JP4779410B2 - パターン形成装置、ヘッド調整装置、パターン形成方法、ヘッド調整方法 - Google Patents

パターン形成装置、ヘッド調整装置、パターン形成方法、ヘッド調整方法 Download PDF

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本発明は、パターン形成装置におけるヘッドの取付位置を事前に調整するヘッド調整装置等に関する。
従来、基板上に液晶ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(organic ElectroLuminescence)等に用いるカラーフィルタのパターンを形成する方法として、染色法、顔料分散法、電着法、印刷法等の各種方法がある。
また、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のインクをインクジェット方式により基板上に吐出して着色層パターンを形成するパターン形成装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
このインクジェット方式によれば、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のパターン形成を一度の工程により行い、製造工程を簡素化することができるので、コストの低減、歩留まりの向上等を図ることができる。
また、複数のインクジェットヘッドを備え、各インクジェットヘッドの間隔を調整可能な位置調整機構を設けることにより、インクジェットヘッドの位置合わせに要する時間の短縮を図るインクジェットヘッドユニットが提案されている(例えば、[特許文献2]参照。)。
特開2002−361852号公報 特開2001−330720号公報
しかしながら、従来の技術では、インクジェットヘッド、インクジェットヘッドユニットの位置調整は、パターン形成装置に取り付けた後に行われるので、調整に時間を要すると共に、調整の間、パターン形成装置自体を稼働することができず、生産効率が悪化するという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、パターン形成装置におけるヘッドの位置調整に要する時間を削減し、パターン形成装置の稼働率を向上させることを可能とする、ヘッド調整装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置であって、少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースと、少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースと、加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持手段と、前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出手段と、前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出手段と、前記補正データに基づいて、前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置少なくとも調整する調整手段と、を具備し、前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、前記補正データ算出手段は、前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出し、前記調整手段は、前記ヘッドユニット補正量に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正することを特徴とするパターン形成装置である。
パターン形成装置は、ヘッド(インクジェットヘッド等)のノズル孔からのインク吐出等の加工処理により、基板等にパターンを形成する装置である。
加工処理は、インク吐出に限られず、レーザ照射等であってもよい。
ヘッドユニットは、少なくとも1つのヘッドが板状部材のバー等に設けられて構成される。
ヘッド側の着目部位は、ヘッドにおける撮像対象箇所を示し、例えば、ノズル孔、ノズル孔位置を示すマークあるいは標識である。このマークあるいは標識は、印刷あるいは刻印等によりヘッド表面に付される。
基板側の着目部位は、基板における撮像対象箇所を示し、例えば、インクの着弾位置である。
登録データは、パターン形成装置における、ヘッドユニットの取付位置、基準ノズル孔(検出対象のノズル孔)の位置座標、ノズル孔位置を示すマークあるいは標識の位置座標、インクの着弾位置、インク吐出のタイミング、各種装置の動作等に関する標準的な設定、初期設定を示すデータである。
第1の発明のパターン形成装置は、ヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベース、第1ベースと同様にヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースを備え、加工処理実行時の第1ベース側における、ヘッドユニットの取付位置、ヘッドのノズル孔位置、ヘッドからの吐出物(インク等)の着弾位置等を含む登録データを保持し、第2ベース側において、登録データの取付位置にヘッドユニットを位置決めした上で、ノズル孔位置、着弾位置等を検出し、検出位置と登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出し、この補正データに基づいて、第1ベース側における、ヘッドユニットの取付位置、加工処理のタイミング等を調整する。
パターン形成装置は、ヘッドユニットの取付位置を調整して加工幅方向の位置ズレ量を補正し、加工開始位置ズレ量に基づき加工処理のタイミングを調整して加工方向の位置ズレ量を補正する。前記補正データ算出手段は、前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を前記補正データである加工開始位置ズレ量として更に算出する。
パターン形成装置は、第1ベースに取り付けられるヘッドユニットにより加工処理を実行しながら、同時に、第2ベース側に取り付けられるヘッドユニットに関する補正データの算出を行うことができる。
また、パターン形成装置は、登録データの回転角度に基づいて、第2ベースを所定の位置に回転させるようにしてもよいし、回転させずに、登録データの回転角度に基づいて、検出したノズル孔位置のデータに回転演算処理を施すことにより、第2ベースを回転させた場合におけるノズル孔の位置を算出するようにしてもよい。
また、ノズル孔の位置、吐出物の着弾位置の検出は、カメラ等による撮影画像を画像処理することにより行うことができる。
尚、パターン形成装置は、ヘッドユニットが第1ベースにおいて所定の1軸方向(W方向等)に移動可能である場合、加工幅方向(Y方向)のズレ量の補正に必要なヘッドユニットの移動量をヘッドユニット補正量として出するようにしてもよい。この場合、ヘッド調整装置は、併せて、ヘッドユニット補正量に対応する吐出開始位置ズレ量を算出することが望ましい。
また、パターン形成装置は、ヘッドユニットが第1ベースにおいて所定の2軸方向(X方向とY方向等)に移動可能である場合、ノズル孔位置ズレ量をそのままヘッドユニット補正量として算出するようにしてもよい。この場合、吐出開始タイミングを補正する必要がない。
第1の発明では、パターン形成装置は、調整の補正値を求め、事前にヘッドユニットの取付位置を算出することにより、ヘッドユニットの取付時の調整を排除して調整時間を不要とし、段取時間を短縮することができる。ひいては、パターン形成装置の稼働率を向上させることができる。
第2の発明は、基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置における調整を事前に行うヘッド調整装置であって、前記パターン形成装置は、少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースを具備し、前記ヘッド調整装置は、少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースと、加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持手段と、前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出手段と、前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出手段と、を具備し、前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、前記補正データ算出手段は、前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位または前記基板側の着目部位の位置の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を、前記距離に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正するための、前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出することを特徴とするヘッド調整装置である。
第2の発明は、加工処理を実行するパターン形成装置とは、別に、事前調整用のヘッド調整装置を設け、当該ヘッド調整装置側に、第1の発明における、第2ベース、保持手段、位置検出手段、補正データ算出手段等を設けたものである。
第2の発明のヘッド調整装置は、加工処理実行時の第1ベース側における、ヘッドユニットの取付位置、ヘッドのノズル孔位置、ヘッドからの吐出物(インク等)の着弾位置等を含む登録データを保持し、第2ベース側において、登録データの取付位置にヘッドユニットを位置決めした上で、ノズル孔位置、着弾位置等を検出し、検出位置と登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する。
当該補正データをパターン形成装置に入力することにより、パターン形成装置におけるヘッドユニットの取付位置を自動的に補正することができる。
ヘッド調整装置とパターン形成装置とは、それぞれ、独立に設けられ動作可能である。
第2の発明では、ヘッド調整装置は、パターン形成装置の第1ベースと同様の第2ベースを備える
の発明は、基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置におけるパターン形成方法であって、前記パターン形成装置は、少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースと、少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースと、を具備し、加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持ステップと、前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出ステップと、前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出ステップと、前記補正データに基づいて、前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置少なくとも調整する調整ステップと、を具備し、前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、前記補正データ算出ステップでは、前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出し、前記調整ステップでは、前記ヘッドユニット補正量に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正することを特徴とするパターン形成方法である。
の発明は、第1の発明のパターン形成装置におけるパターン形成方法に関する発明である。
の発明は、基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置における調整を事前に行うヘッド調整装置におけるヘッド調整方法であって、前記パターン形成装置は、少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースを具備し、前記ヘッド調整装置は、少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースを具備し、加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持ステップと、前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出ステップと、前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出ステップと、を具備し、前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、前記補正データ算出ステップでは、前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を、前記距離に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正するための、前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出することを特徴とするヘッド調整方法である。
の発明は、第2の発明のヘッド調整装置におけるヘッド調整方法に関する発明である。
本発明は、パターン形成装置でのヘッド位置合わせ調整時間を不要にするためのヘッド調整システム等に関するものである。
パターン形成装置は、最低1つ以上のヘッドが取り付けられるヘッドユニットを着脱できるヘッドユニット機構を備える。ヘッドユニットに取り付けられたヘッドの位置合わせを外段取で行うための、パターン形成装置と同様なヘッドユニット機構を搭載した外段取装置を設け、この外段取装置上で、ヘッドの位置合わせを行い、各ノズルの座標を登録し、予め登録しておいたパターン形成装置に取り付けるヘッドの位置座標とのズレ量から取り付ける位置座標を算出し、ヘッド毎の個体差を事前に考慮することで、指定した位置へ即座にヘッドを取り付けて、ヘッド位置合わせ調整時間を不要にすることができる。
尚、第1の発明のように、ヘッド調整装置とパターン形成装置とを一体として1つの装置として構成するようにしてもよいし、第2の発明のように、ヘッド調整装置とパターン形成装置とをそれぞれ独立した装置として構成するようにしてもよい。
本発明によれば、パターン形成装置におけるヘッドの位置調整に要する時間を削減し、パターン形成装置の稼働率を向上させることを可能とする、ヘッド調整装置等を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るヘッド調整システム等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係るヘッド調整システム1の構成について説明する。
図1は、ヘッド調整システム1の概略構成図である。
尚、θ軸は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。Y軸は塗布幅方向を示し、X軸は塗布方向を示し、θ軸、Y軸、X軸は、互いに直角をなす。
図1に示すヘッド調整システム1は、ヘッド調整装置3、パターン形成装置5等により構成される。
ヘッド調整装置3は、ヘッドユニット25のパターン形成装置5への取り付けに先だって、事前に、ヘッドユニット25の位置調整に必要な補正データを取得する装置である。
パターン形成装置5は、インクジェット方式等によりカラーフィルタ等を製造する装置である。パターン形成装置5は、インクジェット方式の場合、R(赤)、G(緑)、B(青)の三色の色素を含有するインクを基板上に吐出し、各インクを乾燥させて着色画素部を形成し、当該基板上にパターンを形成する。
ヘッド調整装置3は、制御部7、カメラ19、ベース21、回転機構23等から構成される。
制御部7は、ヘッド調整装置3を構成する各種機器の動作を制御したり、演算処理等を行う装置であり、例えば、コンピュータ等である。制御部7は、CPU9、メモリ11、記憶部13等を備える。
CPU9は、演算処理、動作制御等を行うプロセッサであり、記憶部13、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをメモリ11に呼び出して実行する。
メモリ11は、ROM、RAM等であり、恒久的あるいは一時的に各種情報を保持する。
記憶部13は、メモリ、ハードディスク等の記憶装置であり、登録データ15、補正データ17等を保持する。
登録データ15は、パターン形成装置5における、ヘッドユニット25の取付位置、回転角度、基準ノズル孔35の位置座標、インク吐出のタイミング、各種装置の動作等に関する標準的な設定、初期設定を示すデータである。
補正データ17は、パターン形成装置5における、ヘッドユニット25の位置決め、基準ノズル孔35の位置、インク吐出のタイミング等に関する補正データを示す。登録データ15を補正したデータを補正データ17としてもよいし、パターン形成装置5側に登録データ15と同様の登録データ115が保持されている場合、登録データ15からの差分データを補正データ17としてもよい。
ヘッドユニット25は、面状部材に複数のヘッド27が取り付けられたものである。
ヘッド27は、インクジェットヘッド等のヘッドであり、インク等を吐出する少なくとも1つのノズル孔29を有する。
尚、ヘッドユニット25は、各単色毎(R、G、B)に設けてもよい。また、各ヘッドユニット25に設けるヘッド27の数、配置形態に特段の制限はなく、1つのヘッドユニット25に1つのヘッド27を設けるようにしてもよい。
また、各ヘッド27には、ノズル列方向(W方向)に移動可能な調整機構(図示しない)が設けられる。カメラ19によりノズル孔29を映しながら、各ヘッド27間の位置調整を行い、相対的な位置関係を合わせることができる。以下、ヘッドユニット25に取り付けられた各ヘッド27間、各ノズル孔29間の相対的な位置関係に関しては、所定の精度を有するものとして説明する。
ベース21は、少なくとも1つのヘッドユニット25を取り付けるベース部材である。ベース21には、取り付けるヘッドユニット25の数に応じて、少なくとも1つのスライドレール31が設けられる。
ヘッドユニット25側には、スライドレール31に沿って移動可能なスライドブッシュ(図示しない)が設けられる。ベース21とヘッドユニット25とは、スライドレール31及びスライドブッシュを介して取り付けられる。ヘッドユニット25は、リニアモータ(図示しない)等の駆動装置によりスライドレール31に沿ってW方向に移動可能である。
リニアスケール33は、ベース21に設けられ、ベース21におけるヘッドユニット25の位置を計測する装置である。
カメラ19は、ヘッドユニット25におけるノズル孔29の位置を検出するために、ヘッドユニット25の所定の箇所を撮像する装置であり、例えば、CCDカメラ(charge coupled device)等の画像処理カメラである。カメラ19は、対象物を撮影し、取得した画像データを画像処理することにより対象物の位置を検出する。
回転機構23は、ベース21を所定の回転角で回転させる装置である。
パターン形成装置5は、制御部107、ベース121、回転機構123等を有する。
制御部107は、パターン形成装置5を構成する各種機器の動作を制御したり、演算処理等を行う装置であり、例えば、コンピュータ等である。制御部107は、CPU109、メモリ111、記憶部113等を備える。
CPU109、メモリ111、記憶部113は、ヘッド調整装置3の制御部7のCPU9、メモリ11、記憶部13と同様のものである。
記憶部113は、登録データ115等を保持する。
登録データ115は、記憶部13が保持する登録データ15と同様のものである。
ベース121及び回転機構123は、ヘッド調整装置3のベース21及び回転機構23と同様のものである。
次に、図2〜図6を参照しながら、ヘッド調整システム1における、ヘッド調整装置3、パターン形成装置5の動作について説明する。
図2は、ヘッド調整装置3、パターン形成装置5の動作を示すフローチャートである。
図3は、ヘッド調整装置3の動作時における、ベース21、ヘッドユニット25等を示す図である。
ヘッド調整装置3の制御部7は、記憶部13から登録データ15を読み出す(ステップ1001)。
制御部7は、回転機構23により、登録データ15が示す回転角θの位置に、ベース21を回転させる(図3参照。)(ステップ1002)。
制御部7は、登録データ15が示すW方向位置(登録データ15に登録されている取付位置)にヘッドユニット25を移動させる(ステップ1003)。
尚、ヘッドユニット25の移動に関しては、リニアモータ(図示しない)等の駆動装置により行い、移動量に関しては、リニアスケール33等の計測装置により行うことができる。
制御部7は、カメラ19により、基準ノズル孔35の位置座標を検出する(ステップ1004)。
制御部7は、カメラ19により検出した検出ノズル孔位置39及び登録データ15が示す登録ノズル孔位置41から、補正データ17(ヘッドユニット補正量49、吐出開始位置ズレ量51等)を算出し(ステップ1005)、補正データ17をパターン形成装置5の制御部107に送る(ステップ1006)。
尚、基準ノズル孔35及びその基準位置(登録ノズル孔位置41)は、事前に登録データ15に登録される。基準ノズル孔35の選択に関しては、特に限定はないが、例えば、図3に示すように、ヘッドユニット25の最端のノズル孔29を基準ノズル孔35とすることができるし、各ヘッドユニット25毎に、所定のノズル孔29(例えば、左端から第10番目のノズル孔29)を基準ノズル孔35としてもよい。
ヘッド調整装置3のベース21からヘッドユニット25を取り外し、パターン形成装置5のベース121に取り付ける(ステップ1007)。
パターン形成装置5の制御部107は、回転機構123により、回転角θの位置にベース121を回転させる(ステップ1008)。
パターン形成装置5の制御部107は、ヘッド調整装置3の制御部7から送られた補正データ17のヘッドユニット補正量49に基づいて、ベース121におけるヘッドユニット25の取付位置の調整を行う(ステップ1009)。
パターン形成装置5の制御部107は、ヘッド調整装置3の制御部7から送られた補正データ17の吐出開始位置ズレ量51、記憶部113の登録データ115に基づいて、ノズル孔29からの吐出タイミングを調整し、インク等の吐出処理を行い基板上にパターンを形成する(ステップ1010)。
図4は、補正データの算出(ステップ1005)の説明図である。
撮像画像37は、カメラ19により基準ノズル孔35付近を撮影した画像である。
検出ノズル孔位置39は、カメラ19によりノズル孔29を検出した座標位置である。
登録ノズル孔位置41は、登録データ15に登録されている基準ノズル孔35の基準座標位置である。
図4に示すように、検出ノズル孔位置39と登録ノズル孔位置41との間には、ピッチズレ量43(Y方向のズレ量)、塗布方向ズレ量45(X方向のズレ量)が生じている。
ヘッド調整装置3の制御部7は、検出ノズル孔位置39からノズル列方向(W方向)の延長線上であって、登録ノズル孔位置41のY方向における座標位置が一致する座標位置を補正後ノズル孔位置47として算出する。ヘッド調整装置3の制御部7は、検出ノズル孔位置39から補正後ノズル孔位置47までの距離をヘッドユニット補正量49として算出し、登録ノズル孔位置41から補正後ノズル孔位置47までの距離を吐出開始位置ズレ量51として算出する。
尚、具体的には、ヘッドユニット補正量49=ピッチズレ量43/cosθ、吐出開始位置ズレ量51=塗布方向ズレ量45+ピッチズレ量43×tanθ、により補正データの算出を行うことができる。
以上の過程を経て、ヘッド調整装置3は、カメラ19により基準ノズル孔35の位置を検出し、検出ノズル孔位置39及び登録ノズル孔位置41から、補正データ17を算出してパターン形成装置5に送る。ヘッド調整装置3のベース21からヘッドユニット25を取り外し、パターン形成装置5のベース121に取り付ける。パターン形成装置5は、ヘッドユニット補正量49に基づいて、ベース121におけるヘッドユニット25の取付位置の調整を行い、吐出開始位置ズレ量51等に基づいて、ノズル孔29からの吐出タイミングを調整し、インク等の吐出処理を行い基板上にパターンを形成する。
このように、ヘッド調整装置3において調整の補正値を求め、事前にパターン形成装置5における取付位置を算出することにより、取付時の調整を排除して調整時間を不要とし、段取時間を短縮することができる。
図5は、補正データの算出の説明図である(ヘッドユニット25が2軸方向に移動可能である場合)。
上記の説明において、ヘッドユニット25に関しては、ノズル列方向(W方向)の1軸方向に移動可能であるものとして説明したが、2軸方向に移動可能であってもよい。
図5に示すように、例えば、ベース21及びベース121において、X方向及びY方向の2軸方向に移動可能である場合、ヘッド調整装置3の制御部7は、登録ノズル孔位置41の座標位置を補正後ノズル孔位置47として算出するようにしてもよい。この場合、ヘッドユニット補正量49として、ヘッドユニット補正量(X方向)53、ヘッドユニット補正量(Y方向)55を算出するようにしてもよい。
尚、補正後ノズル孔位置47の座標位置は、登録ノズル孔位置41の座標位置と一致するので、吐出タイミングのズレが生じないので、吐出開始位置ズレ量51は、「0」となるので、吐出開始位置ズレ量51を算出する必要はなく、吐出開始タイミングを補正する必要もない。
図6は、ベース21、ヘッドユニット25の一態様を示す図である。
ベース21及びベース121に設けるヘッドユニット25の数に制限はなく、1つでも複数であってもよい。
また、ヘッドユニット25は、各単色毎(R、G、B)に設けてもよい。また、各ヘッドユニット25に設けるヘッド27の数、配置形態に特段の制限はない。
例えば、図6に示すように、1つのベース21に1つのヘッドユニット25を設け、1つのヘッドユニット25に1つのヘッド27を設けるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、パターン形成装置5の稼働状態と一致させて、ヘッド調整装置3においても、回転機構23によりベース21を所定の位置に回転させた上で、基準ノズル孔35の位置を検出するものとして説明した。
しかしながら、ヘッド調整装置3の制御部7は、ベース21を回転させないまま、基準ノズル孔35の位置を検出し、登録データ15から読み出した所定の回転角θを用いて、演算処理により回転させた場合における検出ノズル孔位置39を算出することができる。従って、ヘッド調整装置3の回転機構23は、必ずしも必要なものではない。
また、ヘッド調整システム1では、ヘッド27は、インクジェットヘッドに限られず、レーザ照射ヘッド等、様々な加工装置を適用することができる。
また、ヘッド調整装置3は、ヘッドユニット25に対するヘッド27のノズル孔29の相対位置を検出し、検出した相対位置と登録データ15から算出した相対位置との間の相対位置ズレ量からパターン形成装置5のベース121における取付位置を補正するための補正データ17を算出するようにしてもよい。
この場合、必ずしも、ヘッド調整装置3に、パターン形成装置5と同様のベース21を設ける必要がない。
また、ヘッド調整装置3は、ノズル孔29の位置を検出し、検出したノズル孔29の位置と登録データ15との間の位置ズレ量から補正データ17を算出するものとして説明したが、ノズル孔29の位置に代えて吐出インク等の着弾位置を検出するようにしてもよい。
この場合、パターン形成装置5における吐出インク等の着弾位置を登録データ15として保持し、パターン形成装置5と同様に、ヘッド調整装置3において、基板を位置決めして載置し、当該基板に対してヘッドユニット25からインク等の吐出処理を行い、当該インクの着弾位置を検出し、検出した着弾位置と登録データ15との間の位置ズレ量から補正データ17を算出すればよい。
また、ヘッド調整装置3とパターン形成装置5とを一体として1つの装置として構成するようにしてもよいし、ヘッド調整装置3とパターン形成装置5とをそれぞれ独立した装置として構成するようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明によれば、ヘッド調整装置において調整の補正値を求め、事前にパターン形成装置における取付位置を算出することができるので、取付時の調整を排除して調整時間を不要とし、段取時間を短縮することができる。ひいては、パターン形成装置の稼働率を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るヘッド調整システム、ヘッド調整装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
ヘッド調整システム1の概略構成図 ヘッド調整装置3、パターン形成装置5の動作を示すフローチャート ヘッド調整装置3の動作時における、ベース21、ヘッドユニット25等を示す図 補正データの算出(ステップ1005)の説明図 補正データの算出の説明図(ヘッドユニット25が2軸方向に移動可能である場合) ベース21、ヘッドユニット25の一態様を示す図
符号の説明
1………ヘッド調整システム
3………ヘッド調整装置
5………パターン形成装置
7、107………制御部
9、109………CPU
11、111………メモリ
13、113………記憶部
15、115………登録データ
17………補正データ
19………カメラ
21、121………ベース
23、123………回転機構
25………ヘッドユニット
27………ヘッド
29………ノズル孔
31………スライドレール
33………リニアスケール
35………基準ノズル孔
37………撮像画像
39………検出ノズル孔位置
41………登録ノズル孔位置
43………ピッチズレ量
45………塗布方向ズレ量
47………補正後ノズル孔位置
49、53、55………ヘッドユニット補正量
51………吐出開始位置ズレ量

Claims (12)

  1. 基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置であって、
    少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースと、
    少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースと、
    加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持手段と、
    前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出手段と、
    前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出手段と、
    前記補正データに基づいて、前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置少なくとも調整する調整手段と、
    を具備し、
    前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、
    前記補正データ算出手段は、
    前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出し、
    前記調整手段は、
    前記ヘッドユニット補正量に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正することを特徴とするパターン形成装置。
  2. 前記補正データ算出手段は、
    前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を前記補正データである加工開始位置ズレ量として更に算出し、
    前記調整手段は、
    前記加工開始位置ズレ量に基づき前記加工処理のタイミングを調整し、加工方向の前記位置ズレ量を補正することを特徴とする請求項1記載のパターン形成装置。
  3. 前記位置検出手段は、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出するための撮像装置を具備することを特徴とする請求項1または請求項のいずれかに記載のパターン形成装置。
  4. 記第2ベースを前記回転角度の位置に回転させる回転手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  5. 記補正データ算出手段は、前記回転角度に基づいて、前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかのデータに回転演算処理を施すことを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  6. 基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置における調整を事前に行うヘッド調整装置であって、
    前記パターン形成装置は、
    少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースを具備し、
    前記ヘッド調整装置は、
    少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースと、
    加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持手段と、
    前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出手段と、
    前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出手段と、
    を具備し、
    前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、
    前記補正データ算出手段は、
    前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を、前記距離に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正するための、前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出することを特徴とするヘッド調整装置。
  7. 前記補正データ算出手段は、
    前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を、前記距離に基づき前記加工処理のタイミングを調整して加工方向の前記位置ズレ量を補正するための、前記補正データである加工開始位置ズレ量として更に算出することを特徴とする請求項6に記載のヘッド調整装置。
  8. 前記位置検出手段は、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出するための撮像装置を具備することを特徴とする請求項6または請求項のいずれかに記載のヘッド調整装置。
  9. 記第2ベースを前記回転角度の位置に回転させる回転手段を具備することを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれかに記載のヘッド調整装置。
  10. 記補正データ算出手段は、前記回転角度に基づいて、前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかのデータに回転演算処理を施すことを特徴とする請求項から請求項9までのいずれかに記載のヘッド調整装置。
  11. 基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置におけるパターン形成方法であって、
    前記パターン形成装置は、少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースと、少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースと、を具備し、
    加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持ステップと、
    前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出ステップと、
    前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出ステップと、
    前記補正データに基づいて、前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置少なくとも調整する調整ステップと、
    を具備し、
    前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、
    前記補正データ算出ステップでは、
    前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出し、
    前記調整ステップでは、
    前記ヘッドユニット補正量に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正することを特徴とするパターン形成方法。
  12. 基板に対してヘッドによる加工処理を行いパターンを形成するパターン形成装置における調整を事前に行うヘッド調整装置におけるヘッド調整方法であって、
    前記パターン形成装置は、少なくとも1つの前記ヘッドが設けられる少なくとも1つのヘッドユニットを着脱可能な加工処理実行用の第1ベースを具備し、
    前記ヘッド調整装置は、少なくとも1つの前記ヘッドユニットを着脱可能な事前調整用の第2ベースを具備し、
    加工処理実行時の前記第1ベース側における、前記ヘッドユニットの取付位置と、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと、前記第1ベースの回転角度とを含む登録データを保持する保持ステップと、
    前記第2ベース側において、前記登録データの前記取付位置に前記ヘッドユニットを位置決めし、前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかを検出する位置検出ステップと、
    前記検出した前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと前記登録データとの間の位置ズレ量に基づいて補正データを算出する補正データ算出ステップと、
    を具備し、
    前記ヘッドユニットが前記第1ベースと前記第2ベースに対して少なくとも1つの軸方向に沿って移動可能に設けられ、
    前記補正データ算出ステップでは、
    前記第2ベースを加工処理実行時の前記第1ベースの回転角度で回転させた場合の、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から前記軸方向の延長線上であって、加工処理実行時の前記第1ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置の少なくともいずれかと加工幅方向の位置が一致する位置を補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置として算出し、前記第2ベース側における前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置から補正後の前記ヘッド側の着目部位の位置または前記基板側の着目部位の位置までの距離を、前記距離に基づき前記ヘッドユニットを前記第1ベースに対して前記軸方向に沿って移動させ取付位置を調整して加工幅方向の前記位置ズレ量を補正するための、前記補正データであるヘッドユニット補正量として算出することを特徴とするヘッド調整方法。
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