JP4788184B2 - バックライト装置及び液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、光を液晶表示パネル等に照射して画像を表示するために用いられるバックライト装置及びそのバックライト装置を用いた液晶表示装置に関し、詳しくは、輝度ムラ、色ムラを少なくするバックライト装置及び液晶表示装置に関する。
現在、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)は、カラーフィルタを備えた透過型の液晶表示パネルを背面側からバックライト装置にて照明することでカラー画像を表示させるバックライト方式が主流となっている。バックライト装置の光源としては、蛍光管を使った白色光を発光するCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)といった蛍光ランプが多く用いられているが、CCFLは、蛍光管内に水銀を封入するため、環境への悪影響が考えられ、CCFLに代わるバックライト装置の光源として、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が有望視されている(例えば特許文献1参照。)。
しかし、発光ダイオードのような点状光源を用いたバックライト装置においては、点状光源の真上に玉状の輝度の高い部分が発生してしまうので、これを防止するために、拡散板と点状光源との間に反射板を設け、点状光源から出射された光を反射板で反射させて、輝度ムラの発生を防止することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、青色発光ダイオードの開発により、光の三原色である赤色光、緑色光、青色光をそれぞれ発光する発光ダイオードが揃ったことになり、これらの発光ダイオードから出射される赤色光、緑色光、青色光を混色することで、色純度の高い白色光を得ることができるため、これら三色の発光ダイオードを光源としたバックライト装置が知られている。
しかし、三色の発光ダイオードを光源に用いたバックライト装置においては、赤色発光ダイオードの真上には赤の輝度の高い部分が発生し、緑色発光ダイオードの真上には緑の輝度の高い部分が発生し、青色発光ダイオードの真上には青の輝度の高い部分が発生してしまう。そこで、これを防止するために、拡散板と各色の発光ダイオードとの間に透明板を設け、その透明板に吸収材あるいは反射材を塗布することによりドットを形成し、発光ダイオードから出射された光をドット部分で吸収あるいは反射させて、輝度ムラ、色ムラを防止することが知られている(例えば非特許文献1参照。)。
特開平7−191311号 特開2004−311353号 日経エレクトロニクス(日経BP社)、2004年12月20日号(第889号)第123〜130頁
しかし、バックライト装置やこれを用いた液晶表示装置の薄型化を図る場合には、発光ダイオードと拡散板との距離を狭くする必要があるため、発光ダイオードから出射された光を反射板で反射するようにしても、反射した光が拡散板に入射するまでの間で、光を混色させるための光路長を十分に確保できないため、輝度ムラ、色ムラを防止することができないという問題が生じる。
また、透明板に吸収材でドットを形成した場合は、ドットにより発光ダイオードから出射された光が吸収されてしまうため、適切な画像を表示するのに必要な輝度を確保するための光量が不足してしまうという問題も生じる。
本発明は、上述の点を考慮し、色ムラや輝度ムラを少なくすることができるバックライト装置及び液晶表示装置を提供するものである。
本発明に係るバックライト装置は、液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト装置であって、光源としての点状光源と、この点状光源の上方に透明板とを備え、前記透明板に、前記点状光源から出射される光の進行方向を制御する機能を有する平面光学素子を設けた構成とする。
本発明に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト装置とからなる液晶表示装置であって、前記バックライト装置は、光源としての点状光源と、この点状光源の上方に透明板とを備え、前記透明板に、前記点状光源から出射される光の進行方向を制御する機能を有する平面光学素子を設けた構成とする。
本発明のバックライト装置及び液晶表示装置は、光源から出射された光の進行方向を制御することにより、色ムラ、輝度ムラが生じないようにする。
本発明に係るバックライト装置によれば、バックライトの色ムラ、輝度ムラを少なくすることができる。
本発明に係る液晶表示装置によれば、バックライトの色ムラ、輝度ムラを少なくし、表示する画像の質をよくすることができる。
以下、本発明に係るバックライト装置及び液晶表示装置を実施するための最良の形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
本発明は、例えば、図1に示すような構成の透過型のカラー液晶表示装置100に適用することができる。この透過型カラー液晶表示装置100は、透過型のカラー液晶表示パネル110と、このカラー液晶表示パネル110の背面側に設けられたバックライト装置140とからなる。また、図示しないが、この透過型カラー液晶表示装置100は、地上波や衛星波を受信するアナログチューナー、デジタルチューナーといった受信部、この受信部で受信した映像信号、音声信号をそれぞれ処理する映像信号処理部、音声信号処理部、音声信号処理部で処理された音声信号を出力するスピーカといった音声信号出力部などを備えていてもよい。
透過型のカラー液晶表示パネル110は、ガラス等で構成された2枚の透明な基板(TFT基板111、対向電極基板112)を互いに対向配列させ、その間隙に、例えば、ツイステッドネマチック(TN)液晶を封入した液晶層113を設けた構成となっている。TFT基板111には、マトリックス状に配列された信号線114と、走査線115と、この信号線114、走査線115の交点に配列されたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ116と、画素電極117とが形成されている。薄膜トランジスタ116は、走査線115により、順次選択されると共に、信号線114から供給される映像信号を、対応する画素電極117に書き込む。一方、対向電極基板112の内表面には、対向電極118及びカラーフィルタ119が形成されている。
カラーフィルタ119は、各画素に対応した複数のセグメントに分割されている。例えば、図2に示すように、3原色である赤色フィルタCFR、緑色フィルタCFG、青色フィルタCFBの3つのセグメントに分割されている。カラーフィルタ119の配列パターンは、図2に示すようなストライプ配列の他に、図示しないが、デルタ配列、正方配列などがある。
再び、図1を用いて、透過型カラー液晶表示装置100の構成について説明をする。透過型カラー液晶表示装置100は、このような構成の透過型のカラー液晶表示パネル110を2枚の偏光板131,132で挟み、バックライト装置140により背面側から白色光を照射した状態で、アクティブマトリックス方式で駆動することによって、所望のフルカラー映像を表示させることができる。
バックライト装置140は、上記カラー液晶表示パネル110を背面側から照明する。図1に示すように、バックライト装置140は、ここでは図示していない光源や、光源から出射された光を白色光へと混色するためにバックライト筐体部120内に、拡散板141、拡散板141上に重ねて配列される拡散シート142、プリズムシート143、偏光変換シート144といった光学機能シート群145などを備えた構成となっている。
拡散板141は、バックライト筐体部120から出射された光を内部拡散させることで、面発光における輝度の均一化を行う。
一般に、光学機能シート群145は、例えば、入射光を直交する偏光成分に分解する機能、光波の位相差を補償して広角視野角化や着色防止を図る機能、入射光を拡散させる機能、輝度向上を図る機能などを備えたシートで構成されており、バックライト装置140から面発光された光をカラー液晶表示パネル110の照明に最適な光学特性を有する照明光に変換するために設けられている。したがって、光学機能シート群145の構成は、上述した拡散シート142、プリズムシート143、偏光変換シート144に限定されるものではなく、様々な光学機能シートを用いることができる。
図3に、バックライト筐体部120内の概略構成図を示す。この図3に示すように、バックライト筐体部120は、赤色光を発光する赤色発光ダイオード21R、緑色光を発光する緑色発光ダイオード21G、青色光を発光する青色発光ダイオード21Bが、点状光源として配置されている。例えば、赤色発光ダイオード21Rで発光される赤色光、緑色発光ダイオード21Gで発光される緑色光、青色発光ダイオード21Bで発光される青色光のピーク波長は、それぞれ640nm、530nm、450nm程度とされる。赤色発光ダイオード21R、青色発光ダイオード21Bで発光される赤色光、青色光のピーク波長は、それぞれ640nmから長波長側へ、450nmから短波長側へシフトしてもよい。このようにピーク波長を、長波長側、短波長側へシフトさせると、色域を広げることができるため、カラー液晶表示パネルに表示させる画像の色再現範囲を拡大することができる。
なお、以下の説明において、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21Bを総称する場合は、単に発光ダイオード21と呼ぶ。また、本例では、発光ダイオードチップ等の光源から発せられた光を側面から放射する放射指向性を有している発光ダイオード21を用いているが、発光ダイオードはこれに限定されることなく、その他の放射指向性を有するものを用いてもよい。
この発光ダイオード21を、図3に示すように、基板22上に所望の順番で列状に複数配列させることで、発光素子列としての発光ダイオードユニット21n(nは、自然数。)が形成される。
発光ダイオードユニット21nを形成するために、基板22上に発光ダイオード21を配列する順番は、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21Bを繰り返し単位とする最も基本的な配列の仕方や、緑色発光ダイオード21Gを等間隔で配列させ、隣り合う緑色発光ダイオード21Gの間に、赤色発光ダイオード21R、青色発光ダイオード21Bを交互に配列させるような順番など様々な配列の仕方がある。
バックライト筐体部120内への発光ダイオードユニット21nの配列の仕方は、図3に示すように、発光ダイオードユニット21nの長手方向が、水平方向となるように配列してもよいし、発光ダイオードユニット21nの長手方向が垂直方向となるように配列してもよく、発光ダイオードユニットの列が直線上に並んでいなくてもよい。また、配線基板22を用いずに、発光ダイオード21を、直接バックライト筐体120に取り付けるようにしてもよい。なお、発光ダイオードユニット21nの長手方向を、水平方向に配列する手法は、従来までのバックライト装置の光源として利用していたCCFLの配列の仕方と同じになるため、蓄積された設計ノウハウを利用することができ、コストの削減や、製造までに要する時間を短縮することができる。
また、バックライト筐体部120の内壁面120aは、発光ダイオード21から発光された光の利用効率を高めるために、反射加工がなされた反射面もしくは拡散反射面となっている。
図4に、透過型カラー液晶表示装置100を組み上げた際に、図1に示す透過型カラー液晶表示装置100に付したXX線で切断した際の断面図を一部示す。図4に示すように、液晶表示装置100を構成するカラー液晶表示パネル110は、透過型カラー液晶表示装置100の外部筐体となる外部フレーム101と、内部フレーム102とによって、スペーサ103a,103bを介して挟み込むように保持される。また、外部フレーム101と、内部フレーム102との間には、ガイド部材104が設けられており、外部フレーム101と、内部フレーム102によって挟まれたカラー液晶表示パネル110が長手方向へずれてしまうことを抑制している。
一方、透過型カラー液晶表示装置100を構成するバックライト装置140は、上述したように光学機能シート群145が積層された拡散板141と、光源である発光ダイオード21nを覆うように設けられた、各発光ダイオード21から出射された赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光を混色させるための透明な樹脂基板で形成された導光板(ダイバータプレート)125とを備えている。また、導光板125と、バックライト筐体部120との間には、反射シート126が配されている。導光板125は、混色機能を有しており、発光ダイオード21から出射された光、反射シート126で反射された光を拡散させる。
導光板125の光入射面125aには、各発光ダイオードから出射された光を制御する平面的な光学素子23が設けられている。光学素子23は、例えば導光板125に入射した光の屈折角度や進行向きを積極的に制御する機能を有している。
反射シート126は、その反射面が、導光板125の光入射面125aと対向するように、かつ、発光ダイオード21の発光方向よりもバックライト筐体部120側となるように配されている。反射シート126は、例えば、シート基材上に銀反射膜、低屈折率膜、高屈折率膜を順に積層することで形成された銀増反射膜などを用いることができる。また、この反射シート126は、主に発光ダイオード21から発光され、その放射角度分布によって下向きに放射された光や、バックライト筐体部120の反射面120aで反射された光などを反射する。
バックライト装置140が備える拡散板141、導光板125、反射シート126は、図4に示すように、それぞれが互いに対向するように配列されており、バックライト筐体部120に複数設けられた光学スタッド105によって、互いの対向間隔を保ちながら、当該バックライト装置140のバックライト筐体部120内に保持されている。このとき、拡散板141の端部は、バックライト筐体部120に設けられたブラケット部材108で保持される。
図5は、図4に示したカラー液晶表示装置100に、本発明の第1の実施の形態で用いる平面光学素子のフレネルレンズ23aが設けられている付近の拡大図である。
図5に示すように、平面光学素子としてのフレネルレンズ23aが、発光ダイオード21の真上に位置するように、導光板125の下面に設けられている。フレネルレンズ23aは、ホットプレス法等により、導光板125の下面に直接形成されている。
発光ダイオード21の図示しない発光ダイオードチップから真上方向に出射された光L1は、フレネルレンズ23aに入射する際に所定の方向に第1次屈折する。屈折した光L2は、導光板125の中を、導光板の上面方向に向かって進行する。そして、屈折光L2は、導光板125と拡散板141と間に存在する空間部127に入射するときに第2次屈折する。屈折した光L3は、空間127の中を拡散板141に向かって進行して、拡散板141に入射する。
図6は、図5に示したフレネルレンズ23aに入射した光L1が屈折を起こす様子を示した模式図である。
図6に示すように、フレネルレンズ23aの表面には、微小な凹凸24が形成されている。発光ダイオード21から出射された光L1は、フレネルレンズの凹凸部24に入射して第1次の屈折が生じる。この場合、入射した光が屈折する角度は、予めフレネルレンズに設けられた凹凸部24の角度を調整することによって制御することができる。
第1次屈折光L2は、平行な間隔を保ちながら導光板125の中を進行し、導光板125の拡散板141側の面で第2次屈折を行う。第2次屈折光L3は、平行な間隔を保ちながら空間127を進行し、拡散板141に入射する。図6に示すように、空間127を進行する屈折光L3は、波面に凹凸の無い球面波形L4を有している。
このように、本例によるバックライト装置140によれば、入射する光の屈折角を制御するフレネルレンズ23aを導光板125に設けたので、発光ダイオード21から真上方向に出射した光を、拡散板141に入射する前に球面波形を有する光に変換することができるので、バックライトにおける輝度ムラ、色ムラをなくすことができる。また、薄型化にともなって起きる輝度ムラ、色ムラと逆位相の波形を上記の球面波形に持たせて足し合わせてやることにより、バックライト装置、液晶表示装置を薄型化した場合でも輝度ムラ、色ムラを防止することができる。
図7は、本発明の第2の実施の形態の例で用いる平面光学素子の回折格子23bが、図4に示したカラー液晶表示装置100に設けられている場合の拡大図である。
図7に示すように、平面光学素子としての回折格子23bが、発光ダイオード21の真上に位置するように、導光板125の下面に設けられている。また、導光板125の上面には、拡散面125cが設けられている。回折格子23bは、印刷法、インプリント法、フォトマスクを用いたリソグラフィ法、二光束干渉法などにより形成される。また、拡散面125cは、サンドブラスト法により形成されるが、導光板125の上面に拡散シートを貼るようにして形成してもよい。
発光ダイオード21の図示しない発光ダイオードチップから真上方向に出射された光L1は、回折格子23bに入射する際に、0次光、1次光、2次光などに回折する。回折した光L2は、導光板125の中を、導光板の上面方向に向かって進行する。そして、回折L2は、導光板125の上面に設けられた拡散面125cに入射したときに、図7に示す矢印L3のように細かく拡散される。拡散光L3は、導光板125と拡散板141と間に存在する空間部127の中を拡散板141に向かって進行して、拡散板141に入射する。
図8は、図7に示した回折格子23bに入射した光L1が回折を起こす様子を示した模式図である。
図8に示すように、回折格子23bの表面には、微小な格子部25が形成されている。発光ダイオード21から出射された光L1は、回折格子23bの格子部25に入射して、0次光、1次光、2次光に回折される。すなわち、導光板125の中を進行する回折光L2は、図8に示すように、凹凸を有する波面を有する光となっている。
凹凸波面を有する回折光L2は、導光板125の上面に設けられた拡散面125cに入射して拡散される。その結果、拡散光L3は、図8に示すように、波面に凹凸の無い滑らかな波面を有する光L4に変換されて、空間127を進行し、拡散板141に入射する。
このように、本例によるバックライト装置140によれば、発光ダイオードから入射する光の回折を制御する回折格子23bを導光板125に設け、回折された光を滑らかにする拡散面を設けたので、発光ダイオード21から真上に出射した光を、拡散板141に入射する前に滑らかな波面を有する光に変換することができ、バックライトにおける輝度ムラ、色ムラを少なくすることができる。また、薄型化にともなって起きる輝度ムラ、色ムラと逆位相の波形を上記の滑らかな波形に持たせて足し合わせてやることにより、バックライト装置、液晶表示装置を薄型化した場合でも輝度ムラ、色ムラを防止することができる。
図9は、本発明の第3の実施の形態の例で用いる平面光学素子の位相差板23cが、図4に示したカラー液晶表示装置100に設けられている場合の拡大図である。
図9に示すように、平面光学素子としての位相差板23cが、発光ダイオード21の真上に位置するように、導光板125の下面に設けられている。位相差板23cは、導光板125の一部分に位相差フィルムを貼り付けることにより形成する。
発光ダイオード21の図示しない発光ダイオードチップから真上方向に出射された光L1は、位相差板23cを通過する際に、光の位相が位相差板の貼り付け方向によって決まるある方向にそろった光のみ通過し、残りは吸収または反射される。光の位相がそろった光L2は、導光板125と拡散板141と間に存在する空間部127の中を拡散板141に向かって進行する。そして、拡散板141に入射した後、光学機能シート145群を透過して液晶表示パネル100に到達する。光学機能シートの中には、位相差板の機能を持つシートもあるので、光学機能シートの位相と位相差板23cの位相とのなす角を調整することによって、光学機能シートを通過する光の通過量を制御することができる。
このように、本例によるバックライト装置140によれば、位相差板23cを導光板125に設け、光学機能シートとの位相差を利用することにより、発光ダイオード21から真上方向に出射した光の量を、光学機能シートを通過するときに少なくすることができ、バックライトにおける輝度ムラ、色ムラを少なくすることができる。
このような構成の透過型カラー液晶表示装置100は、例えば、図10に示すような駆動回路200により駆動される。駆動回路200は、カラー液晶表示パネル110や、バックライト装置140の駆動電源を供給する電源210、カラー液晶表示パネル110を駆動するXドライバ回路220及びYドライバ回路230を備えている。さらに駆動回路200は、外部から供給される映像信号や、当該透過型カラー液晶表示装置100が備える図示しない受信部で受信され、映像信号処理部で処理された映像信号が、入力端子240を介して供給されるRGBプロセス処理部250、このRGBプロセス処理部250に接続された画像メモリ260及び制御部270、バックライト装置140を駆動制御するバックライト駆動制御部280などを備えている。
この駆動回路200において、入力端子240を介して入力された映像信号は、RGBプロセス処理部250により、クロマ処理などの信号処理がなされる、さらに、信号処理された映像信号は、コンポジット信号からカラー液晶表示パネル110の駆動に適したRGBセパレート信号に変換されて、制御部270に供給されるとともに、画像メモリ260を介してXドライバ220に供給される。
また、制御部270は、上記RGBセパレート信号に応じた所定のタイミングで、Xドライバ回路220及びYドライバ回路230を制御して、上記画像メモリ260からの映像信号とともにXドライバ回路220に供給されるRGBセパレート信号で、カラー液晶表示パネル110を駆動することにより、上記RGBセパレート信号に応じた映像を表示する。
バックライト駆動制御部280は、電源210から供給される電圧から、パルス幅変調(PWM)信号を生成し、バックライト装置140の光源である各発光ダイオード21を駆動する。一般に発光ダイオードの色温度は、動作電流に依存するという特性がある。したがって、所望の輝度を得ながら、忠実に色再現させる(色温度を一定とする)には、パルス幅変調信号を使って発光ダイオード21を駆動し、色の変化を抑える必要がある。
ユーザインターフェース300は、上述した図示しない受信部で受信するチャンネルを選択したり、同じく図示しない音声出力部で出力させる音声出力量を調整したり、カラー液晶表示パネル110を照明するバックライト装置140からの白色光の輝度調節、ホワイトバランス調節などを実行するためのインターフェースである。
例えば、ユーザインターフェース300から、ユーザが輝度調節をした場合には、駆動回路200の制御部270を介してバックライト駆動制御部280に輝度制御信号が伝わる。バックライト駆動制御部280は、この輝度制御信号に応じて、パルス幅変調信号のデューティ比を、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21B毎に変えて、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21Bを駆動制御することになる。
図1は、本発明を実施するための形態の一例として示すカラー液晶表示装置の分解斜視構成図である。 図2は、本発明を実施するための形態の一例として示すカラー液晶表示パネルのカラーフィルタの平面構成図である。 図3は、本発明を実施するための形態の一例として示すバックライト装置の斜視構成図である。 図4は、本発明を実施するための形態の一例として示すカラー液晶表示装置の概略断面図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態であるフレネルレンズを適用したカラー液晶表示装置の部分概略断面図である。 図6は、平面光学素子であるフレネルレンズに入射した光の屈折の様子を示す模式図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態である回折格子を適用したカラー液晶表示装置の部分概略断面図である。 図8は、図7に示した平面光学素子である回折格子に入射した光の屈折の様子を示す模式図である。 図9は、本発明の第3の実施の形態である位相差板を適用したカラー液晶表示装置の部分概略断面図である。 図10は、本発明を実施するための形態の一例として示すカラー液晶表示装置を駆動する駆動回路の概略ブロック構成図である。
符号の説明
21・・発光ダイオード、21n・・発光ダイオードユニット、23・・光学素子、23a・・フレネルレンズ、23b・・回折格子、23c・・位相差板、100・・液晶表示装置、110・・液晶表示パネル、120・・バックライト筐体部、125・・導光板、126・・導光シート、140・・バックライト装置、141・・拡散板

Claims (2)

  1. 液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト装置であって、
    光源としての複数の点状光源と、
    前記複数の点状光源の上方に樹脂基板で形成された透明板と、を備え、
    前記透明板の下面であって、前記点状光源の真上の位置に、前記点状光源から出射される
    光の進行方向を制御する機能を有する回折格子からなる平面光学素子と、
    前記透明板の上面に、前記平面光学素子の上方に位置する拡散部と、を設けたこと
    を特徴とするバックライト装置。
  2. 液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト装置とからな
    る液晶表示装置であって、
    前記バックライト装置は、光源としての複数の点状光源と、
    前記複数の点状光源の上方に樹脂基板で形成された透明板と、を備え、
    前記透明板の下面であって、前記点状光源の真上の位置に、前記点状光源から出射される
    光の進行方向を制御する機能を有する回折格子からなる平面光学素子と、
    前記透明板の上面に、前記平面光学素子の上方に位置する拡散部と、を設けたこと
    を特徴とする液晶表示装置。
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