JP4786162B2 - 液体燃料改質システムと方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池発電システムにおいて液体燃料から水素を製造する液体燃料改質システムと方法に関するものである。
従来、燃料電池発電システムにおいては、原燃料として、天然ガス、プロパンガス等のガス状燃料を用いることが一般的であったため、ガス状燃料を改質して水素を製造する改質システムが使用されてきた。これに対して、最近では、平常時は天然ガスなどのガスを使い、かつ、非常時に液体燃料を用いるために、ガス状燃料の改質システムに、液体燃料の加熱装置を付加することにより、天然ガスだけでなく液体燃料からも水素を製造可能としたデュアルフュエルシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、液体燃料を加熱するための熱源としては、空気極の排ガスを用いる手法(例えば、特許文献2参照)や、電池冷却水の熱を利用する手法(例えば、特許文献3参照)、燃料電池燃料極排ガスや液体燃料を燃焼させてその熱を利用する手法(例えば、特許文献4参照)など、各種の熱源を使用する手法が提案されている。
特開平5−198309 特開平9−219209 特開平10−69919 特開2001−52730
ところで、上記のように、従来の燃料電池発電システムにおいては、原燃料として、天然ガス、プロパンガス等のガス状燃料を用いることが一般的であったが、これらのガス状燃料は、単位発熱量あたりの価格が灯油に代表される石油系液体燃料よりも高いため、発電単価が高くなり、燃料電池発電システムの普及を阻害する原因のひとつとなっている。特に、灯油は単位発熱量あたりの価格が安いため、経済性の観点から、灯油を原燃料とする燃料電池発電システムの開発が期待されている。
しかしながら、灯油などの石油系液体燃料は、沸点が高く、炭素含有率も高いため、水素を製造する改質技術に課題がある。具体的には、以下のようないくつかの課題が存在している。
[高スチームカーボン比・高温度条件に伴う発電効率の低下]
天然ガスなどの水蒸気改質では、原燃料と水蒸気の混合物のスチームカーボン比を2.8以上、かつ、改質触媒層入口温度を300℃程度にすることによって、炭素析出を抑えることができる。しかし、灯油などの炭素含有率の高い液体燃料の場合は、スチームカーボン比3.0以上、かつ、改質触媒層入口温度を450℃以上にする条件を満たされなければ、炭素析出を抑えることができない。
したがって、特許文献1に示されているような方法、すなわち、天然ガスなどのガス状燃料に対して最適化されたシステムに液体燃料加熱器を付加するという方法を、灯油などの石油系液体燃料にそのまま適用した場合には、改質触媒層入口温度を450℃以上、かつ、スチームカーボン比3.0以上、という条件を満足することができない。すなわち、このような高スチームカーボン比・高温度条件を満足するためには、過剰な燃料を投入する、または、電気ヒータ等で補助的に熱を加える、などの必要が生じ、結果として、燃料電池発電システムの発電効率が低下することになる。
このような、液体燃料の高スチームカーボン比・高温度条件に伴う発電効率の低下は、非常時のみ液体燃料で運転するデュアルフュエルシステムでは、あまり問題とならないが、常時液体燃料を用いる場合は、発電効率の低下は、環境性、運用コストの面から大きな問題となる。
[沸点・炭素含有率の高い液体燃料の改質の困難性]
また、液体燃料の気化のための熱源として、特許文献2に記載の空気極排ガスや、特許文献3に記載の電池冷却水を用いる手法は、主にメタノールなど、沸点の低い液体燃料を対象としており、特に、固体高分子型燃料電池の場合、空気極排ガスや、電池冷却水温度が低いため、灯油など沸点の高い液体燃料の気化には使うことができない。また、特許文献4に記載の手法は、液体燃料として主にメタノールを対象とした部分酸化反応型の改質に関するものであり、灯油などの炭素含有率の高い燃料の水蒸気改質にそのまま適用することができない。
[水蒸気改質による凝縮の可能性]
また、水蒸気改質の場合には、液体燃料と水蒸気を混合する際に、いずれも凝縮性のガスであることから、混合配管での放熱などの影響で、燃料、水蒸気ともに凝縮する可能性がある。
[炭素含有率の高い液体燃料のFPS効率低下]
また、灯油などの炭素含有率の高い液体燃料の水蒸気改質においては、天然ガスなどの水蒸気改質に比べて、より多くの水蒸気を必要とするため、FPS効率(燃料電池で消費される水素のエネルギー量を原燃料のエネルギー量で割った値であり、改質装置の性能を表わす指標)は、本質的に低くなる。よって、FPS効率をできるだけ高くするためには、天然ガス用の改質システム以上に、より効率的な熱回収を行う必要がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、灯油などの炭素含有率の高い液体燃料において、炭素析出を抑制し、液体燃料の気化熱などの必要な熱を適切な温度で供給して、気化した燃料と水蒸気の凝縮が生じ難く、FPS効率を可能な限り高くできる固体高分子型燃料電池用の液体燃料改質システムと方法を提供することである。
本発明は、上記のような目的を達成するために、水蒸気を過熱してから液体燃料と混合して燃料蒸気と水蒸気の混合物を生成することにより、灯油などの炭素含有率の高い液体燃料を使用した場合に、燃料蒸気と水蒸気の高温の混合物を生成して凝縮し難くしたものである。
すなわち、本発明の液体燃料改質システムは、基本的に、改質器、原燃料供給系、水蒸気供給系、改質ガス供給系を備えている。ここで、改質器は、液体燃料を気化した燃料蒸気と水蒸気をバーナの燃焼熱により改質反応させて水素リッチな改質ガスを生成する手段である。原燃料供給系は、前記液体燃料を加熱する液体燃料加熱器と、加熱した液体燃料と前記水蒸気を混合して前記燃料蒸気と水蒸気の混合物を生成する合流手段と、混合物を予熱する燃料予熱器を含み、予熱した混合物を前記改質器に供給する。水蒸気供給系は、水を加熱して前記水蒸気を生成する水蒸気発生器を含み、生成した水蒸気を前記原燃料供給系に供給する。改質ガス供給系は、前記改質ガスを使用先に供給する。
本発明の液体燃料改質システムは、このような基本的なシステム構成において、水蒸気供給系がさらに水蒸気過熱器を含むことを特徴としている。ここで、水蒸気過熱器は、前記改質ガスまたは前記バーナからの燃焼排ガスの熱を利用して、前記液体燃料と前記水蒸気の混合後の温度が混合物の露点以上となるように水蒸気を過熱する手段である。
また、本発明の液体燃料改質方法は、上記のような液体燃料改質システムの特徴を方法の観点から把握したものである。
以上のような本発明によれば、水蒸気が、液体燃料との混合後の温度が混合物の露点以上となるように過熱されているので、過熱していない水蒸気に比べて、燃料蒸気に混合した後に混合配管での放熱があっても凝縮が生じ難い。また、燃料予熱器入口での燃料蒸気と水蒸気の混合物の温度が高くなるので、燃料予熱器において、少ない熱交換量で改質触媒層入口温度を必要な温度とすることができ、改質器での炭素析出を抑制できる。
以上のように、本発明によれば、水蒸気を過熱してから液体燃料と混合して燃料蒸気と水蒸気の混合物を生成することにより、灯油などの炭素含有率の高い液体燃料において、炭素析出を抑制し、液体燃料の気化熱などの必要な熱を適切な温度で供給して、気化した燃料と水蒸気の凝縮が生じ難く、FPS効率を可能な限り高くできる固体高分子型燃料電池用の液体燃料改質システムと方法を提供することができる。
以下には、本発明を適用した実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1は、本発明を適用した第1の実施形態における固体高分子型燃料電池用の液体燃料改質システムの構成を示すブロック図である。
この図1に示すように、液体燃料改質システムはまず、改質器1と燃料予熱器2を備えている。ここで、改質器1は、バーナ1a、再生室1b、改質触媒層1cを備えており、液体燃料101を気化した燃料蒸気と水蒸気102aをバーナ1aの燃焼熱により高温化した改質触媒層1c中で改質反応させて水素リッチガス(改質ガス)110を生成する。また、燃料予熱器2は、燃料蒸気と水蒸気の混合ガス103を水素リッチガス110との熱交換により予熱して改質器1に供給する。
また、改質器1のバーナ1aは、図示していない燃料電池の燃料極排ガス121を燃料とし、空気122を酸化剤として、燃料極排ガス121を燃焼させるようになっており、燃焼によって生じた燃焼排ガス123は、後述するように液体燃料改質システム内の熱交換に利用される。
液体燃料改質システムはまた、改質器1で生成した水素リッチガス110を使用先である固体高分子型燃料電池に供給する改質ガス供給系を構成する一酸化炭素除去器および改質ガス冷却器として、1段目一酸化炭素(CO)変成器3、一酸化炭素(CO)変成器中間冷却器4、2段目一酸化炭素(CO)変成器5、一酸化炭素(CO)選択酸化器入口冷却器6、一酸化炭素(CO)選択酸化器7、一酸化炭素(CO)選択酸化器出口冷却器8、を備えている。
ここで、1段目と2段目のCO変成器3,5、およびCO選択酸化器7は、改質器1から流出する水素リッチガス110中の一酸化炭素を順次除去する第1〜第3の一酸化炭素除去器である。そして、1段目と2段目のCO変成器3,5は、水素リッチガス110中の一酸化炭素をシフト反応により二酸化炭素に変える手段である。また、CO選択酸化器7は、改質ガスに導入した空気111中の酸素を用いて改質ガス中の一酸化炭素を一酸化炭素選択酸化反応により二酸化炭素に変えることで改質ガス中の一酸化炭素濃度をppmレベルまで低下させる手段である。
一方、CO変成器中間冷却器4は、1段目CO変成器3から流出して2段目CO変成器5に流入する水素リッチガス110を冷却する第1の改質ガス冷却器であり、かつ、水素リッチガス110との熱交換により水蒸気102aを240℃程度の設定温度に過熱する水蒸気過熱器である。さらに、CO選択酸化器入口冷却器6は、2段目CO変成器5から流出してCO選択酸化器7に流入する水素リッチガス110を冷却するように配置されて水蒸気102aになる前の水102を水素リッチガス110との熱交換により加熱する第2の改質ガス冷却器である。また、CO選択酸化器出口冷却器8は、CO選択酸化器7から流出する水素リッチガス110を冷却するように配置されてCO選択酸化器入口冷却器6で加熱される前の水102を水素リッチガス110との熱交換により加熱する第3の改質ガス冷却器である。
液体燃料改質システムはまた、液体燃料101を加熱する液体燃料加熱器9、加熱した液体燃料101中の硫黄分を除去する脱硫器10、CO選択酸化器入口冷却器6で加熱された水102をさらに加熱して水蒸気102aを生成する水蒸気発生器11、を備えている。このうち、液体燃料加熱器9と水蒸気発生器11は、いずれも、改質器1のバーナ1aからの燃焼排ガス123との熱交換を行う。
ここで、液体燃料加熱器9と脱硫器10は、前述した燃料予熱器2と共に、燃料蒸気と水蒸気の混合ガス103を改質器1に供給する原燃料供給系を構成している。すなわち、液体燃料101が液体燃料加熱器9で燃焼排ガス123との熱交換により加熱されて気液二相状態となると、この気液二相状態の液体燃料101は、脱硫器10により硫黄分を除去され、合流配管(合流手段)12で過熱状態の水蒸気102aと混合されて燃料蒸気と水蒸気の混合ガス103となり、燃料予熱器2で水素リッチガス110との熱交換により予熱された後に、改質器1に供給される。
また、水蒸気発生器11は、前述したCO変成器中間冷却器4、CO選択酸化器入口冷却器6、およびCO選択酸化器出口冷却器8と共に、水蒸気102aを合流配管12により原燃料供給系に供給して液体燃料101と混合する水蒸気供給系を構成している。すなわち、水102が、CO選択酸化器出口冷却器8とCO選択酸化器入口冷却器6で水素リッチガス110との熱交換により順次加熱された後、水蒸気発生器11で燃焼排ガス123との熱交換により気化されて水蒸気102aが生成されると、この水蒸気102aは、さらに、水蒸気過熱器であるCO変成器中間冷却器4で水素リッチガス110との熱交換により過熱された後、合流配管12により原燃料供給系に供給され、液体燃料101と混合される。
[作用]
以下には、液体燃料として沸点が145℃程度、露点が300℃程度の灯油を用いる場合を例にして、本実施形態の液体燃料改質システムの作用を、バーナ燃焼・燃焼ガス排出、燃料供給・改質反応、水素リッチガスのCO除去・熱利用、水蒸気供給、の順に説明する。
[バーナ燃焼・燃焼ガス排出]
まず、改質器1のバーナ1aには、燃料として図示していない燃料電池の燃料極排ガス(以下には、バーナ燃料と称す)121が、酸化剤として空気(以下には、バーナ空気と称す)122が、それぞれ供給される。バーナ1aでの燃焼により断熱燃焼温度1200℃程度の高温の燃焼ガスが発生すると、この燃焼ガスは、改質触媒層1cに熱を与えて、650℃程度まで温度が下がる。
バーナ1aの燃焼ガスは、その後、燃焼排ガス123として改質器1から排出され、水蒸器発生器11に流入して熱交換により、水蒸気供給系の水102に蒸発用の熱を与えた後、230℃程度まで下がる。最後に、燃焼排ガス123は液体燃料加熱器10に入り、灯油などの液体燃料101に熱を与えた後、180℃程度まで温度が下がり、図示しない燃料電池システムの熱利用系に排出される。
[燃料供給・改質反応]
灯油などの液体燃料101は、液体燃料加熱器9で燃焼排ガス123の熱により200℃程度まで加熱されて気液二相状態となる。気液二相状態の灯油は、脱硫器10で脱硫された後、合流配管12でCO変成器中間冷却器4から送出される240℃程度に過熱された水蒸気102aと混合される。なお、改質触媒の制約から、水蒸気の量は灯油の量の少なくとも4倍以上とされている。4倍以上の量の水蒸気と混合された灯油は、その分圧が下がって、凝縮している灯油の高沸点成分も蒸発して灯油蒸気となるため、灯油蒸気と水蒸気の混合ガス103が生成される。この混合ガス103は、230℃程度の温度になり、燃料予熱器2に入る。この場合、混合ガス103の露点は140℃程度であるため、配管での放熱があっても凝縮が生じ難い。
燃料予熱器2で、混合ガス103は、改質器1の再生室1bを出た水素リッチガス110から熱を受け取り、450℃程度となって改質触媒層1cに入る。改質触媒層1c内で、混合ガス103は、バーナ1aを出た燃焼ガスから熱を受け取ると同時に、再生室1bを流れる水素リッチガス110からも熱を受け取ることにより、水蒸気改質反応(吸熱反応)が進み、かつ、700℃程度まで温度が上昇する。改質によって生じた水素リッチガス110は、再生室1bに入り、改質触媒層1cに熱を与えて、480℃程度まで温度が低下する。
[水素リッチガスのCO除去・熱利用]
改質によって生じた水素リッチガス110は、改質器1から出て燃料予熱器2に入り、灯油蒸気と水蒸気の混合ガス103に熱を与え、280℃程度まで温度が低下する。燃料予熱器2を出た水素リッチガス110は、1段目CO変成器3に入り、シフト反応(発熱反応)により温度が上昇し、330℃程度の温度となって、1段目CO変成器3を出る。CO変成器3を出た水素リッチガス110は、CO変成器中間冷却器4に入り、水蒸気102aに熱を与えて、220℃程度まで温度が低下する。
CO変成器中間冷却器4を出た水素リッチガス110は、2段目CO変成器5に入り、シフト反応により温度がわずかに上昇する。次に、水素リッチガス110は、空気111を混入された後、CO選択酸化器入口冷却器6に入り、水蒸気102aに熱を与えて130℃程度まで温度が低下した後、CO選択酸化器入口冷却器6を出る。CO選択酸化器入口冷却器6を出た水素リッチガス110は、CO選択酸化器7に入り、CO選択酸化反応(発熱反応)により温度が上昇した後、CO選択酸化器7を出る。CO選択酸化器7を出た水素リッチガス110は、最後に、CO選択酸化器出口冷却器8で水102に熱を与え、70℃程度になった後、図示しない燃料電池の燃料極へ供給される。
[水蒸気供給]
水蒸気102aを生成するための水102は、固体高分子型燃料電池システムの図示しない熱利用系から供給される60℃程度の水である。この60℃程度の水102は、まず、CO選択酸化器出口冷却器8で、CO選択酸化器7から送出される水素リッチガス110から熱を受け取って蒸発し、飽和温度110℃程度の気液二相状態となる。二相状態となった水102は、次に、CO選択酸化器入口冷却器6で、2段目CO変成器5を出た水素リッチガス110から熱を受け取り、乾き度を増した後、CO選択酸化器入口冷却器6を出る。
CO選択酸化器入口冷却器6を出た水102は、その後、水蒸気発生器11で燃焼排ガス123から熱を受け取り、完全に蒸発する。蒸発した水蒸気102aは、CO変成器中間冷却器4で、1段目CO変成器3を出た水素リッチガス110から熱を受け取り、240℃程度まで過熱される。過熱された水蒸気102aは、脱硫器10から送出される灯油と合流配管12で混合される。
[効果]
以上のように、本実施形態によれば、水蒸気102aが、CO変成器中間冷却器4により、灯油との混合後の温度が混合ガス103の露点以上となるように過熱されているので、100℃程度の過熱していない水蒸気に比べて、灯油に混合して灯油蒸気と水蒸気の混合ガス103となった後に混合配管での放熱があっても凝縮が生じ難いため、FPS効率を高くすることができる。また、燃料予熱器2入口での灯油蒸気と水蒸気の混合ガス103の温度が高くなるので、燃料予熱器2において、少ない熱交換量で改質触媒層1cの入口温度を450℃以上とすることができ、改質器1での炭素析出を抑制できる。
また、60℃程度の水を単体の水蒸気発生器11だけで蒸発させる場合、水蒸気発生器11でかなりの熱量が必要となり、効率が悪いが、本実施形態においては、水蒸気発生器11の前段で、CO選択酸化器出口冷却器8およびCO選択酸化器入口冷却器6の2段階に亘って水102を加熱できるため、水蒸気発生器11で利用する燃焼排ガス123の熱量を節約できる。そして、このように節約した分だけ、液体燃料加熱器9での液体燃料101の加熱に利用可能な燃焼排ガス123の熱量を増大でき、液体燃料101の加熱を効率よく行うことができる。
また、液体燃料加熱器9で灯油を気液二相状態とした後に脱硫器10に送っているため、灯油の脱硫を効率よく行うことができ、硫黄分を除去した高品質の燃料を改質器1に供給可能となる。
なお、本実施形態の変形例として、図2に示すように、水蒸気過熱器を兼ねたCO変成器中間冷却器4の代わりに、水蒸気発生器を兼ねたCO変成器中間冷却器21を使用し、水蒸気発生器11の代わりに、燃焼排ガス123との熱交換により水蒸気102aを過熱する水蒸気過熱器22を使用する構成も可能であるが、以下の理由により、一般的には、図1に示すように、CO変成器中間冷却器4を水蒸気過熱器として用いることが望ましい。
まず、CO変成器中間冷却器4は、定格負荷に合わせて設計されるため、部分負荷では水素リッチガス110から過剰に熱を奪うことになりやすい。したがって、一般的に、部分負荷では定格負荷に比べてCO変成器中間冷却器4出口での水素リッチガスの温度は低下する。水素リッチガス110の温度が極端に低下した場合には、2段目CO変成器5での特性が悪化するため、部分負荷でのCO変成器中間冷却器4出口の水素リッチガス温度低下はできるだけ少なくしなければならない。
これに対して、図2に示すように、CO変成器中間冷却器21を水蒸気発生器として用いた場合には、冷却側の出口温度が定格負荷でも部分負荷でも一定のため、部分負荷では交換熱量を小さくしたいが、CO変成器中間冷却器21出口での水素リッチガス110の温度が低下することでしか交換熱量は小さくならない。
一方、図1に示すように、CO変成器中間冷却器4を水蒸気過熱器として用いた場合は、冷却側の出口温度は負荷によって変わり、部分負荷では水蒸気出口温度が高くなることによっても交換熱量を減らすことができるので、水素リッチガス110の温度低下は少なくてすむことになる。
したがって、図1に示すように、CO変成器中間冷却器4を水蒸気発生器として使用することによって、CO変成器中間冷却器31で水蒸気を発生させる図2の構成に比べて、部分負荷の時、CO変成器中間冷却器出口での水素リッチガス温度が低下するのを抑制することができる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明を適用した第2の実施形態における固体高分子型燃料電池システム用の液体燃料改質システムの構成を示すブロック図である。この図3に示すように、本実施形態の液体燃料改質システムは、第1の実施形態の構成に、液体燃料加熱器9を出た燃焼排ガス123との熱交換によりバーナ燃料121とバーナ空気122をそれぞれ予熱するバーナ燃料予熱器31とバーナ空気予熱器32を追加したものである。なお、他の部分の構成は、第1の実施形態と同様である。
以上のような構成を有する本実施形態によれば、液体燃料加熱器9を出た燃焼排ガス123から熱を回収して改質器1のバーナ1aに戻すことになるため、バーナ1aの熱量を増加させることができ、その分だけ、バーナ1aに供給するバーナ燃料すなわち燃料電池の燃料極排ガス121の量を低減することができる。この場合、燃料電池に供給しなければならない水素の量は負荷に応じて一定であるから、バーナ1aに供給する燃料電池の燃料極排ガス121の量を低減することで、液体燃料改質システムに供給する灯油の流量を低減することができる。
したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られることに加えて、さらに、液体燃料改質システムに供給する灯油の流量を低減することができるため、FPS効率をより高くすることができる、という効果が得られる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な変形例が実施可能である。例えば、前記実施形態においては、水蒸気を240℃程度に過熱する場合について説明したが、本発明における水蒸気の過熱温度は、燃料蒸気との混合物の露点に応じて適宜変更可能である。すなわち、本発明において、液体燃料と水蒸気の混合後の温度が混合物の露点以上となるように水蒸気を過熱できる限り、実際の過熱温度は自由に選択可能である。
また、前記実施形態においては、水を水素リッチガスの冷媒として使用する2つの冷却器で水を2段階に亘って加熱した後、水蒸気発生器で水蒸気とし、水蒸気過熱器で過熱する計4段階の加熱構成について説明したが、変形例として、水を冷媒とする1つの冷却器のみで水を加熱した後、水蒸気発生器で水蒸気とし、水蒸気過熱器で過熱する計3段階の加熱構成も可能である。さらに、水蒸気発生器と水蒸気過熱器のみを使用する計2段階の加熱構成も可能である。あるいは逆に、2つ以上の水蒸気過熱器を使用するか、あるいは、水を冷媒とする3つ以上の冷却器で水を加熱するなどの、計5段階以上の加熱構成とすることも可能である。
すなわち、本発明においては、少なくとも水蒸気発生器と水蒸気過熱器を含む限り、水蒸気供給系で使用する冷却器の数や具体的な構成は自由に変更可能である。また、これに関連して、改質ガス供給系において使用する一酸化炭素除去器の種類および数は何ら限定されるものではない。
また、本発明は、固体高分子型燃料電池用として好適であるが、他のタイプの燃料電池、あるいは、燃料電池以外の各種の水素燃料利用先にも同様に適用可能であり、同様に優れた効果が得られるものである。
本発明を適用した第1の実施形態における液体燃料改質システムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態の変形例を示すブロック図。 本発明を適用した第2の実施形態における液体燃料改質システムの構成を示すブロック図。
符号の説明
1…改質器
1a…バーナ
1b…再生室
1c…改質触媒層
2…燃料予熱器
3…1段目一酸化炭素(CO)変成器
4…一酸化炭素(CO)変成器中間冷却器(水蒸気過熱器)
5…2段目一酸化炭素(CO)変成器
6…一酸化炭素(CO)選択酸化器入口冷却器
7…一酸化炭素(CO)選択酸化器
8…一酸化炭素(CO)選択酸化器出口冷却器
9…液体燃料加熱器
10…脱硫器
11…水蒸気発生器
12…合流配管
21…一酸化炭素(CO)変成器中間冷却器(水蒸気発生器)
22…水蒸気過熱器
31…バーナ燃料予熱器
32…バーナ空気予熱器
101…液体燃料
102…水
102a…水蒸気
103…(燃料蒸気と水蒸気の)混合ガス
110…水素リッチガス(改質ガス)
111…空気
121…燃料極排ガス(バーナ燃料)
122…空気(バーナ空気)
123…燃焼排ガス

Claims (9)

  1. 液体燃料を気化した燃料蒸気と水蒸気をバーナの燃焼熱により改質反応させて水素リッチな改質ガスを生成するように構成され、且つ前記バーナと改質触媒層を一体的に設けた改質器と、
    前記液体燃料を加熱する液体燃料加熱器と、加熱した液体燃料と前記水蒸気を混合して前記燃料蒸気と水蒸気の混合物を生成する合流手段と、混合物を予熱する燃料予熱器を含み、予熱した混合物を前記改質器に供給する原燃料供給系と、
    水を加熱して前記水蒸気を生成する水蒸気発生器を含み、生成した水蒸気を前記原燃料供給系に供給する水蒸気供給系と、
    前記改質ガスを使用先に供給する改質ガス供給系と、
    を備えた液体燃料改質システムにおいて、
    前記水蒸気供給系は、前記改質ガスおよび前記バーナの燃焼排ガスの一方からの熱を利用して、前記水蒸気を発生させる水蒸気発生器と、前記改質ガスおよび前記バーナの燃焼排ガスの他方からの熱を利用して、前記液体燃料と前記水蒸気の混合後の温度が混合物の露点以上となるように水蒸気を過熱する水蒸気過熱器を含む
    ことを特徴とする液体燃料改質システム。
  2. 前記改質ガス供給系は、前記改質器から流出する前記改質ガス中の一酸化炭素を除去する第1の一酸化炭素除去器と、第1の一酸化炭素除去器から流出する改質ガス中の一酸化炭素を除去する第2の一酸化炭素除去器を含み、
    前記水蒸気過熱器は、前記第1の一酸化炭素除去器から流出して前記第2の一酸化炭素除去器に流入する前記改質ガスを冷却する改質ガス冷却器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体燃料改質システム。
  3. 前記第1の一酸化炭素除去器は、前記改質ガス中の一酸化炭素をシフト反応により二酸化炭素に変える一酸化炭素変成器であり、
    前記第2の一酸化炭素除去器は、前記改質ガス中の一酸化炭素をシフト反応により二酸化炭素に変える一酸化炭素変成器および改質ガスに導入した空気中の酸素を用いて改質ガス中の一酸化炭素を一酸化炭素選択酸化反応により二酸化炭素に変える一酸化炭素選択酸化器のいずれかであり、
    前記改質ガス供給系は、第1の改質ガス冷却器となる前記水蒸気過熱器に加えて、前記第2の一酸化炭素除去器から流出する前記改質ガスを冷却してその熱により前記水蒸気供給系の前記水を加熱する第2の改質ガス冷却器を含み、
    前記水蒸気発生器は、前記バーナからの燃焼排ガスとの熱交換により前記水を加熱して前記水蒸気を生成するように配置され、
    前記水蒸気供給系は、前記水を前記第2の改質ガス冷却器で加熱した後、前記水蒸気発生器で加熱して前記水蒸気を生成し、生成した水蒸気を前記水蒸気過熱器で過熱するように構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体燃料改質システム。
  4. 前記改質ガス供給系は、前記第1と第2の一酸化炭素除去器として、第1と第2の前記一酸化炭素変成器を含むと共に、第2の一酸化炭素除去器から流出する改質ガス中の一酸化炭素を除去する第3の一酸化炭素除去器として、前記一酸化炭素選択酸化器を含み、
    前記改質ガス供給系は、前記第1の改質ガス冷却器となる前記水蒸気過熱器と前記第2の改質ガス冷却器に加えて、前記一酸化炭素選択酸化器から流出する改質ガスを冷却してその熱により前記水蒸気供給系の前記水を加熱する第3の改質ガス冷却器を含み、
    前記水蒸気供給系は、前記水を前記第3の改質ガス冷却器および前記第2の改質ガス冷却器で順次加熱した後、前記水蒸気発生器で加熱して前記水蒸気を生成し、生成した水蒸気を前記水蒸気過熱器で過熱するように構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体燃料改質システム。
  5. 前記原燃料供給系は、前記液体燃料中の硫黄分を除去する脱硫器を含み、
    前記合流手段は、前記脱硫器から流出する前記液体燃料を前記水蒸気過熱器で過熱された前記水蒸気と混合して前記燃料予熱器に供給する位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の液体燃料改質システム。
  6. 前記液体燃料加熱器は、前記バーナからの燃焼排ガスの熱を利用して前記液体燃料を加熱するように構成され、
    前記液体燃料加熱器から流出する前記燃焼排ガスの熱を利用して、前記バーナに供給するバーナ燃料およびバーナ空気をそれぞれ予熱するバーナ燃料予熱器およびバーナ空気予熱器を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の液体燃料改質システム。
  7. 前記液体燃料は灯油である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の液体燃料改質システム。
  8. 前記水蒸気過熱器は、前記混合物の温度が140℃以上となるように前記水蒸気を過熱する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の液体燃料改質システム。
  9. 液体燃料を気化した燃料蒸気と水蒸気をバーナの燃焼熱により改質反応させて水素リッチな改質ガスを生成するように構成され、且つ前記バーナと改質触媒層を一体的に設けた改質器と、
    前記液体燃料を加熱する液体燃料加熱器と、加熱した液体燃料と前記水蒸気を混合して前記燃料蒸気と水蒸気の混合物を生成する合流手段と、混合物を予熱する燃料予熱器を含み、予熱した混合物を前記改質器に供給する原燃料供給系と、
    水を加熱して前記水蒸気を生成する水蒸気発生器を含み、生成した水蒸気を前記原燃料供給系に供給する水蒸気供給系と、
    前記改質ガスを使用先に供給する改質ガス供給系と、
    を用いて液体燃料を改質する方法において、
    水蒸気発生器により、前記改質ガスおよび前記バーナの燃焼排ガスの一方からの熱を利用して、前記水蒸気を発生させ、
    水蒸気過熱器により、前記改質ガスまたは前記バーナの燃焼排ガスの他方からの熱を利用して、前記液体燃料と前記水蒸気の混合後の温度が混合物の露点以上となるように水蒸気を過熱する
    ことを特徴とする液体燃料改質方法。
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