JP4788570B2 - 携帯型情報端末装置、マナーモード切換設定方法、及び切換設定プログラム - Google Patents
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Description
マナーモード機能を有する携帯型情報端末としては、例えば、着信があると着信音を発する第1の呼出モードと,着信があっても着信音を発しない第2の呼出モードを有し、予め装備した充電回路部の充電中は第1の呼出モードを設定し、その他のときに第2の呼出モードを設定する構成のものがある(特許文献1)。
本発明は、上記従来例に有する不都合を改善し、特に、充電時その他の状況下にあってその都度成されるマナーモードの設定若しくは設定解除にかかる指令の入力を不要とすると共に、マナーモードの解除忘れ等を有効に解消し得る携帯型情報端末装置、マナーモード切換設定方法、及び切換設定プログラムを提供することを、その目的とする。
前記端末本体に、前記マナーモード機能およびアラーム機能を実行する時刻を設定するための計時手段と、前記充電回路部が外部電源に接続された場合にこれを検知する接続検知手段と、マナーモード切換え設定が予め装備された設定モード格納手段に格納されているか否かを監視する設定内容監視部とを装備すると共に、
前記設定内容監視部によりマナーモード切換え設定が前記マナーモード切換え設定格納部に格納されていると判定された場合で、前記接続検知手段によって前記電源回路部が前記外部電源に接続されたことが検知され、且つ前記計時手段に予め設定したマナーモードの設定時刻が到来した場合に作動して、前記端末本体が備えている機能全体をマナーモードに切換える一方、前記接続検知手段によって前記端末本体が外部電源との接続を解除されたことが検知された場合、或いは前記計時手段に予め設定したアラーム開始時刻が到来した場合に作動し、前記端末本体全体に予め設定されているマナーモードの設定を解除するモード切換え制御部を、前記端末本体に装備したことを特徴とする、という構成を採っている(請求項1)。
このため、この携帯型情報端末装置にあっては、接続検知手段が充電回路部の外部電源への接続を検知し且つ計時手段に予め設定した切換え開始時刻が到来した場合には、直ちに作動して、端末本体全体をマナーモードに切換制御するようになっている。
そして、前述したモード切換え制御部は、前記接続検知手段によって前記端末本体が外部電源との接続を解除されたことが検知された場合、或いは前記計時手段に予め設定されたアラーム開始時刻が到来した場合に作動し、前記端末本体全体に予め設定されているマナーモードの設定を解除するので、マナーモードの解除忘れという不都合を、確実に排除することができる。
前記接続検知手段が、前記接続ポートを介して前記電源回路部が外部電源等に接続されたか否かを検出すると共にその情報を前記モード切換え制御部に送り込む機能を備えているように構成してもよい(請求項2)。
これにより、接続検知手段は電源回路部が外部電源等に接続されたか否かの情報を接続ポートからリアルタイムで得ることができる。
これにより、予め、設定入力部からマナーモード又はアラームモードへ入る時刻を設定することを前提として端末本体が外部電源に接続された場合にはマナーモードに自動切換えがなされる。このため、充電の度にマナーモードを設定するという煩わしさを排除することができる。
前記端末本体に自動マナーモードの切換え設定が成されているか否かを、前記端末本体が備えている主制御部の設定内容監視部が、前記端末本体に予め装備された設定モード格納手段に格納されている情報に基づいて判定する切換え設定判定工程と、
この切換え設定判定工程で自動マナーモードの切換え設定が成されていると判定された場合に機能し、前記端末本体の接続検知手段が当該端末本体の電源回路が接続ポートを介して外部電源に接続されているか否かを検出し前記主制御部のモード切換え制御部に送り込む充電接続検知工程と、
前記主制御部に前記端末本体の設定入力部を介して予め入力されたマナーモードの設定時刻が到来した場合に機能し、前記自動マナーモードの切換え設定と前記電源回路の外部電源への接続を前提として、前記端末本体の前記主制御部により制御動作全体をマナーモードに切換えるマナーモード切換え工程と、
前記マナーモード切換工程の後に、前記電源回路部が前記充電用の外部電源に接続されていないことが、前記接続検知手段によって検知され且つ予め設定されたアラームモードの設定時刻が到来した場合に、前記主制御部のモード切換え制御部が前記マナーモードの設定を解除するマナーモード解除工程とを有する、という構成を採っている(請求項4)。
前記端末本体に自動マナーモードの切換え設定が成されているか否かを、前記端末本体に予め装備された設定モード格納手段に格納されている情報に基づいて判定する切換え設定有無判定処理機能、
この切換え設定有無の判定で自動マナーモードの切換え設定が成されていると判定された場合に機能し、当該端末本体の電源回路が接続ポートを介して外部電源に接続されているか否かを検出し前記主制御部のモード切換え制御部に送り込む充電接続検知処理機能、
前記端末本体の設定入力部を介して入力され予め前記設定モード格納手段に各格納されたマナーモードの設定時刻が到来した場合に機能し、前記自動マナーモードの切換え設定と前記電源回路の外部電源への接続を前提として、前記端末本体の制御動作全体をマナーモードに切換えるマナーモード切換え処理機能、
及び、前記マナーモード切換処理機能の実行後に、前記電源回路部が前記充電用の外部電源に接続されていないことが、前記接続検知手段によって検知され且つ予め設定されたアラーム設定時刻になった場合に、前記端末本体における前記マナーモードの設定を解除するマナーモード解除処理機能、
を設け、これらをコンピュータに実現させる、という構成を採っている(請求項5)。
最初に、本実施形態において重要とする主たる内容について説明し、その後に、本実施形態の全体的内容を詳述する。
まず、図1に、本発明の一実施形態にかかる携帯型情報端末装置として携帯電話機の一構成例を示す。
更に、前述した端末本体2には、接続検知手段5によって前記電源回路部3が外部電源等に接続されたことが検知され且つ前記時計部4に予め設定したマナーモードの設定時刻が到来した場合に作動して当該端末本体2が備えている機能(構成要素)全体をマナーモードに切換えるモード切換え制御部6が装備されている。
このため、このモード切換え制御部6にあっては、前述した電源回路部3が外部電源等に接続されているか否かの情報をリアルタイムで常時取得し保持し得る状態となっている。
このため、マナーモードへの切換え指令の入力があり、前記接続検知手段5によって前述した電源回路部3が外部電源等に接続されていることが検知され、且つ切換え開始時刻が到来した場合には、端末本体2の全体が自動的にマナーモードに切換えられるようになっている。
これにより、マナーモードが設定されている場合であっても、アラームモードへの切換えが優先的に扱われるようになっており、携帯電話本来の機能が優先された構成となっている。
図1において、本実施形態における携帯電話機(携帯型情報端末装置)1は、上述したように、マナーモード機能とアラーム機能とを実行可能な構成を備えている。この携帯電話機1は、前述したように、操作部である設定入力部2Aと、マナーモード機能およびアラーム機能の実行に関する情報を格納する設定モード格納手段11と、端末本体2が備えている構成部分全体の動作を制御する主制御部10と、端末本体用の電源回路部3と、この電源回路部3の充電に際して外部電源に接続するための接続ポート14と、外部との通信に際し成される送受信にかかる各種情報を表示する表示部20と、前述した計時手段としての時計部4とを備えている。
表示部20は、主制御部10に制御されて作動し、各種の情報(マナーモードが設定されているか否かを示す情報等)をアイコンによりオペレータに表示するように機能する。 時計部4は、前述したように予め設定された時刻を計時し且つこの計時した時刻を管理すると共に、これを時刻情報として主制御部10に出力する機能を備えている。
接続ポート14は、端末本体2が備えている電源回路部3を充電するために外部電源側である卓上ホルダ又はACアダプタ(図示略)に接続するためのもので、端末本体2に装備されている。
次に、携帯電話機1の自動マナーモード切換え動作を、図2のフローチャートを用いて説明する。
一方、自動マナーモード切換え設定がオン(ON)と判定(ステップS101で「イエス判定」)された場合、自動マナーモード切換えに関する処理はステップS102に移行し外部電源との接続の有無が判断される。
即ち、主制御部10の接続検知手段(接続認識部)5は、卓上ホルダ又はACアダプタが接続ポート14に接続されているか否かを判定する(ステップS102:充電接続検知工程)。
即ち、時計部4から送られてくる時刻情報が示す時刻と上記主制御部10の設定内容監視部12で監視している自動マナーモード切換え開始時刻とを比較し、自動マナーモード切換え開始時刻が時計部4から送られてくる時刻情報が示す時刻を過ぎたか否かを監視することによって判定する。
そして、時計部4から送られてくる時刻が自動マナーモード切換え開始時刻に達していないと判定(ステップS103で「ノー判定」)した場合は、主制御部10のモード切換え制御部6は、前記ステップS103の処理を繰り返すことにより、時計部4から送られてくる時刻情報が示す時刻が自動マナーモード切換え開始時刻になっているか否かの判定を繰り返す。
即ち、時計部4から送られてくる時刻情報が示す時刻と主制御部10の設定内容監視部12で監視しているアラーム開始時刻とを比較し、アラーム開始時刻が時計部4から送られてくる設定時刻を過ぎたか否かを監視することによって判定する。
この場合、前述した接続検知手段5は、接続ポート14に対する卓上ホルダ又はACアダプタの接続の有無を常時監視している。そして、この監視の結果、卓上ホルダ又はACアダプタが接続ポート14に接続されていないと判定(ステップS107で「ノー判定」)した場合は、主制御部10のモード切換え制御部6は、自動マナーモード切換えの解除を行う(ステップS106)。
前記実施形態では、携帯電話機の接続ポートに充電用の卓上ホルダまたはACアダプタを接続した場合の自動マナーモード切換え設定/解除について説明したが、卓上ホルダ又はACアダプタをUSBケーブルに置き換えることにより、携帯電話機をUSB接続でパーソナルコンピュータ等と接続する場合の自動マナーモード切換え設定/解除にも適用することが可能である。
2 端末本体
2A 設定入力部(操作部)
3 電源回路部
4 時計部
5 接続検知手段(接続認識部)
6 モード切換え制御部
10 主制御部
11 設定モード格納手段
11A アラーム設定格納部
11B マナーモード切換え設定格納部
12 設定内容監視部
14 接続ポート
20 表示部
Claims (5)
- 着信音を消去するマナーモード機能と予め設定した時刻が到来した場合に当該時刻の到来を報知するアラーム機能とを有する端末本体を設け、この端末本体が外部からの充電を可能とした電源回路部を備えて成る携帯型情報端末装置において、
前記端末本体に、前記マナーモード機能およびアラーム機能を実行する時刻を設定するための計時手段と、前記充電回路部が外部電源に接続された場合にこれを検知する接続検知手段と、マナーモード切換え設定が予め装備された設定モード格納手段に格納されているか否かを監視する設定内容監視部とを装備すると共に、
前記設定内容監視部によりマナーモード切換え設定が前記マナーモード切換え設定格納部に格納されていると判定された場合で、前記接続検知手段によって前記電源回路部が前記外部電源に接続されたことが検知され、且つ前記計時手段に予め設定したマナーモードの設定時刻が到来した場合に作動して、前記端末本体が備えている機能全体をマナーモードに切換える一方、前記接続検知手段によって前記端末本体が外部電源との接続を解除されたことが検知された場合、或いは前記計時手段に予め設定したアラーム開始時刻が到来した場合に作動し、前記端末本体全体に予め設定されているマナーモードの設定を解除するモード切換え制御部を、前記端末本体に装備したことを特徴とする携帯型情報端末装置。 - 前記請求項1に記載の携帯型情報端末装置において、
前記端末本体の前記設定モード格納手段は、予め外部入力される前記マナーモード機能およびアラーム機能の設定に関する情報を格納する機能を有すると共に、前記端末本体は前記電源回路部を外部電源に接続する接続ポートとを備え、
前記接続検知手段が、前記接続ポートを介して前記電源回路部が外部電源に接続されたか否かを検出すると共にその情報を前記モード切換え制御部に送り込む機能を備えていることを特徴とする携帯型情報端末装置。 - 前記請求項1に記載の携帯型情報端末装置において、
前記端末本体は、前記マナーモード機能およびアラーム機能の実行の時刻を設定する設定入力部を予め装備すると共に、
前記モード切換え制御部は、前記設定入力部により前記マナーモードへの切換え指令が入力されている場合で且つ前記接続検知手段によって前記端末本体が外部電源に接続されていることが検知され更に前記計時手段に予め設定した切換え開始時刻が到来した場合に作動し、前記端末本体全体の機能をマナーモードに切換えるモード切換え制御機能を備えていることを特徴とした携帯型情報端末装置。 - 着信音を消去するマナーモード機能の作動開始時刻が設定入力部を介して端末本体に入力された場合にこれを設定モード格納手段が記憶するマナーモード切換え時刻記憶工程と、
前記端末本体に自動マナーモードの切換え設定が成されているか否かを、前記端末本体が備えている主制御部の設定内容監視部が、前記端末本体に予め装備された設定モード格納手段に格納されている情報に基づいて判定する切換え設定判定工程と、
この切換え設定判定工程で自動マナーモードの切換え設定が成されていると判定された場合に機能し、前記端末本体の接続検知手段が当該端末本体の電源回路が接続ポートを介して外部電源に接続されているか否かを検出し前記主制御部のモード切換え制御部に送り込む充電接続検知工程と、
前記主制御部に前記端末本体の設定入力部を介して予め入力されたマナーモードの設定時刻が到来した場合に機能し、前記自動マナーモードの切換え設定と前記電源回路の外部電源への接続を前提として、前記端末本体の前記主制御部により制御動作全体をマナーモードに切換えるマナーモード切換え工程と、
前記マナーモード切換工程の後に、前記電源回路部が前記充電用の外部電源に接続されていないことが、前記接続検知手段によって検知され且つ予め設定されたアラームモードの設定時刻が到来した場合に、前記主制御部のモード切換え制御部が前記マナーモードの設定を解除するマナーモード解除工程と、
を備えていることを特徴としたマナーモード切換設定方法。 - 着信音を消去するマナーモード機能の作動開始時刻が設定入力部を介して端末本体に入力された場合にこれを設定モード格納手段に記憶するマナーモード切換え時刻記憶処理機能、
前記端末本体に自動マナーモードの切換え設定が成されているか否かを、前記端末本体に予め装備された設定モード格納手段に格納されている情報に基づいて判定する切換え設定有無判定処理機能、
この切換え設定有無の判定で自動マナーモードの切換え設定が成されていると判定された場合に機能し、当該端末本体の電源回路が接続ポートを介して外部電源に接続されているか否かを検出し前記主制御部のモード切換え制御部に送り込む充電接続検知処理機能、
前記端末本体の設定入力部を介して入力され予め前記設定モード格納手段に各格納されたマナーモードの設定時刻が到来した場合に機能し、前記自動マナーモードの切換え設定と前記電源回路の外部電源への接続を前提として、前記端末本体の制御動作全体をマナーモードに切換えるマナーモード切換え処理機能、
及び、前記マナーモード切換処理機能の実行後に、前記電源回路部が前記充電用の外部電源に接続されていないことが、前記接続検知手段によって検知され且つ予め設定されたアラーム設定時刻になった場合に、前記端末本体における前記マナーモードの設定を解除するマナーモード解除処理機能、
を設け、これをコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするマナーモード切換設定プログラム。
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