JP4780566B2 - アルキル芳香族化合物の効率的酸化のための方法および装置 - Google Patents

アルキル芳香族化合物の効率的酸化のための方法および装置 Download PDF

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Description

関連出願
本願は、2003年6月13日出願の米国仮出願第10/461,944号の優先権を主張する。
本文において引用される出願および特許の各々に加えて、それらの出願および特許の各々において引用される各々の文献または参考文献(各々の発効特許の手続きの間を含む;「出願引用文献」)、並びにこれらの出願および特許に対応し、および/またはそれらの優先権を主張するPCTおよび外国出願または特許の各々、並びに出願引用文献の各々において引用または参照される文献の各々は、参照によりここに明確に組み込まれ、本発明の実施において用いることができる。より一般的には、文献または参考文献が本文中、請求の範囲の前の参考文献リスト、または本文それ自体のいずれかにおいて引用され;これらの文献または参考文献の各々(「ここで引用される参考文献」)に加えて、これらのここで引用される参考文献の各々において引用される各々の文献または参考文献(あらゆる製造者の仕様書、指示等を含む)は参照によりここに明確に組み込まれる。
本発明は、芳香族アルキル化合物の芳香族カルボン酸への連続液相酸化に関する。特には、本発明は、反応混合物を攪拌された酸化容器に特定の位置で供給し、それにより酸化反応の効率を高めることに関する。
本文において引用される文献、および本文において引用される文献において引用または参照されるすべての文献は参照によりここに組み込まれる。参照により本文に組み込まれる文献またはその中の教示は本発明の実施において用いることができる。参照により本文に組み込まれる文献は従来技術と認められるものではない。さらに、参照により本文に組み込まれる文献に関する著者または発明者は、特に参照により本文に組み込まれる文献の著者または発明者の1人以上が本発明の実体において指名されている発明者(1人以上)であるとき、本発明の実体に関して「別の者(another)」または「他の者(other)」とみなされるものではなく、逆もまた同様である。
芳香族アルキルの芳香族カルボン酸への液相酸化は非常に発熱性の化学反応である。反応混合物を含み、反応の熱を分散させるのに揮発性水性酸性溶媒が典型的に用いられる。芳香族アルキルの酸化は、一般には、イオン性触媒、例えば、コバルト、マンガン、および臭素の混合物を用いて行われる。好ましいイオン性触媒は酢酸コバルト、酢酸マンガン、臭化水素酸、臭化コバルトおよびマンガン、または反応媒体中でこれらの元素のイオン形体を利用可能にするあらゆる他の形体である。
好ましい酸化溶媒は、包括的に、二ないし六個の炭素原子を有する低分子量脂肪族モノカルボン酸、またはそれらの水との混合液である。そのような溶媒の一例は酢酸、または酢酸および水の混合液である。幾つかの米国特許、例えば、米国特許第4,357,475号、第4,892,970号、および第5,760,288号は他の溶媒を用いる方法に関する。145℃ないし235℃の反応温度が典型的であり、反応圧力は反応混合物が液相条件下に保持されるようなものである。促進剤、例えば、二ないし六個の炭素原子を有する低分子量ケトンまたは1ないし6個の炭素原子を有する低分子量アルデヒドを用いることもできる。当該技術分野において公知の臭素促進剤化合物、例えば、臭化水素、分子臭素、臭化ナトリウム等を用いることもできる。分子酸素の源をp−キシレンからテレフタル酸への変換に用いることもできる。その分子酸素含有率は、米国特許第5,371,283号、第6,175,038B1号、第6,180,822B1号、および第6,194,607B1号に示されるように、10%分子酸素のものから酸素ガスまで変化し得る。
空気は分子酸素の好ましい源である。しかしながら、爆発性混合物の形成を回避するため、反応器に供給される酸素含有気体は0.5ないし8容量パーセントの酸素(溶媒非含有ベースで測定)を含む排出気相混合物を提供しなければならない。例えば、メチル基当たり1.5ないし2.8モルの量で酸素を提供するのに十分な酸素含有気体の供給速度は、米国特許第2,962,361号および第3,155,718号において注記されるように、オーバーヘッド気相混合物中に、溶媒非含有ベースでの測定で、そのような0.5ないし8容量パーセントの酸素を提供する。
米国特許第3,839,435号(「‘435特許」)は、反応混合物の供給方法および酸化反応器への反応混合物の配送位置に関する。四レベルのRushton型攪拌機を含む反応器が示され、反応体は別々の供給パイプを介して羽根に近接する帯域に供給される。‘435特許において説明されるように、p−キシレンがパイプ3a、3bおよび3cを介して第一、第二および第三レベルの羽根の上端近傍の帯域に供給される;溶媒および触媒の混合物はパイプ4を介して反応器の上半分の一点に供給され、濃縮された溶媒の再循環流がパイプ10を介して反応器の下半分の一点に供給される。酸素含有気体はパイプ5を介して最低レベルの羽根の下部の反応器底部に導入され、その結果、気泡が液相反応体を通して上昇する。‘435特許は、生成されるテレフタル酸の質がp−キシレンを反応体に供給する方法によって影響を受けることを注記する;したがって、‘435特許は、反応器の内部に垂直方向に位置し、および分布する、少なくとも三つの導入口を介してp−キシレンを供給し、攪拌機の羽根の末端に可能な限り近い導入口を介してp−キシレンを供給することが望ましいことを提示する。しかしながら、‘435特許はただ一種類の反応体のために少なくとも三本の供給パイプを必要とし、これは複雑な構成を生じる。
米国特許第4,062,654号は、分子酸素含有気体を用いる液相酸化によって芳香族カルボン酸を生成するための反応容器であって、多孔性の栓または穿孔処理された環によって溶媒を噴霧して反応器内壁への芳香族カルボン酸の付着を防止する反応容器に関する。材料は一段羽根上部に位置する不特定の点で反応器に供給される。この特許には変換効率を改善するための特定の供給位置に関する教示はない。
米国特許第4,159,307号は、液相においてベンゼン誘導体を分子酸素で酸化することによって芳香族ジカルボン酸を生成するための装置であって、出発物質液体の圧力を1Kg/mを超えて低下させる多孔性物質を通過させることによって出発物質を液相中に均一分散状態で供給する装置に関する。この特許には変換効率を改善するための特定の供給位置に関する教示はない。
米国特許第4,243,636号は、櫛状の攪拌羽根の形体にある歯状攪拌要素を含む酸化反応器に関する。反応混合物はパイプを介して反応器の底部に位置する点に供給され、生成物は反応器の上部に位置するパイプを介して引き出される。この特許には変換効率を改善するための特定の供給位置に関する教示はないが、攪拌羽根の形状に注意が向けられている。
米国特許第4,357,475号
したがって、酸化反応器において芳香族アルキルをカルボン酸に変換するための方法および装置であって、反応器が簡潔で低コストのデザインを有する方法および装置を提供することが望まれる。上記文献で本発明の特徴および利点の組み合わせを開示するものはない。
本発明の目的および要約
したがって、本発明の目的は、液相内に分散された気相中の反応体間の攪拌による化学反応の効率を高めるための改善された方法および装置を提供することであり得る。
本発明の別の目的は、分子酸素でのアルキル芳香族化合物の効率的な液相酸化のための触媒性液相媒体を有するタイプの改善された攪拌反応器デザインを提供することであり得る。
本発明のさらなる目的は、カルボン酸、例えば、テレフタル酸を生成するための改善された方法を提供することであり得る。
本発明のさらなる目的は以下で指摘されるか、または本文から当該技術分野における熟練者に明白であろう。より具体的には、本発明の様々な他の目的、利点および特徴は次の詳細な説明から容易に明らかとなり、新規特徴は添付の請求の範囲において特に指摘されるであろう。しかしながら、本発明の目的は本発明の制限とみなされるものではない。
本発明によると、化学反応を実施するための方法であって、液体を反応器内に分配し、該反応器は内壁および外壁を有する中空容器並びに該中空容器内に位置する攪拌要素を含み、該攪拌要素は頂端および底端を有する回転可能な軸を含み、該回転可能な軸は最上位の羽根の組を実質的に頂端に、および最下位の羽根の組を実質的に底端に受容するのに適合し、該最上位および最下位の両者の羽根の組は上端および下端を有する複数の羽根を含み、それにより該最上位の羽根の組は実質的に液体中に浸漬し;並びに該最上位の羽根の組に近接して位置する帯域内の供給点で反応体を液体に供給することを含み、該帯域は、該軸に対して垂直であって最上位の羽根の組の高さのほぼ半分を通過する線によって定義される上限および該軸に対して垂直であって該最上位羽根の下端の下、該最上位羽根の該下端から下方への測定で、最上位の羽根の組の下端から最下位の羽根の組までの距離のほぼ1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され、並びに該最上位の羽根の組の末端から該反応器の内壁に向けての測定で容器直径の約0.1倍に位置する外円線および該軸から該最上位の羽根の組の羽根外端に向けての測定で該最上位の羽根の組の半径の約2/3に位置する内円線により半径方向に定義される方法が提供される。
さらに、本発明によると、気体を液体中に分配することにより化学反応を実施するための方法であって;内壁および外壁を有する中空容器並びに該中空容器内に位置する攪拌要素を含み、該攪拌要素は頂端および底端を有する回転可能な軸を含み、該回転可能な軸は最上位の羽根の組を実質的に頂端に、および最下位の羽根の組を実質的に底端に受容するのに適合し、該最上位および最下位の両者の羽根の組は上端および下端を有する複数の羽根を含む反応器を用いる工程;液体を該反応器内に、該攪拌要素の該最上位の羽根の組が該液体に実質的に浸漬するような反応器内のレベルまで分配する工程;並びに帯域内の該最上位の羽根の組の下に位置する供給点で該液体中に反応体を供給する工程を含み、該帯域は;最上位の羽根の組の下端および最上位の羽根の組の下端から該最下位の羽根の組までの距離のほぼ1/3によって描かれる円弧により垂直に定義され、並びに該最上位の羽根の組の末端から該反応器の内壁に向けての測定で容器直径の約0.1倍と該最上位の羽根の組の羽根端部から該軸に向けての測定で該最上位の羽根の組の直径の約1/3との間の領域により半径方向に定義される方法が提供される。
加えて、本発明によると、アルキル芳香族化合物を芳香族カルボン酸に酸化するための装置であって:内壁および外壁を有する中空容器;該中空容器内に位置し、頂端および底端を有する回転可能な軸を含み、該回転可能な軸は最上位の羽根の組を実質的に頂端に、および最下位の羽根の組を実質的に底端に受容するのに適合し、該最上位および最下位の両者の羽根の組は上端および下端を有する複数の羽根を含む攪拌要素;該反応器内の供給帯域に反応混合物を供給するための手段であって:該帯域は、該軸に対して垂直であって最上位の羽根の組の高さのほぼ半分を通過する線によって定義される上限および該軸に対して垂直であって該最上位羽根の下端の下、該最上位羽根の該下端から下方への測定で、最上位の羽根の組の下端から該最下位の羽根の組までの距離のほぼ1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され;並びに該最上位の羽根の組の末端から該反応器の内壁に向けての測定で容器直径の約0.1倍に位置する外円線および該軸から該最上位の羽根の組の羽根外端に向けての測定で該最上位の羽根の組の半径の約2/3に位置する内円線により半径方向に定義される手段;実質的に最下位の羽根の組の近傍に位置する供給点で酸化剤を供給するための手段;並びに該最下位の羽根の組の下の点で該反応器から固体生成物を引き出すための手段を含む装置が提供される。反応混合物を供給するための手段は攪拌要素とは実質的に接触しない。
さらに、本発明によると、液体に反応体を供給することによって化学反応を実施するための方法であって:内壁および外壁を有する中空容器並びに該中空容器内の攪拌要素を含み、該攪拌要素は頂端および底端を有する回転可能な軸を含み、該回転可能な軸は最上位の羽根の組を実質的に頂端に、および最下位の羽根の組を実質的に底端に受容するのに適合し、並びに第三の羽根の組が該最上位および該最下位の羽根の組の間に実質的に等距離に位置し、該最上位、最下位および第三の羽根の組は上端および下端を有する複数の羽根を含む反応器を用いる工程;液体を該反応器内に、該攪拌要素の該最上位の羽根の組が該液体に実質的に浸漬するような反応器内のレベルまで設定する工程;並びに該最上位の羽根の組の直下に位置する帯域内の供給点で該液体中に反応体を供給する工程を含み、該帯域は:該軸に対して垂直であって第三の羽根の組の高さのほぼ半分を通過する線によって定義される上限および該軸に対して垂直であって該第三の羽根の組の下端の下、該第三の羽根の組の下端から下方への測定で、第三の羽根の組の下端から該最下位の羽根の組までの距離のほぼ1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され;並びに該第三の羽根の組の末端から該反応器の内壁に向けての測定で容器直径の約0.1倍に位置する外円線、および該軸から該第三の羽根の組の羽根外端に向けての測定で該内部の羽根の組の半径の約2/3に位置する内円線により半径方向に定義される方法が提供される。
加えてさらに、本発明によると、アルキル芳香族化合物を芳香族カルボン酸に酸化するための反応器であって:内壁を有する反応容器;該中空容器内に位置し、頂端および底端を有する回転可能な軸を含み、該回転可能な軸は最上位の羽根の組を実質的に頂端に、最下位の羽根の組を実質的に底端に、および該最上位および該最下位の羽根の組の間に実質的に等距離に位置する第三の羽根の組を受容するのに適合し、該最上位、最下位および第三の羽根の組は上端および下端を有する複数の羽根を含む攪拌要素;該反応器内の供給帯域に反応混合物を供給するための手段であって:該帯域は、該軸に対して垂直であって第三の羽根の組の高さのほぼ半分を通過する線によって定義される上限および該軸に対して垂直であって該第三の羽根の組の下端の下、該第三の羽根の組の該下端から下方への測定で、第三の羽根の組の下端から該最下位の羽根の組までの距離のほぼ1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され;並びに該第三の羽根の組の末端から該反応器の内壁に向けての測定で容器直径の約0.1倍に位置する外円線および該軸から該第三の羽根の組の羽根外端に向けての測定で該内部の羽根の組の半径の約2/3に位置する内円線により半径方向に定義される手段;実質的に最下位の羽根の組の近傍に位置する供給点で酸化剤を供給するための手段;並びに該最下位の羽根の組の下の点の放出点で該反応器から固体生成物を引き出すための手段を含み、該反応混合物を供給するための該手段が実施的に該攪拌要素と接触しない装置が提供される。
本開示において、「含む(comprises)」、「を含む(comprising)」等は米国特許法においてそれらに与えられた意味を有することができ、「含む(includes)」、「を含む(including)」等を意味することができる。
本明細書および添付の図面において、本発明の幾つかの好ましい態様が示され、および説明され、並びにそれらの様々な代替物および変形が示唆されている。これらは包括的であることを意図するものではなく、多くの他の変更および変形を本発明の範囲内でなし得ることを理解するべきである。
ここでの示唆は、当該技術分野における他者が本発明およびそれらの原理をより完全に理解するために説明の目的で選択され、および含まれるものであり、したがってそれを、各々が特定の目的の条件に最も適し得るように、様々な形態で変形することが可能である。
以下の詳細な説明において、添付の図面が参照される。
本発明の態様を芳香族化合物のカルボン酸へのより効率的な酸化変換の実施に用いることができる。本発明の方法および装置によって酸化するのに有用な芳香族化合物、別名「芳香族供給原料」は、酸化可能な構成要素、例えば、アルキル基を有するあらゆる芳香族化合物である。アルキル基の例には、対応するカルボン酸基に酸化することができる、メチル、エチル、またはイソプロピル基が含まれる。芳香族化合物は部分的に酸化されているアルキル基、例えば、アルコール基、アルデヒド基またはケトン基を有することもできる。芳香族供給原料化合物の芳香族部分はベンゼン核または二環式もしくは多環式核、例えば、ナフタレン核であり得る。酸化可能な構成要素の数は、通常、1ないし4、好ましくは、2ないし3の範囲をとる。本発明の方法に適する芳香族供給原料化合物の例には、これらに限定されるものではないが、オルト−キシレン、メタ−キシレン、パラ−キシレン、1,2,4−トリメチルベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、1−ホルミル−4−メチルベンゼン、1−ヒドロキシメチル−4−メチルベンゼン、1−ホルミル−2,4−ジメチルベンゼン等が含まれる。
様々な酸化触媒を本発明の方法において用いることもできる。好ましい触媒は重金属群からの金属、好ましくは、コバルトおよびマンガンの混合物である。170℃ないし230℃の反応温度を用いることができ、該温度は液相条件下で少なくとも部分的に反応混合物を維持する圧力制御によって制御される。
酸化は、二ないし六個の炭素原子を有する低分子量脂肪族モノカルボン酸を含有する酸性溶媒、もしくは酸性溶媒混合液、またはそれらの水との混合液中で行われる。好ましい溶媒には、これらに限定されるものではないが、酢酸または酢酸および水の混合液が含まれる。
酸化促進剤を本発明の方法において用いることもできる。好ましい促進剤は臭素または臭素を含んでなる化合物である。臭素促進剤化合物の例には、これらに限定されるものではないが、臭化水素、分子臭素、臭化コバルトもしくはマンガン塩等が含まれる。
さらに、他の反応体としての分子酸素の源も添加される。好ましくは、空気が分子酸素の源として用いられる。
本発明の好ましい態様においては、アルキル芳香族化合物、例えば、テレフタル酸を得るためにはp−キシレン、イソフタル酸を得るためにはo−キシレン、2,6ナフタレンジカルボン酸を得るためには2,6ジメチルナフタレン、および一般には、多置換もしくは一置換アルキル芳香族化合物を酸性溶媒、例えば、酢酸と共に、3:1ないし30:1、好ましくは3.5:1ないし10:1、より好ましくは4:1ないし8:1の溶媒/アルキル芳香族化合物重量比で供給する。アルキル芳香族化合物は制御された水重量パーセント、例えば、3%ないし15%の水、より好ましくは4%ないし10%の水、最も好ましくは5%ないし10%の水を含む。以下のイオン:コバルト、マンガン、ニッケル、クロムおよび他のものの少なくとも1種類、好ましくは少なくとも2種類を含むイオン触媒の組み合わせが用いられ、好ましい組み合わせは、0.1:ないし20:1、より好ましくは0.5:1ないし10:1、さらにより好ましくは0.5:1ないし2:1の比のコバルト/マンガン混合物である。
そのような触媒イオンが供給される形態には、塩、酢酸塩、臭化物またはそれらの酸化物が含まれる。これらのイオンは、それらが反応媒体に可溶である限り、金属として供給することもできる。さらに、アルデヒドを触媒として用いることもできる。
これらの触媒を添加することができる濃度は0.005%ないし1.0%、より好ましくは0.01%ないし0.6%の範囲をとるが、熟練技術者は、その濃度が、例えば、酸化しようとするアルキル芳香族化合物をベースとすることを容易に理解するであろう。
好ましくは、反応器はタービン型羽根、Rushton型羽根、またはそれらの組み合わせを用いる。しかしながら、熟練技術者は、当該技術分野におけるあらゆる羽根を用いることができることを容易に理解するであろう。
反応器容器は当該技術分野において公知のあらゆる物質、例えば、チタンで製造することができる。好ましくは、反応器容器は1ないし4の長さ対直径比を有し、容器の内面に取り付けられた2ないし8枚のバッフルを有する。羽根の直径対反応器直径の比は0.4ないし0.7である。
好ましい態様において、本発明の反応器は最上位の羽根の組がRushton型羽根であり、および最下位の羽根の組がタービン型羽根、例えば、45°タービン羽根であり、並びに最上位の羽根の組が反応器の高さの0.4ないし0.6倍の距離で位置し、および最下位の羽根の組が反応器の高さの0.1ないし0.3倍の距離に位置する構成を含む。
好ましくは、反応器は、該最上位および該最下位の羽根の組の間に実質的に等距離に位置する第三の羽根の組をさらに含み、ここで第三の羽根の組はRushton型羽根である。そのような構成においては、最上位の羽根の組は反応器の高さの0.5ないし0.7倍の距離に位置し、該最下位の羽根の組は該反応器の高さの0.1ないし0.3倍の距離に位置し、および該第三の羽根の組は反応器の高さの0.3ないし0.6倍の距離に位置する。さらに、反応混合物は該反応器周囲に分布する複数の供給パイプを介して供給することが好ましく、最も好ましくは、反応混合物は二ないし八本の供給パイプを介して供給する。
本発明の好ましい態様を説明する図1および2を参照して、攪拌反応器10は内壁14に取り付けられた複数の内部バッフル12を含む。内部バッフル12は反応器容器全体を通して反応体の分散を補助する。バッフルの数は2ないし8である。この反応器は長さ/直径(L/D)比1:4、より好ましくは1:3、最も好ましくは1:2を有する。
攪拌要素16は、典型的には四ないし六枚の羽根18を有する、例えばRushton型羽根の、および/またはタービン羽根、例えば、四ないし六枚の45°の羽根の翼22を有し、少なくとも二組の分散羽根の組み合わせを有する攪拌機を含む。羽根18は要素19によって回転可能な軸20に取り付けられる。回転可能な軸20は当該技術分野において公知のあらゆる適切な駆動要素によって駆動され、この駆動要素は、この説明の簡素化のため、図示されない。
本発明の好ましい態様において、翼18を有する上部Rushton羽根は反応器の全高の0.4ないし0.6倍の高さに、全反応器高さの0.1ないし0.3倍の垂直に定義された高さに配置される、要素21により軸20に付設された、翼22を有する下部タービン羽根と共に位置する。羽根22は先端部38を有する。
本発明の別の態様においては、最下位タービン羽根22がRushton型羽根に置き換えられる。(図3におけるような三組の羽根を有する)さらに別の態様においては、二つのRushton型羽根(その翼18要素21によって軸20に取り付けられるが、それぞれ、全反応器高さの0.5ないし0.7および0.3ないし0.6倍の位置に、全反応器高さの0.1ないし0.3の高さで配置される下部タービン羽根と共に配置される。羽根直径の容器直径に対する好ましい比は0.4ないし0.7の範囲であり、より好ましくは、0.5ないし0.6である。
芳香族供給原料の反応器への流入点の位置は本発明の重要な特徴の一つである。より具体的には、反応混合物が液体容積反応器のすべての部分において本質的に同じであると一般に信じられているとしても、アルキル芳香族化合物酸化プロセスを実施するときはそれに当てはまらないことが発見された。出願人らは、変換効率が実質的に芳香族化合物の供給位置に依存して変化することを確認しただけではなく;驚くべきことに、‘435特許(これは、むしろ、本発明とはかけ離れた教示をする)によって教示される位置取りを上回る多大な改善を見出している。当該技術分野における通常実施は供給原料の流入点を羽根の上または羽根の回転によって描かれる円弧の上部に非常に密接して配置する傾向にある。通常、この供給点の選択は、アルキル芳香族化合物の迅速で効率的な分散が、高い反応速度での、酸化および副生物形成の増加による酸性溶媒損失を助ける状態である、局所的高温点の回避に必要であるとの信念に基づく。
その代わりに、図2に示されるように、出願人らは、パイプ24から芳香族供給原料の供給点30の好ましい位置が最上位の羽根の組の下側に隣接して、好ましくは、影付きの帯域32に位置する点であることを発見している。帯域32は、該軸20に対して垂直であって最上位の羽根の組18の高さ37のほぼ半分を通過する線33によって定義される上限、および該軸20に対して垂直であって該最上位の羽根の組18の下端34の下、該最上位の羽根の組18の該下端34から下方への測定で、最上位の羽根の組18の下端34から該最下位の羽根の組22までの距離36の約1/3に位置する線35によって定義される下限により垂直に定義され、並びに、半径方向に、該最上位の羽根の翼18の組の先端から該反応器14の内壁に向かう測定で容器直径の約0.1倍に位置する外円線40、および該軸20から該最上位の羽根の翼18の組の外端に向かう測定で該最上位の羽根の組18の半径の約2/3に位置する内円線42によって定義される帯域内に存在する。二つ以上のRushton型羽根を有する混合システムにおいては、供給流入点の好ましい位置は最下位のRushton羽根の翼128の下の帯域である(図4参照)
反応器内での酸化反応は0.1ないし3時間、より好ましくは0.3ないし2時間、最も好ましくは0.5ないし1時間、140℃ないし220℃、好ましくは160℃ないし210℃、最も好ましくは180℃ないし200℃の温度で行う。反応の全圧力は5ないし25バール、好ましくは10ないし20バール、最も好ましくは12ないし16バールである。
酸化剤は、8%ないし100%のO濃度を有する、酸素含有源である。好ましい酸素源は空気であり、これはパイプ26を介して最下位の翼22を有する羽根の剪断帯域に近接する点で反応器に直接供給される。反応器内での爆発性の蒸気および気体混合物の形成に関連する潜在的な害を回避するため、反応系に向かう空気の流速は、定常状態で、分子量に基づいて少なくとも2%ないし8%の残留酸素含有率に到達するように調整される。
反応混合物の供給を上述のように位置取りすることにより、反応器排出気体および蒸気中のアルキル芳香族化合物の存在は、酸性溶媒の酸化に影響を及ぼすことなく、驚くほど、および劇的に減少することが見出されている。換言すると、本発明の方法および装置による反応器の液相における反応体のより効率的な分散が酸化反応の効率の増加を生じる。羽根が未反応アルキル芳香族供給原料の障壁として作用し、それにより供給原料の上方への流動が制限され、滞留時間の増加およびより完全な反応プロセスが可能になるものと信じられる。
実施例
以下の例は三羽根システムに関して本発明をさらに説明および図示するために示される。これらの例は本発明の幅に制限をかけるものではない。
以下の気−液反応の効率を比較するため、試験反応器における数回の稼働を行った:
Ba(OH) + 2CO → Ba(CO + H
図3を参照して、内壁114に取り付けられた複数のバッフル112、支持アーム要素119によって軸120に取り付けられた最上位の翼118を有する羽根の組および支持アーム要素121によって軸120に取り付けられた最下位の翼122を有する羽根の組を有する回転軸120を含む攪拌要素116を含む試験反応器100を組み立てた。
反応の効率に対する供給パイプの位置を比較する以下の試験を行った:
実施例1:
直径24cmおよび高さ50cm、0.46の羽根直径/容器直径比、並びに四枚刃、Rushton型羽根を有する試験反応器を構築した。この反応器は容器直径の0.12に等しい幅の四枚のバッフルを備えて用意された。0.1%w/w水酸化バリウム水溶液反応器容器に分配し、36cmの高さまで容器を満たした。1.3%水酸化バリウム溶液をパイプ124aを介して反応器に166ml/分の速度で連続的に供給した(図4を参照)。N溶液中の4%COの気流もパイプ126を介して20リットル/分の速度で供給した。赤外CO測定セルが排出気体中のCO濃度を連続的に測定した。気流および液流速度は流動測定要素によって連続的に監視した。一次炭酸バリウム沈殿の反応速度を測定し、相対ベースで比較した。すべての場合において、気体は、最下位の翼122を有する羽根の下2cmに配置され、羽根先端から反応器の中心軸への測定で全羽根直径の1/3の点に半径方向に位置する放出端を有する供給ライン126を介して供給した。すべての場合において、下部の翼122を有する羽根はタービン型のものであった。
水酸化バリウム溶液を、パイプ124aによって示される、最上位Rushton型羽根の2cm上に配置される供給ラインを介し、Rushton羽根外端の回転によって描かれる円弧から羽根軸への測定で羽根長さの1/3での放出で供給した。吸収されるCOパーセントを時間に対して測定し、反応の結果をプロットした。
実施例2;
実施例1と同じ反応器の配置を用いて、前述の例と同じ半径方向の位置を維持しながら、図4においてパイプ124bによって示されるように、水酸化バリウム溶液を上部Rushton羽根の2cm下で供給した。吸収されるCOパーセントを時間に対して測定し、反応の結果をプロットした。
実施例3:
実施例1において説明される反応器配置を、図4に示されるように、翼128を有する第三の羽根の組を加えるように修正し、これは最上位の翼118を有するRushton型羽根の組および最下位の45°の翼122を有するタービン羽根の中間に配置された。水酸化バリウム溶液を、前述の例と同じ半径方向の位置を維持しながら、パイプ124cによって示される、垂直軸測定で両Rushton羽根の中間で供給した。吸収されるCOパーセントを時間に対して測定し、反応の結果をプロットした。
実施例4:
実施例3において説明されるものと同じ機械的配置を、水酸化バリウム溶液をパイプ124dを介して、中間Rushton羽根の2cm下に位置するその放出端を用い、前述の例と同じ半径方向の位置を維持しながら供給して試験した。吸収されるCOパーセントを時間に対して測定し、反応の結果をプロットした。
実施例1ないし4についてプロットされた結果を比較した。これらの結果は、供給位置が芳香族アルキルをそれらの対応カルボン酸に酸化するための類似のプロセスにおける気体吸収および変換の効率の重要な要素であることを示す。より具体的には、液体反応体水酸化バリウムと反応した気体COのパーセンテージ対時間をプロットした場合、三組の羽根を有するシステムにおける液体反応体供給点の最も好ましい位置は実施例4の図4における影付き帯域32のものである。
実施例5:
実施例1ないし4の結果に基づき、120リットルの総容積および1.3のL/D比、59cmの直径、並びに67cmの長さを有するチタン反応器を組み立てた。このチタン反応器は、Rushtonタービン羽根の配置および最上位Rushton羽根の上の供給点に関して、実施例1において説明されるものと同じデザインの特徴を有していた。
以下の試験をアルキル芳香族化合物の酸化反応で行った:
試験反応器は、15kg/cmの連続モード、1:1.3の圧力Co:Mn比、および0.05%のCoおよびMn濃度で稼働させた。溶媒対アルキル芳香族化合物w/w比は4.0であった。供給物中の含水率は8.0%に調整した。反応器内の温度制御は実施例3において説明される条件に従って設定した。反応器への合計供給は42リットル/時間で固定した。排出口におけるp−キシレンの損失は、反応器に供給された全p−キシレンの15%ないし20%と測定された。
実施例6:
実施例5におけるものと同じ機器構成および稼働条件を設定したが、供給混合物放出は最上位Rushton羽根の下に配置した。幾何比率は実施例1において説明されるものに対応していた。稼働が安定したとき、排出口におけるp−キシレンの損失は反応器に供給された全p−キシレンの10%と測定された。
実施例7:
実施例5および6において説明されるものと同じ機器構成および稼働条件で、Rushton/Rushtonタービン羽根配置を有する羽根システムを実施例3において説明される幾何比率で取り付けた。安定の稼働の後、タワー蒸留液中のp−キシレン濃度を測定し、アルキル芳香族化合物の損失が反応器に供給された全アルキル芳香族化合物の5%未満であるものと観察された。
説明された本発明の組成物、材料および方法の様々な変更および変形が本発明の範囲および精神から逸脱することなしに当該技術分野における熟練者に明らかであろう。本発明を特定の好ましい態様に関連して説明したが、主張される発明がそのような特定の態様に過度に限定されるべきでないことは理解されるべきである。実際、当該技術分野または関連分野における熟練者に明白である、本発明を実施するための説明された様式の様々な変更は以下の請求の範囲のうちにあることが意図される。
本発明による反応混合物供給の特定位置を説明する、アルキル芳香族化合物を酸化するための反応器の一般的な構成の模式的平面断面図を示す。 反応混合物供給の特定位置を示す、本発明が組み込まれた図1の反応器の模式的断面立面図を示す。 反応混合物の供給点の好ましい位置を決定するために用いられる試験攪拌反応器の模式的平面断面図である。 反応混合物の供給点の好ましい位置を決定するために用いられる図3の試験攪拌反応器の模式的断面立面図である。

Claims (37)

  1. 攪拌された液体に、酸素分子を含む気体反応体と少なくとも1つのアルキル芳香族化合物および部分酸化されたアルキル芳香族化合物からなる群から選択された液体反応物を少なくとも含む液体反応体の混合物を別に供給して固体芳香族カルボン酸を生産するための連続的な液相酸化を実施する方法であって:
    a)内側に延び、かつ内壁の内周に間隔を持って配置された複数の垂直バッフルを備えた、中央の円柱状の内壁を有する中空容器と、前記中空容器内に位置する攪拌要素とを含み、前記攪拌要素は回転可能な軸を含み、前記回転可能な軸は垂直方向に互いに間隔を持ってこの軸に沿って配置された最上位と最下位の羽根を備え、各羽根はそれぞれに上端および下端を有する複数の翼を有するような、反応器を用いる工程と;
    b)前記液体を前記反応器内に、前記羽根が前記液体に浸漬するような前記反応器内のレベルまで設定する工程
    c)前記最上位の羽根に近接した帯域の供給点において、前記液体中にアルキル芳香族化合物を含む前記液体反応体混合物を供給する工程であって、前記帯域は:
    i)前記軸に対して垂直であって前記最上位の羽根の高さの半分を通過する線によって定義される上限、および前記軸に対して垂直であって前記最上位の羽根の翼の下端の下に位置し、前記最上位の羽根の翼の下端から下方への測定で、前記最上位の羽根の翼の下端から最下位の羽根の翼までの距離の1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され;および
    ii)前記最上位の羽根の翼の外側端から前記反応器の内壁に向けての測定で容器直径の0.1倍に位置する外円線、および前記軸から前記最上位の羽根の翼の外側端に向けての測定で前記最上位の羽根の翼の半径の2/3に位置する内円線により半径方向に定義され;並びに
    d)前記反応器内に気体反応体を別に供給する工程
    を含む方法。
  2. 前記最上位の羽根はRushton型であり、前記最下位の羽根はタービン型であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記最上位の羽根は、前記反応器の高さの0.4から0.6倍の距離に位置し、前記最下位の羽根は、前記反応器の高さの0.1から0.3倍の距離に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 攪拌された液体に、酸素分子を含む気体反応体と少なくとも1つのアルキル芳香族化合物および部分酸化されたアルキル芳香族化合物からなる群から選択された液体反応物を少なくとも含む液体反応体の混合物とを別に供給して固体芳香族カルボン酸を生産するための連続的な液相酸化を実施する方法であって:
    a)内側に延び、かつ内壁の内周に間隔を持って配置された複数の垂直バッフルを備えた、中央の円柱状の内壁を有する中空容器と、前記中空容器内に位置する攪拌要素とを含み、前記攪拌要素は回転可能な軸を含み、前記回転可能な軸は垂直方向に互いに間隔を持ってこの軸に沿って配置された最上位と最下位の羽根および当該最上位の羽根と最下位の羽根から実質的に等距離の位置に配置された中間羽根を備え、各羽根はそれぞれに上端および下端を有する複数の翼を有するような、反応器を用いる工程と;
    b)前記液体を前記反応器内に、前記羽根が前記液体に浸漬するような前記反応器内のレベルまで設定する工程と;
    c)前記中間羽根に近接した帯域の供給点において、前記液体中にアルキル芳香族化合物を含む前記液体反応体混合物を供給する工程であって、前記帯域は:
    i)前記軸に対して垂直であって前記中間羽根の高さの半分を通過する線によって定義される上限、および前記軸に対して垂直であって前記中間羽根の翼の下端の下に位置し、前記中間羽根の翼の下端から下方への測定で、前記中間羽根の翼の下端から最下位の羽根の翼までの距離の1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され;および
    ii)前記中間羽根の翼の外側端から前記反応器の内壁に向けての測定で容器直径の0.1倍に位置する外円線、および前記軸から前記中間羽根の翼の外側端に向けての測定で前記中間羽根の翼の半径の2/3に位置する内円線により半径方向に定義され;並びに
    d)前記反応器内に気体反応体を別に供給する工程と
    を含む方法。
  5. 前記中間羽根はRushton型であり、最下位の羽根はタービン型であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記最上位の羽根はRushton型であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記最上位の羽根は、前記反応器の高さの0.5から0.7倍の距離に位置し、前記最下位の羽根は、前記反応器の高さの0.1から0.3倍の距離に位置し、前記中間羽根は、前記反応器の高さの0.3から0.6倍の距離に位置することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記酸化は、0.1から3時間、温度140〜220℃、圧力5〜25バールで実行されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記液体は、液体反応体;二ないし六個の炭素原子を有する低分子量脂肪族モノカルボン酸を含有する酸性溶媒、もしくはこれらの水との混合液;反応生成物;酸化触媒;を含んでなることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記液体反応体混合物は、液体反応体に加え、二ないし六個の炭素原子を有する低分子量脂肪族モノカルボン酸を含有する酸性溶媒、もしくはこれらの水との混合液と;また酸化触媒とを含んでなることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記酸性溶媒は、酢酸または酢酸と水の混合物を含んでなることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の方法。
  12. 前記液体反応体混合物の中での前記酸性溶媒の前記液体反応体に値する比が3:1ないし30:1であることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記液体反応体が、オルト−キシレン、メタ−キシレン、パラ−キシレン、1,2,4−トリメチルベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、1−ホルミル−4−メチルベンゼン、1−ヒドロキシメチル−4−メチルベンゼンおよび1−ホルミル−2,4−ジメチルベンゼンからなる群より選択される化合物を含む、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記最下位の羽根の組の下の点の放出点で前記反応器から固体生成物を引き出す工程をさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記気体反応体を前記反応器内の最下位の羽根に近い剪断領域に供給する工程と、前記反応器内へ酸化触媒を追加する工程とをさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記液体反応体は、p−キシレンであり、前記生成物は、テレフタル酸であることを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 反応体混合物は、前記反応器の周りに配置された複数の供給パイプを介して供給されることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記反応器は、長さの直径に対する比が1ないし4であることを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記内壁に付いたバッフルは2ないし8個であることを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記羽根の直径の、前記反応器の直径に対する比の範囲は、0.4ないし0.7であることを特徴とする請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の方法。
  21. アルキル芳香族化合物を芳香族カルボン酸に酸化するための反応器であって:
    a)内側に延び、かつ内壁の内周に間隔を持って配置された複数の垂直バッフルを備えた、中央の円柱状の内壁を有する反応容器と、
    b)前記容器内に位置した攪拌要素であって、前記攪拌要素は、垂直な回転可能な軸を含み、前記回転可能な軸は垂直方向に互いに間隔を持ってこの軸に沿って配置された最上位と最下位の羽根を備え、この羽根はそれぞれに上端および下端を有する複数の翼を有するような、攪拌要素と、
    c)前記最上位の羽根に近接した供給帯域において、前記容器に、前記アルキル芳香族化合物を含む、液体反応体混合物を供給する手段であり、前記帯域は:
    i)前記軸に対して垂直であって前記最上位の羽根の高さの半分を通過する線によって定義される上限、および前記軸に対して垂直であって前記最上位の羽根の翼の下端の下に位置し、前記最上位の羽根の翼の下端から下方への測定で、前記最上位の羽根の翼の下端から最下位の羽根の翼までの距離の1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され;および
    ii)前記最上位の羽根の翼の外側端から前記反応容器の内壁に向けての測定で容器直径の0.1倍に位置する外円線、および前記軸から前記最上位の羽根の翼の外側端に向けての測定で前記最上位の羽根の翼の半径の2/3に位置する内円線により半径方向に定義され、
    d)前記反応容器内にアルキル芳香族化合物が存在するときに、前記アルキル芳香族化合物を含む液体に気体酸化剤を別に供給する手段と、
    e)前記反応容器から芳香族カルボン酸を引き出す手段と、備え、
    前記反応混合物を供給するための前記手段は前記攪拌要素の回転と接触しないことを特徴とする反応器。
  22. 前記最上位の羽根はRushton型であり、前記最下位の羽根はタービン型であることを特徴とする請求項21に記載の反応器。
  23. 記最上位の羽根は、前記反応器の高さの0.4から0.6倍の距離に位置し、最下位の羽根は、前記反応器の高さの0.1から0.3倍の距離に位置することを特徴とする請求項21または請求項22に記載の反応器。
  24. アルキル芳香族化合物を芳香族カルボン酸に酸化するための反応器であって:
    a)内側に延び、かつ内壁の内周に間隔を持って配置された複数の垂直バッフルを備えた、中央の円柱状の内壁を有する反応容器と、
    b)前記容器内に位置した攪拌要素であって、前記攪拌要素は、垂直な回転可能な軸を含み、前記回転可能な軸は垂直方向に互いに間隔を持ってこの軸に沿って配置された最上位と最下位の羽根および当該最上位の羽根と最下位の羽根から実質的に等距離の位置に配置された中間羽根を備え、この羽根はそれぞれに上端および下端を有する複数の翼を有するような、攪拌要素と、
    c)前記中間羽根に近接した供給帯域において、前記容器に、前記アルキル芳香族化合物を含む、液体反応体混合物を供給する手段であり、前記帯域は:
    i)前記軸に対して垂直であって前記中間羽根の高さの半分を通過する線によって定義される上限、および前記軸に対して垂直であって前記中間羽根の翼の下端の下に位置し、前記中間羽根の翼の下端から下方への測定で、前記中間羽根の翼の下端から最下位の羽根の翼までの距離の1/3に位置する線によって定義される下限により垂直に定義され;および
    ii)前記中間羽根の翼の外側端から前記反応容器の内壁に向けての測定で容器直径の0.1倍に位置する外円線、および前記軸から前記中間羽根の翼の外側端に向けての測定で前記中間の羽根の翼の半径の2/3に位置する内円線により半径方向に定義され、
    d)前記反応容器内にアルキル芳香族化合物が存在するときに、前記アルキル芳香族化合物を含む液体に気体酸化剤を別に供給する手段と、
    e)前記反応容器から芳香族カルボン酸を引き出す手段と、備え、
    前記反応混合物を供給するための前記手段は前記攪拌要素の回転と接触しないことを特徴とする反応器。
  25. 前記最上位の羽根はRushton型で、前記反応容器の高さの0.5から0.7倍の距離に位置し、前記最下位の羽根タービン型で、前記反応容器の高さの0.1から0.3倍の距離に位置し、前記中間羽根はRushton型で、前記反応容器の高さの0.3から0.6倍の距離に位置することを特徴とする請求項24に記載の反応器。
  26. 前記気体反応体を供給する手段は、前記反応容器内で前記最下位の羽根に近い一またはそれ以上の点で前記反応体を分配するように配置されたことを特徴とする請求項21から請求項25のいずれか1項に記載の反応器。
  27. 前記気体反応体を供給する手段は、前記反応容器内で前記最下位の羽根に近い剪断領域に1またはそれ以上の点で前記反応体を分配するように配置され、前記領域は、液体内で前記攪拌要素が回転する間存在することを特徴とする請求項26に記載の反応器。
  28. 前記引き出す手段は、前記最下位の羽根の下に位置した一またはそれ以上の放出点において前記反応容器から芳香族カルボン酸を除去するように作用することを特徴とする請求項21から請求項27のいずれか1項に記載の反応器。
  29. 前記反応容器は、長さの直径に対する比が1ないし4であることを特徴とする請求項21から請求項28のいずれか1項に記載の反応器。
  30. 前記内壁に前記バッフルが径方向内側に向けて付設されたことを特徴とする請求項21から請求項29のいずれか1項に記載の反応器。
  31. 前記内壁に径方向内側に向けて付設された前記バッフルは4個であることを特徴とする請求項30に記載の反応器。
  32. 各羽根は、4ないし6の翼を有することを特徴とする請求項21から請求項31のいずれか1項に記載の反応器。
  33. ushton型の羽根は4つの翼を有し、タービン型の羽根は、45°の翼を有することを特徴とする請求項22または請求項25に記載の反応器。
  34. 前記羽根の直径の、前記反応容器の直径に対する比の範囲は、0.4ないし0.7であることを特徴とする請求項21から請求項33のいずれか1項に記載の反応器。
  35. 前記羽根の直径の、前記反応容器の直径に対する比の範囲は、0.5ないし0.6であることを特徴とする請求項21から請求項34のいずれか1項に記載の反応器。
  36. 前記帯域に前記反応体混合物を供給する手段は、前記反応器の周りに配置された複数の供給パイプであることを特徴とする請求項21から請求項35のいずれか1項に記載の反応器。
  37. 前記供給パイプは2ないし8個であることを特徴とする請求項36に記載の反応器。
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