JP4784105B2 - 情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4784105B2
JP4784105B2 JP2005025407A JP2005025407A JP4784105B2 JP 4784105 B2 JP4784105 B2 JP 4784105B2 JP 2005025407 A JP2005025407 A JP 2005025407A JP 2005025407 A JP2005025407 A JP 2005025407A JP 4784105 B2 JP4784105 B2 JP 4784105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
data
processing apparatus
hard disk
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005025407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006215650A (ja
Inventor
俊治 網島
哲 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005025407A priority Critical patent/JP4784105B2/ja
Publication of JP2006215650A publication Critical patent/JP2006215650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784105B2 publication Critical patent/JP4784105B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、データを記憶、管理する情報処理装置に関し、特に、当該データの安全性を向上させた情報処理装置およびその制御方法、情報処理装置を備えた情報管理システムに係る。
従来から、データを記憶管理する情報処理装置、例えば、パーソナルコンピュータや記憶手段を備えた複写機などにおいて、データの安全性を向上させるために種々のセキュリティ技術が提案されている。その中には、データの記録媒体、例えば、ハードディスクなどが物理的に盗難された場合におけるデータセキュリティに関する技術もある。
例えば、下記特許文献1には、着脱可能な記録メディアにおいて、暗号化すべき情報を記録するフォルダを予め設定しておき、記録メディアの排出が指示された場合に、当該機密フォルダに記録されているデータを暗号化する技術が開示されている。また、下記特許文献2には、情報処理装置に組み込まれて使用される着脱自在な記憶装置において、当該記憶装置の取り外しを検出したときに、これが不正な取り外しか否かを判断し、不正な取り外しと判断した場合は、当該記憶装置内のデータの消去、暗号化、同一情報処理装置内に設けられた他の記憶装置(別領域)への退避等の情報保護動作を行う。
特開平8−249238号公報 特開平11−175406号公報
しかし、従来の技術では、セキュリティが十分とは言いがたかった。例えば、特許文献1の技術では、データを暗号化することによりデータ漏洩を防止しているが、暗号は解読される恐れがある。特に、記録媒体が物理的に盗難された場合、窃盗者は暗号解読のために十分な時間をかけることができるため、データ漏洩の危険性があった。また、特許文献2の技術では、情報保護動作として消去、暗号化、他の記憶装置への退避が挙げられている。しかし、暗号化は記述したようにセキュリティ性が乏しく、また、消去した場合は、データ漏洩は防止できるが、重要な情報を消失することになり望ましくない。他の記憶装置へのデータ退避によれば情報消失は防止できるが、同一情報処理装置内に設けられた当該他の記憶装置が、情報処理装置ごと盗難された場合には、データ漏洩の危険性があった。
そこで、本発明では、データのセキュリティをより向上できる情報処理装置およびその制御方法、情報管理システムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、データを記憶、管理する情報処理装置であって、データを記憶するハードディスクと、予め設定され、当該情報処理装置の使用終了とみなす条件である電源オフ操作がなされたか否かを判断する終了判断手段と、電源オフ操作がなされたと判断された場合に、ハードディスクに記憶されたデータの少なくとも一部をネットワークを介して接続された外部記憶装置に移動させる退避手段と、予め設定され、当該情報処理装置の使用再開とみなす条件である再開条件を満たすか否かを判断する再開判断手段と、再開条件を満たすと判断された場合に、退避手段により外部記憶装置に移動されたデータをハードディスクに戻す復元手段と、を有し、退避手段は、退避対象のデータをハードディスクから外部記憶装置にコピーした後に元データを上書き消去する、ことを特徴とする。
好適な態様では、ユーザにより当該情報処理装置の電源オン操作が所定時刻になされることを再開条件とする。使用終了とみなす条件および再開条件の少なくとも一方は、外部記憶装置に記憶されることが望ましい。
他の好適な態様では、ユーザからの当該情報処理装置のセキュリティレベルの設定を受け付けるレベル設定手段を有し、退避手段は、設定されたセキュリティレベルに応じて、退避させるデータの種類を選択する。
他の好適な態様では、さらに、退避手段は、設定されたセキュリティレベルに応じて、非暗号化データのみ、または、非暗号化および暗号化データの両方、のいずれかを退避させる。
他の本発明である情報処理装置の制御方法は、データを記憶、管理するハードディスクを備えた情報処理装置の制御方法であって、情報処理装置の制御手段が、予め設定され、当該情報処理装置の使用終了とみなす条件である電源オフ操作がなされたか否かを判断する終了判断工程と、情報処理装置の制御手段が、電源オフ操作がなされたと判断した場合に、情報処理装置のROMに記憶された退避プログラムに従い、ハードディスクに記憶されたデータの少なくとも一部をネットワークを介して接続された外部記憶装置に移動させる退避工程と、情報処理装置の制御手段が、予め設定され、当該情報処理装置の使用再開とみなす条件である再開条件を満たすか否かを判断する再開判断工程と、情報処理装置の制御手段が、再開条件を満たすと判断した場合に、情報処理装置のROMに記憶された退避プログラムに従い、退避工程により外部記憶装置に移動されたデータをハードディスクに戻す復元工程と、を有し、退避工程は、退避対象のデータをハードディスクから外部記憶装置にコピーした後に元データを上書消去する、ことを特徴とする。
他の本発明である情報管理システムは、データを記憶、管理する情報処理装置と、当該情報処理装置にネットワークを介して接続された外部記憶装置と、を備えた情報管理システムであって、情報処理装置は、データを記憶するハードディスクと、予め設定され、当該情報処理装置の使用終了とみなす条件である電源オフ操作がなされたか否かを判断する終了判断手段と、電源オフ操作がなされたと判断された場合に、ハードディスクに記憶されたデータの少なくとも一部を外部記憶装置に移動させる退避手段と、予め設定され、当該情報処理装置の使用再開とみなす条件である再開条件を満たすか否かを判断する再開判断手段と、再開条件を満たすと判断された場合に、退避手段により外部記憶装置に移動されたデータをハードディスクに戻す復元手段と、を有し、退避手段は、退避対象のデータをハードディスクから外部記憶装置にコピーした後に元データを上書き消去する、ことを特徴とする。
ここで、情報処理装置は、各種データを処理する機能を備えていればよく、例えば、パーソナルコンピュータや多機能プリンタ、情報処理機能を備えた各種家電なども含む。また、外部記憶装置は、データを記憶保持する記憶手段を備えているものであれば、その種類は特に限定されない。
本発明によれば、情報処理装置の使用終了後には、データが外部記憶装置に移動されているため、情報処理装置の物理的盗難や不正アクセスが生じても、データの漏洩、改ざんを防止できる。その結果、セキュリティ性をより向上できる。
以下、本発明の実施形態である情報管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、情報管理システム8の概略ブロック図である。この情報管理システム8は、データを記憶、管理する情報処理装置10と、当該情報処理装置10とネットワークを介して接続された外部記憶装置40と、を備えている。情報処理装置10は、単独で用いられてもよいし、他の情報機器、例えば、パーソナルコンピュータや多機能プリンタなどの一部として機能してもよい。また、この情報処理装置10は、主に、企業や官庁のオフィス等で使用され、夜間などの業務時間外には装置電源が落とされることを想定している。
情報処理装置10は、ユーザインターフェース12やインプットアウトプット制御部14(以下、「I/O制御部14」という)、ハードディスク16などを備えており、これらはバス26により互いに接続されている。ユーザインターフェース12は、ユーザからの各種指示を受け付けるとともに、必要な情報をユーザに提示する。具体的には、指示を受け付けるためのキーボードやタッチパネル、操作スイッチなどの入力手段と、ユーザに情報を提示するための液晶パネルなどの表示手段から構成される。ここで入力された各種指示はCPU18に出力される。CPU18は指示に応じた各種処理を実行し、ユーザインターフェース12を通じて必要な情報をユーザに提示する。
I/O制御部14は、データの入出力を制御するもので、CPU18からの指示に応じて外部の情報機器とデータの遣り取りを実行する。本実施形態において、このI/O制御部14は、ネットワークを介して外部記憶装置40、例えば、データサーバとして機能するコンピュータと接続されており、当該外部記憶装置40と適宜、データの遣り取りを行っている。
ハードディスク16は、各種データを記憶する記憶手段として機能する。このハードディスク16には、ユーザが作成したユーザデータ、予めシステム側で用意されユーザが利用する汎用データ、本情報処理装置のシステム設定情報である設定データなどが記憶されている。ユーザデータは、ユーザが作成したデータであり、その中には当然、機密情報も含まれている。汎用データは、ユーザが利用するために予め用意されたデータであり、例えば、ユーザデータの雛形となる定型文のデータや、フォントデータ、辞書データなどが含まれる。設定データは、装置の各種設定情報が含まれる。この中には、後述するデータ退避およびデータ復元で利用される終了条件や、再開条件、セキュリティレベル設定などに関するデータも含まれる。これらの詳細については後に詳説する。
これらのデータ種類は、各ファイルのヘッダ情報を読み込むことにより判別可能となっている。すなわち、各ファイルのヘッダに記録されているオーナ名や、ファイル拡張子などに基づいてデータ種類が判別可能となっている。また、データの中には、セキュリティ性向上のために暗号化されたデータもある。この暗号化の有無もヘッダ情報に記載されており、これを読み込むことで判別可能となっている。
ROM22には、本装置を稼動するための各種プログラムが格納されている。CPU18は必要に応じて、このROM22からプログラムを呼び出して実行する。記憶されているプログラムの中には、情報処理装置10にデータ退避を実行させる退避プログラムや、データ復元を実行させる復元プログラムも含まれる。これらプログラムの働きについては、終了条件や、再開条件、セキュリティレベル設定等の詳細とともに後に詳説する。
CPU18は、情報処理装置全体を制御する中央制御手段として機能する。このCPU18は、ROM22から呼び出したプログラムを実行し、必要に応じて各部に制御信号を出力し、各部を制御する。クロックタイマ24は、日時を管理しており、CPU18は、このクロックタイマ24にアクセスすることで日時を取得する。
次に、データ退避およびデータ復元について詳説する。既述したように本情報処理装置10は、企業や官庁などのオフィスで使用され、夜間などの業務時間外には電源が落とされる装置を想定している。かかる装置の場合、業務時間外は、人の少ない環境、換言すれば盗難や不正アクセスの発生しやすい環境に置かれることになる。このような環境下において、ハードディスク16または情報処理装置10そのものが物理的に盗まれたり、不正なユーザが当該装置を操作して、ハードディスク16上のデータに不正アクセスする恐れがある。そして、ハードディスク16上のデータの漏洩や改ざんといった問題が生じる場合がある。
そこで、本実施形態では、情報処理装置10の使用時間外(業務時間外)でのセキュリティ性を向上するべく、情報処理装置10の使用終了時にデータを外部記憶装置40に退避させるとともに、情報処理装置10の使用再開時にデータを復元している。これについて詳説する。
情報処理装置10のCPU18は、情報処理装置10の使用終了と判断すれば、ROM22に記憶された退避プログラムを起動してハードディスク16のデータを外部記憶装置40に退避させるが、使用終了か否かは、ハードディスク16に記憶された終了条件に基づいて判断する。終了条件としては、使用終了とみなす操作や、使用終了とみなす時刻(例えば、業務終了時刻)などが設定可能である。使用終了とみなす操作としては、ユーザによる装置電源のオフ操作などが挙げられる。この終了条件は、固定値であってもよいし、ユーザにより適宜設定可能でもよい。終了条件がユーザにより設定可能とする場合、ユーザは、ユーザインターフェース12を介して終了条件を設定する。CPU18は、設定された条件を終了条件としてハードディスク16に記憶する。この場合、不正ユーザが終了条件の内容を変更できないように、終了条件の内容変更を受け付ける時間を業務時間内に限定したり、内容変更時にパスワードを要求するなどの策を設けることが望ましい。
CPU18は、この終了条件の内容をイベントとして設定し、当該イベントの発生の有無を監視する。そして、イベントが発生した場合には、当該装置が終了条件を満たすものと判断し、後述するデータ退避を開始する。なお、終了条件として電源オフ操作を設定した場合は、ユーザにより電源スイッチが押下された後も、データ退避が終了するまで電源オン状態を維持し、データ退避が完了した時点で電源をオフするようにする。
データの退避は、ハードディスク16に記憶されているデータの少なくとも一部を外部記憶装置40に移動させることにより実現される。退避対象のデータは、ハードディスク16のデータのほぼ全てであってもよいし、一部のみでもよい。一部のデータのみを退避させる場合は、容易に内容取得できるデータ、例えば、暗号化されていない非暗号化(平文)データや、個人情報や機密情報が含まれる可能性の高いデータ、例えば、ユーザにより作成されたユーザデータなどを優先的に退避させることが望ましい。
一部データのみを退避させる場合、そのデータ選択の基準は、固定されていてもよいし、ユーザが適宜、変更可能であってもよい。例えば、常に、非暗号化データのみ、または、ユーザデータのみを退避させるようにしてもよいし、データ退避の度に退避対象データをユーザが選択するようにしてもよい。後者の場合、ユーザは、退避態様データをファイルまたはフォルダで特定してもよいし、データ種類(暗号化の有無や、ユーザデータか否かなど)を選択するようにしてもよい。
また、ユーザが設定可能な他のパラメータの値と連動して退避させるデータ種類の組み合わせを切り替えるようにしてもよい。例えば、通常、通信機能を備えた情報処理装置は、当該装置のセキュリティの高さ、セキュリティレベルを設定できるようになっていることが多い。この場合、退避対象のデータ種類をセキュリティレベルに応じて切り替えるようにしてもよい。具体的には、セキュリティレベルが低い場合には最もデータ漏洩、改ざんの可能性の高い非暗号化データのみを退避させ、セキュリティレベルが高い場合には、より確実なデータ漏洩、改ざんを防止するべく、非暗号化データおよび暗号化データの両方を退避させることなどが考えられる。
このように所定の基準に合致する一部のデータのみを退避させるようにすることで、データ退避に要するパフォーマンスを低減できる。すなわち、全データを退避、特に、元データを上書消去して退避させる場合、多大なパフォーマンスが必要となる。上書消去の際には、消去対象のデータ以上の量のダミーデータが必要となり、当該ダミーデータをハードディスクに転送する処理は情報処理装置10に多大な負荷をかけることになる。一方、所定の基準に合致するデータのみを退避させるようにすれば、消去用のダミーデータを低減でき、パフォーマンスの低下を防止できる。また、セキュリティレベルと連動して退避対象データを切り替えることで、ユーザが所望するレベルのセキュリティ性を確保できる。なお、退避対象データをユーザが選択可能にする場合は、終了条件の場合と同様に、不正ユーザによる内容変更を防止する策を設けることが望ましい。
データの退避は、退避対象データを外部記憶装置40にコピーするとともに、当該コピー元のデータを消去することによりなされる。このデータ消去は、コピー元データの格納領域にダミーデータを上書して消去する上書消去であることが望ましい。すなわち、一般的なファイルシステムにおいて、上書を伴わない単純なデータ消去の場合、データの属性および格納領域のアドレスを記録したディレクトリ情報から当該データに係る情報を消去しているにすぎない。したがって、単純なデータ消去では、当該データへのアクセスは困難になるものの、データ格納領域には当該データが残存する。この状態では、データ格納領域を直接読み込むことにより、残存したデータの内容を抽出することが可能となっている。そこで、より確実にデータ漏洩を防止するために、移動元データをダミーデータで上書して消去することが望ましい。
このように装置の使用終了時にデータを外部記憶装置40に退避させることにより、データの漏洩および改ざんが確実に防止できる。すなわち、業務時間外に不正者が情報処理装置10を操作しても重要なデータが情報処理装置10の内部に無いため、データの盗難、改ざんが防止できる。また、業務時間外にハードディスク16または情報処理装置10そのものが盗まれても、これらの内部には重要なデータが存在しないため、データ漏洩を確実に防止できる。
なお、データを退避させる外部記憶装置40は、ネットワークを介して情報処理装置10とのデータ遣り取りが可能であり、データを格納するための十分な記憶容量を備えているものであれば、どのような機器でもよい。ただし、物理的な盗難や、不正アクセスを防止するためには、物理的にも論理的にも高いセキュリティ性を有することが望ましい。また、当然ながら、この外部記憶装置40は、複数の情報処理装置10と接続され、複数の情報処理装置10のデータの退避先として利用されてもよい。
また、CPU18は、退避させたデータのリストを作成し、当該リストをハードディスク16または外部記憶装置40に記憶する。CPU18は、後述するデータ復元の際には、当該リストを参照し、復元対象のデータを選択する。もちろん、かかるリストを作成することなく、外部記憶装置40の所定の記憶領域にデータを退避(記憶)させ、当該記憶領域に記憶されたデータ全てを自動的に復元するようにしてもよい。
正当なユーザにより情報処理装置10の使用が再開された場合は、退避させたデータを外部記憶装置40から情報処理装置10のハードディスク16に戻してデータ復元を行う。正当ユーザによる情報処理装置10の使用再開がなされたか否かは、再開条件に基づいて判断する。再開条件は、情報処理装置10の使用再開とみなす条件であって、終了条件と同様にユーザにより予め設定されている。再開条件としては、使用再開とみなす操作や、再開終了とみなす時刻(例えば、業務開始時刻)などが設定可能である。
CPU18は、この再開条件をイベントとして記憶しておき、当該イベントの発生時にはデータの復元を開始する。データの復元は、外部記憶装置40に退避したデータを情報処理装置10のハードディスク16に戻す(コピー)ことにより実現される。これにより、正当ユーザは、支障なく種々のデータを利用できる。つまり、本実施形態によれば、ユーザに不便さを感じさせること無く、高いセキュリティを維持することができる。
なお、再開条件として所定の操作、例えば、電源オン操作や所定のスイッチ押下等を設定する場合は、当該操作が不正ユーザによるものか、正当ユーザによるものかを判断できるようにすることが必要となる。例えば、業務時間中に電源オン操作された場合にのみ装置使用再開とみなす等のように、再開条件を操作と時刻とを組み合わせたものとすることが望ましい。かかる条件とすることで、業務時間外に不正ユーザが電源オンしてもデータ復元は実行されず、不正ユーザによるデータ盗難、改ざんを防止できる。
次に、データ保護の流れを図2を用いて説明する。図2は、本実施形態におけるデータ保護の流れを示すフローチャートである。ユーザは、情報処理装置10のユーザインターフェース12を操作して、予め、終了条件、再開条件、セキュリティレベル、退避データ選択基準等を設定しておく(S10)。設定された条件等は、ハードディスク16に記憶され、保持される。情報処理装置10のCPUは、終了条件をイベントとして設定し、当該イベントの発生有無を監視することにより終了条件を満たすか否かを判断する(S12)。終了条件を満たす場合は、情報処理装置10の使用終了と判断し、ROM22から退避プログラムを起動し(S14)、データの退避を開始する。具体的には、設定された選択基準に基づいて、退避対象のデータを選択する(S16)。その際、必要に応じて、セキュリティレベルの設定値を確認したり、各データファイルのヘッダ情報を確認する。そして、予め設定された条件を満たすデータのみを退避対象データとして選択する。データ選択がなされれば、選択されたデータを外部記憶装置40に移動させる(S18)。この際、退避元のデータは、ハードディスク16から消去する。また、退避したデータのリストを作成し、これをハードディスク16または外部記憶装置40に記憶しておく。退避対象データの選択のデータ退避が終了すれば、電源をオフにするなどして、情報処理装置10の使用を終了させる(S20)。これにより、情報処理装置10内から重要なデータが無くなり、装置使用後における不正アクセスや、ハードディスク盗難などが生じても、重要データの改ざんや漏洩を防止できる。
一方、退避条件を満たさないと判断した場合は、続いて、再開条件を満たすか否かを判断する(S22)。この再開条件もイベントとして設定されており、CPU18は、当該イベントの発生有無を監視することで再開条件を満たすか否かを判断する。再開条件を満たす場合は、情報処理装置10の使用再開と判断する。そして、ROM22から復元プログラムを起動し(S24)、データの復元を開始する。具体的には、外部記憶装置40に移動させられたデータを、情報処理装置10のハードディスク16にコピーして戻す(S26)。これにより、ユーザは、装置使用再開にあたって、特段の操作をすることなく、必要なデータを自由に使用することができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、データの漏洩、改ざんをより確実に防止でき、データセキュリティをより向上できる。
なお、本実施形態では、情報処理装置10のハードディスク16に終了条件および再開条件等を記憶しているが、当然、これら設定データを外部記憶装置40で記憶、保持してもよい。外部記憶装置40で、設定情報を保持することにより、不正者による設定情報の改ざんを防止でき、よりセキュリティを向上できる。この場合、情報処理装置10は、設定情報が記憶されている外部記憶装置40に定期的にアクセスし、設定情報を取得する。
本発明の実施形態である情報管理システムの概略ブロック図である。 データ退避およびデータ復元の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
8 情報管理システム、10 本情報処理装置、12 ユーザインターフェース、14 インプットアウトプット制御部、16 ハードディスク、18 CPU、20 RAM、22 ROM、24 クロックタイマ、26 バス、40 外部記憶装置。

Claims (7)

  1. データを記憶、管理する情報処理装置であって、
    データを記憶するハードディスクと、
    予め設定され、当該情報処理装置の使用終了とみなす条件である電源オフ操作がなされたか否かを判断する終了判断手段と、
    電源オフ操作がなされたと判断された場合に、ハードディスクに記憶されたデータの少なくとも一部をネットワークを介して接続された外部記憶装置に移動させる退避手段と、
    予め設定され、当該情報処理装置の使用再開とみなす条件である再開条件を満たすか否かを判断する再開判断手段と、
    再開条件を満たすと判断された場合に、退避手段により外部記憶装置に移動されたデータをハードディスクに戻す復元手段と、
    を有し、
    退避手段は、退避対象のデータをハードディスクから外部記憶装置にコピーした後に元データを上書き消去する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    ユーザにより当該情報処理装置の電源オン操作が所定時刻になされることを再開条件とすることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    使用終了とみなす条件および再開条件の少なくとも一方は、外部記憶装置に記憶されることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    ユーザからの当該情報処理装置のセキュリティレベルの設定を受け付けるレベル設定手段を有し、
    退避手段は、設定されたセキュリティレベルに応じて、退避させるデータの種類を選択することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項に記載の情報処理装置であって、さらに、
    退避手段は、設定されたセキュリティレベルに応じて、非暗号化データのみ、または、非暗号化および暗号化データの両方、のいずれかを退避させることを特徴とする情報処理装置。
  6. データを記憶、管理するハードディスクを備えた情報処理装置の制御方法であって、
    情報処理装置の制御手段が、予め設定され、当該情報処理装置の使用終了とみなす条件である電源オフ操作がなされたか否かを判断する終了判断工程と、
    情報処理装置の制御手段が、電源オフ操作がなされたと判断した場合に、情報処理装置のROMに記憶された退避プログラムに従い、ハードディスクに記憶されたデータの少なくとも一部をネットワークを介して接続された外部記憶装置に移動させる退避工程と、
    情報処理装置の制御手段が、予め設定され、当該情報処理装置の使用再開とみなす条件である再開条件を満たすか否かを判断する再開判断工程と、
    情報処理装置の制御手段が、再開条件を満たすと判断した場合に、情報処理装置のROMに記憶された退避プログラムに従い、退避工程により外部記憶装置に移動されたデータをハードディスクに戻す復元工程と、
    を有し、
    退避工程は、退避対象のデータをハードディスクから外部記憶装置にコピーした後に元データを上書消去する、
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. データを記憶、管理する情報処理装置と、当該情報処理装置にネットワークを介して接続された外部記憶装置と、を備えた情報管理システムであって、
    情報処理装置は、
    データを記憶するハードディスクと、
    予め設定され、当該情報処理装置の使用終了とみなす条件である電源オフ操作がなされたか否かを判断する終了判断手段と、
    電源オフ操作がなされたと判断された場合に、ハードディスクに記憶されたデータの少なくとも一部を外部記憶装置に移動させる退避手段と、
    予め設定され、当該情報処理装置の使用再開とみなす条件である再開条件を満たすか否かを判断する再開判断手段と、
    再開条件を満たすと判断された場合に、退避手段により外部記憶装置に移動されたデータをハードディスクに戻す復元手段と、
    を有し、
    退避手段は、退避対象のデータをハードディスクから外部記憶装置にコピーした後に元データを上書き消去する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
JP2005025407A 2005-02-01 2005-02-01 情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム Expired - Fee Related JP4784105B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005025407A JP4784105B2 (ja) 2005-02-01 2005-02-01 情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005025407A JP4784105B2 (ja) 2005-02-01 2005-02-01 情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006215650A JP2006215650A (ja) 2006-08-17
JP4784105B2 true JP4784105B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=36978860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005025407A Expired - Fee Related JP4784105B2 (ja) 2005-02-01 2005-02-01 情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4784105B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4665040B2 (ja) 2009-04-28 2011-04-06 株式会社東芝 計算機およびアクセス制御方法
JP5471168B2 (ja) * 2009-08-26 2014-04-16 日本電気株式会社 データ同期システム、データ同期装置、データ同期方法及びデータ同期用プログラム
JP6344376B2 (ja) * 2015-12-25 2018-06-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理システムおよび情報処理方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635812A (ja) * 1992-07-15 1994-02-10 Nec Eng Ltd 情報処理システム
JPH06202958A (ja) * 1992-12-29 1994-07-22 Casio Comput Co Ltd データ処理装置
JPH11353086A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Fujitsu Ltd ウインドウの制御方法及び装置並びに記録媒体
JP2002006978A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Nec Yonezawa Ltd パーソナルコンピュータ及びそれの運用方法
JP2002351720A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Sharp Corp ネットワークデータ管理システム、ネットワークデータ管理方法、ネットワーク管理プログラム及びネットワーク管理プログラムを記録した記録媒体
JP2003022208A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Tsubasa System Co Ltd データ退避・復旧システム
JP4314055B2 (ja) * 2002-10-30 2009-08-12 株式会社日本デジタル研究所 バックアップデータ管理システム、バックアップデータの管理方法及びバックアップデータ管理プログラム
JP2004265055A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Fujitsu Ltd Posシステム
JP2005012417A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信システム及び通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006215650A (ja) 2006-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101852725B1 (ko) 컴퓨터 프로그램, 비밀관리방법 및 시스템
JP4757066B2 (ja) 利用者端末における二次記憶装置の管理方法及び利用者端末
US8423795B2 (en) Storage controller comprising encryption function, data encryption method, and storage system
US20070180268A1 (en) Method for creating an encrypted back-up file and method for restoring data from a back-up file in a pocket PC
US8051490B2 (en) Computer system for judging whether to permit use of data based on location of terminal
CN110622163A (zh) 具有独立恢复区域的辅助存储装置及适用其的设备
WO2007091652A1 (ja) 割符情報の管理方法および管理装置
JP4671418B2 (ja) 利用者端末における二次記憶装置の管理方法および利用者端末
JP2008077233A (ja) 情報処理装置
JP2004120356A (ja) 画像処理装置
JP6270780B2 (ja) データ管理装置、データ管理方法、及びデータ管理プログラム
JP4784105B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法、情報管理システム
JP4731305B2 (ja) 利用者端末の管理方法および利用者端末
WO2011021340A1 (ja) 仮想シンクライアント化装置、仮想シンクライアント化システム、仮想シンクライアント化プログラム、及び仮想シンクライアント化方法
JP2006053721A (ja) データ消去装置、画像形成装置、データ消去方法及びデータ消去プログラム
JP2008152593A (ja) 情報端末装置
JP2011040044A (ja) 仮想シンクライアント化装置、仮想シンクライアント化システム、仮想シンクライアント化プログラム、及び仮想シンクライアント化方法
KR100948386B1 (ko) 컴퓨터 시스템의 원본 보존 장치 및 방법
JP2009026038A (ja) 情報処理装置、プログラムおよび記録媒体
JP2011039716A (ja) 情報記憶媒体、情報システム
JP6095289B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2006339732A (ja) 電子情報暗号化システム、その電子情報暗号化方法、その記憶媒体及びそのプログラム
CN117077127A (zh) macOS下的透明加密方法、装置、设备及存储介质
JP2009086868A (ja) 携帯型記憶装置、および、携帯型記憶装置に記憶されるコンピュータプログラム
JP2010231711A (ja) 可搬型記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4784105

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350