JP4784501B2 - 高圧水素流量計 - Google Patents

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本発明は、高圧水素流量計に係り、特に、耐水素高強度のFeNi基合金を用いた高圧水素流量計に関する。
近年、地球環境保護の観点から、二酸化炭素の排出の直接原因となる化石燃料の代替として、使用時に二酸化炭素を排出しないクリーンな水素エネルギーが注目されている。
水素エネルギーのインフラとして重要な水素ステーションにおいて、燃料電池自動車や水素内燃機関自動車などの高圧水素容器搭載自動車に、高圧水素ガスを供給するディスペンサーには、高圧水素流量計の一例として、コリオリ式流量計が使用されている。
そして、現在、高圧水素容器搭載自動車の車載容器の圧力は35MPaであり、その航続走行距離はガソリン自動車に劣る。ガソリン自動車並みの航続走行距離を得るためには、水素ガスの充填圧力をより高圧化して水素ガスの搭載量を増やさなければならず、70MPa対応の圧力容器や関連機器の開発が国家プロジェクトにおいて進められている。
そして、このような高圧水素容器搭載自動車に、高圧水素ガスを供給するため、コリオリ式流量計に使用される材料には、高強度が要求される。
しかし、一般的に、多くの合金系において、高強度であるほど、水素脆化が発生しやすい傾向にある。
本発明者等は、高強度であって水素脆化の発生が少ない合金として、γ′相強化型
FeNi基合金の使用可能性を見出した。
なお、特許文献1や特許文献2には、γ′相強化型FeNi基合金が記載されている。
特開2005−002929号公報 特開平10−237574号公報
従来の技術であるγ′相強化型FeNi基合金は、高強度であるが、水素脆化の発生に関しては、明確ではない。
そこで、本発明は、高強度であって、水素脆化の発生が少ないγ′相強化型FeNi基合金を用いた高圧水素流量計を提供するものである。
本発明の一実施態様であるγ′相(Ni3[Al,Ti]) 析出強化型FeNi基合金
(以下、「合金」と呼称する。)は、Nb:1.0〜3.0重量%,Cr:10〜20重量%,Fe:30〜50重量%,Ti:1.0〜2.0重量%,Al:1.0〜2.0重量%,C:0.02重量%以下を含み、残りはNi及び不可避不純物とする成分から成るものである。
また、合金は、Nb:1.0〜3.0重量%,Cr:10〜20重量%,Ni:30〜
45重量%,Ti:1.0〜2.0重量%,Al:1.0〜2.0重量%,C:0.02 重量%以下を含み、残りはFe及び不可避不純物とする成分から成ると表現することもできる。
また、合金は、Nb:1.0〜3.0重量%,Cr:10〜20重量%,Ni:30〜
45重量%,Fe:30〜50重量%,Ti:1.0〜2.0重量%,Al:1.0〜2.0重量%,C:0.02 重量%以下、及び不可避不純物とする成分から成ると表現することもできる。
そして、この合金の断面組織におけるNbCの面積率が、0.4 %以下であることが好ましい。
本発明者等は、合金中に析出されるNbCが、水素脆化の発生に起因するものであるという知見を得ると共に、このNbCの析出が少ない合金が、水素脆化の発生が少ないことを見出した。
また、Nは、合金中に0.001重量%より多く、0.04 重量%より少なく含まれ、
0.0011〜0.039重量%を含むことが好ましい。
また、合金は、C及びNを含み、Nの含有量(重量%)とCの含有量(重量%)との関係が、N<2Cであることが好ましく、Nの含有量とCの含有量との関係が、式(1)で規定される関係を有することが好ましい。
0<重量%C−0.5×重量%N<0.01 式(1)
そして、こうした合金は、コリオリ式流量計のような高圧水素流量計に使用できる。
本発明により、高強度であって、水素脆化の発生が少ないγ′相強化型FeNi基合金を用いた高圧水素流量計を提供することができる。
本発明は、以上のような特徴を有するものであり、以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
以下、本実施例1で説明する供試材の化学組成を表1に示す。
Figure 0004784501
比較材Aの合金は、15Cr−26Ni−1.3Mo合金(以後、「A286」と呼称する。) の代表組成であり、水素脆化しないとされる。
比較材Bの合金は、特許文献1に開示されたFeNi基合金の一例である。
なお、比較材A及び比較Bは、実施例材との比較のために使用した。実施例材A,実施例材B、及び実施例材Cは、本発明の範囲に入る合金である。
比較材A,比較材B,実施例材A,実施例材B、及び実施例材Cの合金は、高周波真空溶解により作製した10kgのインゴットを1175℃で8時間保持して均質処理を行った後、980〜1150℃の温度範囲で鍛造して30mm×30mmの断面の角材とした。
熱処理は、溶体化処理として、980℃で2時間保持した後、空冷し、二段時効処理として、840℃で8時間保持した後、730℃で24時間保持して、室温まで炉冷した。
ただし、比較材Aの熱処理については、A286の標準的な熱処理を採用し、980℃で2時間保持した後、水冷し、720℃で24時間保持して、室温まで炉冷した。
図1は、強度特性に及ぼす水素の影響を調べる目的で実施した、水素チャージ後の引張試験の結果を、推定含有水素量と水素脆化指標との関係で示すものである。なお、推定含有水素量は、水素チャージ後不活性ガス融解法を用いて推定した。
水素チャージは、陰極チャージ法により行い、0.05MのH2SO4と0.01MのKSCNを有する電解液に、試験片とPt電極及び熱電対を入れ、試験片を陰極(−)、Pt電極を陽極(+)として、55℃で200mA/cm2 の定電流を6時間,12時,24時間流して実施した。
水素チャージ後、不活性ガス融解法により、含有水素量を比較材A,比較材Bについて測定した結果をもとに、実施例材A,実施例材B、及び実施例材Cの水素量は、同質の材料である比較材Bと同量と仮定した。
なお、不活性ガス融解法は、Arガス中で、約2000℃まで昇温して、試験片に対する水素含有率をガスクロマトグラフによって測定する方法である。
そして、水素チャージ後、2.5×10-4/sのひずみ速度で引張試験を行った。
なお、水素脆化を表す指標として、式(2)を定義して比較した。
[水素脆化指標]=[水素チャージ後の伸び率]/[水素チャージ前の伸び率]式(2)
水素脆化指標は、1に近いほど耐水素性が高い材料であり、水素脆化が少ない材料である。
実施例材A,実施例材B、及び実施例材Cは、いずれも、推定含有水素量が25ppm 以下で、水素脆化指標が0.7 以上と高い耐水素性を示すことがわかった。
なお、比較材Aも、本実施例材とほぼ同様に、高い耐水素性を示すことがわかった。しかし、比較材Bは、推定含有水素量が15ppm 以上では水素脆化指標が急激に低下することがわかった。
このような水素チャージ後の引張試験の結果から、比較材Bは、推定含有水素量の増加に伴い、推定含有水素量が25ppm に達する前に、水素脆化指標が0.5 程度まで低下するが、本実施例材は、比較材Aと比較しても、同等以上まで大幅に耐水素性が向上している。
また、比較材Aについては、水素脆化指標の低下は見られなかったが、伸び率が、24時間水素チャージ後に大幅に低下した。そこで、水素チャージ後の引張強度と水素脆化指標との関係を比較した。この引張強度も、耐水素性を評価する上で大切な特性である。
図2は、水素チャージ後の引張強度と水素脆化指標との関係を示したものである。
ここで、推定含有水素量は24ppm の場合を比較した。
この結果、同量の水素を含有した場合に、実施例材A,実施例材B、及び実施例材Cは、いずれも、引張強度が1170MPa以上であって、水素脆化指標が0.7 以上と高い耐水素性を示すことがわかった。
しかし、比較材Aは、水素脆化指標は0.75 と高い値であったが、引張強度が1070
MPaと低い値であった。また、比較材Bは、引張強度は1160MPaと高い値であったが、水素脆化指標が0.55と低い値であった。
このように、実施例材A,実施例材B、及び実施例材Cは、比較材A及び比較材Bに比較して、含有する水素量に対して高い耐水素性を有すると共に、含有する水素量が同一であれば高い引張強度を有する材料であるといえる。
実施例材A及び実施例材Bは、比較材Bに比較して、含有するC量を少なくしている。これにより、合金中に析出するNbC量は少なくなっていた。
また、実施例材Cは、比較材Bに比較して、含有するC量は、実施例材A及び実施例材Bほど少なくしていない。しかし、式(1)で規定されるN量を添加することによって、合金中に析出するTiCが安定化し、その結果、合金中に析出するNbC量が少なくなっていた。
つまり、合金中に析出するNbC量を少なくすることにより、耐水素性が向上したと考えられる。
図3は、推定含有水素量が24ppm の場合に、走査電子顕微鏡によって観察した際の合金中におけるNbCの面積率と水素脆化指標との関係を示すものである。
ここで、NbCの面積率は、走査電子顕微鏡によって所定の範囲を画像解析し、算出した。この結果、NbCの面積率が0.4%以下の場合に、水素脆化指標は0.7以上となり、耐水素性が向上していることが確認された。
なお、実施例材A,実施例材B、及び実施例材Cの場合は、水素脆化指標は0.75 以上になっていた。
図4は、比較材Bと実施例材Cとを、走査電子顕微鏡を用いて観察した際の金属組織を模式的に表したものである。
比較材Bは、大きい結晶のNbCが観察され、NbCの面積率も大きい。更に、TiCが析出していることが確認された。
一方、実施例材Cは、小さい結晶のNbCが観察され、NbCの面積率も小さい。更に、TiNCが析出していることが確認された。つまり、実施例材Cでは、TiCがTiNCとなって安定化した結果、水素脆化の要因となるNbCの析出量が減少していることが確認された。
なお、合金中に含有されるC量は、実施例材Aや実施例材Bを検討すると、0.01 重量%以下であることが、より好ましいと思われる。
しかしながら、合金中に含有されるC量が、0.01 重量%以上であっても、式(1)に規定したN量を添加することによって、耐水素性が向上する結果になることがわかる。
本実施例において説明した合金は、γ′相強化型FeNi基合金である。しかし、Feが多過ぎるとフェライトが生成してしまい、一方、Niが多過ぎるとニッケル水素化物が生成してしまうため、それぞれ水素脆化することとなり、Fe量とNi量とのバランスが大切である。本実施例に記載したγ′相強化型FeNi基超合金は、こうしたバランスを考慮した耐水素性に優れたものである。
また、本発明者等は、本実施例で説明したγ′相強化型FeNi基合金について、析出相と水素脆化との関係を検討した。
水素脆化しないとされるA286の主な析出相は、γ′相とTiCである。このうち強化相であるγ′相は、完全整合析出物であり、析出しても結晶格子に乱れを生じさせないため、水素脆化の因子にならないと考えられる。
一方、Nb添加により高強度化したγ″相強化型FeNi基合金は、析出相として、
γ′相,γ″相,NbCを含む。このうち強化相であるγ″相は、完全整合析出物であるが、格子ミスフィットが大きく、その析出により結晶格子に乱れが生じるため、水素のトラップサイトになる可能性があり、水素脆化の因子になると考えられる。
また、本実施例で説明した合金でもあるγ′相強化型FeNi基合金の主な析出相は、一般的に、γ′相,TiC,NbCである。
本発明者等は、こうした合金に関する水素脆化に関するデータを収集し、NbCが水素脆化の原因になっているという新たな知見を見出した。
つまり、γ′相強化型FeNi基合金であって、NbCの析出を抑制した組成であればよい。
この知見に基づいた合金設計において、Nbは、γ′相を増加させる効果があり、高強度化には必要な元素である。したがって、Cの含有量を減少させることによってNbCを減少させることを試みた。
NbCは、合金の断面における面積率により測定したところ、NbCの面積率を0.4%以下にすることにより、耐水素性が大幅に向上することを見出した。
また、Nbの含有量を変化させずに、NbCの析出量を減らす方法として、Nを添加することによって、TiCがTiCNとして安定化するため、NbCとなるCが消費されることになり、その結果、耐水素性が向上することを見出した。
以下、本実施例材の成分限定理由について説明する。
Nbは、強化析出元素であり、合金の強化に必須であるが、過度な添加によりγ″相が析出する。γ″相は、格子ミスフィットが大きく、水素のトラップサイトになる可能性があるため、Nbの添加量は、1.0〜3.0重量%とする。
Crは、強度と耐酸化性の向上のために必要であるが、過度な添加により靭性を低下させるσ相が析出するため、Crの添加量は、10〜20重量%とする。
Feは、添加量が多過ぎるとフェライトが生成し、水素脆化するため、マトリクスのγ相を維持するために、30〜50重量%とする。
Tiは、強化相であるγ′相の析出のために不可欠であるが、過度な添加により強度を低下させるη相(Ni3Ti)が析出するため、Tiの添加量は、1.0〜2.0重量%とする。
Alは、強化相であるγ′相の析出のために不可欠であるが、過度な添加によりγ′相を粗大化させ、製造性が低下するため、Alの添加量は、1.0〜2.0重量%とする。
Niは、γ相を安定化し、強化相であるγ′相を析出させるために不可欠であるが、過度な添加によりニッケル水素化物が生成するため、Niの添加量は、30〜45重量%とする。
Cは、NbCを減量するために添加しないことが望ましいが、工業的に0重量%にすることは困難であるため、添加量は0.02重量%以下にした。なお、好ましくは、0.01重量%以下とする。
NbCは、析出しないことが望ましいが、Cの添加量を0重量%にすることが工業的に困難であるため、断面組織の解析により算出したNbCの面積率を0.4%以下と規定する。
Nは、TiCを安定化するために、式(1)で規定される範囲のNを含むことが好ましい。添加したNは、TiCNとして析出するため、式(1)によってNbCとなりうるCが規定され、その結果、水素脆化の原因になると考えられるNbCの析出量が限定される。
図5は、本実施例として作成したコリオリ式流量計の模式図を示すものである。
図5に示すように、コリオリ式流量計1は、U字状のセンサチューブ2と、センサチューブ2を加振する加振器3と、流入側及び流出側のセンサチューブ2の振動による変位を検出するピックアップ4と、センサチューブ2が固定されたベース5を有する。
本実施例では、ベース5を通してセンサチューブ2に流体を流すとともに、加振器3で固有振動数に応じた周期及び振幅でセンサチューブ2の曲げ部を、図5に対して、垂直方向に加振させる。
このときセンサチューブ2は、ベース5に固定されているため、センサチューブ2の直管部分の流入側と流出側とにおいて、流体の流量に応じた大きさのコリオリ力が、図5に対して、垂直方向にそれぞれ逆向きに発生する。
これによって、ピックアップ4の流入側と流出側において出力信号に位相差が生じ、この位相差が流量に比例することを利用して、流量を測定するものである。
つまり、コリオリ式流量計1は、センサチューブ2に流れる流体に対して、流体の質量と速度とに比例するコリオリ力によるセンサチューブ2のねじれ角を検出して、流体の流量を測定する装置である。
センサチューブ2に流れる流体が、高圧であるほど、配管の耐圧強度を高めなければならない。しかし、肉厚を厚くするとセンサチューブ2を振動させる加振器3の駆動力を大きくしなければならず、センサチューブ2の振幅が小さくなるため、測定ノイズによって測定精度が低下する。
本実施例では、センサチューブ2に、本実施例材を適用することによって、配管の耐圧強度を向上させ、センサチューブ2の外径を減少させ、センサチューブ2の振動を容易にすることができ、測定ノイズを減少させることができる。
本実施例では、センサチューブ2に使用する材料に、高い強度を有する材料を適用し、肉厚を薄くし、センサチューブ2の外径を減少させたことによって、センサチューブ2の振幅も大きくなり、測定精度が向上した。
その結果、コリオリ式流量計1のコンパクト化と測定精度の向上が可能となった。
ここで、流体を水素とした場合、センサチューブ2は、応力がかかった状態で高圧水素と接するため、水素脆化の可能性が高い。しかし、センサチューブ2に本実施例材を適用することによって、耐水素性も向上し、コリオリ式流量計1の高精度化も実現できる。
これら実施例により、Nbを添加したγ′相強化型FeNi基合金において、合金中のNbCの析出量を所定量以下にすることにより、水素脆化を抑制し、耐水素性を向上させることができることがわかった。そして、コリオリ式流量計1の高精度化及びコンパクト化が可能となることもわかった。
なお、図5に記載のコリオリ式流量計1は、センサチューブ2の形状が2本の直管部と1本の曲げ部との組合せにより構成されているが、本実施例材は、これに限らず、他の形状のセンサチューブにも適用できる。
本発明は、水素エネルギーのインフラとして重要な水素ステーションにおいて、燃料電池自動車や水素内燃機関自動車などの高圧水素容器搭載自動車に、高圧水素ガスを供給するディスペンサーに使用される高圧水素流量計に利用できる。
推定含有水素量と水素脆化指標との関係を示す図である。 水素チャージ後の引張強度と水素脆化指標との関係を示す図である。 NbCの面積率と水素脆化指標との関係を示す図である。 金属組織を示す模式図である。 本実施例としてのコリオリ式流量計の模式図を示す。
符号の説明
1 コリオリ式流量計
2 センサチューブ
3 加振器
4 ピックアップ
5 ベース

Claims (6)

  1. Nb:1.0〜3.0重量%,Cr:10〜20重量%,Fe:30〜50重量%,Ti:1.0〜2.0重量%,Al:1.0〜2.0重量%,C:0.02重量%以下を含み、残りはNi及び不可避不純物とする成分からなり、断面組織におけるNbCの面積率が、0.4%以下であるγ′相強化型FeNi基合金を部材とすることを特徴とする高圧水素流量計
  2. Nb:1.0〜3.0重量%,Cr:10〜20重量%,Ni:30〜45重量%,Ti:1.0〜2.0重量%,Al:1.0〜2.0重量%,C:0.02重量%以下を含み、残りはFe及び不可避不純物とする成分からなり、断面組織におけるNbCの面積率が、0.4%以下であるγ′相強化型FeNi基合金を部材とすることを特徴とする高圧水素流量計
  3. Nb:1.0〜3.0重量%,Cr:10〜20重量%,Ni:30〜45重量%,Fe:30〜50重量%,Ti:1.0〜2.0重量%,Al:1.0〜2.0重量%,C:0.02重量%以下、及び不可避不純物とする成分からなり、断面組織におけるNbCの面積率が、0.4%以下であるγ′相強化型FeNi基合金を部材とすることを特徴とする高圧水素流量計
  4. 請求項1〜3において、前記γ′相強化型FeNi基合金が、さらに、N:0.0011〜0.039重量%を含むことを特徴とする高圧水素流量計
  5. 請求項1〜3において、前記γ′相強化型FeNi基合金が、C及びNを含み、Nの含有量(重量%)とCの含有量(重量%)との関係が、N<2Cであることを特徴とする高圧水素流量計
  6. 請求項1〜3において、前記γ′相強化型FeNi基合金が、C及びNを含み、Nの含有量とCの含有量との関係が、式(1)で規定される関係を有することを特徴とする高圧水素流量計
    0<重量%C−0.5×重量%N<0.01 式(1)
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