JP4779458B2 - プレス装置 - Google Patents

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Description

この発明は、金属板等をプレス加工するためのプレス装置に関する。
プレス装置において、上金型が意図せずに降下するのを防止する技術として、特許文献1に開示のものがある。
特許文献1では、上金型が上死点に達したことを検出すると、安全ブロックを進出させて上金型と下金型間に介在させて、上金型の下降を防止している。
特開平9−108899号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、安全ブロックが上金型と下金型間に進出する前の状態において、上金型と下金型間の空間が周囲に対して開放された状態となっている。このため、安全ブロック等で上金型の下降が抑止されていない状態で、上金型と下金型間に予期しない物体が介在してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、上金型と下金型間の空間が、不用意に周囲に対して開放されないようにすることを目的とする。
この発明に係るプレス装置は、下金型と、前記下金型に対して接近離隔するように昇降移動する上金型と、前記上金型の下降を阻止する下降抑止位置と前記上金型の下降を許容する下降許容位置との間で移動自在に配設された下降抑止部材と、前記下降抑止部材の一側面に突設されたガイドロッドと、プレス装置の外方に突出するように前記ガイドロッドの先端部に設けられ、前記下降抑止部材を前記下降抑止位置と前記下降許容位置との間で移動させる操作片と、前記下降抑止部材を前記下降抑止位置と前記下降許容位置との間で移動自在に支持するように、前記ガイドロットと前記操作片との間で、前記ガイドロッドが移動自在に挿通されたガイド部と、前記下金型と前記上金型との間の金型間空間を開閉自在に覆うカバー体と、前記下降抑止部材の移動方向に沿い、かつ、閉じられた前記カバー体側に突出する姿勢で、前記下降抑止部材に取付けられたロック棒を有し、前記下降抑止部材が前記下降許容位置に移動した状態で、前記ロック棒が前記カバー体に形成された位置決め孔に挿入されて、前記カバー体を閉じた状態にロックすると共に、前記下降抑止部材が前記下降抑止位置に移動した状態で、前記ロック棒が前記カバー体の前記位置決め孔から離脱して、前記カバー体のロックを解除するカバー体ロック機構とを備えたものである。
この場合に、前記下降抑止部材が下降抑止位置に移動した状態で、該下降抑止部材の移動を抑止する下降抑止部材ロック機構をさらに備えたものであってもよい。
た、前記下降抑止部材ロック機構は、前記ガイド部に設けられたロック部材が前記ガイドロッドに形成された2つの位置決め凹部のいずれかに離脱可能に嵌り込むことで、前記下降抑止部材を前記下降抑止位置又は前記下降許容位置に維持してもよい。
さらに、前記ロック部材は、前記ガイドロッドの移動方向に対して略直交する方向に沿って前記位置決め凹部から離反する方向に持上げられることにより、前記位置決め凹部から離脱されるように構成されていてもよい。
この発明のプレス装置によると、下金型と、前記下金型に対して接近離隔するように昇降移動する上金型と、前記上金型の下降を阻止する下降抑止位置と前記上金型の下降を許容する下降許容位置との間で移動自在に配設された下降抑止部材と、前記下金型と前記上金型との間の金型間空間を開閉自在に覆うカバー体と、前記下降抑止部材が前記許容抑止位置に移動した状態で、前記カバー体を閉じた状態にロックすると共に、前記下降抑止部材が前記下降抑止位置に移動した状態で、前記カバー体の前記ロックを解除するカバー体ロック機構とを備えている。このため、前記下降抑止部材が前記下降抑止位置に移動して前記上金型の下降が抑止された状態になると、カバー体ロック機構のロックが解除されて、カバー体を開けるようになる。このため、上金型と下金型間の空間が、不用意に周囲に対して開放されることを防止できる。
また、前記下降抑止部材は、手動操作により移動可能に構成されているため、電気的な制御動作から切離して、下降抑止部材を移動させることができる。このため、予期しない上金型の下降をより確実に防止することができる。
また、前記下降抑止部材が下降抑止位置に移動した状態で、該下降抑止部材の移動を抑止する下降抑止部材ロック機構をさらに備えていると、下降抑止部材が不用意に退避移動することを防止できる。
さらに、前記下降抑止部材に対する移動操作と、前記下降抑止部材ロック機構に対するロック解除操作とは、それぞれ作業者の別の手で操作されるように構成されていると、作業者は両方の手を用いてロックを解除しつつ下降抑止部材を移動させる必要がある。このため、作業者の両手をロック解除及び移動操作に専従させることができ、上金型と下金型間に予期しない物体を介在させてしまうような事態をより確実に防止できる。
以下、この発明の実施形態に係るプレス装置について説明する。図1はプレス装置を示す側面図であり、図2は抑止ブロックが下降許容位置にある状態におけるプレス装置を示す要部拡大図であり、図3は抑止ブロックが下降抑止位置にある状態におけるプレス装置を示す要部拡大図である。
このプレス装置は、上金型30と下金型20間で加工対象物に圧力を加えて曲げ加工や切断加工等のプレス加工を行うための装置である。例えば、自動車の配線分岐等に用いられるジャンクションブロックの内部には、絶縁板にバスバーを取付けて所定の配線回路を構成したものが組込まれている。本プレス装置は、このバスバーのような部材を、金属板材を切断及び曲げ加工することで形成する。
プレス装置は、下金型20と、上金型30と、下降抑止部材としての抑止ブロック40と、金型間空間を覆うカバー体50と、カバー体ロック機構60とを備えている。
上記下金型20は、上下方向に関して一定位置に設けられる部材であり、その上面は加工すべき形状に応じた所定の金型面に形成されている。
本実施形態では、基台10上に固定板12が固設され、この固定板12の略中央部に下金型20が固設されている。
上金型30は、下金型20に対して接近離隔移動するように昇降移動自在に設けられる部材であり、その下面は加工すべき形状に応じた所定の金型面に形成されている。そして、上記下金型20の金型面と上金型30の金型面との間に、加工対象物を挟んで圧力を加えることで、該加工対象物をプレス加工する。
本実施形態では、基台10に支柱部14が立設されており(ここでは基台10の4隅に立設されている)、その支柱部14により下金型20の上方所定位置に上方支持板16が支持されている。また、この上方支持板16に、油圧シリンダ等のアクチュエータにより構成される昇降駆動部18が設けられている。昇降駆動部18は、上方支持板16の固設された駆動本体部18aと、該駆動本体部18aから下方に向けて進退駆動自在に設けられたロッド部18bとを備えている。そして、ロッド部18bの下端部に可動板38が取付けられており、この可動板38の下面略中央部に下金型20が取付けられている。
そして、昇降駆動部18の駆動によりロッド部18bが進退することで、上金型30及び可動板38が、下金型20及び固定板12に対して接近又は離隔するように、昇降移動する。
抑止ブロック40は、上金型30の下降を抑止する下降抑止位置(図3参照)、上金型30の下降を許容する下降許容位置(図2参照)との間で移動自在に配設されている。ここでは、下降抑止位置は、上金型30が上昇した状態で抑止ブロック40が固定板12と可動板38との間に介在する位置であり、下降許容位置は、上金型30が固定板12と可動板38間から離脱するように退避した位置である。
より具体的には、抑止ブロック40は、上金型30が上昇した状態で、固定板12と可動板38との間隔寸法に対応する上下寸法を有する略直方体形状に形成されている。そして、この抑止ブロック40が、固定板12と可動板38との間に介在することで、可動板38及び上金型30の下降が抑止される。
この抑止ブロック40は、次の構成により、上記2つの位置間で移動自在に支持されている。すなわち、抑止ブロック40の一側面に一対のガイドロッド42が突設されると共に、各ガイドロッド42の先端部間に架渡すようにして操作片43が取付けられている。また、上記各支柱部14のうちの一つに各ガイドロッド42を移動自在に挿通可能なガイド孔15hを有するガイド部15が一対設けられている。そして、一対のガイドロッド42が各ガイド孔15h内に移動自在に挿通されることで、抑止ブロック40が下降抑止位置(図3参照)とその側方の下降許容位置(図2参照)との間で移動自在に支持されることになる。
また、上記抑止ブロック40は、手動操作により2つの位置間で移動自在に構成されている。ここでは、上記操作片43は、本プレス装置の外方に突出しており、作業者等が該操作片43或はこの操作片43に取付けられたハンドル等を持って移動操作することで、抑止ブロック40が移動する。即ち、作業者等が該操作片43をプレス装置側へ押込むことで、抑止ブロック40は下降抑止位置に移動し、作業者が操作片43をプレス装置から引出すことで、抑止ブロック40が下降許容位置に移動する。
また、このプレス装置には、抑止ブロック40が、下降抑止位置又は下降許容位置に位置することを検出する位置検出部80が設けられている。位置検出部80としては、抑止ブロック40の接触状態に応じて該位置を検出するマイクロスイッチや、光を利用した近接センサ等、種々の位置検出手段が用いられる。
この位置検出部80の検出信号は、コントローラ82に与えられる。コントローラ82は、該検出結果に基づいて、抑止ブロック40が下降許容位置に移動したと判断した場合に、昇降駆動部18の駆動等、本プレス装置のプレス動作を可能にするように制御する。
なお、下降抑止部材としては、必ずしも上記抑止ブロック40のように固定板12と可動板38との間に介在する必要はなく、例えば、何らかの固定部材に取付けられた状態で固定板12や上金型30等に係合して上金型30の下降を阻止する構成等であってもよい。
図4はブロックロック機構を示す一部拡大断面図である。図2〜図4に示すように、本プレス装置には、下降抑止部材ロック機構としてブロックロック機構70が設けられている。このブロックロック機構70は、抑止ブロック40が下降抑止位置に移動した状態で、該抑止ブロック40の移動を抑止するように構成されている。
より具体的には、一方のガイド部15に、その内外を貫通するようにロック保持孔15aが形成されており、このロック保持孔15a部分にロック部材71が取付けられている。
ロック部材71は、位置決ロッド状部72と摘み部73とが略T字状に連なった形状を有している。そして、摘み部73を外方に配設した状態で、位置決ロッド状部72がロック保持孔15aに貫通状に配設される。このロック部材71は、位置決ロッド状部72の先端部をガイド孔15h内に突出させたロック位置とガイド孔15hから退避した非ロック位置との間で、進退自在とされている。
また、弾性手段としてのコイルバネ74が、ロック保持孔15a内で、該ロック保持孔15aの外側開口部の若干狭まった狭隘部分と位置決ロッド状部72の先端側外周部の鍔部72fとの間に圧縮状に介在されている。このコイルバネ74の付勢力により、ロック部材71は上記ロック位置に向けて付勢されている。
また、上記位置決ロッド状部72の先端部には、ボール72aが出没自在かつ離脱不能に設けられると共に、弾性手段としてのコイルバネ72bによりボール72aが進出方向に付勢されている。すなわち、位置決ロッド状部72の先端部には、一種のボールプランジャ機構が組込まれている。そして、位置決ロッド状部72の先端部が、次述するガイドロッド42の位置決凹部42ha,42hbに円滑に嵌り込みかつ離脱できるようになっている。
また、ガイドロッド42の一側部に、その長手方向に沿って間隔をあけて2つの位置決凹部42ha,42hbが形成されている。各位置決凹部42ha,42hbは、上記位置決ロッド状部72の先端部を嵌め込み可能な凹み形状に形成されている。また、一方側の位置決凹部42haは、抑止ブロック40を下降抑止位置に移動させた状態で、上記位置決ロッド状部72の先端部が嵌り込み可能な位置に形成され(図3参照)、他方側の位置決凹部42hbは、抑止ブロック40を下降許容位置に移動させた状態で、上記位置決ロッド状部72の先端部が嵌り込み可能な位置に形成されている(図3参照)。
そして、抑止ブロック40が下降抑止位置又は下降許容位置にある各状態で、ロック部材71がコイルバネ74により付勢されつつロック位置に移動して、位置決凹部42ha又は42hbに嵌り込んでいる。これにより、抑止ブロック40が下降抑止位置又は下降許容位置である一定位置に維持される。
また、この状態で、作業者が摘み部73を掴んで持上げることにより(即ち、手動操作により)、コイルバネ74の付勢力に抗してロック部材71を非ロック位置に移動させることで、位置決ロッド状部72の先端部が位置決凹部42ha又は42hbから離脱する。これにより、抑止ブロック40は、下降抑止位置又は下降許容位置から移動可能になる。
なお、このロック部材71は、操作片43から離れた位置に配設されており、本ロック部材71に対する操作(特にロック解除操作)と、操作片43による抑止ブロック40の移動操作(特に抑止ブロック40を下降抑止位置から下降許容位置に移動させる操作)とは、作業者による別々の手で操作される必要があるようになっている。
また、上記上金型30が上昇した状態で、上金型30と下金型20との間の金型間空間を覆うようにしてカバー体50が設けられている。ここでは、金型間空間の一側を覆う一つのカバー体50に着目して説明するが、通常は、金型間空の周囲を囲うようにして開閉自在又は開閉不能なカバー体が適宜設けられており、開閉自在なカバー体については、本発明を適用し得る。
すなわち、カバー体50は、金型間空間の一側を開閉自在に覆う板状部材である。より具体的には、カバー体50は、透明樹脂板等で形成された部材であり、隣合う支柱部14と固定板12と上方支持板16とで囲まれる略方形開口を覆う略方形板状の部材である。
このカバー体50は、図5及び図6に示す支持構造によって、その面方向に沿ってずらすことで開閉自在とされている。すなわち、カバー体50の周縁部(ここでは上下の辺部分)に、大孔部及びスリット部を有するだるま穴状の係合孔51が形成されている。一方、上記略方形開口を囲う支柱部14と固定板12と上方支持板16側(ここでは固定板12と上方支持板16側)には、係合軸部44の先端部に円板状の抜止部45が固定されたカバー止係合部46が設けられている。この係合軸部44は係合孔51のスリット部を挿通可能な太さに形成されており、抜止部45は、係合孔51の大孔部を挿通可能でかつスリット部を挿通不能な大きさに形成されている。
そして、カバー体50を閉じる際には、抜止部45を係合孔51の大孔部に通すようにして、カバー止係合部46を係合孔51内に配設する。この状態で、重力に従って、カバー体50を若干下降に移動させると、カバー止係合部46が係合孔51のスリット部部分に抜止め状に係合する。これにより、カバー体50が閉じられた状態に保持される。一方、カバー体50を開く場合には、該カバー体50を若干持上げるようにして、抜止部45を係合孔51の大孔部に対応する位置に配設する(図5の2点鎖線参照)。この状態で、カバー体50をカバー止係合部46の先端側に移動させると、カバー止係合部46と係合孔51との係合が解除され、カバー体50を開いて取外せるようになる。
なお、カバー体50には、取っ手部54が取付けられており、この取っ手部54を衝かんでカバー体50の移動等を容易に行えるようになっている。
カバー体ロック機構60は、抑止ブロック40が下降許容位置に移動した状態で、カバー体50を閉じた状態にロックすると共に、抑止ブロック40が下降抑止位置に移動した状態で、カバー体50のロックを解除するように構成されている。
より具体的には、カバー体ロック機構60は、抑止ブロック40にブラケット等を介して取付けられたロック棒62を備えている。ロック棒62は、抑止ブロック40の移動方向に沿い、かつ、閉じられたカバー体50側に突出する姿勢で、抑止ブロック40に取付けられている。また、カバー体50には、ロック棒62を挿通可能な位置決孔50hが形成されている。そして、抑止ブロック40が下降許容位置にある状態では、ロック棒62がカバー体50の位置決孔50h内に挿入されている。これにより、位置決孔50hの周縁部がロック部62に係合し、カバー体50がその面方向に移動不能な状態とされ、カバー体50が取外し不能状態にロックされる。一方、抑止ブロック40が下降抑止位置にある状態では、ロック棒62がカバー体50の位置決孔50hから離脱している。これにより、カバー体50がその面方向に移動可能な状態となり、上述したようにしてカバー体50をその面方向に沿ってスライド移動させつつ、取外して開くことができる(つまり、ロックが解除される)ようになっている。
このように構成されたプレス装置では、カバー体50を閉じると共に、抑止ブロック40を下降許容位置に移動させた状態で、通常のプレス作業を行う。そして、金型交換、金型の掃除、点検作業時等には、作業者が、その一方の手でブロックロック機構70を非ロック状態に操作すると共に、他方の手で抑止ブロック40を下降抑止位置に移動させる。これにより、カバー体ロック機構60が非ロック状態になるので、カバー体50を若干持上げつつ外方へ移動させて開く。すると、抑止ブロック40が下降抑止位置に移動して可動板38及び上金型30の下降が阻止された状態で、金型20,30間の空間が開放され、上記金型交換作業等を行えるようになる。
以上のように構成されたプレス装置によると、下金型20と、この下金型20に対して接近離隔するように昇降移動する上金型30と、上金型30の下降を阻止する下降抑止位置と上金型30の下降を許容する下降許容位置との間で移動自在に配設された抑止ブロック40と、下金型20と上金型30との間の金型間空間を開閉自在に覆うカバー体50と、抑止ブロック40が下降許容位置に移動した状態で、カバー体50を閉じた状態にロックすると共に、抑止ブロック40が下降抑止位置に移動した状態で、カバー体50のロックを解除するカバー体ロック機構60とを備えているため、抑止ブロック40が下降抑止位置に移動して上金型30の下降が抑止された状態になると、カバー体50のロックが解除されて、カバー体50を開けるようになる。換言すれば、抑止ブロック40によって上金型30の下降が阻止されていない状態では、カバー体50を開くことはできない。このため、上金型30と下金型20間の空間が、不用意に周囲に対して開放されることを防止できる。
また、抑止ブロック40が下降抑止位置に移動した状態で、抑止ブロック40の移動を抑止するブロックロック機構70をさらに備えているため、抑止ブロック40をより確実に一定位置に保持でき、それが不用意に移動することを防止できる。
さらに、抑止ブロック40は、手動操作により下降抑止位置と下降許容位置との間で移動可能に構成されていると、電気的な制御動作から切離して、抑止ブロック40を移動させることができる。このため、予期しない上金型30の下降をより確実に防止することができる。
また、抑止ブロック40に対する移動操作と、ブロックロック機構70に対するロック解除操作とは、それぞれ作業者の別の手で操作される必要があるようになっているため、作業者は両方の手を用いてロックを解除しつつ抑止ブロック40を移動させる必要がある。このため、作業者の両手をロック解除及び移動操作に専従させることができ、上金型30と下金型20間に予期しない物体を介在させてしまうような事態をより確実に防止できる。
図7及び図8にカバー体ロック機構の変形例を示す。すなわち、このカバー体ロック機構160は、抑止ブロック40に取付けられたロック延設片162を備えている。ロック延設片162の先端部には、下方に凹む半円弧状の受部162aが設けられている。また、カバー体50の内面には、受部162aに向けて突出するように突出棒部184が設けられている。
そして、抑止ブロック40が下降許容位置にある状態では、突出棒部184が受部162a内に嵌り込んでいる。これにより、カバー体50がその面方向に沿って上方へ移動不能な状態とされ、カバー体50を取外せないようになっている。一方、抑止ブロック40が下降抑止位置にある状態では、突出棒部184が受部162aから離脱している(図8の2点鎖線参照)。これにより、カバー体50がその面方向に移動可能な状態となり、上記と同様にカバー体50をその面方向にスライド移動させつつ、取外して開くことができるようになっている。
この発明の実施形態に係るプレス装置を示す側面図である。 抑止ブロックが下降許容位置にある状態におけるプレス装置を示す要部拡大図である。 抑止ブロックが下降抑止位置にある状態におけるプレス装置を示す要部拡大図である。 ブロックロック機構を示す一部拡大断面図である。 カバー体の支持構造を示す図である。 カバー体の支持構造を示す一部断面図である。 カバー体ロック機構の変形例を示す図である。 カバー体ロック機構の変形例を示す図である。
符号の説明
12 固定板
15 ガイド部
15a ロック保持孔
15h ガイド孔
18 昇降駆動部
20 下金型
30 上金型
38 可動板
40 抑止ブロック
42 ガイドロッド
42ha,42hb 位置決凹部
43 操作片
46 カバー止係合部
50 カバー体
50h 位置決孔
51 係合孔
60 カバー体ロック機構
62 ロック棒
70 ブロックロック機構
71 ロック部材

Claims (4)

  1. 下金型と、
    前記下金型に対して接近離隔するように昇降移動する上金型と、
    前記上金型の下降を阻止する下降抑止位置と前記上金型の下降を許容する下降許容位置との間で移動自在に配設された下降抑止部材と、
    前記下降抑止部材の一側面に突設されたガイドロッドと、
    プレス装置の外方に突出するように前記ガイドロッドの先端部に設けられ、前記下降抑止部材を前記下降抑止位置と前記下降許容位置との間で移動させる操作片と、
    前記下降抑止部材を前記下降抑止位置と前記下降許容位置との間で移動自在に支持するように、前記ガイドロットと前記操作片との間で、前記ガイドロッドが移動自在に挿通されたガイド部と、
    前記下金型と前記上金型との間の金型間空間を開閉自在に覆うカバー体と、
    前記下降抑止部材の移動方向に沿い、かつ、閉じられた前記カバー体側に突出する姿勢で、前記下降抑止部材に取付けられたロック棒を有し、前記下降抑止部材が前記下降許容位置に移動した状態で、前記ロック棒が前記カバー体に形成された位置決め孔に挿入されて、前記カバー体を閉じた状態にロックすると共に、前記下降抑止部材が前記下降抑止位置に移動した状態で、前記ロック棒が前記カバー体の前記位置決め孔から離脱して、前記カバー体のロックを解除するカバー体ロック機構と、
    備えたプレス装置。
  2. 請求項1記載のプレス装置であって、
    前記下降抑止部材が下降抑止位置に移動した状態で、該下降抑止部材の移動を抑止する下降抑止部材ロック機構をさらに備えたプレス装置。
  3. 請求項2記載のプレス装置であって、
    記下降抑止部材ロック機構は、
    前記ガイド部に設けられたロック部材が前記ガイドロッドに形成された2つの位置決め凹部のいずれかに離脱可能に嵌り込むことで、前記下降抑止部材を前記下降抑止位置又は前記下降許容位置に維持する、プレス装置。
  4. 請求項3記載のプレス装置であって、
    前記ロック部材は、前記ガイドロッドの移動方向に対して略直交する方向に沿って前記位置決め凹部から離反する方向に持上げられることにより、前記位置決め凹部から離脱する、プレス装置。
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