JP4788218B2 - 偽造防止効果のある画像記録体の製造方法 - Google Patents
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Description
5(b)に示すように、画像部のパターンが特殊な色材の模造色材6で形成されていて、その周辺の背景部のパターンとして偽造防止効果のある特殊な色材5で形成されている画像記録体14である。
色材6をサーマルヘッド34によって選択的に転移させる一次転写手段35により中間画像記録体36を作製し、その中間画像記録体36の画像が記録された受像層を被転写体37へ加熱加圧部38で転写する二次転写手段39により基材画像記録体40を得ることができる。
ポリα−メチルスチレン等のスチレン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、アイオノマー、エチレンアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴム、ポリアミド樹脂、ポリ塩素化オレフィン等の天然樹脂や合成ゴムの誘導体等が挙げられる。接着層は上記材料の1種あるいは2種以上よりなる組成物により形成することができる。
00nmから1000nmの波長にわたって吸収のないイオン、すなわちイットリウム(Y)、スカンジウム(Sc)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、カドリニウム(Gd)、ルテシウム(Lu)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)から選ばれた少なくとも1種のイオンにより置換された材料を蛍光体として用いることができる。Nd及びYbは約5%以上のものである。
また、感熱転写媒体の支持体フィルム20としては、色材層の形成のし易さや取扱い易さ、あるいは機械的強度の観点から、コンデンサーペーパー等の紙またはポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、あるいはセロファン等が挙げられるが、特には耐熱性も高いことから好ましいのはポリエステルフィルム(具体例としては、PET〔ポリエチレンテレフタレート〕やPEN〔ポリエチレンナフタレート〕、等)である。なお、基材の厚みは、機械的強度、取扱い易さあるいは入手の容易さから2〜50μmがよいが、本発明のより高い効果を期待するには(熱伝導率、熱伝達率、蓄熱性能、等の熱的特性にも関係するため)2〜16μmがより好適である。
支持体フィルム20として、ポリエステルフィルム4.5μmに下記色材転写層21(イエロー、マゼンタ、シアン)、偽造防止効果のある特殊な色材5として顔料に赤外発光蛍光剤IRS−F(根本特殊化学社製)を使用し、特殊な色材の印刷をグラビア印刷機で、乾燥温度90℃で、パターンコートして、サンプルを作成した。各乾燥膜厚は、色材転写層はすべて0.4μm、偽造防止効果のある特殊な色材層は1.0μmである。
イエロー顔料 3.0部
ブチラール樹脂 6.0部
テトラヒドロフロン 60.0部
トルエン 31.0部
(マゼンタ色材転写層組成物)
マゼンタ顔料 1.5部
ブチラール樹脂 7.5部
テトラヒドロフロン 60.0部
トルエン 31.0部
(シアン色材転写層組成物)
シアン顔料 1.5部
ブチラール樹脂 7.5部
テトラヒドロフロン 60.0部
トルエン 31.0部
(偽造防止効果のある特殊な色材組成物)
アクリル樹脂 15.0部
ポリエステル樹脂 5.0部
IRS−F顔料 10.0部
メチルエチルケトン 35.0部
トルエン 35.0部
<中間転写媒体(箔)の製造>
支持体2として、ポリエステルフィルム25μmに以下の組成からなる受像層3をグラビア印刷機で、乾燥温度90℃にて塗布乾燥し、サンプルを作成した。受像層の乾燥膜厚は4.0μmである。
(受像層組成物)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 8.0部
エポキシ樹脂 4.0部
ウレタン樹脂 8.0部
テトラヒドロフラン 60.0部
メチルエチルケトン 20.0部
この感熱転写媒体(感熱転写シート)と中間転写媒体(箔)とを用い、市販の熱転写型のプリンターを使用して受像層に色材転写層によって作られる模造色材6と偽造防止効果のある特殊な色材の転移を行った後、被転写体である基材8(北越製紙社製のノーバック360)に160℃に加熱したシリコンゴムロールにて転写させて画像記録体を作製した。
2‥‥支持体
3‥‥受像層
4‥‥中間画像記録体
5‥‥偽造防止効果のある特殊な色材
6‥‥偽造防止効果のある特殊な色材の模造色材
7‥‥被転写体
8‥‥基材
9‥‥中間画像記録体
10‥‥被転写体
11‥‥中間画像記録体
12‥‥被転写体
13‥‥断面で見た画像記録体
14‥‥正面から見た画像記録体
15‥‥断面で見た絵柄層のある画像記録体
16‥‥正面から見た絵柄層のある画像記録体
17‥‥絵柄層
18‥‥断面で見た感熱転写媒体
19‥‥正面から見た感熱転写媒体
20‥‥支持体フィルム
21‥‥色材転写層
22‥‥断面で見た感熱転写媒体
23‥‥正面から見た感熱転写媒体
24‥‥断面で見た感熱転写媒体
25‥‥正面から見た感熱転写媒体
26‥‥断面で見た感熱転写媒体
27‥‥正面から見た感熱転写媒体
31‥‥画像形成制御部
32‥‥感熱転写媒体
33‥‥中間転写媒体
34‥‥サーマルヘッド
35‥‥一次転写手段
36‥‥中間画像記録体
37‥‥被転写体
38‥‥加熱加圧部
39‥‥二次転写手段
40‥‥画像記録体
Claims (4)
- 少なくとも支持体上の片面に受像層が形成されてなる中間転写媒体の受像層に、画像データに基づき、感熱転写媒体から選択的加熱手段で色材を転移させて背景部を形成する一次転写工程と、前記画像が形成された受像層を被転写体へ加熱加圧手段で転写する二次転写工程とからなる画像記録体の製造方法において、前記一次転写工程で中間転写媒体の受像層に画像部と毛抜き合わせ形状の背景部を偽造防止効果のある特殊な色材の色に類似するように通常の色材で調整された模造色材もしくは偽造防止効果のある特殊な色材の転移により形成し、前記画像部が他の印刷法により偽造防止効果のある特殊な色材もしくは該偽造防止効果のある特殊な色材の色に類似するように通常の色材で調整された模造色材で既に形成されている被転写体に、前記背景部を加熱加圧手段で転写することを特徴とする偽造防止効果のある画像記録体の製造方法。
- 少なくとも支持体上の片面に受像層が形成されてなる中間転写媒体の受像層に、画像データに基づき、感熱転写媒体から選択的加熱手段で色材を転移させて画像部を形成する一次転写工程と、前記画像が形成された受像層を被転写体へ加熱加圧手段で転写する二次転写工程とからなる画像記録体の製造方法において、前記一次転写工程で中間転写媒体の受像層に背景部と毛抜き合わせ形状の画像部を偽造防止効果のある特殊な色材もしくはこの偽造防止効果のある特殊な色材の色に類似するように通常の色材で調整された模造色材の転移により形成し、背景部が他の印刷法により偽造防止効果のある特殊な色材の色に類似するように通常の色材で調整された模造色材もしくは偽造防止効果のある特殊な色材で既に形成されている被転写体に、前記画像部を加熱加圧手段で転写することを特徴とする偽造防止効果のある画像記録体の製造方法。
- 前記感熱転写媒体として、支持体フィルム上に、偽造防止効果のある特殊な色材もしくは該偽造防止効果のある特殊な色材の模造色材による転写層が全面に配設されているもののいずれかを使用することを特徴とする請求項1または2記載の偽造防止効果のある画像記録体の製造方法。
- 前記画像記録体の少なくとも受像層面側に絵柄印刷層を設けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の偽造防止効果のある画像記録体の製造方法。
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