JP4780116B2 - アルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法に関するものである。
アルミニウム基材表面に樹脂薄膜を成形する場合、均一な膜厚の樹脂薄膜を得ることが要求されるが、アルミニウム基材表面に穴加工による凹所を有している場合、成形時に樹脂が凹所に流れ込み、凹所近傍での樹脂薄膜の膜厚が薄くなるという問題点があった。
従来、多層プリント配線板の製造などにおいては、凹所を有する基板表面に設けられる樹脂層が積層時の加圧によって凹所に流入することを防止するための構造を凹所の周縁部に設ける技術が知られている(特許文献1、2参照)。
特開2002−141664号公報 特開2001−185854号公報
しかしながら、アルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形時における凹所への樹脂の流れ込みを防止するために、上記した多層プリント配線板における技術を適用することは一般に困難である。
また、凹所への樹脂の流れ込みを防止するために、たとえば工数を要したり複雑な作業を要したりする技術を適用するのはコスト面から量産に不向きであるため望ましくない。そのため、簡易な方法で効果的にアルミニウム基材表面の凹所への樹脂の流れ込みを防止できる技術が望まれていた。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、穴加工により設けられた凹所を有するアルミニウム基材表面に樹脂薄膜を成形する際に、凹所への樹脂の流れ込みを防止することができ、さらに、簡易な方法で効果的に凹所への樹脂の流れ込みを防止することができるアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1に、本発明のアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法は、穴加工により設けられた凹所を有するアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法であって、アルミニウム基材表面の凹所の周縁部に、樹脂薄膜の成形時に凹所への樹脂の流れ込みを防止するためのアルミニウム基材表面よりも上方に突出した凸状部を形成する凸状部形成工程と、凸状部を形成したアルミニウム基材表面に樹脂薄膜を成形する樹脂薄膜成形工程とを含むことを特徴とする。
第2に、上記第1のアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法において、凸状部形成工程において、アルミニウム基材表面の凹所の周縁部にパンチを打ち込みアルミニウム基材を変形させることにより、当該周縁部に沿ったパンチ打ち込み溝を形成すると同時にパンチ打ち込み溝の内側に沿ってアルミニウム基材表面よりも上方に突出した凸状部を形成することを特徴とする。
上記第1の発明によれば、アルミニウム基材表面の凹所の周縁部に凸状部を形成することで、樹脂薄膜の成形時において、アルミニウム基材表面よりも上方に突出した凸状部により、その内側の凹所への樹脂の流れが堰き止められるので、凹所への樹脂の流れ込みを防止することができる。
上記第2の発明によれば、アルミニウム基材表面の凹所の周縁部にパンチを打ち込むことによりアルミニウム基材を変形させて、当該周縁部に沿ったパンチ打ち込み溝を形成すると同時にパンチ打ち込み溝の内側に沿ってアルミニウム基材表面よりも上方に突出した凸状部を形成することで、切削加工などのような工数を要したり複雑な作業を要したりする技術を伴わずとも一度のパンチ打ち込みで容易に凸状部を形成することができる。したがって、上記第1の発明の効果に加え、簡易な方法で効果的に凹所への樹脂の流れ込みを防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法の一実施形態を(a)から(d)まで工程順に示した図である。すなわち、図1(a)〜(c)は、凸状部形成工程、図1(d)は、樹脂薄膜成形工程を示している。
本実施形態の方法を工程順に説明すると、最初に図1(a)に示すように樹脂薄膜を成形すべきアルミニウム基材10を用意する。本実施形態の方法に使用されるアルミニウム基材10は、樹脂薄膜が成形される表面11に、穴加工により設けられた凹所12を有している。
アルミニウム基材10は、たとえば熱伝導性を有する板などの用途に使用されるものであり、凹所12は有底であっても貫通穴であってもよく、タップ穴などであってもよい。凹所12のサイズは、たとえば直径で2〜100mmである。
次に、図1(b)に示すように、アルミニウム基材10の表面11における凹所12の周縁部11aにパンチ30を打ち込むことによりアルミニウム基材10を変形させ、図1(c)に示すように周縁部11aに沿った形状のパンチ打ち込み溝13を穿設する。そして、図1(b)に示すようにパンチ30の先端刃31の内側にはテーパ面31aが設けられており、パンチ打ち込み溝13の形成と同時にテーパ面31aに沿ってアルミニウム基材10の余りが隆起することで、図1(c)に示すようにパンチ打ち込み溝13の内側に沿ってアルミニウム基材10の表面11よりも上方に突出した凸状部14を形成することができる。
以上のようにしてアルミニウム基材10の表面11における凹所12の周縁部11aに凸状部14を形成した後、図1(d)に示すように、アルミニウム基材10の表面11に樹脂薄膜20を成形する。
樹脂薄膜20の膜厚は、特に制限はないが、用途が熱伝導性と絶縁性を有する板の場合、たとえば20〜200μmである。アルミニウム基材10の表面11からの凸状部14の高さは、この樹脂薄膜20の膜厚の粉から同程度にすることが望ましい。
樹脂薄膜20を構成する樹脂の具体例としては、エポキシ樹脂などが挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1>
熱伝導性と絶縁性を有する板として使用するアルミニウム基材10の表面11に、エポキシ樹脂の樹脂薄膜20を成形した。アルミニウム基材10の表面11には、直径4mmの複数の凹所12が穴加工により予め設けられている。
図1(b)に示すように、このアルミニウム基材10に樹脂薄膜20を成形する前に、凹所12の周縁部11aにパンチ30を打ち込み、これにより図1(c)に示すように周縁部11aに沿った形状のパンチ打ち込み溝13を穿設した。このパンチ打ち込み溝13の穿設により、パンチ打ち込み溝13の内側に沿ってアルミニウム基材10が変形して隆起し、アルミニウム基材10の表面11よりも上方に突出した直径6mmの凸状部14を形成した。
次いで、この凸状部14を形成したアルミニウム基材10の表面11に、図1(d)に示すように樹脂薄膜20を成形した。
その結果、樹脂薄膜20は、凹所12の近傍よりも外側の領域では膜厚60μmで均一に形成されていると共に、凹所12の近傍においても膜厚が薄くなることはなく、また凹所12への樹脂の流れ込みも見られなかった。
<比較例1>
実施例1と同じアルミニウム基材10を用いて、パンチ30の打ち込みを行わず、したがって凸状部14を形成しなかった以外は、実施例1と同様の条件にてアルミニウム基材10の表面11に樹脂薄膜20の成形を行った。
その結果、樹脂薄膜20は、凹所12の近傍よりも外側の領域では膜厚60μmで均一に形成されていたが、凹所12の近傍では膜厚が30μmまで低下しており、また凹所12への樹脂の流れ込みが確認された。
本発明のアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法の一実施形態を工程順に説明した図である。
符号の説明
10 アルミニウム基材
11 表面
11a 周縁部
12 凹所
13 パンチ打ち込み溝
14 凸状部
20 樹脂薄膜
30 パンチ

Claims (2)

  1. 穴加工により設けられた凹所を有するアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法であって、アルミニウム基材表面の凹所の周縁部に、樹脂薄膜の成形時に凹所への樹脂の流れ込みを防止するためのアルミニウム基材表面よりも上方に突出した凸状部を形成する凸状部形成工程と、凸状部を形成したアルミニウム基材表面に樹脂薄膜を成形する樹脂薄膜成形工程とを含むことを特徴とするアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法。
  2. 凸状部形成工程において、アルミニウム基材表面の凹所の周縁部にパンチを打ち込みアルミニウム基材を変形させることにより、当該周縁部に沿ったパンチ打ち込み溝を形成すると同時にパンチ打ち込み溝の内側に沿ってアルミニウム基材表面よりも上方に突出した凸状部を形成することを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム基材表面への樹脂薄膜の成形方法。
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