JP4789011B2 - 排ガスセンサの故障診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は排ガスセンサの故障診断装置に係り、特に、内燃機関の排気通路に設けられて排気ガス中の特定成分の濃度を検出するのに用いられる排ガスセンサの故障診断装置に関する。
近年の内燃機関では排気エミッションを向上すべく、排気浄化システムに用いられる様々な種類の排ガスセンサが開発されている。この種の排ガスセンサとしては排気ガス中の酸素濃度に応じた信号を出力する酸素センサが代表的であり、これは主に排気ガスの空燃比検出に用いられることから空燃比センサとも称される。例えば、三元触媒を利用した排ガス浄化システムの場合だと、触媒による排気ガスの有害成分の浄化を効率的に行うため、内燃機関で燃焼される混合気の空気と燃料との混合割合、すなわち空燃比のコントロールが欠かせない。こうした空燃比の制御を行うため、酸素センサで検出された酸素濃度から実際の空燃比を求め、この実際の空燃比を所定の目標空燃比に近づけるフィードバック制御を実施している。
ところで酸素センサが故障すると排ガスエミッションが悪化するので、酸素センサの故障診断を行う装置が提案されている。例えば特許文献1に記載のものでは、燃焼カットの開始又は終了時の酸素センサの出力変化率に基づき、酸素センサの応答性を調べ、この結果に応じて酸素センサの異常を診断するようにしている。
特開2004−3513号公報
このように酸素センサの故障を診断するには、空燃比がリーン側又はリッチ側に大きく急変した機会を利用して、或いは空燃比をそのように強制的に急変させ、このときの酸素センサの応答性を調べるやり方が一般的である。しかし、このように空燃比を大きく急変させると通常は空燃比の制御性が悪化し、排気エミッションが悪化してしまう。特にディーゼルエンジンの場合、空燃比が大きく急変するように排気添加量もしくはポスト噴射量を変化させると排気エミッションが顕著に悪化する。
また、空燃比を強制的に急変させて酸素センサの故障を診断しようとする場合、通常、エンジンの運転状態が定常(例えば吸入空気量が一定)のときに故障診断を実行しなければならない。しかし、特に車両用エンジンの場合、エンジンの運転状態が定常となるのは比較的希である。よって診断頻度を十分に確保できないという問題がある。
そこで、本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、診断時における排気エミッションの悪化を防止し、十分な診断頻度を確保することができる排ガスセンサの故障診断装置を提供することにある。
本発明の第1の形態によれば、
内燃機関の排気通路に設けられた排ガスセンサであって、排気通路内に配置された検出素子と、該検出素子を覆うカバーと、該カバーに設けられたガス通過孔と、前記検出素子を加熱するヒータとを有する排ガスセンサの故障診断装置において、
前記ヒータに供給する電力を制御するヒータ制御手段と、
少なくとも前記ヒータに供給されている電力に基づいて、前記カバーの外側の排気温度を推定する推定手段と、
前記カバーの外側の排気温度を検出する排気温センサと、
前記推定手段によって推定された推定排気温度と、前記排気温センサによって検出された検出排気温度とを比較して前記排ガスセンサの故障を判定する故障判定手段と
を備えたことを特徴とする排ガスセンサの故障診断装置が提供される。
カバー内の排気温度(カバー内ガス温度)はカバー外の排気温度(カバー外ガス温度)に追従して変化する。そして、カバー外ガス温度が高くなるとカバー内ガス温度も高くなり、検出素子を所定温度に維持するためのヒータ供給電力は減少する。逆に、カバー外ガス温度が低くなるとカバー内ガス温度も低くなり、検出素子を所定温度に維持するためのヒータ供給電力は増加する。このようにヒータへの供給電力とカバー外ガス温度との間には一定の相関関係があると考えられる。本発明の第1の形態は、この相関関係を利用して、ヒータへの供給電力からカバー外ガス温度を推定し、これを排気温センサで検出された実際のカバー外ガス温度と比較することで、排ガスセンサの故障を検出する。この手法によれば、空燃比を敢えて大きく急変させる必要がないため排気エミッションの悪化を防止できる。また、通常の機関運転状態で故障診断が行えるので診断頻度を十分に確保することができる。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態において、
前記故障判定手段は、前記検出排気温度が前記推定排気温度より所定の許容範囲を超えて低い場合に前記排ガスセンサを気密性不良と判定し、前記検出排気温度が前記推定排気温度より所定の許容範囲を超えて高い場合に前記排ガスセンサをガス交換性不良と判定する
ことを特徴とする。
本発明の第3の形態は、前記第1又は第2の形態において、
前記排気通路に設けられた圧力センサと、前記排気通路に設けられたエアフローメータとが備えられ、
前記推定手段が、前記ヒータへの供給電力に加え、前記圧力センサによって検出された排気圧力及び前記エアフローメータによって検出された排気流量にも基づいて、前記カバーの外側の排気温度を推定する
ことを特徴とする。
本発明の第4の形態によれば、
内燃機関の排気通路に設けられた排ガスセンサであって、排気通路内に配置された検出素子と、該検出素子を覆うカバーと、該カバーに設けられたガス通過孔と、前記検出素子を加熱するヒータとを有する排ガスセンサの故障診断装置において、
前記ヒータに供給する電力を制御するヒータ制御手段と、
前記カバーの外側の排気温度を検出する排気温センサと、
少なくとも前記排気温センサによって検出された排気温度に基づいて、前記検出素子のインピーダンスを所定の目標インピーダンスとするための前記ヒータに対する目標供給電力を算出する目標供給電力算出手段と、
前記ヒータ制御手段により前記目標供給電力に等しい電力が前記ヒータに供給されたときの前記検出素子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、
前記インピーダンス検出手段によって検出された前記検出素子のインピーダンスと、前記目標インピーダンスとを比較して前記排ガスセンサの故障を判定する故障判定手段と
を備えたことを特徴とする排ガスセンサの故障診断装置が提供される。
前記第1の形態では、センサ内のヒータへの供給電力からセンサ外の排気温度を推定し、これを実際の排気温度と比較することで故障判定を行う方法を採用した。これに対し当該第4の形態では、逆に、センサ外の排気温度から、検出素子のインピーダンスを所定の目標インピーダンスとするのに必要な目標供給電力を算出し、この目標供給電力に等しい電力を供給したときに検出される素子インピーダンスを目標インピーダンスと比較する。この第4の形態も、ヒータ供給電力とカバー外ガス温度との間の相関関係を利用する点で、第1の形態と同様である。そしてこの第4の形態によっても同様に、空燃比を大きく急変させる必要がないので排気エミッションの悪化を防止でき、通常の機関運転状態で劣化診断が行えるので診断頻度を十分に確保することができる。
本発明の第5の形態は、前記第4の形態において、
前記故障判定手段は、前記検出された検出素子のインピーダンスが前記目標インピーダンスより所定の許容範囲を超えて小さい場合に前記排ガスセンサをガス交換性不良と判定し、前記検出素子のインピーダンスが前記目標インピーダンスより所定の許容範囲を超えて大きい場合に前記排ガスセンサを気密性不良と判定する
ことを特徴とする。
本発明の第6の形態は、前記第4又は第5の形態において、
前記排気通路に設けられた圧力センサと、前記排気通路に設けられたエアフローメータとが備えられ、
前記目標供給電力算出手段が、前記検出された排気温度に加え、前記圧力センサによって検出された排気圧力及び前記エアフローメータによって検出された排気流量にも基づいて、前記目標供給電力を算出する
ことを特徴とする。
本発明の第7の形態は、前記第1乃至第6のいずれかの形態において、
前記排ガスセンサが、排気ガス中の酸素濃度に応じた信号を出力する酸素センサからなる
ことを特徴とする。
本発明によれば、診断時における排気エミッションの悪化を防止し、十分な診断頻度を確保することができるという、優れた効果が発揮される。
以下、本発明の好適一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態の内燃機関の構成を図1を参照して説明する。本実施形態の内燃機関10は車両用の圧縮着火式内燃機関即ちディーゼルエンジンであるが、本発明は他の用途や形式の内燃機関、例えば火花点火式内燃機関、具体的にはガソリンエンジンにも適用可能である。特に希薄燃焼を行うリーンバーンガソリンエンジンにも好適に適用可能である。
内燃機関10の吸気通路11にはエアクリーナ14を通じて空気が吸入される。そしてその吸入空気量を検出すべく、吸気通路11にはエアフローメータ16が設けられている。吸気通路11から機関本体12に送られた吸入空気は、機関本体12の各気筒(本実施形態では全4気筒)のシリンダ内で圧縮される。そして気筒毎に、圧縮上死点付近でインジェクタ(燃料噴射弁)17から燃料が噴射され、燃料と空気との混合気が着火、燃焼させられる。
燃焼後の排気ガスは排気通路13に送られる。排気通路13には、排気ガス中の有害成分(例えばNOx)を浄化する触媒18が設けられ、その上流側と下流側に排ガスセンサとしての酸素センサ19,20がそれぞれ設けられている。これら酸素センサ19,20は触媒18を有効に機能させるために設けられている。
内燃機関10の制御全体を司る制御手段としての電子制御ユニット(以下「ECU」という)22が設けられる。ECU22には、上記エアフローメータ16や酸素センサ19,20の他、アクセル開度を検出するためのアクセル開度センサ21、機関回転速度を検出するための回転速度センサ23、排気ガスの圧力を検出するための圧力センサ24、排気ガスの流量を検出するための排気用エアフローメータ25、排気ガスの温度を検出するための排気温センサ26、その他の図示しない各種センサ類の検出信号が入力されている。これらセンサ類の検出信号より把握される内燃機関10や車両の運転状況に応じて上記インジェクタ17等が駆動制御される。
圧力センサ24、排気用エアフローメータ25及び排気温センサ26は、上流側酸素センサ19の上流側の排気通路13に、上流側から順に設けられている。但しこれらの配列順序はこの順序に限られない。
なお、ディーゼルエンジンである内燃機関10の構成については図示されるものに限定されない。例えばEGR装置やスロットルバルブを設けることも可能である。
ここで、酸素センサ19,20について説明する。なお上流側及び下流側の2つの酸素センサ19,20は互いに同様の構成であり、また故障診断の方法も同様である。そこで以下、上流側の酸素センサ19を例にとって説明し、下流側の酸素センサ20については説明を省略する。これら酸素センサ19,20は、供給される排気ガスの空燃比を検出するために用いられ、空燃比センサとも称される。
図2及び図3に示すように、酸素センサ19は、排気通路13内に突出するように配置された筒型の検出素子(センサ素子)31を備えている。検出素子31は、その内面を大気(空気)に露呈するとともに、その外面を排気通路13内に露呈している。検出素子31を外側から覆うカバー32が設けられ、カバー32には複数のガス通過孔37が設けられている。カバー32の内外にガス通過孔37を通じて排気ガスが流通可能であり、これによって検出素子31の外面が排気ガスに曝されることになる。検出素子31は、内外の表面に電極33A,33Bが被覆された固体電解質により形成されている。固体電解質は、酸素がイオン化した状態でその内部を移動可能な固形物質を指し、酸素センサ用としては例えばジルコニアなどが利用されている。検出素子31の内部の大気室34は、センサ内に設けられた図示しない大気通路と、センサボディに形成された大気穴35とを通じて外部に連通され、且つ大気が導入されるようになっている。検出素子31内部の大気室34には、検出素子31を加熱して早期に活性化させるためのヒータ36が設けられ、ヒータ36に供給される電力ひいては検出素子31の温度がECU22によって制御される。
検出素子31を介して隔てられたその内側の大気と外側の排気ガスとの酸素分圧に差が生じると、その分圧の差を縮小すべく、酸素分圧の高い側(通常は大気側)の酸素がイオン化して固体電解質を通り、酸素分圧の低い側(通常は排気ガス側)へと移動する。酸素分子はイオン化する過程で4価の電子を受け取り、イオン化した状態から分子に戻る過程で4価の電子を放出する。そのため、上記の酸素の移動に応じて検出素子31の内外表面の電極で電子の移動が生じ、その結果、検出素子31に起電力が発生する。こうして酸素センサ19は、大気と排気ガスとの酸素分圧の差に応じて起電力を発生し、より具体的には、排気ガスの酸素濃度が少なくなるほど(つまり検出素子31外部の排気ガスの空燃比がリッチであるほど)大きな起電力を発生する。ここで酸素イオンが内表面側の電極33Aから検出素子31を通って外表面側の電極33Bに向かうことから、電流の向きは逆となり、両電極に接続された外部装置に対しては内表面側の電極33Aが正極、外表面側の電極33Bが負極となる。
ちなみに、酸素センサには他にも、板形状の検出素子を用いたものや、検出素子にジルコニア以外の素材を用いたものなど、様々なタイプの酸素センサがある。そしてその多くでは、上記例示したセンサと同様の検出原理により排気ガスの酸素分圧を検出する構成、すなわち基準ガス(大気)と排気ガスとを隔離するよう配設された検出素子が、基準ガスに対する排気ガスの酸素分圧の差に応じて起電力を発生する構成となっている。
酸素センサ19の出力特性を図4に例示する。示されるように、酸素センサ19の出力電圧は理論空燃比A/Fs(例えば14.6)を境に過渡的に変化し、酸素センサ19に供給される排気ガス(雰囲気ガス)の空燃比A/Fが理論空燃比A/Fsよりもリーンな領域(A/F>A/Fs、以下リーン空燃比ともいう)では0.1V程度の小さい電圧が出力され、理論空燃比A/Fsよりもリッチな領域(A/F<A/Fs、以下リッチ空燃比ともいう)では0.9V程度の比較的高い電圧が出力される。ここでは、0.45Vのセンサ出力をリッチ・リーン判定閾値として、センサ19の検出結果が、理論空燃比よりもリッチかリーンかを判断している。なお、酸素センサ19の上記各領域でのセンサ出力電圧の大きさは、検出素子31の温度状態に応じて変化することがある。
なお、このような酸素センサのほか、排気ガスの広範な空燃比変化に応じてその出力値が線形的に変化する特性の、より分解能の高い酸素センサが用いられることもある。例えばリーンバーンガソリンエンジンの場合などである。本発明はこのような酸素センサに対しても適用可能である。
ところで、検出素子31が活性化していないと酸素センサ19が上述のように作動することができない。そこで、検出素子31の温度が所定の活性化温度(例えば約700℃)に維持されるように、ヒータ36がECU22によりフィードバック制御されている。一方、ECU22は、酸素センサ19の出力電圧(正極33A及び負極33B間の電圧)に基づいて排気空燃比A/Fを算出する機能と、検出素子31の素子インピーダンスRを検出する機能とを併せ持つ。検出素子31の素子インピーダンスRは、検出素子31の温度が高いほど小さくなり、検出素子31の温度が低いほど大きくなる。そこでECU22は、検出した素子インピーダンスRが、前述の活性化温度に相当する目標インピーダンスRtに等しくなるようにヒータ36をフィードバック制御する。
なお、本実施形態のようなディーゼルエンジンでは通常排気温度が150〜250℃とガソリンエンジンに比べて低く、排気ガスのみでは検出素子31を活性化温度にまで加熱することができない。よって酸素センサ19にヒータ36が設けられ、検出素子31を活性化温度近傍に強制的に維持するようにしている。
次に、酸素センサの故障診断について説明する。
酸素センサ19の故障の態様としてはガス交換性不良と気密性不良とがある。ガス交換性不良とは、酸素センサ19のカバー32のガス通過孔37が排ガス中の煤等で目詰まりし、カバー32内外でのガス交換が不良となる故障である。こうなると、検出素子31により暖められたカバー32内の排気ガス(カバー32の内側且つ検出素子31の外側の排気ガス、以下、カバー内ガスという)がカバー32外の排気ガス(カバー外ガスという)と交換され難くなり、カバー内ガスが次第に熱せられ、カバー内ガスの温度がカバー外ガスの温度に対し高温側に乖離する傾向となる。他方、気密性不良とは、検出素子31の固定部の破損等で酸素センサ19内部の大気通路の空気がカバー32内に漏れ出したり、検出素子31の割れ、亀裂等により大気室34の空気がカバー32内に漏れ出したりして、空気がカバー32内に浸入してしまう故障である。こうなると、カバー内ガスが空気により冷却され、カバー内ガス温度がカバー外ガス温度に対し低温側に乖離する傾向となる。
本発明に係る故障診断は、主にこのカバー内外の温度の乖離度合いに着目して故障診断する点に特徴がある。以下、故障診断の第1の態様について説明する。
この第1の態様では、少なくともヒータ36への供給電力Wに基づいてカバー外ガス温度Tbが推定され、この推定されたカバー外ガス温度(推定排気温度)Tbと、排気温センサ26によって検出された実際のカバー外ガス温度(検出排気温度)Taとを比較して酸素センサ19の故障が判定される。
カバー内ガス温度はカバー外ガス温度に追従して変化する。そして、カバー外ガス温度が高くなるとカバー内ガス温度も高くなり、検出素子31の温度が高くなり、ヒータ36への供給電力Wは減少する。逆に、カバー外ガス温度が低くなるとカバー内ガス温度も低くなり、検出素子31の温度が低くなり、ヒータ36への供給電力Wは増加する。このようにヒータ36への供給電力Wとカバー外ガス温度との間には一定の相関関係があると考えられる。この相関関係は予め試験等によってマップ又は関数の形式で求めることができる。よってこの相関関係を利用して、ヒータ36への供給電力Wからカバー外ガス温度Tbを推定し、これを実際のカバー外ガス温度Taと比較することで、酸素センサ19の故障を検出することが可能である。
この手法によれば、空燃比を敢えて大きく急変させる必要がないため排気エミッションの悪化を防止できる。とりわけこのような空燃比変化が排気エミッションを大きく悪化させる本実施形態のようなディーゼルエンジン、さらにはリーンバーンガソリンエンジンには好適である。しかも、通常の機関運転状態で劣化診断が行え、定常運転時に限られないので、診断頻度を十分に確保することができる。
本実施形態では、ヒータ36への供給電力Wに加え、圧力センサ24によって検出された排気圧力P及び排気用エアフローメータ25によって検出された排気流量Qにも基づいて、カバー外ガス温度Tbを推定している。これは推定精度の向上のためである。しかしながらこれら排気圧力P及び排気流量Qの値は必須ではなく、省略も可能である。なお、排気流量Qの値は、吸気用エアフローメータ16で検出された吸入空気流量の値で代用することもできる。排気圧力Pは機関運転状態(例えば回転速度とアクセル開度)から推定してもよい。
以下、この第1の態様に係る故障診断処理を図5を参照して説明する。図示する処理は所定の演算周期毎にECU22によって繰り返し実行される。
まずステップS101では、前述したように酸素センサ19のヒータ36がフィードバック制御される。そしてステップS102では、酸素センサ19の素子インピーダンスRが所定の活性化温度相当の目標インピーダンスRtに等しくなったか否かが判断される。
素子インピーダンスRが目標インピーダンスRtに等しくなっていない場合、酸素センサ19は未だ活性化してないとみなされ、本処理が終了される。他方、素子インピーダンスRが目標インピーダンスRtに等しくなっている場合、酸素センサ19が活性化したとみなされ、ステップS103に進む。
ステップS103では、ヒータ36への供給電力Wと、圧力センサ24によって検出された排気圧力Pと、排気用エアフローメータ25によって検出された排気流量Qとの値が取得される。次いでステップS104では、これら供給電力W、排気圧力P及び排気流量Qに基づき、予め作製されたマップ又は関数に従って、推定値としてのカバー外ガス温度Tbが算出される。
次に、ステップS105において、排気温センサ26によって検出された実際のカバー外ガス温度Taが取得される。そしてステップS106では、これらカバー外ガス温度同士を比較するため、推定カバー外ガス温度Tbと実際のカバー外ガス温度Taとの差ΔTが求められる。差ΔTはΔT=|Tb−Ta|で表される。なおこのような温度差を求める方法以外に温度比を求める方法を採用してもよい。
ステップS107ではこの差ΔTと所定の故障判定値ΔTsとが比較される。差ΔTが故障判定値ΔTs以下の場合、実際のカバー外ガス温度Taと推定カバー外ガス温度Tbとのズレは、センサの製品バラツキや推定誤差等を考慮しても、許容範囲内とみなされ、ステップS108にて酸素センサ19は正常と判定される。
他方、差ΔTが故障判定値ΔTsより大きい場合、実際のカバー外ガス温度Taと推定カバー外ガス温度Tbとのズレは許容範囲外とみなされ、ステップS109にて酸素センサ19は故障と判定される。
次に、ステップS110〜S112では、酸素センサ19の故障態様が判別される。この判別の基本的な考え方を図6を参照して説明する。
図6に、ヒータ供給電力Wと推定カバー外ガス温度Tbとの関係を示す。仮に、ヒータ供給電力がW1であるときの推定カバー外ガス温度がTb1であるとする。図中の四角枠内は、前記差ΔTが故障判定値ΔTs以下となるような範囲であり、この範囲内に実際のカバー外ガス温度Taが入っていれば酸素センサ19は正常、実際のカバー外ガス温度Taが入っていなければ酸素センサ19は故障と判定される。
ヒータ供給電力がW1であるときに、実際のカバー外ガス温度TaがP1で示されるように正常範囲内に入っていれば酸素センサ19は正常と判定される。他方、ヒータ供給電力がW1であるときに実際のカバー外ガス温度TaがP2で示されるように正常範囲より低い値を示したとする。この場合、通常想定される以上にカバー内ガス温度が下降しており、これに伴ってヒータ供給電力が大きくなっている、つまりカバー内が冷え込んでいるためと考えられる。このときは空気がカバー32内に浸入していると考えられ、気密性不良が想定される。また、ヒータ供給電力がW1であるときに実際のカバー外ガス温度TaがP3で示されるように正常範囲より高い値を示したとする。この場合、通常想定される以上にカバー内ガス温度が上昇しており、これに伴ってヒータ供給電力が小さくなっている、つまりカバー内が熱くなっているためと考えられる。このときはカバー内ガスとカバー外ガスとのガス交換が阻害されており、ガス交換性不良が想定される。
図5に戻って、ステップS110では、推定カバー外ガス温度Tbと実際のカバー外ガス温度Taとの大小が判別される。実際のカバー外ガス温度Taが推定カバー外ガス温度Tbより高い場合、図6のP3の場合に相当し、ステップS111で酸素センサ19はガス交換性不良と判定される。逆に、実際のカバー外ガス温度Taが推定カバー外ガス温度Tbより低い場合、図6のP2の場合に相当し、ステップS112で酸素センサ19は気密性不良と判定される。
次に、故障診断の第2の態様について説明する。
この第2の態様では、少なくとも実際のカバー外ガス温度Taに基づいて、検出素子31のインピーダンスRを前記活性化温度相当の目標インピーダンスRtとするためのヒータ目標供給電力Wtが算出される。そしてこの目標供給電力Wtに等しい電力がヒータ36に供給されたときの検出素子31の実際のインピーダンスRが検出される。この検出された実際のインピーダンスRと、目標インピーダンスRtとが比較されて酸素センサ19の故障が判定される。即ち、概して言えば、第1の態様ではセンサ内の供給電力Wからセンサ外の温度Tbを推定し、これを実際のセンサ外の温度Taと比較するやり方であった。これに対し第2の態様では、逆に、実際のセンサ外の温度Taから、素子温度を活性化温度とするのに必要なヒータ目標供給電力Wtを算出し、この目標供給電力Wtを供給したときの実際のインピーダンスRを目標インピーダンスRtと比較する。素子インピーダンスRは素子温度と等価であることから、当該比較は、実際の素子温度と所定の活性化温度とを比較していることにもなる。
この第2の態様も、ヒータ供給電力とカバー外ガス温度との間の相関関係を利用する点で、第1の態様と同様である。この第2の態様によっても第1の態様と同様に、空燃比を大きく急変させる必要がないので排気エミッションの悪化を防止でき、通常の機関運転状態で劣化診断が行えるので診断頻度を十分に確保することができる。
本実施形態では、実際のカバー外ガス温度Taに加え、圧力センサ24によって検出された排気圧力P及び排気用エアフローメータ25によって検出された排気流量Qにも基づいて、目標供給電力Wtを算出している。これは目標供給電力Wtの算出精度の向上のためである。しかしながらこれら排気圧力P及び排気流量Qの値は必須ではなく、省略も可能である。
以下、この第2の態様に係る故障診断処理を図7を参照して説明する。図示する処理は所定の演算周期毎にECU22によって繰り返し実行される。
まずステップS201では、前記ステップS101と同様に、酸素センサ19のヒータ36がフィードバック制御される。そしてステップS202では、前記ステップS102と同様に、酸素センサ19の素子インピーダンスRが所定の活性化温度相当の目標インピーダンスRtに等しくなったか否かが判断される。
素子インピーダンスRが目標インピーダンスRtに等しくなっていない場合、酸素センサ19は未だ活性化してないとみなされ、本処理が終了される。他方、素子インピーダンスRが目標インピーダンスRtに等しくなっている場合、酸素センサ19が活性化したとみなされ、ステップS203に進む。
ステップS203では、排気温センサ26によって検出された実際のカバー外ガス温度Taと、圧力センサ24によって検出された排気圧力Pと、排気用エアフローメータ25によって検出された排気流量Qとの値が取得される。次いでステップS204では、これら実際のカバー外ガス温度Ta、排気圧力P及び排気流量Qに基づき、予め作製されたマップ又は関数に従って、素子インピーダンスRを目標インピーダンスRtとするのに必要なヒータ目標供給電力Wtが算出される。
次に、ステップS205において、ヒータ目標供給電力Wtに等しい電力がヒータ36に供給される。そしてステップS206で、ECU22の素子インピーダンス検出機能により、実際の素子インピーダンスRが検出される。
次いで、ステップS207において、実際の素子インピーダンスRと目標インピーダンスRtとを比較するため、実際の素子インピーダンスRと目標インピーダンスRtとの差ΔRが求められる。差ΔRはΔR=|R−Rt|で表される。なおこのようなインピーダンス差を求める方法以外にインピーダンス比を求める方法を採用してもよい。
ステップS208ではこの差ΔRと所定の故障判定値ΔRsとが比較される。差ΔRが故障判定値ΔRs以下の場合、目標インピーダンスRtに対する実際のインピーダンスRのズレは、センサの製品バラツキや算出誤差等を考慮しても、許容範囲内とみなされ、ステップS209にて酸素センサ19は正常と判定される。
他方、差ΔRが故障判定値ΔRsより大きい場合、目標インピーダンスRtに対する実際のインピーダンスRのズレは許容範囲外とみなされ、ステップS210にて酸素センサ19は故障と判定される。
次に、ステップS211〜S213では酸素センサ19の故障態様が判別される。この判別の基本的な考え方を図6に類似の図8を参照して説明する。
図8は、ヒータ目標供給電力Wtと素子インピーダンスRとの関係を示す。ここでは仮に、目標供給電力Wt1に等しい電力がヒータ36に供給されたときに実際の素子インピーダンスRが目標インピーダンスRtとなるのが正しい状態であるとする。図中の四角枠内は、前記差ΔRが故障判定値ΔRs以下となるような範囲であり、この範囲内に実際の素子インピーダンスRが入っていれば酸素センサ19は正常、実際の素子インピーダンスRが入っていなければ酸素センサ19は故障と判定される。
ヒータ目標供給電力がWt1であるときに、実際の素子インピーダンスRがP1’で示されるように正常範囲内に入っていれば酸素センサ19は正常と判定される。他方、ヒータ目標供給電力がWt1であるときに実際の素子インピーダンスRがP2’で示されるように正常範囲より低い値を示したとする。この場合、通常想定される以上に素子温度が上昇しているので、カバー内ガスとカバー外ガスとのガス交換が阻害されており、ガス交換性不良が想定される。また、ヒータ目標供給電力がWt1であるときに実際の素子インピーダンスRがP3’で示されるように正常範囲より高い値を示したとする。この場合、通常想定される以上に素子温度が下降しているので、空気がカバー32内に浸入し、気密性不良が想定される。
図7に戻って、ステップS211では、実際の素子インピーダンスRと目標インピーダンスRtとの大小が判別される。実際の素子インピーダンスRが目標インピーダンスRtより小さい場合、図8のP2’の場合に相当し、ステップS212で酸素センサ19はガス交換性不良と判定される。逆に、実際の素子インピーダンスRが目標インピーダンスRtより大きい場合、図8のP3’の場合に相当し、ステップS213で酸素センサ19は気密性不良と判定される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は他の実施形態を採ることも可能である。例えば、前記実施形態では排ガスセンサとして酸素センサ(空燃比センサ)を用いたが、これに限らず、例えば排気ガス中のNOx濃度を検出するNOxセンサや排気ガス中のHC濃度を検出するHCセンサ等を用いてもよい。
本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
本実施形態の内燃機関の構成を示す概略図である。 酸素センサの取付状態を示す断面図である。 酸素センサの検出素子周辺の拡大断面図である。 酸素センサの出力特性を示すグラフである。 故障診断の第1の態様に係るフローチャートである。 故障診断の第1の態様における故障態様の判別方法を説明するためのグラフである。 故障診断の第2の態様に係るフローチャートである。 故障診断の第2の態様における故障態様の判別方法を説明するためのグラフである。
符号の説明
10 内燃機関
13 排気通路
19,20 酸素センサ
22 電子制御ユニット(ECU)
24 圧力センサ
25 排気用エアフローメータ
26 排気温センサ
31 検出素子
32 カバー
36 ヒータ
37 ガス通過孔
W 供給電力
Wt 目標供給電力
Ta 実際のカバー外ガス温度
Tb 推定カバー外ガス温度
R 素子インピーダンス
Rt 目標インピーダンス

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた排ガスセンサであって、排気通路内に配置された検出素子と、該検出素子を覆うカバーと、該カバーに設けられたガス通過孔と、前記検出素子を加熱するヒータとを有する排ガスセンサの故障診断装置において、
    前記検出素子の温度が所定温度に維持されるよう、前記ヒータに供給する電力を制御するヒータ制御手段と、
    少なくとも前記ヒータに供給されている電力に基づいて、前記カバーの外側の排気温度を推定する推定手段と、
    前記カバーの外側の排気温度を検出する排気温センサと、
    前記推定手段によって推定された推定排気温度と、前記排気温センサによって検出された検出排気温度とを比較して、前記カバー内外の排気ガスの温度乖離を生じさせるような前記排ガスセンサの故障を判定する故障判定手段と
    を備えたことを特徴とする排ガスセンサの故障診断装置。
  2. 前記故障判定手段は、前記検出排気温度が前記推定排気温度より所定の許容範囲を超えて低い場合に前記排ガスセンサを気密性不良と判定し、前記検出排気温度が前記推定排気温度より所定の許容範囲を超えて高い場合に前記排ガスセンサをガス交換性不良と判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の排ガスセンサの故障診断装置。
  3. 前記排気通路に設けられた圧力センサと、前記排気通路に設けられたエアフローメータとが備えられ、
    前記推定手段が、前記ヒータへの供給電力に加え、前記圧力センサによって検出された排気圧力及び前記エアフローメータによって検出された排気流量にも基づいて、前記カバーの外側の排気温度を推定する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の排ガスセンサの故障診断装置。
  4. 内燃機関の排気通路に設けられた排ガスセンサであって、排気通路内に配置された検出素子と、該検出素子を覆うカバーと、該カバーに設けられたガス通過孔と、前記検出素子を加熱するヒータとを有する排ガスセンサの故障診断装置において、
    前記検出素子の温度が所定温度に維持されるよう、前記ヒータに供給する電力を制御するヒータ制御手段と、
    前記カバーの外側の排気温度を検出する排気温センサと、
    少なくとも前記排気温センサによって検出された排気温度に基づいて、前記検出素子のインピーダンスを所定の目標インピーダンスとするための前記ヒータに対する目標供給電力を算出する目標供給電力算出手段と、
    前記ヒータ制御手段により前記目標供給電力に等しい電力が前記ヒータに供給されたときの前記検出素子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、
    前記インピーダンス検出手段によって検出された前記検出素子のインピーダンスと、前記目標インピーダンスとを比較して、前記カバー内外の排気ガスの温度乖離を生じさせるような前記排ガスセンサの故障を判定する故障判定手段と
    を備えたことを特徴とする排ガスセンサの故障診断装置。
  5. 前記故障判定手段は、前記検出された検出素子のインピーダンスが前記目標インピーダンスより所定の許容範囲を超えて小さい場合に前記排ガスセンサをガス交換性不良と判定し、前記検出素子のインピーダンスが前記目標インピーダンスより所定の許容範囲を超えて大きい場合に前記排ガスセンサを気密性不良と判定する
    ことを特徴とする請求項4記載の排ガスセンサの故障診断装置。
  6. 前記排気通路に設けられた圧力センサと、前記排気通路に設けられたエアフローメータとが備えられ、
    前記目標供給電力算出手段が、前記検出された排気温度に加え、前記圧力センサによって検出された排気圧力及び前記エアフローメータによって検出された排気流量にも基づいて、前記目標供給電力を算出する
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の排ガスセンサの故障診断装置。
  7. 前記排ガスセンサが、排気ガス中の酸素濃度に応じた信号を出力する酸素センサからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の排ガスセンサの故障診断装置。
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