JP4784084B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドのノズルから液体を噴射する液体噴射装置に関する。
ターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、記録ヘッドから記録媒体に対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録する。
この種のインクジェット式記録装置としては、メインタンクからチューブを介してサブタンクにインクを送り、そのサブタンクを介してヘッド側にインクを供給するものがある。メインタンクは複数設けられているが、各メインタンク内のインクパックに対しては、それぞれポンプ側から並列になるようにチューブが接続されている。各メインタンク内には、ポンプから送られた空気が並列接続されたチューブを用いて供給されることで、各メインタンク内のインクパックが空気の圧力により押されて、インクパック内のインクがサブタンク側に提供される(たとえば特許文献1)。
特開2001−199079号公報(第5頁、図2)
特許文献1に記載されているインクジェット式記録装置を図示したものが、図12である。図12を参照すると、ポンプ1000は、複数のメインタンク1001ないし1006に対して、それぞれ異なるチューブ1010により並列に接続されている。ポンプ1000は、それぞれ並列接続されたチューブ1010を介してメインタンク1001ないし1006に加圧した空気を並列に送る構造である。
このために、メインタンクの数が増えるほどチューブの本数を増やさなければならない。ポンプ1000などの圧力供給ユニットが、メインタンクとは離れた位置に搭載される場合には、各チューブの長さがさらに長くなってしまい、インクジェット式記録装置の小型化が図れない。
また、ポンプ1000などを含む圧力供給ユニットの取付位置がインクジェット式記録装置において変更になった場合には、接続する全ての供給用のチューブ1010の長さの変更が必要になり、新たな複数本のチューブを用意して接続しなければならない。メインタンクの使用数が変更になった場合には、単純にポンプ1000などを含む圧力供給ユニットをこのまま使用するということができなくなる恐れがある。
そこで本発明は上記課題を解消し、それぞれ液体を収容している複数の液体容器と、この液体容器に対して圧力を加えるための圧力供給部の間において、最小限の少ない圧力供給路を用いて接続することができ、圧力供給部の取付位置の変更や、液体容器の使用数が変更になっても、圧力供給路の変更を最小限にすることができる液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記目的は、本発明にあっては、ヘッドのノズルから液体を噴射する液体噴射装置であって、前記ヘッドへ供給するための前記液体を収容する複数の液体容器と、前記複数の液体容器を着脱可能に装着して保持する保持部と、前記複数の液体容器に対して圧力を加えることで前記液体容器から前記ヘッド側へ前記液体を供給させる圧力供給部と、を備え、前記圧力供給部は、気体に前記圧力を加えて圧力気体を発生する圧力発生部と、前記圧力発生部から前記複数の液体容器に対して順次直列に接続されて、前記圧力発生部で発生した前記圧力を、前記複数の液体容器に対して導く圧力供給路と、を有することを特徴とする液体噴射装置。
本発明の構成によれば、複数の液体容器は、ヘッドに供給するための液体を収容している。保持部は、複数の液体容器を着脱可能に装着して保持する。
圧力供給部は、複数の液体容器に対して圧力を加えることで、液体容器からヘッド側へ液体を供給させるものである。
この液体容器の圧力発生部は、圧力気体を発生する。圧力発生部の圧力供給路は、圧力発生部から複数の液体容器に対して順次直列に接続されていて、圧力発生部で発生した圧力気体を複数の液体容器に対して導くものである。
これにより、圧力発生部から複数の液体容器に対しては、圧力供給路は順次直列に接続されているので、圧力発生部から1つ目の液体容器に対してのみ圧力供給路の長さが長くなるが、隣接する複数の液体容器間は、短い圧力供給路で接続することができる。
このために、それぞれ液体を収容している複数の液体容器と、この液体容器に対して圧力を加えるための圧力供給部の間において、最小限の少ない圧力供給路を用いて接続することができ、圧力供給部の取付位置の変更や、液体容器の使用数が変更になっても、圧力供給路の変更を最小限にすることができる。
本発明は、前記液体容器から前記液体を、前記保持部を通じて前記ヘッド側に供給するための液体供給経路部を有することが望ましい。
本発明にあっては、液体容器から液体を、保持部を通じてヘッド側へ供給するための液体供給経路部を有している。
これにより、液体容器の液体は、液体供給経路部を通じて液体を供給することができる。
本発明は、前記圧力発生部は、圧縮空気を発生して圧力供給路に供給することが望ましい。
本発明の構成によれば、圧力発生部は、圧縮空気を発生して圧力供給路に供給する。
圧縮空気を用いることにより、水などの流体を用いて圧力を加えるのに比べて構造が簡単化できる。
本発明は、前記圧力供給路は、フレキシブルなチューブであることが望ましい。
本発明の構成によれば、圧力供給路はフレキシブルなチューブである。
これにより、圧力供給部と複数の液体容器との位置関係は液体噴射装置内で自由に設定することができる。
本発明は、各前記液体容器は、収容体と、前記収容体内に配置されて前記液体を収容していて前記圧力により押されて変形するパックと、を有しており、前記収容体と前記パックの間には前記圧縮空気が入る空間が形成されていることが望ましい。
本発明の構成によれば、各液体容器のパックは、各液体容器の収容体内に配置されていて、液体を収容している。このパックは、圧力により押されて変形することでパック内の液体をヘッド側へ供給する。収容体とパックの間には圧縮空気が入る空間が形成されている。
これにより、圧縮空気を液体容器の空間に入れるだけで、パックは変形してパックから液体をヘッド側に供給できる。
本発明は、前記液体容器の前記収容体は、前記圧縮空気を前記空間に供給するために前記圧力供給路が接続される第1接続口部と、前記空間に供給された前記圧縮空気を次の前記液体容器の前記空間に供給するために前記圧力供給路が接続される第2接続口部と、前記圧力供給路の終端部を閉鎖するための終端部閉鎖部と、を有していることが望ましい。
本発明の構成によれば、液体容器の収容体の第1接続口部は、圧縮空気を空間に供給するために圧力供給路が接続される。第2接続口部は、空間に供給された圧縮空気を次の液体容器の空間に供給するために圧力供給路が接続される。そして各収容体の終端部の閉鎖部は、圧力供給路の終端部を閉鎖する。
これによって、圧力供給路の終端部は終端部の閉鎖部により閉鎖することにより圧縮空気が外部に漏れるのを確実に防ぐ。
図1は、本発明の液体噴射装置の実施形態であるインクジェット式記録装置10を示している。
図1に示すインクジェット式記録装置は、インクジェットプリンタとも呼んでいる。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、カートリッジホルダ2、圧力供給部4、キャリッジ5、記録ヘッド20、ガイド軸6、移動操作部7、液体供給経路部40、そして制御部100を有している。
カートリッジホルダ2には、複数個のインクカートリッジ11を着脱可能に収容している。図1の例では、カートリッジホルダ2は、6つのインクカートリッジ11Aないし11Fを収容している。6つのインクカートリッジ11Aないし11Fが本体部1の所定の位置に対して搭載されているが、各インクカートリッジ11Aないし11Fは、たとえばマットブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、フォトブラック、ライトシアンの各色のインクを収容している。
インクカートリッジ11Aないし11Fは、キャリッジ5には直接搭載されておらず、キャリッジ5からは離れたカートリッジホルダ2に収容されているので、このインクジェット式記録装置10は、所謂オフキャリッジ形のインクジェットプリンタである。
図1の圧力供給部4は、カートリッジホルダ2内の各インクカートリッジ11Aないし11Fに対して直列接続により圧縮空気を送ることにより、各インクカートリッジ11Aないし11Fに対して空気の圧力を与える。これによってインクカートリッジ11Aないし11F内のそれぞれのインクパック内のインクは、液体供給経路部40を通じてキャリッジ5側の記録ヘッド20側に供給できるようになっている。
ガイド軸6は、本体部1に対して水平に設けられている。このキャリッジ5は、移動操作部7の作動により、ガイド軸6に沿って主走査方向Tに沿って往復移動して位置決め可能である。移動操作部7は、たとえばモータと、このモータにより駆動される歯付きベルトを有している。歯付きベルトはキャリッジ5に取り付けられていて、歯付きベルトとともにキャリッジ5が主走査方向Tに移動する。キャリッジ5の下部には記録ヘッド20が設けられている。この記録ヘッド20の下面にはノズルプレート21が固定されている。
記録紙22は、記録用媒体の一種であり、記録ヘッド20から噴射されるインクにより文字や画像を記録できるようになっている。記録紙22は、図示しない用紙搬送機構によりたとえば図1の紙面垂直方向に搬送することができる。図1の記録ヘッド20はヘッドの一例であるが、印刷ヘッドとも呼ぶことができる。
図1に示す液体供給経路部40は、各インクカートリッジ11Aないし11Fから記録ヘッド20側へインクを供給するためのインク供給経路である。液体供給経路部40は、各インクカートリッジ11Aないし11Fと記録ヘッド20の間において、インクチューブ41と圧力調整部43を有している。したがって、各インクカートリッジ11Aないし11Fと記録ヘッド20とを接続している各液体供給経路部40は、インクチューブ41と圧力調整部43のユニットにより構成されている。
図1の例では、6つの液体供給経路部40が、8つのインクカートリッジ11Aないし11Fとキャリッジ5および記録ヘッド20との間において並列に配置されている。
図2は、図1に示す液体供給経路部40のインクチューブ41と圧力調整部43と、キャリッジ5および記録ヘッド20の構造例を拡大して示している。
圧力調整部43は、液体容器であるインクカートリッジ11Aないし11Fから記録ヘッド20側へインクを供給する際のインクの圧力を調整するためのユニットである。
キャリッジ5の下部には記録ヘッド20が設けられている。キャリッジ5と記録ヘッド20は、インク経路51を有している。このインク経路51は、圧力調整部43と記録ヘッド20のノズル開口52とを接続している。ノズル開口52は、図2において紙面垂直方向に複数個配列されている。各ノズル開口列53は、複数のノズル開口52により構成されている。各ノズル開口列53はたとえば図2の紙面垂直方向に平行に配列されている。ノズル開口は、ノズルプレート21のノズルプレート面21Aに形成されている。各ノズル開口52は、圧力室54に接続されている。
インクカートリッジ11Aないし11Fはインクを貯留する液体容器であり、各色のインクは液体の一例である。
インクカートリッジ11に収容されたインクパック内にはインクが収容されている。このインクカートリッジ11Aないし11F内のインクは、フレキシブルなチューブ41を通じて圧力調整部43内の流路を通る。圧力調整部43の中には自己封止弁(減圧弁)が収容されている。この自己封止弁の動作により、インクカートリッジ11Aないし11Fからインクチューブ41を通じて針部材61を通って記録ヘッド20側に送られるインクの圧力を減圧して調整することができる。
たとえばキャリッジの加減速に伴ってインクチューブ41内のインクに圧力変動が生じた場合には、インク滴の吐出が不安定になるので、圧力調整部43はインクの圧力変動を抑制する。
次に、図1に示す圧力供給部4の構造について説明する。
圧力供給部4は、1つの圧力発生部70と、直列接続用の1組の圧力供給路80を有している。圧力供給路80は、圧力発生部70から圧力を与えられた気体を、カートリッジホルダ2内の各インクカートリッジ11Aないし11Fに対して直列に供給するための圧力気体の供給経路である。
圧力発生部70は、気体の好ましい例である空気に対して圧力をかけることにより圧縮空気を発生する。この圧力発生部70の構造例としては、ロータリ型のポンプやパルスモータを用いてピストンを往復移動させることにより圧縮空気を作る構造のものが採用できる。
図1の圧力発生部70が発生した圧縮空気は、圧力供給路80を通じて、カートリッジホルダ2内のインクカートリッジ11Aないし11F内に直列に順次供給するようになっている。
圧力供給路80は、複数本のチューブ81,82,83,84,85,86および87を有している。各チューブ81ないし87は、たとえばシリコンチューブのような材質のものにより作られたフレキシブルなチューブである。このチューブ81ないし87をシリコンチューブにより作ることで、シリコンチューブ製のチューブは、空気が通りやすく耐久性および耐候性が良好であり、圧縮空気の変動に対して耐力強度が強いというメリットがある。しかも、シリコン製のチューブは、弾性変形が容易でありフレキシブルな変形が可能であり図1に示すインクジェット式記録装置10の本体部1内におけるチューブ81ないし87の取り回し配置が容易である。
図3は、カートリッジホルダ2およびたとえば6つのインクカートリッジ11Aないし11Fの例を示している。
カートリッジホルダ2は、インクカートリッジ11Aないし11Fを、それぞれ別々にX1方向に入れて装着したり、あるいは逆にX2方向に沿ってカートリッジホルダ2から取り出すことができる保持部の一例である。
インクカートリッジ11Aないし11Fは、好ましくは同じ大きさのものを用いている。インクカートリッジ11Aないし11Fは、液体容器の一例であるが、各インクカートリッジ11Aないし11Fは、その背面部に接続部90を有している。好ましくは各接続部90の構造は全て同じである。
図4は、図3の各インクカートリッジ11Aないし11Fの接続部90の構造例を示している。図5は、図4の接続部90のさらに拡大した図である。
図4と図5に示すように、インクカートリッジ11Aないし11Fの背面部91は、インクカートリッジ11Aないし11Fの収容体120の背面側に位置している。接続部90は、図4と図5に示すように、第1接続口部131と第2接続口部132およびチューブの終端部閉鎖部140を有している。
第1接続口部131と第2接続口部132は、Y方向に沿って水平に並べて配置されている。第1接続口部131と第2接続口部132はそれぞれ好ましくは同じ大きさの円筒状の口部であり、第1接続口部131と第2接続口部132は、それぞれ収容体120の中に通じている。第1接続口部131は、圧縮空気を収容体120内に供給するための部分であり、第2接続口部132は、収容体120から出てくる圧縮空気を、次のインクカートリッジの収容体120の第1接続口部131側へ供給するためのものである。
図4と図5のチューブの終端部閉鎖部140は、図3に示す最終位置にあるインクカートリッジ11Fの最後のチューブ87の終端部を閉鎖するための部分である。このチューブの終端部閉鎖部140は、円柱状の部材を採用している。第1接続口部131と第2接続口部132、そしてチューブの終端部閉鎖部140の直径および外周面は、チューブ81ないし87が着脱可能に装着できるような構造である。
しかし第1接続口部131、第2接続口部132、チューブの終端部閉鎖部140は、断面が円形状に限らず、三角形状、四角形状あるいは五角形状の形状であっても勿論構わない。いずれにしても第1接続口部131、第2接続口部132およびチューブの終端部閉鎖部140と、チューブとが接続された場合に、チューブから圧縮空気が漏れないような構造にする。
図3に戻ると、圧力発生部70と1つ目のインクカートリッジ11Aの第1接続口部131との間は、比較すると最も長いチューブ81により着脱可能に接続されている。
インクカートリッジ11Aの第2接続口部132と、隣のインクカートリッジ11Bの第1接続口部131は、次のチューブ82により着脱可能に接続されている。
同様にしてインクカートリッジ11Bの第2接続口部132は、隣のインクカートリッジ11Cの第1接続口部131に対してチューブ83により着脱可能に接続されている。インクカートリッジ11Cの第2接続口部132と隣のインクカートリッジ11Dの第1接続口部131は、チューブ84により着脱可能に接続されている。
インクカートリッジ11Dの第2接続口部132と隣のインクカートリッジ11Eの第1接続口部131は、チューブ85により着脱可能に接続されている。インクカートリッジ11Eの第2接続口部132と隣のインクカートリッジ11Fの第1接続口部131は、チューブ86により着脱可能に接続されている。
そして最後のインクカートリッジ11Fの第2接続口部132とインクカートリッジ11Fのチューブの終端部閉鎖部140との間には、チューブ87が接続されている。
これによって、チューブ87の終端部は、チューブの終端部閉鎖部140により空気が漏れないように接続して閉鎖されている。最初のチューブ81の長さは、残りのチューブ82ないし87の長さに比べると長いものである。チューブ82ないし87の長さは、隣接するインクカートリッジ間の接続もしくは同じインクカートリッジ内での接続に用いるので、各チューブ82ないし87の長さは最短にすることができる。
図3のチューブ81の長さは、図1における本体部1内での圧力供給部4およびカートリッジホルダ2の配置に応じて自由に設定される。本体部1内における圧力発生部70とカートリッジホルダ2の配置に応じて、わずか1本のチューブ81の長さを設定すれば良いので、チューブ81の本体部1内での取り回しは容易である。
図6は、上述した各インクカートリッジ11Aないし11Eにおけるチューブ82ないし86の接続例を示している。図6はインクカートリッジ11Aを代表して示しているが、インクカートリッジ11Bないし11Eにおいても同様の接続構造である。
図6においては、第1接続口部131に対してチューブ81の一端部が着脱可能に接続されている。第2接続口部132には、次のチューブ82の一端部が接続されている。インクカートリッジ11Aないし11Eにおけるチューブの終端部閉鎖部140は、使用されていない。このチューブの終端部閉鎖部140は、ダミー端子部とも呼んでいる。
図7は、最終段のインクカートリッジ11Fの接続例を示している。第1接続口部131には、チューブ86の一端部が接続されている。第2接続口部132にはチューブ87の一端部87Aが着脱可能に接続されている。チューブ87の他端部87Bは、チューブの終端部閉鎖部140に対して着脱可能に接続されている。これによって、最終段のチューブ87から圧縮空気が漏れるのを完全に防ぐことができる。
図8と図9は、インクカートリッジ11Aないし11Fの内部構造例を示している。インクカートリッジ11Aないし11Fは、収容体120と、この収容体120内に配置されたインクパック150を有している。インクパック150の中には、インクが収容されている。インクパック150は、たとえばアルミニウムと樹脂を積層して形成した柔軟性のあるパック構造のものである。
収容体120は、カートリッジホルダ2内にガイドして着脱可能に装着できる構造体であり、図7に示すように箱形状のものであり、たとえばプラスチックにより作られている。収容体120と、インクパック150の間には、空間160が形成されている。この空間160は、図3の圧力発生部70の発生する圧縮空気を通すための空間であり、圧縮空気の流れ方向ARに沿って圧縮空気が流れるようになっている。
収容体120内に供給された圧縮空気は、圧縮空気の流れ方向ARに沿って流れることで、インクパック150は、図8と図9に示すように各面から圧縮空気の圧力を受ける。これによって、インクパック150は、図1の液体供給経路部40を通じて記録ヘッド20側にチューブ41を通じてインクパック150内のインクを供給することができる。
次に、上述した本発明の実施形態の使用例について説明する。
図1に示すようにカートリッジホルダ2が本体部1の所定の位置に配置される。圧力発生部70は、本体部1内の別の所定の位置に配置される。この場合に、圧力発生部70とカートリッジホルダ2の間隔に応じて、チューブ81の長さを決める。このチューブ81は、圧力発生部70と第1段目のインクカートリッジ11Aを接続できる長さを有していれば良い。
そして、図3に示すように、チューブ81の一端部が第1段目のインクカートリッジ11Aの第1接続口部131に接続される。インクカートリッジ11Aの第2接続口部132と隣接するインクカートリッジ11Bの第1接続口部131は、次の短いチューブ82により接続される。インクカートリッジ11Bの第2接続口部132と隣接するインクカートリッジ11Cの第1接続口部131は、次の短いチューブ83により接続される。インクカートリッジ11Cの第2接続口部132と隣接するインクカートリッジ11Dの第1接続口部131は、次の短いチューブ84により接続される。インクカートリッジ11Dの第2接続口部132と隣接するインクカートリッジ11Eの第1接続口部131は、次の短いチューブ85により接続される。インクカートリッジ11Eの第2接続口部132と隣接するインクカートリッジ11Fの第1接続口部131は、次の短いチューブ86により接続される。そして最終段のインクカートリッジ11Fの第2接続口部132とチューブの終端部閉鎖部140は、短いチューブ87により接続することができる。
このようにすることで、圧力発生部70が発生する圧縮気体は、チューブ81,82,83,84,85,86を通じてチューブ87により止まる。チューブ81ないし86を通じて供給される圧縮空気は、図9に示す各収容体120内の空間160に順次直列に供給されることになる。このような構造にすることにより、インクカートリッジ11Aないし11Fの数に応じた長い複数のチューブの設定が不要となる。つまり、圧力発生部70と第1段目のインクカートリッジを繋ぐチューブ81だけが長ければ、その後の残りのチューブ82ないし87は、チューブ81に比べてかなり短くすることができる。
図3に示す例では、インクカートリッジ11Aないし11Fが6つ設けられているが、たとえばインクカートリッジが7個以上に増設される場合にあっても、短いチューブ82ないし87のようなチューブを、増やしたインクカートリッジの数の分だけ用意すれば、簡単に各インクカートリッジはチューブにより直列接続することができる。
インクカートリッジの数を増設しても、あるいは逆にインクカートリッジの数を減らした場合であっても、短いチューブを用いて簡単にインクカートリッジの増設あるいは削減を行うことができる。
図1の本体部1内において、カートリッジホルダ2あるいは圧力発生部70のいずれか一方もしくは両方の配置を変更する場合には、最も長いチューブ81の長さだけを変えれば良く、各インクカートリッジを接続する短いチューブ82ないし87の長さは変更することなくそのまま使用することができる。
このことから、カートリッジホルダ2の位置の変更や圧力発生部70の位置の変更のいずれか一方を行う場合であっても、簡単に行うことができる。
図10は、本発明の別の実施形態を示している。
図10の実施形態が、図5の実施形態と異なるのは、第1接続口部131と第2接続口部132およびチューブの終端部閉鎖部140の外周面に対してそれぞれ凹凸部190が形成されていることである。この凹凸部190が外周面に形成されていることにより、チューブを装着した場合に、簡単に外れないようにすることができる。
図11は、本発明のさらに別の実施形態を示している。
図11に示す実施形態では、カートリッジホルダ11Fにはチューブの終端部閉鎖部140は設けられておらず、最終段のチューブ87の下端部87Bは、閉鎖部材200が装着されている。
このようにすることにより、図3に示す各インクカートリッジ11Aないし11Fにおいて、チューブの終端部閉鎖部140を共通して設ける必要が無くなるというメリットがある。
本発明の実施形態では、圧力発生部70から複数の液体容器であるインクカートリッジ11Aないし11Fに対しては、圧力供給路のチューブ81ないし87は順次直列に接続されているので、圧力発生部70から1つ目のインクカートリッジ11Aに対してのみチューブ81の長さが長くなるが、隣接する複数のインクカートリッジ間は、短いチューブで接続することができる。
このために、それぞれ液体を収容している複数の液体容器と、この液体容器に対して圧力を加えるための圧力供給部の間において、最小限の少ない圧力供給路を用いて接続することができ、圧力供給部の取付位置の変更や、液体容器の使用数が変更になっても、圧力供給路の変更を最小限にすることができる。
本発明の実施形態では、液体容器の液体は、液体供給経路部を通じて液体をヘッド側へ供給することができる。これにより、各液体容器とヘッドとを離して配置できる。圧縮空気を用いることにより、水などの流体を用いて圧力を加えるのに比べて構造が簡単化できる。フレキシブルな圧力供給部を用いることで、圧力供給部と複数の液体容器との位置関係が液体噴射装置内で自由に設定することができる。圧縮空気を液体容器の空間に入れるだけで、パックは変形してパックから液体をヘッド側に供給できる。
本発明の実施形態では、圧力供給路の終端部は終端部の閉鎖部により閉鎖することにより圧縮空気が外部に漏れるのを確実に防ぐ。
図1に示すオフキャリッジ形のインクジェット式記録装置では、たとえば6つのインクカートリッジ11Aないし11Fを備えている。しかしこれに限らず、2つないし7つあるいは9つ以上のインクカートリッジを備えるものであっても勿論構わない。また本発明は、オフキャリッジ形のインクジェット式記録装置に限らず、各インクカートリッジがキャリッジに搭載されたオンキャリッジ形のインクジェット式記録装置であっても良い。
本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタなどの画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイなどのカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドなどの液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置などにも適用できる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態であるインクジェット式記録装置を示す図。 記録ヘッドおよびその周辺部を示す図。 複数のインクカートリッジおよび圧力供給部の接続例を示す斜視図。 インクカートリッジの構造例を示す斜視図。 図4の部分Aの拡大図。 インクカートリッジの第1接続口部と第2接続口部に対してチューブが接続される状態を示す斜視図。 最終段のインクカートリッジに対して第1接続口部、第2接続口部およびチューブの終端部閉鎖部に対してチューブが接続された状態を示す図。 インクカートリッジおよびカートリッジホルダを示す断面図。 カートリッジホルダ、インクカートリッジを示す別の断面図。 本発明の別の実施形態を示す斜視図。 本発明のさらに別の実施形態を示す図。 従来例を示す図。
符号の説明
2・・・カートリッジホルダ(保持部の一例)、4・・・圧力供給部、10・・・インクジェット式記録装置(液体噴射装置の一例)、11Aないし11F・・・インクカートリッジ(液体容器の一例)、20・・・記録ヘッド、40・・・液体供給経路部、70・・・圧力発生部、80・・・圧力供給路、81ないし87・・・チューブ

Claims (2)

  1. ヘッドのノズルから液体を噴射する液体噴射装置であって、
    前記ヘッドへ供給するための前記液体を収容する複数の液体容器と、
    前記複数の液体容器に対して圧力を加えることで前記液体容器から前記ヘッド側へ前記液体を供給させる圧力供給部と、
    を備え、
    前記圧力供給部は、
    気体に圧力を加えて圧力気体を発生する圧力発生部と、
    前記圧力発生部で発生した前記圧力気体を、前記液体容器に導く圧力供給路と、を有し、
    前記液体容器は、
    収容体と、前記収容体内に配置されて前記液体を収容するパックと、前記圧力気体が導入される空間と、を有し、
    記収容体は、
    前記圧力気体を前記空間に導入する第1接続口部と、前記圧力気体を前記空間から導出する第2接続口部と、チューブの終端部を閉鎖する閉鎖部と、を有し、
    前記複数の液体容器は、
    一の前記液体容器の前記第2接続口部と、他の前記液体容器の前記第1接続口部とを第1のチューブにより連結することで直列に接続され、
    前記複数の液体容器において、前記圧力気体が導入される最上流の前記液体容器の前記第1接続口部は前記圧力供給路と接続され、最下流の前記液体容器の前記第2接続口部は第2のチューブの始端部と接続され、前記第2のチューブの終端部は前記閉鎖部と接続される、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記第1接続口部と、前記第2接続部口部と、前記閉鎖部とは、円筒状の部材で形成されるとともに、外周面に凹凸部を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置。
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