JP4784399B2 - 赤外線センサおよびその製造方法 - Google Patents

赤外線センサおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4784399B2
JP4784399B2 JP2006148250A JP2006148250A JP4784399B2 JP 4784399 B2 JP4784399 B2 JP 4784399B2 JP 2006148250 A JP2006148250 A JP 2006148250A JP 2006148250 A JP2006148250 A JP 2006148250A JP 4784399 B2 JP4784399 B2 JP 4784399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
getter layer
infrared sensor
semiconductor element
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006148250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007316005A (ja
Inventor
最実 太田
正樹 廣田
誠 岩島
康弘 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006148250A priority Critical patent/JP4784399B2/ja
Publication of JP2007316005A publication Critical patent/JP2007316005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784399B2 publication Critical patent/JP4784399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、赤外線センサおよびその製造方法に関する。
半導体素子を形成した素子基板に、凹部を形成した封止用基板を接合して、半導体素子を封止用基板の凹部内に真空封止する小型半導体デバイスとして、半導体素子の電極を不純物ガスを吸着するゲッタ材料で構成したものが従来技術として知られている(たとえば、特許文献1)。
特開平8−330607号公報
赤外線検出素子がアレイ状に多数並んだ赤外線センサの場合、半導体素子基板のほとんどの面積を赤外線検出素子が占める。このため、電極が占める面積は少なくなり、特許文献1のように電極をゲッタ材料で構成しても不純物ガスを十分吸着できないという問題点がある。
本発明の赤外線センサは、真空封止した空所に配設された赤外線検出素子と、赤外線検出素子の赤外線を受光する受光部に設けられ、空所内の不純物ガスを吸着するゲッタ層とを備え、受光部は、受光面に形成された赤外線吸収膜を備え、ゲッタ層を、受光面に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、赤外線検出素子の受光部に、不純物ガスを吸着するゲッタ層を形成したので、半導体素子を真空封止した空所内に発生した不純物ガスをゲッタ層によって十分に吸着できる。
−第1の実施形態−
本発明の第1の実施形態の赤外線センサについて図1を参照して説明する。図1(a)は赤外線センサ1の平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’線断面図である。
赤外線センサ1は半導体素子基板2と封止用基板3とを備える。半導体素子基板2は、たとえばSiからなり、表面には赤外線検出素子アレイ4が形成される。赤外線検出素子アレイ4は複数の赤外線検出素子4aを縦横に並列配置したものである。赤外線検出素子アレイ4を構成する赤外線検出素子4aの詳細については後述する。
封止用基板3は、たとえばZnSやGeなど赤外線を透過する材料からなり、封止用基板3の半導体素子基板2側の面には凹部3aが形成される。赤外線検出素子アレイ4を覆うように封止用基板3を半導体素子基板2と接合する。このとき、凹部3a内の圧力を1Pa以下とし、赤外線検出素子アレイ4を凹部3a内に真空封止する。
封止用基板3には、半導体素子基板2との接合面からその反対側の面へ貫通する電極5が設けられており、電極5より赤外線検出素子アレイ4から出力される信号を取り出すことができる。
次に赤外線検出素子アレイ4を構成する赤外線検出素子4aについて、図2を参照して説明する。図2(a)は赤外線検出素子4aの平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B’線断面図である。赤外線検出素子4aは、略L字形状の一対の梁21(21a,21b)と、それらの梁21により支持された受光部22とを備えている。各梁21の一方の端部は枠部23に連結され、他方の端部は受光部22に連結されている。半導体素子基板2には凹部2aが形成されており、梁21および受光部22はこの凹部2aの上方に設けられ、梁21および受光部22と半導体素子基板2との間には空隙24が形成される。
梁21は、たとえばSiNからなり、内部には不図示のサーモパイルを構成するP型ポリシリコンおよびN型ポリシリコンが形成される。
受光部22は、赤外線吸収膜22aとメンブレン22bとを備えている。赤外線吸収膜22aは、赤外線を吸収し、熱エネルギーに変換する。また、赤外線吸収膜22aの表面には、封止用基板3の凹部3a内の不純物ガスを吸着するためのゲッタ材料からなるゲッタ層41(図4参照)が形成されている。赤外線吸収膜22aの詳細については後述する。メンブレン22bは、たとえばSiNからなり、メンブレン22bの内部において、不図示のP型ポリシリコンとN型ポリシリコンとがアルミ配線を介して接続している。このP型ポリシリコンとN型ポリシリコンとの接続は、赤外線を検出するときの温接点を構成する。
枠部23は、たとえばSiNからなり、枠部23の内部において不図示のP型ポリシリコンとN型ポリシリコンとがアルミ配線を介して接続している。このP型ポリシリコンとN型ポリシリコンとの接続は、赤外線を検出するときの冷接点を構成する。
受光部22に赤外線が入射すると、受光部22の赤外線吸収膜22aは赤外線を吸収し、受光部22の温度が上昇する。そして、ゼーベック効果によりメンブレン22bの温接点と枠部23の冷接点との間に起電力が発生する。この起電力を検出することによって赤外線を検出することができる。
赤外線吸収膜22aについて、図3を参照して説明する。図3は、赤外線吸収膜22aのSEM( Scanning Electron Microscope )像である。赤外線吸収膜22aは赤外線を吸収する金黒膜からなり、図3に示すように、赤外線吸収膜22aは50nm程度の空隙を有する多孔質膜である。このような多孔質の赤外線吸収膜22aに赤外線が入射すると、入射した赤外線は赤外線吸収膜22aの内部で反射を繰り返し、その結果、入射した赤外線は全て赤外線吸収膜22aに吸収される。
赤外線吸収膜22aの表面に形成されたゲッタ層について図4を参照して説明する。図4は、赤外線吸収膜22aの表面の構造を模式的に示したものである。ゲッタ層41はTiなど不純物ガスを吸着するゲッタ材料からなり、図4に示すように多孔質膜である赤外線吸収膜22aの表面に形成される。赤外線吸収膜の多孔質性を維持するため、ゲッタ層41の膜厚は多孔質の内部の空隙が埋まらない程度の厚み、つまり25nm以下であることが好ましい。ゲッタ層41の膜厚が25nmを越えると、赤外線吸収膜22a内の空隙がゲッタ材で埋まり、入射した赤外線は赤外線吸収膜22aの内部で反射を繰り返さなくなるからである。
次に、上述した赤外線センサ1の製造方法について、図5〜図6を参照して説明する。赤外線センサ1の製造方法は、赤外線検出素子形成工程と、封止用基板形成工程と、ゲッタ層形成工程と、半導体素子基板−封止用基板接合工程とを含む。以下では、赤外線検出素子形成工程により、半導体素子基板2には赤外線検出素子アレイ4などが形成されているものとし、封止用基板形成工程により、封止用基板3には凹部3aや電極5などが形成されているものとする。
(イ)ゲッタ層形成工程
ゲッタ層形成工程は、図5に示すように、半導体素子基板2を蒸着装置50のチャンバ51内に設置して行われる。蒸着装置50は、チャンバ51、試料ホルダ52および電子銃53を備える。チャンバ51は不図示の真空ポンプにより真空排気されている。試料ホルダ52はチャンバ51の上面側に設けられ、半導体素子基板2を保持する。電子銃53は、チャンバ51の下面側に設置された純チタンからなる蒸発源54に電子ビームを照射する。
電子銃53より電子ビームを蒸発源54に照射すると、蒸発源54からTiが蒸発し、赤外検出素子4aの赤外線吸収膜22aの表面にTiが蒸着し、数nmの厚みのゲッタ層41が形成される。
(ロ)半導体素子基板−封止用基板接合工程
半導体素子基板−封止用基板接合工程は、図6に示すように、ゲッタ層41を形成した半導体素子基板2と樹脂封止用基板3とを接合用真空装置60のチャンバ61内に設置して行われる。接合用真空装置60は、チャンバ61、上部試料ホルダ62、下部試料ホルダ63、およびビーム源64,65を備える。チャンバ61は不図示の真空ポンプにより真空排気されている。上部試料ホルダ62はチャンバ61の上面側に設けられ、封止用基板3を保持する。上部試料ホルダ62は上下移動可能であり、封止用基板3を半導体素子基板2と接合する位置まで移動できる。下部試料ホルダ63はチャンバ61の下面側に設けられ、半導体素子基板2を保持する。ビーム源64は、上部試料ホルダ62の保持された封止用基板3にArイオンビームを照射し、ビーム源65は、下部試料ホルダ63に保持された半導体素子基板2にArイオンビームを照射する。
封止用基板3にArイオンビームを照射すると、封止用基板3の接合面がスパッタエッチングされる。このため、封止用基板3の表面を覆っていた汚染物や、酸化膜、水酸基、水分などは除去され、封止用基板3の接合面は活性な状態になる。一方、半導体素子基板2の接合面についても、Arイオンビームを照射すると、表面を覆っていた汚染物や、酸化膜、水酸基、水分などは除去され、半導体素子基板2の接合面は活性な状態になる。
また、半導体素子基板2にArイオンビームを照射したとき、赤外線吸収膜22aに形成したゲッタ層41の表面もスパッタエッチングされる。このため、ゲッタ層41の表面に吸着したガスや酸化膜などが除去され、ゲッタ層41の表面も活性化される。
Arイオンビームの照射後、上部試料ホルダ62を下方に移動し、接合面が活性状態のまま真空中で封止用基板3と半導体素子基板2を重ね合わせると、半導体素子基板2と封止用基板3とは接合する(表面活性化接合)。また、ゲッタ層41が活性状態のまま半導体素子基板2と封止用基板3とが接合されるので、凹部3a内の不純物ガスはゲッタ層41に効率よく吸着される。
以上の第1の実施形態による赤外線センサ1は次のような作用効果を奏する。
(1)受光部21の赤外線吸収膜22aの表面に、不純物ガスを吸着するゲッタ材料からなるゲッタ層41を形成したので、ゲッタ層41を形成する面積を大きくすることができる。したがって、半導体素子基板2を真空封止した凹部3a内に発生した不純物ガスをゲッタ層41によって十分に吸着できる。また、ゲッタ層41は赤外線吸収膜22aの受光面に形成され、表面に露出しているので効率よく凹部3a内に発生した不純物ガスを吸着できる。
(2)ゲッタ層41の厚みを、多孔質を形成する赤外線吸収膜22aの空隙を埋めない厚さとした。したがって、入射した赤外線は赤外線吸収膜22aの内部で反射を繰り返し、その結果、入射した赤外線は全て赤外線吸収膜22aに吸収されるという効果を損なうことなくゲッタ層41を赤外線吸収膜22aに形成することができる。また、このようにすることによって、ゲッタ層41の表面積を大きくすることができ、不純物ガスを十分に吸収することができる。
(3)表面活性化接合によって、半導体素子基板2と封止用基板3とを接合した。したがって、加熱する必要がなく、常温で接合できるため、半導体素子基板2や封止用基板3などからの不純物ガス発生を防止することができる。また、ゲッタ層41の活性化を同時に行うことができ、接合前または接合後にゲッタ層41を加熱して活性化する必要がないので、工程を簡略化することができる。
−第2の実施形態−
本発明の第2の実施形態における赤外線センサについて説明する。第1の実施形態の赤外線センサ1と共通する部分は同じ符号を使用し、第1の実施形態の赤外線センサ1との相違点を主に説明する。
第2の実施形態における赤外線センサの構成は、図1に示す第1の実施形態における赤外線センサと同様であるが、赤外線検出素子アレイ4を構成する赤外線検出素子の構造が異なる。図7を参照して、第2の実施形態の赤外線センサにおける赤外線差検出素子104aについて説明する。
図7(b)に示すように、受光部22Aは、メンブレン122bと、このメンブレン122b上に形成したゲッタ層122cと、ゲッタ層122c上に形成した赤外線吸収膜122aとを備える。第1の実施形態と異なり、赤外線吸収膜122aの受光面にゲッタ層41を形成せず、赤外線吸収膜122aの受光面と反対側にゲッタ層122cを形成するようにした。したがって、図7(a)に示すように、赤外線吸収膜122aよりゲッタ層122cの面積を大きくでき、ゲッタ層122cの周囲部が受光面に露出している。
図7(b)に示すように、ゲッタ層122cは赤外線吸収膜122aとメンブレン122bとの間に形成されている。上述したように赤外線吸収膜122aは多孔質であるため、不純物ガスは赤外線吸収膜122aを透過してゲッタ層122cに到達する。このため、赤外線吸収膜122aとメンブレン122bとの間に形成されても、ゲッタ層122cは、凹部3a内の不純物ガスを吸着することができる。
次に、半導体素子基板2における赤外線検出素子104aの形成方法について、図8〜図9を参照して説明する。
不図示のレジスト膜を形成した後、SiN層を成膜し、レジスト膜を除去することによって、図8(a)に示すように、半導体素子基板2の表面に梁21a,21b、枠部23、メンブレン122bを形成する。そして、再び、不図示のレジスト膜を形成した後、Tiを蒸着して、レジスト膜を除去し、メンブレン122b上にゲッタ層122cを形成する。
図8(b)に示すように、赤外線吸収層122aを形成するため、ポリイミドからなるレジスト層81を形成する。そして、金黒膜を蒸着し、図8(c)に示すように、赤外線吸収膜122aをゲッタ層122c上に形成する。
図9(a)に示すように、レジスト層81を除去する。そして、図9(b)に示すように、半導体素子基板2を異方性エッチングすることによって、半導体素子基板2に凹部2aを形成し、赤外線検出素子104aの形成が完了する。
半導体素子基板2に赤外線検出素子104aを形成した後、第1の実施形態と同様な方法で、半導体素子基板2と封止用基板とを接合し、赤外線センサは完成する。
以上の第2の実施形態による赤外線センサは次のような作用効果を奏する。
(1)受光部21の赤外線吸収膜122aとメンブレン122bとの間に、不純物ガスを吸着するゲッタ材料からなるゲッタ層122cを形成したので、ゲッタ層122cを形成する面積を大きくすることができる。したがって、半導体素子基板2を真空封止した凹部3a内に発生した不純物ガスをゲッタ層122cによって十分に吸着できる。また、ゲッタ層122cの一部は受光面に露出しているので効率よく凹部3a内に発生した不純物ガスを吸着できる。
(2)第1の実施形態のゲッタ層41と異なり、ゲッタ層122cは赤外線吸収膜22aの赤外線吸収率に影響を及ぼさないので、その膜厚を厚くすることができる。したがって、ゲッタ層122cに吸着することができる不純物ガス量を多くすることができ、長期間、凹部3a内を真空に保つことができる。また、赤外線吸収膜22aの表面積が低減することもない。
(3)表面活性化接合によって、半導体素子基板2と封止用基板3とを接合したので、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。また、ゲッタ層122cの露出している部分の活性化を同時に行うことができ、接合前または接合後にゲッタ層122cを加熱して凹部3a内の不純物ガスを除去する必要がないので、工程を簡略化することができる。
以上の実施形態の赤外線センサを次のように変形することができる。
(1)不純物ガスを吸着するものであれば、ゲッタ層41,122cを構成するゲッタ材料はTiに限定されない。たとえば、Ba、Ca、Cr、Fe、Hf、Mo、Nb、Re、Ta、V、W、Znなどであってもよい。
(2)赤外線吸収膜22a,122aは、多孔質であって赤外線を吸収して熱を発生する膜であれば、金黒膜に限定されない。たとえば、Ni黒膜でもよい。
(3)メンブレン22b,122bの内部に抵抗体を形成し、抵抗体を発熱させることによってゲッタ層41,122cを加熱して活性化させ、凹部3a内の不純物ガスを吸着するようにしてもよい。たとえば、図10に示すように、メンブレン22bと梁21a,21bの内部に抵抗体100を形成する。そして、抵抗体100に電流を流すことによって、赤外線吸収膜22aの表面に形成したゲッタ層41を400℃程度まで過熱し、ゲッタ層41を活性化させるようにしてもよい。赤外線検出素子がボロメータ方式の場合、抵抗ボロメータに電流を流してゲッタ層41,122cを加熱してもよく、赤外線検出素子がサーモパイル方式である場合は、サーモパイルの抵抗に電流を流してゲッタ層41,122cを加熱してもよい。このようにすることによって、いつでもゲッタ層41,122cを活性化させることができ、凹部3a内の真空を長期間持続することができる。
(4)半導体素子基板2と封止用基板3とを表面活性化接合によって接合したが、真空中の陽極接合によって接合してもよい。
(5)第2の実施形態では、ゲッタ層122cの周囲部が受光面に露出しているものとした。しかし、たとえば、図11(a)に示すように、矩形形状の赤外線吸収膜112aの一部を切り欠いてにゲッタ層122caを露出させてもよい。図11(b)に示すように、ゲッタ層122caの隅の部分が赤外線吸収膜122aから露出するようにしてもよい。
本発明は、その特徴的構成を有していれば、以上説明した実施の形態になんら限定されない。
図1(a)は第1の実施形態の赤外線センサの平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’線断面図である。 図2(a)は第1の実施形態の赤外線検出素子の平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B’線断面図である。 赤外線吸収膜のSEM像である。 赤外線吸収膜の表面に形成したゲッタ層を説明するための図である。 ゲッタ層形成工程を説明するための図である。 半導体素子基板−封止用基板接合工程を説明するための図である。 図7(a)は第2の実施形態の赤外線検出素子の平面図であり、図7(b)は図7(a)のC−C’線断面図である。 図8(a)〜(c)は第2の実施形態の赤外線検出素子を半導体素子基板に形成するための過程を説明するための図である。 図9(a)、(b)は第2の実施形態の赤外線検出素子を半導体素子基板に形成するための過程を説明するための図である。 メンブレンの内部に形成した抵抗体を説明するための図であり、図10(a)は抵抗体を内蔵した赤外線検出素子の平面図であり、図10(b)は図10(a)のD−D’線断面図である。 図11(a)、(b)は第2の実施形態の赤外線検出素子の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 赤外線センサ 2 半導体素子基板
2a,3a 凹部 3 封止用基板
4 赤外線検出素子アレイ 4a,104a 赤外線検出素子
5 電極 21,21a,21b 梁
22,22A 受光部 22a,112a 赤外線吸収膜
22b,122b メンブレン 23 枠部
41,122c,122ca ゲッタ層 50 蒸着装置
60 接合用真空装置 100 抵抗体

Claims (5)

  1. 真空封止した空所に配設された赤外線検出素子と、
    前記赤外線検出素子の赤外線を受光する受光部に設けられ、前記空所内の不純物ガスを吸着するゲッタ層とを備え
    前記受光部は、受光面に形成された赤外線吸収膜を備え
    前記ゲッタ層を、前記受光面に形成したことを特徴とする赤外線センサ。
  2. 請求項1に記載の赤外線センサにおいて、
    前記赤外線吸収膜は多孔質であり、
    前記ゲッタ層の厚みは、前記赤外線吸収膜の内部の空隙を埋めない厚みであることを特徴とする赤外線センサ。
  3. 請求項1または2に記載の赤外線センサにおいて、
    前記受光部は抵抗体を内蔵しており、
    前記抵抗体を発熱することによって前記ゲッタ層を活性化させることを特徴とする赤外線センサ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の赤外線センサにおいて、
    前記赤外線検出素子は半導体素子基板に形成され、
    前記空所は封止用基板の凹部であり、
    表面活性化接合によって前記半導体素子基板に前記封止用基板を接合することを特徴とする赤外線センサ。
  5. 請求項4に記載の赤外線センサの製造方法であって、
    前記半導体素子基板と前記封止用基板との接合面および前記ゲッタ層をスパッタエッチングするスパッタエッチング工程を備えることを特徴とする赤外線センサの製造方法。
JP2006148250A 2006-05-29 2006-05-29 赤外線センサおよびその製造方法 Active JP4784399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006148250A JP4784399B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 赤外線センサおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006148250A JP4784399B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 赤外線センサおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007316005A JP2007316005A (ja) 2007-12-06
JP4784399B2 true JP4784399B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=38849981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006148250A Active JP4784399B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 赤外線センサおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4784399B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008060796B4 (de) * 2008-11-18 2014-01-16 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren zum Ausbilden einer Mikro-Oberflächenstruktur sowie zum Herstellen eines mikroelektromechanischen Bauelements, Mikro-Oberflächenstruktur sowie mikroelektromechanisches Bauelement mit einer solchen Struktur
FR2946777B1 (fr) * 2009-06-12 2011-07-22 Commissariat Energie Atomique Dispositif de detection et/ou d'emission de rayonnement electromagnetique et procede de fabrication d'un tel dispositif
WO2022254838A1 (ja) 2021-06-03 2022-12-08 三菱電機株式会社 半導体センサ及びその製造方法
WO2023105577A1 (ja) * 2021-12-06 2023-06-15 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 センサ、撮像装置、および電子機器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6417465A (en) * 1987-07-10 1989-01-20 Fujitsu Ltd Infrared ray detector
JPH08330607A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Matsushita Electric Works Ltd 小型半導体デバイス及び小型赤外線センサ
JP3608298B2 (ja) * 1996-07-05 2005-01-05 株式会社ニコン 熱型赤外線センサ及びその製造方法
JP3644411B2 (ja) * 2001-06-08 2005-04-27 日本電気株式会社 熱型赤外線検出器
JP3961457B2 (ja) * 2003-06-30 2007-08-22 株式会社東芝 熱型赤外線撮像素子及びその製造方法
WO2005015637A1 (ja) * 2003-08-08 2005-02-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電子デバイスおよびその製造方法
JP4411974B2 (ja) * 2004-01-09 2010-02-10 パナソニック株式会社 電子デバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007316005A (ja) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3078517B2 (ja) 集積された赤外線マイクロレンズおよび真空パッケージのガス分子ゲッタ格子
JP4784399B2 (ja) 赤外線センサおよびその製造方法
US5921461A (en) Vacuum package having vacuum-deposited local getter and its preparation
JP5685980B2 (ja) 熱型光検出器、熱型光検出装置及び電子機器
US20200253000A1 (en) Light Emitter Devices, Optical Filter Structures and Methods for Forming Light Emitter Devices and Optical Filter Structures
JP2008505331A (ja) 赤外線センサ、センサモジュール、赤外線センサの製造方法
JP5425207B2 (ja) 赤外線撮像素子
CN101375140B (zh) 红外线吸收体及热型红外线检测器
US10401282B2 (en) Modular infrared radiation source
WO2018014438A1 (zh) 红外探测器像元结构及其制备方法
US11209353B2 (en) Infrared device
JP2010197335A (ja) 赤外線センサ及びその製造方法
JP6003605B2 (ja) 赤外線検知装置
JP4411974B2 (ja) 電子デバイスの製造方法
JP2007073721A (ja) 真空パッケージおよびその製造方法
JP2005197151A5 (ja)
JP4896515B2 (ja) 赤外線検知素子
JP5276458B2 (ja) 赤外線センサ
TWI576982B (zh) Composite sensor and composite sensor module
JP3767591B2 (ja) 赤外線検出器
JP6413070B2 (ja) 赤外線検出素子、及び赤外線検出装置
KR102306947B1 (ko) 쇼트키 접합 기반 광 검출소자 및 이를 이용한 광 검출방법
JP2013143416A (ja) 熱型電磁波検出器および電子機器
JP2012127881A (ja) 赤外線センサおよび赤外線センサアレイ
JP2007127496A (ja) 熱型赤外線検知器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4784399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3