JP4783066B2 - 注入方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、図4に示すように、注入に必要とされる配合の種類と同数のアジテータ310,310,…を備えた注入ラインに、中央プラントにおいて生成された複数の配合からなるセメントミルクCMをそれぞれ圧送し、注入段階に応じて、アジテータを切り換えることで、所定の配合のグラウトを選択して注入する方法が開示されている。なお、図4の符号322は、選定したアジテータ310と注入材路320との連通の切り替えを行う第一切替手段であり、符号323は、リターンバルブ341を介して所定の返送されるグラウトを所定のアジテータ310へ返送するための注入材路への連通の切り替えを行う第二切替手段である。また、符号340は、注入材路320を流れるグラウトの圧力と流量を検出する圧力流量検出部である。
ここで、図1は、本実施形態の注入装置の概略を示すフロー図である。
注入管理装置40は、送り管20aにより圧送されるグラウトの流量と圧力とを測定する送り側検出部42と、送り管20aのグラウトの流量と圧力とを制御するためのバルブ43と、戻し管20bにより圧送されるグラウトの流量と圧力とを測定する戻し側検出部44と、戻し管20bのグラウトの流量と圧力とを制御するためのバルブ45と、送り側検出部42および戻し側検出部44の測定結果に基づきバルブ43,45の開度を調整する注入管理部41とから構成されている。
本実施形態に係る逆止弁22は、ゴム製部材からなり、先端が平面視十字状にしぼまれた状態で、内部の断面がスリット状に形成されている。そして、注入されるグラウトの圧力により、しぼまれた先端が広げられて、注入孔50内にグラウトが注入される(図1中の符号P参照)。そして、グラウトの圧力が軽減されることや、外部から逆止弁22に圧力が加わることにより、逆止弁22の先端はしぼみ、グラウト材の逆流が防止される。なお、逆止弁22の材質や構成は、限定されるものではなく、グラウト注入時に注入孔50内に注入したグラウトが注入管21の内部に逆流することを抑止することが可能であればよい。
また、本実施形態では、送り部24と戻し部25とを有した注入管21を使用することにより、注入管21の先端において、余分なグラウトを返送する構成としたが、注入材路10にリターンバルブを設けて、グラウトを返送する構成としてもよく、注入材路20および注入管21の構成は限定されるものではない。この場合において、注入管理装置の流量圧力検出手段は、1箇所のみ設置すればよく、注入管理装置40の構成も限定されるものではない。
本実施形態による注入方法は、一次ミキサー10において任意配合の注入材を生成する第一工程と、一次ミキサー10で生成された注入材を二次ミキサー11に投入する第二工程と、二次ミキサー11に投入された注入材を注入孔50に圧送する第三工程とを繰り返すことにより注入孔50へのグラウト注入を完了する。そして、第一工程において生成される注入材の量は、第三工程において圧送される注入材の量に対応しており、10〜50L/minの範囲内であって、かつ、二次ミキサー11から注入孔50間に配設された注入材路20の容積と同程度である。
ここで、第一工程において生成されるグラウト量と、第三工程において注入されるグラウト量とは、略同量に調整されているため、第一工程から第三工程までの一連の作業は、注入孔50への注入が完了するまで、連続して繰り返えされ、また、第一工程によるグラウトの生成と、第三工程によるグラウトの注入は、同時期に行う。
まず、一次ミキサー10にセメントC、水W、混和剤Mと投入して、所定の配合のグラウトを生成する。この時、一次ミキサー10により一回に生成されるグラウトの量は、二次ミキサー11の排出口から注入管21の注入口(逆止弁22)までの注入材路20の容積、つまり、送り管20aおよび送り部24の容積と同等の量である20Lとする。なお、一次ミキサー10において生成されるグラウトの量は限定されるものではなく、適宜状況に応じて設定すればよい。
一次ミキサー10によるグラウトの生成が完了したら、バルブ10cを開放して、グラウトを二次ミキサー11へ投入する。二次ミキサー11では撹拌ポンプ14を利用してグラウトを循環させることで、グラウトが二次ミキサー11内で分離することを防止する。
二次ミキサー11に投入されたグラウトは、注入ポンプ30により送り管20aを介して注入孔50に配設された注入管21へ圧送される。この時、注入ポンプ30により圧送されるグラウトの量は、最大20L/minとする。そして、注入管21の先端の逆止弁22から所定量のグラウトが排出されて注入孔50に注入される。さらに、送り管20aにより圧送されたグラウトのうち、注入孔50に注入されない余分なグラウトは、戻し部25および戻し管20bを通って二次ミキサー11へ返送される。ここで、注入ポンプ30によるグラウトの圧送量は最大20L/minに限定されるものではなく、適宜設定されることはいうまでもない。
つまり、本実施形態の注入装置1では、二次ミキサー11から常時一定量のグラウトが注入ポンプにより圧送されて、所定量のグラウトが注入されるとともに余分のグラウトが二次ミキサー11に返送される構成となっている。そのため、常時、送り管20a、注入管21および戻し管20bの内部においてグラウトが循環されており、これらの配管系(注入材路20)においてグラウトが硬化して閉塞することがない。
つまり、注入孔50へのグラウトの注入量が多い場合には、一次ミキサー10により連続してグラウトを生成し、注入量が少ない場合には、一次ミキサー10によるグラウトの生成の間隔をあけて行う。
つまり、注入管理装置40の送り側検出部42と戻し側検出部44の計測の結果、グラウトの配合を変更する必要が生じた場合には、注入管理部41から送信された信号により、図示しない制御盤が、セメントC、水W、混和剤Mの一次ミキサー10への投入を自動的に制御することにより行う。ここで、グラウトの配合の変更は前記の方法に限定されるものではなく、例えば、注入管理部41から送信された配合の変更の指示が、一次ミキサー10の近傍に配置されたモニター等に表示されることで、作業員が指示に従って配合量の変更を行う構成としてもよい。
例えば、前記実施形態では、グラウト注入に関して本発明の注入装置を使用するものとしたが、リーク処理、湧水処理、穴埋め等にも利用可能であり、施工対象は限定されるものではない。
また、前記実施形態では、注入管が送り部と戻し部とを有しており、注入管の先端においてグラウトが返送可能に構成されていたが、注入管の構成は限定されるものではなく、公知の注入手段から適宜選定して採用すればよい。
10 一次ミキサー
11 二次ミキサー
20 注入材路
21 注入管
30 注入ポンプ
50 注入孔(注入箇所)
Claims (2)
- 一次ミキサーにおいて注入材を生成する第一工程と、
前記一次ミキサーで生成された注入材を二次ミキサーに投入し、当該注入材を撹拌しつつ貯留する第二工程と、
前記二次ミキサーに投入された注入材を注入箇所に圧送する第三工程と、を繰り返す注入方法であって、
前記第一工程において生成される注入材が、前記二次ミキサーから前記注入箇所間に配設された注入材路の容積と同程度の量であり、かつ、前記第三工程による前記注入材の注入箇所への注入が行われている間に生成されることを特徴とする、注入方法。 - 前記注入材路の容積が、10リットル乃至50リットルであることを特徴とする、請求項1に記載の注入方法。
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