JP4779662B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上に形成されたトナー像を移動体上に転写するとともに、移動体上に残留した残留トナーを除去する画像形成装置に関する。
従来より、帯電させた感光体の表面を露光して潜像を形成し、その潜像を現像してトナー像を形成し、そのトナー像を直接に、あるいは中間転写体などを介在させて、最終的に記録媒体上に転写する画像形成装置が知られている。近年では、画像形成にかかる時間を短縮するために、像担持体や現像器等を含む画像形成ユニットを、例えばC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)各色ごとに備えたタンデム方式の画像形成装置が多用されている。このタンデム方式の画像形成装置においては、白黒画像やカラー画像が混在した複数の画像を連続で形成するときの白黒画像を形成する画像形成プロセスにおいても、白黒画像の形成には使用されないカラー画像用(Y,M,C)の画像形成ユニットも駆動させておき、次にカラー画像を形成する際に遅延が生じないように準備しておくことで、さらなる画像形成処理の高速化が図られている。
ところで、トナー像を転写した後の像担持体の表面には、未転写のトナーや、トナーに添加される外添剤などが残留している場合があり、通常、上述した画像形成ユニットには、次の画像形成プロセスに備えて残留物を除去するためのクリーニング装置も備えられている。クリーニング装置としては、構成が簡素で安価なことにより、クリーニングブレードで感光体の表面に付着した残留物を掻き落とすタイプのクリーニング装置が広範に使用されている。このようなクリーニング装置では、クリーニングブレードで像担持体の表面を払拭するため、長い間使用していると、クリーニングブレードのエッジや像担持体の表面が磨耗してしまい、クリーニングの性能が劣化してしまう。通常は、トナーにまぶされる外添剤が、像担持体とクリーニングブレードとの間の摩擦を低下させる潤滑剤の役割を担っており、クリーニングブレードと像担持体の寿命を向上させる役割を担っている。
ここで、タンデム方式の画像形成装置においては、例えば、白黒画像を連続して多量に形成する際には、カラー画像用の像担持体は、潤滑剤となるトナー(外添剤)が供給されずに空回りされている状態が続くため、クリーニングブレードと像担持体との間に大きな摩擦がかかってしまい、クリーニングブレードの振動による高周波の騒音(ブレード鳴き)が発生したり、像担持体やクリーニングブレードの磨耗に拍車がかかってしまうという問題がある。
また、近年では、トナーを生成する方法として、重合法が用いられてきている。重合法で生成されたトナーは、小径な球状を有しており、像担持体上に形成されるドットの再現性や転写性を向上させることができ、高画質な画像を形成することができる。一方、重合法で生成されたトナーは、その形状から、クリーニングが困難であるという特徴があり、上述したような、クリーニングブレードや像担持体の磨耗が生じると、クリーニング性能の悪化が顕著に表れてしまうという問題がある。
この問題を解決する方法として、例えば、白黒画像を形成する際には、カラー画像用の画像形成ユニットを停止させ、それらカラー画像用の画像形成ユニットを中間転写体から待避させたり(特許文献1参照)、中間転写体を画像形成ユニットから待避させて(特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)、中間転写体と画像形成ユニットとを離間させる技術が知られている。また、画像形成プロセスと画像形成プロセスとの間の非画像形成プロセスなどにトナー像を作像し、クリーニングブレードに潤滑用のトナーを供給する技術も提案されている(特許文献7参照)。これらの技術によると、残留トナーが枯渇した状態でクリーニングが行われる不具合が回避されるため、ブレード鳴きを軽減することができるうえ、長期に渡ってクリーニング性能を維持することができる。
特開平,11−186774号公報 特開平3−2881号公報 特開平6−258914号公報 特開平9−292753号公報 特開平11−142932号公報 特開平11−319664号公報 特開2001−356642号公報
しかし、特許文献1から特許文献6に記載された技術によると、カラー画像用の画像形成ユニットと中間転写体とを物理的に離間させる複雑なリトラクト機構を備える必要があり、画像形成装置の大型化や製造コストの上昇を招いてしまう。また、カラー画像と白黒画像とを切り替える毎に、カラー画像用の画像形成ユニットと中間転写体とが離間/接触されるため、中間転写体上に転写される各色のトナー像の位置を合わせる色ずれ補正や、転写タイミングの制御などが困難になってしまったり、画像形成にかかる処理時間が増加してしまうなどという問題がある。
また、特許文献7に記載された技術によると、クリーニングブレードと像担持体との間の摩擦力を十分に低下させるためには、頻繁にトナーバンドを作像する必要があり、この場合、画像形成以外の目的で多量のトナーを浪費してしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、トナーの浪費や装置の大型化を抑え、長期に渡ってクリーニング性能を維持することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、所定の巡回経路に沿って巡回走行される移動体と、
表面にトナー像を担持して回転する、巡回経路に沿って配置された複数の像担持体と、
複数の像担持体それぞれの表面に複数色それぞれのトナー像を形成する複数の画像形成部と、
複数の像担持体それぞれの表面に形成されたトナー像を移動体に転写する機能と、移動体上のトナーを各像担持体上に回収する機能とを有する複数の転写器と、
像担持体の回転における転写器の下流側に配置された、複数の像担持体それぞれの表面に転写後も残留した残留トナーを各像担持体上から除去する複数のクリーニング部であって、各像担持体の表面に当接したブレード、および各像担持体の回転におけるブレードの下流側で像担持体の表面に接した、像担持体から残留トナーを除去して保持する機能と、保持した残留トナーを該像担持体上に放出する機能とを有するブラシを備えた複数のクリーニング部と、
複数の像担持体のうち一部の像担持体上でトナー像が形成され、その一部の像担持体に対し、巡回経路の上流側に、トナー像が形成されない複数の像担持体が存在する場合に、トナー像が形成されないそれら複数の像担持体のうち相対的に上流側に位置する像担持体に接したブラシに対して残留トナーの放出を実行させるとともに、相対的に下流側に位置する像担持体に対応する転写器に対してトナーの回収を実行させる制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によると、複数の像担持体のうち一部の像担持体上でのみトナー像が形成されている場合には、画像形成が行われない像担持体のうち、移動体の巡回経路の上流側に存在する像担持体に接したブラシに保持された残留トナーが放出され、放出された残留トナーが転写器によって移動体に転写される。移動体上に転写された残留トナーは、相対的に下流側に位置する像担持体に搬送され、各像担持体に接したブレードに供給される。このように、本来は廃棄される残留トナーが、画像形成が行われない像担持体に接したブレードに供給されるため、トナーを浪費させずに、ブレードと像担持体との間の摩擦を確実に軽減させることができる。また、従来より、ブレードとブラシを併用してクリーニング性能を向上させることが行われているが、そのような画像形成装置において、ブラシに残留トナーを放出する機能を持たせ、転写器に移動体上の残留トナーを回収する機能を持たせることによって、本発明の画像形成装置を実現することができ、小型かつ簡易な機構で、長期に渡ってクリーニング性能を維持することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記制御部は、トナー像が形成されない複数の像担持体のうち、巡回経路の最上流側に配置された像担持体に接したブラシに対して残留トナーの放出を実行させるとともに、その最上流側に配置された像担持体を除く像担持体に対応する転写器に対してトナーの回収を実行させるものであることが好適である。
本発明の好適な形態の画像形成装置によると、トナー像が形成されない複数の像担持体それぞれに接する複数のブレードに効率よく残留トナーを供給することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記複数の画像形成部は、巡回経路の最下流側に黒色のトナーに対応する画像形成部が配置されたものであることが好ましい。
ビジネスシーンなどでは、黒色のトナーを使って白黒画像を作成することが頻繁に行われている。巡回経路の最下流に、黒色のトナーに対応する画像形成部が配置されることによって、連続して白黒画像の作成が行われた場合であっても、黒色以外の色の画像形成部に対応するブレードに確実に残留トナーを供給することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記ブラシが、バイアス電圧の印加を受けて、バイアス電圧によって残留トナーの除去および放出を行うものであり、
制御部が、ブラシに印加されるバイアス電圧を制御するものであることが好ましい。
ブラシに印加されるバイアス電圧を制御することによって、効率よく、かつ高精度に残留トナーの除去および放出を実行させることができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記トナーは、球形を有するものであることが好ましい。
近年、広く利用されている小径で球状のトナーは、ブレードをすり抜けてしまいやすく、ブレードや感光体の磨耗による画質への影響を受けやすい。したがって、本発明の画像形成装置に適用されることによって、大きな効果を得ることができる。
本発明によれば、トナーの浪費や装置の大型化を抑え、長期に渡ってクリーニング性能を維持することができる画像形成装置を提供することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された画像形成装置の主要部を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、静電潜像を形成しトナーで現像してトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することによりその記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置である。具体的には、この画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)の各色毎に画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを並列的に配置してなるタンデム型のプリンタであり、単色の画像をプリントすることができるほか、かかる4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。尚、これら4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kはほぼ同様の構成を有しているため、図1ではこれらを代表してイエローの画像形成ユニット10Yにおける各種要素にのみ符号が付されている。以下では、基本的にはY,M,C,Kの符号を省略してまとめて説明し、各色の要素について個別に説明するときにのみ、その色の符号Y,M,C,Kを付して説明する。
各画像形成ユニット10には、それぞれ、感光体11、帯電器12、現像器13、一次転写器14,感光体クリーナ15が備えられている。
また、画像形成装置1には、Y,M,C,K各色のトナーが収容されたトナーカートリッジ2Y,2M,2C,2Kや、各画像形成ユニット10に共通の、画像処理部51、制御部52、ROS(Raster Output Scanner)30、中間転写ベルト21、二次転写器22、中間転写ベルトクリーナ23、定着器24、用紙搬送器40、給紙トレイ41、および各種ロールなども備えられている。中間転写ベルト21は、本発明にいう移動体の一例にあたり、感光体11は、本発明にいう像担持体の一例にあたり、帯電器12、現像器13、およびROS30を合わせたものは、本発明にいう画像形成部の一例にあたり、一次転写器14は、本発明にいう転写器の一例にあたり、感光体クリーナ15は、本発明にいうクリーニング部の一例にあたり、制御部52は、本発明にいう制御部の一例に相当する。
この画像形成装置1の画像形成における基本動作について説明する。
画像形成装置1では、画質の向上を図るため、重合法で形成された小径かつ球形なトナーが使用される。Y,M,C,K各色のトナーは、トナーカートリッジ2C,2M,2Y,2K内に収容されており、それらトナーカートリッジ2C,2M,2Y,2Kから、各色の画像形成ユニット10に備えられた現像器13に供給される。
まず、画像を形成するための準備として、各色用の感光体11が回転駆動され、感光体11の表面に、帯電器12によって所定の電荷が付与される。
続いて、図示しない画像読取装置で原稿画像が読み取られて生成されたR,G,B3色の色分解データなどが画像処理部51に送られる。画像処理部51では、それらR,G,Bの色分解データに対して、シェーディング補正、位置ずれ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集などといった各種画像処理が施され、さらに、ラスタライズ処理が施されて、Y,M,C,K4色の色分解データが生成される。これらのY,M,C,K4色の色分解データはROS30に送られる。ROS30では、Y,M,C,K4色の色分解データそれぞれに応じたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kが、対応する色の画像形成ユニット10の感光体11に照射される。
画像形成のための準備が終了すると、まず、イエローの画像形成ユニット10Yによるトナー像形成が開始される。ROS30により、感光体11Y表面にイエローの色分解画像に相当するレーザ光LB−Yが照射されて静電的な潜像(静電潜像)が形成される。その静電潜像は、現像器13Yによって循環供給される現像剤に含まれたイエローのトナーで、現像器13Yと感光体11Yとの間の現像位置に印加された現像電圧によって現像されて、感光体11Y上にイエローのトナー像が形成される。
感光体11Y上にイエローのトナー像が形成されると、一次転写器14Yに転写バイアス電圧が印加され、感光体11Y上に形成されたイエローのトナー像が中間転写ベルト21上に転写される。
また、感光体11Y上のトナー像が中間転写ベルト21上に転写されると、感光体クリーナ15Yによって、感光体11Y上に残留する残留トナーが掻き取られて除去される。感光体クリーナ15については後で詳しく説明する。
中間転写ベルト21は、ドライブロール211によって所定の巡回経路を巡回移動されるとともに、テンションロール212によって一定のテンションが付与される。この中間転写ベルト21上に転写されたイエローのトナー像が次の色であるマゼンタの画像形成ユニット10Mの一次転写器14Mに到達するタイミングに合わせて、マゼンタのトナー像が一次転写器14Mに到達するように、マゼンタの画像形成ユニット10Mによるトナー像形成が行われる。こうして形成されたマゼンタのトナー像は、一次転写器14Mによって中間転写ベルト21上のイエローのトナー像の上に重ねて転写される。
続いて、シアンおよび黒の画像形成ユニット10C、10Kによるトナー像形成が上記と同様のタイミングで行われ、一次転写器14C、14Kにおいて中間転写ベルト21のイエローおよびマゼンタのトナー像の上に順次重ねて転写される。
中間転写ベルト21上に多色トナー像が転写されると、給紙トレイ41に収容された記録用紙がナジャーロール42によって取り出され、取り出された記録用紙がフィードロール43によって1枚ずつ分離され、搬送路44に沿って搬送される。搬送されてきた記録用紙は、中間転写ベルト21上の多色トナー像が二次転写器22に達するタイミングに同期して、二次転写器22に供給される。
中間転写ベルト21上の多色トナー像は、二次転写器22により記録用紙上に二次転写されて記録用紙とともに搬送され、定着器24により記録用紙上に定着されてカラー画像が形成される。転写後の中間転写ベルト21上に残留する残留トナーは中間転写ベルトクリーナ23によって除去されて、次の画像形成に向けての準備がなされる。
また、例えば、白黒画像が形成される場合には、上述したカラー画像が形成される場合と同様に、各色の感光体11が回転されるが、K色の感光体11Kにのみレーザ光LB−Bが照射され、その感光体11K上にのみトナー像が形成される。
基本的には、以上のようにして記録用紙上に画像が形成される。
続いて、感光体クリーナ15による残留トナーのクリーニングと、制御部52による制御について詳しく説明する。尚、これら4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kそれぞれに備えられた感光体クリーナ15Y,15M,15C,15Kはほぼ同様の構成を有しているため、図2、および図3では、Y,M,C,Kの符号を省略してまとめて説明する。
図2は、画像形成ユニット10と制御部52の概略構成図であり、図3は、感光体クリーナ15の基本的な動作を説明するための図である。この図2では、画像形成に使用されるトナーはマイナスに帯電されているものとして説明する。
図2に示すように、感光体クリーナ15は、感光体11の回転方向(矢印方向)の上流側に設けられたブレード151と、ブレード151の下流側で回転するブラシ152とで構成されている。ブレード151は、本発明にいうブレードの一例にあたり、ブラシ152は、本発明にいうブラシの一例に相当する。
また、画像形成ユニット10を構成する、ブラシ152、帯電器12、現像器13、一次転写器14には、バイアス電圧を印加するブラシバイアス電源51、帯電電源52、現像バイアス電源53、および転写バイアス電源54がそれぞれ備えられており、制御部52は、それらブラシバイアス電源51、帯電電源52、現像バイアス電源53、および転写バイアス電源54による印加電圧を制御することによって、ブラシ152、帯電器12、現像器13、一次転写器14の動作を制御している。
まず、感光体11上にトナー像を形成し、転写されずに感光体11上に残った残留トナーをクリーニングする通常動作について説明する。
トナー像が形成される際には、感光体11が矢印A方向に回転されるとともに、帯電電源52から帯電器12に帯電電圧が印加されて、感光体11の表面に所定の電荷が付与される(例えば、感光体11Y表面の電位:−500V)。
続いて、ROS30から感光体11にレーザ光LBが照射されて、感光体11表面に静電潜像が形成される。
静電潜像が形成されると、現像バイアス電源53によって、現像器13と感光体11との間の現像位置に、感光体11側ほど電位が高い現像バイアス電圧が印加される(例えば、現像器13表面の電位:−1000V)。現像器13では、内部に収納された現像剤中のトナーがマイナスに帯電されており、現像バイアス電圧の印加によって、トナーが感光体11に引き付けられて静電潜像に付着し、感光体11上にトナー像が形成される。
感光体11Y上に形成されたトナー像は、感光体11の回転に伴って一次転写器14に移動される。続いて、転写バイアス電源54によって、一次転写器14と感光体11との間に、一次転写器14側ほど電位が高い転写バイアス電圧が印加されると(例えば、一次転写器14表面の電位:+1000V)、トナーが一次転写器14に引き付けられ、中間転写ベルト21上にトナー像が転写される。
トナー像が中間転写ベルト21上に転写された後の感光体11上には、図3に示すように、転写されずに残ってしまった残留トナー300が付着している。残留トナー300は、感光体11の回転に伴ってブレード151に供給され、ブレード151によって掻き取られる。また、ブラシバイアス電源51によって、ブラシ152と感光体11との間に、ブラシ152側ほど電位が高いブラシバイアス電圧が印加されると(例えば、ブラシ152の電位:+1000V)、ブラシ152では、ブラシバイアス電圧による静電力と、ブラシ152の回転による機械的な摺動とによって、残留トナー300が感光体11上から除去される。除去された残留トナー300は、ブラシ152によって保持される。このように、ブレード151とブラシ152とを併用することによって、感光体11上に残ってしまった残留トナー300を確実にクリーニングすることができる。
ここで、例えば、連続して白黒画像の形成が行われる場合、Y,M,C各色の画像形成ユニット10では、新たにトナーが使用されないままで感光体11が回転され続ける。このような場合には、上述した通常動作に代えて、以下に示す残留トナー供給動作が実行される。
図4は、白黒画像が形成される場合におけるY,M,C各色の画像形成ユニット10の動作を説明するための図である。残留トナー供給動作の実行時においては、Y,M,C,K各色の画像形成ユニット10それぞれで行われる処理が異なるため、図4では、画像形成ユニット10を構成する各種要素にY,M,C,Kの符号を付し、それらの色を区別して説明する。
画像形成装置1では、中間転写ベルト21の巡回方向(矢印B方向)における最下流側に、単色画像形成時に頻繁に利用されるK色の画像形成ユニット10Kが配置されている。白黒画像が形成される場合には、このK色の画像形成ユニット10Kでのみトナー像が形成されるため、画像形成ユニット10Kよりも巡回方向(矢印B方向)の上流側に配置されたY,M,C各色の画像形成ユニット10Y,10M,10Cでは、感光体11Y,11M,11Cにトナーが供給されない。
白黒画像形成時には、制御部52によって、巡回方向(矢印B方向)の最上流側に配置されたY色の画像形成ユニット10Yに対し、上述した通常動作時とは逆勾配の電位差を生じさせるブラシバイアス電圧の印加が指示されるとともに、上述した通常動作時と同勾配の電位差を生じさせる転写バイアス電圧の印加が指示される。また、Y色の画像形成ユニット10Yよりも巡回方向の下流側に配置されたM,C各色の画像形成ユニット10M,10Cに対しては、上述した通常動作時と同勾配の電位差を生じさせるブラシバイアス電圧の印加が指示されるとともに、上述した通常動作時とは逆勾配の電位差を生じさせる転写バイアス電圧の印加が指示される。
ブラシ152Yと感光体11Yとの間に、通常動作時とは逆勾配の電位差を生じさせるブラシバイアス電圧が印加されると(例えば、感光体11Y表面の電位:−400V、ブラシ152Yの電位:−1000V)、ブラシ152Yによって保持されていた残留トナー300Yが感光体11Yに引き付けられ、ブラシ152Yから感光体11Yに残留トナー300が供給される。残留トナー300Yは、感光体11Yが矢印A方向に回転するのに伴って、一次転写器14Yに対向する位置に搬送される。
一次転写器14Yと感光体11Yとの間に、通常動作時と同勾配の電位差を生じさせる転写バイアス電圧が印加されると(例えば、感光体11Y表面の電位:−400V、一次転写器14Y表面の電位:+1000V)、感光体11Yによって運ばれてきた残留トナー300Yが一次転写器14Yによって引き付けられ、中間転写ベルト21上に転写される。
中間転写ベルト21上に転写された残留トナー300Yは、中間転写ベルト21によってM色の画像形成ユニット10Mに搬送される。
M色の画像形成ユニット10Mにおいて、一次転写器14Mと感光体11Mとの間に、通常動作時と逆勾配の電位差を生じさせる転写バイアス電圧が印加されると(例えば、感光体11Y表面の電位:−400V、一次転写器14Y表面の電位:−1000V)、中間転写ベルト21によって運ばれてきた残留トナー300Yが感光体11Mによって引き付けられ、感光体11M上に回収される。回収された残留トナー300Yは、感光体11Mの回転に伴って、ブレード151Mに供給される。ブレード151Mでは、供給された残留トナー300Yが潤滑材となり、ブレード151Mと感光体11Mとの間の摩擦が緩和される。ブレード151Mでクリーニングしきれなかった残留トナー300Yは、ブラシ152Mに搬送される。
ブラシ152Mと感光体11Mとの間に、通常動作時と同勾配の電位差を生じさせるブラシバイアス電圧が印加されると(例えば、感光体11M表面の電位:−400V、ブラシ152Mの電位:−1000V)、感光体11M上の残留トナー300Yがブラシ152Mによって引き付けられて除去される。
また、M色の一次転写器14Mによって感光体11M上に回収しきれずに中間転写ベルト21上に残った残留トナー300Yは、中間転写ベルト21によってC色の画像形成ユニット10Cに搬送される。
C色の画像形成ユニット10Cにおいても、一次転写器14Cと感光体11Cとの間に、通常動作時と逆勾配の電位差を生じさせる転写バイアス電圧が印加され(例えば、感光体11C表面の電位:−400V、一次転写器14C表面の電位:−1000V)、中間転写ベルト21によって運ばれてきた残留トナー300Yが感光体11C上に回収される。回収された残留トナー300Cは、ブレード151Cに供給されて除去されるとともに、ブレード151Cでクリーニングしきれなかった残留トナー300Yは、ブラシ152Cに搬送される。
ブラシ152Cと感光体11Cとの間にも、通常動作時と同勾配の電位差を生じさせるブラシバイアス電圧が印加され(例えば、感光体11C表面の電位:−400V、ブラシ152Cの電位:−1000V)、感光体11C上の残留トナー300Yがブラシ152Cによって引き付けられて除去される。
このように、本実施形態の画像形成装置1によると、トナー像が形成されない画像形成ユニット10のブレード151に、本来は破棄されるはずの残留トナーが供給されるため、画像形成用のトナーを浪費せずに、ブレード鳴きや、ブレード151および感光体11の磨耗などを軽減することができる。また、単色画像に頻繁に利用されるK色の画像形成ユニット10Kを、中間転写ベルト21の巡回方向の最下流側に配置することによって、K色以外の画像形成ユニット10Y,10M,10Cそれぞれに備えられたブレード151Y,151M,151Cに効率よく、かつ確実に残留トナーを供給することができ、画像形成装置1全体の寿命を向上させることができる。さらに、本実施形態では、中間転写ベルト21の巡回方向の最上流側に、最も目立ちにくい色であるY色の画像形成ユニット10Yが配置されており、画像形成ユニット10Yから供給された残留トナーがクリーニングされきれずに白黒画像上に転写されてしまっても、見た目にはわかりにくい。
ここで、上記では、本発明にいう移動体として中間転写ベルトを利用する例について説明したが、本発明にいう移動体は、ドラムなどであってもよい。
また、上記では、ブラシによる残留トナーの放出/回収をブラシバイアス電圧によって制御する例について説明したが、本発明にいうブラシは、機械的な振動によって残留トナーを放出するものであってもよい。
また、上記では、残留トナー供給動作を白黒画像形成時に実行する例について説明したが、残留トナー供給動作は、一部の色におけるトナー像が形成されている場合に、その色を除く色の画像形成ユニットで実行されるものであってもよい。
また、上記では、1枚の白黒画像を形成する間に、残留トナー供給動作が3つの画像形成ユニット10Y,10M,10C全てにおいて同時に実行される例について説明したが、各々の画像形成ユニット10の感光体11に確実に残留トナーを供給するために、残留トナー供給動作が実行される画像形成ユニット10Y,10M,10Cを1つずつ順次に切り替えてもよい(以下では、残留トナー供給動作が実行される画像形成ユニットを順次に切り替える方式を時間差方式と称する)。例えば、白黒画像が所定枚数作成されるのにかかる1サイクルの時間を12秒としたときに、中間転写体21の巡回方向の上流側の画像形成ユニット10Yにおいて残留トナーを放出し、最初の4秒間は、Y色の一次転写器14Yにはトナーを感光体11Y上から回収する転写バイアス電圧を印加し、M,C色の一次転写器14M,14Cにはトナーを感光体11M,11C上に転写する転写バイアス電圧を印加することによって、Y色の画像形成ユニット10Yにのみ残留トナーを供給し、次の4秒間は、M色の一次転写器14Mにはトナーを回収する転写バイアス電圧を印加し、Y,C色の一次転写器14Y,14Cにはトナーを転写する転写バイアス電圧を印加することによって、M色のM色の画像形成ユニット10Mにのみ残留トナーを供給し、同様に、最後の4秒間は、C色の画像形成ユニット10Cにのみ残留トナーを供給する。このように、残留トナー供給動作を実行する画像形成ユニットを順次に切り替えることによって、目立ちにくいY色の残留トナーを画像形成ユニット10Y,10M,10Cそれぞれに確実に供給することができる。
また、残留トナー供給動作は、白黒画像の形成が所定枚数以上連続した場合や、温度湿度環境などによってブレードと感光体との間の摩擦が所定のレベルに達したと推定されるタイミングで実行するものであってもよく、オペレータがクリーニングのブレードの過度な摩擦によって生じる騒音(いわゆる、ブレード鳴き現象)などを検出したときに、手動で実行させるものであってもよい(以下では、残留トナー供給動作を間欠的に実行する方式を間欠方式と称する)。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1に示す画像形成装置と同様の構成を有するタンデム型の画像形成装置(富士ゼロックス社製、Docu Centre Color a450)を、白黒画像形成時に、Y,M,C各色の画像形成ユニット10Y,10M,10Cで上述した残留トナー供給動作が実行されるように改造した。また、この画像形成装置は、オペレータによって設定された指定枚数だけ白黒画像が連続して形成された時点で残留トナー供給動作が実行され(間欠方式)、画像形成ユニット10Y,10M,10Cで残留トナー供給動作が実行されるタイミングをそれぞれにずらすことができる(時間差方式)。尚、現像剤に含まれるトナーは負帯電トナーを用いた。
上述した画像形成装置において、ブラシバイアス電圧、転写バイアス電圧、温度湿度環境、および残留トナー供給動作を実行する間欠タイミングを以下のように変えた実施例、および比較例を用意した。
(実施例1)
<通常動作時>
トナー像が形成されている色の画像形成ユニット10では、感光体11表面とブラシ152との間に印加されるブラシバイアス電圧を1000Vに設定した(感光体11表面の電位:−400V、ブラシ152の電位:600V)。このとき、マイナスに帯電されたトナーはブラシ152によって除去される。また、感光体11と一次転写器14との間に印加される転写バイアス電圧を1900Vに設定した(感光体11表面の電位:−400V、一次転写器14の電位:1500V)。このとき、マイナストナーは、一次転写器14に引き付けられて中間転写ベルト21上に転写される。
<残留トナー供給動作時>
中間転写ベルト21の巡回方向における最上流側に配置されたY色の画像形成ユニット10Yでは、感光体11Y表面とブラシ152Yとの間に印加されるブラシバイアス電圧を−1000Vに設定した(感光体11表面の電位:−400V、ブラシ152の電位:−1400V)。このとき、マイナストナーは感光体11Y上に放出される。また、中間転写ベルト21の巡回方向における下流側に配置されたM,C色の画像形成ユニット10M,10Cでは、感光体11M,11C表面とブラシ152M,152Cとの間に印加されるブラシバイアス電圧は、通常動作時と同じ状態に設定した。このとき、マイナストナーはブラシ152M,152Cによって感光体11M,11C上から除去される。
さらに、Y,M,C色の画像形成ユニット10Y,10M,10Cのうち、残留トナー供給動作を実行中ではない画像形成ユニットでは、一次転写器14と感光体11との間に印加される転写バイアス電圧は、通常動作時と同じ状態に設定した。このとき、マイナストナーは、一次転写器14に引き付けられて中間転写ベルト21上に転写される。また、Y,M,C色の画像形成ユニット10Y,10M,10Cのうち、残留トナー供給動作を実行中の画像形成ユニットでは、一次転写器14M,14Cと感光体11M,11Cとの間に印加される転写バイアス電圧を−1100Vに設定した(感光体11表面の電位:−400V、一次転写器14の電位:−1500V)。このとき、マイナストナーは中間転写ベルト21から感光体11M,11C上に回収される。
<温湿度環境>
温度28℃、湿度85%の高温高湿環境で画像形成を行った。
<間欠タイミング>
白黒画像が50枚連続して形成される毎に、残留トナー供給動作を実行した。
(実施例2)
間欠タイミングを100枚毎に変更した以外は、ブラシバイアス電圧、転写バイアス電圧、および温度湿度環境は実施例1と同様の条件で評価した。
(実施例3)
温湿度環境を10℃15%に変更した以外は、ブラシバイアス電圧、転写バイアス電圧、および間欠タイミングは実施例1と同様の条件で評価した。
(実施例4)
温湿度環境を10℃15%に変更し、且つ、間欠タイミングを100枚毎に変更した以外は、ブラシバイアス電圧、および転写バイアス電圧は実施例1と同様の条件で評価した。
尚、上述した実施例1から実施例4においては、1サイクルを12秒間として、Y,M,Cの各画像形成ユニット10において4秒ずつ順次に残留トナー供給動作を実行させた。なお、1サイクルの間に、約3枚の画像が形成される。
(比較例)
残留トナー供給動作を実行せず、白黒画像形成時も常に実施例1における通常動作時のブラシバイアス電圧、および転写バイアス電圧に設定した以外は、温湿度環境は実施例1と同様の条件で評価した。
(評価方法)
まずは、画像形成におけるプロセススピードを52mm/sとして、A4(210×297mm)サイズに対してY、M、Cの各色が1%ずつの画像密度で含まれたカラーチャート画像を、A4サイズのコピー用紙(富士ゼロックスオフィスサプライ社製、C2)上に連続して500枚プリントする。
続いて、A4(210×297mm)サイズに対してK色のみが1%含まれた白黒チャート画像を上記のコピー用紙に連続して500枚プリントする。この際、白黒画像の形成に関与しないY,M,C各色の画像形成ユニット10の感光体11とグブレード151との間の摩擦力の増大に起因する騒音(ブレード鳴き)を評価した。評価基準は、以下の通りである。
画像形成装置以外には主たる音源の無い部屋で、装置から約1m離れた位置から、白黒画像形成時にブレード151の振動に起因する異音が聞き取れるか否かや、異音の程度を官能評価した。
○:ブレードの振動に起因する異音は、500枚プリント中、まったく聞こえない。
△:500枚プリント中、ブレードの振動に起因する異音が確認できたが、画像形成装置におけるプリント中の通常動作音の大きさと大差がなく、意識して聞かないと異音が判別できない。
×:500枚プリント中、ブレードの振動に起因する異音が明らかに確認できた。
次に、これらの実施例および比較例に対する評価結果について説明する。
(評価結果)
表1には、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、および比較例と、それらに対する評価結果が示されている。
Figure 0004779662
実施例1、および実施例2では、高温多湿の環境下において、ブレード151に残留トナーが確実に供給され、ブレード151と感光体11との間の摩擦が軽減されていることが示されている。高温多湿の環境下では、感光体11上にトナーが付着しやすく、転写後にも感光体11上に残っている残留トナーの量が多い。したがって、実施例2において、残留トナー供給動作が実行される間欠タイミングを50枚から100枚に変更しても、良好な評価結果が得られている。
実施例3では、低温低湿な環境下であり、通常動作においては、カラー画像が形成された後に感光体11上には残留トナーがほとんど付着していないが、ブラシ152に保持されていた残留トナーがY,M,C各色の画像形成ユニット10に確実に供給されたことが確認できた。
実施例4では、低温低湿、かつ間欠タイミングが100枚であり、実施例1、実施例2、および実施例3と比較して、感光体11に供給される残留トナー量が低下しており、若干のブレード鳴きが検出されたが、実用上の問題はないと確認できた。
比較例では、白黒画像形成時には、Y,M,C各色の画像形成ユニット10にはトナーが供給されない状態でブレード151と感光体11とが接触しており、大きなブレード鳴きが検出された。
以上の結果から、本発明の有用性が確認できた。
本発明の一実施形態が適用された画像形成装置の主要部を示す概略構成図である。 画像形成ユニットと制御部の概略構成図である。 感光体クリーナ15の基本的な動作を説明するための図である。 白黒画像が形成される場合におけるY,M,C各色の画像形成ユニットの動作を説明するための図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2Y,2M,2C,2K トナーカートリッジ
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット
11Y,11M,11C,11K 感光体
12Y,12M,12C,12K 帯電器
13Y,13M,13C,13K 現像器
14Y,14M,14C,14K 一次転写器
15Y,15M,15C,15K 感光体クリーナ
21 中間転写ベルト
22 二次転写器
23 中間転写ベルトクリーナ
24 定着器
30 ROS
40 用紙搬送器
41 給紙トレイ
51 画像処理部
52 制御部

Claims (1)

  1. 所定の巡回経路に沿って巡回走行される移動体と、
    表面にトナー像を担持して回転する、前記巡回経路に沿って配置された複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体それぞれの表面に複数色それぞれのトナー像を形成する複数の画像形成部と、
    前記複数の像担持体それぞれの表面に形成されたトナー像を前記移動体に転写する機能と、該移動体上のトナーを各像担持体上に回収する機能とを有する複数の転写器と、
    像担持体の回転における前記転写器の下流側に配置された、前記複数の像担持体それぞれの表面に転写後も残留した残留トナーを各像担持体上から除去する複数のクリーニング部であって、各像担持体の表面に当接したブレード、および各像担持体の回転における該ブレードの下流側で該像担持体の表面に接した、該像担持体から残留トナーを除去して保持する機能と、保持した残留トナーを該像担持体上に放出する機能とを有するブラシを備えた複数のクリーニング部と、
    前記複数の像担持体のうち一部の像担持体上でトナー像が形成され、その一部の像担持体に対し、前記巡回経路の上流側に、トナー像が形成されない複数の像担持体が存在する場合に、トナー像が形成されないそれら複数の像担持体のうち相対的に上流側に位置する上流側像担持体に接したブラシに対して残留トナーの放出を実行させるとともに、該上流側像担持体に対応する転写器に前記移動体への該残留トナーの転写を行わせ、相対的に下流側に位置する下流側像担持体に対応する転写器に対して該移動体からの該残留トナーの回収を実行させることで、該残留トナーを該下流側像担持体の表面に当接したブレードに供給させる制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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