JP4782182B2 - 遊技機及びその外部機器 - Google Patents

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Description

本発明は、新たな遊技特典を付与した遊技機、及び、そのような遊技機用の外部機器に関し、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機などに適用されるものである。
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動口と、複数個の図柄を所定時間変動させた後に停止させる図柄表示部と、開閉板を開閉駆動する大入賞口などを備えて構成されている。そして、図柄始動口に設けられた検出スイッチが遊技球の通過を検出すると、図柄表示部の表示図柄が所定時間変動し、その後、特別図柄が整列して停止すると、大入賞口が開放されて遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしている。
具体的には、大入賞口に遊技球が導入される毎に、15個程度の賞球が得られるので、この動作が繰り返されることで、遊技者は多数の賞球を獲得できることになる。そして、獲得した賞球は景品に交換できるので、遊技者は大きな勝利感を得ることができ、そのため身近な大衆娯楽機械として広く親しまれている。
しかしながら、従来の遊技機では、遊技者の利益状態としては専ら遊技球の払出に係わるものに限定されており、それ以外の特典を付与するような着想は存在しなかった。また、遊技者と遊技機メーカとは必ずしも直結されておらず、そのため新規の遊技機が遊技者の希望を十分反映していない可能性もあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、遊技動作に新たな特典を付与すると共に、遊技者と遊技機メーカをより近づけることも可能な遊技機及び遊技機用の外部機器を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、遊技者に有利な大当り状態を発生させるか否かの第1抽選処理と、大当り状態とは別の特典を遊技者に付与するか否かの第2抽選処理と、を行う遊技機であって、無線通信機能を備えた外部機器とのデータ伝送を実現するインターフェイス部と、前記インターフェイス部が前記外部機器からデータを受信すると起動される受信割込み処理と、を設け、第2抽選処理に当選すると、その旨を遊技者に報知すると共に、前記インターフェイス部を受信割込み可能に設定する第一手段と、受信割込み可能に設定された前記インターフェイス部が、遊技機に必要情報の送信を要求する前記外部機器からの送信要求データを正当に受信すると、前記インターフェイス部から前記外部機器に対して、要求された必要情報を送信した後、前記インターフェイス部を割込み禁止状態に設定する第二手段と、を有することを特徴とする。
ここで、外部機器としては、PDA(Personal Digital Assistants)やノートパソコンのような携帯可能なコンピュータ機器が好適であるが、これに限定される必要はなく、市販の携帯電話機やPHS(Personal Handy-phone System)などの移動体通信機器でも良い。更にまた、外部機器としては、遊技機と市販の移動体機器との間に位置してインターフェイス動作を実現するものも含まれる。
以上説明したように、本発明によれば、遊技動作に新たな特典を付与すると共に、遊技者と遊技機メーカをより近づけることも可能な遊技機及びその外部機器を実現することができる。
以下、本発明の遊技機を実施例に基づいて更に詳細に説明する。図1は、実施例に係るパチンコ機の全体構成を図示したブロック図である。
図示のパチンコ機は、遊技動作を中心的に制御する主制御基板1と、表示装置8の動作を制御する図柄制御基板2と、音声的な遊技演出を実現する音声制御基板3と、ランプ類を点滅動作させるランプ制御基板4と、遊技球を払出す払出制御基板5と、払出制御基板5に制御されて遊技球を発射する発射制御基板7と、AC24Vを受けて装置各部に直流電圧を供給する電源基板6とを中心に構成されている。
主制御基板1、図柄制御基板2、音声制御基板3、ランプ制御基板4、払出制御基板5は、それぞれワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路で構成されており、サブ制御基板2〜5は、主制御基板1からの制御コマンドに基づいて個別的な制御動作を実現している。また、主制御基板1にはシリアル通信ポート(RS232C用ポート)9が設けられており、PDA(Personal Digital Assistants)などに接続可能に構成されている。
PDAとは、個人向けの情報機器であって、音声や画像を含めたマルチメディア機能と通信機能とを備えているものを言う。具体的には特に限定されないが、実施例では図2に示すザウルス(SHARP製)を使用している。このPDAは、RS232CポートとUSBポートを備えると共に、ワイアレス通信機能、ワープロ機能、WWWブラウザを具備している。また、スライド扉SLを開放すると(図2(b)参照)、キーボードによるデータ入力も可能であり、遊技者の個人情報を入力することもできる。また、Windows(登録商標)パソコンで開発したソフトウェアが実行可能である。
そこで、この実施例では、各遊技機から出力される固有の一連番号(機器ID)を受信できる通信プログラムをPDAに搭載すると共に、PDAのRS232Cポートと主制御基板1のシリアル通信ポート9(直接的には通信用コネクタ)に接続可能に構成している。なお、遊技機のシリアル通信ポート9(通信用コネクタ)は、通常時はシャッターで閉じられており、必要時以外には使用不能に構成されている。また、遊技機の左下部にはキャンセルボタンCANCELが設けられており(図3、図7参照)、遊技者の好みに合わせて、遊技機の通信機能(通信用コネクタ)を活用しない選択もできるようになっている。
図3は、上記の動作を実現する主制御基板1の回路構成を示すブロック図である。図示の通り、主制御基板1は、ワンチップマイコンからなるCPU回路1aと、CPU動作クロックCLKの整数倍の周波数であるクロック信号Φ0を発生するシステムクロック発生部1bと、CPUからのアドレス信号に基づき各部のチップセレクト信号を生成するデコード回路1cと、CPUからのデータを出力するための出力ポート回路1dと、外部データをCPUが取り込むための入力ポート回路1eと、各サブ制御基板2〜5に制御コマンドを出力する出力駆動回路1fと、遊技盤各部のスイッチ類のON/OFF状態を入力するスイッチ入力回路1gと、シリアル通信ポート9を構成するUART(Universal AsynchronousReceiver Transmitter)1hとを中心に構成されている。なお、CPU回路1aには、Z80CPU(Zilog社)相当品のCPUコアが内蔵されている。
図4は、図1の構成からなるパチンコ機の動作のうち、本発明に関係する部分だけを抽出したフローチャートである。遊技動作中は、図柄始動口への遊技球の入賞を条件として大当り抽選処理が行われているが、特別な条件で当選した場合には、液晶ディスプレイ8に「おめでとう御座います。特別抽選に当選しました。後で、係員を呼んでもらうと良いことがあるよ!!」などと表示させる(ST1)。
なお、この報知タイミングは特に限定されないが、7−7−7などの大当り図柄が揃った場合に限らず、大当りの予告音や特別キャラクタの表示に同期させても良い。また特殊なリーチアクション(プレミアムリーチ)になどに合わせて出現させても良い。なお、結果として大当り図柄が揃わない場合も含まれる。
何れにしても、この特殊な当選状態は、通信回線を通してホールコンピュータに連絡されると共に、遊技機の上部に配置された報知ランプも点灯されるので、遊技ホールの係員もこの事態を把握できることになる。なお、係員は、常に数台のPDAを携帯しており、遊技者の求めに応じて何時でもPDAを貸与することができる。
ステップST1の段階では、シリアル通信ポート9の通信用コネクタはシャッターによって閉鎖されているが、この通信コネクタが閉鎖状態のままで、大入賞口が複数回開放される大当りゲームが開始され、遊技者は数多くの賞球を獲得できることになる(ST2)。その後、大当りゲームが終了すると(ST3)、遊技動作としては一区切りがつくので、この段階で、シャッターを開放して通信用コネクタを使用可能にすると共に、液晶ディスプレイ8には、例えば「係員から渡された機器に必要事項を入力すると景品を送付します(不要なら左下のキャンセルボタンを押して下さい)!」のように表示させる(ST4)。この段階では、係員がPDAを持って待機しているか、あるいは、すでに遊技者にはPDAが渡されている。
そこで、遊技者は、PDAを使用するか否かの判断をして、景品を希望する場合には、遊技機の通信用コネクタに、PDAから導出されている通信ケーブルのコネクタを差し込むことになる。そこで、遊技機の制御プログラムとしては、シリアル通信ポート9であるUARTを受信割込み可能に設定すると共に、キャンセルボタンCANCELが押されるのを繰返し待つことになる(ST5)。したがって、遊技者がキャンセルボタンCANCELを押さない限り、ステップST5の処理を無限ループ状に繰り返すが、その無限ループ処理の間に受信割込みが生じると、図4(b)に記載した割込み処理が開始される。
PDAは、最初、遊技機に対して「送信要求データREQ」を複数回送信している(図5のST20参照)。そして、この「送信要求データREQ」を遊技機が受信すると図4(b)の処理が開始され、レジスタの退避処理の後(ST10)、受信データの正当性のチェックが行われる(ST11)。これは雑音などによる受信割込みを考慮したためであり、万一、「送信要求データREQ」以外のデータを受信した場合には、レジスタを復帰させて(ST17)、割込み許可状態に戻した後(ST18)、メインルーチンのステップST5の処理に戻る(ST19)。
但し、通常は、受信データは、「送信要求データREQ」であるから、その場合には当該遊技機に固有のシリアル番号(機器ID)をPDAに向けて送信する(ST12)。また、特別な当選状態に複数の種類(ランク)を設けているような場合には、その当選状態を特定するデータを送信する(ST12)。また、必要なデータの送信が終われば、最後にENDデータを送信する。なお、各データは適宜な間隔を空けて送信される。
以上の処理が終われば、退避しておいたレジスタを復帰すると共に(ST13)、POP命令によってスタックポインタSPの値を調整した後(ST14)、UARTを受信割込み不能に設定してメインルーチンのA番地にジャンプさせる(ST16)。A番地以降には、再開後の遊技制御動作を実現するプログラムが記載されているので、正常に遊技動作が再開されることになる。
なお、PDAの使用が終わり、通信コネクタからケーブルを抜くと、シャッターが閉じてシリアル通信ポート9が使用できなくなる。また、ステップST15においてUARTを受信割込み不能に設定するのは、PDA側からは「送信要求データREQ」が複数回送信されてくるので、一度これを正常に受信した後は、「送信要求データREQ」の送信を無視するためである。
このように、データ送受信のために必要な遊技機側のプログラムの追加は極めて単純であるから、機器構成の追加を加味しても製造コストが特別に高騰することはない。いずれにしても、上記した図4の動作は遊技機が自動的に行うので、遊技者は、この段階では係員から渡されたPDAの画面を見ているはずである。以下、この点を踏まえてPDA側の動作を説明する。なお、PDAは、図5(a)に示すメインルーチンと、図5(b)に示す受信割込みルーチンとで構成されており、遊技機から8bitデータを受信する毎に受信割込みが生じるように設定されている。
図5(a)に示すように、PDAは、遊技機に対して複数回「送信要求データREQ」を送信した後(ST20)、送受信フラグFGを0に設定する(ST21)。そして、その後は、送受信フラグFGが1に変わるのを無限ループ状に監視する(ST22)。この送受信フラグFGは、PDAの受信割込み処理において、必要なデータの受信が終わればFG=1に設定されるようになっている。
そこで、送受信フラグFGがFG=1の場合には、PDAの表示装置とキーボードとを使用して個人情報を入力してもらう(ST23)。これは、景品を郵送するために必要なデータであるが、必要に応じてアンケートなどに答えてもらうようにしても良い。何れにしても、必要な情報が正しく入力されたら、そのことの確認の後(ST24)、PDAの通信機能を用いて、個人情報や年月日やその他の情報を、機器IDと共にサーバ機器に向けて送信して処理を終える(ST25)。なお、機器IDは遊技機から送信されたものであり(図4のST12)、PDAの受信割込み処理によって取得されている。
図5(b)は、この受信割込み処理を示すフローチャートである。遊技機から8bitデータを受信する毎に、図5(b)に記載の受信割込み処理が開始されるので、最初、レジスタの値を退避する(ST30)。その後、受信データをポインタの示す番地に格納し、ポインタの値を+1して更新する(ST31)。続いて、受信したデータがENDデータであるか否かを判定し(ST32)、ENDデータでなければレジスタを復帰させ(ST34)、禁止状態である割込み状態(disenable interrupt)を許可状態(enable interrupt)に戻してメインルーチンに戻る(ST35)。
ステップST32において、受信データがENDデータであるか否かを判定するのは、遊技機から送信されてくるデータが複数バイトにわたるためである。そして、全てのデータを送信後、遊技機はENDデータを送信するので、このENDデータを受信したPDAは、受信フラグFGの値を1に設定して(ST33)処理を終える(ST34,ST35)。
図5(a)に関して説明したように、遊技機からPDAに各遊技機に固有の機器IDが送信され、この機器IDは他の個人情報と共にPDAからサーバ機器に送信される。図6は、PDAとサーバ機器SVとの関係を図示したものである。PDAから送信されたデータは、無線基地局から移動体通信網に入り、インターネット回線を通してサーバ機器SVに伝送される。そして伝送されたデータは、WEBデータベースDBに格納される。
各遊技機の機器IDは、対応する遊技機の設置場所(設置ホール)と共にWEBデータベースDBに格納されており、機器IDを知るだけで、どの遊技機から個人情報が発信されたかを把握できるようになっている。また、サーバ機器SVは、送信されてきた情報に基づいて付与すべき特典を把握して、郵送物の手配など必要な処理を行うことになる。また、アンケート結果などが送信された場合には、そのデータの解析や集計も行っている。更にまた、これらの集計とは別に、個人情報別に、遊技ホールや遊技機の使用状況の把握できるので、新機種の案内状の送付などのサービスに役立てることもできる。
続いて、上記の新規なサービスに好適なパチンコ機について説明する。図7は、本実施例のパチンコ機21を示す斜視図であり、図8は、同パチンコ機21の側面図である。なお、パチンコ機21は、カード式球貸し機22に電気的に接続された状態で、パチンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されている。
図示のパチンコ機21は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠23と、外枠23に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前枠24とで構成されている。この前枠24には、遊技盤25が裏側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉26と前面板27とが夫々開閉自在に枢着されている。
そして、ガラス扉26の左下部にはシリアル通信ポート9の通信コネクタがシャッターに保護されて設けられている。すなわち、開閉シャッターは、必要時にのみ開放されて、シリアル通信ポート9用のコネクタの使用を許可している。また、このシャッター部の上部にはキャンセルボタンCANCELが配置されており、景品の郵送を望まない遊技者は、遊技動作を中断させることなく持続できるようなっている。
前面板27には発射用の遊技球を貯留する上皿28が装着され、前枠24の下部には、上皿28から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿29と、発射ハンドル30とが設けられている。発射ハンドル30は発射モータと連動しており、発射ハンドルの回動角度に応じて動作する打撃槌31(図10参照)によって遊技球が発射される。
上皿28の右部には、カード式球貸し機22に対する球貸し操作用の操作パネル32が設けられ、この操作パネル32には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部32aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ32bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ32cとが設けられている。ガラス扉26の上部には、大当り状態を示す大当りLEDランプP1が配置されている。また、この大当りLEDランプP1に近接して、補給切れ状態や下皿の満杯状態を示す異常報知LEDランプP2,P3が設けられている。
図9に示すように、遊技盤25には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール33が環状に設けられ、その内側の遊技領域25aの略中央には、表示装置8(好適には液晶カラーディスプレイであるが、CRTディスプレイ、ドットマトリクス、7セグメントLEDなどでも可)が配置されている。また、遊技領域25aの適所には、図柄始動口35、大入賞口36、複数個の普通入賞口37(大入賞口36の左右に4つ)、2つの通過口であるゲート38が配設されている。これらの入賞口35〜38は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
表示装置8は、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この表示装置8は、中央部に特別図柄表示部Da〜Dcと右上部に普通図柄表示部39を有している。普通図柄表示部39は普通図柄を表示するものであり、ゲート38を通過した遊技球が検出されると、表示される普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート38の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。
図柄始動口35は、左右1対の開閉爪35aを備えた電動式チューリップで開閉されるよう例えば構成され、普通図柄表示部39の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪35aが所定時間だけ開放されるようになっている。図柄始動口35に遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da〜Dcの表示図柄が所定時間だけ変動し、図柄始動口35への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄で停止する。
大入賞口36は、例えば前方に開放可能な開閉板36aで開閉制御されるが、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板36aが開放されるようになっている。大入賞口36の内部に特定領域36bがあり、この特定領域36bを入賞球が通過すると、遊技者に有利な特別遊技が継続される。
大入賞口36の開閉板36aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板36aが閉じる。このとき、遊技球が特定領域36bを通過していない場合には特別遊技が終了するが、特定領域36bを通過していれば、最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。さらに、変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特別状態発生図柄であった場合には、特別状態を発生させる。
特別状態の例としては、次のいずれかが好適である。すなわち、(1)非特別状態の場合に比べて、特別図柄表示部の図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄となる確率を高くする特別図柄高確率状態や、(2)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように大入賞口の開放時間を長くする大入賞口開放時間延長状態や、(3)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように大入賞口の開放回数を増加する大入賞口開放回数増加状態や、(4)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように大入賞口の開口量を増大する大入賞口開口量増大状態や、(5)非特別状態の場合に比べて、普通図柄表示部の図柄変動後の停止図柄が当り図柄となる確率を高くする普通図柄高確率状態や、(6)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように電動チューリップの開放時間を長くする電動チューリップ開放時間延長状態や、(7)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように電動チューリップの開放回数を増加する電動チューリップ開放回数増加状態や、(8)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように電動チューリップの開口量を増大する電動チューリップ開口量増大状態や、(9)非特別状態の場合に比べて、特別図柄の変動時間を短縮する特別図柄変動短縮状態や、(10)非特別状態の場合に比べて、特別図柄の有効停止ラインを増加する有効停止ライン増加状態や、(11)非特別状態の場合に比べて、普通図柄の変動時間を短縮する普通図柄変動短縮状態などが考えられる。
なお、これらのうちのいずれか複数を組合せても良く、また、発生した特別状態は、所定条件の成立で終了させるのが好ましい。ここで所定条件とは、所定回の特別図柄表示部の図柄変動、所定回の普通図柄表示部の図柄変動、所定時間の経過、普通図柄表示部の図柄変動後に所定図柄を停止表示した場合、特別図柄表示部の図柄変動後に所定図柄を停止表示した場合、所定の入賞口に遊技球が入賞した場合、所定のゲートを遊技球が通過した場合などが典型的である。
図10に示すように、前枠24の裏側には、遊技盤25を裏側から押さえる裏機構板40が着脱自在に装着されている。この裏機構板40には開口部40aが形成され、その上側に賞球タンク41と、これから延びるタンクレール42とが設けられている。裏機構板40の側部には、タンクレール42に接続された払出装置43が設けられ、裏機構板40の下側には払出装置43に接続された通路ユニット44が設けられている。払出装置43から払出された遊技球は、通路ユニット44を経由して上皿排出口28a(図7)から上皿28に払出されることになる。
裏機構板40の開口部40aには、遊技盤25の裏側に装着された裏カバー45と、入賞口35〜37に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図示)とが嵌合されている。この裏カバー45に装着されたケースCA1の内部に主制御基板1が配設され、その前側に図柄制御基板2が配設されている(図23参照)。主制御基板1の下側で、裏カバー45に装着されたケースCA2の内部にランプ制御基板4が設けられ、隣接するケースCA3の内部に音声制御基板3が設けられている。
これらケースCA2,CA3の下側で、裏機構板40に装着されたケースCA4の内部には、電源基板6と払出制御基板5が設けられている。この電源基板6には、電源スイッチ53と初期化スイッチ54とが配置されている。これら両スイッチ53,54に対応する部位は切欠かれ、両スイッチを指で同時に操作可能になっている。発射ハンドル30の後側に装着されたケースCA5の内部には、発射制御基板7が設けられている。そして、これらの回路基板1〜7は夫々独立して構成され、電源基板6と発射制御基板7を除く制御基板2〜6には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路が搭載されている。
以上、本発明の実施例について説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではなく、適宜に変更可能である。例えば、第1実施例ではPDAを使用したが(図11(a)参照)、何らこれに限定されるものではなく、携帯電話機やPHSを装着可能なコネクタを遊技機に設けると共に、遊技者の所有する移動体通信機器(以下、移動体電話機と総称する)とのデータ送受を実現するインターフェイス回路を遊技機に内蔵させるのも好適である(図11(b)参照)。
この場合、接続コネクタと接続ケーブルを、移動体電話機のメーカ毎に設けておく必要があるが、移動体電話機には、一般に「上りシリアル信号」「下りシリアル信号」「制御信号」などの信号端子が開放されているので、これを活用すれば第1実施例で説明したような動作を実現することができる。
具体的には、制御信号線を通して、特定の制御コマンドを遊技機から移動体電話機に送信することで、各ユーザの移動体電話機を「発信者番号を相手側に通知する番号通知モード」に設定することができるので、その後、図6のサーバ機器に該当する相手側に向けて自動発信させれば良い。この場合、発信者番号と共に機器IDを送信すれば、これを受けた受信側では、遊技者の電話番号と共に、遊技中の遊技機(機種及び設置ホール)を知ることができる。
したがって、メーカ側(サーバ機器に対応する機器)では、これらの情報を記憶すると共に、遊技者の移動体電話機に必要なメッセージを返送すれば良い。必要なメッセージとは、例えば、「おめでとうございます。賞品を贈らせて頂きますので、あなたの氏名、住所を記入して当社に返送してください」というようなメッセージである。なお、移動体電話機のメール機能を活用すれば、記入欄を設けたメッセージを送ることができ、それを返送してもらうだけで必要な情報を得ることができる。
なお、各メーカ毎のインターフェイス回路を各遊技機に内蔵させるのは製造コストの高騰を招くので、図1の実施例と同様に、遊技ホールにメーカ毎のインターフェイス装置を用意しておき、必要時に貸与するのも好適である(図11(c)参照)。この第3実施例の場合には、第2実施例の場合のように、メーカ毎の回路やコネクタを設ける必要がなく、遊技機の製造コストを抑えることができる。
実施例に係るパチンコ機の全体構成を示すブロック図である。 PDAの一例を図示したものである。 主制御基板の構成を示すブロック図である。 遊技機の動作を説明するフローチャートである。 PDAの動作を説明するフローチャートである。 本システムを説明するブロック図である。 実施例に係るパチンコ機の斜視図である。 図7のパチンコ機の側面図である。 図7のパチンコ機の正面図である。 図7のパチンコ機の背面図である。 実施例1〜3を概略的に図示したものである。
符号の説明
PDA 外部機器(PDA)
21 遊技機(パチンコ機)

Claims (4)

  1. 遊技者に有利な大当り状態を発生させるか否かの第1抽選処理と、大当り状態とは別の特典を遊技者に付与するか否かの第2抽選処理と、を行う遊技機であって、
    無線通信機能を備えた外部機器とのデータ伝送を実現するインターフェイス部と、前記インターフェイス部が前記外部機器からデータを受信すると起動される受信割込み処理と、を設け、
    第2抽選処理に当選すると、その旨を遊技者に報知すると共に、前記インターフェイス部を受信割込み可能に設定する第一手段と、
    受信割込み可能に設定された前記インターフェイス部が、遊技機に必要情報の送信を要求する前記外部機器からの送信要求データを正当に受信すると、前記インターフェイス部から前記外部機器に対して、要求された必要情報を送信した後、前記インターフェイス部を割込み禁止状態に設定する第二手段と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記必要情報は、前記外部機器を経由してサーバ機器に送信されるよう構成されている請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記必要情報には、当該遊技機の機器IDが含まれている請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記外部機器は、メイン処理と受信割込み処理とを有して構成され、
    前記メイン処理は、
    前記送信要求データを送信した後、前記割込み処理が遊技機から所定データを受信し終わるのを待機し、
    前記所定データの受信が完了すると、遊技者による入力操作を受け付け、受け付けたデータを前記サーバ機器に送信するよう構成されている請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
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