて粉砕するものである。通常、各ミルポットは、中心軸の回りに回転する上下のテーブルに軸受で回転自在に支持され、中心軸に設けられた太陽歯車と各ミルポットの回転軸に設けられた遊星歯車との噛み合いによって、中心軸の回りを公転しながら自身の回転軸の回りを自転する。各ミルポットの外周に筒状のケーシングを設け、このケーシングを介してミルポットを上下のテーブルに支持したものもある。
このような遊星ボールミルでは、被砕物を粉砕するエネルギによる粉砕熱が発生し、例えば、酸化鉄を多く含有する被砕物を粉砕する場合は、粉砕熱によってミルポット内の温度が200℃以上に上昇し、その外側でも150℃以上となることがある。
このように粉砕熱によるミルポットの温度上昇が大きい遊星ボールミルでは、温度上昇による被砕物の製品としての品質劣化や、ミルポットを支持する軸受の性能低下等を防止するために、ミルポットの外周側に冷却フィンを設け、この冷却フィンに冷却水や冷却空気を噴射して、ミルポットを放熱冷却するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたものでは、冷却フィンとしての複数条の凹溝をミルポットの外周面の円周方向に一体に形成している。
特開2002−172338号公報(第3図)
特許文献1に記載された遊星ボールミルは、冷却フィンとしての複数条の凹溝をミルポットの外周面に一体に形成しているので、凹溝(冷却フィン)の高さやピッチを変えることができず、被砕物の種類や運転条件の変更に伴うミルポットの冷却(放熱)量の調整が困難な問題がある。また、複数条の凹溝を別体のリング状部材に形成して交換可能としても、ミルポットは上下部の外周をテーブルで支持されているので、ミルポットをミル本体から取り外してリング状部材を着脱する必要がある。
そこで、本発明の課題は、冷却フィンによるミルポットの冷却量を簡単に調整できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、公転しながら自転する複数個のミルポットを備え、これらのミルポットの外周側に冷却フィンが設けられた遊星ボールミルにおいて、前記冷却フィンを円周方向に分割された別体のフィン部材で形成し、これらのフィン部材の分割端部同士をばねで近接する方向へ付勢して、前記ミルポットの外周側へ締め付けるように固定した構成を採用した。
すなわち、冷却フィンを円周方向に分割された別体のフィン部材で形成し、これらのフィン部材の分割端部同士をばねで近接する方向へ付勢して、ミルポットの外周側へ締め付けるように固定することにより、ミルポットをミル本体に取り付けたままで、その外周側から異なる放熱量の冷却フィンを締め付け固定可能とし、冷却フィンによるミルポットの冷却量を簡単に調整できるようにした。なお、ミルポットの外周にケーシングがある場合は、冷却フィンをこのケーシングの外周面に固定することができる。
前記フィン部材の分割端部同士の間に所定の隙間を設けることにより、熱膨張によるフィン部材の円周方向の伸びが、ミルポットまたはケーシングの円周方向の伸びより大きくなっても、フィン部材の分割端部同士が接触しないようにして、分割されたフィン部材を確実に締め付け固定することができる。
本発明の遊星ボールミルは、冷却フィンを円周方向に分割された別体のフィン部材で形成し、これらのフィン部材の分割端部同士をばねで近接する方向へ付勢して、ミルポットの外周側へ締め付けるように固定したので、ミルポットをミル本体に取り付けたままで、その外周側から異なる放熱量の冷却フィンを締め付け固定可能とし、冷却フィンによるミルポットの冷却量を簡単に調整することができる。
前記フィン部材の分割端部同士の間に所定の隙間を設けることにより、熱膨張によるフィン部材の円周方向の伸びが、ミルポットまたはケーシングの円周方向の伸びより大きくなっても、フィン部材の分割端部同士が接触しないようにして、分割されたフィン部材を確実に締め付け固定することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この遊星ボールミルは、図1および図2に示すように、回転駆動される垂直な中心軸1と、中心軸1と一体に回転する上下のテーブル2a、2bと、上下のテーブル2a、2bにケーシング3を介して軸受4で回転自在に支持された4個のミルポット5とで基本的に構成され、中心軸1に取り付けられた太陽歯車6と各ケーシング3に取り付けられた遊星歯車7の噛み合いによって、各ミルポット5が中心軸1の回りを公転しながら自転する。ミル全体は防音カバー8で覆われ、基台9に軸受10で支持された中心軸1は、プーリ11に巻き掛けられるベルト(図示省略)で回転駆動されるようになっている。
前記ミルポット5は、ケーシング3に上方から挿入して固定される筒状の本体5aに上蓋5bと下蓋5cを設けたものであり、上蓋5bを開けて被砕物と粉砕媒体であるボールが装入され、粉砕された被砕物は下蓋5cを開けて取り出される。
図2および図3に示すように、前記各ケーシング3の外周面には、冷却フィンを形成する円周方向に2分割されたフィン部材12が、上下のテーブル2a、2bの間で取り付けられており、防音カバー8に設けられるノズル13から噴射される水または空気によって、放熱冷却されるようになっている。これらのフィン部材12は熱伝導率の高いアルミニウム系材料で形成され、フィン12aの高さやピッチが異なるものと交換可能となっている。なお、ケーシング3とミルポット5は鋼鉄系材料で形成されている。
図4に示すように、前記2分割されたフィン部材12は、分割端部に設けられたフランジ12bをボルト14とナット15で締め付けて、フランジ12b同士を複数の皿ばね16aで近接する方向へ付勢するようにケーシング3の外周面に固定されている。また、対向する両フランジ12bの端面間には隙間δが設けられており、熱膨張量が鋼鉄系材料よりも約3倍大きいアルミニウム系材料で形成されたフィン部材12に、ケーシング3よりも大きな円周方向の伸びが生じても、フランジ12b同士が接触しないようになっている。したがって、皿ばね16aの付勢による締め付け力が確実に確保され、粉砕熱によってミルポット5が温度上昇し、ケーシング3とフィン部材12が熱膨張しても、ケーシング3の外周面に固定されたフィン部材12が抜け落ちることはない。また、ケーシング3とフィン部材12との間に温度差等によって熱膨張差が生じても、皿ばね16aの付勢による締め付けで両者は密着状態を保つので、良好な熱伝導状態を維持することができる。
図5は、図4の変形例を示す。この変形例では、皿ばね16aの替りにコイルばね16bによって、フランジ12b同士が近接する方向へ付勢されている。
上述した実施形態では、冷却フィンを円周方向に2分割したフィン部材で形成し、フィン部材をケーシングを介してミルポットの外周側に締め付け固定したが、冷却フィンは3分割以上にしたフィン部材で形成してもよく、これらのフィン部材を直接ミルポットの外周側に締め付け固定してもよい。
遊星ボールミルの実施形態を示す縦断面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1のミルポットの部分を拡大して示す縦断面図 図3のIV−IV線に沿った断面図 図4の変形例を示す断面図
符号の説明
1 中心軸
2a、2b テーブル
3 ケーシング
4 軸受
5 ミルポット
6 太陽歯車
7 遊星歯車
8 防音カバー
9 基台
10 軸受
11 プーリ
12 フィン部材
12a フィン
12b フランジ
13 ノズル
14 ボルト
15 ナット
16a 皿ばね
16b コイルばね

Claims (1)

  1. 公転しながら自転する複数個のミルポット(5)を備え、これらのミルポット(5)の外周側に、前記ミルポット(5)の素材よりも熱膨張量が大きい素材からなる冷却フィンが設けられた遊星ボールミルにおいて、
    前記冷却フィンを円周方向に分割された別体のフィン部材(12)で形成し、これらのフィン部材(12)の分割端部同士をばね(16a,16b)で近接する方向へ付勢して、前記ミルポット(5)の外周側へ締め付けるように固定してそのフィン部材(12)の分割端部同士の間に所定の隙間(δ)を設け、前記ミルポット(5)と前記冷却フィン(12)とがそれぞれ粉砕熱によって熱膨張した際に、その熱膨張による前記フィン部材(12)の円周方向の伸びが、前記ミルポット(5)の円周方向の伸びより大きくなっても、前記フィン部材(12)の分割端部同士が接触しないようにして、前記フィン部材(12)が確実に締め付け固定されるようにしたことを特徴とする遊星ボールミル。
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